「リウマチ手記」 吉本 登志子 53歳 今から7〜8年前頃から、夕方になるとひどい疲れを感じるようになっていました。どこか悪いのではと思っていましたが、特に症状も無かったため精密検査を受けることなく日々過ごしておりました。平成12年2月に総合検診を受けましたが、異常なしの結果が届きました。しかしその次の日左肩の激痛に襲われ、横たわって身動きすることも出来ずに座って眠る日が3日間続きましたが、何も無かったかのように治りました。それから10日位して、また左肩の激痛が3日間続き治りました。この繰り返しが3ヶ月も続きました。その後、爪先が痛み、足の裏、足の甲と痛む箇所が増え、靴を履くのも辛い日々が続きました。整形外科3軒に内科も受診。血液検査、レントゲン共に異常なし。結局、主治医の内科の先生に治療をお願いすることにしました。しかし原因が解らない為、治療といっても痛む時に痛み止めを飲み、毎月血液検査をして経過を診るくらいでした。 平成12年2月、リウマチと診断されて専門医を紹介されました。抗炎症剤、免疫抑制剤を飲むことになりました。身体の火照り、肝機能障害、味覚障害、胃潰瘍等の副作用や、リウマチ特有のうずき・こわばりが日に日に増していったこともあり、先の見えない不安な日々を送っていました。そんな時、息子がインターネットで松本医院を見つけてくれました。手記を何度も読み続けるうちに、「もしかしたら治るのでは?」と思い松本医院へ行きました。 平成13年5月26日、先生の「大丈夫、必ず治る!」の言葉に支えられて治療を開始し、早速煎じ薬、薬湯、鍼灸を始めました。灸はもぐさの扱いになかなか慣れず、はじめは1日中灸をしている感じでした。薬を止めて1週間位からリバウンドが始まりました。足は爪先から甲、足首、膝と痛みが増え、階段の昇り降りが苦痛になりました。指は人差し指、中指と痛み、握力もなくなってきました。皆さんの手記を読ませていただいたおかげでリバウンドに対する心構えもあり、さほど不安はありませんでした。朝、昼、夕方の各1時間位灸に励み、手の届かない肩などは、夜に主人にしてもらいました。2ヶ月目頃から口内炎になり、次第に味覚もなくなりました。結局治るのに1ヵ月半かかりました。3ヶ月目頃から灸の跡が赤くなり腫れてきましたが、膝の痛みが和らぎ階段の昇り降りも楽になりました。同時に握力も回復してきました。炎症反応も無くなり、大抵の事は出来るようになっていることに気付きました。4ヶ月目の9月19日、松本先生の「リウマチの根本治療」でおっしゃっているようにリウマチからアトピーに変わりました。アトピーに変わるって本当なんですね。首から胸、手の甲から肘、足の爪先から膝にかけて真っ赤な幕に覆われたかんじになり、熱をもって腫れ、痒くて痛くて、首から胸にかけて何回も引きちぎろうかと思いました。足はパンパンに腫れ上がり、象の足のようでした。体内感染しないように気を付けて、毎日、朝夕に体温を測りました。ただただ地獄の痒さと痛さに耐える日々でした。5ヶ月目の10月に入って、鎖骨の下に100円玉位のしこりを見つけました。心臓が高鳴り不安に襲われ、即診察を受けました。気を付けていたのに体内感染したらしく、抗生物質を飲み始め、同時にプロテインも毎日10杯ずつ飲み始めました。症状が落ち着いた頃に5杯に変わり、3ヶ月ほど飲みました。(このような状態になると、多量の蛋白質が必要とのことです。)次から次へと襲ってくる症状に不安が募るばかりでした。織田先生に話を聞いていただいたり、初診が同じ日のリウマチの友や家族の支えもあって乗り越えることが出来ました。痒い時に掻きたいだけ掻いていたので、皮膚も強くなったのか傷もつかなくなり、痛かった指の腫れが治まり、指や腕に共に力もついてきました。痒さで眠れない日が続いたので、1ヶ月程睡眠薬を飲み、精神的に随分落ち着きました。 6ヶ月目(アトピーになって2ヶ月目)、真っ赤だった皮膚も黒っぽくなって痒みも和らいできました。特にひどかった足も人間らしい足になってきました。ふくらはぎと足首も2センチ位細くなり、軽やかに歩けるようになりました。痒みはまだ残っていますし、体中まだら模様ですが、治療を始めて8ヶ月、一息ついています。リウマチ特有のうずき・痛さに不安な日々を送っていたのが嘘のような日々を過ごしています。 平成13年7月から息子も蕁麻疹・花粉症の治療を始めて煎じ薬を飲み、薬湯に入っています。ほとんど症状は出ていませんが、特に凄いスギ花粉の数値も半分位に下がっています。松本先生はじめ、織田先生、医院の皆様方有難うございます。どうぞ完治まで親子ともどもよろしくお願いします。 平成14年1月27日
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