
「クローン病完治まで」
小西竜二 32歳 2009年4月5日
潰瘍性大腸炎と診断されたのは、2004年の3月でした。数週間前から便に血が混じるようになり、始めは痔だと思い、市販の薬を使用したのですが、良くならず、「これは、ただの痔ではないかもしれない」という漠然とした不安を覚え、検査を受けたのです。聞き慣れない病名を聞いた時は、そのうち治るだろうと楽観的に考えましたが、その後自分で調べるうちに、現代医学では治らないと言われている難病だという事を知り、大変ショックを受けました。
これは、私が一般的な胃腸科でクローン病と診断され、その後3年を経て、松本医院にて完治するまでを記録した手記です。現代医学ではクローン病は治らない病気と言われていますが、松本先生は私の病気を実際に治してくださいました。私の場合、クローン病と診断される前に痔ろうになりましたので、長くなりますがその時点から書き始めたいと思います。もちろんこの時点で私は松本先生のことは全く知りませんでした。
痔ろう手術を受ける
仕事で非常に忙しい日々を過ごしていた2005年の春、肛門に違和感を感じるようになりました。当初は市販の痔の薬を塗っていましたが、1週間ほどで急速に痛むようになったため、近所の肛門科で見てもらったところ切れ痔と診断されました。しかし、その直後から激痛を伴うようになったため別の痔で有名な病院で診てもらったところ、痔ろうと診断され緊急で手術を受けることになりました。これが2005年の8月終わりのこと。診断としては2型の痔ろう。最初に診てもらった肛門科で早急に痔ろうと診断されていれば1型で済んでいたのではないかと悔やまれました。そして9月に入り手術を行うため1か月入院。ちょうど仕事で忙しさのピークを迎えた時期でしたので、今から思えばあの激務がたたったのではないかと思いますが、当時の私には何も分からずただ言われるがままに入院し、そして手術を受けました。当初、痔ろうの患部は1か所だけと思われていましたが、手術中にもう1か所が見つかり2か所を同時に切除。約20日間の入院を経て退院前に受けた大腸検査にて、大腸から小腸へ20cmくらい入ったところ周辺、盲腸の辺りに炎症が見つかりました。
クローン病を知る
大腸検査の後、担当の先生と話した中で、一般的に自分のように比較的若いのに関わらずコレステロールが低く、やせ型でよく下痢になり色白のタイプの場合、クローン病の可能性が高いと言われました。クローン病はよく痔ろうを併発するらしいので、自分の場合痔ろうが同時に2か所発生している事からも、クローン病である可能性が高いため、大腸検査中に採取した大腸の細胞検査をし、その結果が出てから今後のことを考えることになりました。クローン病の名前を聞いたのはこの時が初めてで、当時は何も知らなかったので何とも思いませんでしたが、クローン病という病気が本当に恐ろしい病気だということを聞かされ、その後自分で調べるようになりました。実は私は当時からベジタリアンだったため、自分のようにベジタリアンの人がクローン病なるのは非常に珍しく、その点について先生は疑問に思っていましたが、今後の食生活は今まで通りにベジタリアンでいる事を薦められました。
その後、細胞組織検査の結果が出て、クローン病の細胞は見つかりませんでしたが、まだ絶対にクローン病ではないとは言い切れないと言われ、さらにコレステロール値が低すぎるので、小腸に何か問題がある可能性が高いため、それ以来クローン病の専門の先生に診てもらうことになりました。一応、クローン病の細胞が見つからなかったということで、とりあえずは安心しましたが、しかしその後慢性的な下痢が続くようになったのです。
慢性的な下痢
2005年10月に痔ろうの手術から退院してから数カ月後、下痢が慢性的に続く様になりました。この間、クローン病の可能性もあるということで主治医に定期的に見てもらっており、ロペミンやサイレイトウ、ビオフェルミン、タンナルビンなど漢方も含め様々な下痢止めの薬を処方されたのにも関わらず、ずっと下痢が続いたままでした。主治医の診断では、このように痔ろうを発症して慢性的に下痢が続くのはクローン病の可能性が高いが、細胞組織検査ではシロという結果が出たため、今の時点でクローン病とは断定できない、というものでした。私個人としては、仕事やプライベートでもストレスの高い日々が続いていましたので、このストレスさえなくなればきっと治るだろうと気軽に考えていましたが、もしかしたら本当にクローン病なのではないか、という思いも日に日に増していきました。このころから食べ物にさらに気をつかうようになり、日々の食事を記録して下痢にならないようにいろいろ食べ物を変えたりしてみました。特に乳製品を食べると症状が悪化しましたが、しかし一般に消化が良いとされている食事内容でも下痢が続き、明らかに普通ではなくなっていました。このような状態がおよそ半年間続き、その間主治医には継続的に見てもらっていましたが、しかし、診察の結果は毎回「もうしばらく様子をみましょう」でした。主治医としては慎重に診断するつもりだったのでしょうが、その間にも私の症状は進行していき、いつまで経っても改善の兆候がみられません。2006年の4月ごろはほぼ毎日下痢で、1日に3回トイレへ行くこともしばしば。主治医に対する私の信頼も薄らいでいき、他の先生にも見てもらった方が良いのではないかと、ついに別の病院で検査をしてもらうことにしました。
