
(この手記は「喘息手記」と書いてありますが、他にも糖尿病、肥満症、糖尿病性白内障、糖尿病性緑内障、慢性中耳炎などの様々な病気の治癒の手記であります。とりわけこれらのほとんどはステロイドによる医原病によって引き起こされた病気であります。この世の中の病気の90%以上は医者や薬が作った病気であります。私はこれらの医原病を治すことが私の仕事の全てと言っても過言ではありません。)
「喘息手記」
熊谷 弘子 45歳 2007年12月15日
私は、平成2年まで仕事でハンダ(鉛)を使用していました。
それが原因かどうかわかりませんが、喘息を発症し、時には呼吸困難で救急車が必要なほどでした。(人間にとって鉛は毒薬の異物の代表であります。ハンダづけの仕事をしていらっしゃったようですが、朝から晩まで鉛でハンダづけをしていると、鉛の一部が必ず大気に飛び散り、それを吸引し続けると喘息が生じるのも不思議ではありません。)
発症と同時に地元の病院でステロイド治療が始まり、入退院を繰り返しました。一回の入院は長いときで3ヶ月にも及びました。
(このステロイド剤を合成したアメリカのメイヨクリニックの医学者は、戦後まもなくその功績でノーベル生理学賞を受賞しました。その後のステロイドの乱用による医原病で苦しんでいる患者さんを診るにつけ、果たしてノーベル賞がふさわしいものであったかは疑問に感じざるを得ません。
人体のあらゆるホルモンは多すぎても少なすぎても病気を作るので、脳の視床下部によってフィードバックをかけられて、極めて厳格にコントロールされております。このような事実を一顧だにせず、医者達は免疫を抑えるために世界中で朝から晩まで大量にステロイドを使い続けています。免疫を抑えることは絶対に許されないことであるにもかかわらず、ステロイドの副作用がすぐに目に見えるように簡単には出現しないので、患者が気づくまで何のインフォームド・コンセントもされずに、しかも、都合の悪い副作用については一切知らされずに使われ続けています。
仮にステロイドを使っても良い状況があるとすれば、それは生死を分かつ緊急事態のショックのような時だけなのです。ステロイドは単に免疫を劇的に抑制するのみならず、知らず知らずの間に人体の全ての細胞の遺伝子に簡単に侵入し、細胞の機能を徐々に変えていきます。その結果、ステロイドの投与量があるレベルを超えると、全ての細胞の機能を変えて機能不全を起こし、取り返しのつかない医原病を招いてしまうのです。「くたばれステロイド!」と叫びたくなるほどステロイド医原病は巷に溢れています。)
改善がみられず、6年後に県内の大学病院に転院しましたが、そこでもやはりステロイド治療が継続されました。その結果、発作は治まり、入院もしなくなりました。しかし、今思えばあんなにひどかった発作が治まるほど薬が強かったのだと思います。大学病院の主治医は「副作用で太るかもしれません」と話していましたが、体重がどんどん増え、最終的には25キロ以上ふえました。
やがて糖尿病を発症し、インシュリン注射を毎日しなければなくなりました。
(ステロイド性糖尿病については、一般には『組織の細胞のインシュリン抵抗性が増大し、インシュリンの作用がなくなるために起こる』とされていますが、これは余りにも曖昧すぎます。もっとインシュリンの作用の意味を考えると、次のように説明できると思います。
血糖(グルコース)は水溶性であり、エネルギーとして血糖が利用されるためには、脂肪でできている細胞膜を通っていかなければなりません。ところがグルコースは脂溶性ではないので、膜の中に溶け込むことが出来ないのでグルコーストランスポーターという蛋白分子と結びついて運ばれなければならないのです。(例外的に脳の神経細胞だけはどういうものかインシュリンなしでもグルコースは脳内に入っていけるのです。つまり中枢神経系の細胞のグルコーストランスポーターにはインシュリン受容体がなく、そのままグルコースを神経細胞に運ぶことができるのです。)従ってステロイドはインシュリンとグルコーストランスポーターの蛋白の結びつきを阻害するのではないかと考えられます。このように結びつきを阻害されると、炭水化物は糖分になっても細胞で利用されることができなくなり、高血糖となり、糖尿病が出現するのです。
それではどうしてステロイドを投与されればされるほど体重が増えていくのでしょうか?答えは次のようです。インシュリンが沢山あっても、細胞のインシュリン受容体と結びつくことがステロイドのために出来なくなると、脳以外の体の全ての細胞はグルコースを利用することが出来なくなり、するとさらに血糖が高くなり続け、すい臓はますますインシュリンを作り、血糖を下げようとします。ところがステロイドのためにインシュリンの働きが阻害されるので、血中にますますグルコースが溜まっていきます。脳内の細胞がこのグルコースの上昇を検知すると、脳はこのグルコースを貯蔵するために、交感神経の活動を低下させ、逆に副交感神経の活動を上昇させるのです。というのは、交感神経はいわば空腹というストレスの状態で働き、空腹を癒すために血糖を上げようとするものなのですが、一方、副交感神経はいわば安楽の神経であり、余った栄養素を血糖からグリコーゲンや脂肪にして貯蔵する働きがあるのです。従って血糖が高ければ高いほど交感神経の働きは低下する一方、副交感神経の働きが高まり、血糖を貯蔵エネルギーである脂肪に変えようとするのです。副交感神経の活動が高まると、すい臓は血糖を上げるグルカゴンの分泌を停止させ、ますますインシュリンの分泌を高めます。(というのは、グルカゴンは血糖を上げる作用があり、インシュリンは血糖を下げる作用があるからです。)インシュリンが増えても体細胞で使われないグルコースが増え続けるので、余ったグルコースは筋肉や肝臓でグリコーゲンに変えられます。それでも血糖はますます余ってくると、これらは脂肪に変えられて脂肪細胞にどんどん吸収されてますます肥満となるのです。このあたりは難しいので何回も読んでください!)
