「喘息もアトピーも良くなって」 三宅 佐智子 17歳 娘は3歳の誕生日の日、10月10日。生まれてはじめて喘息が出ました。その時は自然にすぐおさまりましたが、その後、昼と夜の温度差のある秋、台風の前とか風邪気味な時とかに軽い発作をくり返しました。(人間の働きは環境の変化に応じて常に適応できるように合目的にできあがっていますが、必ずしもそれが患者さんにとって快いとは限りません。とりわけ喘息がある人はすでに気管支の粘膜に傷があり炎症が起こりやすくなっていますので、冷たい空気が入ってくるとそれを入れまいとして気管支が狭まったり、また低気圧になると気管支を押さえる気圧が弱まり気管支の粘膜が膨張し、結果的に気管支の道が狭まり喘息の症状が出やすくなります。)それほどきつい発作ではなく、胸がヒューヒュー鳴って息苦しい感じ。それ以上ひどくならないよう早めに処置する方が良いと、と病院からの紹介で吸入器を買い、吸入液も常時冷蔵庫に入れてありました。 吸入液は、リンデロン5ml・メプチン1ml・生食2.5mlを薄めて使っていました。喘息の飲み薬として、テオップ・メジコン・ムコソルバンを飲んでいました。2回病院で点滴をしてもらっておさえたことがありました。小学校4年生の頃から鼻炎がひどくなって近くの有恵会病院耳鼻科に通い、白い粉薬を朝、晩飲んでいました。しかし鼻炎は一向によくなりませんでした。 中学2年生の冬、頭の中が痒くなり赤くじゅくじゅくしてきたので、栃木皮膚科で見てもらうと脂漏性湿疹と言われ、塗り薬をもらって帰ってきました。塗ると翌朝治っているのですが、また次の日痒くなるという具合で少しも治らず、その範囲もだんだん広がっていきました。私はまだこの時これがアトピーだとは気がつかなかったのです。夏は治って冬になると出てきます。(喘息や鼻炎の治療を続けるとその症状は一時的に出にくくなりますが、必ずアレルギー抗体であるIgE抗体が徐々に上昇し、別のアレルギーであるアトピーが出現したのです。つまり気管支や鼻の粘膜で使われなかったIgE抗体が皮膚で使われるようになっただけです。) 高校2年生の夏、弟のアトピーがひどくなると同時に、娘もうでの内側・おでこ・目の周りがある朝突然赤くなっていて、1日1日とそれが首・胸へと広がっていったのです。これは驚きました。もう何も塗らないで急いで弟と一緒に松本医院に行ったのです。 7月27日に治療を始めました。まず喘息の治療からです。喘息の煎じ茶はとても飲みにくくて鼻をつまんで一気に飲んでいました。弟の状態を見てアトピーの怖さを知ったのか、とても素直に治療に専念してくれました。そして実によく弟の面倒を見てくれました。パートの仕事をしている私と交替で家にいてくれ、遊びたい盛りなのに予定も変えて弟のそばにいてくれ、世話をしてくれました。弟のアトピーはひどかったので体中から出るリンパ液のものすごいにおいにもイヤな様子を見せず、むしろ寄り添うように弟のそばにいて話しかけてやっていました。9月10日の弟の誕生日には夜眠れない弟のために、保冷用のアイマスクを見つけてプレゼントしてくれたのには、私も夫も心がなごみました。 娘の体は少しだるいくらいでリバウンドなしに顔・手・首・胸のアトピーは消えていました。頭だけは汗をかくとたまらなく痒くなり、フケもたくさん出ました。 10月、秋だというのに喘息は出ませんでした。(喘息も最後はアトピーに変えてしまうと、IgE抗体がはるかに広い皮膚で使われるともはや気管支の粘膜で使われる必要がなくなってしまうのです。残念なことに医者も患者も喘息とアトピーは本質的には同じ病気であることを知らないのです。従ってアトピーは治せても喘息は治せないという治療は存在しないのです。私が全てのアレルギーを治すことができるのは至極当然なことなのです。) 翌年3月からアトピーの煎じ茶に変わりました。すると4月首のまわりが赤くなり、またアトピーが出始めましたが、赤い塗り薬と漢方風呂のおかげで約1ヶ月で治りました。 7月、ちょうど1年になりますが、汗をかくと頭が少し痒い程度です。わずか1年で何の苦しみもなく喘息・アトピー・鼻炎がすっかり良くなりました。長年のアレルギーも正しい理論と正しい治療を行えばこうして治るのです。先生どうもありがとうございました。(この方はとても賢い方です。私がアレルギーを治すことが出来るのは、世界でただ一人正しい理論を見つけたからです。唯一の正しい理論が全てのアレルギーを治すことが出来るのです。漢方はたまたま手段として用いているだけです。世間には何の根拠(理論)もない治療を行ったり受けたりしている愚かな人が満ち溢れていることをとても残念に思います。ちなみにリウマチを治せるただ一人の医者は私なのです。実はアトピーもリウマチも結局は同じアレルギーなのです。) |