「リウマチと言われて」 高橋 美智代 47歳
私の症状が出たのは平成12年4月始め『両足親指の内側(外反母趾で変形する部分)が触ると痛いナ』と感じたことから始まりました。同月の22日ショッピングへ行き、その翌日右足外くるぶし下が赤く腫れ歩くと痛くなり、2・3日して朝起きると急に左腕が30度位しか上げられなくなり、又知らない内に両膝が打ったように痛くなったりで、4月末には何か病気にかかっているんじゃないかと思いました。家にあった“家庭の医学”という本を読んでいく内に、私の病気はリウマチに間違いないと自分で診断していました。この時、わずか1ヶ月間でどんどん悪くなっていく自分がとても恐かった。(初発のリウマチの症状が出てから1ヶ月もしない内に全身に症状が広がったリウマチはかなり悪性のリウマチと考えられます。)そして案の定5月15日にリウマチの疑いがあると言われ、その後2件の整形外科へ行き、確実にリウマチだと診断が下ったのは5月19日のN病院でした。 そこで調べると微熱もあり(リウマチの初期の症状にあるらしい)このところ少しフラフラしていたことは事実でしたが、頭痛は無かったので自分でも驚きました。そして覚悟はしていたもののリウマチと診断されたショックと絶望感、不安と焦りとどうしようもない孤独感に襲われ、その日から食物も喉を通らない程思い詰めていました。(私の治療を受ければこの手記にあるように、こんなに進行の速いリウマチも私の理論通り治るのです。私がこの手記を書いてもらっているのも唯一つの目的があるだけです。それはリウマチは治るという真実を伝えて、このようにリウマチと宣告されて絶望している人々を救いたいという一心からです。ところが世界中の全てのえらい医者や学者が『リウマチは絶対に治らない』と断言しているものですから、世界でリウマチを私だけが治せると言ってみたところで誰が信じるでしょうか?世間の人はせいぜい私のことをペテン師だと思うのが関の山でしょう。このような間違った考えを正すためには、私の正しい理論や治っていくまでの科学的なデータ以外に、治ったという人の生きた証言が必要なのです。つまり治してあげた患者さんに、生き証人になってもらいたいのです。それでもこのような患者自身が書いた手記という証拠があるにもかかわらず、リウマチは治るということを信じない人達がゴマンといるのです。その理由は治らないのに治ると言ってお金を稼いでも全く罰せられないからでしょう。従って治らないのに治ると嘘をついて稼いだお金は、嘘だと分かった時に少なくとも2倍返しをするという法律を作ってもらいたいものです。そうなれば私はこんなコメントをする必要がなくなるでしょう。ところでこんな法律を作れば最初に捕まるのは、一体誰でしょうか?現在公約違反をしても絶対に罰せられることのない政治家でしょう。従って政治家はこんな法律は絶対に作らないでしょう。至極残念です。もちろんこのような政治家を選ぶのは大衆ですから、罰すべきは大衆でしょうか??) それまで漠然としかなかった死というものをとても身近に感じ、リウマチの資料を読んで『5%の悪性リウマチ(死も伴う)』の中に自分は居るかもしれないという恐怖感に怯えながら、この先日々の生活を送っていかなければならないというやるせなさ、そして子供に迷惑をかけながら生きていかなければならないもどかしさ。それにも増して1日1日と痛む箇所が増えていってる状況を見て、この痛みに耐えていけるかどうか。道行くお年寄りが歩いているのを見て、何故まだ若い私が彼らよりも歩くのが困難なのか。情けなくて羨ましくてどうしようもありませんでした。そんな私を母が「人生はなるようになるから元気出して」と、毎日のように電話で勇気付けてくれました。頭の中で「なるようになる」と、呪文のように繰り返しながら、自分自身を取り戻そうと少しずつ家事をするようになりました。 そんな時、主人がインターネットでリウマチの根本治療の論文を興奮気味に持って帰ってきました。「松本医院に行こう!治るらしいで」という主人に「本当かな?」と、本来疑り深い私に対して「信じて行くしかないやろ」という強い答えが返ってきました。(リウマチに関する情報はインターネットのみならず、様々な書物や雑誌に溢れ返っています。私に言わせれば、ほとんどが売名行為と無責任な金儲けを目的とした情報ばかりです。間違った情報を流すことは犯罪ではないでしょうか?にもかかわらず政府は取り締まることはしません。言論の自由というのは、嘘をついて金儲けをする自由ではありません。確かに空想や感情に関わる思想や宗教を語って他人に信じさせることは自由でしょうが、事実と反することを公然と語ることは許されないのではないでしょうか。実際、病気が治るか治らないかは事実に関する問題です。これは決して感情や思想の問題ではないのです。従って病気が治るか治らないかという問題は、信じるか信じないかの問題ではないのです。もし事実に反する嘘をついて金を儲ければ、少なくとも払った金は返してもらうという法律があれば『信じていくしかないやろ』という言葉は発せられることはなかったでしょうに。) 