耳も聞こえが悪くなり、両耳が中耳炎で耳から膿が出るようになりました。
(耳の聞こえが悪くなるのは、いわゆるラムゼーハント症候群のひとつの症状です。ラムゼーハント症候群はヘルペスウイルスのために生じると考えられます。
そのメカニズムについて説明します。ステロイドを大量に長期に投与すると、その間に免疫系が抑制されて、リンパ球が減ります。このリンパ球の減少の原因は、ステロイドによる骨髄のリンパ球の肝細胞の遺伝子を変えるためだと考えています。するとウイルスをやっつけることができるリンパ球の仲間である、ナチュラルキラーT細胞や、ヘルパーT細胞、キラーT細胞が数の上で減るのみならず、質的にも働きが低下していきます。これらの細胞はまさにウイルスをやっつける細胞性免疫であり、これらが減少するとヘルペスウイルスは増殖し続けます。特にヘルペスウイルスは神経細胞をすみかとしているので、全身の末梢神経細胞に沿って増殖を続けます。そのために体がしんどくなったり、常に疲労感があったり、痺れ感があったり、頭痛があったり、顔面神経麻痺があったり、三叉神経痛などが見られます。このようにヘルペスウイルスは脳から出る末梢神経である脳神経に住みたがるようです。特に8番目の脳神経である内耳神経の側枝である蝸牛神経に増殖したヘルペスウイルスは、免疫系に見つけ出されてやっつけられる時に炎症を起こし、難聴になったりするのです。さらに内耳神経のもうひとつの側枝である前庭神経に炎症が起こると眩暈が起こるのであります。
これらの症状もステロイドを用いて免疫を抑えたために増殖したヘルペスウイルスとの戦いの結果生じたものですから、医原病のひとつといえます。ところが耳鼻科の先生方はこれらの病気の原因を不明だと言い続けますが、実は自分達が一番よく使っているステロイドのために起こしたことを認めたくないために、シラを切っているだけなのです。さらに、このような病気の治療に再び大量のステロイドを用いて、見掛けの炎症を止めようとしてまたまたヘルペスウイルスを増殖させるという愚行を重ねているのです。本当に困ったことです。)
薬の種類は症状が出るたびに増え、その副作用が出るとまたその副作用を抑える薬が処方され、毎食9種類(10錠)の薬を飲み、そのほかにインシュリン注射を打つようになりました。そのうちに目が見えにくくなり、白内障と診断され手術をしました。(白内障もステロイド白内障というべきものです。ステロイド白内障は、ステロイドによる水晶体の細胞の遺伝子が変わり、その為に代謝異常が生じて透明な水晶体が混濁するためです。一度新陳代謝できなくなった代謝産物が水晶体に蓄積すると永遠に排除されなくなり、目に混濁が生じてしまうのです。この混濁を取るためには人工水晶体に入れ替えることしかありません。)
しかし、手術をしたにもかかわらず次は緑内障になりました。白内障・緑内障は糖尿病が原因との診断でした。
(この緑内障もステロイド緑内障であり、これも毛様体の細胞で作られる房水が、正常眼圧を維持できなくなるほどに作られ過ぎるのがひとつの原因だと考えています。緑内障自身の原因も不明とされていますが、とりわけ正常圧緑内障は、これもおそらくステロイドの影響による眼圧関連の細胞の異常により引き起こされたものだと考えています。
この患者さんの白内障や緑内障は糖尿病のために起こったと診断されていますが、糖尿病自身も上に述べたようにステロイドによるものであり、ステロイド性糖尿病がなければ起こりえなかったわけです。言うまでもなくこの患者さんの白内障も緑内障もステロイドが一枚かんでいることも確かです。)
体重はもはや90キロを超し、何もしない時でも息が切れるようになりました。
19年1月、このままではそのうち人工透析するようになると思いました。そこで、数年前私の妹がリウマチでお世話になった松本医院に行ってみようと決心しました。妹は20代でリウマチになり、都市の大きな総合病院で「ま、この病気は一生治りませんから。」といわれたのがインターネットでさがしたこちらの病院(松本医院)の漢方薬で治ったのです。(私はこの妹さんのリウマチを治した記憶もないほどに、本当に数多くのリウマチを治してきました。この方の手記はまだ書いてもらっていないようですから、お願いするつもりです。)
