松本一美 51歳
2002年5月29日に初めて松本医院に来院してから3ヶ月、8月20日の血液検査でRF値(リウマチ抗体)が正常になり、リウマチが治ったと大喜びしています。パートも辞めずにこれたのも、松本先生や鍼灸の先生、朝早く起きて煎じ薬を作ってくれた主人、自分では出来ないところをお灸してくれた娘、インターネットで松本医院を見つけてくれた息子夫婦、職場の人達の理解のお陰だと感謝しております。
始まりは昨年の暮れ、右足首が痛く、腫れて、立ち仕事が辛くなりました。2年前に中程度の捻挫をしていたので、それがぶり返したのかと思っていました。
寒い朝、左手右足とキリキリ痛み、見ると手首の関節が歪んでいます。叔父がリウマチになったと聞いていたので、もしやと疑いましたがまさかと打ち消しました。今年に入って不調な日が続き、風邪を引き、身体の芯が冷えて2日間寝込んでいました。
4月22日、朝目を覚ますと、右足首が腫れて、痛くて歩けません。やっと24日、バイクで近所の整形外科に行き、レントゲンを撮ってもらい、痛み止めと炎症止めを貰いました。立ち仕事は辛いだろうと、関節炎の診断書を書いてもらい、2週間仕事を休みました。痛風の初期かもしれないからと血液検査をしてくれました。しばらくして結果を聞きに行くとリウマチ(1+)出ているから、「隔日に電気をかけに来たらいい」と言われました。主人に話すと、リウマチなら小川内科のリウマチ科がよく見るらしいと言うので、2月1日にレントゲン写真を借りてそちらに移りました。詳しい血液検査をしてから2月5日に5・6種類の薬を貰い飲み始めました。薬の副作用の欄を見ると空恐ろしくなりました。副作用が全部出ました。先生に伝えましたが、「そんなはずないけどなあ。」と言っただけ。痛ければ薬(プレドニゾロン(合成副腎皮質ステロイドホルモン))を増やし、シップを貰って貼っていました。「背中が張っている」と言っても「そんなはずはない」と「ぬかに釘」状態。へんな科だと思いました。リウマチはどんな病気なんだろうと、本屋で「ここまで進んだリウマチの治療法」を見つけ、治らない病気で一生付き合っていくしかないということと、薬の知識を得ました。プレドニゾロンは1日7.5mg以上飲むと危険だと書かれていました。5月2日に小川内科で血液検査をしました。娘の友達が血液循環を良くしたらいいと調べてくれたので、近所の温泉に行き温まると、調子が良くなり前向きになりました。5月12日に大阪にいる息子が訪れ、「嫁がインターネットでリウマチ治療に実績を上げている病院が高槻にあるのを見つけたから、費用はかかるが早い内に行こう。」と言ってくれました。話を聞くと良さそうなので、都合をつけて5月中に行くことを約束しました。5月13日、小川内科での血液検査の結果を電話で聞くと「CRPは0.3で正常に近くなっています。」との事でした。5月14日、家族で日高中津のあやめの湯に行った帰り、主人が新聞広告で見つけた漢方研究所に相談に寄りました。悪徳皮膚科・耳鼻科でステロイド漬けになると副腎が働かなくなると教わりました。漢方に変えようと思いましたが、和歌山と高槻のどちらに行くか迷いました。松本医院に来院する前に電話で問い合わせましたが、松本先生に代わってくれて、「CRPが0.3に下がった。」と言うと、「それは薬で下がったんや。」ステロイドを使う医者や現代社会の批判などを聞かされた後、「インターネットを読んで納得したら来て。必ず治してあげるから。」と自信たっぷりに言われたので、心が動かされました。
ついに5月29日に主人に付き添われ来院しました。問診表を書いて手記を読ましてもらいました。先生は「アトピーが出て治る。」と言われました。血液検査と今まで飲んだプレドニゾロンの量を計算すると、440mg飲んでいました。1日1錠飲んでいたので、徐々に減らしていき、明日からは半錠に、6月6日から4分の1錠に、6月20日からは4分の1錠を隔日に、6月27日に最後に飲みました。プレドニゾロンは手許に8錠ありました。血液検査でリウマチに関する異常は血沈だけでアレルギーがあると言われました。6月28日からプレドニゾロンが抜けました。抜いた後、右足首・右膝・腰・右肩・首・背中・左肩・腰・左膝・左足首と順にしばられる様な痛みで眠れないかと思うほどでした。次の夜も軽く痛みが出てきました。そして次の朝、左手にアトピーがポツンと出ていました。
アトピー治療も始まり、痛んだ箇所を憶えておいてお灸を終える毎日、治療で6Kg痩せました。(20Kgも痩せた人もいます。しかしリウマチが良くなるにつれて自然にもとの体重に戻ります。)さらにアトピーの痒みが出てきました。お盆過ぎから両手と首に一気にアトピーが出て、膨れていがらっぽく制服を着るのに気が引けました。9月4日の治療で先生が両手首の写真を撮られました。8月20日の血液検査は血沈もCRPもコレチゾール(大量にステロイドを投与された人は副腎皮質機能不全があるので、プレドニンを止めるのに慎重に減らさなければなりません。患者さん自身の副腎皮質が作るコルチゾールというステロイドホルモンが正常にならなければ安心できないのです。)も正常値になって「リウマチからアトピーに変わった」と言われ、頑張ってきた甲斐がありました。
現在はアトピーもほとんど治り、鼻炎の鼻詰まり・頭重がありますが、「アレルギーも全部治る。」と言ってくれているので、あと一息。2週間ごとに電車で来れたことに対し自分を褒めてあげたいです。治療中の皆さんも頑張ってください。