「私のリウマチ」 鳴嶋 節子 53歳 私が何か変だなと感じたのは1997年11月でした。朝目が覚めると右手中指の第二関節が腫れて曲がりにくかったのです。突き指かなと思うほどでした。一週間過ぎても治らず病院に行きましたが、原因が分かりませんでした。その後両手の痛み、右足の中指と薬指の付け根の痛み、左膝の痛みが出てきて体中がしびれているようになり、微熱のある日もありました。そして夜も寝不足になり、毎日イライラの連続でした。またいくつかの病院にも行きました。 1998年7月にやっとリウマチと分かりました。リウマチなんて!とショックで頭がボーっとなりました。本を買って読みましたが、治らない病気、早期治療が必要、専門医のいる病院に行くことなどが書いてありました。病院の待合室に座っているのが辛くて、名前を呼ばれてもすぐに立てなかったことがあります。 1998年11月から2001年12月まで抗リウマチ薬を飲みました。最初は左膝が曲がらないほど腫れていたので数回注射をしました。その後、膝も楽になりCRPの値もどんどん低くなっていったので痛みも少なくなりました。途中で痛み止めの薬も飲まなくてもよくなりました。でも左親指の変形が生じ、2001年の夏から少量のプレドニンを飲むようになりました。そしてステロイドだと思い悩んでいる頃、知り合いの方から松本医院を紹介していただきました。 2001年の12月です。先生にお会いしてみると早口に話され少し恐そうだなと思いましたが「必ず治ります」と力強い握手をして下さいました。それから毎日煎じ薬を飲む事、お灸をする事が日課となりました。何日かすると体のあちらこちらに痛みが出るようになりました。お灸をすると熱くて痛いけれど、後で暖かくなり気持ちが良いのです。2002年の1月には痛くなかった右足の小指の付け根まで痛くなりました。お灸をする場所も回数も増えていきました。どうなるんだろうと思っていましたが、2月の終わりに手足の皮膚がザラザラになりアトピーらしいものが出ました。どうなるんだろうと思っていましたが、3月に入り痛みも和らいで体も軽くなってきました。数値も順調に下がっているとのことでした。4月、5月はもっと痛くなりました。5月の検査では血沈、CRP、RFの数値が基準値以下とのことでした。嬉しかったです。 朝起きた時の手のこわばりはまだありますが、リウマチの痛みはほとんどありません。今、私は手記を書いています。ペンを持つことが苦痛ではなくなりました。昨年の12月からの半年。私は幸せです。松本先生有難うございました。 |