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    「アトピー手記」 加納 麻美 11歳

    2006年8月22日

     娘の麻美の治療を始めたのは、11歳・5年生の夏でした。生後3ヶ月で、ヘルペスにかかり、顔が分からなくなるほどで、もう少しで入院でした。

    (5年生の子供が入院直前までの重篤なヘルペス感染症に陥るのは、それまで長期にわたるステロイド投与がないと起こりえないことです。ひどいアトピーとひどいヘルペス感染症が合併している病気を、カポージー水痘様湿疹といいます。このような病気はまさに医原病の代表といえます。それはアトピーの治療で大量にステロイドを使ったために、リバウンドのひどい症状に加えて、ステロイドが免疫を抑えたものですから、大人しいヘルペスウイルスが体の奥深くの神経節から大量に皮膚の上皮細胞に増殖していたのです。免疫が回復するうちにヘルペスウイルスが見つけ出され、一挙にヘルペスウイルスが潜んでいる上皮細胞を破壊したために、皮膚が焼け爛れたような体液にまみれたカポージー肉腫という癌になってしまうのです。カポージー肉腫というのは別名、多発性出血性肉腫とも呼ばれ、皮膚に暗赤色の腫瘍が集まったものなのです。この腫瘍はヘルペスウイルスの仲間である、サイトメガロウイルス抗原が見出されることから、ヘルペスウイルスがこの腫瘍の発祥に関わりがあると考えているのです。ヘルペスウイルスの仲間には8種類ありますが、代表的なよく見られるウイルスは単純ヘルペスウイルスと水痘帯状ヘルペスの2つです。特に水痘帯状ヘルペスはいわゆる水疱瘡のヘルペスで、ほとんど全ての成人は持っています。ところが免疫を抑えるとこのヘルペスはどんどん増殖して皮膚の表面に出て行きます。しかし元来ヘルペスウイルスは増殖したあと人体の細胞に住みつくことだけで満足しているのです。ところが免疫のほうがヘルペスウイルスを見出すと、必ず攻撃するのです。放置しておけばほとんど症状が出ず、無害なウイルスでありますが、免疫は一本気な正直者ですから、免疫が復活すると必ずやっつけてしまうのです。すると戦いが始まりますから必ず症状が出ます。体の症状というのは免疫が正常に働いているという証拠なのです。敵がいれば見て見ぬふりをすることができないのです。人体を異物から守るという原則を遵守するのです。このような例は他にあります。例えば、化学物質に対して自然後天的免疫寛容を起こして最後に共存することになるのですから、はじめからアレルギーの症状を起こさなくてもいいのに、やはり化学物質と戦ってしまうのです。言わば、免疫というのは原理主義者と言ってもいいぐらいに原理原則を曲げないのです。従って嘘をつかないので絶対に信頼できるのです。このような正直者の免疫と付き合うためには、こちらから異物を入れないか、相手の正直さの逆鱗に触れないように付き合えば必ず良い結果を出してくれるのです。つまり相手の仕事は免疫の働きを発揮しきることですから、こちらから免疫を抑えることを一切しなければ全てうまくいくようになっているのです。しかし残念ながら人間は免疫を抑える薬しか作れないので常に人体の免疫の正直さを裏切っていることになり、最後はならなくてもよいヘルペス感染症になったり、カポージー水痘様疱疹という医原病を引き起こしてしまうのです。)

    その時の治療は、抗生剤の服用とイソジン消毒法+塗り薬でした。その塗り薬は、はっきりとしませんがおそらくステロイド剤だったとおもいます。

    (医者も患者も症状が病気だと考えています。とりわけ人間は目に見える不都合なことが見えなくなれば病気が治ったと考えます。医学がなぜ難しいかというと目に見えない免疫の働きが目に見えない異物を人体から排除しようとしているということを全く理解できないのです。今でこそ目に見えないウイルスや細菌によって生じた症状を、神の怒りだとかものがとり憑いたとか考えて、まじないをしたり祈祷をしたものです。しかし見えない原因が解ってしまった現在では、そんな馬鹿なことを言う人はいません。しかし医者が現在やっている治療というのは、おまじないよりももっと悪いかもしれません。つまり病気の原因を知りながら、原因を根本的に処理しようとするのではなくて、結局症状だけを取るために人体の原因を除去しようとする免疫の働きを抑えているものですから、おまじないよりも遥かに悪いことをしていることがお分かりになりますか?つまり、病気を治す力そのものをまじないはやったことはないのに、薬という名においてこの病気を治す根本の力である免疫の働きをわざわざ封じ込めてしまっているのです。なんと愚かなことでしょう。従って太古から続いた蒙昧な迷信による治療の方が現在の科学という仮面をかぶった治療よりも遥かに優れていると言えないでしょうか。このような間違った現代医学の治療にもかかわらず人間の体は根本治療を自分自身で行って病気を治している訳ですから、人間の免疫の働きというものはそう簡単には薬で完全には抑えきれないのです。何故かといいますと、まず免疫の働きの元となる白血球を作る骨髄というのも膨大であり、且つ免疫の2次器官であるリンパ節が3000箇所以上もあり人体の隅々にまでばら撒かれているので、これらの働きをどんな薬も一挙に停止させることができないからです。薬で部分的に免疫の働きを抑えるからといって、免疫の中枢である骨髄や胸腺、さらに2次性の免疫器官であるリンパ節、脾臓、パイエルパッチ、さらに肝臓などの働きを全面的に止めることはできないので、結局は毒薬である薬に抗って余裕綽々と自分の仕事をこなしているのが人体なのです。大体が病気を治すのは決して決して医者ではなくて薬でもないのです。免疫の働きを上げることができないうえに、異物を排除することができる薬も絶対に作れないからです。ただヘルプできる薬は2つあります。しかしその2つの薬も人体の免疫の力を利用しているだけなのです。まず抗生物質です。さらに種々のワクチンです。この2つによって感染症のほとんどが征服されたといわれていますが、何よりも免疫の働きそのものが昔と比べて遥かに改善されたからです。つまり栄養状態が良くなったからです。とりわけ免疫の戦主は蛋白から作られています。結局栄養が良くなるということは蛋白が充分に摂取できるようになったということです。

