「アトピーと乾癬を治してもらって」  主婦 57歳

平成7年秋頃から肌の柔らかい所に発疹が出てきました。最初の状態はちょうど虫に刺されたような赤い斑で、胸から背中にかけて出るようになりました。平成8年5月に近くの皮膚科に行きました。はじめは"アトピー性皮膚炎"と診断され入浴と石鹸に気を付けたり、下着は綿製品が刺激が少ないのでそれに変えたりして対応しましたが治りそうにありませんでした。その内に全身の皮膚にばらばら出るようになりました。また、頭の中にも出るようになりました。

平成9年5月17日、医師の紹介にて大学病院に通院することになりました。"炎症性角化症(乾癬)"と診断されました。症状は皮膚が赤くなってもりあがって、表面が魚の鱗のような白い垢が付着し乾燥してポロポロと剥がれ落ちてくる病気です。今の私は全く同じ症状でした。根本的な治療法がなく、悪くなったり良くなったりすることを繰り返す経過の長い病気であることを知りました。始めは2週間に1回の通院から始まりました。チガソンカプセルを4ヶ月飲みました。(このチガソンは生殖細胞をも変質させ、DNAの損傷をももたらす非常に怖い薬です。従ってこの薬を用いるときにはある種の誓約書を書かなければならないのです。)また、ステロイドホルモン軟膏を使用して一時は良くなるようでしたが、しかし、だんだんと悪くなるような感じになっていきました。初期の体重より7kg増加し、血圧も高くなり肝臓も悪くなっていきました。このままでは、私はだめになっていくような気がしました。(これらは全てチガソンという薬の副作用です。)

そして平成10年6月17日に松本医院へ行きました。始めは信じられませんでしたが、とにかくやってみようと思いました。その時は全身は赤くなり皮膚の色も変わっていきました。座ったりすることもできない状態にもなりました。一時はどうなるかと思いましたが、10月に入ってからはだんだんと回復してきました。先生が「信じて頑張って続けなさい。」の優しい言葉をかけて下さったおかげです。皮膚の色も元に戻り張りも出てきました。

今は信じられないほどきれいに治っています。良い先生に出会え、本当に良かったと感謝の気持ちで一杯です。有難うございました。(乾癬も極めて難しい病気でありますが、漢方を用いて何十かの乾癬を治してきました。しかし乾癬にもいろいろ種類があり、なかなか治りにくい乾癬も経験しております。しかし症状は軽減しております。)