
「ヘルペス手記」
匿名希望 53歳 2012年7月31日
今までの症状
高校時代 帯状疱疹になる。
25歳冬 肋間神経痛を患う。
40歳前後から 突然、そけい部が痛み歩き続けられなくなる。
41歳 4月から近所の病院の漢方を飲み始める。鼻炎と冷え対策の処方。
その翌年か2年後(6月の梅雨入りの日) 右側の座骨神経痛になる。
48歳 2月から、スポーツクラブに通う。筋肉トレーニング中心。
49歳 4月、腰や膝の関節の痛みがひどくなり、運動できなくなった。
針治療やカイロプラティック施術を受け、痛みが軽い日が少しずつ増え始めた。
53歳 3月頃から痛みが強くなる。左の座骨神経痛になる。
5月松本医院受診。
2012.5.16.松本医院受診
順番を待っている間に読むように指示されたレポートには、ヘルペスに効く薬が様々な症状の改善、回復に効果があったが認証されないので保険がきかないといったことが書いてあった気がします。神経痛がひどくなり、リウマチが治った方を間接的に知り松本医院のホームページのトップページに神経痛の項目はなかったものの、診断だけでもしていただこうとの心づもりだったので、正直、人ごとのように軽く流して読みました。ですから松本先生よりヘルペスが原因と診断いただいた時、あせりました。
患者さんにはレポートを提出するよう依頼をされる方針のようで、ホームページや医院の待合室にも掲載されていました。記憶に頼るといい加減になると思い、日記のつもりで記録することにしました。 以下がその記録です。
5.16.夕方より食前に煎じ薬と粉薬(鼻炎)を食後にベルクスロンを服用。漢方風呂に入る。
5.17.左足のつけ根と左膝頭の下の部分が歩くたびに痛む。針治療を受け楽になった。
5.18.痛みは同様にある。かばっているためか、午後は右の腰が痛む。20分ほど横になったら少し楽になった。
5.19.朝、起きたらすぐに立ち上がれないほど左足のつけ根と膝頭の下の部分が痛む。 腰も伸ばせない。痛みのため、左足に体重かけられない。やっとの思いで起き上がり伝え歩きで移動した。痛み無しに腰が伸ばせない。長く腰掛けた後も同様。夜、漢方風呂に入った。左足が痛みのため上げられず、足の裏をまともに洗えない。
5.20.10時台に就寝する習慣で、毎朝遅くとも5時30分にはすっきり起きられるのだが、6時に目覚ましが鳴ってもなかなか目が覚めない。朝の痛みは同様。睡眠も十分なはずだが目がくぼんでいる。午前中に横になると、眠ってしまった。痛みは変わらない。
5.21.朝の痛みは同様。外出したが、椅子から立ち上がる時つかまらないと立てない。 移動が1時間続くと左足の痛みのため、休まなくてはならない。鼻のつまりは若干程度。5時間ほどで帰宅して1度鼻をかんだらすっきりした。夜になり痛みが増しあお向けになると仙骨のあたりが痛い。特に左足はつけ根の部分はぐるりと一回りすべてが痛み、屈伸することも伸ばせすこともできない。9時に入浴。痛みが和らいだ。
5.22.午前3時に起きた時は前日同様に痛んだが、6時に起床した時は数歩歩くと痛みのトーンが下がり腰も楽に伸ばせることに気づいた。7時以降、左足の腰から前のつけ根周りと膝にかけての痛みが、やや軽減している。家の周りを歩いてみたが、前日まで傘を杖代わりにしていた状態とは明らかに違う。予報通り1ヶ月季節が戻りかなり寒く雨が降り始めるという天気であったにもかかわらず、少し痛みのトーンが変化した。ただし、屈伸しようとすると左足だけ、まだ痛い。あお向けになると左足が痛みで伸ばせない。
電話で松本先生より、再び薬を処方していただく。痛みはヘルペスウィルスと戦っているためとのこと。ホームページでヘルペスの記述を読み返した。「元気になった免疫が神経に潜んでいるヘルペスを見出し、それを殺すために炎症、つまり病気が生じた」とある。私の場合は神経痛だったということになる。