    さらに最近はC型肝炎の治療でインターフェロンがよく使われ、完全にC型肝炎ウイルスを排除し去ることができるようになりました。これはまさに人間の免疫が作ったインターフェロンをコピーして大量に入れただけなのです。まさに人間の免疫の力を100%信じてそれを数を増やすということで高めただけなのです。さらにまた近頃、癌の第4の治療法といわれる免疫療法が注目されだしています。これも同じことで人間の持っている免疫の力で作り出されたリンパ球や、ナチュラルキラー細胞や、キラーT細胞や、樹脂状細胞やインター2を始めとするロイキンさまざまなサイトカインを、癌患者の体外で取り出して大量に増殖させ、それを再び癌患者に戻すという治療です。さらに最近京大教授の坂口志文先生が見つけたサプレッサーT細胞を臓器移植された患者から取り出して、再び戻せば拒絶反応がなくなるだろうという発想も、免疫の働きをコピーしてさらに高めようという発想です。実を言えば私の言う膠原病・アレルギーは最後は免疫を抑えない限り、サプレッサーT細胞が働くことで免疫寛容となり、病気の原因となっている化学物質と共存できるようになるということですから、このような患者さんからサプレッサーT細胞を取り出して体外で1000倍以上に増殖させ戻せば簡単に免疫寛容は起こる可能性があります。もちろん免疫寛容が永遠に続くかどうかは別問題です。)

    6ヶ月頃からは、鼻水がとまらない、熱はすぐ出る、風邪をひきやすい…7ヶ月頃からは、おむつかぶれがひどくなり、小児科ではアンダームを処方してもらい、塗っても治らず、首をひねられるばかりでした。夜は、2時間寝ては、泣いて起き、寝かしつけ、また2時間すると起きるの、繰り返しで、朝方ぐっすり眠り朝寝坊、晩は遅く寝るので悪循環でした。私達、親はもうくたくたでした。そんなことを、繰り返しながら、2歳の頃、別の小児科で、「とにかく、夜眠れるようにしましょう。発達にも影響がでますから。」という事で、抗アレルギー剤のセルテクトを朝・晩、毎日服用することになりました。本当に、ほっとしました。やっと、話を聞いてくれる先生がいてよかったと思いました。

    (このような治療も結局は一時的な誤魔化しの治療に過ぎないということがいずれ分かったものですから当院を受診されたわけです。ステロイドであろうが、抗アレルギー剤であるセルテクトであろうが、全て人体を異物から守るという免疫の働きの原理原則を完全に踏みにじっているのです。言わば医者たちは医学を勉強しながら、結果的にはどのようにすれば正しい免疫の働きを抑えれば人体に害悪を与えるかを研究しているようなものです。それはちょうど心理学者が人間の心理を研究して、如何にして人間の心の働きの裏をかいて人間を騙す方法を編み出す心理学者のようなものです。一般大衆は無知ですからとりわけ医学は体の中で生じている学問ですから、外側から見えないためにさらに無知ですから、いい医者とは症状を取ってくれさえすれば良いと考えています。ところが見えない免疫の働きは極めて複雑であり、症状が出るまでに数十段階があり、それに参加する免疫のプレーヤーも数十以上もあるのです。薬はその数多くの複雑怪奇な働きのある部分を抑えて、一時的に症状が出なくしているだけですから、もちろんどこを抑制するかがわかるからこそ薬が作られるのですが、その部分が一時的にブロックされても必ず修復されてしまうので、修復された後改めて抑える前の仕事をやり直し、症状がまたぶり返します。このことはどんな学者も知っているのですが、都合の悪いことは見えない限り口をつぐみます。このような治療はまさにサラ金で高利でお金を借りるのと変わりはありません。金を借りた瞬間は金が入った喜びで満たされるでしょうが、後で必ず元利を払い続けなければならないのです。今の医療はまさにサラ金医療です。現代の医療は、基礎医学は人体の免疫のメカニズムをますます正確に明らかにしてきました。ところが臨床になると、ずる賢い医者や薬学者は基礎の医学の原理を逆手にとって、つまりブロックするメカニズムを熟知したうえで大量に毒薬を作って症状だけを一時的に止めてぼろ儲けしています。世界中の臨床医学の教授先生方は、製薬メーカーから奨学寄付金という名や、研究費という名で、長年大金をもらってきました。薬を売ってやらなければ当然製薬メーカーは寄付金をくれないことは分かっているので、ますます真実を知っていても真実を語ることはできないのです。私も医学生の時代は大学の教授は尊敬に足る優秀な人たちの群れだと考えていましたが、近頃は少しずつ考えが変わってきております。もちろん医学生時代は薬が毒薬などと夢にも思ったことはありません。大学を出てから偏頭痛が漢方でよくなり、独自で免疫学を学び、さらにおびただしい数の患者さんを診察することによって本当の医学がわかるようになってきたのです。つまり医学の教科書は教授先生方が書かれた医学書ではなくて、まさに人体の免疫と患者さん自身であることが初めて分かったのです。一言で言えば、病気は免疫を抑えるから生じるのであり、病気を治すのも薬ではなくて自分の免疫で治すものだということが分かったのです。)