私の住居は東北(宮城)で大阪からは非常に遠く、旅費もかかりますが、ここに来る前は大学病院・地元の病院・眼科・耳鼻科での診察代と薬代で一月何万円もかかっていたのです。家計への負担も非常に大きく、この状態をなんとかしたい、だめでもともと、という気持ちでした。19年3月、これまでの病歴と薬の処方菱を持って松本医院を訪れました。処方箋をみて、松本先生は「こんな薬飲んだらあかん!あれもこれもみんな不要や!何でこんな薬拙すんだ!医者がl5年かかって病気にしたんや!」と怒りました。そして、必要最小限の薬だけを飲み、あとは漢方薬を飲むように指導されました。
(病気は異物が人体に侵入することによって、それを排除しようとする免疫の働きによって生じます。このとき悪人は異物であって、絶対に悪人は免疫の方ではないのです。にもかかわらず現代の医療は悪人を退治する薬は絶対に作れないので、味方であり善人である免疫系を攻撃するという馬鹿なことをして、これを治療と称します。もちろんますます異物は除去されるどころか人体に蓄積していくので、ますます病気は重くなっていきます。さらに薬という化学物質の異物が人体に放り込まれるので、またまた病気の原因が人体に蓄積していきます。
治療という名にふさわしい医療は原因である異物を排除する手助けをすべきなのです。従って10種類もの大量の薬という毒薬を飲まされてきた誤った医療に怒らざるを得なかったです。薬を飲めば飲むほど病気の原因は増えていくということを皆さんよく知ってくださいよ。
病気を治すのは自分の免疫の働きによってだけなのです。15年間も毒薬を飲まされても死なないというのが人間の生命の逞しさなのです。死なない限りは病気は正しい治療により自分で治すものなのです。)
また、食事も米飯をやめて豆腐を食べるようにとのことでした。遠方なので普段は電話で症状を報告し、薬を郵送していただくことになりました。来院は旅行気分でいいよ、とのお話に一層うれしくなりました。それまで飲んでいた1回10錠の薬とインシュリン注射をやめ、2種類の薬と漢方薬を飲むようになったら、体重が面白いように減ってきました。1ヵ月後には、10キロ以上の減量となりました。豆腐以外の食べ物は普通にとっているので、空腹感もあまりありません。
(完全な健康食とは何かというと、主食である米や小麦を完全に止めて、それ以外のあらゆる食べ物を食べても良い食事と言えます。ただひとつだけ条件があります。BMI(体格指数)を20以下に常に保つことが要求されます。つまり肥えては駄目なのです。
成人病は栄養過剰により生じます。というよりも、甘い糖分過剰食のゆえに生じるといえます。甘いものが嫌いな人は誰もいません。甘いものの元は結局は炭水化物なのです。炭水化物が最も多いのはまさに主食である小麦・米・そば・うどん・パンであります。これらは100gの中に80g前後の炭水化物を含み、食べれば15分~1時間以内にほとんど全てがグルコースになります。エネルギーに使われないグルコースは最後はグリコーゲンや脂肪として貯蔵されるのです。グリコーゲンとして貯蔵できる短期貯蔵所として肝臓と筋肉があり、脂肪として貯蔵できる長期貯蔵所として脂肪組織があります。肝臓や筋肉はグルコースをグリコーゲンに変えて貯蔵しますが、肥満にはそれほど影響しません。しかしながら皮下脂肪にある脂肪細胞に貯められた脂肪は直接肥満に関わってきます。いわばメタボリックシンドロームと言われる肥満が生じます。一方、この方が主食の代わりに食べた豆腐は100%蛋白質といえます。蛋白はエネルギー源というよりも体の建築用ブロックになるべきもので、グルコースになるのは最後の最後であり、本当に飢餓にならなければ起こらないのです。
