「3ヶ月を過ぎて」 広谷 やす子 47歳
仕事の為左手首を酷使してしまい診察を受けたのが10年ほど前でした。関節の使い過ぎと言われ湿布と手首のサポーターを貰って帰りました。2、3年すると癒着してしましたが、きつい痛みもなく生活に支障がなかったので医者にも行かず放っておきました。でも2年前に家を新築した時から(ホルムアルデヒドの臭いがきつく目はチカチカし、激しい頭痛と吐き気、浮腫みなどが1ヶ月ほど続きました。これが色々な症状を出させる原因だったのでは)五十肩になり膝の関節も痛みだし、去年の9月からいたる所が腫れてきました。それでも薬は飲みたくなかったのでしばらく様子を見ましたが、今年の2月頃から歩くのも困難になり、仕方なく大きな病院に行くとリウマチだと言われました。消炎剤だけ貰いました。最初は良く効いていましたがその内、利きにくくなり、薬の量を増やしても痛みが取れない時が多くなりました。種類を変えても段々と痛むところが増え、ある日あまりに肩が痛いので湿布をしましたが良くならず、親が肩に痛み止めの注射をしているのを思い出し、近くの整形で痛み止めの注射を打って貰いました。この時肩の痛みは五十肩だと思っていたのです。(痛み止めにステロイドが使われているなんて。もっと早く先生のH・Pを見ていれば…と思うと同時に薬に対して安易な自分が悔やまれる)注射をしてからしばらくは痛みが楽になり鼻炎も軽くなりました。
4月にもう一度注射を打ちましたが、今年は3日程効いただけで肩や足、手などの関節に凄い痛みが来て何とかしなければと思い、インターネットで五十肩、リウマチを検索していたらたまたま松本医院のH・Pを見つけ、根本治療や患者さんの手記を読んでいるうちに、自分が如何にしてこうなったか思い当たる事が書いてあり、ここなら治してもらえると思い、高槻が近い事に感謝し次の日医院を訪れました。
先生に注射した事を叱られ「必ず治してあげる。私を信じなさい」と強く言われました。次の日から漢方薬、漢方風呂、お灸の治療が始まり、2日目には動くのも嫌になるくらい節々が痛み、1週間したら少し痛みが取れたような気がしましたが、こんなに早く良くなる訳ではなく、しばらくするとあちらこちらが痛くなり自分のこと意外は何も出来ませんでした。1ヶ月を過ぎた頃、膝のお灸の痕が痒い位で大きく変わった事はなく、2ヶ月を過ぎると膝の痛みが薄らぎ、階段の上り下りが楽になりましたが、まだ朝は辛く、雑巾も強く絞れないし正座も出来ませんでした。お灸が終わると手記を読んで励まされ、アレルギーの根本治療法を読んで理解を深めました。
3ヶ月近くになると足の裏、膝、肘の痛みがだいぶよくなり、朝上がらなかった左腕が上がる様になりました。3ヶ月半の今は素足で硬い所を歩いても痛くなく、少しは早く歩ける様になりました。手の指にはまだ変形がありますが(お灸をさぼりがち)腫れは幾らか引いて紫色していた関節が元の色になり、今まで辛い動作が少し楽になったように感じられます。布団も干せるしカバーの掛けかえも苦にはなりません。でも一番感じるのは体が軽くなりよく眠れるという事です。この頃何処かへ出掛けたくなり、遠くまで買い物に行ったり、映画を観たり、少しずつ前の様に元気になってきました。3ヶ月前には考えられない事でした。長時間歩くと足は痛くなり、湿気の多い日は疼く所もあります。指は変形があるし正座もまだ出来ませんが、確実に快方に向かっています。
漢方風呂に入り、しっかり漢方を飲んで、アトピーが出だすまでお灸を根気よく続けたいと思います。松本先生、いつもわがままな要望に応えてくださり、ありがとうございます。織田先生、毎回楽しいお話をしていただき元気に帰れます。受付の皆さん、どんな時も笑顔をありがとうございます。まだまだ先は長いですが、完治するまで宜しくお願い致します。
2002年7月30日