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「全身性エリトマトーデス手記」

匿名希望 31歳 2012年5月26日

 (現代医学は間違いだらけでありますが、とりわけ間違いの根本は病気の診断のつけ方であります。診断名をつける原理が全く無く、極めつけの間違いは、最初に症状を見つけた人の名前をつけるという愚行であります。確かに100年前ならば病気の原因はまるっきり分からなかった時代もありましたが、今は全て解明できるのです。

 それでは病気を解明するとは一体どういう意味を持つのでしょうか?答えは極めて簡単です。まず病気とは何かを明らかにすることです。病気の正しい定義を書きましょう。病気とは人体に異物が入ったときに、生まれたときに全ての人間に付与されている免疫の遺伝子を発現させて、異物を排除しようとする戦いが病気なのです。つまり病気は正しい免疫の働きであり、恐れる必要はないのです。それでは病名はどのようにつけるべきでしょうか?これも極めて簡単です。病気の原因を解明し、それを病名にすればいいのです。つまり医学とは、この免疫の敵が何であるかを解明することであり、病気の原因である敵が明らかになれば、おのずから病名が決まるのです。

 ところが、病気の原因が分からない病気があります。それは一言で言えば遺伝子病です。病気の原因が分からないものは、まずは全て遺伝子病にひっくるめればよいのです。原因を解明するための研究に何十年間も費やされても原因が分からないものは、全て遺伝子病と考えてよいのです。ところが原因が分かっているにもかかわらず、医薬業界にとって都合の悪い病名はいつまでも残され続けます。

 その最たるものがメニエール病です。メニエールという医者が150年前に見つけた病気です。めまい、耳鳴り、難聴を主な症状とする耳鼻科の病気ですが、原因はヘルペスです。100%ヘルペスが原因であることは間違いありません。だいたい150年も研究して分からない病気というのはこの世にあると思いますか?もちろん癌は原因は分かっています。まさに遺伝子病です。持って生まれた絶対に必要な遺伝子が癌化するだけなのです。いわば癌は後天的遺伝子病というべきものです。言うまでもなく、メニエールは癌ではありません。メニエールで死んだ人も誰もいません。(メニエールに関してはここを読んでください。)従って正しくは、メニエール病は「ヘルペス性内耳神経炎」というべきです。さらに突発性難聴という間違った病名がありますが、これも「ヘルペス性蝸牛炎」というべきです。両者の治療は全てステロイドを投与して一時的に症状はよくなるのですが、その間ヘルペスがどんどん増え、再び免疫が回復すれば繰り返し同じヘルペスとの戦いが始まり、一生患者が苦しむことになります。残念です。原因が分かれば全て病気は治ります。つまり病名は病気を治す為につけるべきものなのです。現代文明で免疫の遺伝子が負ける敵などは何一つとしてないからです。

 さらにちゃんちゃらおかしい病名があります。頭のよい人ならもうお分かりでしょう。自己免疫疾患です。先ほど述べたように、病気は免疫と異物の戦いで起こるものですが、SLEやリウマチやMCTDや皮膚筋炎などの病気の原因は化学物質であるということは全ての医学者は知っているのですが、漏らせば薬という名の化学物質を作っている製薬メーカーがつぶれてしまうものですから、自分たちも研究費を製薬メーカーからもらえなくなる上に、製薬メーカーの助成金をもらって行い続けてきた派手極まりない医学会もやれなくなるものですから、考えに考えた末に自己免疫疾患という名前を編み出しました。つまり免疫が戦っている相手は自分の細胞であると言い出したのです。しかもなぜ、どのようにして自分を守る免疫が自分を殺し始めるのか、一切説明がないのです。自分を攻撃する免疫が悪いと病気の専門家である医者が言うものですから、無知な大衆は自分を攻撃しないように免疫を抑える薬をどんどん飲まざるを得なくなるので、医者にとっては最高の病名になったのです。患者は踏んだり蹴ったりの金を生む卵にしてしまったのです。このような病名を作り出す医学者たちがいかに賢い人たちかお分かりでしょう。

