「松本理論(自然後天的免役寛容の理論)の実証で、リウマチが治った」 高橋 博 71歳
私は、平成10年3月末、65歳で42年間の会社勤めを退き、妻と年1回の海外旅行、年数回の国内旅行を楽しんでいました。
昨年の11月、体力の在る内にと、スペイン、ポルトガル周遊ツアーに参加しました。ツアー出発の数ヶ月前から、歩行時に時々脚が痛くなることがあり、正座も痛くて長時間は困難という状態がありましたが、思い切って出発しました。
(この世の中には得体の知れない病気は何もないのです。その理由は簡単です。人間はこの世に生を受けて健康に生き続けるのに必要なものは、5大栄養素と水と酸素だけで十分です。これさえあればいわゆる最低限健康な生活が可能です。ところがこの5大栄養素と水と酸素に異物が入りだすと問題が起こり出します。
最近、新聞紙上を賑わかせている中国製の餃子に含まれるメタミドホスという農薬の話題でよくおわかりでしょう。5大栄養素を含んでいる食べ物に農薬が入るとどうなるかという話です。この農薬を吐き出そうとするときに免疫が働きだし、アレルギーが起こるのです。さらに、鳥インフルエンザも空気に運ばれるウイルスによるものだということもご存知でしょう。つまりこのインフルエンザを見つけ出した免疫が戦いを起こし、いわゆる病気になるのです。つまり、病気の原因は健康に生きる為に必要な5大栄養素を含む食べ物と水と酸素に不必要な異物が入ることから始まるのです。この異物を免疫が認識して排除しようとする戦いに際して見られる症状を学者は否定的に病気と捉えていますが、病気の本質をこのように考えれば、病気とは実は英雄的な免疫の働きであり、異物を排除して、いわゆる健康を守る人体に備わったかけがえのない働きなのです。従って病気は原因はともかくとして、いわゆる医者の言うように病気は否定的に捉えるものではなくて、コペルニクス的展開をして、100%肯定的に捉えるべきものなのです。病気をこのように捉え直したのは私が世界で初めてであります。
なぜこのような正しい病気の捉え方を他の学者が出来なかったのでしょうか。答えは簡単です。特に臨床医学者は製薬メーカーの作った薬しか使えないからです。製薬メーカーが作る薬は病気の原因となる異物を排除する薬は絶対に作れないどころか、逆に正しい免疫の働きを抑える薬だけは作ることができるので、一時的に免疫の働きを止めれば、症状は良くなるのでこのような間違った薬を投与することで、無知な一般大衆を満足させることが出来るからです。
しかもその後免疫を抑えることによって再び免疫が回復することでリバウンド症状が出れば、それは薬のために起こったのではなくて、貴方の病気が悪いのだと責任をなすり付けることが出来るからです。このような間違った言い分が通るのは体の中で起こっている免疫の働きは外からは見ることが出来ないので、体の中を知っているとされている専門家である医者を信じる以外に仕方がないのです。
現代の医薬学界は次のような構造になっています。まず、基礎医学の医学者が免疫学を解明し、重要な複雑精妙な免疫の働きをこの20年の間に明らかにしました。この免疫学を学んだ薬学者は病気の原因はすっかり忘れて、どの部分を抑えたら症状を楽に出来るかを学び取り、その為の薬を開発し、最後はその薬を製造メーカーに作らせ、これを医者に使わせるという構造になっています。つまり、人類が38億年かけて試行錯誤の繰り返しを何度も乗り越え磨き上げた異物との戦いのメカニズムを如何に潰そうかという努力だけに力を注ぐものですから、病気の根本原因を治すどころか、永遠に病気を治せなくしてしまっているのです。
実は病気の原因というのは異物でありますが、異物には2種類しかないのです。一つ目は感染症を起こすウイルスや細菌のように、人体に一度入り込むと急速に増殖して人間を殺しにかかる異物です。この異物をやっつけるために人類はIgG抗体という究極の優秀な武器を作ったのです。
二つ目はメタミドホスのような死んだ化学物質であります。つまりこのような農薬をはじめとする食べ物に含まれる異物はいわば文明が作り出した異物です。つまりこの世に天然にはなかった異物であるために、ひとたび人体に侵入すると、免疫はすばやく気づいて殺すのではなくて体外へ排除しようとするわけです。この時に用いられる究極の武器がIgE抗体なのであります。しかしながらこの時の戦いを医学者は過剰反応と呼んで、ハナから悪い反応だと決め付け、それこそここぞとばかり免疫を抑えにかかるわけです。大体が過剰という言葉はまるで間違いを意味する言葉だと理解されていますが、過剰が良いことさえあるのです。例えば過剰な富、過剰な才能、過剰な美貌、過剰な名声などは、過剰であればあるほど良いではないでしょうか。私はそれこそ過剰な才能があればなぁ、と夢見ているぐらいです。
ところが人体の免疫というのは人間の猿知恵を遥かに超えた賢さを持っていることに医学者は気がつかなかったのです。その免疫の38億年の進化の知恵、つまり、殺す必要がない異物と共存できるという自然後天的免疫寛容を起こす知恵を免疫が持っているということを、私は臨床で世界で初めて発見したのでした。さらに基礎医学的には東大の名誉教授である多田富美雄先生が同じことを動物実験で見つけ出し、2007年には京大の現役の教授でいらっしゃる坂口志文先生が、免疫寛容を起こすサプレッサーT細胞そのものを見つけ出したのです。つまり殺せない異物が侵入してきても、生命を脅かすものでない限りはこの異物がサプレッサーT細胞と結びついて、その異物を異物と見なさなくなる、言い換えると、その異物を受け入れ、共存するという知恵を人体の免疫が持っていることを見つけ出したのです。私はこれを自然後天的免疫寛容と名づけたのです
一つ目の殺すべき異物は現代はほとんど完全に征服されました。それはワクチンと抗生物質と人間の免疫の働きの3者の協力によって、近頃感染症で死ぬ人は皆無となりました。ただ、新興のウイルスなどについてはワクチンが出来ていないので、時に少ない例外ですが、死ぬことも報道されています。
二つ目の殺す必要がない異物は、最後はサプレッサーT細胞と結びついて自然後天的免疫寛容が生じ、異物でなくなってしまうのであります。さあこれで怖い異物はほとんど怖くなくなりました。しかし、実を言えば他に特別な異物が人体に見られ、いわゆる病気を起こすことがあるのは既に賢い読者はご存知でしょう。まず一つ目は成人病といわれる病気です。実はこれほど簡単に治る病気はないのです。成人病があれば小人病というものがあってもよさそうなものでありますが、当然あるわけはないのです。それは、成人病の成り立ちを考えればすぐに分かることです。成人病の代表は糖尿病であり、高脂血症であり、肥満症であり、動脈硬化症であり、高血圧症であります。この原因は5大栄養素が必要以上に摂取されたために、不必要な異物に成り下がり、人体の血管に蓄積されたり皮下脂肪として蓄積されたためです。
母親が体内で一個の受精卵を10ヶ月かけて60兆個の細胞に分裂させ、赤ちゃんを産み出します。3000gの体重が60kgになる成人期までは、食欲が要求する5大栄養素を含む食べ物をいくら食べようが、いわゆる成人病にはなりません。それは成長と運動に全ての栄養分が使われてしまうからです。成人になり、成長も止まり、運動も減っていきます。成長しきってしまえば食べる量も減らさなければならないのですが、マスコミが、地下デパが、あらゆるレストランが、食欲を刺激し続けます。成人病になるまで誰も注意はしません。成人病になっても誰も食欲をコントロールする方法を教えはしません。さあおいしい料理に含まれた過剰な5大栄養素はどうなるでしょうか?蓄積のみです。医学者はアレルギーを過剰反応だと言いながらこのような成人病を論ずる時には、絶対に「過剰食欲であり、過剰摂取であるから原因を除去しなさい」と言わずして、やはり同じように症状を取るための薬を出すことばかり勧めるのです。何故でしょうか?
