「リウマチを治して全てが良くなった」 竹内 雅子 39歳
「リウマチ」だけでもとても辛い思いをしてきましたが、「肝臓の機能が良くないためリウマチのお薬は出せません。」と大病院で言われ、どうしようもなくなり困っているときに知人から松本医院を紹介していただきました。(現代医学の免疫抑制剤は様々な副作用をもたらします。肝機能異常がその一つであります。私に言わせると、免疫を抑制すること自身が間違っている上に、副作用が出現するというおまけがついているのが西洋医学のリウマチの薬であります。ちなみにこの方も私が良くしてあげたリウマチの患者さんの紹介で来られたのです。) 始めての日、問診票を書きましたが、ほとんど回答が「○」印でした。看護婦さんに「これがテストならすごい点数なのにねー。」と言われました。それでも先生は「絶対治ります。」と言って下さいました。(アトピーの場合もそうでしたが、絶対に治るといっても信じてもらえないのが残念です。リウマチの場合はリウマチ抗体であるRAPAが作られなくなるまでいかに痛みを楽にしてあげるかが治療の目標になります。免疫反応を一切抑制してはならないのです。漢方煎剤は免疫反応の最終段階に出現する炎症反応による痛みを起こす原因物質を関節周囲から出きる限り早く除去しつつ、痛みを取ることができます。鍼灸の方は同じように確実に痛みを軽減し、血流を改善することによって炎症物質を素早く除去することができます。言うまでも無く漢方煎剤も鍼灸も免疫をアップして早く戦いを終わらせることができるのです。鍼灸についてはアメリカやWHOなどでは痛みをとることができる代替医学として公式に認められるようになりました。) それから数ヶ月は本当に辛いものでした。リバウンドで痛みや腫れがひどくて動くこともできず、発熱・下痢・発疹・痒みなど繰り返して、「このままどうにかなってしまったら・・・。」と不安な毎日を送りました。けれど、松本先生の「絶対良くなります。」が心強かったし、鍼灸の先生である織田先生が親身に話を聞いて下さるので頑張れたのだと思います。 毎日お茶を飲みお灸をしていると、ある日から急に楽になりました。(この時点で今まで抑制されていた免疫が全て抑制を解除され、後天的免疫寛容の状態に達したと考えられます。)「普通の生活が送れるほど何とか元気になれれば・・・。」と思っていましたので、リウマチだけでなく血圧も正常になり、爪の色も紫から綺麗なピンクに、お腹の調子も良く、またテニスができるなんてとてもうれしい誤算でした。(この方の手記は極めて簡潔であまり仔細には触れられていませんが、私に対しても訴えがほとんどなくリウマチのリバウンドの痛みを自分で全て引き受け耐え抜いて完治に至られた患者さんです。ただ私の絶対に治るという言葉だけを希望にして乗り切られたわけです。) 有り難うございました。これからも宜しくお願い致します。 1999年 記
まず上二つの表は言わば関節腔内に侵入してきた異物を排除する為の武器であるRAPA抗体とその抗体の量を間接的に示すZTTの値の変化を示しています。この患者さんのRAPA抗体とZTTとは並行して変化しています。全ての現代医学のリュウマチの薬を止めると激しいリバウンドが出現しました。このときRAPAとZTTは抑制されていた免疫が解除された為に同時に上昇しました。しかしリバウンド期が終わると確実にRAPAもZTTも下降し正常に戻っています。
次に下二つの表は言わば抗体を使って免疫反応を終えた後の炎症の度合いを示すCRPと赤沈であります。異物との戦いが強ければ強いほど炎症の度合いも強くなります。左のCRPよりも右の赤沈の方が遥かに敏感であります。この方のCRPと赤沈はリバウンド期にもかかわらず確実に下降し現在ではCRPも赤沈も正常になっています。赤沈の正常値は12以下です。 |