「無 題」 奥戸栄美子 18歳 私のアトピーが出てきたのは小さい頃からで、たぶん3歳頃だったと思います。私はステロイド薬を長期間使用したことはないのですが、風邪で大きな病院に行った時などは、「ついでにアトピーの薬も。」と言って渡された薬がステロイド薬だったのです。貰った時は塗るのですが、薬がなくなるとまた放って置き、また風邪などで医者に行った時に渡されたら塗るということの繰り返しでした。今思うと、あんな副作用のある薬を普通に渡す医者がいるなんて恐ろしい世の中だと思います。 小学校6年生くらいの時にだいぶアトピーの症状がひいてきたのですが、中学1年生の秋くらいにまたひどくなってきました。中学2年生になったときには、顔や首などの今まで何とも無かったところまで症状が出てきました。どくだみ茶を飲んでみても効果はありませんでした。そのまま高校に入学して夏に野田皮膚科へ行きました。すると、やはりステロイド薬を出されました。その時はまだその薬の副作用を知らなかったので、普通に塗っていました。何日か経ってその薬を塗った自分の手足を見て、私は驚きました。色素沈着して真っ黒になっていたのです。とてもショックでした。それからステロイド薬は塗っていません。 しばらくして祖母から松本医院のことを聞かされ、行ってみることにしました。随分良くなってきました。この前血液検査をした結果、私のアトピーを引き起こすIgE抗体が減ってきていることが分かりました。とても嬉しかったです。早くアトピーを治す為にできるだけ沢山漢方を飲んでいこうと思います。 |