「リウマチと言われて」 川口悦子 37

 

平成138月初め、両手が腫れ、両膝にも立ったり座ったりが苦痛になる程の、今まで経験したことがない痛みに襲われました。病院へ行くと、レントゲン・血液検査の結果、リウマチだと告知されました。また、この病気は完治することはないとも言われました。

 

身内にもリウマチの者はなく、どうして私が・・・とこの二つの言葉に頭の中は真っ白になりました。認めたくない私は母に相談すると、友人より漢方薬と鍼灸で治してくれる松本医院を紹介されました。心も身体も重たいまま、816日松本医院の門をたたきました。順番が来て松本先生の前に座るなり、「治してあげます。あなたは症状が出てからすぐに来たから、その分早く完治します。薬は止めなさい。しかし15年程前にアレルギー性鼻炎で服用していた薬でリバウンドが来るでしょう。漢方薬と鍼灸で治してあげます。」と言われました。半信半疑のまま織田先生には鍼をしながら親身になって話を聞いて頂きました。そのことで、リウマチと戦おう!!という気になれたように思います。

 

その後、2週間毎の鍼と通院、自宅でのお灸で、8月には20だった血沈も9月には1310月には1011月には9、とみるみる数値が下がっていき、膝の痛みも忘れるほどになりました。12月に入ってからは、手足に痒みが出てき、完治に向けてステップアップできたようです。

 

松本先生には、毎日「治してあげる」と握手して励まされ、織田先生には鍼をしながら他愛もない話を聞いて、心のケアをして頂き、いつもすがすがしい気持ちで帰途に着くことができます。あと少し、と自分に言い聞かせ、頑張っていきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。

 

2002年2月19日