 皆さん、免疫が自分を攻撃するというようなとんでもないことをやると思いますか?そんなことをやれば皆すぐに死んでしまうのに決まっています。だからこそSLEは死ぬ、治らない、分からない、という原始時代の呪術師でも使わない言葉を書き並べて患者を脅かし、免疫を抑える化学物質を入れ続けてお金を稼いでいるのです。まさに免疫自殺を毎日やっている病気が自己免疫疾患であり、その中に含まれる代表的な病気がSLEであるのです。

 本当に人間とはいやらしい存在ですね。金のために真実に蓋をし、患者のエゴを奪い取るのみならず、命を奪ってまで金を儲けようとする人間存在のえげつなさをお分かりになりますか?しかもそれをヤクザがやるのならいざ知らず、命を救う最高の職業と言われている医者が白昼堂々と嘘をついて患者の命と金を奪い取っているのですよ?人間であり続けることがいやになりませんか?医聖ヒポクラテス以来、誰もがなりたいと思ってきた最高の徳と善のモデルである医者がこんなあこぎなことをやっているのに、金儲けが全ての損得の一般社会に悪が繁栄するのは当たり前だと思いませんか?

 近頃では世界中の銀行業界がイギリスのバークレイ銀行のスキャンダルでまみれていますが、三京円のお金に影響を与えるLIBORの不正などは、直接命に関わらないので、LIBORを決める当事者は何の罪の意識も感じないのは当然でしょうね。大飯原発も安全でしょう。だって今地震や津波が起こるわけではないのでしょうから。しかも金が儲かるわけですから、何が悪いのと思うのも当然でしょう。病気を作っても誰も責任を取らなくてもいいのにLIBORの利子を適当に都合よく変えて金を儲けて何が悪いのかと思うのも当然でしょう。皆さん、新しい人間の定義を教えましょう。「人間とは、好きなだけ悪いことをして金を儲けても責任を取らなくてもいい存在である」と。皆さん、悪いことをして金を儲けましょう!経済の発展のために!ワッハッハ!!若い皆さん、医者になって病気を作ってお金を儲けましょう!経済の発展のために!ワッハッハ!!

 本論に戻りましょう。全ての標榜科目の分野において間違った病名と間違った治療が150年以上も続いていますが、とりわけ耳鼻科にその間違いが多いようです。全ての科の病名や治療の間違いについてコメントすると、あまりにも量が膨大なので差し控えさせてもらいますが、SLEはまさに内科における最大の間違った病名であり、しかも治療もステロイドという間違った治療です。治療という言葉を発することさえ汚らわしい感じがしますが、かといって医者の治療を医者の間違った遊びとはいえないでしょうし。ワッハッハ!現代の病名は22000種類ほどありますが、遺伝子病を除けば病気の原因はヘルペスウイルスと化学物質だけなのです。なんと医学が簡単な仕事であるかが分かるでしょう。ワッハッハ!だって原因が分かればおのずから治し方も分かるからです。それが私が毎日やっていることなのです。しかも病気を治すのは患者さんの免疫ですから、医者が悪いことをして医原病を作ってこない限りは簡単な仕事なのです。しかし医原病の後始末ほど難しい仕事はないことも知っておいてください。これこそ私が毎日やっていることなのです。

 学問として医学が本格的に始まって150年以上経過しているのに、なぜこのような誤りが続けられているのでしょうか?それは病気の原因の解明を徹底的にやらないからです。いや正しくは、やり尽くして分かっているのですが、医学者たちが嘘をついているだけなのです。医学は原因の解明をやってしまうと金が儲からなくなるからです。ただ医者たちは賢い集団ですから、免疫が「何」と戦っていることは知っているのです。一介の出来の悪い死に損ないの老医が知っていることを、世界中の錚々たる医学大学の教授先生がご存じないと思いますか?この敵である「何」というのは現代文明においてはヘルペスか化学物質しかないのですが、言えないのです。真実を言ってしまうと、権威や権力が金儲けができなくなるからです。例えば、ちょうど政府当局者や高級官僚が「日本はアメリカの属国である」と真実を言ってしまえば、彼らは全てを失うことになるのと同じです。

