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    (この方はリウマチの全てのデータも正常になり、症状が全てなくなり、ここ数ヶ月間手打ちそばのお店を彦根でやる準備をしてこられました。リウマチになる前から手打ちそばをやりたかったようですが、リウマチになったために完全にその夢を断念したのでありました。しかし、私の治療を受けて、リウマチが良くなったらめに、
    再び夢をよみがえらせて、2008年の4月から彦根で手打ちそばの店を開店することができるようになったのです。リウマチは免疫を抑えない限り必ず治る病気なのです。しかし残念ながら現代の医療は免疫を抑える薬しか作れないので免疫を傷付け、治らない医原病を毎日毎日世界中で拡大再生産されています。残念です。)

    「リウマチ治療中間報告」 伊藤昇 52歳

    滋賀の伊藤です。お世話になり、ありがとうございます。
    猜疑心を持ちながらも、ここまでやって来ました。(世界でただ一人アレルギーの全てとリウマチを必ず治してあげると言える人間が一人います。と断言するときに猜疑心を持たないで受診する人がいるでしょうか。もちろんちょっと考えれば分かることです。人を騙すのはお金を儲けるためです。去年も日本列島を『嘘』が吹き荒れました。何故でしょうか。もちろんお金のためです。しかしながら一時的には嘘をついてお金を儲けたかもしれませんが、結局は全てを失ってしまった人・会社がありました。つまりお金は稼いだけれども、信用を失うことによって、その儲けた金さえも失ってしまったのです。私は3つの国公立大学に通い、しかも博士号を持っている男です。裏口入学したわけではありません。全て私の真実の実力です。
    ましてや医者は信用によってしか生きられません。治らない病気を治ると言って、少しばかりのお金を稼いでも、結局は治らないわけですから、そんな馬鹿なことをするほどアホに見えますか?しかももう少し騙すにしろ賢いやり方があるでしょう。それは治るとも治らないともはっきりと言わないで、良くなるとか効果があるとか、という言葉でお茶を濁せば、後で言い逃れすることができるでしょうに。曖昧にしておくことこそペテンの第一歩なのです。はじめからアレルギーやリウマチを訳も分からずに言ったことはありません。徐々に治ることが分かり、自分の理論と実践に絶対なる確信を持ったからこそ、このように治ると断言しているのです。
    全ての医薬品には治るとは言わないで「効果がある」という言葉で、その薬の効能については適当にお茶を濁しています。実際「効果がある」という意味は、何を意味しているのでしょうか。私から言わせますと、効果があるなど言う言葉ほど欺瞞に満ちた言葉はないのです。一時的に痛みが取れたからといって、しかもそれも免疫の働きを一時的に抑えるだけで、その薬の効果が切れれば再び痛みが増強するわけですから、そのうえに薬の副作用が別に加われば今の苦しみを軽減して未来に何倍か苦しみを加えてしまうだけですから、インチキそのものです。つまりサラリーマン金融で借金するようなものです。一時的には金は入るでしょうが、借りれば借りるほど元利を何倍か返さなければならないわけです。返せないときには真面目な人は自死を選んだりすることがあります。本当に現代の薬による免疫抑制の効果をもたらす治療はまさに経済におけるサラ金の借金と同じです。
    やはり副作用について事実上全く触れないで「効果がある」という言い方は許すべきではありません。近頃お薬手帳とやらが徘徊しています。これも医療費を増やすだけであって何の意味もありません。「副作用を減らすためにお薬手帳を持ちましょう」と言うキャッチフレーズでありますが、お薬手帳を見れば分かりますが、本当に怖い副作用については何も書かれていないのと同じです。副作用を一般大衆に知らしめるためには、いわゆる全ての薬に添付されている「効能書き」をプリントして直接患者に渡せばいいのです。これが一番正しい副作用を伝える手段であり、薬を使う医者や薬剤師が独占すべきものではないのです。少し話が逸れましたが、正しい薬の評価は効くとか効かないではなくて、治せるか治せないかのどちらかにすべきです。もちろん薬は治すために服用するわけですから、しかも医者は病気を治すために仕事をしているわけですから、当然私は「アレルギー・リウマチは治せる病気であるから、治せる」と明確に言い切っているのですが、初診の方は私と初めてであった時は世界一の嘘つき野郎と思うのも当然と言えば当然でしょう。分かってください。他人の猜疑心が自分に向けられたときに、どれだけ苦しむかを。ちょうどお金を盗みもしていないのに、盗んだと嫌疑をかけられた時に、疑われた人がどれだけ苦しむかお分かりでしょう。結局は治らない病気を治ると言って、金を盗み取っているとわずかでも思われることの苦しみを是非理解してください。
    私は毎日このようなストレスに耐えて、診療をしております。真実の医療を知ってもらうのみならず、このストレスを少しでも減らすために、患者さんには私のホームページを最低5回は読みなさいと勧めています。しかしほとんどの人が1回さえ読んではこないのです。ひどい患者さんになると、「リウマチが治ったから、松本医院へすぐに行け」と、言われただけで受診する人がいます。とんでもないことです。治すためにどれだけのことを理解し、どれだけの免疫を上げる治療をしなければならないか、またどれだけ時間がかかりどれだけ家族のヘルプがいるかも知らないで、リウマチは簡単に治ると思い込んでくるのです。
    患者さんの手記も単に真実を知らせるのみならず、猜疑心という恐ろしい負のエネルギーに耐えるために書いてもらっているようなものです。
    この患者さんは本当に正直な人です。この中間報告も私に対してとても批判的です。今でこそ治ってしまったわけですから全てを理解しておられますが、治るまでは患者さんの心は疑心暗鬼の闇地獄です。疑う人も疑われる人も両者とも不幸であり最悪の人間関係といえます。治るまで私は患者さんの猜疑心に耐え抜かねばなりません。手を変え品を変え、ことあるごとに病気は自分で治すものであり、自分の免疫を最大限に発揮することによって、治すものだと繰り返し説明して、最後に病気が治ってもリウマチがどうして治ったかを理解する人は皮肉にもほとんどいません。悲しいことですが、医学は何も難しい学問でもないのですが、医学者先生が新聞やテレビで間違ったことを言い続け、間違った治療を続けるものですから、一般大衆は医学は理解できないものだと思い込まされているのです。
    いずれにしろ私は信頼を100%獲得するまで毎日真実の治療を続けています。とにかく分からないなりに、何回も私の理論と証拠を読み返してください。その通りになっていきますから。)

     
    松本先生から中間報告をと言われてから、すでに1ヶ月が過ぎましたが、
    ようやく送る事が出来ます。
    松本先生、多少失礼かなと思われる表現あれば、お許しください。
    この中間報告を書き、感じたことは、折角インターネットですので、
    患者同士の交流の掲示板、あるいはメーリングリストなどがあれば、
    患者同士励まし合えて、更に頑張れるかなと思ったりしました。
    まぁそういう事はなかなか難しいのかなとは思いますが。
    (私は怒りっぽい人間ですから、始めこの手記を読んだときには実際ムカッとして、こんな好意的でない手記は書き直してくれと伝え、もし書き治すことが出来なければ信頼関係が保てないので、今後の治療は出来ませんといいました。そして書き直してくれた酒気が送られ、再び治療が始まり今は完全にリウマチは治りました。
     確かに今後このようなメーリングリストを作って、患者さん同士の交流をはかり、お互いに私の治療を理解され、お互いに患者さん同士が励ましあって、無駄な猜疑心もなくなり、早くリウマチも治ることになるでしょうから作ることを約束します。)

     

     

    「リウマチ治療中間報告」伊藤 昇 52歳

    2006年5月12日
    滋賀県在住

    2004年10月に発症して、2005年3月に松本医院にて治療開始。他医療機関でのリウマチ治療投薬経歴なし。

     

    2005/03/08  滋賀県内リウマチ専門医院で診察(専門医制度には大きな欺瞞があります。専門医の肩書きが付けば、その病気についてはその医者にかかれば治るという思い込みを患者にさせるからです。医学ほど玄人と素人とのギャップが大きすぎる分野は他にありません。しかも、病気は生命をも奪うこともあるので患者は藁をもつかむような思いで医者に頼るのは当然です。ましてや専門医であれば必ずその病気を治してくれると思い込むことも当たり前です。専門医を標榜することによって、患者の数も増えるものですから、専門医の肩書きを得るために医者のほうも形を整えるために問題を起こしていることも新聞にスキャンダルとして出ています。このようにして専門医は増えるばかりですが、ますますリウマチは治らなくなっていきます。専門医の肩書きを『治せる医者』にすべきです。私は博士号は持っていますが、専門医の肩書きは何もありません。しかし、極端な言い方をすれば、癌以外は治す理論とノウハウは持っているつもりです。もちろん手術はもとより、難しい検査の技術は持っていませんが、病気の本質が分かっているからこそ、このように豪語できるのです。病気の根源を誰よりも熟知しているからこそ言えるのです。根源が分かれば病気を治す方法も自ずから分かるからです。リウマチについて言えば、人間が戦っている敵は、言い換えると免疫が排除しようとしている敵は、本来IgE抗体を使って、アレルギーとして出すべき死んだ異物であるのです。アレルギーで出すべきものを、免疫を抑えることによって、IgG抗体からIgE抗体にクラススイッチができなくなったために生じるのです。抗体を作る際に、まず外敵を認識した免疫は最初に必ずIgM抗体を作ります。どんどん敵が増えるにつれて、ヘルパーT1リンパ球はリンパ節でBリンパ球に対してIgMからIgGにクラススイッチさせてIgGを作らせ、殺す敵でないと分かればヘルパーT2リンパ球はさらにIgGをIgEに作り変えようと命令するのです。この患者さんも元来、アレルギーがある人で正しく死んだ異物をIgEで処理しているのにもかかわらず、耳鼻科や皮膚科のいわゆる専門医によってステロイドを投与、からIgEのクラススイッチができなくさせることによって、アトピーや鼻炎の症状はでなくなったのですが、最後にリウマチが出たのです。私の仕事はこのようなステロイドを止めさせ、IgGからIgEへと抗体のクラススイッチをできるように元に戻してあげればよいのです。アレルギーにしてしまえば、サプレッサーT細胞による自然後天的免疫寛容を起こせばリウマチもアレルギーも全て完治してしまうのです。
    ひょっとすれば、私はいわゆる専門医でないからこそ治らない病気を治せるのかもしれません。つまりリウマチの専門医であればあるほど、彼らはリウマチについては重箱の隅をつつくような枝葉抹消の知識は持っているでしょうが、リウマチの原因もアトピーの原因も同じであるなどということは、一生分かるはずがないでしょう。なぜならば、整形外科医の専門家が皮膚のことを勉強するはずもないからです。
    私の治したリウマチの患者さんの旦那で高学歴の人がいました。その男はリウマチの妻に次のように言い放ちました。「リウマチとアトピーが同じ原因であるなどと言う気違いの医者に行く前に、それを信じるおまえがまず精神病院へ行きなさい」と。私はこの話を聞いたのはこの奥さんのリウマチを治してからだったので、すごく残念に思いました。始めから知っていれば絶対に治してあげなかったのに、と?これぐらい私の腹は煮えくり返ったことを覚えています。
    実は私も専門医なのです。癌以外のあらゆる病気を治せる専門医なのです。病気を治せない限り、専門医と言う肩書きは何の価値もないのです。結局は製薬メーカーの作った、と言うよりも、それしか作れない免疫を貶める薬を投与して病気をどんどん作り続けるのが専門医なのだと私は考えています。言い過ぎですか?)

    一週間前から、朝起きる時に手の指の関節に痛みを覚え、自宅から60km離れたリウマチ専門の医院に行く。前日に日ごろ通っている内科医院に相談したところ、総合病院への紹介状を書くよとは言われたのだが、どうもリウマチのようだから、どうせ行くならと進められたのだった。この医師は独立開院するまでは医科大学の教授を勤め、県内外で有名なリウマチ専門医である。問診があり手足を触診し、レントゲン撮影と血液採取があった。手にしびれを感じだしたのは、昨年の秋頃。10月とすれば、すでに発病から半年が経過していることになる。左手のみかなと思っていた痛みは触診で右足の甲にもあった。(リウマチの最も初期の症状は手の痺れ感である人が沢山います。この痺れ感は感覚異常だということで抗うつ剤の代表であるデパスを投与されて、本当に精神に以上をきたす人がいます。何故痺れ感がリウマチの初期に出るのかは、まだ私は解析していません。今の私の考えでは、痺れの原因は色々あると思いますが、異物を食べた大食細胞が吐き出す様々な化学物質や酵素が、痛覚神経を刺激する度合いが少ない場合に出現するのではないかとか考えています。大量にこのような物質が大食細胞から出されたときに痛みとして感じられるのでしょう。この患者もいつの間にか痺れが痛みに変わっていったのは、炎症が広がっていったためなのです。)

