私は60歳の主婦です。平成7年更年期障害で苦しんでいた体を松本先生に漢方薬で治していただきました。(更年期障害は漢方で極めて簡単に治ります。) 元気になり、ホッとしたとき先生は私の顔を見ながら、いきなり「あなたの目の周りが異常に黒い。ステロイドを使ったでしょう。」と尋ねられました。(初診のときから顔全体が黒くて、とりわけ目の周りが病的に黒かったのですぐに長期にステロイドを用いてきたことは分かっていました。)先生の投げかけられた質問に、私は一瞬考え込みました。以前から、私の皮膚はどうしてこんなにどす黒いのか。すぐ日焼けして元に戻らないのだろうと絶えず疑問に思い、悲しく思っていました。 よくよく考えてみると、小さいときから何の不安も感じず皮膚科のお世話になっておりました。少し皮膚が赤くなったり、手や首が金属に負けたりすると、すぐに皮膚科に行き、塗り薬や飲み薬をもらっていました。(まさに金属によるアトピー性皮膚炎だったわけです。)すぐ良くなるのですが、一寸薬を止めると又元のような状態になり、どうしてなのかと思いつつ、お医者様を転々と変えておりました。結果は良くなるどころかどんどん悪くなってきておりました。(医者を転々と変えても、出る薬は同じステロイドですから変える意味は無いわけです。しかしながら患者さんは医院を変えれば治療法が違うと思い込んで無駄なことをするわけです。従って患者さんのためにはそれぞれの医院でどんな治療をしているかを宣伝することができるようなシステムを作るべきです。勿論嘘の宣伝に対しては厳しい罰則が作られるべきです。) また風邪はひきやすく、内科や耳鼻科にも1ヶ月に1度は通院し薬をいただきしっかり飲んでいました。(風邪の症状を取るために抗ヒスタミン剤とステロイドの入ったセレスタミンという薬を出す医者が多くいます。その為に免疫系が抑制されて風邪をますますひきやすくなるわけです。)お医者様からいただく薬の中にステロイドが入っていることなど夢にも思いませんでした。又ステロイドの怖さなど分かろうはずは無く、お医者様の言われるままに塗ったり飲んだりしておりました。私が昔から使っていた化粧品の中にもステロイドが入っていたのかもしれません。(確かにそのような時代もありました。ステロイドを化粧品に入れると肌が一時的にはすべすべになり、化粧ののりがとても良くなるのです。) まさかステロイドでこんな汚れたきたない皮膚になっているなんて!松本先生に見つけていただくまで分かりませんでした。先生は「必ずあなたの状態を治してあげるから。絶対に治りますから。私が責任を持ちますから。」と力強くおっしゃって下さいました。私はそうおっしゃっていただいても、どんなになっていくのか不安でした。でも先生を信じひたすらおすがりし、頑張ろうと決心しました。「あなたがステロイドを使った量だけ出てきますから。」とおっしゃり、漢方薬の煎じ薬を下さいました。 飲み始めて1週間もすると、少しずつ額・眉毛の下が赤く腫れだし、ステロイドで抑えられていた体の中のものがどんどん出始めたのです。2ヶ月もすると顔・耳・首・手等パンパンに見るも無残に腫れあがり、首は動かすのさえ痛く、その状態に家族や周囲の人達もびっくりし、「大丈夫か?」と心配してくれました。熱も出て不安になると先生に電話しました。先生は「大丈夫。」と励まし、私が弱気になると「ステロイドを使いますか?」と反対に言われ「とんでもない。」とまた力を与えられ頑張りました。(ステロイドを使うか使わないかは全ての情報を伝えてから患者さんに決断させれば良いのです。他の全ての薬について言えることですが、薬に添付されている効能書きを渡すことを義務付ければ薬の副作用で悩む人も激減し、自分の病気を自分で良く知るようになり、患者の自覚を促すようになるでしょう。) 風呂に煎じ薬を入れ、痒みとの戦いでした。腫れ上がったところを何度も何度も掻きむしり、塗り薬を塗り、漢方薬の煎じ薬を必死に飲み続けました。くじけそうになる心に先生は「大丈夫きれいになりますから。」と励まし勇気付けて下さいました。先生を信じ、治療を続けました。(近頃の日本は全ての分野で人の信頼を裏切ることを何とも思わない人が多くなりました。私は必ず信頼に応える覚悟はいつもできています。) リバウンド状態は6〜7週間繰り返しました。一度皮膚がおさまり、もうこれで終わりかと思っていると、又出て来てうんざりしました。先生が初めに「あなたの使ったステロイドの量だけ出てきます。」と言われた言葉が身にしみて実感しました。 ステロイドの恐ろしさ、皮膚を治すのではなく抑えているにすぎない、その間抑えられていたものが噴き出す、すさまじさをまざまざと思い知らされました。こんな薬を何年間も使い続けた自分の無知を嘆くと共に、お医者様への怒りが込み上げてきました。(責任を果たさないでお金を稼ぐ医者が多くなってきたのは、日本の没落の第1歩だと思います。教育で自由の背後には必ず責任がなければならないということをもっと真剣に教えるべきです。) リバウンド状態を乗り越えて、やっと私の皮膚は目の周りの黒さもとれ、イヤリングやネックレスをつけても荒れない皮膚になりました。お化粧せずに歩けるような自然な皮膚に戻りつつあります。 今アトピーが盛んに問題になっています。ステロイド等一切使わずに松本先生の漢方薬で治療していただけばすぐ治るんです。回り道せずに。(私のところに来られるアトピーの患者さんはほとんど100%回り道をしてこられます。しかし例外があります。それは結婚前にアトピーを治してあげた若い女性の赤ちゃんの場合です。このような赤ちゃんは本当に幸せです。) 沢山ステロイドを使わされ、私のような状態になってからの治療は大変です。でも必ず漢方で治して頂けます。「漢方は後始末です。」と先生はおっしゃっています。ステロイドとの戦いを振り返ってみて本当にそう思います。漢方の偉大さ、すばらしさに感謝しております。 もし松本先生に巡り会わなかったら、これから先どんな副作用が出てきたことでしょう。思っただけでゾッとします。こんな素晴らしい先生に出会え、私の人生は明るくなりました。皮膚を返してくださった先生、素晴らしい漢方薬に心からお礼申し上げますとともに、恩返しのためにも、もっともっと美しくなり、楽しい人生が送れますように治療を続けたいと思います。(ほとんど完治していますが、もっと肌を白くしたいために漢方を飲みつづけておられます。) |