実を言えば私は成人病の代表である糖尿病患者です。しかし糖になる原因物質である炭水化物を完全に断ち切ることによって、糖尿病は完全にコントロールできております。今現在私は、BMIを20に保ちながら糖になる炭水化物が85%も含まれている主食である米類、麺類、パン類を全て断ち切っています。尿には一切糖が見られず、血糖も正常値で、Hb1Cは5.5です。(正常値は5.8以下)と言っても、ひもじい思いをしているわけではありません。たった1%も炭水化物を含まない肉類は肥えないという条件で好きなだけ食べています。私の食生活はいまだかつてこれほど豊かであったことはありませんでした。色々近頃糖尿病について主食を止めるメニューが出ていますが、こんなメニューも不必要です。基本的には完全に主食を断ち切れば糖尿病は完全にコントロール可能なのです。これについてはもっと詳しく、「誰もが実践できる極めて簡単な糖尿病食についての実際」についていずれ書きます。2ページくらいで終わりそうな話ですが。さらに現代の糖尿病食の主流は低カロリー、低脂肪で運動を加味しているようですが、これも全て間違いです。私はあまりに忙しすぎて運動などをする時間の余裕などは0です。歩くことも嫌いで移動は全て車です。私は糖尿病になってまた新たなる専門家になってしまいました。糖尿病の専門家です。糖尿病になって初めて糖尿病の専門家が如何に間違いを犯しているかということもさらに分かったのであります。本当に医者は信用できないと我ながら思う日々であります。とにかく成人病を治すことほど簡単なことはないのです。
最後に残された病気について触れておきましょう。もちろんいわずと知れた癌です。私は今までは癌だけは病気の中で一番怖い病気、つまり本当に怖い怖い病気と考えていましたが、最近癌も勉強するようになって気がつきました。癌も怖くない、と。結論は簡単です。癌は老人の病気です。なぜ癌になるかというと、老化による免疫の低下のためです。この世の中で老化を恐れる人は誰もいないでしょう。それなのに老化による免疫の低下が引き起こす癌をどうして恐れる必要があるでしょうか。論理的には恐れる必要は全くないのです。ただ恐れるべきは免疫の低下を引き起こす一切の様々な因子です。例えば若い女性に見られる生殖器癌である卵巣癌、子宮癌、乳癌は、実を言えば女性ホルモンが免疫を抑えるから起こる病気なのです。一方、若い男性に生殖器癌である前立腺癌や、睾丸癌、精巣癌などは絶対に見られません。何故ならば男性ホルモンは免疫を抑えることがないからです。
それでは何故女性ホルモンが免疫を抑えるようになったのでしょう?答えは極めて簡単です。今でこそ男女同権が実現し、女性の地位が男性よりも高いのもざらです。こんなことが人類史上見られたのはここ何十年来のことだけです。それまでは女性も男性も生きる為に飯を食わなければなりません。飯を食うためにはお金が必要です。長い人類史上の中でお金は腕力で得られてきました。腕力は圧倒的に女性よりも男性が優れています。その上に女性は子供を身ごもり、出産し、育てていかねばなりません。こんな時誰が飯を食わせてくれるのでしょうか。それは男です。現在でも日本中に何十万件というドメスティックバイオレンスが報告されています。男は威張ることが好きです。権力が好きです。権力は常に横暴で、暴力的です。500万年という人類の歴史の中で男は横暴の限りを尽くしてきました。それに耐えたのはまさに女性であります。
どのように耐えたかというと、ストレスホルモンであるステロイドホルモンを出すだけでは不十分だったのです。そこで神は女性ホルモンをただ単に子供を妊娠し生むためだけに与えたわけではなかったのです。同時に女性ホルモンにも過剰なストレスに対抗する力を与えたのです。わずかでも精神のストレスに用いるエネルギーを減らすために、肉体のストレスである外敵と闘う時に急を要しない高等な免疫を抑制したのです。つまり、元来免疫というのは殺されると困る敵に対して出来上がったものであるので、しかも、直接高等なリンパ球との橋渡しをする必要がない先天的免疫の中心である好中球だけは増やして、高等な免疫機能を担うリンパ球だけを減らすことが、ステロイドや女性ホルモンの免疫抑制の本当の意味なのです。従って妊娠中の女性の白血球を見れば分かるように、妊娠中は好中球は増えてリンパ球が減っているのです。好中球は専ら生きた敵を殺すという殺し屋だけの仕事に特化している特殊な白血球のひとつなのです。白血球がいくら増えても癌細胞を食べる仕事は全くないことを強調しておきます。言い換えると、癌という極めて高度な悪賢い敵に対して、好中球などというチンピラの兵士は全く太刀打ちできないという訳です。人体の高度に発達した免疫を総動員しても殺せないほどの最高度の難敵が癌なのです。
ここで一言言いたいことがあります。どんな薬も効果があるからといって免疫を抑える薬を用いることは、知らぬ間に癌を作っているということを常に医者は頭に刻みこんでおかなければならないのです。現代の薬の承認の基準は常に症状に対して効果があるかないかによって決められていますが、この効果はとどのつまりは免疫を抑制する効果、皮肉な言い方をすれば、免疫を傷つけている度合いを認めているだけで、結局効果が強ければ強いほど免疫を抑えていることになるわけですから、製薬メーカーの作っている免疫抑制剤の全てが長い時間をかけて癌の生成に一役買っている可能性も否定できないと考えている今日この頃です。とにかく何であろうとも絶対に免疫は抑えてはならないのです。
さらに女性ホルモンが免疫を抑制する証拠は毎日見ています。それはアトピーの女性患者やリウマチの女性患者がよく言うことですが、生理前後に必ず症状がひどくなることです。これは生理の前後に女性ホルモンが減って、抑制されていた免疫が素早くリバウンド現象を起こすためであります。
これで全ての病気の原因である異物について全て列挙しました。これらの異物が体内に侵入しない限り、病気は絶対起こらないことも説明しました。しかしながら万一これらの異物が体内に入れば、これを排除するために免疫が働きだして見られる症状を否定的に病気というのは間違いであるということを述べました。逆に言うと、異物が一切入らなければ病気などは考える必要もないし、免疫の働きも全く不必要になるのです。
実はこの世から怖い生きた異物がひとつ消えてしまいました。それは天然痘のウイルスです。この天然痘のウイルスに対して免疫は一切今後永劫に働く必要はないのです。このようにウイルス、細菌、化学物質がこの地上から永遠に消え去れば、免疫の働きも退化してなくなってしまうでしょう。
さてここで老化の問題を取り上げましょう。癌は老化による免疫の低下と述べました。ここでさらに免疫とは何かについてもはっきりと述べておきましょう。免疫にはまずどんな異物でも相手にする非特異的な先天免疫と、ある特定のターゲットを定めた異物だけを相手にする特異的な後天免疫があります。非特異的というのは生きた異物であろうが、死んだ異物であろうが、5大栄養素と水と酸素以外の異物を食い殺してしまう仕事です。この仕事にも2つ種類があります。ひとつは先ほど述べたように、闇雲に殺すだけの仕事を任された好中球は最も原始的な先天免疫であります。それ以外に、異物を食べてこの異物を特定し、この特定した異物を特異的な仕事をする後天免疫に橋渡しをする大食細胞、樹枝状細胞、濾胞樹枝状細胞、好酸球、好塩基球、ナチュラルキラーT細胞があります。特異的後天免疫の仕事はまさに、リンパ球が行います。リンパ球にはBリンパ球、ヘルパーTリンパ球、キラーTリンパ球、さらにサプレッサーT細胞の四つのリンパ球があります。