 それでは「お前はなぜ医学のみならず、全ての分野で真実を語れるのか」と疑問に思う人もいるでしょうが、私が真実を語ったからといって失う権力や権威がまるでなく、それどころか真実を語ることによって逆にこのようなSLEの患者を治す事ができるからです。この患者は私の事を死ぬまで命の恩人と思い続けるでしょう。私は死ぬまでこの患者さんのみならず、家族や親族の皆さんの信頼を与えられ続けるでしょう。その手記の詳細のコメントがこれから始まりますが、私は何も個人的な名声のためや金儲けのために真実を語っているのではありません。実は私は世界一自分のエゴを愛しいと思う世界一嫉妬心の強い男であることを知っています。従ってその私のエゴを満たすためにお金は絶対に欲しいのです。しかしながら他人のエゴを傷つけて金を儲けることは絶対したくありませんし、しません。人間が社会で生きる正しい第一原理原則は、「他人のエゴを傷つけるな」であります。第二原理原則は、「他人のエゴを満足させてお金を儲けなさい」であります。あくまでもお金は、上に挙げた2つの人間としての社会原理を果たして稼ぐものです。つまり他人のエゴを傷つけないどころか、他人のエゴを助けるという2つの真実を実行して、その真実を実現して報酬としてもらうべきなのです。

 現在資本主義がおかしくなりはじめています。世界で一番賢いユダヤ人が牛耳っているアメリカの資本主義、世界の資本主義がおかしくなっているのは、真実を隠し、他人のエゴを犠牲にして自分たちだけのエゴを満たそうとするからです。これからはユダヤ人と一緒になって、賢い中国人が世界を支配することになるでしょう。いやひょっとすれば中国とアメリカが、いや有色人種と白色人種が世界の覇権を争って、第3次世界大戦が始まるかもしれません。何のために?支配力を持ち、他人のエゴを傷つけて、思う存分好きなだけ金儲けをするためです。残念です。

 人間の生活は99%が損得で動く金の世界であります。損得の世界は真実には関係ないように見えますが、それでも他人のエゴを傷つけて自己のエゴだけを満足させる金儲けは間違っています。ましてや医学の世界は金より大事な命を相手にしている世界です。他人の命を損ねて金儲けを第一に考える現代の医薬業界は、深く反省し悔い改めて真実で満たすべきです。世界中を真実で満たすことによって命を救い、健康を取り戻すことによってその報酬としてお金をもらうべきです。

 元に戻りましょう。彼女のSLEを治すという真実をやったのは誰だと思いますか?彼女のSLEを治したのも実は私ではないのです。彼女の免疫であるのです。彼女の免疫の遺伝子を正しく理解し、正しく免疫を取り戻し、正しく指導してあげただけなのです。私の漢方、私の中国医学、私の理論が治したわけではないのです。要するに、彼女をヘルプしただけなのです。彼女は耐えに耐えて自分の免疫と化学物質とヘルペスとの戦いを最後までやり遂げ、ヘルペスを自分の神経節に閉じ込め、化学物質と共存しただけなのです。私が彼女の命の恩人なのではありません。彼女の命の恩人は彼女の免疫の遺伝子なのです。

 最初の病名の話に戻りましょう。SLEはご存知のように、英語では、Systemic Lupus Erythematosusで、日本語に“全身性紅斑性狼瘡”と訳されます。英語の頭文字をとってSLEと言われるのです。全身性は文字通り体中どこにでも症状が起こることを意味し、エリテマトーデスは紅斑(エリテマ)症を意味し、本疾患に特徴的に生じる皮膚の症状に由来します。特に患者の両頬が紅くなるのが特徴です。愚かな医者は両頬が紅くなるだけで「皮膚エリテマトーデス」と診断名をつけて、ステロイドしか生きるすべはないと言わんばかりに患者を絶望させることがしばしばあります。なぜならばエリテマトーデスを調べれば分かることですが、「絶対に治らない、死ぬことがある」と不幸のどん底に落とされてしまうような記述があるからです。英語の病名中にあるlupusはラテン語で狼の意であり、「狼に噛まれたような」と称されるSLEの皮膚症状より名づけられたものです。ニホンオオカミは1905年を最後に見た人が誰もいなくなりました。従って日本人は狼を動物図鑑でしか見たことがない人がほとんどなので、狼に噛まれて頬が紅いという連想はないので、ますますこの病名の異様さが患者を苦しめるのです。

