「地獄のリウマチ」 有井 和子 66歳 この手記はリウマチの治療の中間報告です。15年もの間リウマチを患っておられた患者さんが、私のリウマチの治療の途中で良くなっていく喜びをインターネットで送ってくれました。)私はリウマチを患って長い年月が経っています。これまで悪くなる度に灸をしてきました。その間、病院にも行かず灸で痛みを抑えておりました。(リウマチはお灸だけで治るものではありません。それに加えて漢方煎剤と鍼が不可欠です。つまり東洋医学を総動員して初めて治るものです。しかも治療の最後の段階においては、多かれ少なかれアトピーの症状が出現しますから、アトピーを完治することの出来る理論と実践がさらに必要となります。それこそ私だけが持っているものです。)今までに大きな波が何回もあり、その都度痛みをこらえて頑張ってきましたが、この度は痛みがあまりにひどくて病院に行き、薬を飲みました。しかし1週間たっても悪くなるばっかりで、自分のことも出来ず顔も洗えない状態で、泣いていました。息子にそのことを話すと、息子がインターネットで松本医院のホームページを探してくれ、松本医院に行くことを勧めてくれました。でも、大阪の松本医院まで山口県から行くのはどうかと思い躊躇しましたが、とりあえず電話してみることにしました。すると先生に「明日来なさい。僕が治してあげますから」と言って頂き、その一言で行く決心をしました。(何故これほどの自信を持ってリウマチ患者さんに治せることを断言できるのかと言いますと、それはこの患者さんが15年間もリウマチを患っておられても、その間現代医療の間違った治療をほとんど受けていないからです。私の仕事は現代医療の副作用を、つまりステロイドや抗リウマチ剤や抗炎症剤による免疫抑制を解除することだけなのです。さらにこれらの薬は免疫を抑制するだけではなくて様々な副作用をもたらすので、この副作用を取ることだけなのです。ところがこれらの薬を止めると必ず激しい離脱症状が見られます。この離脱症状を如何に苦痛なく軽減させ乗り越えさせるには、豊富な経験と正しい理論が必要なのです。例えばステロイド剤の代表であるプレドニンは、7500mg以上服用すると副腎皮質の働きが完全に停止してしまい、プレドニンをすぐに止めると死んでしまうといわれる程の劇薬なのです。このような恐ろしい薬を止めさせることだけでも大変な仕事になるのです。しかも、これを乗り切りステロイドの影響を完全に除去しなければ、絶対に自然後天的免疫寛容が起こらないのです。ところがステロイドを服用してきた量が多ければ多いほど、自然後天的免疫寛容を起こすように命令してくれる抑制Tリンパ球自身もステロイドの為に長期に抑制されているので、それだけ長い時間がかかるのです。従ってたとえ長期間、リウマチを患っていたとしても、現代医療の治療を全然受けていないリウマチは、患者さん自身も苦しみが少なく、私の方も極めて気楽に簡単に治すことが出来るので力強く患者さんに治すことを請合うことが出来るのです。) 一人では顔も洗えず、ボタンも掛けられない状態だったため、姉に付き添ってもらい、大阪に行きました。先生にお会いし「治してあげます。絶対に!」という言葉を聞き、勇気が湧きました。これまで長い間、自分で治すのだと信じて、病院の薬を飲んでいなかったことを先生にお話したところ、喜んで診察をくださいました。(『絶対に』という言葉は、このように現代医療の汚染を受けていない人に言えることなのです。)その後で針と灸をして頂き、漢方薬をもらって帰りました。その日から毎日漢方薬を続けておりますと、次第に痛みも和らぎ、症状も少しずつ良くなっていきました。3ヶ月ほど経って、「リウマチの認定をしてもらえますか?」と先生にお願いしたところ、「絶対に治してあげるのだから、リウマチ認定は必要ないでしょう」と先生に叱られてしまいました。松本医院を初めて訪ねてから約1年が過ぎ、毎日漢方薬を煎じて飲んでおりますが、今では時々リウマチが痛む程度まで良くなりました。漢方薬はとても苦いのですが、『良薬口に苦し』と思ってこれからも飲んで治していくつもりです。松本先生をはじめ看護婦の皆様に感謝いたしますとともに、これからも引き続き宜しくお願い致します。(この方は鍼とお灸はあまり真剣にやっておられないので時間がかかりすぎています。今後初心に返ってもらい、真剣に鍼灸をやってもらう予定です。本当に治そうという人のお灸の跡は、まるで高度の火傷の跡が痛々しく残っているものなのです。) 2001年7月 |