    鼻水がよくでる、花粉の時期には、点鼻もしました。また、手の指先などがぐじゅぐじゅとし、皮膚科で接触性皮膚炎といわれました。

    (皮膚科の病名は2000以上もあります。私はこのような皮膚科学を症状皮膚科学、記載皮膚科学、見掛け皮膚科学と呼んでいます。全ての病名は病気を引き起こす原因と結びついた病名でない限り意味はないのです。原因不明の病気というのは近頃ほとんどなくなりました。子供の病気で原因が分からない病気というのは遺伝子病ぐらいです。それに反して老人の原因が分からない病気が増えてきだしました。まず癌です。アルツハイマーです。パーキンソン病です。これらは一言で言えば、老化によるものだと考えるのが一番妥当です。癌も以前は私は特別な病気だと考えていましたが、今では癌は免疫の老化によるものだと考えています。確かに正常な細胞の癌遺伝子が癌化するということは分かっていますが、老人に癌が非常に多いのはこの癌化した細胞を処理できないためなのです。アルツハイマーも可能性は2つあります。ひとつは脳の遺伝子のアルツハイマー化(変性)であり、もうひとつの可能性は脳に異物がたまって排除できないために生じたと考えられます。いずれにしろ老人に良く見られる病気は全て老化によるものだと考えられます。ところで老化とは何かということです。一言で言えば新陳代謝のスピードが落ちる、につきます。それでは新陳代謝とは何でしょう?人体の生命の最小単位は細胞です。人体には薬200種類の機能の異なった細胞からできており、その細胞集団がそれぞれ組織を作り、その組織が連携して器官を作ります。この細胞は古びて機能が衰えると新しく細胞を作り変えなければなりません。細胞が分裂して新たなる細胞を作り変えることを新陳代謝と言って良いでしょう。この細胞分裂が遅くなったり、できなくなったり、且つ分裂しても正常な細胞が作れなくなってしまうことが老化といえます。さらに、これらの200種類の細胞を結びつける結合組織というものがあります。この結合組織の蛋白を作るために繊維芽細胞などが存在していますが、これらの細胞も老化してしまうと、特に脳の中で生じれば症状が目立つわけです。従ってこれらの老人に多い病気は老化によるものであるわけですから、老化を治す原理が見つけ出されない限りは、絶対に治りません。癌は免疫の老化と言いましたが少しでも免疫を上げる方法が見つかれば、癌と共存する時間は長くなる可能性はあります。少なくとも免疫を抑えるような薬は絶対に飲んではいけないことはお分かりでしょう。)

    様々な塗り薬を試しました。背中もぷつぷつと痒みのある湿疹があり、ワセリン、マイザー、もうひとつ何かの混合塗り薬を背中に塗っていました。これは、かなり濃度が薄いので安心して良いとのことでした。

    (安心してよいというのはいったいどういう意味でしょうか。日本語は極めて曖昧であるものですから、というよりも日本語でものを考える日本人自身が曖昧な感覚を持っているので、全てがなあなあの関係で本質に迫ることを許さない文化ができあがっています病医院に行くことの目的は病気を治してもらうためです。従って、医者に聞くべきことは治るか、治らないかの答えです。薬を使うのも安心するために使うのではありません。病気を治すために薬を使うのです。もちろん既に述べたように病気を根本的に治すのは患者の免疫ですから、せいぜいヘルプできる薬をもらうだけなのです。曖昧な社会は誰が得をするかというと、常にお金をもらう側です。曖昧さで損をするのは常にお金を払う側です。つまり、無知な側です。世の中は常に知識を持った力のある金を取る側の人たちが支配していますから、物事が曖昧であればあるほど取る方は都合が良いのです。特に日本は和の社会ですから無知なる側はいつも曖昧にされてしまうのです。この場合も濃度が薄いことと、安心してくださいの間には何の論理的な繋がりもないのです。ただ何となく分かった気になっているだけです。結局この方も安心しすぎてステロイドを抜くために当院にくる羽目となりました。)

    それでもステロイドは怖いと思い、3、4日縫ってはまた3、4日間あけるということをしていました。間隔が延びてくれるのではないかと思って。一進一退を繰り返しながら、3歳ころに、風邪をきっかけに喘息が出るようになりました。

    (当院に初めてこられた患者さんに、「日本に28万人もの医者がいるのに何故私を選んでくれたのか」とよく聞きます。ほとんどの人がステロイドを使わないからと答えます。さらになぜステロイドは使いたくないんですか?と聞くと、これものほとんどの人が「悪いから」といいます。「なぜ悪いのですか?」と聞くと、誰も答えられません。この時にステロイドを使うと、治せないからとでも答えてくれたら私も少しは喜ぶのですけれども、誰も答えません。本質は次のとおりです。ステロイドの効果は一時的に免疫の働きを止めるだけでアレルギーを治せないどころか、抑えられた免疫は必ず記憶され、時間差を持って再び仕事を最後までやり遂げるので、この時激しいリバウンド現象が生じ、始めよりもっと苦しむことになるのです。当院以外、免疫を抑える薬を使う病医院はこのことを決して説明しないのです。ステロイドの能書きにもリバウンド現象については一言も触れられていないのです。いくら無知な人でも犬猫ではないので、後で悪くなる治療を選択するでしょうか?ステロイドの量を減らしたところでリバウンドがなくなるわけではないのです。さらに皮膚から出すべき異物が体内に残り、皮膚から出す代わりに気管支から出すことになると、喘息になるのです。喘息もアトピーも同じ異物を出す場所が異なるだけで、アレルギーそのものは同じなのです。)

