「リウマチ手記」 丹波 美佳 43歳

 

 平成13年 2月27日

 この日は私が初めて松本医院を訪れた日です。早いもので1年が過ぎました。

 2〜3年前から右手親指の関節が時折痛み、会社でのパソコン業務のやり過ぎだぁ〜!

 などと勝手な思いこみで、その都度、湿布等を貼って誤魔化していたのです。ところが1年前の2月のある日、突然右手が腫れてしまい、2、3日その腫れがひかず、…いつもの関節痛なら翌日には痛みがましになっているのに今回はどうしただろう…と思っていたところ、会社の上司の「もしかしてリウマチなんじゃないの?」という一言!

 「〜!!うっそ〜?!」と思いつつ、リウマチは怖い病気…という漠然とした知識しか無いことに気付き、早速インターネットで調べてみたのです。そして最初に開いたページが「松本医院」。本当に無意識に、「松本医院」の文字をクリックしていました。(今にして思うと、これは神様仏様ご先祖様のお導きだったのでしょうか。)

 中を読むとリウマチは治ると書かれているではありませんか。場所は、高槻。ラッキーなことに1週間以内に仕事で高槻へ行く用事があり、善は急げ!と病院を訪れることにしたのです。今から思えば、普段のんびり屋であるこの私の何と素早い行動であったことでしょう。

 何かに執りつかれたかのように、気がつけば病院の待合室に居たという感じでした。

 

 正直、先生とお話するまでは、心の中では「大丈夫、リウマチだなんて大袈裟に考え過ぎ。ただの関節炎かなんかだって言われるわ」などと軽く考えていたのです。…いえ、そう考えるようにしておりました。ところが、先生の口から出た一言は、「はい、まぎれもなくリウマチです。」だったのです。

 その時の私の率直な感想としては、「へっ?…あらあら…」感じでしょうか?

 でも、そのあとすぐに先生は、「治るよ!」と明るく仰って下さったのです。

 リウマチの他に、アトピー性皮膚炎、気管支喘息、アレルギー性結膜炎、アレルギー性鼻炎…とアレルギー関係のデパートのような私に「全部、治してあげる!」と仰ったのです

 何て心強く、前向きになれる言葉だったことでしょう!

 根が単純で能天気なこの私(織田先生曰く「悲壮感の無いリウマチ患者さん」)、リウマチどころか他のものも全部治して頂けると言われて、落ち込むどころか、この先生との巡り合わせ、この幸運に感謝、感謝!!

 ただ先生を信じて、先生の仰るとおりに漢方薬を煎じて飲んで、鍼をして、お灸をするだけ。たったこれだけで、全部治ってしまうなんて夢のようではありませんか?

 子供のころから、アトピーの治療でステロイド系の塗り薬を使用していた為、手首や足首の痛み、ひざの痛みで正座が出来ない、走れないなどのリバウンド症状が出ましたが、これも先生の言われていたとおり。「ようし、来たなぁ」と闘志が沸いてきたぐらいです。

 私の場合は、ありがたい事にその症状も2、3ヶ月のことでした。

 それに、リバウンドが出てきたという事は、何よりお薬が効いている証拠、リウマチ完治に1歩近づいただと思えば、返って嬉しいくらいでした。

 

 鍼のおかげで肩こりまでが楽になり、お灸のおかげで便秘までが治り(こうしてみると、私って悪いところだらけですネ)、鍼の織田先生との楽しい会話でストレスも解消でき(織田先生ご迷惑をお掛けしております。)、本命のリウマチのほうも完治までもう少しの辛抱…ですよね。

 松本先生、織田先生、看護婦さん、スタッフの皆々様、まだしばらくお世話になるとは思いますが、今後共どうかよろしくお願いいたします。

2001年2月