    2005/0309  リウマチと診断
    翌日再度リウマチ専門医院に行く。検査結果は大当たり!権威のある教授先生にしっかりと「リウマチ」と診断された。7項目あるうちの4項目に該当すると。
    (1)1時間以上続く朝のこわばり
    (2)3個所以上の関節の腫れ
    (3)手の関節(手関節、中手指節関節、近位指節関節)の腫れ
    (4)手のエックス線写真の異常所見
    (このような診断所見は時代遅れです。このような所見が出るまでに相当な時間がかかります。しかも病気を起こす原因は死んだ異物か生きた異物だけですから、症状が出ている以上免疫の戦いの結果であるので、感染症でない限り後はアレルギー・膠原病しかないのです。残りの病気は癌か成人病だけですから、このふたつの病気でない限り、簡単に膠原病を診断することが可能なのです。要するに始めから治らない難しい病気などと言うのはこの世にはないのです。癌を除いては。簡単な病気を症状を取るためだけに治療と称して免疫を抑えれば抑えるほど、ますます単純な病気が訳のわからない医原病となっていくのです。私が医学生であった30数年前、免疫学などというのは全く支離滅裂な学問でした。点ばかりで脈絡をつける線は一本もありませんでした。従って何の興味もありませんでした。ところが、この20年で免疫学はまさにほとんど主要なコンセプトは作り上げられてしまいました。この免疫学を勉強すればするほど病気の本質は免疫の戦いそのものなのです。
    従って免疫の敵である異物が何によるかによって病気の本質が分かるのです。結局は成人病さえもが免疫の戦いの結果生じると考えられるのです。例えば動脈硬化症などというのは、悪玉のコレステロールが血管に、特に血管の中膜に蓄積し、それを異物と認識した大食細胞が排除した結果、粥状硬化症を起こすことがわかるようになりました。糖尿病も実を言えば炭水化物を摂りすぎて、糖を血管の中に溜めすぎて、この動脈硬化症をさらに悪化させるということが分かってきたのです。血糖自体が高い ことが問題ではないのです。高血糖を続けることによって全ての代謝が悪くなり、様々な異物が様々な臓器の毛細血管に沈着することによって、血管が細くなり必要な栄養が行かなくなり、様々な障害をもたらすのです。そのような毛細血管に蓄積した異物を免疫が排除しようとして、さらに症状が悪化するのです。血管も硬くなり血圧も上がっていくのです。従って成人病も必要である栄養素がいわば異物となり、血管に蓄積し、このような異物を排斥しようとする免疫の働きにより炎症が生じるものですから、成人病も広い意味で免疫の正しい働きと言えます。つまりあらゆる病気の根源はやはり異物を入れるからです。
    さらに癌についても同じことが言えます。癌は生まれつき持っている癌元遺伝子が様々な防御装置にもかかわらず癌化してしまい、この癌細胞という異物を免疫によって排除できないために死を招くのです。老人が癌になりやすいのも全ての肉体的精神的衰えに加えて、免疫の働きの低下が一番大きな原因と考えられています。
    ついでに付け加えると、アルツハイマー病も脳に長い生活の中で血管や脳の結合組織に異物が溜まって、それが老人斑として認められ、これを免疫が排除できなくなり、炎症が起こっているためだと思います。脳にはブッラドブレーンバリアー(BBB)という装置があり、血管から異物が入らないようにしているのですが、徐々に徐々に異物が入り蓄積してアルツハイマーが起こると考えています。
    このように考えていくと人間にとって必要なものは5大栄養素と水と空気だけにもかかわらず、生きた異物や死んだ化学物質の異物が入ることによって病気が生じると考えます。この異物を排除できれば全ての病の原因は取り除かれるのですが、残念ながら免疫はそこまで完成しているものではありません。
    いずれにしろ、人間の生命を続けるのに必要な栄養分が過度に摂取されるとこのような成人病を起こすわけですから、成人病を起こさないためには不必要に栄養素を摂らなければ起こらないのは、ちょうど不必要なウイルスや化学物質を入れなければ感染症やアレルギー膠原病が起こらないのと同じです。免疫の仕事としては不必要な異物が入ってきたから仕事を始めるのであって、免疫を責めるのは筋違いなのであります。
    本当の病気というのは結局感染症しかないのです。ウイルスや細菌ははるか太古の私たちの祖先であります。進化の過程でたまたま今の状態を選び取らざるを得なかっただけで、生き続ける権利はあるのです。彼らと言えども何も人間に害悪を加えようとしている訳ではありません。ただ単純に生命の営みを続けているだけなのです。病気は感染症で始まり、感染症で終わるのです。抗生物質ができた現在では病気はウイルスで始まりウイルスで終わるのです。ウイルスをやっつけるために後天免疫であるリンパ球や抗体の世界が新たに作られたのです。それでも人類はウイルスに悩まされています。エイズであり、エボラ出血熱であり、西ナイル熱であり、鳥インフルエンザなどであります。それでもほとんどの感染症がワクチンと抗生物質で征服されたので寿命が延びたのですが、貪欲の最大である食欲を満たすために結局は成人病を作り上げたのです。成人病は食べなければ起こらない病気なのです。他方、長生きし続けたために全ての老化と共に免疫力も落ちて、癌細胞を殺すことができなくて最後は成人病か癌で人は死ぬようになりました。老化を防ぐことができない限りは、結局は免疫力の低下により最後は癌で人は死んでいくと思います。
    以上が私の全般的な病気に対する考え方です。)

    血液検査でリウマチ反応が陽性ではなかったものの、上記4項目に該当ということで、
    リウマチだと診断せざるを得ないとのことだった。当医院を開業したころは薬の効きが約10%程度だったのが、最近は発見が早いせいもあり、30%強くらいになっている、としきりに数字を強調していた。しかし、治らないこと、薬で進行を遅らせるのが現在おこなわれている最良の治療であること、しかしこれも人によっては薬が効かず早く進行してしまうこともあること、等々不治の病であることを決して否定はしなかった。一生病と付き合って行かなくてはならないことを説明される。無論ステロイドを服用することを前提としてである。抗リウマチ剤と消炎鎮痛剤を処方され、次週は注射をすると告げられた。(医学が進歩しているというのは、あくまでも基礎の医学だけなのです。1929年、アレキサンダー・フレミングが発見したペニシリンと、1798年にエドワード・ジェンナーによって見つけ出された天然痘ワクチンのふたつが臨床上の最大の進歩なのです。その後の進歩は、全てこのふたつの発見の亜流に過ぎないのです。つまり、基礎の医学によって免疫学が分かれば分かるほど、皮肉にも免疫の働きを抑えるポイントが増えたに過ぎないのです。免疫こそが生命を守る唯一の砦であることが分かれば分かるほど生命の泉である免疫を抑制する薬を作り続けるという皮肉な結果になったのです。これを臨床家は医学の進歩と言い続けているのです。ペニシリンを出発点とするあらゆる抗生物質は、免疫がなければ決して有効ではないのです。あくまでも抗生物質は免疫が行おうとする働きをほんの少し手助けしているだけなのです。さらにワクチンも前もって不活化したり弱毒にした最近やウイルスを入れることによって免疫に敵を記憶させ、本当に強い敵が来たときにすぐに見つけ出しIgG抗体を作りやすくするだけなのです。これも免疫が正常でなければ使えないし、免疫の働きを手助けしているだけなのです。にもかかわらず何故学者たちは免疫を抑える薬を作る競争をするのでしょうか。答えは簡単です。免疫を上げる薬は絶対に作れないからです。いわば人体の免疫は38億年かけて作った完成されたシステムであるのです。ちょうど人間の頭脳をよくする薬を作れないのと同じなのです。逆に人間の脳の働きを抑制する薬があります。私は精神科の薬は、とりわけ抗うつ剤などはまさに人間の脳が感じる力思考する力を弱めることによって無感動にさせているだけだと思います。ちょうど免疫を抑える薬はいくらでも作れるように、脳の働きを抑える薬も同じようにいくらでも作れるのです。言わば精神病の薬は脳のステロイド剤といえます。心の病気は心で解決すべきものなのです。しかしながら病んだ心を心で治すのには、あまりにも時間と労力がかかるので放棄されています。心の病気は心の異物を受け入れることしかできないと思います。これを私は心の免疫寛容と呼んでいます。ちょうど肉体の死んだ異物と免疫寛容を起こしてはじめてアレルギーや膠原病が治るのと同じなのです。
    特に21世紀になり地球の存在自身が危ぶまれています。人間の心の欲望が肥大化してしまったために、人間の心は無限に欲望を求め満足することがなくなってしまい、この欲望を地球が支えられなくなってしまったのです。人間は生きられる限りは、物に対しても他人の考え方に対しても、もっとお互いに寛容にならなければならないのです。ちょうど殺される敵ではない死んだ化学物質に対して免疫寛容を起こしてそのような異端物質と共存するように、であります。)

    2005/03/10  処方薬  
    昨日はショックで薬も飲む気がしなかったが、3月初めに痛みを感じてから、痛みを感じる回数が急に増え、仕方なしに処方された薬を飲み始める。

    2005/03/11  インターネット
    生きる希望が、これからの計画が、音を立てて崩れて行く。リウマチがどんなものかステロイドがどんなものか十分に知っているが、それでも必死にインターネット上に救いを求めて検索している自分があった。不治の病、上手に付き合って行く、上手くいけば進行を止められなくとも遅くは出来る、それもステロイドを服用しての話である。あぁ、どこにも治るなんて言葉は見当たらないのだ。しかし、一件だけ「リウマチは治る」といっているホームページがあった。「治る」の文字に釘付けになり、貪る様にそのホームページを読んだ。医師の理論が記載されており、さらに完治した患者や治療途中の患者の手記もあわせてたくさん記載されていた。日本中でリウマチを治せるのは(今は)自分だけだ、将来この治療法が普及することを望む云々とも書いてある。また、ステロイド剤を一切使わないとも書いてある。ちょっと怪しげだなとは思いながらも、画面に釘付けになってしまった。元来あまりそういった類のものには懐疑的なのだが、ホームページを読みながら思ったのは、「行ってみよう」だった。
    (この方も今はリウマチは本当に完全に治ってしまい、アトピーの治療に来られているのみならず、奥さんのリウマチの治療についてこられています。私は青春を強度頭痛と言わば眠り病のために20年も無駄に過ごした男です。しかも勉強もしなくても網膜で覚えこむことができる男でしたが、右目に硬球が当たり、そのために第2頚椎のズレを引き起こし、20年棒に振った男です。しかし、どうしても死ぬことはできませんでした。いずれ死ぬ前に自分の病気の原因を知るために京都府立医科大に入りなおした人生の途中下車をしかかった男です。他の人よりも確実に20年遅れました。にもかかわらず何故世界中の一番優秀な集団である医者軍団の全てが治らないと言っている病気をどうして治すことができるのでしょうか。一言で答えを言えば、実に簡単です。真実を求め続けたからだけなのです。
    最近新聞紙上に出ていたのでご存知だと思いますが、医学部の大学の教授の90%が『奨学寄付金』という名で製薬メーカーから金をもらっています。全く利害のない所に寄付をする行為は、人間の美徳にひとつと言えましょう。しかしながら、製薬メーカーの作った薬を使う医者に寄付金を渡す意図は何でしょう。考えてください。一度医学部の教授が製薬メーカーからお金をもらうと批判的なことは絶対に書けないでしょう。ましてや薬にまつわる真実をどうして書くことができましょうか。到底無理です。
    私が臨床で見つけたIgGからIgEへのクラススイッチや、免疫寛容の臨床事実はふたつとも既に基礎の先生方によって確認されています。クラススイッチの遺伝子はBリンパ球に中にあることを京大の本庶佑先生が1979年に見つけ出されていますし、免疫寛容の動物実験については東大の免疫学の名誉教授である多田富雄先生によって実証されているのにもかかわらず、何故これらの基礎の事実が臨床において利用されないのでしょうか。ましてや、医学部の臨床の教授は激烈な競争の末に教授職を勝ち得た最も優秀な人達です。このような人達は研究や教育においては誰よりも勝っているはずです。彼らがこのような事実を知らない訳はないのです。
    私は挫折を続けた一介の出遅れの開業医に過ぎません。彼らはおそらく私よりも優れた頭脳の持ち主であることは間違いないでしょう。にもかかわらずどうしてこんな明々白々な事実を臨床に応用できないのでしょうか。答えは簡単です。どう考えても臨床で用いる薬は免疫を抑える薬しか原理的に作ることができないからです。この事実を口に出せば教授連は医学界から放逐されるのは間違いないでしょう。分かっている人もいると思います。しかしながら私のように権力も名もない一介の開業医でないが故に、真実を語り実践することができないのだと思います。)

    2005/03/15  松本医院での初診
    JR高槻駅に降り立つ。歩いて1分だという医院に向かって歩き出すと、やがて地図通りのところにビルがありその2階に松本医院は確かにあった。入り口のドアを開けて入ると、漢方薬の臭いが待合室いっぱいに充満していた。本棚には患者の手記らしきものがズラリと並んでいたので、受け付けを済ませてその中から1冊取り出して読み始める。しばらくすると名前を呼ばれたので中に入ると、白衣を着た初老の女性がいろいろ質問してきた。いろいろ話をするうちに以前に患った花粉症を薬で抑えたためにリウマチになってしまった可能性もあると言うのだ。(近頃一番ステロイドを使いたがる医者は耳鼻科の医者です。彼らは免疫学を全く理解していないようです。ハナから花粉症は何も考えずに抑える一本槍です。どうして花粉症が起こることさえも理解していないのです。太古以来日本列島は緑の森の列島であります。春や秋になると日本列島は花粉で覆われます。しかし太古の人達が、縄文時代の人達が、弥生時代の人達が、奈良平安時代の人達が、花粉症で苦しんだ証拠があるのでしょうか。いや、明治時代の人にしろ、花粉症と言う言葉の「か」も知らなかったでしょう。なんとなれば、大気中に花粉と結びつく大気汚染物質がほとんど皆無であったからです。富国強兵と共に、徐々に大気が空気汚染物質によって汚され、自動車が大量に生産され、使われたために、窒素酸化物質の粒子が大気に充満してしまいました。これらがハプテンとなり、蛋白でできた花粉と結びつき、それが大量に目の結膜や鼻の粘膜に付着して、入れてはなるまいと免疫は懸命に涙を流し、くしゃみをし、鼻水を出し、鼻を詰まらせた結果なのです。この事実を耳鼻科の学者たちは100%隠蔽し、花粉の元である杉を倒せと言い張る始末です。決してディーゼルエンジンの排気ガスが問題だと言うことは絶対に口にしないのです。花粉があるからこそ植物の生命は繁茂し続け、二酸化炭素を処理し、酸素を大量に供給してくれる恩人であるのに、何と言う恩知らずな人間でしょうか。このような嘘が世の中の全ての分野を支配しています。私は患者に常に言い続けています。リウマチもアレルギーも絶対に治ることを保証すると。私は絶対に嘘をつかないと。専門家が嘘を付けば罰せられるという法律は絶対に必要だと思いますが、政治家はこのような必要な法律を作ろうともせず、知識人に無責任にも好き放題のことを言わせ、嘘を言い続けさせております。新聞紙上でも偽装で毎日溢れ返っております。何のために大人は嘘をつくのでしょう。答えは簡単です。楽してお金を儲けようとするからです。お金は儲けるべきです。しかし絶対に責任を果たしてその結果の報酬であるべきです。何故現代の医療は病気を治さなくてもお金を毟り取れるのでしょうか。治さないどころか不必要な検査をし、大量の薬を投与し、挙句の果ては医原病を作っているのも関わらず、どうして医者はお金を得ることができるのでしょうか。不思議です。車の故障でさえ直らなければお金を払うことは不必要なのです。にもかかわらず地球の重みよりも人間の命は重いと言われるのに、どうして医者はあこぎなことをやってお金を取れるのでしょうか。何故治したときにお金を払うという制度ができないのでしょうか。医療費が毎年30兆円も超えています。日本の財政は地方の借金、国の借金、年金の不足を含めて1500兆円とも言われます。誰が返すのでしょうか。誰もこの問題にまともに取り組もうとしません。近頃医学部が不景気になればなるほど優秀な受験生が殺到しています。彼らは現代の医療の実体を知っているのでしょうか。病気を作ってもお金をもらえるということを知っているからこそ医者になろうとするのでしょうか。わかりません。
    確かにあの時は花粉症がかなり酷く罹り付けの耳鼻科の医者に薬を処方してもらって治したことが2~3年続いたのだった。私の顔を見て、「アトピーが口の周り出ていますね」と言う。全く自覚症状がないだけに、「そうですかぁ」としか答え様がなかったが、アトピーが出ているのは良い良い傾向だと言われる。すでにホームページでリウマチの後にはアトピーになると書いてあったのを読んでいたので、ちょっと嬉しくなってしまう。さらに待合室で患者の手記を読んでいると、今度は松本先生に呼ばれた。白衣を着ている、うぅ~ん、ホームページには白衣は着ないってあったがなぁ。いろいろ聞かれたが、問診だけで手足を触ろうともしないのだ、聴診器も見当たらないし。ここに来る前に診てもらった医師の名を告げると、それはもうボロクソにその医師をこき下ろすのだ。(私が治せる病気を、治らないと断言した上に毒薬を入れ続ける医者に対して、ボロクソに言う以外に何と言えばいいのでしょうか。この人は今でこそリウマチが治ってしまったので私の理論と治療の正しさを心から納得し奥様のリウマチの治療の為に奥様を紹介してくれています。しかし、初めて会ったときにどうして世界で唯一のリウマチの治せる医者を信じることができますでしょうか。従って感情のこもったボロクソという言葉を書き綴ったと思います。それでも私はボロクソに言うのは自分のためではありません。患者に同情し間違った医療に対して公憤を感じているからこそボロクソに言ったのです。)
    最後に今日からお灸と漢方と鍼を始めるからと言われ、隣で採血をするように指示された。やっぱり触診はしないんだ。俺には「治る」って言ってくれなかったし、握手もなかった、見込みが薄いのか、それとも「治る」の握手は女性患者だけのリップサービスかぁ、などとしょうもないことを思いつつ診察室を出る。(既に述べたように病気は5種類しかないのです。一つ目は感染症であり、二つ目は膠原病・アレルギーであり、三つ目は癌であり、4つ目は成人病であり、5つ目は精神の病です。いずれの原因も5大栄養素と水と酸素以外の異物が肉体や心に侵入したときに出るものです。私は今も思い出します。京都府立医大に在学中、たった一度だけ皮膚科の授業に出たことがあります。皮膚科の教授いわく、「見ることは信ずることであると。つまり、皮膚科の診察において視診こそが全てである」と。医学が全く分からなかった学生時代は「なるほど」と思ったことがあります。しかし、これこそ皮膚科の病気の治療の間違いの元なのです。正しくは次のように言うべきです。「見えないものを診ることが全てである」と。見えないものとは一体なんでしょうか。まず、その症状を起こす原因であるものであり、それを排除しようとする免疫のふたつであります。皮膚科はあまりにも目に見える症状にとらわれすぎたために、
    症状に応じて病名を作り出したために、2000以上の病気があります。病気を治すのは決して症状を良くすることではありません。病気の治し方には2つあります。ひとつは生きた異物を殺して除去することです。これが感染症の治療法です。ふたつめは死んだ異物と免疫寛容を起こして共存するという2つの方法しかないのです。感染症でない限り残るはアレルギーなのです。感染症はウイルスは自分の免疫で倒し、細菌は自分の免疫に加えて抗生物質で倒せます。アレルギーは完全に自分の免疫で治すことができるのです。それは、自然後天的免疫寛容によってであります。私は皮膚科の病気は3つしかないと考えています。感染症・アレルギー・皮膚癌、だけであります。皮膚癌に関しては一度だけ診た経験があります。他の部位の病気も結局は同じことなのです。皮膚の場合は成人病の皮膚病などはないのですが、入院もできない医院に来られる人で生死をさ迷う病気で来られる人はまずないのです。癌にしろ成人病にしろ1年2年の期間で生死が決まるのではありません。既に兆しがある訳ですから、問診だけでほとんどの病気の根源は推測できます。ましてや日本人は病院が薬が大好きですから重症で突然に一元さんで受診されることはまずないのです。聴診器を使うこともほとんどの場合は私の治療にとっては必要な行為ではないのです。)