    テオドールを毎日服用しました。頭も痒がるようになり、リンデロンのローションを塗りました。4歳の頃が、喘息のピークで、吸入にしょっちゅう通院しました。喘息用のホクナリンテープもよく貼りました。幸い、点滴や入院にまでには至らず、良かったなと思います。同時に、アレルギー性結膜炎、滲出性中耳炎、アレルギー性鼻炎もあり、眼科・耳鼻科、小児科をめまぐるしく通う日々で、幼稚園も滲出性中耳炎、アレルギー性鼻炎もあり、眼科・耳鼻科、小児科をめまぐるしく通う日々で、幼稚園もしょっちゅう休んだり、遅刻・早退したりでした。とにかく、鼻づまりがきつかったです。点鼻薬は、フルナーゼなどで、いろいろでました。なかなか効かなくて、鼻とうりをよくする、名前は忘れましたが、チバガイギーの点鼻を手放せませんでした。この薬はとても心配でしたが。5歳になると、喘息は少しましになったものの、アトピーが悪化し、混合の塗り薬に加え強い塗り薬も使用していました。これで良いのかと、いつも疑問に思いセカンドオピニオンとして、いろいろな先生のところに、伺いました。どの先生も、今できる100%の治療だとのお話でした。

    (私から言わせると、今できる限りの100%最悪の治療をやってきたのです。言わば一種の談合です。体の中で生じている免疫の働きなどは、外からは誰も見えないものですから、専門知識を持った医者は言いたい放題やりたい放題なのです。専門家集団が一致団結して間違った治療を正しいといえば、誰が批判できるでしょうか。ましてや専門家集団のトップに君臨する医学部の教授方がほとんど全て製薬メーカーから何十年にも渡って研究費や奨学寄付金などをもらってきているときに、誰が間違いを指摘できるでしょうか?口では国民の健康を守ると言いながら、実は製薬メーカーの毒薬の売人に成り下がっているのが現在の医者と言っても過言ではないでしょう。偏差値が一番高い医学部を出た人が少し勉強すれば、東大の名誉教授でおられる多田富美夫先生の、動物実験による免疫寛容の理論は、まさに私の理論と全く同じだということはすぐに分かるのです。つまり、多田富美夫先生は動物で実験をされ、私は人のアトピーの治療で見つけただけの違いであり、免疫を抑えない限りは数少ないサプレッサーT細胞が発動して、最後はあらゆる抗原に対して免疫寛容になるのです。もちろん私の治療が世界中に広まれば、アレルギーの全てはなくなるでしょうけども、アレルギーを治さないで何兆円も稼いでいる製薬メーカーの稼ぎは0になるでしょうけれども。)

    小学校に上がる頃、ハウスダストと花粉が抗原という検査結果が出ていたので、布団などにも掃除機をかけ、学童期ということもあって喘息はかなり落ち着いてきました。ただ、アトピーと花粉症の症状は芳しくなく、風邪もまだまだひきやすく、また、のど痛から学校を休むことも多かったです。また、4歳頃に副鼻腔炎にかかり、それに気がつくのが遅く頭痛が頻繁に出るようになり、抗生剤と痛み止めをよく服用していたので、これも心配でした。3年生のときに、小児科の抗アレルギー剤も卒業したので、漢方薬を用いて治療する皮膚科の先生を教えていただき、小健中湯を服用しました。これで、風邪は随分とひかなくなったように思います。そうしているうちに、喘息の出ない時期が続き、テオドールも卒業しました。小児科の服用がなくなると、薬が重なることがないというので、神秘湯を服用しました。これで、喘息も全くと言っていいほど出なくなりました。そうしながらも、塗り薬はステロイドを使用し続けました。

    (漢方薬を用いながら一方ではステロイドを用いるという医者がいることに驚きを禁じえません。一方で免疫を上げ、他方で免疫を下げるなどというちぐはぐな治療は、漢方を使っているどこの病医院でもやっていることですが、免疫寛容を起こすことは不可能ですから、一生医者通いになります。私だけがリウマチを治し、全てのアレルギーを治すことができるのは、まさに免疫を抑えないからなのです。日本の東洋医学会のお偉い方も、漢方については通暁しているでしょうが、免疫学については全く無知でおられるようです。病気を治すのは医者でも漢方でもありません。38億年かかって作り上げられた免疫だけが病気を治してくれるのです。従って免疫は絶対に抑制してはならないのです。ただひとつの例外があります。それはショックのような生死を分かつ状況においてだけステロイドは使うことを許されるのです。)

    効かなくなったり、アトピーの出る場所が変わっていったりで、1週間おきに通院なので子供も嫌がり始め、また、漢方薬は粉でかなりの量があるので飲みにくくサボることも多かったようです。喘息がすっかり息をひそめてしまったので、私も安心してしまい、アトピーには、あまり目を向けていませんでした。5年生頃になると、膝にぼこっと硬いしこりのようなものができ、そこにストロング級のステロイドを塗り、塗ったところはアトピーが消えでも、別の所に出てくるという、いたちごっこになっていることに気づきました。それでも、大人になり体力がつくと治っていくかも、という気持ちでいました。5年生の7月、友人とかなり遠くのプールへ自転車で行き、帰ってきたときは、暑さというものを超え真っ赤な顔をし、全身もステロイドを塗らないと治まらないほどでした。この時にやっと気づきました。喘息が消えたのではなくて、アトピーに変化しただけなんだと。(このお母さんは賢明な人です。そうなんです。アトピーと喘息はまさに同じ敵を同じ免疫を使って戦う場所だけが違うだけなのです。アトピーを治すことは結局喘息を治すことと同じなのです。アトピーを治すことと花粉症を治すことも同じなのです。つまりアレルギーを治すことは全て同じなのです。さらに付け加えれば、膠原病を治すことは、結局はアレルギーを治すことと同じなのです。リウマチなどの膠原病に興味がある人は、私のリウマチのホームページを読んでください。)