平成12年6月7日、主人に付き添ってもらって松本医院に足を運びました。初診表にリウマチのことを書きこんでからしばらく待合室で待っていたら、ドアの中から先生らしき人が先に診察し終わった患者さんに「治るよ!大丈夫。治ったら手記書いてや!」と、大きな声で言われて、又忙しそうにドアの奥へ戻っていかれました。その言葉が嬉しくて嬉しくて眼に涙がいっぱい溢れそうでした。実はここに来る前に漢方治療ということで「西洋医学と共にかかったらどうか」と、心配する人もいたのです。(西洋医学と私のやっている漢方医学とは全く反対のことをやっているのです。私のやっている漢方医学と言ったのは、やはり私自身が過去の先達の漢方医学を学んだうえに、現代免疫学の成果とを勘案して打ちたてた独自の漢方医学だからです。つまり理論は西洋医学で武装し、臨床は3000年の臨床経験医学である漢方を利用しているわけです。従って実際にやっていることは漢方そのものなのです。漠然と西洋医学とミックスしている訳ではないのです。)しかし、松本先生の「絶対治る」と言って下さった事と、以前通っていたN医院の医師が「リウマチは治るんですか?」という私の問いに、困ったような顔をして「寛解するのは5%位かな」と、自信無さそうに言われた事を比べて、松本先生オンリーに決めたのは言うまでもない事です。(寛解という言葉は「かんかい」と発音する医学専門用語です。症状が一時的に軽減したり消失しているように見えるだけで、病気そのものは完全に治っていないことを意味します。ステロイドは常に寛解だけを目的とする薬です。この医者は治らないと言うと色々と都合が悪いものですから、寛解という難しい言葉を使って答えをはぐらかしたのです。) ここでの治療は週1回の針灸と煎じ薬、毎日の灸、びわ灸等で、主人も協力してくれました。N医院の薬は幸いにも2週間程で止めていました。(本当に2週間だけで終わったのは幸せな人です。私の医院に来られるリウマチの患者さんの中には、5年、10年、15年もの長い期間、間違った治療を受けて初めてリウマチが治らないことを知った後で、薬の副作用でズタズタにされて来られる患者さんが沢山おられます。何故厚生省は『薬を使う前に副作用を言わなければ使えない』という通達を出さないのでしょうか。また何故そのような薬は治す薬ではなくて、一時的に症状を取るだけに過ぎないということを医者から患者に言わせるようにしないのでしょうか。厚生省は製薬メーカーや医者の為に仕事をしているわけではありません。国民の健康を守るためにあるのです。医者の作った病気や薬の作った病気は、結局は厚生省が認めた薬によるものですから、厚生省の責任は重いと私は考えます。もちろん中には賢い患者さんがいます。治せない薬を飲んでも仕方がないどころか毒薬になるだけだと考え、一切医者の出す薬を飲まないで、リウマチと言われてからなんとか痛みを耐え抜いて10年後、15年後に私との出会いという幸運に巡り会う患者さんもいます。このような患者さんが尊いのは、それ程長期にリウマチを放置していてもリウマチによる骨粗しょう症は教科書に書かれているほどのことはほとんどの場合、絶対にないということを教えてくれるからです。もちろんこのような患者さんのリウマチの治療は私にとっては難しいことではありません。にもかかわらず医者はリウマチは放置すれば骨がガタガタになると脅かしてステロイドを飲ませてしまうのです。ところがこのステロイドの副作用で生じる骨粗しょう症の方がはるかに重大なのです。ちょうどこれは洪水も起こり得ない河川を、専門家集団である建設省が『洪水が起こる起こる』と脅かしてコンクリート漬けにして、大切な自然を破壊し国民の大切な税金を浪費するのと全くよく似ています。最近では徳島県の吉野川のあらい堰の問題が典型的でしょう。百年の間に大して洪水も起こったことがないのに、莫大なお金をかけてあらい堰の改築をしようとしたのです。しかもその水域に住む住民自身がいらないと言っているうえに、そんなに住民が洪水に遭う心配をするなら、いっそのこと住民を移住させたほうが安くつくのにもかかわらずです。何故こんなことが起こるのでしょうか?皆さん考えて下さい。)普段でも風邪薬ひとつ飲むのが嫌いな私が、副作用のいっぱいあるリウマチの薬を一生飲んでいかなければならないというジレンマ、この薬によって色々な病気が新たに起こるかもしれないという恐怖感がなくなっただけでも、私は救われる思いでした。(私はリウマチは完全に治すことのできる理論と実践を確立しました。もちろんステロイドを大量に服用したり、注射をされてきた人は必ず多かれ少なかれ離脱症状が出ます。私の仕事は本当にリウマチを完全に治癒させることでありますが、それまで離脱症状と患者さんは戦わざるを得ないのです。その戦いの途上においてもステロイドを除去しつつあるという状態こそも素晴らしいことなのです。というのも、ステロイドは麻薬と同じ作用があるものですから、一度ステロイドを用いるとそれを止めることは使う前よりも2倍3倍痛みが増えるので、本当にステロイドを止めさせてくれる病院は私の医院しかないものですから、賢い患者さんはリウマチが完治する前から、私との出会いを心から喜んでくれることがあります。