クローン病と診断される
慢性的な下痢が続いていた2006年の5月、近くの大病院にて検査を受けました。検査内容は胃カメラと大腸カメラ。そしてその結果、ついにクローン病と診断されました。この時点で、私はすでにクローン病のことも色々調べていましたし、ほぼ間違いなくクローン病だろうと思っていましたのでそれほどのショックは無く、それどころかそれまでの半年間、原因がよく分からないまま下痢止め薬を飲み続けていましたので、明確な診断がついたことにホッとした感さえありました。しかし、私の母親など、周りの人たちにとってはとてもショックだったようです。
このとき処方されたのはペンタサとエレンタールでした。先生の説明ではエレンタールを経口摂取するのは味の面でなかなか難しいが、しかしこの2つはクローン病治療ではまず基本となるものだからしっかり頑張って飲み続けてください、と言われました。処方されたエレンタールの量は1日2パック。この時点で私の体重は54.8Kgでした。
クローン病治療で有名な病院へ
ペンタサと1日2パックのエレンタールでクローン病の治療を開始してから約1カ月後のある日、ふくらはぎが急に筋肉痛になり39度の発熱、その後継続的に37度から38度の微熱が続くようになりました。病院で診察してもらったところクローン病の症状で腸に炎症が起きており、それが原因で発熱しているといわれました。CRPは4でした。対処としてエレンタールの量を1日4パックに増やしてもらい、依然食事をとっていましたが中々熱が下がりませんでした。このころからインターネットでクローン病患者の方たちと情報を交換するようになっていたため、その方たちに相談したところ、こういう場合には食事は一切取らず、エレンタールのみにした方が良いとアドバイスされました。また、クローン病の治療で有名な病院を紹介していただき、そちらにかかった方が良いと言われました。アドバイス通りにしてみたところ3,4日ほどで熱が下がり、やはりクローン病の専門医でないとこういった場合の対処に不安があると思い、紹介してもらった病院で診てもらうようになりました。
3年間のエレンタール
こうしてクローン病の専門医の下、私のクローン病治療が始まりました。治療内容は基本的にエレンタール。体調が良い時は消化の良いクローン食といわれる食事をとっていましたが、時々下痢になるためその時はエレンタールのみ摂取する、という治療方法でした。当初、約半年間はペンタサを飲んでいましたが女性化乳房が発症したため飲むのをやめ、特にそれによって症状が悪くなることもありませんでした。体重は最も低い時で54Kgでしたが、半年後には63Kgまで回復しました。ただし、これでクローン病が治癒するわけではなく対処療法であるため、永遠にこれが続くのだと覚悟を決めるしかありません。いつの日かクローン病が完治する薬が開発されるまで、エレンタールで我慢するしかないと思っていました。1年ほど経過した時点で、QOL向上を目的として夜間のエレンタール経鼻経管法も始めました。このころになるとクローン病患者として完全に板についてきていましたが、毎年の特定疾患の更新のために受ける大腸検査が辛く憂鬱でした。他のクローン病患者の方たちとの交流も深まり様々な情報をやりとりするようになり、プレドニゾロンやレミケードなど、クローン病の治療に使われる薬についての知識も増えました。しかし結局のところ一番はエレンタールを続けることであり、如何に食事を我慢しエレンタールを飲み続けるか、が最も大切なポイントと理解していました。このような治療が松本医院へかかるまでの3年間続きました。
知人からアトピーを治す先生の話
2008年の春、とある知り合いからアトピーを治せる先生が大阪にいると松本医院のことを紹介してもらいました。実はその頃私には半年ほどになる息子がいまして、アトピーで悩んでいたのです。当初、アトピーは現代医療では治せないと思っていたのですが、半信半疑で松本医院のホームページを読んでみますと、アトピーだけでなくリウマチも治せると書いてあり興味をひかれました。リウマチもクローン病も発症原因は同じということは知っていましたので、ひょっとしたらクローン病も治せると言うのではないかと思ったのです。さらにホームページを読んでみると、クローン病などの膠原病の発病理由や完治するまでの説明が論理的に書いてあり、その説明は納得のいくものでした。このままエレンタールを飲み続けてもクローン病が治ることは絶対に無いし、実際に知り合いの方のアトピーが治ったという話を聞き、一度相談してみようということになったのです。そして初めて松本医院の扉を叩いたのは2008年の夏でした。