5.23.起床時、着地するたびの左足の痛みは軽くなったが、あお向けで目覚めると下半身を少しでも動かすと仙骨の付近や左足のつけ根や膝頭の周りが痛い。腕の力だけで何とかベッドに腰掛け立ち上がった。何歩か歩いていくうちにつかまらなくとも歩けるようになった。椅子に腰掛けると、痛みがない時とある時がある。 外出したが21日よりは楽に歩けた。漢方風呂に入る。
5.24.起床時の痛みは、明らかに軽減している。左足も15歩程度で痛みが軽くなる。血液検査でコルチゾール値が高いとの結果が出たそうだ。椅子に腰掛けると左に体重をかけられないくらい痛む時とそうでない時がある。針治療を受けに出かけた。前日より歩くと痛む。誰よりも歩くのが遅いし、びっこを引きながらである。痛みは左しか感じないが右足もかなり硬くなっていると言われた。かばっているためかもしれない。治療直後は、痛み無しで左足を上げられた。行きよりはましの状態ではあるが、やはり、様々な人に抜かされながら歩いた。漢方風呂に入った。
5.25.起床時、さほど腕力に頼らず起き上がることができた。左足の痛みは最初の1週間と比べ軽くなっている。初めて膝まで痛み出したのは今年の3月頃からだったが、今、左膝頭の下の部分の痛みは、動いても動かなくても強い。階段は、手すりにつかまらなくては上ることも降りることもできない。あお向けになると左足が痛みで伸ばせない。
5.26.2ヶ月以上前からの約束だったので朝から外出した。私があまりに早く歩けないので、同行者に笑われた。痛みがあったが私だけ休憩を取りながらしのぎ、何とか自宅までたどり着けた。1週間前だったら無理だったと思う。鼻を何度かかんだが、以前はもっと奥の方から詰まる感じだったと思う。一度かめばかなりすっきりする。
5.27.起床時の左足をつける際の痛みには変化がない。しかし、痛みのない時間帯があることに気づいた。だからなのか、不意に鋭い痛みが左足つけ根に走るので転びそうになり何度か周囲の人を驚かせた。左膝頭周辺の痛みだけだったのがすねまで感じるようになった。左膝を曲げず体重をかけ歩くためかもしれない。あお向けになると左足が痛みで伸ばせない。漢方風呂に入った。足の裏を洗うために足だけの力で持ち上げられた。就寝前に両目がかなりくぼんでいたので驚いた。
5.28.起床時の左足をつける際の痛みには変化がない。終日、左に体重をかけるたびに腰から左足のつけ根にかけてと膝頭の外側からすねにかけて痛みが続いた。かなり、疲れを感じた。
5.29.起床時の左足をつける際の痛みには変化がない。午後、1時間半くらいうつぶせになったところ、驚くほど痛みが引いていた。若干痛みは戻ったが、全く変化がないのとでは気持ちが違う。そもそも数日前までうつぶせ寝が痛くてできなかった。以前は痛み無しで横になれる唯一の姿勢がうつぶせ寝であったのに、逆になってしまった。
5.30.起床時の左足をつける際の痛みには変化がない。外を歩くとすぐに引き返そうかと思うくらい左足に痛みが走ったが、近所のコンビニまで行った帰り道ではかなり痛みは引き左膝を曲げながら歩けた。午後、前日のようにうつぶせ寝の状態で少し休み外出した。やはり、痛みの度合いがかなり和らいでいる。希望が湧いた。就寝する際もうつぶせ寝で寝たところ、夜中に両足のそけい部が痛くて簡単に動かせない。かなり時間をかけ、やっと寝返りを打ち、もう一度寝ることができた。受診前と違うのは、この体のこわばりだ。長く同じ姿勢でいた後、ある程度動かさないとほぐれない。しかし、痛みがピークの時よりは少しずつ短い時間でほぐれるようになってきた。
5.31.起床時の痛みは、わずかで済んだ。時間が取れたので、午前と午後、うつぶせ寝で横になっていた。針治療に行った。治療後は、痛み無しで腰を伸ばせ・左足を上げる・左側に体重をかけるといった動作ができた。帰りは、1週間前より早く歩けた。
6.1.午前中、徒歩往復20分くらいを倍近く時間をかけ用足しに出かけた。このまま良くなっていくかと思っていたら、夕方から、痛みが復活した。
6.2.左足の痛みが少し戻った。膝頭の下の部分の独特の痛みが復活した。加えて、左腕のつけ根部分と首のつけ根の下が痛む。数日前から気になっていたが、自覚できるほどになった。午後から横になり過ごした。
