「インターネットで松本医院をみつけて」 赤崎 ひとみ 6歳 友人に紹介されて娘が松本医院に通い始めて3ヶ月になります。実は私自身アトピーで悩み、ステロイド軟膏や抗アレルギー剤の副作用で皮膚が薄くなり、物がすれると内出血し、日光が当たるとかぶれ腫れ上がりムーンフェイスになり、辛い毎日を送った経験があり、娘には同じ苦しみを味わわせたくなくてステロイドを使わない治療をしてくれる病院を探していました。(おそらく、日本全国で100%ステロイドを使わない病院は松本医院だけでしょう。その理由はいくつかあります。まず第一に全国の全ての大学病院の皮膚科では必ずアトピーの治療でステロイドを使います。皮膚科の開業医は大学の皮膚科で学んだやり方をそのままそっくり自分の医院でやるからです。二つ目はアトピーは治らないものだとされているからです。従ってステロイドを使って一時的に症状を取ることだけが皮膚科の仕事だと考えて、使ったステロイドの副作用は仕方のないものとあきらめているからです。三つ目は私のような創造的破壊を最後まで徹底的に追求できる医者が少ないということです。つまり大学で教えられることが必ずしも正しい訳ではないと気が付いて、ステロイドを用いずに最後まで患者の経過を追及し得た医者が殆どいないということです。第4番目に私のように西洋医学を知り、同時に漢方医学を学ぶ機会に出会うことは稀であるためです。私のように20年に及ぶ難治な偏頭痛を漢方で治してもらい漢方の凄さを肌身で体験できる医者も少ないのです。普通西洋医学で十分に飯が食える時に、新たに漢方医学を勉強し直す医者も少ないものです。第5番目にステロイドを止めた時に出現する離脱症状を最後まで勇気を持って見届けるという責任感と勇気を併せ持った医者が少ないからです。私は15年間ステロイドを一切用いずにアトピーの治療をやってきましたが、始めの頃は患者の行く末が不安で夜も眠れないことがありました。現在でもステロイドを大量に使用してきた重症患者には、自宅の電話番号を教えて休みの日にも電話をかけるようにしています。このような努力の結果自然後天的免疫寛容の理論を発見できたのです。第6番目に、私は製薬メーカーには何の義理もないので薬の副作用については声を大にして叫ぶことができるからです。)しかしなかなか見つからなくて、ステロイド軟膏を症状の悪化した箇所に年2回、季節の変わり目に2週間ほど塗っていました。良くないと解っていましたが、常用さえしなければ副作用の心配もないだろうと勝手な素人判断をしていました。(いかなる状況でも免疫を抑制すれば、必ず免疫から仕返しを受けるのです。免疫は生死に関わらない時は絶対に抑制してはならないのです。言わば不可侵の領域であるからです。というのは、免疫の働きがあるからこそ人間は目に見えない無限の敵であるウイルスや細菌をやっつけて生きのびることができたのです。常に免疫を考えるときはこの事実を忘れてはならないのです。 ところが治療を始めて1週間目の朝、娘の肌に変化が表れました。赤い湿疹が水疱となり、背中・膝・肘・腰まわり・指・太ももと、体のあちこちに出始めたのです。特に多く水疱になった箇所は以前に塗っていた所でしたが、2箇所程記憶にない場所もあり主人に相談した所、乳児の頃(2歳)まで同じ様に軟膏を塗っていた箇所だと思い出しました。改めてステロイドの怖さを思い知らされ、それに気付かせて頂いた先生に感謝しています。 リバウンドの症状は思っていたよりもきつく、皮膚炎が悪化したのでヘルペスの心配もありました。先生に電話で相談すると、松本医院までは遠いので近くの内科医は行くよう指示して下さったので、いつも通っている小児科は行って診察してもらい、ヘルペスの心配はなくなりました。しかし胸がヒューヒューいっていると言われ、半信半疑で翌日松本先生に診察してもらって初めて喘息を受け入れることができました。リバウンドで出たのは皮膚炎だけでなく、喘息も出たのです。今まで4年間で、1度だけ風邪を引いて少しゼーゼーしていると言われ気管支拡張剤を飲ませたことがあるぐらいで、まさか喘息まで体にくすぶっていたとは思いませんでした。しかし、皮膚炎も喘息も日に日に良くなっていきました。(ステロイドを止めると免疫は眠りから覚め、活発に自分の仕事をし始め、IgE抗体を皮膚や気管支の粘膜で使い始めます。皮膚で使った時に出る症状をアトピー性皮膚炎と言い、気管支の粘膜で使った時に出る症状を気管支喘息と言います。本質的には全く同じことであり異物を出す場所が異なるだけです。もちろん他の医者は二つとも治すことができませんが、私は二つとも完全に治すことができるのです。) 皮膚炎は2週間程痒み、痛みに悩まされました。14日目の朝、起きた娘の布団にはがれた皮があちこちにあり、歩いた跡に皮が落ちていたりと毎日何箇所かの皮がポロポロはがれていましたが、その1週間後には白い肌が所々見えるようになりました。 今現在もまだ湿疹が出たり引いたりの毎日ですが、これからも完治に向けて治療していきます。元気に幼稚園に通っている姿を見ると嬉しくなります。煎じ薬も未だにえずきながら毎日飲んでいます。先生、これからもよろしくお願い致します。(現在は完治され来院されておりません。) |