免疫が老化するということは、非特異的な先天的な免疫は低下せずに、特異的な後天免疫が低下するのです。とりわけヘルパーTリンパ球やキラーTリンパ球や、サプレッサーT細胞の働きが急速に低下するのです。何故かというと、ヘルパーTリンパ球が成熟するためには、胸腺という胸骨の後ろにある30g程度の組織で教育を受けて初めて、ヘルパーTリンパ球やキラーTリンパ球や、サプレッサーT細胞へと分化成熟していくのです。若いときに30gもあった胸腺が、年を取ると共に徐々に脂肪組織化して、毎日骨髄で作られるリンパ球を教育することが出来なくなってしまうと免疫の力が極端に低下していくのです。とりわけ新しい敵を、例えば癌細胞のような敵をやっつけるためには、ヘルパーT細胞は絶対に必要なのです。というのは、ヘルパーT細胞はヘルパーという形容詞が付いていますが、実は一番重要な働きを高等な後天免疫で行っているのです。Tリンパ球がなければ残りのBリンパ球やキラーTリンパ球の仕事は不可能なのです。
にもかかわらず老人は感染症にならないのは何故だと思いますか?それは生まれて70年80年90年の間にあらゆる生きた敵とは出会っているからです。この敵のほとんど全てと出会っているので、いわゆる免疫が既に出来上がっているからです。つまりメモリーT細胞やメモリーBリンパ球が体内に残っているので、すぐに以前出会った敵をやっつけることが出来るのです。しかし、初めて見る癌などに対しては全く無力なのはまさに胸腺が老化し、退化したためだと私は考えています。言い換えると、免疫の老化というのは、老化による胸腺の退化と言っても良いでしょう。もちろん癌は生まれたときに持っている癌遺伝子が老化によって発現した面があるということを付け加えておきます。
このようなことを考えている中でますます免疫は脳の働きと酷似しているのに気がつきます。老化によって脳も新しい事柄を覚え理解するのは難しくなりますが、経験という知恵でいつまでも賢く生きることが出来ます。同じように人体の免疫も新しい敵を見つけにくいのでありますが、過去の経験によりすぐに敵をやっつけることが出来るからこそ、いわゆる感染症で死ぬことはなく最後は成人病と癌で亡くなってしまうのです。成人病は全く自分で作った病気ですから自業自得というべきものであり、結局最後に残るのは老化による免疫の低下に基づく癌が命取りとなってしまうのです。このように考えれば、癌も老化のひとつであるわけですから、老化を恐れない限り癌も恐れる必要はないのです。人間の宿命なのです。
>以上ほとんど全ての病気についてコメントしましたが、最後の結論を述べましょう。病気は怖くない。病気は自分で作るものであり、自分の免疫で治すものです。医者は免疫の手助けをするだけでよいのです。
余計なコメント:朝から晩まで新聞雑誌は病気や健康について煽り立てています。いつも病気病気とがなり立て、むやみに一般大衆を怖がらせています。間違いだらけの大学の教授先生の記事を載せています。間違いだらけの治療法を載せています。何故こんな馬鹿なことをするのでしょう?考えてください。
ここで病気とは何かについて正しい定義をしましょう。これも世界で初めて見出した定義です。『病気は敵と免疫の戦いである。この敵はふたつある。ひとつは殺さなければ自分が殺される生きた敵と二つ目は共存できる死んだ敵である。その敵と戦うときに免疫を抑えないで免疫を手助けすることで治るべき病気は治る。従って病気は怖くない。怖いのは味方である免疫を抑えることである。免疫を抑えない限り自分の免疫で戦いを終わらせることが出来る。従って病気を治すのは医者でも薬でもなく自分の免疫である。医者と薬の仕事はこの免疫の働きを助けることであるべきなのに現代は人体の味方である免疫を傷つけている。そのために治らない病気になってしまう。』
この方がリウマチになったのも突然なったわけではなくて、必ずアレルギーで出るべきものをリウマチになるべく免疫を抑えた因子がどこかに隠れているのです。免疫を抑えるのは医者の出したほとんど全ての薬と、精神的葛藤に対して耐えるために知らぬ間に副腎皮質を刺激してステロイドホルモンを出して免疫を抑え、リバウンドが生じ、リウマチになるものです。病気とは異物と免疫の抑制との相関関係と言っても良いのです。とりわけ膠原病はアレルギーと同じ敵を相手にしているわけですから、膠原病になるということは免疫を抑えることによって、逆クラススイッチをしてアレルギーが膠原病になったのです。)
関西空港 → 成田空港 → ロンドン空港 → バルセロナ空港 の飛行時間は、約16時間で(エコノミークラスでの長時間飛行は、エコノミー症候群になると云われている程大変苦痛なものですが)、成田空港 → ロンドン空港(この間が特に長い)に到着。やれやれと席を立とうとしたら、脚に猛烈な痛みが起こり、痛くて席から立ち上がれませんでした。妻の手を借り、やっと立ったが、脚全体の激痛で、歩行が困難。のろのろ、そろそろ、顔をしかめながら、やっとのことで乗換ターミナルにたどりつく状態になりました。妻の不安そうな心配顔。ツアー仲間の楽しそうな元気な顔と雰囲気。明日から10日間の行程が消化できるのか?ロンドン空港での乗換待合せの1時間30分の間、手持ちバッグの中に入れて来た鎮痛消炎テープを、空港トイレで張り、一生懸命マッサージをしたりしました。(この患者さんは既に何回か痛みを感じておられたので鎮痛消炎テープを持っておられたのです。ということは、既に軽いリウマチがあったのです。長い座位の状態は血流を悪化させるので、ひとたび炎症が起こると炎症部位の血流がうったいし、従って炎症産物がいつまでも残り、さらに炎症産物があらゆる炎症細胞を引き寄せるのでさらに痛みが増して、本格的なリウマチの症状が出てしまうのです。お灸をやるのはこのような悪循環を断ち切るために、熱を加えることによって局所の血流を飛躍的に増やし、炎症産物を流し去るためです。) 少し痛みが薄らぎ、痛いが、なんとか歩けるようになったので、バルセロナ迄、約2時間30分の飛行を続け到着しました。到着は、現地時間夜中の12時、1泊目のホテルに入りました。
明日からの観光に備え、ホテルのバスで熱いシャワーを脚にかけ、脚足をよくもみほぐして休みました。翌朝起床時、脚の屈伸が痛いくらいで、たいした痛みもなく、歩行できる状態で、第1日目の行程を消化しました。
第2日目からは、1日目と同じように、我慢すれば何とか歩ける位の痛みなので、妻以外、ツアー仲間、添乗員、ガイドさんには余り迷惑をかけずに、全日程を完全消化し、帰国しました。 (歩くことによって血流が良くなることがお分かりでしょう。もちろんこの血流というのは動脈よりも静脈やリンパの流れです。)
