「長男の口内炎治療」 中村 正樹 11歳 11歳になる長男が2月以来、口内炎が治らずにいた。はじめの1月ぐらいはビタミンCやアリナミンを飲ませていたが一向に治る様子がない。これまでにもたまに口内炎を患っていたが、ますますひどくなってくる。上あごの中心に直径3mmくらいの口内炎が、3月に入ると破れて、それこそ月のクレーターのように掘れた形で白くえぐれだした。ものを食べるのにも痛がり、近所の歯科医に行くとケナログ軟膏を処方される。軟膏を付けて様子を見るが、1週間経ってもますますひどくなるばかりで再度、歯科医へ行くと今度はさらに強い薬を医院で付けられ、様子を見ることになった。しかしながら、1週間が経過しても改善されず、ますますひどくなるばかりで、食べ物も十分に食べられない状態になってきた。そばで見ているのもかわいそうなぐらいでした。そのうち、上あご内全体がない出血したように赤く腫れたような状態になってきた。 3年前に気管支からくる両唇の腫れが治らず水無瀬の漢方薬店で漢方薬による治療で完治したことを思い出し、漢方に頼ることにした。幸い妻が松本医院のことを知っており、早々に松本医院に連れて行くと、「潰瘍ができている。なぜこんなになるまでほっておいたのか?必ず治してやるから安心しなさい」と言われ、漢方を処方していただいた。松本先生の自信たっぷりの言葉に、やっと治していただける先生に巡り会ったと、子供ともども安心して帰った。その夜、早々に漢方を煎じて飲ませました。苦く何とも言えない味がする煎じ薬を子供は我慢して飲んでくれました。 翌朝、口が痛いというので口の中を見ると、あごの中が赤く内出血したようになっていた。いつもは朝方はそれほど赤くなく、夕方から赤く腫れてきていたのが、漢方のせいか朝から赤く腫れ、朝食もほとんど摂れない程であった。漢方の影響がもう出たのかと思いながら、漢方の煎じ薬を飲ませ、この痛みが取れれば治るんだからと言い聞かせてはいたが、内心はこの痛みを乗り越えられるのか心配であった。夜になり、食事時に口の状態を聞くと、「痛みがなくなった」と言う。見ると心持ち内出血状態が沈静化しているように思えた。あれほど、口内炎の薬を付けても良くならなかったものが、漢方を飲んでわずか1日で腫れが引き始め、何より痛みが取れたことに驚きを感じ、漢方の凄さを感じた。 約2週間続けたところ、口内炎の跡が少し残る程度で潰瘍も治り、内出血で赤くなっていた上あごも普通の白さに戻った。2週間目からは口内炎の漢方から気管支の漢方に代えて喘息やアレルギー治療を続けている。全ての原因の気管支やアレルギーの治療を完全にしようと覚悟を決めている毎日です。 良い先生に巡り会えて本当に良かったと思っている。 2000年8月22日 <中村正樹さんの口内炎治療経過>
4月14日/漢方服用前 4月17日/漢方服用2日目 5月9日/漢方服用24日目 |