松本医院
初めてお会いした松本先生は、事前にインターネットの手記で読んだ通り非常に情熱的な方でした。私のそれまでの経過を説明したところ、直ぐに先生は私はクローン病ではなく潰瘍性大腸炎の可能性が高いとおっしゃいました。確かに過去それまで他の先生に診てもらった時でも、クローン病というほどには症状は重くはないということは言われた事がありましたが、それでもクローン病ではないとはっきり言われた事は無かったので、私の場合は軽度のクローン病だと思い込んでいました。しかし松本先生は少し診ただけで直ぐにそれを判断されたので、その事に非常に驚きました。そして松本先生の言われた事で印象的だったのが次のような言葉でした。「医者が病気を作り出し、製薬会社が儲かる仕組みになってしまっとるんじゃ。」この言葉の意味は、なんとなく私にもわかりました。クローン病の患者の方たちを見ていると、免疫抑制剤による治療で薬漬けになり元の生活に戻れなくなってしまっている人も居たからです。そして松本先生は力強く私の手握り「俺が絶対に治してやるから安心しろ」と言ってくださり、断痢湯という漢方薬を処方されました。
断痢湯
生薬というものを目にしたのは私にとっては生れてはじめてでした。もちろん断痢湯というのを聞くのも初めてで、見た目はおがくずにしか見えないようなものでしたが、これをお湯で煎じて飲むのです。味は非常に苦く飲むのが苦痛でしたが、驚いたことに飲んだ次の日から便の状態が明らかに良くなったのです。松本先生曰くこの苦さが体に効くということでしたので頑張って飲みました。とはいえ、この生薬がどのような効能があるのか、インターネットで調べても「治りにくい下痢を止める」としか書いてありません。本当にこれでクローン病が完治するのか、一時的に下痢を止めているだけで、ただ単に対処療法なのではないか、といった不安は常にありました。しかし、9月から飲み始めて1か月も経つと、この断痢湯の効果が過去に飲んだ様々な薬のそれとは明らかに違うことを実感しました。それまで続けていた夜間のエレンタール経鼻経管法も無くなり、食事の量を増やしても全く下痢にならず、便も1日1回、固形の状態で出るようになりました。2か月も経過したころにはほとんどエレンタールを飲まなくてもよくなり、これは本当に完治するのではないかと思うようになりました。そして、いつか松本先生のおっしゃる通りクラススイッチが起き湿疹が出てこればもう完治まであと1歩だと、湿疹の出てくるのを今か今かと待つようになったのです。
湿疹と便秘
2008年の暮、ついに待望の湿疹が出ました。このころにはエレンタールは全く飲んでおらず、食事も一般の健常者と同じように食べていました。便の状態は下痢になることは全くなく、それどころか若干便秘気味にもなっていました。湿疹は腰のまわり一帯と、左上腕の一部。考えてみれば8月から断痢湯を飲み始めてたったの4カ月しか経っていませんでしたので、本当にこれがクローン病完治のサインなのか不安でしたが、松本先生にもう一度診ていただくともう断痢湯は飲まなくてもよいとおっしゃいました。そして、もうしばらく様子を見ないと分からないが、クローン病は治った可能性は高いと。本当にすごいことだと思いました。西洋医学では一生治らないといわれているクローン病が、松本医院にかかったら治ってしまった。まだこの時点では断定できませんでしたが、私の中ではもう間違いなく治ったと思っていました。そして断痢湯を飲まなくなって3か月が経過、それまでの3年間が嘘だったかのように全く元の健常者と同じ、健康な日々を送れるようになりました。松本先生はクローン病ではなく潰瘍性大腸炎だったとおっしゃっていましたが、いずれにせよ他の病院ではクローン病と診断された私の病気が、松本医院にかかってからたったの半年で完治してしまったのです。
そしてクローン病完治
