「リウマチ完治までもう一歩です」 中嶋公子 59歳
長年登山を楽しんでいた私は平成13年5月1900mの山を1週に2度登って、まだ体力はあると満足していました。しかし、その直後に膝の痛みと右腕の痛みが始まりました。疲労のためと思い、貼り薬を貼ったり塗り薬を使ったりしていました。しかしこの塗り薬がステロイド入りの薬だったのです(後で分かった)(40g x 2本使用)。良くなるどころか膝はほとんど曲げられなくなってしまいました。仕方なく掛かりつけの内科医院で念の為と思い血液検査を頼みました。結果はリウマチの数値(RAPA)が1280、血沈(1時間値)が32でリウマチ認定医のいる総合病院に行くように紹介状を渡されました。(たとえリウマチ認定医がいる総合病院に行ったところで治せない限りは意味はないのです。それどころか自信を持って間違った最新の治療をほどこされ後で困ることがいくらでもあります。)
病院に行く前に「リウマチの知識と治療法」という本を買い、線を引きながら繰り返し読みました。この病気の恐ろしさに体が震えました。リウマチは治ることは無い、ステロイドの使用で一時抑制はできるものの、ステロイドの使用で徐々に内臓等が悪くなっていくとあり、これから段々悪くなっていくのかと思うと、生きていく気力がなくなってしまいました。
ステロイドを治療薬と思って使っている人も数人知っていますけれども、年々悪くなり、これ以上ステロイドを使うことも出来ずに苦しんでいる事も聞いています。他に方法は無いものかと悩みながらも総合病院に行きました。医師に本を読んだことを言うと、知識のある患者はやりづらいと思うのでしょうか、本など読むなというような不機嫌な様子で、私の眼を見て、「眼に異常があるな、あんたは失明するよ、この病気で。すでに頭もおかしくなっている。」と言われました。足の裏にシコリが出来ていたので尋ねると、「ここはそんなもの関係ない、気になるなら外科に行け!」と言うのです。本では「リウマチ患者の2割に結節を見る」と読みました。私はこの先生はリウマチの事を良く知らないと感じました。早くこの病院を離れなければと思いましたが、検査を断りきれずに、放射能を身体に入れて喉の辺りの検査を長時間かけてやったり、他にも色々検査しましたが異常は無く、リウマチとも膠原病とも診断することが出来ないらしく、暫く様子を見ることになりました。この時点でこの病院は止めました。その後、主人と娘がインターネットでいろいろ調べてくれた結果、大阪の高槻にリウマチを治せる松本先生がおられるのを突き止めたのです。私は直感で、「この先生が私を救ってくれる」と思いました。少し明るい希望を抱きました。それから先生がインターネットに掲載している「リウマチの根本治療法」の理論と、治った患者さんの手記を主人がプリントしてくれ、2人で繰り返し、繰り返し読んで、この先生しかいないと決め電話をしました。先生は「ステロイドを使っていないのだな、それは良かった。必ず治してあげるからすぐ来るように。(現在癌以外の治らない病気とされている病気のほとんどがいわゆる膠原病であり、その治療には100%免疫を抑制できるステロイドが使われています。膠原病は別に結合組織病(結合組織は人体の組織の細胞同士を結び付ける役割を持ち、膠のような繊維性のタンパク質でできており細胞同志を結び付ける力があるので膠原病と言います。)とも言われるのですが、実は正しくは結合組織のタンパク質に結びついた化学物質を吐き出す病気と言うべきなのです。細胞が離れないようにボンドの役割をしている結合組織は余分な異物も結び付ける力があるので、ここに外部から侵入してきた化学物質や体内の廃棄物質が蓄積し、この自己の結合組織を排除しようとして免疫の働きが攻撃を始め炎症を起こすので自己免疫疾患とも呼ばれるのです。従って正常な自己の細胞を攻撃しているのではないのですから原理的には病気とは言えないのです。これは異物を排除しようとするアトピーなどのアレルギーと同じなのでアレルギー疾患と呼ぶべきで、膠原病のほとんどがアレルギーのU型・V型に分類されているのです。従って現代医学の治療はアトピーや花粉症と同じくステロイドを使うことになるのです。アトピーでステロイドを使うのは意味が無いということはほとんど全ての患者さんは知っていますが(医者は別ですが)、膠原病の場合はまだ十分には知られていないのです。アトピーの根本治療が自然後天的免疫寛容であるように、膠原病の根本治療も結局はリウマチと同じく最後は膠原病で用いられるIgG抗体を自然にクラススイッチをしてIgE抗体にかえて、最後はアトピーにしてしまえば全て治るのです。ところが免疫寛容に至るまでに二つの大きな問題があります。その一つはすべての膠原病をアトピーに変えて自然後天的免疫寛容を起こすまでの激しい炎症に患者さんが耐え切れるかということと、二つ目は炎症を起こし続けることによって回復不可能な後遺症が残らないか(最大の後遺症は死ぬことです。)どうかの問題です。具体的には炎症を起こして破壊されたそれぞれの実質組織の結合組織が正常な結合組織に完全に再生されるかという問題です。(実際膠原病そのもので死ぬことはありません。多くはステロイドの副作用によりもたらされた病気で死ぬことになるのです。)何故ならば膠原病の攻撃の対象は、実質細胞ではなくて実質細胞を結び付ける結合組織の蛋白に沈着した異物である化学物質であるからです。