帰りは、往きと同じ空路飛行時間でしたが、機内通路側に席を取って、飛行中、時々機内をぐるぐる歩き廻り、激痛に襲われることもなく、何とか帰国しました。
旅の疲れも出、風呂にたっぷりとつかり、熟睡しました。翌朝起床しようとしたところ、脚、足、腕、身体中痛くて、起き上がることが出来なくなりました。やっと身体をまわし、肘を使って立ち上がるような状態になりました。歩行も痛く、階段の昇り降りも、足を上げる時に激痛が走りました。また腕の肘、手首も、激しく痛み、指も腫れて、曲がりづらくなり、旅行前以上の苦痛状態に陥りました。
平成15年11月14日
近隣の整形外科医院に行き、診療を受けました。「60歳過ぎてからのリウマチの発症は、ほとんど無い。」「X線撮影でも、関節に、リウマチ症状は見られない。多分、筋肉痛か、突発性の腱鞘炎か、多発性関節炎と思われる。」との診断で、鎮痛剤(飲み薬)、胃薬(飲み薬)、鎮痛(張り薬)を投薬されました。リウマチの検査の為に、採血を行い、服薬をして、様子をみることとなりました。 (60歳以上のリウマチも何も珍しいことではありません。私は6歳の子供の膠原病であるリウマチを診たことがありますし、70歳を超えた男女のリウマチを診たこともあります。リウマチが起こるのは年齢に関わりなく死んだ異物(化学物質)を認識する能力があり、免疫を抑制する条件が整えば、つまり免疫を抑える薬を飲んだり、ストレスに対抗するために自己の副腎皮質ホルモンを出し続ければ、アレルギーではなくてリウマチになってしまうのです。)
平成15年11月19日
整形外科医院へ。前回頂いた薬は、服用すると、痛みはだいぶ薄れるのですが、時間が経つと、痛みは、前より激しくなるようでした。前回採血した血液検査の結果では、リウマチは出ていないので、もうしばらく同じ薬を続けてみることになった。
(原因も分からずに痛み止めを出し続けるのは邪道です。一番正しい病気の診断を行うには、どんな種類の異物が人体に入ったかをまず考えるべきなのです。生きた異物か、つまり感染症を起こすウイルスや細菌なのか、それとも死んだ異物、つまりアレルギーや膠原病を起こす異物なのかをまず考えるべきです。さらに体の細胞が異物になったかどうか、つまり腫瘍であるかどうかです。それも良性腫瘍か悪性腫瘍かを判断せねばなりません。特に悪性腫瘍は命取りになりますから常に頭の隅においておかなければなりません。しかし悪性腫瘍は短時間で生ずるものではないわけですし、さらに若い免疫の元気な人には滅多に起こらないものですから最後の原因として考えるべきものです。さらに成人病による病気であるかも考えておかなければなりません。これだけを頭に入れておけばほとんどの病気は正しい診断が可能となり、従って病気を治すことができます。要するに病気は人体に5大栄養素と水と酸素以外の異物が入らない限りは、免疫の働きが発動する必要もなく、従って異物との戦いである病気も起こりようがないのです。
このように病気の原因は人間にとって異物が侵入したためにそれを排除しようとして起こる症状を病気と言っているようですが、実はこのような考え方は間違っています。何故様々な症状が様々な臓器で出るかというと、侵入してきた異物と免疫が戦う場所が違うだけなのです。にもかかわらず現代の臓器別の診療科が明治以来全世界を覆っているので、臓器ごとに病気があるが如くに感じている医者や患者が多すぎます。手術の為に腕を磨くのに全ての臓器の手術が一流であるというわけにはいかないので、外科的な区別を行うために臓器別の標榜科目に分けることには価値がありますが、病気そのものを考えるときには、このような臓器別の標榜科目はまるで意味がありません。
正しい診療科の分け方は病気の原因別に分ける6科目だけでいいのです。1番目は感染症科、2番目はアレルギー・膠原病科、3番目は成人病科、4番目は癌科、5番目は精神科、6番目は医原病科、であります。手術が必要なときだけに関してはそれぞれの臓器の手術の専門家に任せればよいのです。
この中で一番多い病気は医原病科だと考えています。その理由について考察しましょう。1番目の科目の病気である感染症は、ワクチンと抗生物質と優れた栄養によって支えられた免疫の働きによって現代ではほとんど征服されています。日常に見られるのは風邪ぐらいです。2つ目の科目であるアレルギーと膠原病は私が征服しました。つまりクラススイッチと免疫寛容を自然に起こせば治ってしまうのです。3つ目の成人病は栄養過剰のために生じる贅沢病ですから、食欲という欲望を健康のために抑制すれば全ての成人病は治ってしまいます。4つ目の癌は、とりわけ老人の癌は老化による免疫の低下が引き起こすものですから、人間の避けられない運命のひとつだと考えられます。従ってこの病気は毎日の生活の中で免疫を抑えない生活を心がけることです。そのために出来る限り不必要な薬は飲まないこと、出来る限りストレスを避け、自己の副腎皮質ホルモンを発動させないようにすることです。5つ目の精神病は自己の能力や状況や立場をあるがままに受け入れることであります。言い換えると、心の異物を素直に認めること、つまり心の無駄な戦いを止めることです。
以上5つの病気が、言わば外から入ってくる異物が原因であり、これらとの戦いが症状となり病気として認識されるのですが、これらの異物を排除する手伝いをするのではなくて、免疫の働きや心の働きを抑え込もうとするのが現代の治療医学です。一番正しい治療法はこれらの異物を除去すべきであるのに、逆に異物を排除する正しい免疫の働きを抑え込もうとするものですから6番目の医原病が生まれるのです。
例えば1番目の風邪のウイルスとの戦いについて述べてみましょう。熱が出るのはほとんどが風邪のウイルスの為です。ところがウイルスを入れない薬もありませんし、殺す薬もないわけですから、いわゆる原因療法つまり根本療法はないのです。にもかかわらず患者さんは病院に殺到します。病院に行ってもやれることは正しい免疫の働きを抑えるだけですから意味はないのです。結局ウイルスを殺しているのは自分の免疫によってだけであります。こんな時に熱やだるさや咳や不快さを除去するのにステロイドを入院中に使うと、その間ウイルスはどんどん増殖しますから、下手をすると病院入院中にウイルス性肺炎で死ぬこともあります。これはまさに医原病であります。ただ、大衆は免疫については全く無知ですから、病院に行けば漠然と病気が治ると信じ、安心を得るために行っているだけなのです。ただ細菌性の感染症に関しては優れた抗生物質があるので、まさに殺菌のためには抗生物質を点滴してもらったり、さらに食事が摂れないときや脱水症状があるときは、点滴の価値は大いにあります。
2つ目のアレルギー・膠原病の治療はまさに現代の膠原病の治療である免疫抑制は医原病そのものを引き起こす原因となっています。つまり治る病気を永遠に治らない病気にしてしまうのは、正しい免疫反応を抑えている最中に、同時に自然後天的免疫寛容を起こすサプレッサーTリンパ球まで抑制してしまうので、永遠に共存できなくなるのです。さらに、とりわけ膠原病の薬は毒性が強いのでそのために死ぬことがあります。これも医薬病原の最悪なものであります。