もちろんリバウンドの痛みを漢方煎剤・鍼・灸・漢方温泉で出来る限り軽減しようと努めるのですが、それでも消去しきれない痛みがどうしても残る時があります。それにもかかわらずステロイドを使わない毎日が幸せですという感謝の気持ちを語る患者さんに出会う時は、本当に医者冥利に尽きる瞬間です。というのは、この痛みを耐えさえしてくれればいずれ早晩自然後天的免疫寛容が生じ、リウマチは必ず治るものですから、治った患者の姿を見るよりも苦しみながら喜んでいる患者の姿を見るほうが、はるかに尊いものを感じてしまうからです。)毎日煎じ薬を飲む内に、次々と痛い所が増えてきました。顎がガクガクして食べるのも痛い日や、首まで左右に曲げにくくなり車のバックが出来なかったり、肘まで痛んできたりで、関節で痛くないところを探す方が困難な程でした。(2週間でも進行の速いリウマチでステロイドのプレドニンを服用して止めれば、これほどの激しいリバウンド症状が出てしまうのです。それを半年、1年、数年服用してきたリウマチ患者さんのリバウンド症状がどんなに激しいものであるかは想像がつくでしょう。こんな時に本当に『ステロイドくたばれ!』と叫びたくなります。もちろん痛みの個人差は千差万別ではありますけれども。)それでも心は明るく、あっちこっち痛いけど気分はいいという状態でした。 でも途中で喉があまりにも痛いので、先生に抗生物質を出して頂きましたが、それでも治らなかった為、次に喉に効く煎じ薬を勧められました。1日に2つの煎じ薬は飲むのが少し大変でしたが、飲み始めてから5日位から、あんなにずーっと長い間(1ヶ月)痛かった喉が嘘のようにピッタリと治まり、漢方って抗生物質よりも効くんだなーっと実感しました。(後で聞くとこの方はやはりアレルギーもあった方で、耳鼻科にもよく通っていたようです。耳鼻科ではステロイドの入ったセレスタミンという薬をアレルギーには必ず投与します。一時的に症状は抑えられるのですが、私の医院でこのようなステロイドを完全に止めてしまいますと、早晩アレルギーのリバウンド症状が出ます。ここで出した漢方煎剤は正にアレルギー性鼻炎やアレルギー性咽喉頭炎に用いるものです。漢方煎剤で花粉症などを治すことはいとも簡単なことです。) 9月に入ると、足の指あたりから痒くなってきて灸の場所がほとんど痒く、軽いやけどのせいかと思っていたら、関係無い胸まで強烈に痒くなってきました。丁度時を同じくして9月半ばには血液もほぼ正常に戻ってきていました。先生の論理が正に私の身体で実証され、待ちに待ったアトピーが表れてきたのです。(このように既に理論の中で述べておいたように、強いリウマチであればあるほど必ず激しいアトピーが出現します。つまりリウマチ抗体がアレルギー抗体にクラススイッチされてできるからです。そして異物を関節からではなくて皮膚から排除しようとするのです。それと共にリウマチの痛みが痒みへと変わっていくのです。同時にリウマチの治療がアトピーの治療に変わっていくのです。言うまでもなくアトピーは私の最も得意とすることは皆さんご存知でしょう。必ずリウマチの治療を受ける人は始めからアトピーのインターネットも読んでもらっています。) 10月になるとますます痒みは全身に広がり、朝起きた途端どこか掻いていてイライラする状態でした。もちろん指はまだ腫れ、左肩も90度位にしか上げられず、膝が痛くて正座も出来なかったのですが、何故か痒みでそれを忘れてしまう位でした。 血液の上では10月には正常になっていましたが、身体の痛みは残っているので先生に尋ねると、「血液は正常でもリウマチが表れる人も居るヨ。まだ血液にまで表れていない病気の状態や初期のリウマチの人と同じことです。」という事でした。 11月・12月と徐々に良くなっていき、今年に入って今気が付くと、頭の中の痒みは残っていますが、あんなに痛かった顎・肩・肘・膝・足首や足の指の腫れも無くなり、ほとんど正常に戻っています。(ただ今年に入って灸をさぼっているせいか、両手指の腫れだけが少しだけ残っている…これは今年の私の課題です) 昨年の今頃、あんなに辛かった日々・絶望していた日々がまるで嘘のようです。「なるようになる」と呪文のように唱えていた言葉は本当にそうでした。私が松本先生に出会えることを暗示していたような母の言葉でした。「ありがとう!」(私は絶対に嘘をつきません。仮に治らない病気を治ると宣伝して、何の利益があるのでしょうか。確かに一時的に患者を集めて診療費を稼ぐことができるかもしれません。しかし早晩嘘はばれるものです。医者は不特定多数の人に宣伝をすることが許されていません。結局は一人一人病気を治すことによって地道に信頼を勝ち得て名声を得ることができるのです。もちろん私は名声などは全く欲しくはありません。ただただ真実を伝えたいだけなのです。リウマチは必ず私の理論と実践によって完治するんだと心の底から伝えたいだけなのです。) 2001年6月6日
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