このように私の場合、通常の胃腸科でクローン病と診断されたものが、 松本先生の漢方で完全に完治しました。体重はエレンタールを飲んでいたころに比べると若干下がって61Kg前後ですが、今では食事はまったく気にすることなく食べています。食事の内容を細かく記録していたあの3年間はいったい何だったのでしょうか。私の場合不幸中の幸いだったのが、クローン病とは診断されたもののエレンタールによる栄養療法が適用され、そしてプレドニゾロンなどの免疫抑制剤が一切使用されなかったことでしょう。他のクローン病患者さんの経験を聞くと、こういった免疫抑制剤の連続投与によってどんどん体が壊れていってしまうようです。免疫抑制剤とは本当に恐ろしい薬で、これを使ったか使っていないかでその後の経過に雲泥の差がでるようです。要は一度使いだすとやめられなくなってしまうのですね。少しでも止めると激しいリバウンドが出ますから。それでも副作用を我慢しながら続けていくしかなくなってしまう。それに対して私の場合、ずっとエレンタールのみ摂取してきたおかげで、腸の状態を悪化させることなく、そして免疫抑制剤を使用する前に松本医院に出会えたのが、今回のこの成功の要因なのだと思います。もし我慢できずに食べ物を食べてしまっていたら、症状が悪化して、そして免疫抑制剤に頼ってしまっていたかもしれません。
終りに
アトピーの息子はいまだ治療の最中ですが、いずれ完治するだろうと思っています。何より、人工的な薬物を一切使用しない治療方法なので、親としてもとても安心できます。人間の体というのは不思議ですね。現代医学では治せない病気が、漢方で治ってしまう。今回の経験で科学の限界というものを身をもって知ることができました。他の方でも私と同じようにクローン病で悩んでいる人は、ぜひ一度松本先生に会ってみてほしいと思います。最後まで読んでくださりありがとうございました。

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(2人娘はアトピっ子。「絶対に治る!」という主治医のコトバを信じ、ステロイドや抗アレルギー剤を使わず、漢方治療をはじめました・・・)
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アレルギーは医学部の教科書には、現代の医学では治らないと書かれています。何故、一介の開業医である私は治すことができるのに他のお偉い方々は治らないとおっしゃるのでしょうか?いずれにしても、私が如何に大声をあげてアトピ-やリウマチが治るといっても変人扱いされるだけでしょうが、ここに証拠をお見せしましょう。ここで紹介される患者さんの手記は、巷に出ているノンフィクションの本よりも遙に感動的であり、今アトピ-や喘息やリウマチと戦いつつある患者さんの皆さんに大きな励ましとなるでしょう。このホームページを読めば、体の中で起こっている自然の正しい免疫反応を抑制してはいけないのに、見せかけだけを良くするために抑制して生じた薬害の後始末をすることが私の主な仕事となり、完治するのはアトピ-やリウマチだけではなく、同時に他のアレルギ-(アレルギー性鼻炎やアレルギー性気管支喘息やアレルギー性結膜炎)が全て消失してしまうのもお分かりになるでしょう。
患者さんが経験された厳しい症状などについて医学的な意味付けが赤字でコメントしているものもありますから、私のアトピ-やリウマチの治療法がさらによく理解できると思います。何回も読み返してください。この記録から、ステロイド・抗アレルギー剤・抗ヒスタミン剤・抗炎症剤の免疫抑制剤が一時的に症状を良くしても、結局は見せかけの治療薬に過ぎないことが理解され、とりわけステロイドの乱用によりステロイド皮膚症になった人が、いかにステロイドから脱却し、最後はアトピーやリウマチを治しきってしまうこともお分かりになるでしょう。
アトピー・リウマチをはじめ、全てのアレルギー・膠原病の治療において、一切ステロイドを使いません。
それは、ステロイドをはじめとする免疫抑制剤を使っている限り、アトピー(アレルギー)やリウマチなどの膠原病はもとより、全ての病気を治すことができないからです。また、私は何も漢方で治しているのではなくて、正しくは漢方を使って免疫を上げて、患者の免疫を高め続けることによって、自分でクラススイッチをしたり免疫寛容を起こさせたりする手助けをしているだけなのです。漢方が治したり、私が治したりしているのでもなく、あくまでもあらゆる病気は自分の免疫で治しているのです。
漢方治療中(治療中でなくても)、市販の風邪薬は飲まないでください。
市販で売られている、もしくは他医院で処方された風邪薬の中には、抗ヒスタミン剤や、抗アレルギー剤が含まれています。とりわけ、小児用の風邪薬の中には、必ず、ぺリアクチンという抗ヒスタミン剤が入っています。私のアトピーや花粉症の患者さんの治療が、なぜか長引いてしまうことが時にありました。この方々は風邪を引くたびに、このぺリアクチンの入った市販の薬を服用していた患者さんたちであることがわかりました。これらの風邪薬は、鼻水や鼻づまりなどの見かけの症状を取りながら、同時に、本来のアレルギーを抑制しています。風邪が治ったあと、必ずリバウンドが繰り返され、アトピーをはじめとするアレルギーやリウマチの完治が遅れますので、服用しないでください。
松本医院の「なぜ」
病気とは何でしょうか?
