「松本先生に会えて」 福井県 A.K (長男10歳・長女6歳)

 私には、10歳と6歳の二人の子供がおります。10歳の長男は、ちょうど5歳ころに、おしりにアトピーが出始めました。それまでは、乳児湿疹(乳児だけに特別に見られる湿疹というものはありません。ちょうど思春期湿疹などという病名も意味が無いのと同じ様に乳児湿疹という病名も言葉の遊びです。皮膚科の病名は2000以上もありますが、病気の本質とは全く関係の無い病名だらけです。皮膚科の領域で正しい必要な病名は数十に過ぎないと考えます。この患者さんの場合も正しい病名はアトピー性皮膚炎なのです。もっと正しく言えばアレルギー性皮膚炎なのです。)は一時あったものの、この子がアトピーになるなんて全く思ってもいませんでした。おしりの湿疹がなかなかよくならないので、母親として、なんとかしてあげないと・・・と病院に通い始めました。

 最初に行った病院で出された薬は、ジフラールというものでした。当時、私はステロイドなんて言葉も知らずただお医者さんの言う通りにその薬を塗っていました。確かに、最初の数回は魔法のようによく治り、「病院に行って良かった」とか「治って良かった」とか、今思うと愚かでバカみたいなことを思っていましたが、次第にいくら塗っても治らなくなってきました。そこで、人づてに良いと言われている病院に移ることになり、そこで初めて、今までもらっていた薬が、ベリーストロングのステロイドであることを聞かされ、愕然としました。それからは、一応私も薬について色々自分でも調べるようになりました。

転院した病院では、なるべくステロイドを使用しない治療をしていましたが、それでも弱いステロイドは、少しは使うし、抗アレルギー剤を飲んだりしていました。(とにかくステロイドである限り、ストロングもウィークも無いのです。免疫を抑える限り弱くても強くてもステロイドの効果が切れれば元の症状よりもひどくなるというリバウンドがある限りは見せかけの薬に過ぎないのです。お母さん方はステロイドは悪者だけれども、抗アレルギー剤や抗ヒスタミン剤等は無害だと考えがちです。残念ながら、抗アレルギー剤も抗ヒスタミン剤もステロイドと同じく免疫を抑制しているだけで、同じ穴のむじなの悪者なのです。しかも抗アレルギー剤が投与される時には痒み止めとして出されるのですが、完全に痒みが止まることは絶対に無いわけですから、ますます服用する意味が無いわけです。しかも抗アレルギー剤を止めた後のリバウンドの皮膚の症状はステロイドを止めた時ほどひどくなることは無いのですが、体の内側に潜んでいるヒスタミンを放出する肥満細胞の働きを止めただけですから、止めた時に体内の奥深くが痒いだけで、掻いても皮膚を破りきれずに異物を出すことが出来ない分だけステロイドよりも尚一層悪質だと言えます。つまり出し切れない異物はいつまでも体内に残ることになるのです。再びその残った異物を排除する為にもう一度アレルギー反応が起こることになり、二倍の苦痛を味わう事になるからです。ザジデンという商品名で売られているケトチフェンは代表的な抗アレルギー剤であり、肥満細胞からのヒスタミンをはじめとする化学伝達物質の遊離を抑制し痒みをとる目的で一番良く使われています。しかしこの抑制の効果が切れてしまった時に地獄のような痒みにさいなまれ苦しんだ数多くの子供達を知っている私は声を大にして叫びたいのです。アトピーの治療にステロイドも抗アレルギー剤も抗ヒスタミン剤も使うなと。)10歳の子供が、毎日こんな薬を飲むことに不安も募り、こんなことが続いていいのだろうか・・・と疑問を抱きながら、でも、ほかに良い病院を知らないし、ここに通うしかない(このまま放っておくことはできないし)・・・というのが当時の私の心境でした。(患者さんは病院に行くのは病気を完全に治したくて通っているわけですから、こんな不安を感じる前に医者に聞くべきです。まず第一に抗アレルギー剤はアトピーを治すことが出来るのか?誠実な医者であれば治せないと答えるでしょうから、それでは何の為に飲んでいるのか?と聞くべきです。すると痒みを止める為だと言うでしょう。しかし痒みは軽減しても完全になくなることは無いといずれ気が付くわけですから、その時には飲み続けることを止めれば良いだけです。ところが止めてその後どうしたら良いのか分からないのが現代の医療の問題点です。勿論私の医院を知ってもらえば飛行機に乗ってでも来てもらっても良いのですが、私の医院は残念ながらあまり知られていないようです。