勿論、結合組織の激しい炎症の為に実質細胞がばらばらになり組織が死滅するまでに機能障害が起こり放置すれば死ぬこともあるのでしょうが、この時こそステロイドしか治療法は無いのです。にもかかわらずなぜリウマチを治すことが出来るかというと、上の二点の問題を完全にクリアできるからです。まずリウマチの痛みをいかに楽にするかという問題は東洋医学を駆使すれば免疫を抑制せずに必ず痛みを克服することが出来るのです。二点目の問題は次の理由で乗り越えられるのです。リウマチの炎症によって潰された関節の結合組織はいわば中空(関節腔)に接しているので、何回も激しい炎症を起こしてもその度毎に潰れた結合組織が非常に処理しやすいと同時に新しい正常な結合組織が出来やすいので後遺症を残すことが無いからです。これは丁度アトピーで皮膚をつぶしても皮膚は外界に接し上から抑えられることがないので剥がれやすくてしかも簡単に再生しやすく、アトピーが完治した時には完全な皮膚に戻るのと同じです。従ってリウマチも最後はアトピーになって完治するので絶対にステロイドを使ってはいけないのです。)」と快く引き受けて下さいました。
平成13年12月11日が始めて松本医院を訪れた日です。先生は治療に自信があるからでしょう。非常に明るい先生で、「治ります、必ず治してあげます。あなたはバリバリのリウマチですが、ステロイドを使わなかったのは賢いな!」と握手をし、しかし「リバウンドは必ずあるよ!」と言われました。診察後に織田先生の鍼灸の治療を受けましたが、先生は優しい人で苦痛を伴わない治療の腕前の方でした。また不安な心を癒してくれました。
その晩ホテルで1泊するも身体全体が引きつるような痛さで、2時間ほどしか眠れませんでした。12月12日午前中、帰る前に鍼灸治療を受けましたが、痛みで治療台に乗るのもやっとで、前日の治療で早くもリバウンドなのか主人に支えられて帰宅しました。早々に持ち帰った漢方薬を煎じて飲み、それから薬草風呂に入る。先生の「必ず治してあげる」を望みにして、お灸・煎じ薬・お風呂と必死で行う日々が続きました。日に日に右足首・足指・手首・手の中指腫れ・顎関節痛と痛みが増し力が無くなっていきました。左膝の痛みは特別ひどく、隙間無くお灸をするも、深く、広く悪くなり、トイレもためらうほどでした。この症状は4月上旬まで続きました。こんな時、看護の仕事をしている人に「どんな方法でも治れば良いけど。」と言われました。この言葉の裏には、この治療に対する批難が感じられましたが、「ステロイドは嫌だから。」とはっきり言ってのけました。
5月の7度目の診察。この日は駅の階段が苦にならない程膝が良くなっていました。右足首も腫れはあるものの痛みはそれほど感じませんでした。手首もこわばりが残るだけで、7割は治っていると自分で判断していました。
6月の8度目の診察。次々とリウマチの値も下がって順調なのに左腕が痛く、お灸を1時間を1日3回しても痛みが和らぎませんでした。そのことを先生に伝えると、「説明の順序がおかしい、良くなったところから言え!」と大変怒られました。(私は明るい男ですが同時に怒りっぽい男であることも認めます。すみません。)こんなに怒らなくともと思いましたが、かえってこの事で先生の熱意と、正直さ、儲け主義でないことが分かり、改めて尊敬の念を抱きました。(患者の機嫌は取らない。もし儲ける事が目的なら医師が通じない患者でも上手を言っていれば良いことですから。)私の周りには「漢方は高価で、大学病院でも認めていないしょうもない物。」と言っている人もいますけれども、一生ステロイドの使用によって寝たきりになることを考えたら、松本先生の漢方は高価ではありません。価値観の問題だと私は思います。私はブランド物も海外旅行も望みません。健康な身体を取り戻す為なのだから、こんな時にお金は使うものと主人も認めてくれています。
8月下旬、新たに痛み出した左腕も今では半分は快方に向かっています。体も軽くなり握力もすっかり元通りになってきました。
歯の治療にも通えるようになり、歯科医に私のリウマチが漢方治療でほぼ治りに入っている事を話しましたところ、「今の世の中にそんな先生がいるんだね。そういう先生を名医と言うんだよ。巡り会えて本当にラッキーだったね。歯科もステロイドを使っている人の歯の治療は難しくて神経を使うから嫌だ。」(ステロイドを使っていると抜歯などをした時に細菌感染が非常に起こりやすいからです。)と聞かされて、あらためてステロイドの怖さを知りました。私は松本先生との出会いで今日があるので、本当に良かったと思っています。リウマチで苦しんでいる多くの皆さん、松本先生だったら完治させてもらえます。早く先生を見つけてください。大病院だけに腕の良い先生がいる訳ではありません。難しい病気と知っても諦めずに、治してくれる先生がいる事を知って下さい。自分が先生を選べる時代ですが、しかし、くれぐれも誇大広告には騙されませんように!私はこれからも、まだもう少し先生や医院の皆様にお世話になりますが宜しくお願い致します。(インターネットでも医療のみならず全ての分野の情報が飛び交っています。しかし常に危険が付きまといます。インチキな情報を掴まされて騙されることです。私は提案したいと思います。間違った情報で損をしたときには2倍返しをしてもらえるという法律を作ることを。国会は国民のためにあります。無知な国民を守る為に今すぐに作ってください。こんな絶対不可欠な法案が何故できないのでしょうか?)
元の身体になっていくこの幸せに感謝して。“有難うございました”