「無  題」 宇山大貴() 1歳

 

  息子の顔に湿疹が現れたのがちょうど生後1ヶ月を過ぎた頃。耳切れもあり典型的なアトピー顔、嫌な予感とともに近所の小児科を訪れるとビンゴ!ペタッとステロイドを塗られて「アトピー性皮膚炎について」と題したしおりを手渡されハイ次の方。覚悟はしていたもののアトピー≠フ一言に目の前が暗〜くなる(アトピーってあまりにイメージがよくない。アトピーの子をもつ親≠ネんていかにも苦労の代名詞のような・・・)

ステロイドは絶対使わないでいこうと心に決めていたので木酢やら、いろいろ試したもののいい結果が得られず困り果てていた。そんな時インターネットで松本医院の存在を知る。漢方!これだ。遠方に住んでいるので少し迷ったものの、車で4時間かけていざ大阪へ。漢方の入浴剤と塗り薬等を処方してもらう。「治るよ」の一言にその時は本当かしらん・・・≠ニ思ったが(失礼)信ずるものは救われる!その日から毎日せっせと大鍋で漢方を煮出し(今はすっかり慣れたけどかなりの独特の臭い・・・コーポ住まいなので近所の人ごめんなさいでした)一日に何度もお風呂に入れる日々が始まった。

翌日から調子がいい、なんだこんなことならもっと早く診察してもらえばよかった!などと楽観したのもつかの間3日もすると診察前よりもひどくなってきた。しかし、「ほほぉ、これがいわゆる好転反応なのかも?方向は間違ってないのだ。」と信じながらお風呂に入れ続ける日々(今思えば一日中お風呂に入っていた気分当時は育児休暇だったからこそ出来たのかも)日々重くなっていく我が子を実感し行きつ戻りつの毎日・・・。しかし3ヶ月もするとあごの一部を除いてすっかりきれいになってしまった。その後、離乳食を始めると大豆や卵に反応したが(血液検査では卵白のみ陽性)それも徐々に大丈夫になり、2歳現在すっかりキレイに。

しかし、この冬落着いていた肌に異変が。再び手足がかさつき痒がるようになった。(最近では乾燥した部分だけに漢方をつけていたが)気合を入れて朝夕の漢方風呂を開始!するとまたすっかりキレイになった。改めて漢方の実力を実感。夏はとびひやあせも、冬は乾燥、現在は水いぼ・・・とトラブルは多いけど、痒くて眠れないということもなく元気で毎日を過ごしています。

先生ありがとうございました。今後とも宜しくお願い致します。