    受け付けで漢方薬を受け取りながら説明を聞く。漢方を煎じる?ちょっとたいへんかなぁとやや尻込みするが、実はもっと大変なのがお灸だなどとはその時はまだ知らないのだ。鍼を受けながらこの鍼は近所でも受けられるのかを尋ねると、「あなたは近いのだから毎週かまたは2週間に一度はここに通院しなくてはいけない」と言われる。遠くて通院出来ないっていうのは、東京より向こうかなぁと言われてしまう。現に隣の人(カーテン越しのベッド)は静岡から日帰りで来ているしね、とこともなげに説明してくれる。またもや、そうですかぁ、としか答え様がなかったのだった。鍼治療のドアに貼ってある写真のことも患者さんの手記には書いてあったが、写真とはこれかぁ!と驚いてしまった。一日1500個の灸、なんとこんなにも沢山するのか、これかぁ、だ。全て終わって医院を出て振り返りながら、う~ん、やっぱりここは普通じゃないぞ、でも、しかし、ここに来て良かったとも思うのだった。そして、きっと治ってみせると思うのだった。(病気を作るのは一言で言うと免疫を抑えるからです。病気を治すのは一言で言うと免疫を上げてやればよいのです。従って製薬メーカーの薬で免疫を上げる薬はひとつもありませんので、実は抗生物質以外は価値のない薬なのです。中国人は素晴らしい民族だと思います。2000年以上前から経験的に鍼やお灸が、さらに漢方の生薬が免疫を上げることを知っていたからです。この中でお灸は免疫を最高に上げてくれます。熱いからこそ免疫が上がるのです。多くお灸をやればやるほど免疫を上げることができますが、それにも時間と労力の限界があります。しかし、お灸の数は多ければ多いほどリウマチはクラススイッチをし、痛みが痒みとなって治っていきます。鍼は痛いから免疫を上げるのです。鍼も体力が許す限り回数が多ければ多いほどリウマチの痛みが痒みに変わり、治っていきます。漢方も苦いからこそ免疫が上がるのです。これらの中国人が見つけ出したあらゆる免疫向上の手段を用いてできる限り早くクラススイッチし、最後は免疫寛容を起こせばリウマチもアレルギーも全て完治できるのです。
    特にお灸をやった跡から必ず痒みが出てきます。いち早くリウマチをアトピーに変えるためにもお灸は欠かせないのです。良くなっていくに連れてお灸の熱さが増していきます。炎症が起こっている部位にお灸をやれば気持ちがいいのですが、減っていく部位に行うと熱さが増えるという現象もみられます。こうして徐々にリウマチも治っていくのです。)

    2005/03/17  痛み  
    朝だけだった関節の痛みが日中にも感じられるようになった。左右対称の両手の指関節が痛む。我慢できない訳ではないので、生活には影響しないが、あまりにも進行の度合いが早いので、不安が増してくる。最初にリウマチと診断した医師によれば進行の度合いが早いか遅いかは発病してから2年くらいの状態で判断すると言っていたが、おいおい、これでは2年たった時点ではいったいどうなっているのだろう。(この患者さんの話を聞きますと、まず第1に強い花粉症があり、ステロイドの入った点鼻薬や大量の抗アレルギー剤や、セレスタミンというステロイドを服用してきたことは言うまでもありません。それに加えてやはりリウマチになる前に数年間非常にきついストレスが続いて我慢したようです。男性がリウマチになるのはほとんどが背後に強いストレスがあったためにそれを瞬間的に耐えるのに副腎皮質からアドレナリンを出し、継続したストレスに対抗するために、副腎皮質からステロイドホルモンを出し続けます。これらアドレナリンやステロイドホルモンは免疫を抑制するということが証明されております。何故ストレスがかかるときに免疫を抑制するのでしょうか。人間はしたくないことや考えたくないことや言われたくないことに対して、戦わないと生きていけません。生きるということは、ほとんどの場合が実はやりたくないことを無理やりさせられることです。子供の時から誰が勉強が好きでしょうか。朝から晩まで気ままに遊びたいものです。同じように誰が朝早くから起きて仕事をさせられ、わずかな給料の為に人の言いなりに働くことを好む人は一体いるでしょうか。やはり生き続けるために、またより良い生活をするために、より良い未来を築くために努力するのです。この努力の意味を理解し、納得して頑張ろうとする時に、肉体はアドレナリンやステロイドホルモンが必要となるのです。従ってこれらのホルモンは全て脳の視床下部によって支配されています。この時に肉体は膨大なエネルギーを必要とします。この間肉体の健康を維持するための免疫を一部抑制して後回しにするのです。実は免疫を抑制すると言っても全ての免疫を抑制しているわけではありません。下等動物が持っている免疫、つまり先天免疫は抑制されるどころか、逆に亢進し、先天免疫の代表である好中球は増えるのです。一方、アドレナリンやステロイドホルモンが免疫を抑制するのは高等な獲得免疫だけであり、その代表であるリンパ球の数や働きを圧倒的に減らしてしまうのです。言い換えれば人間の心の葛藤であるストレスの度合いを定量的に知るためには、白血球の中の好中球とリンパ球の数を調べればすぐにわかるのです。一国の国民のストレスの度合いを調べるためには、全国民の好中球とリンパ球の度合いを比較すればすぐに分かることです。以前私は一国の化学文明の度合いを調べるのに、アレルギー抗原である国民全体の総IgGを測れば全世界の文明の発達の度合いが分かると言ったことがあります。おそらく現在の日本はストレス度もアレルギー度も世界一であると考えています。言い換えると、ストレス度は言わば心の幸福の度合いであるわけですから、日本は物質文明度は世界1,2を争うかもしれませんが、幸福度は世界最悪であるかもしれません。余談はここまでにして、元来膠原病とアレルギーは同じ化学物質である異物を敵に回しているのです。子供に膠原病がないのはストレスがないので、且つ母親から赤ちゃんの時にIgG抗体をもらって生まれてくるものですから、わざわざクラススイッチをすることがないのですぐにアレルギーとして、とりわけアトピーに出てしまうのです。大人の男性に膠原病が少ないのは、子供の時からのアレルギーをわざわざ逆クラススイッチをして、IgEの世界をIgGの世界に戻す必要がないからです。つまり、IgGを作るためには必ずBリンパ球はIgGを作った後にクラススイッチをしなければならないのです。このクラススイッチが出来ない理由のひとつは、aid(activation-induced cytidine deaminase)という酵素の働きを抑制するのもステロイドの働きなのです。いずれにしろステロイドは遺伝子を簡単に変えてしまうので死ぬか生きるかの時にしか使ってはならないのです。人間の体は自分で必要なステロイドを状況に応じて加減して作っているのですが、あまりにもストレスが強くなると、コントロール不可能となってしまうのです。ストレスが病気に悪いと言われる所以はここにあります。過剰なストレスが長期に続くと、作り過ぎたステロイドはこのように微妙な免疫の働きの中枢を担っているリンパ球の数を減らすのみならず、クラススイッチをする遺伝子も変えて、例えばaidを作ることをも出来なくなってしまうのです。従って本来ならばIgEを作る働きがIgGのレベルでとどまり、アレルギーではなく膠原病となってしまうのです。
    ここで強調しておきたいことがあります。全ての医者は口を揃えて言います。「ストレスは病気に悪い」と。しかしどうして病気に悪いかについては一言も口にしません。今説明したことが実はひとつの理由なのです。つまりアレルギーを膠原病に戻してしまうと言うことです。2つ目はストレスによって副腎皮質で作られたステロイドは確かにリンパ球を減らしますが、好中球を増やすということが出来るのです。従ってステロイドを長期に服用したからといっても、すぐに感染症になりやすいということにならないのは好中球が増えているからです。もともと普通の細菌の感染に対しては、99%好中球が処理してくれます。実は後残りの1%がウイルスなのであります。リンパ球を持っているのは生物の中で1番高度に発達した高等脊椎動物だけなのであります。それ以外の生物動物は言わば好中球だけでなんとか自分の敵をやっつけて生活しているのです。それではどうしてリンパ球ができたのでしょうか。それは、今言ったウイルスをやっつけるためです。感染症で現在手強いのはウイルスだけなのです。AIDSのウイルスであるHIVウイルスであり、細菌新聞紙上をにぎわせたフイブルノーゲンの血液製剤の混入していたHCVであるC型肝炎ウイルス、鳥インフルエンザウイルス、タミフルで名を轟かせたいわゆる普通のインフルエンザウイルス、さらにエボラ出血熱、西ナイル熱、ハンタウイルス等、恐ろしいのは、まさにウイルスだけなのです。つまりこれらのウイルスはまさにリンパ球という高等な免疫の働きによってもやっつけることが出来ないのです。
    さらに最近私が世界で初めて見つけ出したことがあります。それはステロイドを使ってきたアトピーやリウマチのほとんど全ての患者のヘルペスウイルスが大量に患者の体内で増殖しているということです。人間の体内に住むヘルペスウイルスは8種類あります。その代表は単純ヘルペスウイルスであり、水痘帯状ウイルスであり、エプスタインバーウイルス(EBウイルス)であります。100%このような患者さんに大量に見られます。このようにウイルスが体内で増えたのはまさに医者の出すステロイドによってリンパ球が減り、その間隙をぬってこれらのヘルペスウイルスが増殖していったのです。リウマチも結局はアトピーになって治っていくのですが、この時も必ずいわゆるアトピーのりばうんどしょうじょうがでますが、頭痛がするとか、体のあちこちの神経がピリピリするとか、急に神経がズキンとするとか、皮膚の傷に不快な痛みがあったり、傷が治りにくくなったりするのは全てヘルペスウイルスのせいなのです。これも医者やステロイドが作った医原病なのです。
    医者がストレスが病気に悪いと言うだけであって、その原因を言わないのは自分達が出しているステロイド剤が、ストレス以上に悪いことをしているということを言えないからなのです。
    ここ20年の基礎医学のめざましい発展によって、免疫の原理がほとんど解明し尽くされたので、ますます治療医学はたやすいことになっているのですが、つまり病気の原因と免疫のメカニズムがほとんど解明し尽くされたので、本当に病気を治すことが簡単になったと思います。ところが治療医学が100年前と何も変わっていないのです。免疫を抑える薬を作るばかりで人体の免疫の働きを完全に否定する薬、つまり毒薬を作ることに奔走しているのです。何と馬鹿げたことでしょう。このような極めて簡単な事実さえ誰も気がついていないのです。38億年かけて作られた人知を越えた免疫の働きを否定するという傲慢極まりない医学者・薬学者・製造メーカーに激しい憤りを感じます。もちろん免疫を上げる薬などというのは、これから先も永遠に作り出されることはないでしょう。それは、人間の頭脳をよくする薬が作り出されることが
    ないのと同じです。どちらも刺激だけが唯一の薬なのです。)

     

    2005/03/20  お灸の辛さ  
    灸は熱い。市販の発泡スチロールに灸がついているものは少しも熱くないので、さほど気にはしていなかった灸だが、モグサを直接コヨリを作ってする灸はそれはそれは熱いのだ。これを1日に500個とか1000個とかはちょっと考えられない。(一回にお灸を何百個、何千個やるという症例を私は漢方の漢文で書かれた古典から学び取ったのです。ある漢文で書かれた古典の中には3000壮(お灸の回数を壮と言います)もやったと記載されていました。私たちが過去の中国医学から学ぶのは医学の原理ではなくて経験そのものなのです。もちろんお灸は原理的にも局所の血流を高め熱を加えることによって免疫細微を集中的に集め、且つお灸の跡に出来る軽度の火傷による皮膚の変性を処理するために、アレルギーの免疫が増え、痒くなるという意味で医学的価値があるのですが、実際にそれがやれるかどうかの問題が残ります。しかし数多くの強度のリウマチ患者にやってもらうことにより効果は覿面であり抜群であったので勧めているのです。確かにやればやるほど痛みが痒みに変わりますし、リウマチの痛みも楽になり、治るのも早くなることは請け合います。)
    しかし、だんだん関節の痛みが出てきたし、何とか沢山お灸をやらなくては、治らないのだ。鍼は大丈夫、薬湯もOK、煎じ薬も問題なく飲める、しかし、このお灸だけは、ほんとに熱いし辛い。1日10個でも辛いのだ。でも、何とかお灸の数を沢山しなくてはならないので、市販の発泡スチロールの台座を利用してモグサを焼き切ってもなんとかその熱さに耐えられるよう工夫した。(男性は女性よりも熱さに敏感であるように思います。総じて男性は痛がりで熱がりです。しかしこれも個人差があります。いずれにしろお灸の意味は熱を加える以上に、皮膚が焼け、焼けた皮膚が異物となり、アレルギーで排除するという2点に一番大きな意味があります。この時に痛みが痒みに変わるのです。)