第3番目の成人病は栄養過剰をやめ、標準体重を維持すればいわゆる成人病にはなりません。糖尿病の薬や高脂血症の薬は全て人体にとっては異物(化学物質)でありますから、医者にだけ渡される薬の効能書きの全てに副作用が記載されているわけです。近頃調剤薬局においてお薬手帳とやらが出されていますが、大切な副作用についてはほとんど記載されておりません。全く意味のないお薬手帳です。薬の副作用を知らせるのは薬に添付されている効能書きをプリントして渡せば事足りるのに何故厚生省はそれを勧めないのでしょうか。おそらく効能書きを見せれば全ての人があらゆる薬を飲むことを止めてしまうからでしょう。そうすればどうなるでしょうか、考えてください。
4つ目の癌ですが、抗癌剤は癌細胞を殺すと同時に様々な正常な細胞も殺してしまうので、とりわけ骨髄で作られる免疫細胞は抗癌剤や放射線に最も弱いので、長い目で見れば、結局抗癌作用としてはプラスマイナス0ではないかと考えています。逆に抗癌剤で死期を早めている癌の患者さんをたくさん見聞きしてきたので、このような薬も医原病のひとつだと考えます。
最後5つ目の精神病の薬も実は根本治療をもたらす薬ではありません。私自身、偏頭痛と右目の強度視力障害のために、15歳から35歳まで完全なうつ状態でした。常に自殺を考えていました。本当に長い長い葛藤を続けました。しかしながら私は1錠も抗うつ剤を飲んだことがありません。それこそ自分の頭を薬で快楽を得るために変えられるぐらいだったら悩み通したほうがマシだと考えていたぐらいです。幾たびか自殺企図を試みたことがありますが結局死ねませんでした。どのようにして克服したかというと、結局は自分の人生を運命だと諦めることしかありませんでした。もちろん偏頭痛は後で出会った漢方で随分良くなり、この時初めて漢方の素晴らしさを知り、漢方を本格的に勉強するきっかけとなったのは既にどこかで述べました。そのような意味で20年の苦しみはこのような正しい医学を実践できるきっかけを与えてくれたので、喜ぶべきであったかもしれません。この苦しみから得た結論は、最高の苦しみは最高の幸せに通ずるということです。本当に苦しめば『死ぬか、その苦しみを諦めて受け入れるか』の二者択一であります。自殺しない限りは自分の不遇を受け入れる以外に道はないということが分かります。いわゆる精神病も、感覚を鈍くしてしまうような抗うつ薬などを飲むことで紛らわすものではないと思います。心の苦痛はその苦痛を素直に受け入れることによってしか解決は見出せないのです。このような意味で精神病の薬はほとんどが心のステロイド剤のようなものだと考えています。ステロイド剤は麻薬です。麻薬は止めることができなくなります。)
平成15年11月26日
痛みはますます激しくなってきました。薬服用の直後は、嘘のように痛みが無くなるのですが、短時間で激しい痛さが襲ってくる。
整形外科医院へ。「リウマチ検査は陰性でも、リウマチ症状が出る人がある。その他、膠原病もあるし。市内の総合病院を紹介するので、そちらで診断してくれ。」と、市内総合病院を紹介される。
平成15年11月26日
紹介状を持ち、直ちに市内大総合病院へ。最初、内科で問診、採血、X線撮影、それから整形外科で、足手首のX線撮影。ここでのX線撮影の結果は、「各関節に、リウマチの症状はみられない。」とのこと。今迄と同じ(整形外科と同じ)飲み薬を投薬され、次回、内科の検査結果待ちになった。(リウマチの初期にレントゲン写真を撮ることはまったく意味がありません。放射線は出来る限り人体に浴びせないことが大切です。どのような影響が後で出てくるかは誰も知りません。)
痛みは激しくなり、衣服の着脱も困難な状態になってきた。
平成15年12月9日
今年も、あと3週間。総合病院へ。
内科の検査結果は、「血液検査も、リウマチは出ていない。レントゲンも、極めてきれい。分からない。今日は、CT検査を受けて帰るように。」と云われ、前回と同じ投薬。
平成15年12月15日
総合病院(内科)へ。「CT検査、良好。確たる痛みの原因は、不明。」(整形外科)「当病院では、これ以上の原因解明は不可能。近くに在る大学病院に、膠原病の権威ある名医がいらっしゃるから、あと2週間、今迄通りの薬を服用してみて、痛みが取れないようだったら、12月26日、年末に来院してください。新年早々に診て頂けるよう、その先生に紹介する。」とのことになった。
(近頃病気の原因も何も考えずに闇雲にX線、CTなど検査漬けであります。挙句の果ては自分で診断できないので大学病院の膠原病の権威の先生に委ねるというわけです。今の膠原病の権威ある教授方の治療は全て間違っているわけですから、滑稽千万です。やはり医者として最高の名誉は他の医者が治せない病気を治せる医者と言うべきものでしょう。
一般大衆は体の中で起こっていることは、ましてや体の中で免疫が果たしている仕事ぶりなどというのは皆目分からないわけですから、権威ある大学の教授という肩書きが全てであります。私は権威も肩書きも何もない一介の開業医でありますが、全世界のあらゆる医者の中で最も病気の本質をよく知っている医者だと自負しております。それは、私は真実以外に頭を垂れる対象を何も持っていないからです。常に真実を愛し真実に愛されることだけを望んで勉学に励んでいます。だからこそ全世界の全ての医者が治せない病気を治すことが可能なのです。研究教育を一番重んじる大学教授がアレルギーと膠原病は同じ敵を相手にし、IgGで戦えば膠原病となり、クラススイッチをしてIgEで戦えばアレルギーになり、最後は免疫寛容を起こすというこんな簡単な事実を知らないなどというのは、本当に医学界の腐敗さえ感ずるぐらいです。)
この期になり、私自身、今迄の通院経過、診断診療経過を冷静に振り返ってみました。激しくなる身体の痛みを、一時的に鎮痛剤で抑えながら、検査、検査で、原因を追究しようとした。だが、その間にどんどん痛みを進行させ、根本原因を明確にできないまま、鎮痛薬で一時的に抑え、その薬が段々強くなっている。痛みを抑える薬が、むしろ病気を悪化させ、遂には一生治らない不治の難病にしてしまうのではないか。 (その通りです。この方の手記のタイトルが示唆するように、この方は極めて頭の良いお方です。素人の方でこれぐらいに私の理論を理解しておられる方は誰もいないと言える位です。医者は常に病気の原因を追究すべきでありますが、常に中途半端であります。膠原病は結合組織に蓄積した死んだ異物を免疫が排除しようとする働きの結果生じる正しい病気なのです。にもかかわらず相変わらず原因不明だと言い続けています。自己免疫疾患などというのは免疫学を少し勉強すれば絶対にありえない病気なのです。体の中で起こっていることは一般大衆には全く見えないものですから、医学者先生方は面白おかしく病名をつけているだけです。これについてはこちらで詳しく書いてありますが、自己の細胞が異物になることは癌以外は絶対にないのです。異物でない限りは免疫は絶対に発動することはないのです。
花粉症にしろ花粉自体が異物ではないのです。花粉に付いたディーゼルエンジンの排気ガスなどの窒素酸化物が原因なのであります。にもかかわらずアレルギーの専門家は花粉花粉と大騒ぎしています。このような例はうんざりするぐらいに沢山あります。)