 全ての分野でアメリカに日本は支配されていますが、医学も例外ではありません。アメリカで付けられた病名が、何の批判もされずにストレートに日本に輸入されたのです。SLEの最も正しい病名は、「全身性化学物質排泄症」です。このような病気が起こるのは、まさに現代文明は化学物質文明であるからです。従ってこの病気の責任はこの化学物質を作った会社にありますが、誰も訴訟しません。訴訟する相手が強すぎます。アッハッハ!化学物質会社を訴訟することは、現代文明に対して訴訟するようなものです。勝ち目はゼロです。しかしながらこの膠原病やアレルギーを引き起こす化学物質と共存できるようになるのです。この共存を不可能にしているのが現代医学の間違った薬であり治療なのです。私の治療は、人間が作り上げた化学文明と共存できるようになればSLEは治るのだと証明しているのです。彼女がその証人なのです。

 さらにヘルペスに関しては、間違ったステロイドを入れられるために、どんどん増殖したヘルペスといつまでも戦わなければならないので、「ステロイド性医原病」のひとつなのです。ヘルペスについての正しい病名は「医原性ヘルペス増殖症」であります。この患者さんが当院に来られる前に、七転八倒された痛みの主要な原因は、実は化学物質よりもヘルペスとの戦いだったのです。このときも様々な病院でステロイドを使うよう言われたのですが、彼女はステロイドを絶対に使うことを拒絶したので、当院に来られたときには自分の免疫の力でヘルペスを殺していたので、私の治療中は全身の痛みよりも、クラススイッチした後のアトピーの症状の方がひどかったのです。彼女は既にSLEのために胸膜炎や心膜炎を起こしていたようですが、ステロイドを一切使わなかったので、医原性ステロイド性リバウンドがなかったので治ったのです。

 私は実は今までにもSLEと診断されてきた患者さんを数多く見て治したことがあるのですが、SLEという程の全身性の膠原病ではなく、リウマチであったりシェーグレンであっただけですから、手記もSLEというタイトルで書いてもらったことがないのです。ところが彼女は某国立大学の医学部の膠原病の権威であるボス教授に診断されてこられたので、SLEのタイトルで手記を書いてもらったのです。もちろん全身からリンパ液を出し、ヘルペスも大量に殺し、リンパ液にヘルペスを排泄するという戦いもやっていました。全身性の痛みはヘルペスとの戦いでよく見られることであり、世界中の医学者はこの全身性の痛みの症状がヘルペスであるという事に気づいていないのは残念至極であります。もちろんこのとき大量のステロイドを投与すれば、ヘルペスとの戦いがなくなり、一挙に症状は消えてしまうのです。同時にヘルペスがさらに人体の神経に増え続け、免疫が取り戻されたときに再び地獄のようなヘルペスとの戦いで生じる痛みが出るのです。このような経過を現代医学はステロイドを入れて症状がよくなったことを「寛解」と勝手に名づけ、再び症状が出たときに「再燃」と名づけるのです。訳の分からない文学が医学になっているのです。

 皆さんお分かりでしょう。医学は病名のつけ方が間違っているのみならず、間違った治療の中で見られる現象の中にも間違った言葉をつけ続けていることもお分かりでしょう。だからこそ現代医学は宗教であり、文学であり、間違った医学は必要ないと主張し続けているのです。いずれ私も真実を語りすぎているので医薬関連業者に殺されるでしょうが、それまでは真実を語り続けるために生き続けます。ワッハッハ!患者の皆さん、最後まで殺されないように支援してください、お願いします!ワッハッハ!)