6.3.前日より、少し楽になったが、左腕の痛みは変わらない。午後、フットマッサージを90分受けたところ、かなり体のこわばりが取れ楽になった。血行をよくするのは有効なのだろう。漢方風呂に入った。
6.4.カイロプラティックに行った。ほぐしてもらって痛みが消えたほどだった。しかし、まだ、ヘルペスウィルスは残っているらしく、夕方以降は痛みが戻った。ピーク時の痛みが10とすると、今は3~4に下がっている。
6.5.起床時の痛みはかなり軽くなったものの、2時間くらいは痛みのため左膝が曲げられず右に体重をかけ移動している。左の腕周りも痛みが残っている。再び、松本医院に電話をかけ先生より薬を処方していただく。
6.6.針治療を受けた。靴下を履く・脱ぐ、靴を履く・脱ぐといった動作が左足だけきついが、治療を受けた後は楽にできる。特に膝の痛みは消えた。
6.7.午前中いっぱい左足の痛みがきつい。つけ根の内側からすねにかけ、体重をかける毎に鈍い痛さが走り、時折刺すような痛みも加わる。膝頭の下部分からすねにかけ強い痛みが続いた。一日中、左足の膝を曲げて歩くことができなかった。
6.8.前日同様の状態。動悸もする。歩き始めは痛みが特に強くなる。何とか我慢して歩き続けると2、30分で少し楽になる。昼食後、30分ほど横になり動悸がゆっくり収まっていった。3時過ぎから6時くらいまで痛みが全くなくなった。やや痛みがぶり返しそうだったが漢方風呂に入り就寝した。
6.9.漢方風呂に入った翌日、入らなかった日と比べ初めて違いを実感した。ここ2日間と比べれば歩き方もずっと自然だ。少し歩いたらさらに楽になった。そのままさほど痛みも感じないまま午後を過ごせた。6時を過ぎ痛みがぶり返しそうになり漢方風呂ではないが、1時間かけゆっくり風呂に入った。
6.10.鋭い痛みが消えつつある頃から、明け方近く寝返りの痛みで何度か目が覚めるようになった。ただ、起床時に続いた耐えがたい痛みはない。鈍い痛みだけになった。動悸がするので午前中1時間ほど横になった。左膝とすねにかけ、痛みが残る。漢方風呂に入った。
6.11.昨日の午後から確実に痛みのトーンが下がっている。カイロに行った。元々動きが悪かったのは右の方だったが、今は左足のつけ根の動きが悪いと言われた。左膝頭の外側からすねにかけ鈍い痛みが強まったり和らいだりしている。寝ても椅子に腰掛けても長時間同じ姿勢でいた後、腰を伸ばせす時の痛みはまだある。
6.12.痛みのピーク時と比べずいぶん楽になった。歩き方が良くなったと褒められた。 しかし、まだ、あお向けに寝ると左足が痛み無しで伸ばせない。左膝やすねの鈍い痛みがしつこく残っている。
6.13.時折さっと痛みが走る程度に落ち着いてきたものの、かばうような歩き方になる。 すねを押すと右は痛くないが左は痛い。
6.14.針治療に行った。かなり楽になり、自然な歩き方に近づけた。漢方風呂に入った。
6.15.朝から、かなり楽だ。ただ、歩いてみると左足のつけ根が痛いのでかばうように歩かなくてはならないのがわかった。10分歩くだけで疲れて休みたくなったのは痛みのせいか、1月近くろくに動いていないためなのかわからない。ふと、鼻づまりをほとんど感じなくなっているのに気づいた。何日も鼻をかんでいない。
6.16.思い切って美容院に出かけた。帰り道で左足のつけ根がかなり痛みつらかった。動かさないとわからないこともあるので明日から心がけよう。
6.17.毎朝、左足を着地するたび痛むが最もひどい時と比べればかなり軽く済んでいる。 ラジオ体操をやってみた。かかとをつけて直立するのとジャンプができなかったが、思ったより動けた。ただ、歩き始めるとかなり痛くなる。漢方風呂に入った。
6.18.朝から左足のつけ根と膝、すねが痛い。やや痛みの度合いが強まった。神経痛を患うようになって梅雨や台風等の天気情報に敏感になっていたが、ここ1月あまり天気にまで気が回らず過ごしていた。今、台風が沖縄に近づきつつあるが、以前の私ならちょうど神経痛の痛みがピークになる位置にある。