    これでは、きっと、大人になっても絶対に治らないだろうと。漢方薬を飲むのをかなり嫌がっていたので、おそるおそる、松本先生の話をしてトライしてみる気はないか、尋ねてみました。子供も、「治せるのなら、やってみたい。」というので、夏休みに、松本先生を訪ねました。先生には、この病院を知っていてどうして10年も連れてこなかったのかと、随分しかられました。子供は、半信半疑で先生の話を聞いていたようです。「絶対に治したるから、頑張れ」という先生の言葉も信じていなかったようです。とにかく、1週間分の薬を頂きました。煎じ薬は、以前服用していた粉の漢方薬に比べると、飲みやすいと言っていました。以前のは、砂糖も混入していて溶かすと嫌な味で、オブラートにすると大きな2包を目を白黒させて、飲んでいたのでこちらの方が良かったようです。ただ、食前だと相当気分が悪くなるようなので、しばらくは食後にしていました。入浴剤は作ってみてびっくり。こんな色のお風呂は、初めてだったので。ただ、入ってみると本人も家族も気持ちよくて、「いいねぇ~」という感じでした。湯あたりが優しくて。顔や髪にぴちゃ、ぴちゃつけて、楽しみました。塗り薬もその赤い色にまたまたびっくりでした。夏休みということで、1週間は、1日3回のシャワーと消毒、塗り薬をしました。7日までは、肌がつるつるになり、「すごいねぇ~、こんなにぴかぴかの肌になって。」と子供と2人で喜んでいました。

    (赤ちゃんのアトピーなどは本当に漢方浴剤に入るだけで自然に免疫寛容を起こしてしまうのです。もちろん常に感染、とりわけブドウ球菌感染に注意しなければなりませんが。病気というのは、本当の病気はウイルスや細菌による感染症だけなのです。感染症がワクチンと抗生物質と栄養状態の向上の結果、免疫が高まり、感染症で亡くなることは皆無となりました。従って寿命が増えたのです。アレルギーと膠原病は同じ病気ですから、これは私が全て征服しました。成人病はいわゆる栄養の取りすぎですから、標準体重を守りながら食事を減らせば起こりようもありません。最後は癌ですが、癌も結局は免疫の老化に過ぎないのです。老化は病気ではないので治すことが出来ない訳ですから、癌は永遠に治すことができないと思います。ただし今述べたように癌も老化による免疫の低下の結果、老人に見られる病ですが、ただ免疫を出来る限り下げないようにすれば、癌にもなりにくい可能性があります。脳の老化もいつまでも頭を使って仕事をしている人はボケにくいように、免疫を低下させないためには、常にストレスを逃れ、出来る限り薬を飲まないで、出来る限り葛藤が少ない笑いの多い生活態度を身につけることです。言い換えると、怖い病気などは何もないのです。にもかかわらず、マスコミは健康病気、健康病気の文字を朝から晩まで撒き散らしています。彼らに聞きたいのです。健康とは何か、病気とは何か。おそらく大学教授もこの問いに対して正しい答えを持っている人は誰もいないでしょう。もしいれば私と同じように間違った治療はするはずがないでしょうから。病気は免疫を抑えることによって生じ、治すのは免疫を回復することによって治すことができるのです。決して病気を治すのは医者でもなく薬でもないのです。)

    先生にも、5日目くらいで次の薬をお願いするときにそのように、お伝えしました。でも、7日を過ぎた直後から肌にがさつきが少しづつ出てきて、あっという間に全身に広がりました。それでも、いつものアトピーのような感じで、本人も私もあまり気にしませんでした。夏ですし、プールにも行きました。汗もかき、肌が悲鳴を上げ始めました。状態が悪くなったと思い先生に電話をしてどうすればよいのかお聞きしました。「そのまま続けて。熱が出るようなら抗生剤を飲ませて。体重を必ず測って、減って来る様ならまた連絡をして。」と、そして困った事や何かあったり、分からないことがあればと、ご自宅の電話番号まで教えて下さいました。本当に心強かったです。滋賀県なので、距離感が不安を一層強めたのですが、いつでも先生と連絡がとれるという安心感で涙が出そうでした。体重がそんなに減ることもあるの?喘息がまた出たら?顔中に出たら?熱がとれなかったら?何か合併症でも起きたら?あの、ヘルペスで大変だった赤ちゃん時代を思い出されて…とにかく、喘息が戻ってきませんように!と願っていました。夜、寝る前になると体中を「かいて~かいて~」と言います。多少では、だめらしくて思い切り掻きました。

    (アレルギーで一番怖いのはやはり喘息です。アトピーで死ぬ人は誰もいませんが、喘息で毎年間違った治療を受けて3000人以上が死んでいます。犬死にそのものです。どうしたらこのような悲しい死を逃れることが出来るのでしょうか。喘息を安全なアトピーに変えればいいのです。同じ異物(化学物資)を狭い狭い気管支から出すのではなく、広い広い皮膚から出せば死ぬことはないのです。皮膚から出している間に傷ついた気管支の粘膜も癒えていき、正常な粘膜に戻っていくのです。するとますます気管支の粘膜に異物がつきにくく、炎症も起こりにくくなるので、喘息が出ることはなくなるのです。

    先ほど病気の種類について述べましたが、実は一番多い病気は医原病という病気です。つまり製薬メーカーが作る薬は免疫を抑える薬しか作れないので、その分感染症になりやすく、免疫寛容になりにくく、おそらく癌も見えない所で増やしていると思います。免疫を抑えることによって感染症が治りにくく、アレルギーは永遠に免疫寛容を起こさなくなり、膠原病はクラススイッチをしてアレルギーになりにくく、従って免疫寛容が起こらなくなり、癌は免疫抑制により免疫によって見つけ出されにくくなり、どんどん大きくなっていくのです。まさに免疫こそ命の泉であるにもかかわらず、泉を枯らし続けているのが医者の出す薬であります。一時的に免疫の戦いは止めることによって症状は消えたように見えますが、実は見えないところで様々な病気を悪化させているのです。体の中は外から一切見えないものですから、医者はやりたい放題のことをやり尽しています。にもかかわらず、人間の免疫を完全に止めることは出来ないので、部分的に薬によって免疫の働きを止められても、それをカバーするだけの免疫の力を人体は保持しているのです。人体は言わば全ての組織が異物と戦うことの出来る城塞のようなものです。局所的に免疫を止めても背後に援軍が無限に控えているものですから、医者が少しばかりいたずらをしても、結局自己の免疫で病気は治しているのです。免疫学を勉強すればするほど、医者がどれほど偽善的な存在であるかが分かります。しかし私がいくら吠えても世の中は変わることはないでしょうに。)