 

 先日、コメディーミュージカルの舞台を観た。 その中にあったセリフ。 「あんた 生かされているのよ!」 津波で家族を失った男性に向けた言葉だったのだが、 まるで、その言葉は、わたしに向けられているようだった。 「わたし 生かされている」 あたたかな何かが胸いっぱいに溢れ出したように感じた。

 

 約一年前、「全身性エリトマトーデス」という耳慣れない難病の診断を受けた。 この手記を書いている2012年7月現在、わたしは「生かされ」、2度目の生を受けたような感覚を持っている。この手記は約一年にわたる、膠原病の治療の記録である。

 (書き出しはまるで白光な美女が幸せを取り戻すプロローグのような感じがします。医学会で発表すべき貴重な闘病記録でありますが、まるでロマンの世界にいざなわれるような気がしました。死ぬか生きるかの瀬戸際にあった素敵な乙女が、コメディーの舞台も見ることが出来るようになったのは、まるで奇跡のように思えますが、彼女の幸せを取り戻したのは、彼女の免疫と彼女自身の信念と、家族の皆さんの温かい手助けがあったからです。彼女は広島の遠路からはるばる大阪の高槻までいらしておられたので、しかも症状が激越であったために、頻回に当院に訪れることが出来なかったので遠隔治療とならざるを得ませんでした。私の診察は重症患者ばかりで、全ての患者さんの名前と顔が一致することは不可能でありましたが、彼女のつぶらで聡明そうな瞳と第一印象で心に強く残っていました。

 私は診察のときに、過去にどんな症状があったかやどんな治療をしてきたかは患者さん本人に記載してもらっています。ところがこの手記には、当院に来られるまでの症状や医者とのやり取りが生々しく描かれ、当院に来るまでに乗り越えた苦難が手に取るように分かるので感動的です。どうせ医者が悪いことをする度合いに応じて、リバウンド現象も出るものですから、現代の間違った治療を全てやめれば、その度合いはおのずからわかるので、どの医者がどんな治療をしたかを聞くことはありません。困ったときは常に電話連絡をし、免疫をヘルプする適切な指示を出せば、あとは本人免疫が治してくれます。ただ常にポイントがあります。一つは感染症です。熱意が出ればまず感染症を考えるべきですが、膠原病であるときはリバウンドで40度以上出ることもざらです。この見分けをつけることがまず第一点です。ふたつめは脱水症状です。激しい炎症が起こると血管から組織に液性成分が大量に漏出し、循環血流が減りすぎることがあります。このとき急性の腎不全が起こることがあるのです。なぜならば腎臓は乏血に弱いからです。この2点をいつも念頭に入れて、困ったときには休みの日にも携帯に電話をしてもらうようにしています。さらに膠原病がアトピーにクラススイッチしたときは、ますます皮膚からリンパ液が大量にもれ出て行きますから、ますます脱水症状に機をつけねばならないのです。ところが彼女の場合は尿の出が悪くなっても、熱が出ても、全て自分で判断し、疑問に思うときは私の患者さんの書いてくれた膨大な手記を読み、膨大な私のコメントを読み続けて納得していたようです。すごく自立した立派な女性です。彼女には伝えておきました。「ステロイドは病気を治す為に使うべき薬ではない、死ぬか生きるかの時にだけ使うべき神様からの贈り物です。」と常々伝えていたので、彼女もいざとなればステロイドを使う覚悟はあったようです。しかしながらステロイドを一度使えばリバウンド現象がどれほど辛いものであるかを知っていたので、最後の最後まで踏みとどまり、耐えに耐えてあらゆる病気の中で難病中の難病といわれるSLEをほとんど治してしまったのです。というよりも、IgGの膠原病の世界をIgのアトピーの世界に変えてしまい、今最後に残ったアトピーの残りを治そうとしているのです。つまり自然後天的免疫寛容を起こすべく治療を続けておられるのです。)

 今日はここまで 2012/07/19

 《要約》

 30歳の夏に突然の発熱を伴う強い胸痛および心膜炎・胸膜炎・倦怠感のため、病院をいくつか回ったが病名がわからなかった。大学病院で膠原病の全身性エリトマトーデス(SLE)ということがわかり、精査入院およびステロイド治療が必要と診断されたが、大学病院での入院治療を始める前に松本医院でステロイドなしでの治療を開始し、リバウンドと顔と上半身の激しいアトピーを経験した。今現在はSLEの症状はほとんどなく、アトピーの症状も徐々に引いてきている。