    2005/03/22  2回目の診察  
    今日は二回目の診察だ。予約していた鍼治療の後、血液検査の結果を聞く。CRP-0.05 RF-5、血沈-13。血沈以外はすべて正常値。昨日は花粉症が酷かったことを先生に告げると、前回に処方された赤い塗り薬を鼻に塗るように言われる。今度は「治ります。あなたが地球以外の星から来たんだったら無理ですが。」と握手をされた。他の患者さんの手記を読んで、自分は初期だしそのためのステロイドも飲んでいないしきっと早く治るに違いないと思った。握手していただいて「2週間分の薬を出します。」と言われたときには、さすがにホッとした。(この方のリウマチ関連の検査値は高くないのに痛みが強いのは、既に花粉症が出始めていたためだと思われます。何回も強調しますが、花粉症もアトピーも同じ異物を排除している免疫の働きであることには変わらないのです。つまり、花粉に含まれる化学物質とIgE抗体と肥満細胞(この肥満細胞は時に好酸球になったり好塩基球になることがあります)の3者が結びつくのは同じで、この3者がどこにいるかの違いなのです。粘膜で結びつけば鼻炎・結膜炎となり皮膚の下で結びつけばアトピーになるだけです。)

    2005/04/01  カラスの行水 
    漢方の治療を始めてから17日目、花粉が大量に発生しているらしく、花粉症に鼻はボロボロだ。赤い薬(お灸の後に使う塗り薬)を鼻に着けるのだがちっとも効かない、鼻が詰って呼吸困難状態だが、仕方が無いこれも治療の一環かと諦めるが、それにしても酷い鼻詰りで鼻の手術前に戻ったような感覚。(耳鼻科医は鼻の粘膜が異常であるからと称してレーザー治療とやらをやり、鼻の粘膜を焼き殺すようです。鼻の粘膜は何も腫瘍でもないので再び正常な粘膜を作ってしまいます。結局耳鼻科の医者がこのような無駄なレーザー治療をやるのは、鼻の粘膜が異常であると決め付けるからです。全ての人は多かれ少なかれいわゆる鼻炎があります。ただ異物を認識する免疫の強い選ばれた優れた人達だけが鼻炎の症状が強くなるだけなのです。さらに耳鼻科の間違いは花粉が悪いとハナから考えている点です。花粉こそ温暖化を解決してくれる恵みなのです。花粉がなければ樹木は育ちません。従って酸素は減ります。その花粉のどこが悪いのでしょうか?悪いのはまさに温暖化現象の一因を作った自動車の排気ガスなのです。この自動車の排気ガスの窒素酸化物の粒子こそが原因なのです。この粒子を撒き散らした文明が原因であるのに、その責任を花粉に押し付けるとは何という恩知らずでしょうか。
    現代社会の一番大きな問題点は責任を問わないというところです。私から言わせると成人病も実を言えば大人が自分で勝手に作った病ですから、公費で治療することは極論をすれば必要ないのではないかと思っています。実は私も糖尿病なのです。美食にまみれて忙しくて運動も出来ずに、身長172cmの男が一時期74kgまで肥え、醜い太鼓腹となっただけでなく、糖尿病にもなってしまいました。血糖が330、Hba1cが7.3まで上昇しました。現代の糖尿病の専門家が言うように、低カロリー低脂肪の食事療法をやりましたが、全く無駄でした。ところがアメリカで行われだしたと言われる、炭水化物85%も含まれる主食である米・パンを一切止めて、あと炭水化物が少ない魚・豚肉・鶏肉・牛肉や野菜その他もろもろを好きなだけ肥えない限りふんだんに食べました。今現在体重58kg、Hba1cは5.5であります。おまけに悪玉コレステロールであるLDLコレステロールは見たこともないほど低くなり、善玉コレステロールであるHDLコレステロールも正常値を遥か超えています。つまりここで言いたいことは何かというと成人病は全て自分で作り、従って治すのも自分であって、決して薬ではないのです。私は自分が糖尿病になった時には、青天の霹靂と言っても良い位に始めはデータが間違っていたと思ったくらいです。しかし間違いなく糖尿病だったのです。しかも糖尿病の専門家が書いた種々の専門書を10冊も買い込んで、勉強したのですが、とてもじゃないですけれども実践できるものではありませんでした。
    本当に私は糖尿病になってよかったと思っております。それはいわゆる糖尿病の専門家と称する人達がいかに間違っているかということが分かったのです。私は元々医者になりたくて医者になったわkではありません自分の病気を治すために3つ目の大学である府立医大に入りなおしたのですが、在学中も偏頭痛で悩まされ、やりたい勉強も出来ませんでしたが、開業中に10年かけて動物生薬のゴウユウタンの肝機能に及ぼす研究で博士号を取りました。つまりあえて言えば、私の専門は肝臓なのです。にもかかわらず、現在の私の専門は一言で言えば免疫学です。さらに細かく言うとアレルギー学であり、膠原病学であり、リウマチ学であります。これらについては大学では一切専門的な教育は受けていませんでした。全て独学であります。つまり私の先生は患者さんだけでした。そこで学び取ったものを専門の先生方が書かれた膠原病やアレルギーの書物を読み、彼らの間違いを発見していったのです。その間違いを発見することができたのは基礎医学である免疫学を完全にマスターした上に、臨床の現場でおびただしい数の患者さんから学んでいったのです。クラススイッチの遺伝子を見つけた京大の本庶佑先生も免疫寛容の動物実験をした東大の多田富雄先生も、さらにサプレッサーT細胞を発見された京大の坂口志文先生も全て基礎の先生方です。このような先生方の基礎の免疫学の業績は世界的な業績です。にもかかわらず、何故臨床の先生方はこのような研究から正しい臨床のやり方を学び取ることが出来ないのでしょうか?一言で言えば、おそらく真実を追究する学問的良心を何かによって汚されているからです。これが第1点です。この何かについては皆さんで考えてください。第2点は、病気の本質をご存じなく症状を病気だと都合よく思い込んでいるからです。従って病気を治すのは症状さえ取ればいいと考えているからです。第3点は薬で治そうとするからです。たとえば私が臨床で見つけた自然後天的免疫寛容は、薬を続ける限りは絶対に見つけ出すことは出来ないのです。というのは製薬メーカーで作れる薬は免疫を抑えるだけだからです。免疫を抑える限り自然後天的免疫寛容を起こすサプレッサーT細胞も押さえ続けられるからです。このことを原理的のみならず実際の臨床において実感することは薬漬けの臨床においてはまず不可能です。例えば患者を集めるために目先を変えて漢方と現代医学の免疫抑制剤を使っている医者が漢方医と称され日本中を席巻しています。漢方は免疫を上げるからこそ価値があるので、漢方を使う以上は絶対に免疫を抑える薬と併用してはならないのです。一方で免疫を上げ、他方で免疫を抑えるというようなちぐはぐな医療を行うのは病気が治らないどころか、医療費も高騰していきます。従って法律をつくるべきです。漢方を使えば絶対に免疫を抑える薬を併用してはならないと。患者の話を聞くと、2ちゃんねるで私のことを誹謗している人がいるようです。彼らも一時は私の患者であったかもしれません。おそらく私の治療で治らないから行くなというちゅうしょうでしょう。おそらく彼らも治らなかったとすれば風邪のときなど頭痛があるときなど生理痛があるときなど、必ずどこか単位で解熱剤や抗炎症剤や痛み止めを使っています。私が漢方だけしか使っていないにもかかわらず他医院でこのような薬を使われると全くお手上げです。とりわけアトピーの人などは、毎日出会うアレルゲンと炎症を起こしているわけですから、風邪を引いたときの解熱剤や抗ヒスタミン剤は必ず免疫を抑えますから、その後アトピーのリバウンドが出現し、いつまでもいつまでも治らない訳です。最近面白い症例を経験しました。アトピーでかなり長い間来ている人です。彼は何も知的に劣っている人ではありません。にもかかわらず常に薬局で買った目薬を使っていました。その中の成分は有名なマレイン酸クロルフェニラミンという有名な抗ヒスタミン剤でした。私が一生懸命リバウンドをさせようとしているのに、何年もマレイン酸クロルフェニラミンという抗アレルギー剤を使い続けていたので、IgE抗体はいつまでもいつまでも着実に増え続けていたのです。本当に残念でした。大体薬局で売られる薬は全て一時的に症状を取らなければ患者は二度と買いません。なぜならばかんじゃは症状がまさに病気だと教え込まれているからです。症状が取れればよく効く薬だと思い込まされていますから、いつまでもいつまでも買い続けるからです。従って一般に見られる症状は風邪か、アレルギーか、頭痛か、生理痛などであるわけですから、これらの症状は全て免疫を抑えるものですから、実は絶対買ってはならないのです。一時的に良くなっても後で必ず免疫のリバウンド症状が生じ続けますから、もしアレルギーがあれば自然後天的免疫寛容が起こるという根本治療は永遠に出来ないのです。
    私が如何に真実を伝えようとしても、資本主義的薬事行政、資本主義的維持行政は資本主義が存続する限り永遠に続くだろうという絶望感があります。しかしながら真実を求め続ける以外の生き方が他にあるでしょうか。嘘をついてたんまりお金を儲けるなどということは最後は人類の地球の破滅をもたらすでしょう。真実を求める生き方の中にのみ生き甲斐を私は感じます。去年は偽者満開の年でした。しかし、隠れた偽者がどれほど多いか皆さんご存知でしょうか。私の真実の医療が世界を支配すれば、医療費は現在の10分の1、製薬メーカーも10分の1、医者も病院数も薬剤師の数も看護婦の数も10分の1に減るでしょう。そんな真実を誰が認めるでしょうか???しかしながら幸せは10倍に増えるでしょう。)

    これまで一度も無かったが、今回初めて目もゴロゴロして非常に辛い。ただ手の関節の痛みは感じない。昨夜に肩から手先までたっぷりと灸をしたのが効いたのだろうか、それともアトピーになるとリウマチの痛みが感じないらしいが、これなのかと分からないなりに推測する。(リウマチが結膜炎になっても鼻炎になってもアトピーになっても同じ敵をIgGを用いないでIgEを用いているという証拠になるのです。アレルギーに出てももちろん痛みが残っている人もいます。それはIgGとIgEを同時に用いているからです。ただこの人は初めて結膜炎が出たくらいですから、その分痛みが楽になったようです。)しかし、漢方治療を始めて2週間とチョットでそれはないだろうと、根拠も無しに否定する。風呂の時間はなかなか1時間は無理で、浴室滞在時間は40分が限度、長くても45分か。40分を過ぎるころになると最初の意気込みはすっかり何処かに行ってしまい、気が付くと脱衣所にいるのだ。温泉好きであちこちの温泉めぐりをするが、考えてみれば以前は1時間くらいは入浴は平気でいたものだが、自宅での入浴に関して言えば最近はカラスの行水と化している様だ。(漢方風呂に入れば入るほど体が温かくなると同時に体の免疫が上がっていきます。とりわけ漢方風呂に入れば普通の風呂よりも遥かに体が温まり、アトピーが出やすくなります。アトピーが出れば、同時に皮膚が痒くなり、異物が出やすくなり、その跡の傷も癒されていきます。従ってお灸と同じように長く入れば入るほど効果は覿面です。)

    2005/04/10  リバウンド
    痛みがあちこちに時間とともに移動する。朝に右中指第二関節が痛かったのが午前中は左小指第二関節、昼には左足甲、午後からは右手、、、夕方は、、、、夜は、、、、。先週火曜日に診察を受けたときにその事を先生に相談すると、それはもう烈火の如く怒ってカルテを示して「こんだけOOOOOOOを飲んだら当たり前や」とそれはもうボロカスだ。(最近は反省してボロカスに言うことを止めています。始めの頃は世界で私しかリウマチは治せない訳ですから、始めから私を100%信じてくる患者は皆無でした。人間は自分が間違いでないのに、そうでないと疑われるときに一番ストレスを感じます。元来自分が正しいと思うことを論理的に述べる以上に、情熱を持って語るタイプですから言葉に熱がこもります。言わば世界中が四面楚歌の状態ですから、相手の言ったことに対してややオーバーリアクションすることがあります。朝から晩までそのような患者ばかりですから、常に挑戦的であり闘争的であります。まさに世界全体を敵に回しているようなものです。ましてや私が東大の教授でもあれば一般大衆もひれ伏すでしょうけれども、途中で人生に挫折した上に、死のうと思いながら死にきれずに自分の病気を治すために京都府立医科大に入りなおした変わり者ですから、ますます普通ではありません。自分が正しいと思う道を100万人敵がいても進もうとして生きてきた人間ですから、その情熱たるや言葉に迸ることがしばしばあります。つまり患者の痛みよりも全世界の医学の間違いに対する公憤の方が遥かに勝っていたのです。しかし最近は徐々に余裕も出て、勉強すればするほど、また患者を治す数が増えれば増えるほど、ますます私の唱える理論は絶対に正しいと言う確信を持つようになった上に、私がどれほど世界の医学が間違いに対する怒りを抱いても世界の医学が変わらないという諦観を持てるようになりました。まさに諦めです。患者に怒らないようにしてひとりひとり優しく治していってあげようという今日この頃です。永遠に真実だけを求める松本医学を作り上げようと密かに考えています。出来れば免疫を上げることによって癌も治すことが私の畢生の仕事にしようとしています。)
    ハッキリとは聞えず薬の名前は分からないのだが、兎に角花粉症で服用したと思われる薬の名前を連呼してさもお前が悪いがの如く、連呼連発なのである。まぁ、これだけボロカスに云うのだから、おれはきっと治るのかなと何の脈絡もなく妙に納得してしまうのだった。(この患者さんの手記を見てもお分かりのように、治してもらうという態度が初めからなかったのです。私の心では「私しか世界でリウマチを治せる医者はいないのに」という思いがその頃強かったものですから、それこそ売り言葉に買い言葉のやりあいです。今でこそリウマチが痛みどころか全ての検査データも良くなったのでこの患者さんも私に対して平身低頭振りですが、しかも自分の奥さんのリウマチを治してもらうために連れてきてくれたぐらいですから、それこそ私に対して感謝しておられます。しかし患者というのは治るまでは疑心暗鬼の暗闇です。この手記も実を言えば最後の手記ではなくて、中間の手記でありまして、私はこの手記を読んだときに大いに立腹し、最後の手記を書くまでにもしこのような態度を取り続けるならば、私のほうがあなたを信頼できないから信頼関係を保てない治療は病気を治すことが出来ないから書き直してくれと怒鳴ったのです。この時たまたま4ヶ月も車椅子に寝たきりのひどいリウマチ患者さんで、その時にはほとんど良くなっていた人がとりなしてくれたのです。つまり、「私のようなひどいリウマチも治ったので、あなたのリウマチも必ず治るから先生をもっと信頼しなさい」と重々と長い時間をかけて言ってくれたのです。この生きた証人の言葉を聞いて態度を改めて書いてくれた2枚目の手記があります。それも後でコメントして出すつもりです。)それにしても、日替わり時間割の如く、痛みは切れ目なく移動している。花粉の飛散が少ないせいか、あるいは赤い塗布薬が効いたのか、花粉症はちょっと治まっている。2~3日前から背中の表面が痛かったのだが、どうもブツブツの出来物が出来ているらしい。皮も擦れて剥けているようだ。アトピーなのだろうか?次回診察まではなんとも判断不可能だ。まだ、たった3週間5日目、果たして?お灸は相変わらずで、一日500や1000などとは程遠い数しかこなせないが、それでも自分なりには頑張っている。指の関節の痛みは関節の曲がる方向とは逆の方向に指を曲げようとする力が加えられた時に感じる痛みそのものだ。なにもしていないのに「逆の方向に指を曲げようとされた時の痛み」が突然襲ってくる。手を摩りながら、どうして?と自分の指が愛しく思える瞬間だ。最近は右膝に体重が加重される階段がちょっと辛い、つい弱音が出てしまう。下りもブウブウ云うのだが、まぁ今のところは上る時にだけ拒否反応を示しているようだ。年齢を重ねれば誰でも、、、、、、と言うものなのか、それとも新たなリウマチ痛か、あるいはリバウンドか、判断のしようが無いが、痛みが厳然としてある。(この方の手記はきわめてビビッドであります。この方は芸術大学を出られた写真家でありまして、しかも正直な方ですから、表現がとても仔細で説得力があります。元来芸術家肌の人ですから私のやや感情的な言葉に感情的に正直に書いてもらっている手記です。正直こそが真実への第一歩ですから、このように手記を書くときは包み隠さず書いてもらえれば次の患者さんにとって大きな真実の励みとなるでしょう。)