紹介された大学病院に行っても、又検査、検査で、今迄と同じ繰り返しになるのではないか?(私は、権威ある名医とか云う人は、あまり信用できない・・・特に、大学病院 白い巨塔内と聞いては・・・) (この方も実は某大会社で功なり名を遂げたご立派な方でいらっしゃるのですが、この方の口からこのような全く同感の言葉を聞くとは思いもよりませんでした。第一人間の評価は、ましてや医者の名医の評価誰が決めるのでしょうか。毎年様々な国が人間を評価して勲章を個人に授けています。誰がこのような評価をする資格と権利を持っているのでしょうか。私は常々清く正しく貧しく生きている人が一番立派だと持っています。)
その時、松本医院、松本先生のお顔と、あのお声が、ハッと私の脳裡に浮かんだのでした。
『絶対、私が治してあげます!』
私と松本先生との出逢いは、以前私が激しい咳き込み、痰、気管のゼイゼイ、胸の痛みの気管支炎に悩まされ、初めて診察を受ける為、松本医院に飛び込んだ時でした。『絶対治してあげます。』と握手をしてくれ、お言葉通り、約3ヶ月で、激しい気管支炎をピタッと治して頂いたのでした。その後風邪を引いたとき、松本先生の治療をうけたりしていました。 (かなり前に、この方も既に気管支喘息というアレルギーがあったのです。私はあらゆるアレルギーを治す自称名医であり、アレルギーがリウマチになるのは当然だということも分かっておりますから、この方がリウマチになられても不思議ではないのです。その後この方は新たなる免疫抑制が風邪薬などで用いられてこられたか、ストレスに対抗するために免疫を知らず知らずに抑制されたために、アレルギーで出すべき異物をリウマチで戦おうとしただけのことなのです。
私ははじめからアレルギーを治す理論と経験があったわけではありません。開業してから偏頭痛も漢方でよくなり、人生を諦めながら自分の運命を引き受けて再び人生にチャレンジをして博士号も10年以上かけて取得することが出来ました。この間に免疫学は革命的な大躍進を遂げ、このような免疫学の成果も勉強し続けたのです。と同時に、おびただしい数の患者さんを臨床で治療する中で理論と実践を自分のものにしていったのです。その結果、本庶佑先生のクラススイッチの理論を知り、さらに自分自身でアレルギーの治療中に免疫寛容の実際を見つけ出したのです。そしてアレルギーとリウマチは結局同じものであり、ただアレルギーはIgEを用い、リウマチはIgGを用いるだけの違いであるということが分かったのです。)
ここ暫くお世話になる事が無かったのですが、前回の風邪か何かで通院した時、『私は、リウマチを治せるようになった。』と仰っていた事も思い出し、私の前は、急にパッと明るくなりました。急激な痛みと、病気に対する精神的な不安で、慌てていて、こんな身近にいる松本先生のことを忘れていたのです。 (この方の喘息を治した時は、まだまだアレルギーだけしか治せなかったように思います。ところが上に述べたように、臨床経験の中からリウマチを治している患者さんが全てアトピーを発症し、痛みが痒みに変わっていくのを見てきたのです。この方は私に目をかけて頂いていたうえに、尊敬すべき人物であると思っていたので、それとなく私自身の新しい成果を誇示したくて「リウマチも治せますよ」と言ったようです。)
平成15年12月26日
私はもう、精神的落ち込みから脱却、明るい気持ちで松本医院に通い、脚を引きずって駆け込みました。
松本先生は、私の今迄の話を聞き、即『リウマチです。他の病院の検査では、中々リウマチと診断しません。私の処へ来る患者さんの多くの方が、一時的に痛みを抑える薬で、治すどころか、悪化させてしまって来る方です。現在の西洋医学では、リウマチは治せないのです、リウマチを治せるのは、現在、日本中で、いや、世界中で、私一人です。早い内に、当院に気が付いて、今迄色々な治療や薬の服用もしなかったのは、極めてラッキーです。治りも速いと思います。絶対治ります。治してあげます。』と、私の痛い手に固く握手をしてくれました。私も痛さを感じることはなく、「お願いします。」と握り返していました。
(既にお分かりのように元来アレルギーと膠原病は、原因は同じですから同じ病気といえます。異なるのは殺す必要のない死んだ異物を殺すために用いるIgG抗体を使って戦うと膠原病となり、このIgGを抗体のクラススイッチをしてIgEに変換させて戦うとアレルギーになるだけです。アレルギーの男女の差異はほとんどありませんが、膠原病は圧倒的に女性が多いのは不思議に思われることでしょう。何故女性に多いかの答えも明確であります。一言で言えば女性ホルモンであるやエストロンやエストラディオール、エストリオールなどの、いわゆる女性ホルモンといわれるエストロゲンにステロイド作用があるからです。女性ホルモンが免疫を抑えるという意味はもっと詳しく言うと、リンパ球が減り、好中球が増えるということです。副腎皮質ホルモンを投与されていた人は、多ければ多いほどリンパ球が減り好中球が必ず増えています。従って免疫を抑制するという言い方よりも、リンパ球の働きを抑制することがあること、且つリンパ球の骨髄での生成を減らすことが免疫を抑制することであります。リンパ球が減少すればするほどIgGやIgEの抗体が作られにくくなるのみならず、IgGからIgEへの抗体のクラススイッチも困難となり、さらにリンパ球の中で最も数少ないサプレッサーT細胞も減少するので、免疫寛容も起こしにくいことになります。リンパ球の数が減っているということは同時にステロイド作用によりリンパ球の遺伝子も変えられているので、量的のみならず質的にもリンパ球の本来の仕事ができにくくなっているということです。リンパ球の本来の仕事というのは、一言では言い表せません。
それを説明する前にリンパ球には4つの種類があることを知ってください。一番大事なのはヘルパーTリンパ球であります。二つ目はキラーTリンパ球であります。三つ目はサプレッサーTリンパ球であります。四つ目がBリンパ球であります。さらに一つ目のヘルパーTリンパ球には2種類のリンパ球があります。ひとつはヘルパー1Tリンパ球で、Bリンパ球にIgGを作らせ、最も怖い敵である生きたウイルスや細菌を殺す役割を果たします。もうひとつはヘルパー2Tリンパ球で、これはBリンパ球が作る抗体をIgGからIgEにクラススイッチさせ、それほど怖くない死んだ異物(化学物質)を処理する役割を果たします。ステロイドが免疫を抑制するというのはIgGやIgEを作らせなくなるのみならず、このクラススイッチも出来なくさせることです。クラススイッチが出来ないと、アレルギーが膠原病になってしまうのです。さらにステロイドや女性ホルモンを用いると、キラーTリンパ球やサプレッサーTリンパ球の数も減る上に、遺伝子も変えられてしまうので、生きた敵を殺したり免疫寛容が出来にくくなることです。
ところが男性ホルモンは全くステロイド作用がないのです。これは極めて興味ある事実です。なぜならば女性ホルモンは男性ホルモンから作られるにもかかわらずであります。男性ホルモンにアロマターゼという酵素が働いて女性ホルモンが出来るのですが、この酵素のアロマターゼの働きが男性ホルモンを一挙に免疫抑制作用のある女性ホルモンに変えてしまうことは驚きを禁じ得ません。乳がんに対する抗癌剤としてこのアロマターゼという酵素の働きを阻害する薬が用いられているのは、ひとつはおそらく女性ホルモンを作らないようにして免疫を抑制させないためだと考えられます。