 (突然の発熱を伴う様々な症状が出たのですが、実は突然ではないのです。心膜炎や胸膜炎や倦怠感が出るまでに、実は長年にわたる免疫の抑制があったのです。免疫の抑制というのは、免疫の遺伝子の発現を抑制することです。この免疫の遺伝子を抑制することは一体どういう意味を持つのでしょうか?詳しく説明していきましょう。

 

 何のために免疫の遺伝子が38億年かかって作り上げられたのでしょうか?答えは簡単です。生命の存続に不必要な異物が侵入したときに、それを排除しなければ生命の維持は不可能となります。あらゆる原始的な生命体から、高等動物である脊椎動物に至るまで免疫の遺伝子を持っています。ただその複雑さの度合いや、精巧さの度合いは、種の進化の度合いによって様々であります。

 ただ大きく免疫の働きを先天免疫と後天免疫のふたつに分けることができます。脊椎動物以外は先天免疫だけしか持っていませんが、人間を筆頭とする脊椎動物は後天免疫を進化させたのです。後天免疫は簡単に言うと、リンパ球を新たに作り、最終的には抗体というものを作り上げ、あらゆる異物である敵を処理してきたのです。もちろんこの抗体を作るためには先天免疫の働きが必要であるのは言うまでもありません。その詳細に関しては、このホームページのいたるところで詳述していますから勉強してください。

 この抗体を作る働きを高めるためにワクチンというものが作られ、この文明の世界から命を奪い取る敵であるウイルスや細菌に対しても負けることがなくなりました。まさにワクチンが作られることができたのも、脊椎動物が抗体を作るまで進化したからであります。今なお免疫が戦わなければならない細菌やウイルスというのは、ワクチンが作れない病原菌に対してだけであります。ワクチンが作りにくい細菌には、黄色ブドウ球菌、レンサ球菌、緑膿菌、0-157や0-111で有名な大腸菌、胃潰瘍や胃がんの原因菌といわれているヘリコバクターピロリ、ボツリヌス菌、生物化学兵器で有名な炭疽菌などがあります。一方、ワクチンが作れないウイルスも数多くあります。そのようなウイルスの中で文明社会に最後まで人体に残り続け、死をもたらすものではないけれども、人間のあらゆる不愉快な神経症状をもたらすのはヘルペスウイルスであります。にもかかわらずヘルペスウイルスに対してはワクチンが作りにくいのです。もちろん風邪のウイルスは、あまりにも種類が多いのに加えて、強い敵ではないので、自分の免疫で殺すことができるので、インフルエンザウイルス以外はワクチンを必要としないのです。

 それではまず、なぜヘルペスウイルスに対してワクチンが作れないのかを説明しましょう。その前にもう一度ワクチンとは何かを根本的な側面から説明しましょう。例えば今は地球上から完全に撲滅された人間の天然痘のワクチンについて述べながらワクチンの本質を語りましょう。1796年にイギリスのエドワード・ジェンナーは、医学(免疫学)のことは何も知らずに、牛の天然痘にかかった乳牛からミルクを搾り取る女が、人畜共通の牛の天然痘にかかっても皮膚にわずかに生ずる膿瘍だけで終わることに気がつきました。ところがジェンナーは、この乳絞りの女が人間の天然痘のウイルスに感染しても天然痘にならないことに気がついたのです。ジェンナーの時代は天然痘にかかった人の多くは死んでいきました。命を失わない人でも天然痘にかかった傷跡が顔に残り、二目とも見られない醜さを残したのです。

 そこで彼は思い切って実験をしたのです。牛の天然痘にかかった女の病巣から膿を取り出して、この膿をジェームス・フィリップスという少年に打ちつけたのです。しばらくしてからこのフィリップス少年に別の人間の天然痘にかかった人の傷跡から取り出した膿を打ちつけたのですが、フィリップス少年は人間の天然痘にはかからなかったのです。偶然にもこの実験は成功したのです。現在ならばこんな実験は絶対に許されないことなのです。この実験の偶然の成功によってワクチンの道が開かれたのです。ワクチンという名前をつけたのはパスツールです。ジェンナーが天然痘(痘瘡)の予防に用いた牛痘をラテン語でVacca(メス牛)と呼ぶことに由来しているのです。