    2005/4/19  血沈26 
    4回目の診療日。痛みは身体中を駆け巡る。ただ、耐えられない痛みではないので、生活する分には問題なしだ。全体的にどんよりとした痛みだが、時折刺すような痛みも襲ってくることがある。灸は足の甲や手の指甲がどうしても中心になってしまう。痛みがそこに集中しているからだ。先生から痛みはどうかと尋ねられたので、身体中を駆け巡っていますと答えた。(痛みが固定するよりも、あちこちに動いたほうが治りやすいのです。というのは、痛みが固定しているときは、その部位の変形が既に起こっていることを示唆するのです。つまりそれだけ長い間その部位で炎症が起こり続けたということになり、罹病期間も長いということになるのです。罹病期間が長い間に間違った現代医療の免疫抑制剤がそれだけ大量に投与されているわけですから、免疫を抑えただけIgGからIgEへのクラススイッチができなくなるようにすると同時に、よしんばリウマチがアトピーになったとしても、アトピーが自然後天的免疫寛容になりにくくなっているのです。このようなメカニズムを世界で私しか知らないというのが不思議です。が実を言えば不思議なことではありません。今年の1月24日の朝日新聞の夕刊に載っていたのですが、日本の医学部の教授の90%が製薬メーカーから奨学寄附金として毎年莫大なお金をもらっていることは既に書きました。1割の寄付金をもらっていない教授は医学部の数学やドイツ語や英語や物理・生物・化学・体育・社会学・法医学の先生方であろうと思われます。彼らは製薬メーカーの毒薬の売上げには全く貢献しないからだと思います。一度薬屋から金をもらえば永遠に金という媚薬漬けになってしまい、目がくらんで真実などはどうでもよくなるのでしょう。免疫があるからこそ人類はあらゆる敵に打ち勝ってきたという真実を目の前にしても彼らは免疫を抑えるという薬屋の薬を使い続けるのです。悲しいことです。免疫学を勉強すればするほど、免疫が人体を守るためにどれだけ精妙で複雑な仕事をしているかに驚嘆せざるを得ないのに、医学部の大学教授は性懲りもなく誤りを続けています。)
    鍼の織田先生は「痛みが日替わりで身体中を駆け巡るのは良い兆候です」と言っていたが、松本先生は特になにも言わなかった。前回の血液検査結果を見せられたら、なんと血沈が26にもなっていた、前回は13だったのに。前回の診察時は「風邪気味だったのが原因だろう、風邪でも血沈の数値が上がるから」との説明にホットする。治療を始めてからすでに5週目に入っている。前回の診察の時に過去の花粉症の治療に服用した薬のために痛みが身体中を駆け巡っているとのことなので、即ちこの状態がリバウンドなのかと納得もし諦めもし、また手記で読んだようなベッドから起きられないような痛みではない事に安心もした。それでいながら、これから手記で読んだような起きられないような状態が来るのかと不安もまたある。それは取りも直さず、これがリバウンドなんだと教えてくれる訳でもなく、この先もっとあるとかもうこれまでだとかを先生が言ってくれる訳でもないし、この辺りが多少の不安材料かなと思っている。(はじめからどのぐらいにリバウンドが生じ、どれだけ長くリバウンドで苦しむかなどというのは絶対に予言できません。それは今までリウマチ以外のかふんしょうの治療をどれだけ続け、風邪の治療をどんな風に行い、どれだけストレスの為に自分自身の副腎皮質ホルモンを作り続け自分の免疫を抑制したかなどは、実際的には知る由もないのです。しかしながらアトピーもリウマチも絶対に治ることは私がいぜれしぬことと同じくらいに確かなことなのです。ただ、いつどのようにして死ぬかが分からないのは、ちょうどリバウンドがどのようにしていつ終わるかと言うこと側からいのと同じです。だからこそ患者さんにこのような手記を書いてもらって、自分の病気の経過や治療法を比較することができるよすがにしてもらっているのです。ですから手記は出来る限り克明に分かりやすく誰も彼もが納得できるように書いてもらいたいのです。)
    手記を読んでいると、ハイもう治りましたよっていう場面がちっとも出てこない、寧ろ治ったと言う感触は患者自身が一番良く分かるということを先生は話したと書かれていた一節があったが、それを考えると漢方治療は西洋のイエスノーの世界ではなく、曖昧喪小とした非常に日本的な世界かなと思ってしまう。(リウマチや膠原病は元来、本当の病気である感染症とは全く異なっているのです。感染症は体内に入るウイルスや細菌を殺しきれば、体内には敵は一匹もいません。あるいは手術とかも終わればうまくいけば正常に戻りおしまいです。ところがアレルギーやリウマチは完治するという意味は体から化学物質が全くなくなるということを意味しているのではないのです。アレルギーが治ると言うことはそのアレルゲンとサプレッサーT細胞が結びついて、戦いを終わらす免疫寛容を起こした時に言えます。ところが私の患者のほとんど全てが必ず免疫抑制をやってこられるのでリバウンドが出ます。しかもステロイドによる皮膚のあるいは粘膜の細胞の遺伝子が変性させられているので、これを元に戻すまではまだ症状が残ります。しかも毎日新しく作られるリンパ球は先天的に異物を見つければ、その化学物質を排除しなさいという命令を遺伝子の中に組み込まれているので、たとえ自然後天的免疫寛容を起こしても、わずかながらの抗体を作り続けるので、アレルギーの世界は白か黒かの世界ではないからです。言い換えると、アレルギーが全くないという人は全世界に誰もいません。しかし風邪を引いていない人はどこでも見出すことが出来ます。全ての人に大量のハウスダストを目や鼻にぶっかければ必ずくしゃみや鼻水や涙目や痒みを感じさせることが可能なのです。
    従ってこの患者さんは誤解しているのですが、私は何も漢方で治しているのではなくて、正しくは漢方を使って免疫を上げて、患者の免疫を高め続けて、自分でクラススイッチをしたり免疫寛容を起こさせたりする手助けをしているだけであり、漢方が治したり、私が治したりしているのでもなく、あくまでもあらゆる病気は自分の免疫で治しているだけなのです。しかしながら西洋医学の薬でも免疫の働きを助けることが出来る薬があります。それは抗生物質とワクチンです。この働きも元来免疫がない人には意味がないのです。これも既に述べたことです。)
    漢方イコール中国、中国はイエスノーがすこぶるハッキリしているが、どうもちょっと違うようだ。左肩に刺すような痛み、昼織田先生に鍼を打って貰っていたときは右肩だったが、まだまだ身体中を駆け巡るようだ。(漢方薬だけでは絶対にリウマチを治すことは出来ないのです。他の免疫を上げる鍼・お灸・漢方風呂などを総動員して初めて徐々に免疫は回復し、上昇し、最後はクラススイッチし、自然後天的免疫寛容となるのです。)

    2005/05/02  関節の腫れ 
    左小指第一関節が腫れる。右指関節と並べてみると、あきらかに腫れているのが確認出来る。と同時に右手小指第一関節がズキンズキンと鈍い痛みが走る。長くは続かないが、痛みは又戻ってくるのだ。漢方治療を始めてから約7週間、関節の変形が襲ってくるとは予期していなかったから、かなりショックだ。(リウマチになるとどうして変形がおこるか起こるかというと、その関節の結合組織で炎症が起こった後、様々な炎症産物が血管に吸収されないからです。吸収させるために最も効果的な手法はお灸です。お灸により圧倒的な血流を局所に増大させ、結合組織での炎症産物を流し去れば、変形は絶対に起こりません。炎症に応じてお灸や鍼の回数を増やす必要があるのです。この人は当初は手記でも分かるように私の治療に対して半信半疑であります。必ずしも私の言った通りにしているわけではありませんでした。
    また、変形して来られた患者の関節も、私の指示した通りにすれば徐々に変形も取れていくのです。これもどれだけ早く取れるかは、やはり罹病期間と免疫抑制の度合いによって決まります。炎症というのは単に局所に侵入した異物を処理するために様々な酵素や化学物質が好中球や大食細胞などの免疫細胞から放出され、周辺の組織を障害するのですが、炎症の働きの中にはこの障害部位を元に戻そうという働きが極めて大切なのにもかかわらず、炎症を抑えれば抑えるほど修復が不可能となり変形もどんどん増大していくのです。いずれにしろ炎症は免疫の働きの最も大きな仕事であり、炎症を抑えてはいけないのです。あくまでも炎症の原因を除去する手助けをすることだけが医者の仕事となるのです。特別な理由がない限り、人工的に熱を止めたり、痒みを止めたり、痛みを止めたりしてはならないのです。)

    2005/05/10  アトピーはまだ?  
    5回目の診察日 先生から「痒くないか」と問われるが、そういった症状はまだないですと答えると、「そうかぁ」と首をかしげた。どうもアトピーがそろそろ出てきても良い頃なのかもしれない。治療開始から2ヶ月だ。「痛みはどうですか」と聞かれたので、指の関節が、、、、と答えると、ここに来る前に診察してもらった○○医院に何回通ったかとか薬は飲んだかとか聞かれたが、無論2回の診察目で薬を処方されたが飲んでいないと答える。実はこの件は前回までの診察ですでに3回も同じことを聞かれているのだ、カルテにはこういう事は記さないのだろうか。痛みは両手足の膝・指関節・手首関節・足の甲・肘等鈍痛が走るが、痛みが一箇所で長く続くことはない。時折、刺すような激痛があちこちにあるが、長くは続かない。右膝の痛みで階段の上り下りが辛い日が1~2日あったが、最近は重苦しい感じはあるが階段は問題なく上り下りが出来る。(この患者の場合は、アレルギーでステロイドの点鼻薬を長期に使い続けたことが一番クラススイッチが出来ない理由なのです。近頃アレルギー性鼻炎でステロイド注射をしたために、IgEがIgGに逆クラススイッチしてリウマチになって、当院を受診される人が多くなりました。アレルギーになるということは、膠原病にならないと言う保証なのです。だからアレルギーがひどければひどいほど、膠原病にならないと喜んでもらえばいいのです。これほど素晴らしい真実を整形外科の医者も耳鼻科や皮膚科や眼科のアレルギーを取り扱っている先生が誰も知らないことが専門医制度の大きな弱点です。私のようにいつまでも病気全体について勉強を続ける医者がますます少なくなるのも専門医制度の仕業です。医学とは免疫学であり、治療学とは免疫学であり、臨床医学とは免疫学なのであります。免疫は臓器別に働いているのではありません。臓器の区別なく免疫学の真実はどこにおいても真実なのであります。基礎の免疫学はほとんどと言えるぐらいに人間の体の免疫を解明しつつあります。免疫学を勉強すればするほど免疫の完璧な働きに驚嘆すると同時に、人間が手を加える隙間などというのはどこにもないことが分かります。にもかかわらず臨床医は完璧な構築物をあちこち削り取って人間の免疫を侵食しつつあります。つまり免疫を上げる薬は絶対に作ることができないことを知らないどころか、38億年かけて作られた免疫のピラミッドを潰そうとしているのです。何と愚かな猿知恵でしょうか。)

    2005/05/24  治療2ヶ月  
    6回目の診察日 痛みがぐるぐる駆け巡るという感じは無くなった。しかし、両手指の第二関節がじんわりと痛む、重苦しい感じか。時折第一関節が刺すように痛むが、長くは続かない。

