神部 紀美子 62

 私は今までにリウマチを患い動けなくなったり、寝たきりの状態になっている人を何人か見てきましたのでリウマチは恐ろしい病気だと思っていました。しかし私自身がリウマチになるなんて思ってもいませんでした。右手首や人差し指にはしつこい痛みが続いていましたが、腱鞘炎だと自分で判断していました。また足の裏や足指の付け根の辺りが痛いのは外反母趾のせいだと思い込んでいました。5年も前からリウマチの兆候が出ていたのに気が付かなくて、また忙しさに紛れて自分で腱鞘炎の手当てをしたりして自己判断で放置していたのですが、忘れもしません平成123月に突然右手の人差し指が腫れ上がり、また足の裏も痛くて歩けなくなりました。

 慌てて何とかして欲しいと近くの病院で診察を受けたところリウマチだと診断されました。それでは私もいつかは寝たきりの状態になるんだなあと思い、悲壮な思いになりました。それから1年程通院しながら薬を服用していましたが急に進行が早まり、その内に家事や日常の生活が全くできない状態になりました。ある日、たまたま紹介された別の病院の待合室で知人とばったり出会い、私のただならぬ状態を見られて尋ねられるままに「実はリウマチになったのよ。」と答えました。それを聞いた知人は「この病院ではリウマチは治せないよ。リウマチ専門の松本医院へすぐに行きなさい。」と言われ、その足で松本先生の診察を受けました。

 松本先生に病院から貰ってきた薬を見せたところ、「リウマチで死ぬことは無いが、薬の副作用で肝臓や心臓を悪くして死ぬんだ。そんなきつい薬はすぐに捨てなさい。私が1000%治してあげる。」と言われました。松本先生のその言葉で、何か一遍に目先が明るくなりました。先生を信じて、先生に合わせてもらった薬を毎日服用した結果、3ヶ月で痛みが和らぎ、身体が楽になり、これなら先生が言われた通りきっと治ると大変嬉しくなりました。日常生活は勿論、家事もできるようになりました。薬を服用し始めて6ヶ月が過ぎた頃には、ほとんど完治に近い状態で、元の様に元気な生活ができるようになりました。今は先生の治療を始めてから1年程になります。自己判断で放置していた期間が長かったためリウマチ指数の血沈はまだ完全に安定していませんが、リウマチの状態はすっかり良くなりました。痛みも無いし、日常生活の不自由さもありません。先生の薬のお蔭ですっかり良くなり非常に嬉しく思っています。先生に出会えた事でリウマチは治るのだという事を知り、少しでも多くの人達にこの喜びを教えてあげたいと思っています。

 松本先生、本当に有難うございました。松本先生は口は悪いけれども、腕は確かに日本一に間違いないと思います。

平成148