6.19.2度目の診察を受けるために出発した。前回同様、位置的に近い京都駅そばのビジネスホテルに宿泊した。夕方近くになり暴風雨となった。寝るためにかろうじてあお向けにはなれたが、そけい部がかなり痛くなり両足の膝を合わせられず横向きになれない。午前2時頃まで寝付けず、翌日も5時30分には起きてしまった。
6.20.傘やキャリーバッグをささえに移動したためか、右腕の肘の上あたりが痛む。先に針治療を受け少し腰が楽になった。
松本先生に血液検査の結果をうかがった。IgE71、単純ヘルペス0.5(基準2.0未満)、水痘帯状ヘルペス33.9(基準2.0未満)であった。飛びぬけて水痘帯状ヘルペスの値が高い。これまでにいろいろな病院で血液検査を受けてきたが、痛みとヘルペスを結びつけて調べられることはなかった。ヘルペス特有の赤いはれや水疱は全く出ていないので、松本先生とのご縁がなかったら痛み止め薬を飲み続けさらにヘルペス値を上げ続けたろう。すでに日常生活に支障が出るほどの痛みであったのに。
これは翌日に思い出したことだが、去年の夏、肋骨のそって左脇腹に刺すような痛みが続いた。発疹や水疱はない。25歳の頃患った肋間神経痛かとも思ったが、1週間から10日くらいで次第に痛みは消えていったと思う。痛みが完全になくなってから数えられるほどの水疱ができ消えていった。水疱が出た時点で帯状疱疹を疑い、ダニに咬まれたかとも思ったが、病院で診断を受け経過を説明し水疱の跡を見せたところ帯状疱疹ではないと言われた。その後、インターネットで見るとまれに水疱が出ないケースもあるとの記述を見つけ血液検査を受ければ良かったと思ったことを思い出した。鼻炎の薬は、もうしばらく飲むように指示された。ヘルペスや漢方薬も同様。 帰宅し漢方風呂に入った。
6.21.朝から楽だ。戻ったらリハビリのつもりで家の周りを歩いてみようと思っていたので、さっそく家を出た。まだ、左足を問題なく動かせるわけではないが、以前、あまりに遅く歩くので驚いていた友人に会い、かなり歩き方がスムーズになったと言ってもらえた。針治療を受けた。前回大阪に行った後や先週と比べ、状態は良くなっていると言ってもらえた。
6.22.次の台風が梅雨前線を刺激し一日中雨だ。気温も上着が必要なくらい下がった。 動悸がする。歩くだけなら痛みはさほど強くないが、階段を上ると左だけ不自然な痛みが残っているのがわかる。
6.23.晴れていたので15分くらい続けて歩いてみた。昼食の準備の間、立ちっぱなしになると刺すような痛みが何回か走ったが、以前と比べ軽いので休まずできた。階段も何とか左足を上げ左右交互に動かしている。血圧は上が140を越え下が85から90の間から下がらない。
6.24.昨日、調子が良かったのでこのまま痛みが収束していくのかと思っていたら、今日は少し前に戻った。特に午前中は膝とすねの鈍い痛みが復活しがっかりした。午後、横になるとうつぶせでもあお向けでも左のそけい部が痛みまっすぐ伸ばせない。
6.25.30分くらい歩いては休むというペースで外出した。なかなか、痛みが完全に消えないが、動かさないと別な問題も出て来るかと思い動かしてみている。
6.26.梅雨の最中だが湿度が高くないので過ごしやすい日が続いている。天気との相関関係はわからないが、強く痛み何もできなくなるということがなくなった。 ごくたまにずきっと痛みが出る。漢方風呂に入った。
6.27.針治療の帰りはかなり楽になるのだが、帰りに用事を済ませているうちに左だけでなく右の仙骨まで強く痛み驚いた。10年前座骨神経痛になったのは右の方だったのでぶり返したのかと思った。お風呂で暖まるとかなり楽になったが、寝るために横になると左足全体が痛みのため伸ばせない。これはずっと変化がない。
6.28.頭痛もしたが休んでいられない日だったので動いているうちに何とかなった。元々なかった筋肉がかなり落ちている。どの態度の運動をどのくらいやれば良いのかわからない。湿度の低い日だったためか、夕方になるとかなり楽になった。漢方風呂に入った。
6.29.朝の痛みもずいぶんと軽くなってきた。明日から梅雨の天候に戻るとのことなので変化があるのか無いのか気をつけたい。夕方になり、突然痛みがなくなった。
