今から2年前私の娘、春菜(当時5歳)ひどい喘息で某大学病院で毎月1回、ひどい時は2回も入院というのを繰り返していました。入院のたびにステロイドの点滴を受け、そうしないと発作は治まらないのです。(ステロイドは、とりわけステロイド静脈注射は一挙に喘息発作の見掛けは止めてくれます。しかしこれはあくまでも一時的な炎症の抑制であり、効かなくなると再び発作が起こり、最後には死に至る病となるのです。この結果、毎年日本だけで7000人の喘息による死亡が報告されております。)何とかしてあげたいと思いつつも、どうして良いのか分からず途方に暮れていました。松本医院で喘息を治してもらった近所の方の薦めで松本医院へ行き、先生に「必ず喘息を治してあげる。」と言われ、漢方煎剤をいただいて帰りました。(紹介された方も私が治してあげた喘息患者でありますが、現代医学では治らない病気とされている気管支喘息も正しい漢方煎剤で完治させることができるのです。)家で早速飲ませようとしたら苦いので子供が飲んでくれず、お砂糖を入れても駄目でした。先生が「困った時はいつでも電話してください。」とおっしゃったのを思いだし、早速電話をし「砂糖を入れても飲みません。」と言ったら、先生に「飲まないのなら仕方がありません。すでに他の病院で飲まされてきたステロイドでムーンフェースになってしまっているので、このまま一生ステロイドを飲み続けて顔を膨らましておいてください。」と言われ、ショックでガーンときました。(この患者さんは子供であるにもかかわらずステロイドの使いすぎで顔がまん丸になるムーンフェーズになってしまっていたのです。)ここで諦めてはいけない。頼るところは松本医院しかない。この私がなんとかしなければと思い、何が何でもこの子の口に入れようと思い、逃げる子供を必死で捕まえて、一口飲んではお菓子を上げ、また一口飲んではお菓子を上げ、こんな飲ませ方で良いのかなあと首をかしげながらの必死の毎日でした。飲んで1週間目から何か漢方を飲む前と違うなあと感じ、そして数ヶ月が過ぎ、発作は軽く出ますが入院しなくなり、家族のものも友達も「良くなったねえ。」とびっくりです。(漢方煎剤は初めて飲むときは苦さで閉口するのですが、慣れてしまえば赤ちゃんさえ飲めます。) そしてもうすぐ飲んでから約2年になりますが、今は風邪を引いた時、風邪が引き金になって発作が出ることはありますが、もちろん入院はする必要なく軽く済んでいます。(喘息発作は必ず風邪が引き金になりますので、風邪を引けばすぐに良くなる漢方煎剤があるので飲んでもらえば喘息も起こらないのです。当院に来てから喘息の為に一度も入院する必要はありませんでした。) 人に「良くなったねえ。」と言われる度に「松本医院に行って漢方薬を飲み出してから入院しなくなった。」と言うのが今では口癖になってしまいました。 まだ完治はしていませんが、子供も前ほど漢方薬を嫌がらず飲んでくれるようになり、これからも頑張ろうと思っています。(喘息の完治もやはりアトピーと同じでアレルゲンに対して自然後天的免疫寛容を起こすことを確認しなければ宣言できません。結局アトピーが完治するということは、喘息や鼻炎や結膜炎などの他のアレルギーが全て治ることと同義語です。) 子供をここまで元気にしてくださった先生に感謝の気持ちで一杯です。 |