女性がリウマチになる大きなきっかけは妊娠出産後であり、閉経後であります。妊娠すると女性ホルモンは非妊時に比べて1万倍近く増えます。出産後一挙に減ってしまいます。まさにこれは女性ホルモンの免疫抑制作用が一挙に解除されて、リバウンド現象が出ることであります。免疫を抑制している間にIgEにクラススイッチができなかったIgGがリバウンド現象により一挙に作られ始め、リウマチとなるのです。閉経後のリウマチも同じように説明できます。35年間女性ホルモンを作ってきた体が急に女性ホルモンが減ると同じような現象が起こり、閉経後るまちになる人が多くなるというわけであります。
一方、男性がリウマチになるのは極めて稀なのであります。本来はアレルギーになるべきものがクラススイッチができない免疫の抑制があったためです。それは様々なストレスによって副腎皮質ホルモンを刺激して、知らぬ間にステロイドを大量に体内に作り出していた場合がほとんどです。従ってリウマチを治すのはとにかく殺す相手ではない敵をIgGで処理するのではなくて、IgEで処理するべきものだと早く気づかせることであります。そのためには中国医学の様々な免疫刺激により免疫を上げるのみならず免疫を絶対に抑えてはならないのです。免疫を抑えるのは医者の出す薬だけではないのです。ストレスによってそれに対抗するために自分自身の副腎皮質でステロイドホルモンを出し続けているとクラススイッチが出来ないのみならずサプレッサーTリンパ球の働きも発動できなくなるのです。
病気の『気』というのは心の意味であります。気を病むというのは心を病むということであり、見えないストレスによって気を病むことになり、これに耐えるために副腎皮質ホルモンを出し続けるといわゆる病になるという意味であります。中国人は偉大な民族であり、副腎皮質ホルモンの働きは免疫を抑制するなどとは夢にも思わなかったでしょうが、まさに経験的に気を病むことが病気を作ることを知っていたのです。つまり、病気とは異物が入ったときに免疫を抑制するとそれこそ治らない病気になるということを彼らは知っていたのです。その気を取り戻すために免疫を上げようとして、鍼やお灸や漢方煎薬を用いだしたというのもうなずけることであります。)
そして煎じ薬、入浴剤、織田先生の針と灸の指導を受け、平成15年の師走から、松本医院の治療が始まりました。
年末に、パソコンのHPで、松本理論を熟読し、私なりに理解・納得し、身体は痛いが、気分は明るい新年を迎えることが出来ました。 (気分が明るいだけでストレスはなくなります。治るリウマチを治らないと言われるだけで、治る病気もますます治らなくなるのです。患者に私はいつも次のことを伝えます。当院の治療は3つ良いことがある、と。ひとつは治らないとされているリウマチが治るという希望があると免疫は上がっていきます。二つ目は免疫を抑える毒薬で死ぬことは絶対にない。三つ目はリウマチの症状があることは免疫を上げ続けているので癌になりにくい、と。癌は一般的には免疫の低下によるものであります。とりわけ、老人の癌は老化による免疫の低下がもたらすものであります。何故リウマチの最中に癌細胞も見出され、やっつけられているかの詳しい説明は後でして差し上げます。)
平成16年1月7日
(血液検査結果)
・IgG 2223(基準値870~1700) ・IgA 443 (基準値110~410)
・ZTT 25.2 (基準値2.0~12.0) ・CRP 2.3 (基準値0.3未満)
・γG 25.2 ・血沈 103 (基準値 10)
『血液検査の結果を見ても、バリバリのリウマチですよ。然し、早い内ですから、あまりリバウンドも無く治ると思います。但し、しっかりと、云われた通りの治療を、怠けず努力してやってください。それに、当院以外の薬は絶対に使用しないように。』と云われました。
ZTT-関節周辺に蓄積した異物を排除する抗体の量、高い程リウマチを起す。炎症がひどい(正常値2.0~12.0)
CRP-急性期炎症を起す非特異たんぱく質の一種。異物から生命を防ぐ時上昇する。リウマチがひどくなると上昇し、痛みが軽減すると下降する(正常値0.3以下)
血 沈-リウマチの場合、関節組織の破壊が大きくなり、炎症産物の吸収が多くなる為に、血沈値は大きくなる(正常値10mm)
平成16年1月24日
(血液検査結果)
・IgG 2045 ・IgA 412
・ZTT 15.0 ・CRP 2.3
・γG 22.9 ・血沈 57
松本医院の治療を始めて1ヶ月。既に効果が現われて来ていました。血沈値は、前回103だったが、半減の57.身体の痛みは、本当にずいぶん薄れてきました。
平成16年2月21日
(血液検査結果)
・IgG 1680 ・IgA 408
・ZTT 10 ・CRP 0.4
・γG 19.2 ・血沈 33
IgG、IgA、ZTTの値は基準値内に入り、順調に改善に向かっているようで、松本理論の実証に、益々信頼が高まって来る。2月中旬には、娘夫婦と孫2人、そして私と家内の6人で、岡山方面へ1泊の温泉旅行に行って来ました。痛みは、大変軽減されました。
煎じ薬は、1日3回、食前の他に、食間に2番煎じをお茶代わりに飲み、入浴剤の風呂は、朝晩2回、入浴時、浴槽での足のマッサージ。指の折り伸ばしは気持ち良く、楽しく入浴出来ます。
(私は伊達や推挙で膠原病やアレルギーが治ると言っているのではありません。日夜、免疫学の勉強を続け、大学の免疫学の教授に負けないくらいの実力は持っていると自負しています。この理論を駆使し、おびただしい数のアレルギーやリウマチを代表とする膠原病の患者の臨床症状、さらに臨床検査により証拠を日々固めているのです。とりわけ私は患者さんに全てのデータを渡し、常に説明を続けています。直接データを渡しているものですから上記のデータにも嘘偽りは全くありません。よく新聞紙上をにぎわかせるデータを改ざんするという余地は全くありません。一方、学会での発表は医者だけが身内で集まり、医者が自分で適当に発表する面があります。学会には良い成績を出した患者も一緒に連れて来るべきです。一介の開業医が、他の全ての医者たちが治らないと言っている病気を治せるのも、患者さんと常に信頼感家を築きながら一人よがりになることがなかったからだと思います。現代の医学界は製薬メーカーのために存在し、患者のためではないと思います。
遺伝子病以外はこの世に治らない病気はない、つまり怖い病気はないとまで考えるようになりました。癌さえも老化による免疫の低下、あるいは女性ホルモンによる免疫の低下と考えるようになってきた昨今ではそれこそ老化を恐れない限り、また子供を産むということを恐れない限りは、癌は怖い病気ではないと思うようになりました。しかしながら健康や病気についてジャーナリズムが取り上げない日はありません。病気などというのは本質を理解すれば全く怖くないにもかかわらず怖い怖いと煽っているのは何故でしょうか?