6.30.引き続き楽に動けたので午後から外出したところ、最初の10分間で必ずしも調子が良いわけではないことがわかった。途中、ほとんど椅子に腰掛けて休めず、後半、 左足を上げるたびにかなり痛みつらかった。その上、足のむくみのため靴が窮屈なことに気づいた。それまで紐靴を履いていたので気がつかなかった。5時30分に帰宅したのだが、何とかお風呂に入り早めに寝た。座骨神経痛特有の神経に沿って痛みが走るのではなく、腰の後ろから脚のつけ根の前の部分にかけての痛みが強い。
7.1.前日の痛みが残り、午後になり少し横になったら楽になった。横になり脚のつけ根を回してみると痛みがある。それでもゆっくり動かしてみた。
7.2.カイロから帰り横になると、今回は左足が痛み無しに伸ばせた。ピーク時の痛みが10とすると、今は0.5~1.5に下がっている。たとえ、痛みは残っていても、松本医院に行く前の状態よりかなり軽くなっている。痛み止めもずっと飲んでいない。
7.3.松本医院に電話をかけ先生より薬を2週間分処方していただく。痛みの具合で私が飲む薬の量を減らしたりやめたりするようにというご指示だった。漢方風呂に入った。
7.4.起きて30分ほどは左のつけ根が若干痛む。昼食後、椅子に腰掛けると左の腰回りとつけ根周りにかけ痛み横になった。少しは楽になったが、夜になり左膝頭の下の部分が久しぶりに強い痛みを感じた。腰やすねの鈍い痛みもつらかったが、膝はもう少し表面上に一瞬で広がる痛みで、耐えがたい。ただ、以前と比べれば繰り返されることもなく、お風呂に入った後は楽になった。湿度がかなり高い日だった。 血液検査の結果、コルチゾール値は19.7から8.9へ下がったが、ヘルペス値は33.9から40.4へ上がっていた。痛みのピークは過ぎたがヘルペスウィルスはまだ正常値まで下がっていない。
7.5.針治療を受けた。腰がかなり楽になった。 左側の痛みが軽くなったら、右側にも鈍い痛みを自覚できた。それでも、例年の湿度が高い梅雨時期と比べれば、かなり良い状態だ。
7.6.かなり楽になっている。長時間、腰をかける、立ち続けるといったことを意識してやめるようにしている。例年だと、神経痛のためにかなりつらい季節なので、状態が良くなっていても薬を減らして良いものか決めかねている。漢方風呂に入り、寝る前にあお向けで横になった状態で脚のつけ根をぐるぐると回してみた。右足の痛みは軽い。左足は痛いのでかなりゆっくり回した。
7.7.午前2時に目が覚めると、左の股関節が痛み1時間ほど寝付けなかった。朝から、座骨神経痛のためリズム良く歩けない。午後になっても良くならなかったが、お風呂に入ると少し楽になったので早めに寝た。今日、明日と、典型的な梅雨後半の天気で、ザーザーと降っている。
7.8.午後になると楽になった。40歳前後に初めて歩けなくなるほどの痛みを感じた箇所は、両足のそけい部であったと思い出した。腰が原因とわかったのは何年も後だった。左膝を除けば、今の痛みは、その頃の痛みに似ている。
7.9.だいじょうぶだと思って外出し歩き始めると、座骨神経に沿った痛みと、そけい部の痛みがまだ残っている。がっかりしながらも、用件を済ませているうちに帰りは楽になった。明日からベルクスロンを1日4回から3回に減らしてみよう。漢方風呂に入った。
7.10.朝から立ち仕事が続き、午後になると、両足のそけい部・股関節と左膝が痛む。
7.11.楽になったとはいえ、毎朝、起きてすぐは、左膝を曲げて歩けない。股関節や膝の内側に痛みが走る。明け方近く寝返りの際、痛くて起きてしまった。 今日から鼻炎用の薬をやめることにした。かなり楽になっているためと、17日に松本先生に電話する予定であるが、その際、飲まなくなってからの変化のあるなしを報告したいと考えたからだ。
7.12.台風のような天気になり、痛みがある。針治療を受けかなり楽になった。松本医院で治療を受ける前は針の効き目が1日も保たなかったが、今は数日間は効いている。