    2005/06/21   アトピー出現?
    8回目の診察日 耳が痒くて外耳炎が再発したのかと思って先生に聞くと、右の耳を覗き込みながら「左耳がアトピーだ」と大声で言った。アトピー?まだまだ膝や指の関節が時折痛むのになぁと思いつつも、「先生、右ですよ、左も診てください」と言うと、「あぁ、右耳がアトピーだ。」と左の耳も覗き込んだ。そして「薬のつけ方を教えたって!」とまた大声で言った。外耳炎で荒れている耳に赤い軟膏をつけていたが、先生が耳を覗いた時に「血が出ている」と言っていたけれど、本当に血なのだろうか、赤い軟膏なのでは?と思いつつも握手して立ち上がった。(耳鼻科では外耳道の病気も診ます。外耳道は皮膚で出来ているので、皮膚科を標榜していない耳鼻科が診るべきものではないと思います。私はもちろん全科を診ているのでアトピーということはすぐに分かりますが、さしずめ耳鼻科の医者ならば外耳道炎と診断をつけ、ステロイドを塗るのが関の山でしょう。例えば小児科の先生は子供の全科を診ているとも言えます。このような意味では私の診療科目は大人科という標榜科目が最も適していると思います。小児科と大人科との違いは、ただひとつ、大人科には成人病と癌が加わるだけです。小児科の場合は、病気としては風邪とアレルギーがあるだけです。大人も風邪はひきますが、脱水症状は滅多にありません。子供の場合は、特に赤ちゃんの場合は脱水症状が問題となることがありますが、出来る限り母乳を与える限りは水分、5大栄養素いがいに母乳から分泌IgA抗体が大量に分泌されるので、この抗体が腸管や鼻、喉、気管支の粘膜にも分布しますので、大病になることは少ないのです。ただ、母親は熱が出るとおろおろするだけですが、ほとんどの場合は母乳でなおることが多いのです。近頃乳幼児が6ヶ月になると離乳食を無理やりさせて母乳を止めさせますが、これは間違っていると思います。母乳には最高の栄養素と分泌IgA抗体と愛情がたっぷりあるので、母乳が出なくなるまで出来る限り長く飲ますべきだと思います。余談でしたが。)
    まぁ、良い方向に向かっている事には違いないことだし、と妙な納得の仕方で隣の部屋に向かう。隣には松葉杖をついた先客(先患者?)が居た、リウマチがかなり重いのだろうか。その方に先生が私を指差して、「この人なんか軽いからもう良くなって来ている(という意味の事を)」と言ったので、再度そうなんだぁと嬉しくなった診察日だった。血液検査の結果は血沈が2回続けて6。他の数値も問題なし。痛みが続くことは無いが、時折刺すような痛みが左腕肩下あたりに。また、左右の指関節にも時折ある。(男性のリウマチの場合、リウマチ関連の抗体や炎症所見が正常前後であっても痛みを訴える患者が多いのです。もちろん血液検査は5000ccの人体の血液からたった3ccばかりで全体を見ているので、必ずしも局所的な炎症所見を反映しているのではありません。実は痛い関節の近くの血液を取ることが可能であれば、この患者も値はそれなりに高かったかもしれません。いずれにしろ男の人は女性よりも痛がり熱がりである傾向が見られます。)

    2005/08/11  痛みで寝られず  
    一旦治まったかに見えた痛みが、また指・足の甲・肩と出てきた。特に昨夜は右肩の痛みが激しく、このような持続的痛みは初めてである。全く寝られないのでお灸をしてみると少しは痛みが和らいだ。今朝の段階でもまだ少し痛みが疼いている。先月5日の血液検査は血沈が2、随分治っているとおもったのだが、どうもそうではないらしい。今月2日の血液検査結果は次回診察の23日だから、まだ先だ。山あり谷ありか。(この人の正直な手記を読めば分かるように、私が治してあげると言ったにもかかわらず相変わらず猜疑心を持っている様子が言葉の端々にみられることはお分かりでしょう。リウマチが治らないと思う気持ちがどこかにあると、ストレスになります。私は常に患者に言います。『私は絶対に嘘をつかない』と。大人に嘘をつくのは何のためでしょう。去年はまさに偽者のオンパレードでした。彼らはどうして嘘をついたのでしょう。もちろんお金儲けのためです。私は生き方として若い頃からお金は仕事の報酬として責任を果たして初めて得るべきものだと考えています。資本主義の世の中では確かに金が全てです。ずばり三途の川も金次第であります。残念ながら私は自分で言うのもなんですが、騙して金を儲けるのにはあまりにも優れた才能がありすぎます。貧乏人の子供が3つもの大学に行けたのも全て私の実力があったからです。ましてや治らない病気を治せるといって、後で治らなければ私は夜逃げするつもりだと思いますか?そんなことはする必要がないのです。私は治せる病気を治せると言っているだけなのです。他の医者は全て治せる病気を治せないと言い、その通り治せないどころか新たに免疫を抑えて病気を作り、人間に必要ない化学物質である薬を投与し、新たにそのために人が死ぬこともあるのです。もちろんここまでくるのに様々な困難がありました。なんとなれば、今私がやっている治療は前人未到のものであったからです。全て自分で勉強し、全ての患者を自分ひとりの責任で以って引き受けてきたからです。私を支えてくれるのは私一人でした。それどころか世界の医学界全体が私とは丸っきり反対のことをやっているのですから、私は全ての他の医者を敵に回しているようなものです。にもかかわらず自分の道を行き続けるのは、私のやっていることが真実であるということを確信しているからです。この患者さんも今現在では私に対して100%信頼を託すようになりました。なんとなれば私が予言したように痛みが全て消滅)

    2005/08/26  右肩の痛み  
    8/2の血液検査の数値は全く問題なし。にも関わらず、右肩がいつも弱い痛みがある。クーラーで冷えたりすると痛みがだんだん強くなる。左右の手の指関節は相変わらず時々痛み、痛む場所はぐるぐる替わる。

    2005/09/6  混在   
    アトピーと関節の痛みが混在している。かなり治まって来たかに見えた痛みが右足の甲と膝肩、それに左肩と時折痛む。毎日足の甲と膝肩それに手にお灸をする。今日は診察日、血液検査のための採血。織田先生の話しでは、治療が完治したら松本先生がこれで完治しましたと言ってくれるらしい。うぅ~ん、終わりはある。(徐々に痛みと共にアトピーも出てきました。人によってアトピーが少しでも出れば、確実に痛みが減ることを自覚できる人もいますし、アトピーが出てもまだ痛みが増強する人もいますし、アトピーの出方が全身に見られ、と同時に痛みが一挙になくなると共に、全身の痒みで痛みのほうが耐えやすいという人もいます。クラススイッチが行われる場所は人体にある3000箇所以上のリンパ節で行われるのですから、どのリンパ節でクラススイッチが出来るかどうかなどは予言できるわけではありません。理論的には全てのリンパ節でBリンパ球がヘルパー2Tリンパ球の作るサイトカインであるインターロイキン4の命令によってクラススイッチをすれば、一挙に痛みがあらゆる関節で痒みに変わってしまうわけです。しかしながら今まで使ってきたステロイドの量や、免疫抑制剤によって遺伝子が変えられたヘルパーT2リンパ球や、Bリンパ球がどのくらいあるか、どこのリンパ節にあるか、分かる由もありません。遺伝子の修正には時間がかかり、何回も抑制された遺伝子はなかなか正常に戻るのに時間がかかります。それに加えて毎日新たに10億個以上のBリンパ球が作られ、100億個以上のTリンパ球が作られるといわれますが、このようなリンパ球がどのような挙動をするかについても予言は不可能です。既に述べたように、いずれにしろリウマチがアレルギーになるメカニズムが自然に起こることによって必ず痛みが痒みに変わっていくのです。)

    2005/09/15  白斑点模様  
    アトピーのせいなのか、耳と局部がかなり痒い。両手も少し痒くなってきた。両手の皮膚と局部が白く斑点模様になっている、漢方薬の副作用なのか。両手は日焼けしているので、斑点模様がやけに目立つ。痛みが時間おきにぐるぐる回るようなことはなくなってきた。しかしまだ常に右肩の痛みは続いたまま。時折右足の甲や両手の小指薬指の付根あたりが疼く。アトピーと痛みが混在している。薬はまだアトピー用薬ということではない。(この人は長期にステロイド点鼻薬を使用したために、大量のステロイドが体内に摂取されてしまいました。特に粘膜はステロイドを吸収しやすく、ステロイド内服薬と同じぐらいの効果を持つのです。このようなステロイドの中で、リンデロンが一番色素を作るメラニン細胞に対して大きな影響を与え、遺伝子が変えられ、正常なメラニン細胞が減り、リンデロンを止めると共にメラニン色素の遺伝子の修正を行うようでありますが、修正できずに最後はメラニン細胞が死滅してますますメラニン細胞が減りだし、ステロイド性白斑症になっていく症例を経験することがあります。同じステロイドでもプレドニンという錠剤は白斑症を起こすことを経験したことはありません。同じステロイドでもメーカーによってわずかな違いがあり、リウマチの治療においてもプレドニンは使うことがあっても、リンデロンを使うことは極めて稀です。)

    2005/10/4  ステロイド性白斑症
    今日の診察でアトピーの飲み薬に替わった。まだ右肩が少しと2~3日前から左肩も少し痛み出したのだが、あとは両手と右膝が思い出したように痛むくらいで、随分楽になってきた。白い斑模様はアトピーとは関係ないようだ、病名はステロイド性白斑症。リウマチが治る過程でこれまで4人の患者さんに出ていたと鍼灸の織田先生が言う。ってことはめったにない病気?兎に角アトピーの薬が出たということはそろそろリウマチ脱出かと希望が湧いてくる。これを書いている現在、左肩が疼くきっとそのうち治るに違いないのだ。治療は開始して7ヶ月が経った。(現在この白斑症も徐々に徐々に回復しています。元来メラニン細胞は表皮にばら撒かれていて、ちょうどヒトデのような格好をしたメラニン細胞は、作ったメラニン色素を手の先からばら撒きます。密にメラニン色素があると黄色人種も黒色人種に近づくのでしょうが、ある特定の場所にある表皮細胞が死滅すると、メラニン色素がばら撒かれずに白くなっていきます。しかしその周辺のメラニン細胞は生き続け、分裂増殖を徐々に行い続け、減った場所に移動し、新たにメラニン色素を供給してくことによって、白色が黄色へと変わっていくのです。あの有名なアメリカの歌手であるマイケルジャクソンはこのメラニン色素を人為的に殺していった結果、黒人が白人になったのです。どのようにして白人になったかについては一切公表されていませんが、リンデロンを表皮に大量に塗り続けた結果ではないかと思っています。ステロイドは内服すると全身的な副作用をもたらし、ある量を超えると全ての臓器の遺伝子を変えて、全身的な副作用を出し、時には臓器の機能不全を招き死ぬことがあります。しかし、アトピーの患者さんが長期にステロイドを使ったからといって、ステロイドを塗りすぎて死んだというのは誰もいません。従ってリンデロンをマイケルジャクソンは大量に塗布され、そのためにメラニン細胞が極端に減り、白人のようになったのではないかと思われます。もちろんその後の様々な副作用はどのような処理をしたかはわかりませんが。Wikipediaなどを読むと、尋常性白斑症という自己免疫疾患とされ、メラニン細胞を事故の免疫が攻撃した結果メラニン細胞が死滅したと書いています。私から言わせると、自己免疫疾患などというものはもとより存在するものではないし、これについては既に論証をしておりますが、結局自己免疫疾患というのは、膠原病、つまり結合組織病であり、これを作ろうと思えば、免疫を抑えれば作れると考えています。つまり、アレルギーとして出るべきものを膠原病に作り変えることは簡単なことなのです。尋常性白斑のい治療もステロイドを使われることがあり、ステロイドを使えば使うほどメラニン色素が減り、ますます白くなって白い黒人になってしまった可能性も考えられます。)

    2005/10/18  痒み
    風呂上りは身体中が痒い、どうも背中にアトピーが出ているようだ。また、耳が痒く薬を付ける時に麺棒で少し強く擦ると汁がドッと滲んで来る、それはそれは悲惨だ。滲んだ汁と赤い軟膏で耳が塞がり聞こえなくなる。(耳周辺には数多くのリンパ節があり、そこでBリンパ球がクラススイッチされて、赤ちゃんにも大人にもアトピーがよく見られるのです。外耳道の周辺も、一度異物が入ると袋小路である外耳道の異物も処理しにくいし、且つ脳神経のひとつである内耳神経も近くにあるので、異物からそれを守るための防御器官であるリンパ節が多いのです。)

    2005/10/27  広がる白斑
    首に薄い白斑症が見られる、とうとう顔首に現れてきた。局部や手腕と皮膚の色濃い部分に出ていたので、やがては首や顔面にもと恐れていたが、とうとうやって来た。骨が変形する事を思えばたいした事は無いのかも知れないが、それにしてもショックには変わりない。とうとう来てしまった、という諦観。

    2005/11/13  手記
    今日の診察で近い内に手記を書いてもらうからと言われる。中間報告手記は沢山あるけれど、完治しましたというものが殆ど無いので、書くなら完治してから書きたいと言ってしまう。(私は以前、治ってもう来なくてよいと言うときに手記を書いてもらうことにしていた時期がありました。しかしながら、治らない病気を治してもらったからといって、普通の人の状態になっただけで『喉元過ぎれば熱さ忘るる』でこんな面倒な手記を書いてくれた人は実際皆無でした。ありがたみというのは感じている時に書くべきであり、治ってしまえばわざわざ時間をかけて次の患者さんの為に書いてくれる人はそうあるものではありません。私自身も同じ立場であれば、治れば日々の忙しさにかまけてその内に書くことを忘れてしまうことに気が付きました。
    そこで、私は方針を変えました。2回に分けて手記を書いてもらうことにしたのです。リウマチの場合はあとぴーが出始めて、痛みよりも痒みの方がひどくなり始めた時。アトピーの場合は大多数のアレルゲンに対して、後天的免疫寛容を起こしたとき、つまり総IgE抗体が頂点まで上りきって下がりだした頃にまず第一回目を書いてもらうことにしました。最後にいわゆるアトピーが生活に全く支障がなくなった時に、リウマチの人もアトピーの人も二回目の手記を書いてもらうことにしたのです。ところがご存知のように、中間報告手記は沢山あるのだけれども、完治しましたという手記がほとんどないのは何故だと思いますか?答えはお分かりでしょう。結局もうよくなって、私の治療を受ける必要がないと自分で勝手に判断した人はいつの間にか僕の医院を最後の完治の手記を書かないでおさらばしてしまいます。
    人というのは、私も同じだと思いますが、お金ももらえず自分が得になるわけではないことを時間をかけてやるなどということはしないのが通性です。実際、律儀にも本当に良くなって最後の手記を書いてくれた人は、おびただしい患者の中で数人いるかいないかであります。でもこの患者さんは必ずさよならの手記も書いてくれるでしょう。)

    2005/11/29  白髪
    診察日。まだ右肩の疼きが取れないし、時折左肩も痛む。足の甲や膝の痛みは殆ど無くなって来ているが、手は思い出したように疼く時がまだある。痒みは変わらず耳と股間が酷い。特に耳は綿棒で強く擦るとリンパ液が出て止まらないので、痒くても余り掻かないようにしている。最近診察時に松本先生は耳股間意外に痒いところは無いのかと聞くのだが、期待に反して答えはいつも「無いです。」なのだ。完全にはアトピーに移行していないのだろうと思われる。また白斑症は酷いもので、両手足頭額股間と随分拡がってきている。頭の皮膚が白斑症になったせいか、髪の毛が大分白髪化して来ている。関節の変形で歩けなくなるよりはマシだが、白斑症も辛い。(このようにリンデロンで白髪が増え、且つ眉毛も睫毛も白くなったリウマチ患者さんがいます。いずれはリンデロンというステロイドのためであるものは先ほど述べたようにメラニン細胞も増えて、メラニン色素の産生も徐々に戻り、黒くなっていきます。しかしこのような経験を初めてした人にとってはショックでしょうが、いずれはよくなっていくものです。)

