お世話になっております。先生にお世話になりましたH市在住の池谷です。 先日は花粉症の治療をお願いしていたのですが、今年は、風邪をひいたり、体調自体を崩してしまい、花粉症が治ったかどうか、確認できないまま、その時期を過ぎてしまいました。その意味ではまた、来年を待って、花粉症の治療結果の手記を書きたいと思います。さて、もうひとつの治療である紫外線アレルギー(と思われる)の首の湿疹の方の手記を遅ればせながら書きましたのでお送りします。お役に立つものかどうかわかりませんが、嘘偽りはなく、書きましたので、参考にしていただければ幸いです。 「紫外線アレルギーの手記」 池谷 尚紀 33歳
私のアレルギーは、首の周りに出るアトピーのようなもので、太陽光に当たると、その症状が出るものでした。夏場だけの季節的なものであり、他の方に比べかなり軽度な症状といえます。そのため、特に薬にも頼らず、対策としては、首の周りにタオルを巻いて、紫外線を遮ることぐらいであり、また、それが有効であったため、ステロイドは全く使っていない状態でした。だからこそ今回の治療では、苦労もなく、期間も短く完治したようです。そんなわけで、治療についての手記自体は、あまり書くことはありませんので、今回の治療によって感じたことを主に書きたいと思います。 私が松本医院を知ったのは、知人のお子様が約2週間でアトピー性皮膚炎が完治したという話を知ったのがきっかけでした。花粉症も治るらしいという話を聞いた時点で少し興味を惹かれたのですが、「そんあことがあれば、もっと有名になっているはず。」という思いもあり、その時点では全く信用はしていませんでした。 その後、なんとなくホームページを見てみました。もちろん疑いの目で読んでいたのですが、読んでいくにつれ、その疑いはなくなり、逆に少しでも早く治療を受けたいという気がしてきました。なぜそこまで心境が変化したのかというと、先生の理論がとても明確であったからです。具体的には次の2点にあります。 まず先生は花粉症やアトピーの原因を明確に述べておられます。これは、他の医者からは聞かれないことで、原因を特定できない以上その治療法は対症療法に過ぎなくなることを意味している気がします。ステロイドがそうであるように、症状を抑えるだけでは、“治る”ことはないというのは、すでに日本中の患者さんによって証明されています。次に、その治療法が、今までの他の治療と180度反対の方法であるという点です。症状を抑えるのではなく、出し切ってしまえという発想は、単に別の方法というのではなく、今までの治療法の枠を飛び出した、全く新しい発想であるように感じました。枠を飛び出した発想というのはなかなかできることではなく、また、それを実行するのはとても勇気のいることです。そう考えると、治療がどうとか言う前に、1度先生にお会いしたいという気持ちが強くなりました。 そんなわけで、7月31日、初めて松本医院に伺いました。看護婦さんとのお話の後、先生と初めてお会いしたわけですが、そこで、アレルギーの根本理論について随分と熱心にお話をしてくださいました。タオルを巻くという対策を徹底して行っていたため、首に特に症状は出ていませんでしたが、治療法が確立している以上、症状を見る必要はなく、むしろ、先生の理論を理解して、治療にあたることが最も大切であったのかもしれません。 治療法については、漢方の煎じ薬を飲むことと、首の周りに塗り薬を塗るという2つだけです。幸い、私は漢方薬の味には違和感がなく、むしろ好きな味であり、食前の服用以外にも、二番煎じをまさしくお茶代わりに飲んでいました。ただ、これだけでは、“出し切る”という作業にはなりません。 次の日曜日には、何年かぶりに、タオル対策を行わず、プールに行き、太陽光を首に意識的に浴びました。すると、想像どおり、首の周りが痒くなり、赤く湿疹のようなものが出来始めました。痒くて、辛いのですが、悪いものがどんどん出ていっているような感じがして、むしろ明るい気分になりました。本来、これらの症状は1度なるとひと夏続くのですが、今回は漢方薬のせいか、塗り薬のせいか、3日ほどで始まってしまいました。これではいけないと思い、その週から3週連続、意識的に日が当たるという行動をとりました。それによって、また痒みが出てくるのですが、日を増すごとに症状は軽くなっていきました。 その間、先生に1度お電話をしたのですが、日に当たって意識的に症状を出すという方法が間違っていないことも確認できました。首の症状以外にもう1つ、巨大な口内炎という症状が出ました。もともと口内炎は出来易いほうだったのですが、今回は、特に胃の調子も悪くなく、大きさも以上に大きかったことを考えると、これも漢方薬によるIgE抗体の促進作用であった気がします。 結局、6週間漢方薬を飲み続け、今現在は太陽光に当たっても、全く症状は出なくなりました。今まで、夏に対する漠然とした苦手意識は、この首の症状にあったような気がします。今後は夏でも臆することなく、海やプールといったアウトドアへ挑戦できると思うと、気持ちが明るくなります。 本当にありがとうございました。 池谷 尚紀 |