この方が立派なのは全くおいしくない、つまり甘くない蛋白である豆腐を主食として食べ続けた点であります。もちろん肉も食べていいのです。肉100gの内訳は、70gが水で20gが脂肪で炭水化物は1g以下なのです。従って、肉を食べるということは70%以上が水ですから、体重が増えない限り、つまりBMIを20%以下にしておく限り、糖尿病にはほとんどいくら食べても影響はないのです。
現在の糖尿病食は低カロリー・低脂肪に加えて、運動がいわば定番となっていますが、これは間違いです。本当の糖尿病食は主食を全て止めて他の全ての食事を楽しく味わってBMIを20%以下にすれば糖尿病をコントロールできる詳しい話は次にします。糖尿病もこの原理原則を守れば簡単にコントロールできます。)
漢方薬の副作用はほとんどありませんでした。体重が減り、瑞息の発作も起きなくなり、呼吸が楽に出来るようになりました。それまでは夜もすごいいびきと咳でしたが、熟睡できるようになりました。からだの動きも峰くなり、軽い運動が出来るようになって、今は家庭菜園で畑を掘ったり自転車に5キロ乗っても大丈夫です。
(漢方薬で治したわけではありません。漢方薬はこの方の免疫の力をヘルプしただけであり、徐々にステロイドの影響を除去しただけなのです。立派なのはこの患者さん自身なのです。また、喘息のみならず慢性副鼻腔炎も治ったためにいびきもなくなったのです。
この世の中には治らない病気などは何もありません。治せないようにしているのが現代の大学の教授先生方なのです。製薬メーカーから寄付金をたっぷりもらい、毒薬の販売促進に精を出しているからです。免疫の基礎を勉強すれば、病気の本質はただひとつ、免疫を抑えるために生ずるということが分かるはずです。こんな簡単なことを日本の80大学の医学部の病院の数百人の教授先生が気がついていないなどというのは悲劇と言わずして何と言えばよいのでしょうか?教授先生方が製薬メーカーの薬の売人に成り下がっているからです。真実のみを追究し続ければ、こんな間違いは起こるわけはないのですが。
癌については他で述べたように、病気というよりも神様が生まれたときに遺伝子の中に死ぬべき遺伝子を組み込んでくれたのですから、癌になるということはプログラムされた遺伝子の発現であり、病気というべきではないのです。私もいずれ癌になって死ぬでしょう。癌の方には申し訳ない言い方ですが、生物学的には、いわば癌は細胞の自殺というべきものなのです。癌になるのは早いか遅いかの違いがあるだけです。)
3月の初診時に92キロあった体重が今は75キロです。
現在漢方を飲み始めて9ヶ月ですが、インシュリンを打つほどだった糖尿病が5力月後(8月)の血液検査で異常なしでした!最近は耳も前より聞こえるようになり、視力もよくなりました。今でも天気が悪いときはいくらかゼイゼイしますが、それほどひどくはありません。
松本医院に来なかったら、きっと今も前のまま一日何十錠もの薬を飲み、注射をうち、体が蝕まれていったと思います。
松本先生、本当にありがとうございました。健康な体に心から感謝申し上げます。(私は貴方の病気の治療の手助けをしただけなのです。私がいかに手助けをしても、私の言ったことを実践しない限りは病気は絶対に治らないのです。病気を治すことは極めて簡単なことなのです。病気の原因を完璧に理解し、免疫を上げる生活を実践すれば全ての病気は治るのです。)
できれば全国の方にこの病院をお勧めしたいのですが、松本先生が過労でダウンするかしら?(その通りです。おそらく私がホームページではなくて、本を書いて出版すれば毎日何万人の患者が押し寄せてくるでしょう。それは分かっていますが、同時にあらぬところから恨みを買うことになるでしょう。私の松本医学で人類は救われるでしょうが、困る人も出てきます。それは製薬メーカーであり、いわゆるエセ医学者です。とりわけ臨床医学者の治療法は100%間違いだと叫びたくなることがあります。確かに外科医は別格で技術者であり、巧みな手先の器用さが要求される特別な世界でしょう。さらに基礎の医学の研究者も日夜真実を求めて研鑽しているでしょうが、臨床は全く偽りだらけです。私が一人一人病気を治すことによって最後に真実に明かりが灯されることを期待して筆を置きます。)