    2005/12/13  痔の薬
    痔の薬は肛門に挿入するタイプでも皮膚に塗るタイプでもどちらも使ってはいけないようだ。肛門の周りが肌荒れ(皮膚が割れる)するために、この漢方治療始めるまでに市販の痔の薬を塗布していたが、そのためか肛門周りが痛く荒れている。松本先生は何度もカルテをめくり痔の薬のことは初めて聞くぞと怒り出し、痔の薬は使ってはダメだと何度も言うのだ。漢方治療を始めた時インターネットの薬110番で成分を調べて使ってはいけない薬との認識があったため、現在は使っていないが、それまでは随分とお世話になったものだった。それだけにリバウンドがきつく、耳とともにアトピーが酷いところだ。(この人はステロイドの入った点鼻薬のみならず、痔の薬で肛門の粘膜からたっぷりステロイドを入れ続けたためにますます白斑症になりやすくなったのです。医薬品のほとんど全てが炎症を抑える為に作られています。日常見られる炎症症状は自覚症状として主に痛み、熱、痒みの3つです。大衆はこれらの症状が消滅すれば病気は治ったと考えます。免疫の戦いを止めるだけの薬で原因である異物を除去しているわけではありません。このような間違った病気に対する大衆の考え方が生まれてくるのは、病気に対する啓蒙が教育でなされないからです。もちろん啓蒙してしまうと全ての薬は毒薬だということもばれてしまうわけですから、全て曖昧にしておくのです。根本治療という観点から言うと、薬局で売られる大衆薬は全て免疫抑制剤です。免疫を抑制するからこそ病気は生まれるわけですから、私から言わせると、全て売る価値のないものです。
    私がこの頃色々なことで怒り狂っていました。患者の無知も患者の責任ではないのですが、その頃は無知に対しても怒りを感じていた時代でした。何故大衆は政治経済、医療、教育、などなどについてもっと勉強しないのかという憤りです。いうよりも、無知にさせている専門家集団の責任に対する怒りも強いものがありました。しかし私がいくら怒鳴り怒っても私の命が縮まるだけで、世の中はよくならないということも気づき始めた今日この頃です。もう怒ることはやめました。ひたすら患者さんの病気を治すことに専念しています。
    結局のところ、治りにくい人は治りにくいようにしてきたからこそ、また治りやすいことをしていないからこそ、治りにくいだけなのです。病気は医者が治すものでもなく薬で治すものでもなく、自分の免疫で治すものです。どれだけ知らないうちに免疫を抑えてきたかはその人自身の免疫だけが知っているのです。この世の中には怖い病気は癌しかありません。死なない病気である限り、間違った免疫を抑えると言う治療をしない限り、正しい免疫を上げると言う治療する限りは全ての病気は治るのです。
    どうして癌が治りにくいか最近やっと分かりました。また、どうして癌が老人の病であるかが分かりました。結局は老化と共に人体のあらゆる能力が低下するからです。免疫の力も同じように低下しているからこそ、癌細胞の餌食となるのです。ただ感染症になりにくいのは既に老人になるまでにほとんどあらゆるありふれたウイルスや細菌に出会ったり、ワクチンをしたりして、メモリー細胞というT細胞もB細胞も沢山持っているからです。従ってありふれたウイルスや細菌に対してはすぐにIgG抗体を作りやっつけることが出来るからです。一方、新しい突然変異を起こす新種のインフルエンザウイルスなどに対しては、新しい敵であるので新たに免疫を作るのは弱くて老人施設などでは集団で死んでしまうことがあるのです。従って癌をやっつけるのも今後の課題は如何に老人の免疫を上げるかということです。ところが現代の医療は全て免疫を抑える薬ですから、言わば知らず知らずのうちに癌細胞を跳梁跋扈させている可能性もあるのです。
    さらにリウマチの人やアレルギーの人が実はどうして癌になりにくいかどうかを詳しく述べておきましょう。この事実をアレルギーの人やリウマチの人が知れば密かに喜んでもいい根拠が理解できるでしょう。)

    2005/12/27  RF70
    血液検査の結果が良くない、血沈10、RF70。白斑症は治療で出たものなのでリウマチが治ればもとに戻ると言われる。ちょっとは安心か。(数多くの白斑症を見てきましたが、ほとんどがステロイドによるメラニン細胞の遺伝子の変性と、細胞自身の減少に基づくものです。ちょうどドライアイがステロイドによる涙腺の細胞の変異の結果、涙液が産生されなくなったのと同じです。従ってステロイドの影響を時間と共に取って行けば徐々によくなりますが、生き残っているメラニン細胞はどうも増殖が上手ではないようです。おそらくその理由はメラニン細胞の出発の墓地が神経細胞から由来したものであるからだと考えています。ちょうど傷つけられた神経細胞はなかなか回復しにくいのと同じです。一方、ドライアイは長い間使ってきたリンデロンなどのステロイド点眼薬を止めて、漢方を用いれば簡単に治るのは、もちろん涙腺の細胞が神経細胞由来ではないからです。ちなみに「ドライノーズ」と言ってもよい現象がリンデロンの点鼻薬を長年使ってきたアレルギー性鼻炎の患者さんに見られます。実は鼻の粘膜は常に粘液を出して異物を溶かし、外へ排泄しようとしているのですが、それがなくなると気持ちがいいものですから、つまりドライノーズになっているのですが、これを病気と考えないのは皮肉なことです。しかし実は気がつかない不愉快さの準備をしているのです。慢性副鼻腔炎というのは、実はアレルギー性副鼻腔炎というべきものです。鼻の粘膜で捕まえることが出来なかったアレルゲンはさらに奥深くの粘膜についてアレルギー性副鼻腔炎を起こすのです。さらにこのアレルギー性副鼻腔炎の治療を続ければ、最後は気管支の粘膜で異物で吐き出さなければならなくなり、気管支粘膜性アレルギー、つまり喘息になってしまう人が本当に沢山います。これも免疫を抑えるという薬と、それを投与する医者が作り出した医原病です。悲しいことです。)

    2006/1/1  久しぶりの痛み
    右足の甲、左右とも手の平から中指にかけて、久しぶりに痛みが出る。RFの数値が極端に悪いので気になる。(RF、つまりリウマチ因子は、リウマチに特有なIgG抗体のひとつです。この方がアレルギーになっていた時には、IgE抗体で、言わば吸い込んだり接触したり摂取したりした化学物質を排除していたのにもかかわらず、間違ったステロイドを使い続けたために、IgE抗体にクラススイッチできなくて、IgGの世界、つまりRFの世界に戻してしまったのです。Bリンパ球がIgGを作り出したときにリウマチになり、しかもこのリウマチで間違った治療をやり続けたものですから、ステロイドの為にBリンパ球のIgG抗体を作ることを抑えてきたものですから、時間と共にBリンパ球は正しい遺伝子に修復され、このようにRFは症状が減っているのもかかわらず、増えていくのです。つまりこのようなRFは目の前に敵がいるために作り出したIgGではなくて、昔IgEを作ろうとしたのに、IgGに戻され、且つステロイドを使われたために、IgGさえ作れなくなったリンパ球が、やっと遺伝子を修復して目覚めて作り出し始めたRFなのです。このようなRFが極めて高い人が結構おられます。数百台の人もいます。このRFがたまたま関節で抗原と大食細胞などと結びつくと痛みを引き起こす化学物質が出され痛みとして感じることがあるのです。免疫は人間の心や頭と違って、100%真っ正直です。この真っ正直な免疫の働きを嘘つき集団である医学者たちが薬で何とか食い止めて一時的に不正直にしようとする愚かな努力をしております。一時的には出来るのですが必ず修復により正直さを免疫は取り戻し、愚かな人間の知恵は逆襲にあってしまいます。
    近頃医学の進歩は日進月歩といわれますが、新薬の開発がその割には鳴り物入りではありますけれども出てきません。当たり前のことなのです。世界の製薬メーカーは競ってM&Aを仕掛けて新薬の開発のためと称して、巨額の金が動いております。実は全て無駄なのです。病気は既に述べたように、感染症・膠原病、アレルギー・癌・成人病・精神病の5つしかありません。実はこれ以上にひとつだけ突出した怖い病気があります。それが医原病なのです。つまり5つの病気を治そうと称して、何も治してはいないのです。一時的に免疫の働きを抑えるか、心の働きを抑えるか、正しい人体の生理的な働きを抑えているに過ぎないのです。しかも薬そのものは人間にとっては異物ですから、その異物を排除するために、いわゆる免疫の働きが再び生じると炎症が生じ、症状も出てくるので新しい病気を作ることになるのです。これに対して再び対症療法をやるものですから、また薬が増えます。これも異物となります。このため本来の病気は治らないどころか、新しい病気が医原病として増え、ひどい患者になると10以上の薬を飲まされている患者が当院に受診するのです。ほとんど全て必要でない薬ばかりですから、私はすぐにその薬を止めさせます。しかし急に辞めてはならない薬があります。それはステロイドホルモンです。長期にステロイドを服用してくると人体のふくじんひしつのはたらき副腎皮質の働きは0になっていますから、時にすぐに止めるとショックを起こしたりすることがあるのです。このステロイドだけは様子を見て徐々に減らしていくしかありません。それと後2つ飲む価値のある薬があります。それは血圧の薬です。血圧の薬を止めると脳卒中を起こしたりすることがあり、取り返しが付かなくなります。もうひとつは抗生物質です。これは唯一免疫の働きを助ける薬であるからです。高脂血症や糖尿病などの薬については元来、食べなければ生じない成人病ですから、こんな病気を治すことほど簡単なことはありません。
    さてここで成人病について一言触れておきましょう。どうして子供病はないのでしょうか。子供はいくら食べても普通は食べたものは全て成長とエネルギーに使われますから、言わば食べれば食べるほど大きくなるというわけです。私の身長は172cmでしたが、田舎の小中学生の頃は後ろから2番目に背が高かったものです。ところが現在では172cmというのは高いとは決していえません。それは成長時にすきなものが食べられるようになったからです。ところが成長が終わってしまうと同じように食べていては肥満になり、高脂血症になり、いずれは糖尿病になっても不思議ではないのです。子供の頃は運動するのは遊びの中で当然でしたが、仕事をしだすとそうもいきません。従ってBMI(体重÷身長÷身長)が20前後であれば、絶対に肥満も高脂血症も起こり得ないと保証できます。さらに私は糖尿病ですが、85%の炭水化物を含む主食を全て止めていますが、Hba1cは現在5.5であり、糖は尿に一滴も出ていません。肥えなくて主食であるパンや米、うどん類を完全に止めて完璧に健康な体です。今私は62歳でありますが、このホームページも月木の休みの日に作っています。毎日数多くの患者さんの診察をしているのにもかかわらず、元気一杯なのは単に気力が充実しているのみならず、やはり肉体的にも全てがいわゆる健康であるからです。つまり不必要な異物を入れていないからです。病気になるのも自分が責任ですし、たとえ病気になってもその病気を治すのも自分であるのです。病気を治すのは免疫を上げることと不必要なエネルギー、つまり飲食物を入れなければいいのです。
    現代の予防医学は全て間違っています。なんとなれば病気の定義さえ出来ていないからです。大病院の検診にいくことが予防医学だと思わせているところが問題なのです。予防医学の根幹は病気を作るのも病気を治すのも自分であるということです。つまり医者でもなく薬でもなく自分の免疫であり、自分の食欲をどれだけ上手にコントロールするかであります。秘訣は簡単です。体重を標準体重に常に維持し、炭水化物が主成分である米・小麦を減らせばそれが健康食です。米・小麦が嫌いな人は誰もいません。何故でしょうか。それは結局は炭水化物は糖分になるからです。甘い糖分が嫌いな人がいないのは甘い言葉が嫌いでないのと同じです。私はカロリー計算はしたことがありません。ましてや低脂肪食などは考えたこともありません。現代の糖尿病の治療食である低脂肪・低カロリーは間違っています。なぜかというと、炭水化物は食べればすぐに糖になり、エネルギーになるのですが、たんぱく質や脂肪はエネルギーになるのに非常に複雑な代謝が必要なのです。それを糖尿病学者は単純に脂肪が一番カロリーが多いからといって制限しようとする愚かなアドバイスをしているのです。世の中に肥満用食などというのは実際やり続けられるものではありません。机上の空論です。何故こんなことがいえるかというと、糖尿病がわかった時に私もかいがいしくも糖尿病専門家の意見に従って、実行したことがありましたがそれは続けることは無理でした。ところが米やパンを食べないことは実際可能になりました。私は大好きなお寿司・うどん・ラーメン・餅を全てやめ、同時に糖分の多い醸造酒であるかビールとお酒を全て断ちました。しかし、あらゆる肉、あらゆる魚介類、あらゆる野菜は思い切り食べています。しかし体重を58kg以上にはならないように常に心がけています。お酒と言えば糖分が少ない蒸留酒は気の向くままに適当に飲んでいます。ウイスキー・ブランデーであります。私は糖尿病になったときは本当に青天の霹靂でした。しかし糖尿病になり、アメリカで行われ始めた主食を断ち切るということによりとうにょうびょうが完全にコントロールできると言うことが分かり、新たなる医療の世界を見出して大いに満足しております。一言言わせてもらいましょう。「糖尿病なんかは怖くない。糖尿病になるまで思い切り糖分を食べましょう。なるまでやってください。なったら僕の真似をして下さい。」と。
    最後に、結局病気なんかは怖くないのです。あまりにもマスメディアや医者が健康病気と連呼するものですから、無知な大衆は常に製薬メーカーや医者に踊らされているのです。健康食品などというのは普通の食品とどう違うかと言う説明も出来ないほどに金儲けのためにあるのです。普通の食事を取っていれば5大栄養素は多いぐらいにタップリ含まれています。健康というよいイメージで踊らされ、健康食品を買い込み、病気という怖いイメージの為に何でも病院に駆け込むという、まさにずるい人達が愚かな人達を思うままに躍らせています。残念なことです。
    もう一言、近頃私は次のように考えるようになりました。長い間私は言い続けてきました。「癌は特別な病気である」と。その考えが徐々に変わりつつあります。癌は免疫が弱った老人の病気であると言ってきましたが、もっと正しい言い方は免疫の老化が癌を作るという言い方です。つまり、老化していくと全ての能力が低下していきます。記憶力・運動能力・腕力・体力・美貌・骨・皮膚などが衰えていきます。これらは外から見えるものですから、すぐに弱まっているということがわかります。ところが、免疫の力は外から見えないものですから、衰えているかどうかは分からないのです。しかも免疫というのは記憶のシステムですから、若い頃に出会ったあらゆるウイルスや細菌などに対しては体内に再び侵入してもすぐにやっつけることができるものですから、普通には免疫力が弱まっていないように見えます。
    ところが癌についてはどうでしょう。人間は癌に対する免疫力が本来弱いと言われています。それは自分の細胞が癌化したものですから身内の細胞です。従って免疫は身内の細胞を異物と認識する力が弱いのです。従って何十年来研究され続けても未だ癌ワクチンというのは出来上がっていません。若いときから60兆の細胞のうち何千何万個が毎日癌化していると言われています。その癌細胞を免疫の強い若い人達は先天免疫・後天免疫の両者をフル回転して殺していると言われています。しかしながら、一度殺してもそれを記憶するほど強い抗原性はないものですから、集団としてリンパ球が免疫細胞として残らないものですから、年を取って同じような癌細胞に出会っても初めての敵となるのです。
    免疫の老化とはもっと具体的に言うと、胸腺の老化であり、骨髄の老化であり、つまり異物を新たに認識しやっつける能力が極端に落ちるのです。従って毎年100万人の死亡者の中で一番大きな原因は癌で死ぬ33万人であります。(残りの死亡原因は脳卒中・心筋梗塞であるのは、いわゆる美味しいものを食べ過ぎて起こった成人病の成れの果てなのです。)この癌は、結局は免疫の老化ですから結局は人は老いさらばえていくという生命の当然の帰結のひとつが癌という病気なのです。従って老化が人間の運命であるとすれば、癌も免疫の老化による運命と言えるのではないかという考え方に変わってきたのです。一方、成人病は自分で作った病気ですから避けられるものであると考えています。
    しかしここでひとつ問題が起こります。確かに成人病を逃れ、且つ、免疫を出来る限り上げて、免疫の老化を防いで癌死を減らし、日本のあるいは世界の男女の平均寿命が仮に100まで延びたときに、脳の老化、つまり脳の神経細胞の不再生をどのようにするかが問題となります。脳は特別な器官ですから、脳の老化は自分のことさえ出来なくなっているのに、肉体が生き続けるとすれば、誰が生活の面倒を見るのかという問題です。年金の問題のみならず、少子化の問題などの方が、健康や病気の問題よりも遥かに難題となって人類を苦しめることになるでしょう。)

