「リウマチ医療体験記」 速水 宣枝 67歳

 私の症状は、6年前頃に突然手首に痛みがでて、炊事作業も出来ない状態でした。当時は筋肉の使いすぎの腱鞘炎と思い、湿布を貼っていました。1週間程すると治り、また再発する状態が続いていました。(リウマチの正確な診断は結構難しいものです。リウマチもアトピーと同じで初めから激越な症状が出るわけではありません。徐々に徐々に体の関節を犯していくわけです。しかし私にとって不治の病とされているリウマチは至極簡単に完治できる病であるのはアトピーと同じことであります。勿論、余計な現代医療の治療を受けてこなければの話であります。)その後4年前に左中指の第二関節が赤く腫れ、これは大変と思って近所の医院で検査すると「リウマチです。」と知らされ、もうその時の落ち込み方は凄かったもです。大好きなスキー・手芸も出来なくなるかと…。1年程医院に通いましたところ、徐々に良くなったと感じて薬を飲むのを止めました。ところがその後また手首や指関節が腫れて痛み出し、日常生活に支障が出てきました。(薬を飲むのを止めると痛くなるというのは単に一時的に炎症を抑えていただけなのです。従って薬を止めると離脱症状が出たのです。)

 以前から東洋医学療法に関心を持っていましたが、専門の医院の所在も分からないのでどうしようかと迷っていたところ、高槻に漢方療法の松本医院があることを知人より教えてもらいました。

 平成101027日初めて松本医院で受診しました。先生にお会いするまで不安でしたが、先生が明るい大きな声で「必ず治ります、頑張りましょう!。」と言って下さり、急に明るい気持ちになりホッとしました。当面漢方薬と鍼灸治療をすることになりました。(私は何もリウマチの患者さんにぬか喜びを与えているわけではありません。治るから必ず治ると言っているだけなのです。この本では主に皆さんにその証拠を見せてあげたいと思って筆をとったのです。詳しい理論はあらためて書くつもりです。)

 「病は気から」と言う通り、先生と共に私が治すことに努力しなくてはと気付きました。「痛い時は落ち込み、痛い痛いの生活では駄目だ。明るく楽しく過ごすことが病気に勝つのだ。」と思い、うれしい気持ちで家に帰り話をしました。「良かったな!」と主人も喜んでくれました。

 あれから4ヶ月近くになりますが、今は手足の痛みが時々出ても半日位で良くなり、スキーも手芸もしております。無理をしないでこれからも楽しく毎日を過ごしたいと思っています。検査結果も良くなってきたとはいえ、まだまだ標準値まで先の遠いことですが、先生の「気」をいっぱい頂いて私も治癒することを信じて先生にお世話になります。本当に先生にお会いすることができ感謝しております。今後もよろしくお願いします。(私には他の医者に無いパワーがあると患者の皆さんは言ってくれます。それは私が常に真実を語っているからだと考えています。私のパワーの源泉は真実だけです。真実を語るときほど人は喜びで満たされることが無いからです。)

 

 上二つの表は言わば関節腔内に侵入してきた異物を排除する為の武器であるRAPA抗体とその抗体の量を間接的に示すZTTの値の変化を示しています。この患者さんのRAPA抗体の初診時の値は1280と高値でしたが現在は80まで下がっています。一方ZTTは終始正常値をとっていました。

 下二つの表は言わば抗体を使って免疫反応を終えた後の炎症の度合いを示すCRPと赤沈であります。異物との戦いが強ければ強いほど炎症の度合いも強くなります。左のCRPよりも右の赤沈の方が遥かに敏感であります。この方のCRPと赤沈はリバウンド期にも同時に下降しましたが、その後一時上昇し現在ではCRPは正常になっています。赤沈はまだ正常値の12以下にはなっていません。赤沈が炎症の最後に良くなる値です。