「小児科と松本医院」  藤井さん 4ヶ月

・小児科

<生後2週間目>

 顔にポツポツと湿疹が出始める。沐浴時に石鹸を使い洗うように指導を受ける。(沐浴時に石鹸を使わない母親がいるでしょうか?つまらないアドバイスです。)

<生後1ヶ月〜2ヶ月>

 1ヶ月検診時に乳児脂濡性湿疹と言われる。日によって湿疹が酷かったり、そうでなかったりスキンケアーをして様子を見ることになる。3ヶ月に入り小児科へいくように勧められる。(乳児脂濡性湿疹がアトピーの始まりの症状であるのが大部分です。)

<小児科へ>

 生後3ヶ月〜4ヶ月後半まで薬・・・多いときで7種類、塗り薬3種類(起床30分前・授乳後・食間)×3回、夜就寝前・・・を服用する。3ヶ月の娘にこんなに薬を服用させ親として罪を感じる。(これだけ沢山の薬を飲ませて何をしようとしているのかが分からないのが問題なのであります。これによってアトピーが治るかどうかを医者は母親に伝えるべきです。もちろん治せるはずもありませんが。)母乳から食物アレルギー用ミルク(普通のミルクとどう違うかを説明すべきだし、何故母乳がだめなのかを説明すべきであるにもかかわらず、医者の言うままに母親も従うところが問題であります。何故ならば人類発生以来、あるいは哺乳類動物発生以来哺乳動物は母乳で乳児を育ててきたのに、何故母乳が駄目なのかを医者のみならず、母親も考えるべきだったのです。勿論、母乳の中の豊富な蛋白と結びついた農薬を始めとする化学物質が大量に入っており、これが乳児に異物と感じさせアトピーが出現するからなのであります。本当に医者も母親も何故という疑問を全く感じないのは一体何なのでしょうか?これは現代の教育が記憶を重んじて、何故という思考をトレーニングしなかったためだと思います。)に変えたため嫌がって飲まず、私の目を見て訴えかけるように泣く娘の姿に悲しくなる。後日、先生に「食事制限をするので母乳でいきたい。」と伝えるが「加工食品もあるので無理。」(この医者は加工食品がアレルゲンと考えているのでしょうか?とすればアレルギー用ミルクも加工食品ではないでしょうか?)と言われる(母乳を飲ますことができないなんて母親として恥ずかしい)。2週間後から何とかアレルギー用ミルクを飲んでくれるようになる。(漢方治療を始めた日から普通の粉ミルクに変える。)(食事制限は全く意味のないことです。勿論ミルクならば母乳が最高ですし、当然母乳を飲ませるべきです。母親が食べた食事に含まれている化学物質が母乳に入り、母乳の蛋白と結びついた化学物質がアレルゲンになるわけです。加工食品でも化学物質が入らない限りはアレルゲンには成り得ないのです。近頃、母乳にダイオキシンが入っていることが明らかになり、母乳を飲ませない母親がいます。これも愚かなことです。何故ならば、ダイオキシンは食べ物から入ってくるからです。従って正しい答えは、食べ物を何も食べないことです。しかし不可能なことです。)

スキンケアー・・・湿疹の出ているところを中心に石鹸で1日5〜6回洗って塗り薬を塗る。

 毎日が時間刻みの生活になり、娘がスヤスヤ寝ていても薬の時間なので起こさなくてはならず辛い思いをする(薬の回数が多すぎて、少しでも時間がずれると真夜中にも服用させることになる)。家事に合間に156回の沐浴か風呂にはじまり、アレルギーに対して「良くない」と聞けば何であろうとできることは全て変えていった。(風呂に出きる限りはいりなさいというおろかな医者がいます。ネパールやチベットでは一生に一度も風呂に入った事がないという人々が沢山います。しかし彼らの中にアトピーは誰もいません。何故でしょう?彼らの生活は中世の時代と変わらないからです。つまり近代工業が作った化学物質がほとんど侵入していないからです。)しかし、娘の湿疹は良くなるどころか次第に範囲が広がっていき、ステロイドの塗り薬が出されてしまった。(つまりこれは食事制限しようともアレルギー用ミルクに変えようともいわゆるスキンケアーを十分にしても、さらに多種多様の抗アレルギー剤を服用してもアトピーの治療には全く意味がないということを証明しております。)(ステロイドは使いたくない・・・)そんな生活の中で私自身疲れ果て、物事の考え方がマイナス思考へと変わり 気持ちも不安定になり始ていく。210日朝、風呂上がりの娘を拭いていると湿疹が膝裏に出ていることに気づく。(とうとう足にまで出始めた・・・今の治療を続けていても治らない。このままでは薬漬けの生活になってしまう。)以前、私がアレルギーでお世話になった松本医院に行くことにした。(この母親もおろかです。私がアレルギー性鼻炎を良くしてあげたのに、何故私の医院を思い出さなかったのかと思います。恐らくアトピーとアレルギーは違うものだと考えていたのでしょう。)

・松本医院

<漢方風呂治療>

 早く治すため1回に2袋煎じる。そして、できるだけ濃い目で入れたいので1回目は沐浴で、2回目は主人がお風呂に入れるようにした。「1回に最低1時間入って欲しい。」ということだった。娘はまだ4ヶ月だったので長時間入ってくれるか心配だったが、部屋を暖め漢方風呂の温度を37度に保ちなんとか40分〜1時間(1日約2時間)入ってくれた。

<治療13日目>

 消毒も効いているのか耳たぶのジュクジュクが治まる。痒みが止まらないので顔中を引っ掻き、湿疹や傷が漢方で染まって茶色になる。

<4日目〜2週間>

 顔に出ていた湿疹もほとんど目立たなくなる。以前は引っ掻くとすぐに出血していたが、皮膚が強くなったのか出血しにくくなった。

<3週間〜3ヶ月>

 今まで湿疹が出ていなかったところに出始める。しばらくすると治るがまた出るというリバウンドが続く。日に日に皮膚が強くなっていくのが分かるようになる。引っ掻いても出血せず治りが早くなった。(松本医院を訪れた頃から私自身気持ちにゆとりが持てるようになっていた。もう薬を飲ませなくていい。時間に追い立てられることもなく、娘をゆっくり寝かせてあげられる生活。日増しに良くなっていく娘。)

<3ヶ月後>

 すっかり娘の顔はきれいになり漢方風呂は終わる。後は、「まめに消毒をして、石鹸で体を洗い塗り薬をつける」で様子を見ることになった。(嬉しかった)(これだけ早く良くなったのは、やはり母親が最後までステロイドを使わなかったからです。いかにステロイドが完治への大障害になるかがご理解できるでしょう。)

治療を終えて・・・

 大変なときもあったが、「必ず治る」という気持ちとどんなときも一緒になって助けてくれた主人がいてくれたのでやってこれたのだと思う。親として「根気」を必要とされた治療だった。(もう完治され来院されておりません。)