7.13.少しずつ、ゆっくりと呼吸しながらストレッチをしてみると楽になった。こういうことに効果があるのは治りつつあると考えて良いと思う。今日からベルクスロンを1日2回計4錠尼することにした。
鼻炎の薬をやめて3日間、大きな変化はなかった。小学校の頃から、鼻づまりに悩まされ、近年の花粉症の時期は無策だと完全に詰まってしまう状態になる。漢方の02という薬を1日3回飲み始めると、それまで花粉の時期でなくともポケットティッシュを3つバックに入れ外出しても足りないほどだったのが、初めて万が一のために1つ持つくらいに収まり、花粉の最盛期は鼻をかめばすっきりすると喜んでいた。それが、今回処方していただいた薬の効果で、薬を飲まなくても済む生活に変わるなら、たいへんありがたい。
7.14.昨日があまりにも楽にだったので、いよいよ、痛みから解放されるのかと思ったが、一晩中の雨で除湿器の水のたまり方が早く、起きるとあの朝の痛みが戻っていた。ゆっくりほぐすつもりで軽くストレッチをしたら、すぐ楽になった。 朝の分を最後にベルクスロンをやめることにした。
朝晩飲んでいた降圧剤をやめて1ヶ月経つが、少しずつ上がり始めている。脈拍は70前後で変化ないが、上が140台後半から150台前半、下が88くらいから90台にに少しずつ上がり始めている。
7.15.終日、左足に体重をかけるとつけねと膝とすねにかけて痛みが走る。漢方風呂に入って休んだ。
7.16.1日外出した。かなりこまめに休んだが、何とか歩けた。痛くないようにするにはどうしてもびっこを引く歩き方になる。ただ、ベルクスロンをやめた影響だとも思えない。
7.17.松本医院に電話し、薬をやめた経過を報告した。漢方薬は続けて飲むように指示をいただいた。
7.18.どうしても左に体重をかけられない。膝を曲げず左ななめ前に踏み出す歩き方になるので、かなり異様に見える。痛みを避けるためだが、午後になるとかなり疲れた。
7.19.針治療でかなり楽になった。両足のそけい部と左のももの内側から膝に痛みがあると伝えたところ、問題は腰にあるとのこと。さらに足がむくんでいると言われた。 何年も治療していただいている先生から、「この季節は毎年痛みが出ています。」と言われた。確かに湿気や台風の影響で痛みが強くなったり弱くなったりしていた。 ただ、痛み止め薬を飲まずにこの程度の痛みで済んでいることは今まではなかった。血圧は、上が150台、下が90台と徐々に上がりつつある。
7.20.天候の変化が激しく体調を崩す人の話をよく聞く。定休日があるわけではないので、少しでも時間ができた時は横になることにしている。その際、痛みで左足が伸ばせない時と、できる時がある。
7.21.マイナス面のみ取り上げると、毎日、料理などため立ち続けるとかなりきつい。しゃがむのも一苦労だが、立つ時は両手を床につかないと立ち上がれない。 椅子に腰掛けたり立ち上がる時は、前のテーブルや肘掛け、座面の脇に手を添えないとままならない。思わず叫ぶような痛さがほとんど無くなったが、鈍い痛みはなかなか無くならない。
7.22.午後から鈍い痛みが強くなった。
7.23.昨日よりやや楽になり、過ごせた。漢方風呂に入った。
7.24.猛暑のため体調を崩す人が多い。ストレッチをしたら痛みが増した。しばらく何もしないでおこう。
7.25.まだ、歩く時左足が上がらず引きづりながら歩いているが、友人に「長年もっとひどい状態だったのを知っているから、良い状態だ。」と言ってもらえた。
7.26.針治療を受けかなり楽になった。ちょうどウエストの後ろ側にほぐれない箇所が左右にあり、1週間に1度、針でほぐしてもらい保たせている状態だ。しかし、最初の頃は1日保てばいい方だった。連日猛暑日が続く中、良くなりつつある。
7.27.今日はかなり楽だと思う。立ち続け食事の用意をしてもダメージがなかった。
7.28.左の腰の後ろから少しおかしくなりつつあるのがわかる。膝頭にも響く。頭痛もする。なるべくクーラーは避けるようにしていても、猛暑日では無理だ。結果、体が冷えるので問題が起きるのだと思う。漢方風呂に入った。