それでは次に治せると自信を持って断言できる医者に対して次のように聞くべきです。他の医者が治せないと言っているのに何故どのようにあなただけ治せるのですか?と。ある医者は言うでしょう。プロだから任せてくれ!とか、素人が理解するのには難しすぎる!と言って煙に巻くでしょう。また私のようにインターネットでアトピーを治す理論と証拠が無料で読めるから5回以上読んで来てください!とか。しかし私の書いたインターネットが全てねつぞうであったらどうしますか?つまり私が天才的なペテン師だったらどうしますか?という問題が残ります。ここまで考えてくると最後に究極の答えが必要となります。つまり嘘をついて患者を集めてお金を稼げば少なくとも患者さんが払ったお金は返すのみならず、罰として2倍返しをする法律が必要となるでしょう。しかし現代の国会でそのような法律が果たして通るでしょうか?実際に医療関係の本が巷に溢れていますが、何と嘘が多いことでしょうか。「○○の難病が治る」というタイトルの書物が売名行為と無責任な金儲け主義の出版社や著者によってなんと沢山書かれていることでしょうか。「嘘をついてお金を儲ければ罰せられる」という法律が国会で通れば無責任な医療をはじめとする全ての知的犯罪は激減するでしょう。そして国民は幸せになれるでしょうに。)

通い始めて半年が経ったころ、ついに食事制限をしなくてはならないと言われ、小麦粉、牛乳、大豆、魚、野菜の一部・・・etc・・・アトピーの食事制限の定番である、様々なものが食べられなくなりました。(何故食事制限する必要があるのかを医者は説明すべきです。医者は答えるでしょう。アレルギー検査でこれらの食べ物に反応があったからと。それでは昔の人は何故このような同じ食べ物を食べてもアレルギーを起こさなかったのでしょうか?医者は答えるのに戸惑うでしょうが、それに対する答えは実に簡単です。現代の小麦粉は農薬入り小麦粉であり、現代の牛乳は農薬入り、防腐剤入り、抗生物質入り牛乳であるからです。以下全て同じです。従って結論は次のようになります。確かに全ての化学物質の入っていない食べ物を食べない限りはアレルギーは絶対に生じないでしょう。しかし農薬の入っていない食べ物があるでしょうか?つまり全ての食べ物を摂取しなければアレルギーは絶対に生じないでしょう。しかしそんなことをすれば栄養失調どころか死んでしまいます。次に聞くべきは、仮にこのような食べ物を食べないとすれば、死ぬまで食べられないのかどうかです。これも不可能なことです。実を言えば、自然後天的免疫寛容は生きる為に無理やり化学物質入り食べ物からはじまるのです。つまり毎日大量に入ってくる化学物質を食べれば食べるほど早く免疫は相手が強いということを知り、敗北を宣言し、いわゆる自然後天的免疫寛容になってしまうのです。従って、現代医学の除去食療法というものほど無意味なアドバイスはないのです。ちなみにこのような療法をした人の中に、自然後天的免疫寛容を起こせずに大人になっても食べ物に対してアレルギーを起こす人が散見されます。ここで注意しておかなければならないことは、大量にアレルゲンが一挙に体内に侵入するとアナフィラキシーショックを起こして気管支が急激に細くなり呼吸困難になって窒息死したり、また全身の毛細血管が弛緩して血圧が一挙に下降してしまい自然後天的免疫寛容を起こすまでに死んでしまうことがありますので、勝手に大量のアレルゲン入り食べ物を摂取しすぎてはいけません。)育ち盛りの子供が食べたいものを我慢しなければならない・・我慢してもアトピーは一向に良くならない・・・。親子で暗〜い気持ちの毎日でした。そして、ついに妹のほうのおしりにも、湿疹が出来始めたのです。お兄ちゃんが始まったころの年齢と同じ時期に・・・。私にとっては、もうお先真っ暗という感じでした。兄妹そろってアトピーだなんて。(私のことを知ってしまえばアトピーになったことを実は喜ぶべきことだということがお分かりになるのに、こんなに嘆かれるのは心が痛みます。アトピーの症状が強ければ強いほど、少なくとも異物を認識する能力が高いということを証明しているのです。従って人間にとって異物である癌細胞などをTリンパ球が認識する能力は高いと考えられますから、癌で死ぬ確率も少なくなると私は考えているからです。しかも皮膚の症状が出れば出るほど体内の環境は汚染されていないということになるからです。)

