「リウマチになるなんて」 岡本 博子
腕の痛みを感じたのは、13年12月、買い物をしてちょっと重いものを持つことが続き、最初は筋肉痛だと思っていた。なかなか痛みはとれず、14年1月に近くの整骨医に行く。腕を暖めマッサージの治療を暫く続けるが変化はみられない。
2月に健康診断でリウマチ値が少し高い(68)という結果。さらに日々手にむくみを感じる日が続く、ひょっとして?リウマチ?そんな思いが強くなる。
インターネットで“リウマチ”検索してみる。一番に出てきた「松本医院」アレルギー・アトピー・リウマチについての理論が読み切れないほど書かれている。気になる体験談へ進む。突然歩けない・・腕が使えない・・起き上がれない等々すさまじい話が続く。でも松本医院の漢方お灸で完治したと結ばれている。…これは大変、こんな事になってはえらい事になる。なんでも早いうちに治療するに越した事はないはず。場所を調べるとなんと高槻駅前、電車で一駅と近いきっと縁があるに違いない。
3月松本医院を訪れる。体験談にあった通り、扉を開ける前から漢方の匂いがする。忙しそうな看護婦さんで活気に満ちた受付、待合室は座る所を探すほどの患者さん達で溢れていた。待っている間に患者さん同士のお話が聞こえてくる。東京に転勤になって薬を送って貰ったりしていたが、帰って来る機会があったので今日は来院したとのこと、遠方から来られている患者さんも多いらしく、それだけ信頼出来る所だと確信する。
診察室に入ると、松本先生にこれまでの症状と、過去の治療などの事などを聞かれる。ステロイド治療をしていないこと、症状が軽い事から早く治るだろうとのこと、「大丈夫、絶対治してあげる」との言葉をいただく。続いて織田先生にお灸の説明を受ける。お灸は出来るだけ沢山するようにと、他の患者さん達の写真を見せていただく。内心こんなに出来るだろうかとの思い。針治療を受けて帰る。
さあ、聞いた通りに漢方を煎じて飲む事、お灸を痛みやむくみを感じるところを重点にする毎日の始まりだ。2回目の検査結果でRF値が上がる。ステロイド治療はしていないし、思い当たる事は無いのだが(リウマチの治療はしなくてもアレルギー性鼻炎(花粉症)の治療で抗アレルギー薬やステロイドの入ったセレスタミンを飲まされて、いわゆる抗体の逆クラススイッチが生じ、リウマチになってしまった人はこの方と同じ様にリウマチの抗体が上がることはしばしば経験されることです。)、過去の病気の治療の中で何かが反応したのかもしれない。痛みは左腕から右肩へ、そして右足へ、左足にもと身体を一巡するように移っていく。
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漢方を煎じて飲む事。
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お灸をしっかり行う事。
· 漢方のお風呂にしっかり浸かること。
この3点を忠実に実行する。そして診察してもらう度に“よくなっているよ。絶対治してあげるから”と言う声をかけて貰う。織田先生からも、不真面目だったお灸も、最近では、“やれば出来るじゃない”と誉められる(?)ようになり、あせる気持を押さえ治療を続ける毎日が続いています。
治療を始めて8ヶ月、数値は2ヶ月目の上昇を除けば順調に降下し、あと少しというところ。痛みも余り感じなくなっている。漢方と針灸という安心し信頼出来る、しかも理論に裏付けされた治療を続けてよかったと素直に喜びを感じている。
〈RF値と血沈の経過〉