病気とは、人体に不必要な異物が侵入してきたときにそれを排除しようとする正しい免疫の働きに見られる症状のことを病気だといえば一番わかりやすいでしょう。となれば、病気とは否定的に捉えるのではなくて肯定的に捉えるべきものではないでしょうか?つまり否定されるべきものは侵入してくる異物であり、病気そのものではないのです。言い換えると異物が人体に侵入しない限り、免疫の働きは行使される必要はないのです。この世から人体に必要な5大栄養素と水と空気以外の異物が存在しなければ、病気は絶対に起こらないのです。言い換えると、病気を起こす原因は人体に不必要な異物なのです。
それでは異物には何があるでしょうか?2種類しかありません。ひとつは、病原細菌であり、ウイルスであります。これらはワクチンと抗生物質で征服されてしまいました。つまり、間単に殺すことができるようになったのです。このために人類の寿命は飛躍的に延びました。ふたつめは何でしょうか?まさに近代化学が作った化学物質であります。この化学物質が人体に侵入したときに、それを排除する免疫の働きの症状がアレルギーとなるのです。
アレルギーとは何でしょうか?
アレルギーとは環境汚染物質を体内から排除する働きであります。何故アレルギーは増えたのでしょう?環境を汚染する農薬をはじめとする化学物質が極めて多く作り出されるようになったからです。実はリウマチもアレルギーのⅢ型であります。
膠原病とは何でしょうか?
膠原病はアレルギーと同様、環境汚染物質という同じ敵を排除しようとしています。ただ、膠原病はIgG抗体を用い、アレルギーはIgE抗体を用います。つまり武器を変えて戦っているだけの違いなのです。
アレルギー・膠原病はなぜ治るのでしょうか?
敵は無限に存在する化学物質や環境汚染物質であり、味方はアレルギーの場合は有限であるIgE抗体であり、リウマチの場合はIgG抗体やリウマチ関連抗体であります。排除しても無限に繰り返し入ってくる化学物質を永遠に排除することは不可能であり、有限は無限に絶対に勝つことはできないからです。ところが現代の医学は異物を排除しようとする免疫の働きを一時的に抑制するだけですから、IgE抗体やIgG抗体やリウマチ関連抗体が再び作り出されいたちごっこになり永遠に戦いが終わらないのです。従って免疫の働きを一切抑制せずにアレルギーの症状を楽にしてあげるだけで最後はIgE抗体やIgG抗体やリウマチ関連抗体が作られなくなるのです。これを発見したのは世界で私が初めてなのであります。これを自然後天的免疫寛容と名付けたのです。
リウマチの患者さんの家族の皆様に
他医院で治療をされていない初期のリウマチは、「風邪よりも治すのが簡単である」と言っても過言ではありません。しかし、私の患者さんは当院に来られる前に間違った現代医学の免疫を抑制する治療を受けて来られる方がほとんどです。従って、私の治療を始めると、間違って受けてきた治療の度合いに応じて、多かれ少なかれ必ずリバウンドが出現し、それに伴い、痛みが増強します。大量のステロイドを注射されたり飲まされてきた人、長期に渡って他の病院でリウマチ治療を受けてきた人は、激しい痛みのために、自分自身の身の回りの世話が不可能になる事態もしばしば遭遇します。
そのために、私の治療を受け続けるには、絶対に家族の協力が必要となります。ところが、遠方から来られる方や、お年寄りの方の中には、リウマチ治療の困難さを全く理解せずに、すぐにリウマチが治ると思って気軽に一人で受診される方がいます。実際の治療の困難さや、具体的な私の治療法、何より私自身を知ってもらうためにも、初診時には必ず家族の方と一緒に来て下さい。また、患者さんはもちろん、家族の方も私のホームページに記載されている理論とその証拠である手記を繰り返し読み、私の理論と治療法を理解してから来て下さい。
また漢方薬だけでは絶対にリウマチを治すことは出来ないのです。他の免疫を上げる鍼・お灸・漢方風呂などを総動員して初めて徐々に免疫は回復し、上昇し、最後はクラススイッチし、自然後天的免疫寛容となるのです。