5月の空」 アベ  ナオコ 68歳

 平成121112日の朝、義母の葬式も終わり、3日間痛み止めで頑張ってきた体を動かそうと思ったら、腕も首も腰も痛くて動けない。後ろから抱きかかえられてトイレに行くが便座に座れない。中腰で用をたした。そして直ぐに近くの病院に・・・・・。

 血液検査の結果、「リウマチです。でもすぐに痛みはとれますよ」と『ステロイド』ステロイドの怖さを聞いていました。悩みました。

 そんな折、「漢方で良い先生が高槻に!」の声を聞き、直ぐに娘の車で・・・・・。

 満員の待合室でリウマチ罹った方々の快方に向かっているお話を聞き、ひとまず安心。先生は開口一番、「治ります。」「治してみせます、任せなさい。」そして力強い握手。半ば興奮状態のまま、針と灸をしてもらって、煎じ薬をもらって帰りました。

 それから一週間に一度の鍼と灸に通い、鍼の織田先生の軽快な話術に体の外と中からも温められ、一週間のその日が楽しみになりました。

 家では毎日痛いところに灸を上から上からと重ね、人前でも手袋を話せませんでした。4回ほど通った頃から痛みが和らぎ、顔も体も少し洗えるようになりました。しかしまだ首は廻らない、雑巾は強く絞れないという日が続きました。

年が明け春になるとリウマチの数値も少しずつ下がり、夏には昼間は下痢が続き、冷房が駄目でしたが、殆ど普通人。夜は靴下、手袋、首巻をして就寝するという状態でした。

 秋、そして冬になり丁度一年、リウマチの数値も殆ど下がり、痛みもなくなり先生に感謝、感謝、と喜んでいるのもつかの間、平成143月、首が日増しに痒くなり、夜も眠れない。「もしかしてアトピー?」そう先生の言葉を思い出しました。「アトピーが出たらリウマチは治ります。そしてアトピーも治ります。」暗示にかかったように掻きむしり、象の皮膚のようになっていた首も少しずつきれいになり、現在はアトピーの煎じ薬を飲むだけの毎日となりました。

日々訪れてくる春の空を見上げながら心も明るくなってきました。今まで先生の云われることを信じて頑張ってきた自分を信じ、これからも先生の良きアドバイスを励みに健康生活を送って行きたいと思っております。

本当にありがとうございました。