    夜の暗い中なので、どれだけぐじゃぐじゃに肌がなっているのか怖かったのですが、朝見てみると全く何ともなっていません。本当に不思議でした。でも、これなら安心して本人が納得するまでかいてあげられると思いほっとしました。朝、私の爪に、塗り薬が茶色くなって残っています。とにかく、ばい菌を寄せ付けないように、消毒には念を入れました。シャワー前の消毒はシャワーでさっと流せば良いので楽ですが、シャワー後は大変でした。ほぼ全身がガサガサなので、塗るのも拭き取るのも一仕事でした。子供は赤色の塗り薬の匂いが嫌らしく、鼻をつまんで、あまり協力的ではないし、1,2回のことなら大人しく親の言うことも聞きますが、何日も続きすぐには、効果が目に見えて出ないとなると嫌になってしまったようです。見た目には、どんどん悪化していきました。これがリバウンドなのかなと…1ヵ月後位が、思い返すと、ピークだったようです。わき腹に、ハリウッドの特殊メークの皮膚をのせたような、べったりとくっついた壁みたいな、湿疹ができました。これが、猛烈に痒いらしくて今までにはない痒みだと言っていました。寝る前が一層かゆいらしく、のたうちまわります。眠くて、うとうと寝ようとすると、たまらない痒みが襲ってきて、目があいてしまいます。とにかく私は、言われた所を掻いてあげるしかありません。2時間、3時間ずっと掻いて何とか眠れる日もあれば、横にもなっていられず布団に座りだしそのまま気を失うように倒れこんで眠る日もありました。保冷剤で、冷やし続けたりもしました。日中も不機嫌になってきて、始終ご機嫌をとり、何とか前向きに治療に迎えるようにと思いますが、塗らせませんでした。(後で聞くと、こんなにひどいのは、何をしても絶対に治らないと思ったそうです。)2学期は、夜がそういう状況で眠れなくて、当然、朝も起きれなく登校できませんでした。また、学校にはクーラーもないので、汗をかいたときのことを考えると、どうしても行きたくないというので、了承しました。結局、2週間程休みましたので、運動会の練習は全くできず、学校の先生にも説明して理解して頂きました。

    その頃、本人もいろいろと考えるようになったようで、悶々としている様子に見え、松本先生に本人を連れてお話にいきました。治療としては、このまま続けるということでした。その他、薬の話ステロイドの副作用の事など。親が話しては耳に入れない事も不機嫌な顔をしながらも聞いていました。本人の考えでは、練習も1日もできていないので、運動会は欠席したいとの事で、5年生の運動会は消えてしまいました。運動会に参加できず、辛いだろうけどこれからのあなたの人生をとらないか?と難しい事をききました。本人もうなずいていましたが、やはり、辛かったと思います。それでも、運動会の数日前からポツポツと、登校し始めました。学校にいる間に消毒だけでもと思ったのですが、全然受け付けません。いろいろと、気にする年頃のようです。昼夜逆転で、3時、4時まで起きている事もあり、朝までTVを見る事もありました。1度はやってみたかったらしいのですが、面白い番組もなく、夜9時に眠れる幸せを感じたそうです。辛い経験だとは思いましたが、何かを掴んで頑張ってほしいなとも思いました。 毎日毎日、数時間かきながら、いろいろな事を話しました。松本先生からお聞きした薬の事など。ステロイド剤や抗アレルギー剤の使用で、よけいに悪化したこととか、その治療を続けても完治しないことなど。「ふ~ん、ステロイドって、麻薬みたいやなぁ~」と言っていました。

    (まさにステロイドは麻薬の全ての性質を持っています。一度使うとやめるのが苦しいのでやめられないし、再び使うと気持ちが良いので依存症になります。このようなステロイドを世界で初めて合成した学者はノーベル賞を得ました。戦後まもなく使い始められたときは、世間は人口ステロイドを「奇跡の薬」と呼んでもてはやしました。しかし間もなく副作用の実態が明らかになり警鐘を鳴らされてきたのですが、今なお安い麻薬ですので医者にとっては最も重宝され用いられ続けています。他の麻薬は使えばお縄を頂戴することになりますが、ステロイドだけは大手を振って歩いています。人間の副腎皮質というところで作られているホルモンでもありますが、人体は麻薬であることをよく知っているので、副腎皮質ホルモン(ステロイド)の量を脳の視床下部で厳格にコントロールしているのにもかかわらず、医者はどうして出し続けるのでしょうか?まるで医者は脳の働きに対して真っ向から挑戦しているようです。全てのホルモンは微量で人体の恒常性を維持しているのに、まるで人体の働きが間違っているかのようにあらゆるホルモンを作り、入れ続けています。人間の生命の営みをこのような医者はどのように捉えているのでしょうか。人体の営みよりも自分の頭の方が遥かに優れているとでも思っているのでしょうか?悲しいことです。)

