「潰瘍性大腸炎」匿名希望 30歳 2004年8月25日 島根/アメリカ・コロラド州 私は、アメリカに在住する30歳の女性です。去年の10月に、潰瘍性大腸炎と診断されました。病院では、メサラミン(日本では、ペンタサのような薬)を処方してもらいましたが、この薬が自分に合うのか、心配でした。6〜8週間で良くなると聞いていましたが、6週間後に悪化したので、薬は止め、中国人の鍼灸師の所に通いました。漢方薬を処方してもらい、2〜3週間で、症状も落ち着きました。 それから3ヵ月後に、再び血便下痢が襲ってきました。今回は、前回の症状よりもひどく、下痢は、1日8回、下血の量も多く、毎日37.2度の微熱も続きました。鍼灸師の所にも通いましたが、全く良くならず、病院では、ステロイドを服用するように言われました。元々ステロイドだけは避けたいと思っていましたが、医者に「服用すべきだ。」と言われると、断る勇気も出てこなくなります。不安になり、インターネットで、日本の病院を調べて、2〜3件電話をしました。 自分の治癒力で治したいと思い、そのような治療法を行っているところに電話をしましたが、「自分が苦しいのなら、ステロイドを服用しても構わない。」と言われました。それでも、やはり不安で、松本医院にも電話をすると、「自分の身体だから、自分で考えなさい。」と言われました。何故か、その後は、「どうなっても、自分に納得がいく治療法を行うぞ!!」と、意欲が湧いて、不安も吹っ飛んでいきました。 私は、症状が良くならないまま、6月下旬に治療のため、帰国しました。おむつをし、何とか大阪に着き、病院を訪ねました。インターネットで手記を読んでいたので、病院も初めてではない気分でした。しかし、どの手記を読んでも、松本先生が「必ず、治す!」と握手をしてくれるとあるのに、私には、その言葉をかけてもらえず、内心、「リウマチやアトピー以外の、私のような病気の患者さんは、きっと少ないのだろう。」と思いました。しかも、ここに唯一ある潰瘍性大腸炎の手記は、次の日から便秘になり、その後はすっかり調子はいいとあります。正直な所、「まさか、そんなに急に良くなるはずない。」と疑っている部分もありました。 しかし、実際、薬を煎じて飲むと、次の日から便が1日2回になり、下血も下痢もなくなりました。ここまで目に見えて良くなると、信じざるを得ません。2回目に松本医院へ行った時には、「必ず、治してあげるから。」と握手をして頂き、すっかり安心しました。松本先生に、「この漢方薬は、肝機能に副作用が出るかもしれない。」と言われましたが、副作用もなく、今のところ、順調です。 2ヶ月過ぎ、内視鏡検査を行うつもりで、近くの病院へ行きました。この話をすると、「信じられない。潰瘍性大腸炎が、そんなに簡単に、漢方薬で治るはずないんですけどねえ。」と言われました。とりあえず、血液検査をする事にしました。先生は、「本当に、潰瘍性大腸炎だったんですか?全くの健康体ですよ。」と驚かれたくらいです。 松本先生には、「アトピーが出ると、治る。」と言われていますが、まだアトピーが出ていないので、油断は禁物です。もし再発しても、「ここへ来れば、治る。」と思うと、不安はありません。前向きに考えられます。 今回、帰国しての治療を悩みましたが、帰ってきて、本当に良かったと思います。有難うございました。また、数年後に、順調な経過を報告したいと思います。 |