「親子のアトピーを治しています。」 高原拓海 10ヶ月

 平成11年5月9日息子が10ヶ月のときアトピーになりました。実家に息子と二人で遊びに行き、昼御飯が終わり30分ほどすると息子の顔が赤くなり痒がりました。泣き叫びながら私の服に顔をこすりつけていました。しばらくすると目も耳もすごく腫れあがり空気を入れたようにパンパンになり、耳からは汁も出てきて別人のようになってしまいました。(実を言えば、アトピーは突然にこれほど重篤な状態で出るものではありません。それまでにすでに母親が気が付かない程度に異物が皮膚から排除されていたのです。)その日は日曜日だったのでどこも病院は休みだろうと思い、次の日に茨木にある皮膚科に連れて行きました。診察してもらうとアトピーと言われ、痒み止めの飲み薬・ステロイドの塗り薬をもらいました。私はステロイドの薬を使うのは嫌だったので違う病院を探すことにしました。いろいろ知り合いに尋ねると、ステロイドを使わない病院があることを知りました。それが松本医院でした。

 次の日、朝一番にさっそく行きました。まあ、また自分に納得のいかない病院だったら、また違う所に行けば良いという気持ちでした。

 色々説明を聞き、先生は「何でも食べさせたら良い、痒かったら掻かせたら良い、毒素が出ている証拠なのだから。」と言ってくれました。(私は毒素などという抽象的な言葉は使ったことはありません。常に言っているのは農薬を代表とする人工化学物質が皮膚を通して免疫を働かせて排除するのがアトピーであると。)ずっと掻かせないようにと思っていた私は、この言葉に何度救われたか分かりません。でも初日はまだ信じていませんでした。先生は「絶対治してあげるから。」と強く言うだけでした。それと私の腕を見て息子と一緒にやっていこうと、私も診てもらうことになりました。初診だったせいもあり二人で2万4千円くらいで、漢方薬はこんなに高いのかとびっくりしました。(最初のアレルギー検査に費用がかかります。さらに症状の重篤な人は保険の利かない漢方浴剤を出すので初診の費用は高くなります。)私の家ではすごい大金です。もうお金を払ったのだからやるしかないと心に決めました。(従って、私はこのような患者さんにいつも言っているのですが、「治らなかったら払ったお金を全て返します。おまけに銀行の利子もつけて。」と。)家に帰って早速ミシンを出し、ガーゼのハンカチで袋を縫いました。漢方のお風呂に入って2・3日すると息子も私もつるんときれいになり、本当に治るんだと思いました。その後、息子も私も体にプツンとニキビのようなものができ、体がガサガサになり、ひどい状態になりました。でも心配はしていませんでした。それは最初にいろんな人の文章を読み、こんな風になることを知っていたからです。毒素が出てるねんなぁと思っていました。病院に行くようになって4ヶ月になります。息子は顔も体もきれいになり、つるつるです。あとは足首のガサガサだけになりました。私はいつもの夏に比べ、すごくましです。私の母がびっくりするほどです。(このようにアトピー完治の手記を読んでもらうと、全てが分かってもらえますから私のほうも治療がとてもしやすくなります。まさにこの目的の為にこの手記も書いてもらっているわけです。)

 アトピーと私は小さい頃からずっと付き合ってきました。そして息子がアトピーになり戦わねばと思い、そして今はアトピーが治ろうとしています。絶対に治らないと思っていたし、先生のことも信じていませんでした。でも自分の体を見て、本当に松本医院の戸を叩いて良かったと思います。

 先生、皆さん、これからも親子共々よろしくお願いします。(この方も手記にあるようにどんどん良くなりつつあります。)