    2006/2/18  脱皮
    お尻から前部にかけてアトピーがすこぶる酷い。黒ずんで来て皮膚がカサカサになり、やがてポロポロと薄く皮膚が剥けて来る。つるつるになり、やがて皮膚が割れそれがかなり痛い。またやがて黒くなりとその繰り返しだ。皮膚に下着が接触するとそれはもう痛くて耐えられない状態になる。(痛くなるのは結局はリバウンドで皮膚が入れ替わるときの赤膚の状態に加えて、ヘルペスウイルスを免疫が排除しようとするときに感じるのです。ステロイドを使ってこられた人が私の患者さんの全てでありますが、これらの方の単純ヘルペスや水痘帯状ヘルペスの抗体の量は、正常な人の100倍近く見られます。これも医者が用いたステロイドホルモンの免疫抑制によるヘルペスウイルスの増殖の結果です。当院に来られて全ての免疫抑制剤をやめると、徐々に免疫が回復すると共に、増殖したヘルペスを神経細胞の鞘であるシュワン細胞をやっつけたり、表皮細胞に隠れているヘルペスウイルスをやっつける戦いのに痛みが症状として現れるのです。何回も繰り返しますが、症状が病気ではないのです。事故や怪我でない限りはあらゆる症状は免疫の正しい働きの結果生じた結果なのです。免疫の英雄的な働きが敵をやっつけようとしているときに見られる症状が痛みであり、痒みであり、不快さであり、熱であり、しんどさなのであります。これを現代の医学は全く理解いしていません。へるぺすがしょうじるのも決して自分たちの使っているステロイドが起こしているわけではないと言うことをあくまでも主張したがるのです。自分の罪を認めたくないためにです。たとえば、こんな言い方をします。「疲れているからヘルペスがでるのだ」と。この言い方は間違いです。疲れていたり、ストレスがかかったり、不眠の最中の最中にヘルペスが増殖しているだけで、その間は免疫が落ちているので見つけ出されないだけなのです。ほっとして免疫が回復した時に、はじめて増殖したヘルペスを見出して、戦いを始めると症状が出るのです。ですから愚かな医者はヘルペスの症状を消すためにステロイドを用います。例えば、突発性難聴とか耳鳴りとか、あるいはふらつきが強く見られるメニエール氏病の時に、大量のステロイドを用いるのはこの戦いを止めさせるためです。何故ステロイドが聞くのか分からないと医学者先生方は言い続けています。私より賢い医学部の教授はごまんといます。その人達がこの事実に気がついていないと思いますか?何故彼らは嘘をつくのでしょう。分かりません。しかし一度傷ついた内耳神経や前庭神経、蝸牛神経はなかなか戻りにくいので、高度の傷がある人はステロイドを大量に投与しても、難聴などの症状が残ることがあります。面白い例があります。昔は老人の帯状疱疹にステロイドを大量に投与して、痛みや症状をとったものですが、最近はステロイドを投与することはなくなりました。その理由のひとつは抗ヘルペス剤が20年前に発明されたこと、それとステロイドを入れた後で再び始めよりも強い痛みと症状が出るということが分かったためであります。ちなみにヘルペスウイルス自体は大人しいウイルスで、病原性は弱いのですがずるいところがあります。相手が弱くなればつけこむという極めて賢いウイルスです。人間にもこのようなタイプの人がいますが、一番長生きしそうな人です。)
    まだ、リンパ液が滲み出して来ないだけでもマシか。耳の方は最近赤い薬を付ける度にリンパ液が滲み出る。したがって、リンパ液が耳に詰り、音が聞こえなくなる。右も左もである。最近は痛みが少なくなって来てはいるようだ、リウマチとアトピーの混在状態からアトピーへと少しづつ移行しているのだろうか。治療を始めてからすでに11ヶ月経過している。
    2006/2/21  2度
    診察日。頭髪が白いので、松本先生に染めているのかと聞かれる。とんでもない!、昨年10月頃までは真っ黒な髪だったが、治療中に段々白髪になってきたと言うと、手の白斑症を見て「そりゃ当たりまえだ!」と力説する。(このような表現がムカッときます。まるで私の治療の為に白髪になったのに、嘘をつくために一生懸命力を込めて説明しているという風な言い方をしているような書き方であるからです。と同時に、この人が治療を11ヶ月続けてアトピーの痒みの方が、痛みより遥かに強いのにもかかわらず、つまり私の世界で唯一の理論であるクラススイッチをすることで痛みがアトピーに変わっているという証拠を目の前にしてもこのような書き方をすることがムカッときたのです。何故もっと素直になれないのでしょうか。眉毛も睫毛も頭髪も白くなった人は何人か見ています。この人達は全てステロイド性白斑症であります。)前回妻とともに診察を受けた時妻が白髪はどうなるのでしょうかと問うと完治すれば元に戻ると言い切っていたのに今回再度聞くと、そんなの分かるかい!と返ってきた。私は唖然となる、一体これはなんなんだ?同じことを2度聞いてはいけない。(確かに私は感情的であり情熱的なタイプです。白斑症が戻るのはなかなか時間がかかるのです。ただこの人の態度がムカッと来たのは、私の治療で白髪になった訳ではないのに、私を責める態度があったのです。ステロイドの為に生じたのだと説明をしたのにもかかわらず、ステロイドを投与した医者のことを責めるどころか、私を責める態度が気に入らなかったので、売り言葉に買い言葉で「わかるかい」と答えたのでしょう。その気持ちとしてはものの分からない男に何を言っても仕方がないという気持ちも入っていました。現在の私の治療は今までに使った薬の後始末が99%なのです。確かにリウマチになりやすい人というのは、アトピーになりやすい人でありますし、アトピーになりやすい人というのは、生まれつきMHCという遺伝子の多様性が高いからです。つまり異物を見つけやすい人なのです。その人達が自然後天的免疫寛容を起こせばアレルゲンと共存できるということは皆さんもう耳だこですね。ただ症状を抑えるために使われた副作用の為にこのような白斑症になるということを誰も口にしないのです。医者は常にどういうものか免罪符を持っています。例えば最近のフィブリノーゲンを投与され、C型肝炎になった人の訴訟の問題もそうであります。厚生省と製薬メーカーは被告人になっていますが、何故投与した医者が被告人になっていないのでしょうか。私は全く理解できません。
    この患者の11ヶ月間に及ぶ治療の中で私に対する態度は常にこの言葉が象徴しております。始めから終わりまで私を疑り続けているのです。疑うのであれば何故始めから来るのですか。もちろん世界で私しか治せない訳ですから当然でしょうが。私も人間です。やはり患者とも良好な治療関係を作りたいのですが、このような態度を取られると私もカッとなってしまうのです。特にこの頃は感情的になりすぎたことを記憶しておりまして、今は大いに反省しております。さらにこの方も再び手記を書いてもらいますが、よくなった今現在の手記は私に対する感謝の言葉で一杯の手記となるでしょう。)

    2006/2/26  四六時中の痒み 
    最近はアトピー部分が異常に痒い、四六時中痒いのだ。以前は風呂上りが痒かったが、今では痒みが時間とは関係なしに襲ってくる。また昨日は指先に力をいれなければ持ち上げられない状態でものを持ったせいなのかどうか分からないが左手人差し指中指薬指の第一関節が痛んだ。(人体には3000箇所のリンパ節があり、そのリンパ節での仕事はまさにクラススイッチです。症状のあるリンパ節でそれぞれのBリンパ球はIgGからIgEにどんどん変わって痛みを痒みに変えているのです。しかしまだ一部はまだIgGとして仕事をし続けているのです。全ての人がこのように痒みがひどいわけではありません。人間の体は100%正直者でありどこまで免疫を抑えたかは、従ってどれほどリバウンドするかはやってみなければ分かりません。従って私に始めからどのような経過をどの程度続くのか全く分かりません。しかしながらクラススイッチが起こり免疫寛容が起こることも絶対的な真実なのです。)

    2006/3/30  まだまだ混在
    右手の指の付け根と人差し指第二関節、それに小指の第二関節が時折痛む。もうすっかりアトピーに移行したとばかり思っていたが、まだまだアトピーとリウマチが混在しているようだ。痒いので麺棒で耳を擦るとリンパ液が滲み出し、耳の穴を塞ぐので聞えにくくなる。顔の額部分は昨年末辺りから全体に白斑で白くなっているが、最近口の周りにも白斑が出だした。身体全体に白斑が出ているが、顔だけは額以外免れてきたがとうとう最後の砦が陥落しそうな気分である。額の部分は前髪を垂らしてなんとなく自分のなかで誤魔化して来たが、口の周りともなるとなんともならない。

    2006/4/4  少ない白斑症例
    今日は診察日。メール環境があるか聞かれ、中間報告をメールで送るよう言われる。中間報告を書けということはリウマチがアトピーになって完治が近づいているのだろうか。(リウマチの治療中、痛みよりも痒みが多くなるということは、言わば大きな山を越えたのです。しかも私の理論の中核である免疫のクラススイッチと免疫寛容のひとつが達成されたので、この時に書いてもらうことを頼みます。治ってから書いてもらうことを頼んでも誰も書かないことは既に書き記しました。もちろんクラススイッチした後、免疫寛容を起こすまでどれぐらい時間がかかるかは、これも個人差があります。しかし、普通の患者さんは痒みが出た時点で大いに喜ぶものですが、この患者さんはステロイドを大量に使ってきたので白斑症が出ました。そのためありがたみが半分になったのでしょう。というよりも白斑症の方が仕事の関係で新たなる苦しみとなったのでしょう。)
    先程待合室で読んだ完治報告には、治療開始から中間報告まではすぐだったが完治まではさらに2年を要したとあった。先生は白斑症のことも書いてくれと言ったが、白斑症はやはり少ない症例なのだろうと思われる。リウマチは絶対治るとは言って貰えるが、この白斑症はどうなるのか。女性で白斑症になった方の手記によれば、薄くなって社会復帰出来たことが報告されていたが、症例が少ないために必ず消えるよとはなかなか言えないのだろうと推測する、しかしそれはあくまでも推測だ。それにしても白斑は身体全体が地図状態で、カナダ北部北極海付近の島々といった感じか。(この書き方もあまり好きではありません。私に対する期待は白斑症も治ると言ってもらいたいのでしょうが、なかなか白斑症は治りにくいので嘘はつけないのです。ただこの時も何故白斑症になったかを理解してもらいたいのです。ステロイド性白斑症であるということを。これを作ったのは現代医学の薬であるということを。)

    2006/5/1  眉毛睫毛
    痛みは左手指の第二関節が疼く、また右足の甲が歩くと少し痛む。最近時折ペキッ(音はしないが)と左右手指の関節が痛むときがある。アトピーとリウマチの混在が続いているのだろうか。また左肩が時折疼く。白斑症は確実に広がっている。顔は額以外に口の上や眉毛部分あるいは頬顎と白斑が現れ出している。無論毎朝剃る髭は白いし、眉毛睫毛も白斑部分は白髪になっている。はっきり分かるくらいになりつつある。
    (最近、白斑症も徐々に回復しつつあります。)

    2006/5/9  皮膚を裂く
    アトピー部分に指先で薬を付けているとき、薬が無くなり指で皮膚を擦ってしまった。勢い余って皮膚を引っ張りすぎて、皮膚が15ミリ程裂けてしまった。皮膚が弱くなっているとは認識していたが、これほど簡単に裂けてしまうとは思いも寄らなかった。激痛が走り一気に鮮血が噴出してきた。最近の両手の疼くような痛み、顔面の白斑症の広がり、なかなか好転の兆しが見えないアトピー、まだまだ先は長そうだ。(この痛みや傷の深みはヘルペスの為です。これも免疫を抑えたためです。以前は単なるアレルギーの皮膚炎のためばかりだと思っていましたが、最近やっとわかりました。このような患者のヘルペスの抗体が極めて高値であるという証拠も全て分かってきました。)
    先日来の風邪が治まっている。最初は鼻詰まりと悪寒がして、やがて悪寒が無くなり鼻だけがぐずぐずしていたが、それも漸くしてなくなった。その間ずっと処方された風邪薬を飲んでいたけれど、あれは本当に風邪だったのだろうかと疑問に思っている。もしかしたら花粉症ではなかったのかと。確かなことは結局わからない儘だ。(確かにアトピーも花粉症も同じメカニズムで起こり、場所が違うだけですから同じであったかもしれません。同時に風邪と花粉症が合併するのもいくらでもあります。)

    [最後に]
    リウマチ治療投薬経歴なしということで簡単に治るかなと思っていました。しかし花粉症の薬を飲んでいた事や、外耳炎の塗布薬、痔の塗布薬と過去があり、なかなかそうもいかないようです。一生付き合っていかなくてはならないとされているリウマチを「治す」ことに挑戦している訳ですから、そう簡単にはいかないと覚悟はしていても、先が見えない状態が続くとつい挫けそうになります。そういう時に同じ治療の体験記を読ませてもらう事によって、勇気付けられます。私の拙い中間報告でも同じリウマチ患者さんの役に立てばと思いつつ、中間報告を書いてみました。早く治り完治報告を是非書かせていただきたいものだと思っています。(彼も徐々に私の治療の意味、その辛さも分かってきたようですが、本当に患者さんの思いを正直に書いてもらったことをありがたく思います。まさにこのような手記は次の患者さんの為にあるべきものです。リウマチそのものは全てデータも症状もなくなりましたから、リウマチは完治したので、リウマチ完治の報告を近いうちに書いてもらうつもりです。今現在来ておられるのは奥様のリウマチの為と、自分の白斑症のい治療の為だけです。この手記を始めに読んだ時はすぐにこの患者さんの家に電話をして、「俺を信用していなければ来ることはない」と言ったのですが、私の言った通りにリウマチは完治しました。そんな電話をかけたことをお許し下さい。)

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