 このジェンナーの実験を免疫学から解説しましょう。牛の天然痘と人間の天然痘のウイルスは違うのに、なぜワクチンになったのかと疑問に思う人がいるでしょう。ワクチンの目的は本物の敵が来たときに、その敵に対してIgG抗体を簡単に作るように、免疫に覚えさせることなのです。いわば本物の敵に似た弱い敵を免疫に覚えこませて、本物が来たときにすぐに殺せる武器であるIgGをすぐに作れるように準備しておくためにワクチンが用いられるのです。それではなぜ偽者の敵を覚えているだけなのに、よく似た本物の敵に対しての抗体が作れるのでしょうか?これについて説明しましょう。

 抗体を作るためには、まず人体に入ってきた敵を樹枝状細胞がくわえこみ、その敵のタンパクをペプチドまで断片にして、MHCⅡというタンパクと結合させ、樹枝状細胞の細胞膜に出します。これをMHCⅡ-ペプチド複合体といいます。この複合体をリンパ節にまで運んでいき、この複合体を認識するT細胞を探し求めます。全身にはリンパ小節を入れて3000個のリンパ節があると言われています。その3000箇所のいずれかのリンパ節で、必ず樹枝状細胞が細胞膜に提示しているMHCⅡ-ペプチド複合体を認識するT細胞と出会います。このMHCⅡに結びついた敵がT細胞と結びつき、T細胞はCD40Lというタンパクを膜にたくさん作り出します。

 一方、抗体を作るB細胞はどのようにしてT細胞が認識した同じ敵を見つけることができるのでしょうか?先天免疫で非常に重要な役割を占める先天免疫には、補体というタンパクがあります。この捕体の仕事は4つあります。1つは細菌と結びついて溶かし殺すことです。2つめは、細菌と結びついて好中球や大食細胞に食べやすいようにさせることです。これを補体のオプソニン作用といいます。この作用は抗体も持っています。3つめは、補体は敵が侵入した場所に他の様々な免疫系の細胞を集めるケモカインといわれる仕事をします。このケモカインの日本語訳は“化学走行性”と訳されていますが、詳しくいうと、他の様々な白血球が敵がいる戦場に走って集まっていく力を与える作用といってもよいのです。最後の4つめの仕事は、敵と結びついてリンパ節までその敵を運び、リンパ節に濾胞樹枝状細胞に敵を提示するとことです。この濾胞樹枝状細胞は今まで述べてきた樹枝状細胞とは違った細胞であることを確認してください。

 この4つめの補体の仕事である、リンパ節まで敵を運んで、リンパ節に住んでいる濾胞樹枝状細胞に敵を見せるのは何のためでしょうか?この濾胞樹枝状細胞には補体と結びつくレセプターがあり、結びついたときに濾胞樹枝状細胞は、補体と結びついた敵を捕まえて、それらを密に寄せ集め、この敵(抗原)をBリンパ球にある数多くのレセプターに橋を順に架けるようにして繋げていくのです。これを「抗原がB細胞レセプターをクロスリンクする」とか「抗原の架橋」といいます。ところがこの特別な敵と結びつくBリンパ球はどのリンパ節にいるのかわかりません。本来、濾胞樹枝状細胞は生まれたときから同じリンパ節に住んでいるものですから、移動することはできません。しかしながらBリンパ球は血流やリンパ流に乗ってリンパ節を始終点々と動き回ることができるものですから、必ずこの抗原とピッタリあうBリンパ球と出会うことになるのです。一方、敵(抗原)と結びついたTリンパ球も血流やリンパ流に乗って同じ敵と結びついたBリンパ球を探し回り、最後は同じ敵を認識したTリンパ球とBリンパ球が同じリンパ節で出会うことになるのです。先ほど述べたように、抗原を認識したTリンパ球はCD40Lというタンパクを大量に膜に表出し、他方同じ抗原を認識したBリンパ球はCD40というタンパクを膜に表現します。このようなTリンパ球とBリンパ球が結びつくと、Bリンパ球がどんどん増殖しこの特定の敵(抗原)に対して特異的な抗体を作り出すのであります。

