「無  題」 伊崎 容二郎 31歳

 

私は松本医院でアトピーと喘息を治して頂きました。(まだ通院中ですがもうすぐ終わりかな?)この手記では特にアトピーの完治(自分の中では)に至るまでを書きたいと思います。当然その治療過程で喘息も完治に向かっているのはいうまでも有りません。

私とアトピーとの出会いは小学校3年か4年ぐらいだったと思います。気にはなりましたが、特にこれといった治療をしなかったと記憶しています。中学校・高校・大学と進学し、特に大学では全くといっていいほど発生しませんでした。会社に入社し23年後ぐらいからストレスの為か、徐々に酷くなってき両肘・膝裏・太股・首筋等、痒い部分が身体全体に増殖していくみたいでした。その当時はストレスだろうと軽く考え、市販のアトピ―治療薬を塗るか、ベビーパウダを風呂上がりに塗る程度でした。

しかし状況が変わったのは2001年の4月頃からです。風呂上がりや食事後に全身に蕁麻疹みたいな赤い点々が出始めたのです。又日を重ねる毎にその頻度が増してきました。仕事では営業をしているので、特に顔に出始めた時はかなりショックでした。あわてて近所の皮膚科に駆け込みそこで「ステロイド」を処方されました。確かに塗ると本当にアトピーはもちろん蕁麻疹も出なくなりました。しかし安心した半面不安もありました。あれほど酷かったものがこんなに簡単に治る物か?又にわか知識で「副腎皮質ホルモン」は良くないと漠然とした情報だけは持っていました。それから会社の退社前の数十分インターネット(良くないのですが)でアトピーやステロイドについて色々なホームページを検索しました。しかしどれを見てもたいしたこと書かれていませんでした。「気長に付き合うしかない」とか「食事療法」等。ちょっとあきらめかけていた時です。

それは本当に偶然でした。偶々「松本医院」のホームページにアクセスしたのです。この偶然がなかったら今でも苦しんでいたでしょう。

正直、目から鱗が取れるとはこの事をいうのだと本当に感じたのを覚えています。全てのページをコピー(良くないのですが)して、通勤中に少なくとも3回は繰り返し読んだと思います。場所も高槻(私は自宅が京都、勤務地が大阪市内)とベストだし、直ぐに松本医院に行きました。それが20016月上旬だったと思います。

 

治療:

処方された薬は「煎じて飲む・漢方」「赤い塗り薬」「消毒液」でした。(多分何方も同じだと思います。)結果が出てきたのは約1ヶ月経ってからでした。両肘から始まり気が付けば全身が黒くカサカサになっていきました。掻くと血が出るわ、汁は出るわ、夜は痒くて眠れないし、今まで顔には出なかったアトピーが顔にまで出て顔は腫れるし、掻けばそこら中皮だれけになるし、ほんとに辛い日々の始まりでした。一番しんどかったのは夜寝れない事でした。それから「漢方風呂の薬」も処方してもらい、お風呂に入っている時間が唯一安らぐ時間でした。そんな時、心の支えになったのが「松本医院のホームページ」に記載されている「手記」でした。いつか治ると思えたから、いや分かっていたから続けられたと思います。

 

変化:

私の場合、今から思うと(この手記を書いているのが20033月)リバウンドは軽かったと思います。20019月下旬には症状が大分落ち着いてきました。自分なりに理由を考えると、小さい頃ほったらかしにしていたのがかえって良かったのかもしれません。市販のアトピー薬やステロイドを使用した期間も短かったから。

9月下旬以降はホントに少しづつ症状が改善されていきました。顔の腫れが引き顔色も肌色になっていき、その他の部分はまだまだ痒く掻けば汁も出ますが、明らかにその量が減ってきました。夜もぐっすり眠れるようになり2001年の年が明ける頃には、掻いても汁が出る所は両肘・両膝・首筋ぐらいになりました。

そして治療を始めて1年経つ頃にはいくら掻いても汁が出なくなり、掻きすぎて血がにじんでも2、3日後には元通りの皮膚に戻るようになりました。本当にうれしかったです。夏に堂々と半袖を着れるなんて学生の時以来でしたから、やっぱりアトピーが酷い時はどうしても負い目がありなかなか半袖が着れませんでした。それだけで「もういいかな」と思ったくらい嬉しかったです。

 

今現在:

今でも痒くなる時はあります。その時はかゆみが収まるまで掻きます。何故なら直ぐに元にもどるから蚊にさされた程度の認識しかなくなりました。漢方の煎じ薬を飲む頻度も減りもらいに行く回数も1ヶ月に1回になっています。しかし先生より「もういいよ」と言われるまでは通います。

 

最後に:

この手記を読まれる方はアトピーなり喘息なり、何らかのアレルギーを持っておられる方々だと思います。色んな方々の手記を読まれて既に分かっているかもしれませんが、この治療には決められたゴールがあります。当然個々によってその過程は異なるでしょう。私の様に想像以上に安易な道のりかもしれませんし、くじけそうになるくらい険しい道のりかもしれません。しかし松本医院に通院する限り必ず決められたゴールに辿り着きます。これから治療しようと手記を読まれている方、治療中に手記を読まれている方、もしまだ半信半疑ならもう一度手記や先生の治療方法・理論を読み直して下さい。そして必ずゴールが有る事を理解して治療に当たって下さい。そうすれば辛いリバウンドにも耐えられると思います。何故なら結果が分かっているのだから・・・。