そして、運命の2002年6月中旬。今年の冬に体を冷やし、春先から冷えによる無菌性の膀胱炎の症状で調子の悪かった私は、なんとなく、漢方薬ってどんなだろうとインターネットで色々と調べ物をしていました。そこで、ほんとに偶然・・・松本医院のホームページを見つけました。もう、膀胱炎どころじゃありません。先生のホームページをプリントアウトして一生懸命読みました。患者さんの手記を読んで、涙が出ました。うちの子のおしりも、赤ちゃんのときのような頬擦りしたくなるようなおしりにまた戻れるかな・・・そんな気がしました。 即、会社に行っている主人の携帯に電話をし、今度そこへ(松本医院)へ行ってみようと思うと伝えました。実家の両親にも電話しました。でも、「インターネットって信じられるの?」っていうのが正直言って最初の反応でした。(その通りです。インターネットだけではありません。全ての情報は信頼にたるかどうかは誰が保証してくれるのでしょうか?やはり嘘をついて情報を流し、それによりお金を儲ければ2倍返しの罰を受けるという法律を作るべきです。何故このような法律ができないのでしょうか?)周りの人に何を言われようと、今このまま現在の病院に通い続けて治るか治らないか分からないより、だめもとでもいいからすがってみたい・・そう思い、先生にメールを書きました。返事なんていただけるとは思っていませんでした。ところが、先生は私のメールに返事を下さり、そこには、アトピーは治りますと書かれていました。私の心は、決まりました。ここで治してもらおう・・と。

 6月末、初めて松本医院を訪れました。待合室は不思議な薬の匂いでいっぱいで、普通の病院とは全く雰囲気が違っていました。先生は、患者さんの手記に書かれてある通り、そのままの方でした。子供たちに、治してあげるからな!と声を掛けてくれ、食事制限などはしなくて良いと言われた長男は、ずっと我慢していたミスタードーナツ(これは体に良いとは私は思えないけれど久しぶりだったので)を診察が終った後に階下のお店に入り、本当においしそうに食べていました。「これから、何でも食べていいんだね。おしり痒いの治るんだね。」本当にうれしそうで、明るい顔でした。子供ながらに、「ぼくのおしりは治らない」と思って暗い気持ちになっていたのだと思います。(元来アトピーは病気でないのに病気だと思い込ませた上に、更に治らないと思い込ませる現代の医療、医者は一体何をしているのでしょうか?その結果子供に対しても大きな心理的・肉体的プレッシャーをかけ続け正常な発育さえも阻害してしまう現代の世界の最新のアレルギー医療とは一体なんでしょうか?)