7.29.起床時の痛みはわずかになった。ただ、夜中にふと目覚めると、痛みのない体勢がとれず、なかなか寝付けずつらい。 痛みの度合いはピークを10とすると1未満だと思う。
7.30.前日と違い、起きたら左足に体重をかけると痛い。今更だが杖を買おうかと迷うくらいだ。寝苦しい夜が続くため、夜半目が覚めると痛みばかりが気になりなかなか寝付けないのがつらい。ただし、4月から5月頃とは比べものにならないくらい痛みは小さい。
7.31.松本先生に漢方を処方していただく。途中報告をまとめるように指示された。

注目の手記・ブログ
●かあさんくまさんの松本医院のアトピー治療ブログ
(2人娘はアトピっ子。「絶対に治る!」という主治医のコトバを信じ、ステロイドや抗アレルギー剤を使わず、漢方治療をはじめました・・・)
漢方科 松本医院について
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アレルギーは医学部の教科書には、現代の医学では治らないと書かれています。何故、一介の開業医である私は治すことができるのに他のお偉い方々は治らないとおっしゃるのでしょうか?いずれにしても、私が如何に大声をあげてアトピ-やリウマチが治るといっても変人扱いされるだけでしょうが、ここに証拠をお見せしましょう。ここで紹介される患者さんの手記は、巷に出ているノンフィクションの本よりも遙に感動的であり、今アトピ-や喘息やリウマチと戦いつつある患者さんの皆さんに大きな励ましとなるでしょう。このホームページを読めば、体の中で起こっている自然の正しい免疫反応を抑制してはいけないのに、見せかけだけを良くするために抑制して生じた薬害の後始末をすることが私の主な仕事となり、完治するのはアトピ-やリウマチだけではなく、同時に他のアレルギ-(アレルギー性鼻炎やアレルギー性気管支喘息やアレルギー性結膜炎)が全て消失してしまうのもお分かりになるでしょう。
患者さんが経験された厳しい症状などについて医学的な意味付けが赤字でコメントしているものもありますから、私のアトピ-やリウマチの治療法がさらによく理解できると思います。何回も読み返してください。この記録から、ステロイド・抗アレルギー剤・抗ヒスタミン剤・抗炎症剤の免疫抑制剤が一時的に症状を良くしても、結局は見せかけの治療薬に過ぎないことが理解され、とりわけステロイドの乱用によりステロイド皮膚症になった人が、いかにステロイドから脱却し、最後はアトピーやリウマチを治しきってしまうこともお分かりになるでしょう。
アトピー・リウマチをはじめ、全てのアレルギー・膠原病の治療において、一切ステロイドを使いません。
それは、ステロイドをはじめとする免疫抑制剤を使っている限り、アトピー(アレルギー)やリウマチなどの膠原病はもとより、全ての病気を治すことができないからです。また、私は何も漢方で治しているのではなくて、正しくは漢方を使って免疫を上げて、患者の免疫を高め続けることによって、自分でクラススイッチをしたり免疫寛容を起こさせたりする手助けをしているだけなのです。漢方が治したり、私が治したりしているのでもなく、あくまでもあらゆる病気は自分の免疫で治しているのです。
漢方治療中(治療中でなくても)、市販の風邪薬は飲まないでください。
市販で売られている、もしくは他医院で処方された風邪薬の中には、抗ヒスタミン剤や、抗アレルギー剤が含まれています。とりわけ、小児用の風邪薬の中には、必ず、ぺリアクチンという抗ヒスタミン剤が入っています。私のアトピーや花粉症の患者さんの治療が、なぜか長引いてしまうことが時にありました。この方々は風邪を引くたびに、このぺリアクチンの入った市販の薬を服用していた患者さんたちであることがわかりました。これらの風邪薬は、鼻水や鼻づまりなどの見かけの症状を取りながら、同時に、本来のアレルギーを抑制しています。風邪が治ったあと、必ずリバウンドが繰り返され、アトピーをはじめとするアレルギーやリウマチの完治が遅れますので、服用しないでください。
松本医院の「なぜ」
病気とは何でしょうか?