本当の病気は殺される可能性がある原因が体内に侵入したときだけなのです。それは感染症と癌だけであります。感染症はワクチンと抗生物質と十分な栄養に基づいた自分の免疫で完全に征服されました。癌は上の理由で怖くはありません。それ以外に怖い病気がありますか?成人病ですって?成人病は栄養過剰が作る食欲に支配された愚かな人が自分で作っているだけです。糖尿病も高脂血症も動脈硬化も、食欲もコントロールすれば全て正常になります。他に怖い病気がありますか?あ、ありました、医原病でしたね。出来る限り医者の出す薬は飲まないほうが良いですよ。本当に飲んでも良い薬は抗生物質と降圧剤だけですよ。)
松本理論<自然後天的寛容の理論>
免疫を高めながら、痛みを軽減して、楽にし、適正な免疫の働きにする。
これが、松本理論の要旨で、松本医院の漢方薬入浴剤、針、灸は、この理論の臨床手段であり、漢方薬がリウマチを治すのではないのです。現在の他の医院の治療は、正しい免疫の働きを抑制したり止めたりしているので、自然に適切なクラススイッチを不可能にし、長時間かけて正しい免疫の働きを弱めたり無くしたりしてしまっている。(私よりも私の理論を的確にまとめていただきました。この通りです。医学というのは何も難しい学問ではありません。医学者という専門家集団が知識を独占して簡単明瞭な真実を複雑怪奇にしているだけです。彼らは何のために勉強しているのでしょうか。わかりません。)
平成16年3月23日
(血液検査結果)
・IgG 1517 ・IgA 301
・ZTT 9.7 ・CRP 0.1
・γG 18.2 ・血沈 20
IgG、IgA、ZTTの値は、基準値に安定して来た。CRPは基準値内に入る。身体の痛みは極めて軽減し、楽になる。起床時に、足、腕、手のツッパリとこわばりの痛みがあるが、日中は我慢出来る痛さになって来ました。
平成16年4月22日
(血液検査結果)
・ZTT 6.3 ・CRP 0.1
・γG 16.5 ・血沈 12
身体の痛みはさらに軽減されましたが、松本理論の展開通り、首の回り、背中、胸、脚の太股に、発疹が現われて来ました。松本先生は、『よしよし、順調!』と喜んでくれました。今回からは、赤い塗り薬が加わりました。
平成16年5月27日
(血液検査結果)
・ZTT 9.2 ・CRP 0.14
・γG 17.2 ・血沈 15
痛みは、順調に軽くなる。発疹(アトピー)は、脚の太股部、首、胸に赤い部分と赤黒い部分とに広がり、痒みが激しくなりました。 (やっと私の理論通りにアトピーが出てきました。もともと喘息があった方ですから、遅かれ早かれアトピーが出るのは当然のことでしたが、私の言った通りになりました。ここで再びこの患者さんの強い信頼を勝ち得たのです。)
平成16年6月23日
(血液検査結果)
・ZTT 8.6 ・CRP 0.06
・γG 16.0 ・血沈 11
アトピーも少しずつ治まり、発疹の広がりも止まり、痒みも少なくなり、色も薄くなって、肌色に近付き始めました。
平成16年7月23日
(血液検査結果)
・ZTT 8.7 ・CRP 0.18
・γG 15.7 ・血沈 11
アトピーも、太股部を残し、首の回り、胸、背中の部分は、ほとんど無くなる。
平成16年8月21日
(血液検査結果)
・ZTT 8.1 ・CRP 0.05
・γG 16.0 ・血沈 11
平成16年9月28日
(血液検査結果)
・ZTT 7.8 ・CRP 0.09
・γG 16.2 ・血沈 11
平成16年11月12日
(血液検査結果)
・ZTT 6.8 ・CRP 0.06
・γG 16.8 ・血沈 10
遂に、血沈も基準値になる。身体の痛みもほとんど無くなる。ただ、起床時の屈伸に強張りがある。松本先生から、『もう、ほとんど宜しいようだ。』と仰って頂きましたが、私自身、「昨年12月26日の初診から、丁度1年になる今年の12月末迄は、治療をして頂きたい。」と、先生にお願いしました。12月21日に採血、年末、先生の診察結果をお願いしたところです。
今、私は、松本博士の「松本理論」に最大の敬意と感謝。それに痛みを和らげる針と、その会話で落込みそうな患者の心を癒してくれた織田先生に、感謝感謝です。
私の場合、他の病院の薬の服用や治療をしないで、早く松本医院の治療に入ったので、このように、短期に「松本理論」が実証されたのです。ですが、松本医院へ来る方の多くが、長い間の時間と経費をかけ、他の病院の治療や薬で、治すはずが悪化させ、治るどころか難病不治になり(難病不治にさせられ)、松本医院の待合室にたどり着くのです。 (このような文章を読むと、まるで私に代わって文章を書いてもらっているようです。この方はとりわけ頭の優れたお方ですが、それこそ僕の代わりに診察をしてもらっても良いくらいです。)
待合室には、全国各地、遠くから診察に来ている方が多く居られます。然し松本医院の治療を受け、実践すれば必ず治るのでが、松本理論の実践には、根気と努力が必要です。先ず、本人の真面目な努力、そして回りの人の協力が必要です。途中で挫折して止めたり、特にリバウンドの激しい痛みに耐え切れず、他の痛みは一時的に止めるが、病気を悪化させる薬を服用してしまう。これは、本人にとって、松本理論の実証で完治の喜びを識らずに、一生苦痛を背負ってゆくことになる、非常に不幸で残念なことです。
松本先生が、初診の方に非常に厳しいのは、治療法方を良く理解して、信頼し、非常に根気と努力が必要な治療を真面目に実行し、遂には治るという喜びを獲得して貰いたい、その覚悟をしっかり持ってもらいたい為なのです。
松本医院で必ず治ります。
(このような手記こそ、私が求めていた最高の模範的な手記なのです。この方はもともと地位の高い権力の座についておられた人であるにもかかわらず、全ての医者を敵に回している松本医学をこのように高く評価されたのは実に光栄です。特に免疫を上げる治療というのはただ単に製薬メーカーの薬を飲むというわけにはいきません。クラススイッチを行い、最後は免疫寛容を起こすために毎日地道に免疫を刺激し続けなければならないのです。苦い漢方煎剤、痛い鍼、熱いお灸、温かい長い漢方風呂などは実に家族の協力がなければやり通すことは不可能です。ましてや一度免疫を抑制すると抑制した免疫を元に戻すだけでかなりの時間がかかります。ほとんどの患者さんが残念ながら当院に出会うまでに既に現代の間違った免疫抑制治療を受け続けています。それこそ免疫を傷つける治療そのものであり、この傷を元に戻すだけでも、つまりリバウンドし尽すだけでも大変な時間がかかります。
治った患者さんは出来る限り私の治療法を本に書いて世間に広く知らせるようにと強く勧めてくれますが、一人では無理です。3人の子供たちが医学部で勉強中であり、いずれ体制が整えばそれこそ世界の間違った医療と敢然と戦いたいと思っております。その時まで地道に一人一人着実に膠原病、リウマチ、アレルギーを治す過程でさらに絶対確実な治療法を確立していきたいと思います。私一人がいくら頑張っても医療のみならず社会の不正を変えることはできないでしょう。しかし、高橋氏のように私の全てを理解してくださる人が一人一人増えることで最後に正義は日の目を見ることが出来ることを祈りながらコメントを終えます。高橋さん、このような素晴らしい手記を本当にありがとうございました。コメントが遅れて本当にすみません。)