岡崎  克子 33歳

 一生、眼科と皮膚科には行く。と、まわりの人たちに言っていました。しかし昨年から「薬ははやめられへんのかなあ」と、思いはじめ、病院には行かず薬局で買った薬を使っていました。(あとでわかったのですが、これもまたワーボンEというステロイドのはいったお薬でした。)それもすぐに効かなくなり、「あとは民間療法か?」と、今思うとバカなことを考え、お正月明けにインターネットで情報を探していました。そこで「必ず治してあげます。」という松本医院のHPを見たのです。「高槻やん、明日行ってみよう。あかんかったら、また別のとこ行ってみよう。」その晩は理論はちゃんと読んで理解せず、ただただ、「必ず治してあげます」と、そう書いてあったので、確認するため翌朝松本医院へ伺いました。

 初診の人にはそうなのか、松本先生の診察の前に、女性の先生にいろいろ話をしていただきました。そこで初めて、私はすごいところを探してあてたんや!と感じました。アトピーが生じる仕組み、治る理由、そのための処置の仕方、そして現代環境に感じる憤り、、、診察の順番がくるまで話をしていただきました。HPを見たにもかかわらず何も理解してなかった私に、とてもわかりやすく説明していただきました。

 そして松本先生にも圧倒されました。お尻や太もも裏はいつも医者に見せるのいややな、と思っていたのですが、松本先生は、見ることもされませんでした。見なくても、どうなっていくのかわかりきっていらっしゃったんですね。

 そしてその日から煎じ薬と薬湯と塗り薬の処置をはじめました。最初の頃は、お風呂に1時間以上つかることだけで疲れていました。でもお風呂にしっかり入った翌日は肌が、特に傷口は楽に感じられました。

 2週目に入ると、これまで出ていなかったところも炎症がでて、首や肩、腕、足はゾウのようになってしまいました。もう15年ぐらい皮膚科に通っていましたので、リバウンドが出るかもしれないな、と覚悟はしていたのですが、やっぱり不安にもなりました。HPに載っている手記を読んで「私にもリバウンドがでている。やがてピークがきて、なおっていくんや」と思うと安心でき、液がでてくるのもうれしくさえ思えました。

けれども、液がでて、かゆくてしようがなく、この間はまさに不快の連続。ほっとするのは薬湯につかっている間でした。会社は行きましたが、タイツや下着を着替え、かゆくてしょうがないのですわっているのもつらかったです。3ヵ月薬湯を続け、だいぶ良くなってきました。

 4ヶ月目には薬湯に入れなくても翌日ちゃんと服を着て出歩けるようになりました。もともと残業や休日出勤の多い職種だったので、薬湯のために定時で上がり家へ帰るということだけでも会社の方にはご迷惑をおかけしました。ご協力していただいて感謝しております。

 半年過ぎた今は、腕と足にかさつきとぶつぶつしたものが残ってる程度です。色も内側から黒ずんでる感じですが、それも日々薄くなってきて、お茶と塗り薬の治療をのんびりと続けています。こうなるともう、あの3ヵ月間がうそのようです。薬代も薬湯を用いましたので、ちょっとお金がかかりましたが、それでもこんなに早く治ってきて、あの時松本医院を訪ねて本当に良かったと思っています。

 今も悩んでいる人はたくさんいて、松本医院にたどり着いていない人、いっぱいいるだろうし、たしかに、ステロイド等を止めることは勇気もいるし、リバウンドも不安だと思います。でも、松本先生の治療で確実に治ります。今、父の知り合いの娘さんと、甥っ子も通院中です。アトピーでつらい思いをしている人は、1日も早く、新薬の使用をやめて、漢方の治療を始めて欲しいと思います。

 松本先生、松本医院で働く皆様、いつまでも開業していてください!

 いい先生、いい病院にめぐり合えて、本当に良かったです!

2001年6月30日