病気とは、人体に不必要な異物が侵入してきたときにそれを排除しようとする正しい免疫の働きに見られる症状のことを病気だといえば一番わかりやすいでしょう。となれば、病気とは否定的に捉えるのではなくて肯定的に捉えるべきものではないでしょうか?つまり否定されるべきものは侵入してくる異物であり、病気そのものではないのです。言い換えると異物が人体に侵入しない限り、免疫の働きは行使される必要はないのです。この世から人体に必要な5大栄養素と水と空気以外の異物が存在しなければ、病気は絶対に起こらないのです。言い換えると、病気を起こす原因は人体に不必要な異物なのです。
それでは異物には何があるでしょうか?2種類しかありません。ひとつは、病原細菌であり、ウイルスであります。これらはワクチンと抗生物質で征服されてしまいました。つまり、間単に殺すことができるようになったのです。このために人類の寿命は飛躍的に延びました。ふたつめは何でしょうか?まさに近代化学が作った化学物質であります。この化学物質が人体に侵入したときに、それを排除する免疫の働きの症状がアレルギーとなるのです。
アレルギーとは何でしょうか?
アレルギーとは環境汚染物質を体内から排除する働きであります。何故アレルギーは増えたのでしょう?環境を汚染する農薬をはじめとする化学物質が極めて多く作り出されるようになったからです。実はリウマチもアレルギーのⅢ型であります。
膠原病とは何でしょうか?
膠原病はアレルギーと同様、環境汚染物質という同じ敵を排除しようとしています。ただ、膠原病はIgG抗体を用い、アレルギーはIgE抗体を用います。つまり武器を変えて戦っているだけの違いなのです。
アレルギー・膠原病はなぜ治るのでしょうか?
敵は無限に存在する化学物質や環境汚染物質であり、味方はアレルギーの場合は有限であるIgE抗体であり、リウマチの場合はIgG抗体やリウマチ関連抗体であります。排除しても無限に繰り返し入ってくる化学物質を永遠に排除することは不可能であり、有限は無限に絶対に勝つことはできないからです。ところが現代の医学は異物を排除しようとする免疫の働きを一時的に抑制するだけですから、IgE抗体やIgG抗体やリウマチ関連抗体が再び作り出されいたちごっこになり永遠に戦いが終わらないのです。従って免疫の働きを一切抑制せずにアレルギーの症状を楽にしてあげるだけで最後はIgE抗体やIgG抗体やリウマチ関連抗体が作られなくなるのです。これを発見したのは世界で私が初めてなのであります。これを自然後天的免疫寛容と名付けたのです。
リウマチの患者さんの家族の皆様に
他医院で治療をされていない初期のリウマチは、「風邪よりも治すのが簡単である」と言っても過言ではありません。しかし、私の患者さんは当院に来られる前に間違った現代医学の免疫を抑制する治療を受けて来られる方がほとんどです。従って、私の治療を始めると、間違って受けてきた治療の度合いに応じて、多かれ少なかれ必ずリバウンドが出現し、それに伴い、痛みが増強します。大量のステロイドを注射されたり飲まされてきた人、長期に渡って他の病院でリウマチ治療を受けてきた人は、激しい痛みのために、自分自身の身の回りの世話が不可能になる事態もしばしば遭遇します。
そのために、私の治療を受け続けるには、絶対に家族の協力が必要となります。ところが、遠方から来られる方や、お年寄りの方の中には、リウマチ治療の困難さを全く理解せずに、すぐにリウマチが治ると思って気軽に一人で受診される方がいます。実際の治療の困難さや、具体的な私の治療法、何より私自身を知ってもらうためにも、初診時には必ず家族の方と一緒に来て下さい。また、患者さんはもちろん、家族の方も私のホームページに記載されている理論とその証拠である手記を繰り返し読み、私の理論と治療法を理解してから来て下さい。
また漢方薬だけでは絶対にリウマチを治すことは出来ないのです。他の免疫を上げる鍼・お灸・漢方風呂などを総動員して初めて徐々に免疫は回復し、上昇し、最後はクラススイッチし、自然後天的免疫寛容となるのです。