    そのせいか、どんなに辛くても私の方が堪えられずに、「やっぱり、止めようか?」と、掻いてあげながら聞くと、「絶対にやめない!」「もうステロイドはいや!」、と必ず答えました。ず~っと、あきらめていたんだそうです。私の病気は治らないと。学校の先生も心配して様子を見ていて下さったようです。「ブランクも感じさせず、勉強も友達関係も良好です。」との事で、ほっとしました。例のわき腹の壁も徐々に気がつくとなくなっていました。同時に、背中に鳥肌のような湿疹が出てきました。むずむずするから、掻いて~と言うところを掻いてあげると、それがどんどん浮き上がってきて、湿疹のぼこっとしたものになってきます。次から、次から、出てきました。肩、腕、足と場所を変えていきました。本当に湿疹のモンスターのようでした。退治しても退治しても、やってくるような。子供の皮膚の内側から溢れ出てきたようでした。

    (この症状はまさに蕁麻疹です。蕁麻疹は皮膚の中ほどにある真皮というところで異物を吐き出そうとしてアレルギー反応を起こし、異物を出そうとしますが盛り上がるだけで出し切れない状態なのです。アトピーの治療でこのような蕁麻疹が出るようになると皮膚の表面の表皮から異物が出て行くアトピーの終末を予知するものです。また、蕁麻疹の治療も放っておけばいいのに、他の医院にいくとまたまたステロイドであり、抗アレルギー剤なのです。放っておけば自然に治るのに、医者は余計なことばかりしています。)

    この頃、いつになったら、先生から手記を書いてと言われるのだろうか?早くそうならないだろうか?と思っていました。それが、一つの私の目標となっていました。あんな事も書きたい、こんな事も。7ヶ月で、叶うとは思いませんでした。少し涼しくなると、やっと落ち着いてきましたが、秋口になり、今度は花粉の季節となりました。花粉症の鼻水・アレルギー性結膜炎・咳・喘息はほとんど出ませんでした。その代わり?なのか、アトピーはまた少し、強くでました。10月中旬くらいからは、アトピーもずいぶん落ち着きました。ほとんど掻いてあげることもなくなり、自分の部屋へ、戻っていくことができました。この頃、治療して2ヶ月目位に、背中からぽろぽろと黒い垢のようなものがこすってもこすっても出てきました。以前、皮膚は、2ヶ月周期で新しくなっていると聞いたことがあったので、そういえば2ヶ月だし、これは新しい皮膚が出てきたのかなぁなどと思い、子供に言って見ると、「塗り薬でしょ!」と、笑われてしまいましたが…冬には、すっかり落ち着いて掻いてあげる事もなくなり、スキーツアーにも参加出来るほどになりました。IgE値は、8月の初回は、300台、11月が200台だったと思います。3ヶ月毎、受診をしたときに測って頂くのですが、子供にとっては目標となり励みになりました。「今度は、どれ位になっているかなぁ?

    (この子の総IgGが200~300であるということは、この子のアレルギーは元来それほど強いものではないのです。赤ちゃんの頃から全て間違った治療をやってきたために、まさに免疫抑制性医原病となってしまったのです。風邪薬も対症療法、つまり免疫を抑える治療でしかありえません。なんとなれば風邪のウイルスを殺す薬はないので、このウイルスを殺しているのも結局は免疫なのです。子供の病気は風邪とアレルギーしかないのですから、これらの病気を根本的に治す薬はないわけですから、小児科に行っても何の意味もないのです。あえて言えば、安心料を支払って、実を言えば病気を作っているのです。近頃、小児科医が少ないからということで問題になっていますが、小児科医が病気を治しているのではありません。治しているのは子供の免疫なのです。医療に無知な大衆は病院に行けば病気が治ると思い込まされていますが、実はそうではないのです。特別な病気でない限り漢方と抗生物質で子供の病気は全て治るものです。漢方は免疫を上げることができ、抗生物質は最近を殺すことが出来るからです。ウイルスを殺す薬は永遠に作ることは出来ないでしょう。ヘルペスの薬でウイルスの増殖を抑えることが出来る抗ウイルス剤は既に作られていますが、これもウイルス自体を殺すことは出来ません。私から言わせると、まともな医者が少なすぎます。私のような医者が増えれば増えるほど病気は減るうえに、医療費も減るでしょうが、同時に製薬メーカーが潰れてしまうでしょう。全ての病気は全ての人間が平等に付与されている免疫で治すものです。それ以外の治し方はどこにもありません。にもかかわらず製薬メーカーは朝から晩まで免疫を抑える薬を作り続けています。残念です。)

    今回は、薬サボらずに飲んで頑張ったし。」などと期待していたりします。冬なので、風邪用に葛根湯を頂きました。とても良く効いて熱も出ず、予防接種はしましたが、何とかインフルエンザにもかからずにすみました。のど痛で学校を休むこともなくなりました。7ヶ月目となる3月には、数値が100台になっていました。「もう少し、もう少しだね。」と、子供と喜びました。肌には光沢もみられるようになりました。良くなっているという実感が本人にも出てきたようです。膝には、かなり硬いできもののような湿疹があったのですが、それもほとんど目立たなくなっています。春の花粉も、鼻水が少し出ると花粉用の薬を服用し、全く気にならずに過ごせるようになり、子供もびっくりしていました。しょっちゅう、鼻血が出ていたのですが、それも収まってきました。

    (鼻血が出やすくなるのも、皮膚の粘膜を薬で異常にし、薄くなるからです。鼻炎でレーザー治療をしてくる人がいますが、もっての他です。粘膜は正しい仕事をしているのです。その粘膜をレーザーで焼き切るとは正気の沙汰ではありません。愚かな医者が考える猿知恵です。

    ついでにドライアイについて述べておきましょう。100%医原病です。花粉症の結膜炎で涙を流して目の結膜に付いた異物を洗い流そうとする免疫の極めて尊い働きを病気だと言い張り、涙を止め続けるとドライアイが生まれるのです。ドライアイも涙腺や結膜を正常に戻せば必ず治ります。