 家に帰って、早速せんじ薬を飲ませようとしましたが、すごい匂いと味に子供は二人とも涙を流して嫌がるし、最初はせっかくもらってきたのにどうしようと思いましたが、牛乳を入れて飲んでみたら、飲めるというので、今は頑張って飲んでいます。相当のリバウンドを覚悟していましたが、それほどでもなく、長男も長女も最初の1ヶ月でかなり綺麗になりました。

 8月に入ると、二人とも、またブツブツが出だし、長男の方は、出てはおさまり、11月現在繰り返しています。それでも、松本医院にかかる前の状態なんかとは比べ物にならないくらい、おしりのツルンがもどっている状態です。ブツブツは一部に出ているにすぎません。(以前はおしりの上部から太ももの上部にかけて相当なものでした。)本人も、かゆがることがなくなり、快適に毎日すごしている様子です。長女のほうは、最初の一ヶ月でかなり綺麗になりましたが、9月頃よりかなりおしりが赤い状態が続いており、なかなか良くはなっていませんが、リバウンドだからと、私も本人もいずれ良くなることが分かっているので、楽に構えています。先生がおっしゃるには、妹の方が抗体値がかなり高く、兄よりひどいとのこと。そのせいだと思います。(春や秋の季節変わりに症状が出るのは空気によって運ばれてくる花粉と結びついた化学物質(例えばディーゼルエンジンの排気粒子など)が皮膚の傷口に付着したりして、それを排除しようとするアトピー反応なのであります。特に花粉によって運ばれる化学物質に対する自然後天的免疫寛容は起こりにくいのです。それは同一の花粉に出会うのは一年に一度しかないからです。従って季節変わりの前後に出た症状はほとんどが花粉の運ぶ化学物質によるものです。また春秋の季節変わり以外の時期に突然出現する症状は、多くは一過性の大量のハウスダストやダニに運ばれる化学物質によるものです。結論から言いますと、自然後天的免疫寛容が一番起こりやすいのは無理やり大量に毎日口に入れなければならない食べ物や飲み物に含まれる化学物質に対してであり、次に無理に接触する必要はないがやはり生活の中で自然に毎日出会うハウスダストやダニに運ばれる化学物質であり、最後は年に一シーズンしか会わない花粉に運ばれる大気汚染化学物質であります。)

お薬のほうも、二番煎じまで飲む余裕はなかなか子供たちにないのですが、一番煎じは必ず飲んで子供たちもがんばってくれていますので、いずれ完治の手記を書けることを楽しみに、5ヶ月目に入った状態を一応中間報告させていただきました。

 何でも食べさせられて、普通に生活できて、アトピーが治せるなんて、こんなありがたいことは、ありません。子供に食べたい食事を我慢させることほど、母親として辛いことはないので、今、普通の病院に通って、ステロイドを塗って、食事制限をさせていらっしゃるお母様方に、一日でも早く、松本先生の所へいらっしゃることをお勧めしたいです。

 高槻から遠く離れたこの地で、松本医院の噂なんて聞くチャンスもなかった私ですが、ほんの偶然から松本医院を知ることができ、あの時、膀胱炎で悩まなければこんなこともなかったんだと、ほんとにこの偶然とインターネットに感謝する毎日(もちろん先生にも)です。(本当に幸せな膀胱炎ですね。)この続きを書ける日を楽しみに、親子で頑張ります。(医療機関がどんな治療をしているかを大々的に宣伝できないのは極めて不合理です。結局患者さんは多くの場合噂や仲間の話を聞いて医院を選ぶわけですから、これも口コミ宣伝という結果です。口コミ宣伝は許して正しい医療機関の宣伝を許さないのは何故でしょうか?しかも噂というのは必ずしも正しいわけではないわけですから、責任のある医院の宣伝を許すべきです。標榜科目の看板だけしか許されていないのはやはり問題があります。最後に、やはりその宣伝に誤りがあれば法律で罰するべきです。国家が法律で一般国民を守るべきです。)

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

2002.11