「無 題」 樋口日出子 72歳
私が松本医院を訪ねたのは、他の病院の検査に不信を感じたからでした。果たして松本先生は、この検査は必要ないと判断、しかも、今まで思ってもいなかった「リウマチ」であるとの宣告まで受け、非常に驚きショックでした。 同時に「朝起きたときに、手のこわばりはないか」などと聞かれました。「こわばる」事はありませんでしたが、時々左手の肘に、なんと表現したらよいのかわからない痛みがあり、だんだんひどくなって来ているようには思いました。 不安に思いながらも、一時的なものかしら、そのうち治るかもしれないなどと、自己判断してましたが、これが「リウマチ」のようでした。そして、先生の「必ず治るから、私が治してあげる」という言葉を信頼して私は治療に専念することになりました。 飲み薬と入浴剤での治療の始まりです。 飲み薬は朝昼晩の日に3回食前です。(これがなかなか飲みづらい!!)入浴剤はとても気持ちがよく、体も芯まで温まります。これには家族も大変喜んでいます。そしてお灸です。とても小さいのですが、腕に沢山します。始めはとても熱くて「続けていけるのかしら」と思いましたが、慣れとは恐ろしいもので次第に熱さにも慣れ、サイズも少し大きくしています。据える数も増え、入浴の後にするようにしていますが、お灸をすると体がさらに温かくなるような気がします。 半年くらい過ぎた頃でしょうか。痛みも和らいできて、時々思い出したように痛みが走る程度になったのは。そして1年程が過ぎた今は、ほとんど忘れています。 痛みがかすかに出てくるときがあります。でもそれは「まだ治っていないよ。」と身体が教えてくれているようです。ひどくならないうちに見つけて下さった先生にお会いできて、本当に良かったと思い感謝しています。 私の場合は、大変軽いうちに見つけていただいたので、治りも早かったのだと思いますが、まだ治療は続きます。「まだまだ爆弾を抱えているのだから、薬は続けなければいけない。」との事。薬を煎じることは、生活の一部にしてしまうと苦になりません。先生のOKが出るまでは、頑張ります。その日が来るのを楽しみに。 今治療をしていらっしゃる方、これからの方、一緒に頑張りましょうね。 |