    さらに浸出性中耳炎という奇妙な病気がありますが、これも実を言えばアレルギー性中耳炎であるのです。従って抗アレルギー剤を長期に飲まされて、リバウンドを繰り返し、医原性中耳炎になっている患者がゴマンといます。風邪をひいた後に浸出性中耳炎が起こりやすいのは、鼻こうと耳の中耳は耳管を通して結びついているので、炎症が耳管や中耳にまで波及することがあります。風邪が治った後でも、アレルゲンを含んだ空気が中耳まで到達して、アレルギー性の中耳炎になることがあるのです。これが浸出性中耳炎の実態です。美空も耳管も中耳も全て内面は粘膜で覆われていますから、異物が引っ付きやすいのです。ちょうどそれは風邪を引いた後、気管支の粘膜がただれてアレルギーのある人は喘息になりやすいのと同じです。これらも漢方を用いれば自然と異物が吸収されるか、排泄されてしまうのです。何もステロイドや抗アレルギー剤を使う必要性は一切ないのです。ついでに慢性副鼻腔炎についても述べておきましょう。これも、正しくはアレルギー性副鼻腔炎と言うべきです。いずれの炎症も原因は感染症か、アレルギーしかありません。感染症はウイルス性か細菌性しかありません。カビによるものは滅多に起こりません。感染によるものは抗生物質で叩けますが、ウイルスは自分の免疫でしか殺すことは出来ません。さらにアレルギーの炎症は免疫寛容によってしか治すことはできません。これは漢方で完全に直ります。漢方は炎症症状を免疫を抑制せずに除去することができるからです。

    最近私はとても貴重な症例を経験しました。3歳から10歳まで浸出性中耳炎の治療で浸出液を外耳道をドレーン(排泄)するためチューブを鼓膜に入れ続け、6ヶ月前に抜き取った患者と出会いました。あまりにもチューブを長く入れ続けたので鼓膜の穴が閉じないのです。しかも水泳教室に通っているのです。ただ耳栓だけ入れて泳いでいるのです。しかも大した感染が起こらないのです。これには驚きました。わざわざ鼓膜に穴を開けても中耳に汚れた空気が入っても感染が起こらないのです。空気からウイルスや最近が鼓膜を通じて中耳に入り込んでいるのに、一切感染が起こらないのみならず、アレルギーさえも起こっていないのです。これは何を意味するかというと、鼻から耳管を通じて中耳にウイルスや細菌というのはほとんど入っていかないうえに、アレルゲンが入っても対した問題ではないということです。やはり浸出性中耳炎が長引くのも耳鼻科医が抗アレルギー剤やステロイドを用いるからこそ生じる医原病だと考えています。この患者さんは難聴もありません。それは鼓膜から内耳に音波を送ってくれるツチ骨、キヌタ骨、アブミ骨の付着部分が穴が開いていなかったからです。)

    「やったぁ、花粉症、治った!!」と、言っていました。夏前の花粉が、かなりきついようで、アトピーが悪化しました。数値も200台に戻ってしまいました。

    なかなか、簡単には抜け出せませんが、もう大丈夫と子供も私も思っています。あれほど、嫌がって、私が塗っている時は、鼻をつまんでいた子供が、今は自分から「肌、かさかさするから、塗っとくわ。」言ってくれます。その姿を見て、本当に良かったなと思います。実は、私も赤い塗り薬(紫根、ごま油、豚脂、蜜蝋が入っています。)をクリーム代わりに、顔にぬっています。手荒れの時に使用するとつるつるになりました。もう、ハンドクリームもいりません。この夏の日焼け後に塗ると、肌が落ち着きました。もう、家族みんなが手放せなくなっています。「去年の夏は大変やったけど…・」と、笑って言ってくれます。この夏は、プールに行くとカルキで、皮膚が悪化はしますが、問題ありません。悪化しても短期間で良い状態に戻ります。

    生き生きとした子供を見て、本当に良かったと、頑張った甲斐があったなと思います。プール三昧の後、友達の家に泊まりに行く事もできました。夢のようです。ステロイドを持ち歩かなくても良いなんて。顔も、浮腫みが消え輪郭がはっきりとし、すっきりとした表情になってきました。私も家族もやっと、本当の麻美に出会えたようです。子供も自信がついてきたように、思えます。まだ、汗やプールのカルキには手こずっていますが、いつか近いうちに平気になると思います。汗だくになって走り回り、これから、青春を謳歌してほしいと思っています。目標は、数値を100以下にすることです。子供と、頑張ります。私達の手の内にある間に何とか、松本先生、ありがとうございました。

    (私が既に述べたように、怖い病気などはこの世にひとつもありません。癌も老化による免疫の低下に過ぎないことが分かってきたので、癌も怖いものではないと考えるようになりました。怖いのはやはり人間の避けられない運命のひとつである老化であります。しかし、どのようにすれば免疫の低下を防ぎ、癌も減らすことができるかを知るために近頃癌の勉強も本格的にやり始めました。ただ癌にならないように免疫を出来る限り抑えない生活が大切であることが分かってきました。

    ただ、免疫を上げることは今のところ私が知る限りにおいては、苦い漢方煎じ薬であり、痛い鍼であり、熱いお灸であり、温かい漢方風呂です。これらは全て免疫を刺激してくれるからです。

    製薬メーカーの作る薬は全て対症療法の薬、つまり免疫を抑制する薬だけですから、出来る限り薬を飲まないことが大切です。消極的に免疫に貢献できる残された方法はひとつだけあります。免疫を抑えなければ癌にはなりにくいでしょう。

    私の生涯の仕事はどのようにすれば癌になりにくく、さらに癌になっても癌とどれだけ長く共存できる方法を見つけ出すという仕事が待っています。毎日毎日診察と勉強に明け暮れています。)

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