 ここでワクチンを語るうえで大事なことでありますが、敵をやっつけた後、この敵を認識したTリンパ球とBリンパ球は消え去ってしまうのではなくて、一部は免疫記憶T細胞や免疫記憶B細胞として残るのです。ワクチンは本物の敵そのものではなくて、よく似た偽者の敵であることは述べました。つまり、T細胞やB細胞に認識されるよく似た共通のペプチドを持っているのです。Tリンパ球もBリンパ球も、敵全体、つまりウイルス全体、細菌全体を敵として認識しているのではないのです。その一部を敵の代表して認識しているだけなのです。従ってこの一部を“抵抗すべき源”という意味で抗原と呼ぶのです。ですから、牛の天然痘のウイルスと人間の天然痘のウイルスは共通のペプチドを持っていたために、エドワード・ジェンナーは向こう見ずな実験に成功したのです。もし両者に共通の抗原がなければ、ジェンナーはこの実験に失敗したか、ひょっとすればフィリップス少年に新たなる病気を作っていたかもしれないのです。ちょうどAIDSのように。AIDSのウイルスはHIVといわれ、このHIVの起源はチンパンジーであるといわれており、それが人間に感染して病原性を発揮したのですから、ジェンナーは本当に幸運だったと言えるのです。

 長いワクチンの意味についてのイントロダクションはここまでにして、なぜヘルペスウイルスが人間の免疫から回避して、いつまでも人間が死ぬまで人体に潜み続け、現代文明に最後まで残り続ける敵となるかについていくつか箇条書きをしておきましょう。その後に本論のヘルペスウイルスに対して、どのようにしてヘルペスウイルスが持っている免疫回避機構のためにワクチンが作れないかをイントロダクションをも利用しながら説明しましょう。

 1、ヘルペスに対する防御免疫タンパクを作るための人間が持っている遺伝子の発現をスタートさせるメッセンジャーRNAを分解させるタンパク質をヘルペスが持っているため。

 2、ヘルペスウイルスはインターフェロンの働きを抑えます。皆さんがご存知のようにB型肝炎ウイルスやC型肝炎ウイルスを殺すためにインターフェロンが使われています。ヘルペスウイルスはこのインターフェロンの働きを抑えるのです。

 3、樹枝状細胞の働きをヘルペスウイルスは阻害することができるのです。上に述べたように、樹枝状細胞はヘルペスウイルスのタンパクの断片をT細胞に提示するために必要ですが、この仕事をできなくさせてしまうのです。

 4、ヘルペスウイルスは、補体作用を働かなくさせるのです。補体は敵であるヘルペスウイルスと結びつかなければ、Bリンパ球に敵であるヘルペスウイルスを提示することができません。

 5、Bリンパ球がヘルペスに対する特異的な抗体を作ったとしても、この抗体のしっぽに大食細胞や好中球をひっつかなくさせてしまうのです。

 6、キラーT細胞の働きをさせなくします。キラーT細胞は別名、細胞傷害性T細胞ともいいます。英語でCytotoxic T Lymphocyte(CTL)といいます。キラーT細胞がヘルペスウイルスが感染した細胞を殺すときに、どの細胞にヘルペスウイルスが感染したかを知らせる情報が必要です。MHCⅡと似たMHCⅠというタンパクは全ての細胞にあります。(MHCⅡは4つの細胞しか持っていません。樹枝状細胞、大食細胞、B細胞、胸腺の上皮細胞の4つです。)この全ての細胞が持っているMHCⅠというタンパクにヘルペスウイルスの断片であるペプチドと結びついて、これを細胞の膜に提示します。このMHCⅠ-ペプチド複合体を認識したCTLがこの自分の細胞もろともヘルペスウイルスを殺そうとするのですが、このCTLの働きをなくしてしまうのです。

 7、ヘルペスウイルスは自分が入り込んだ人体の細胞が自殺しないようにするのです。この自殺を細胞のアポトーシスといいます。人体の免疫はヘルペスウイルスを殺すために自分の細胞も殺そうとするのですが、ヘルペスウイルスはそれをさせまいとするのです。このアポトーシスを起こす働きを持っているのもCTLであります。)

 今日はここまでです。2012/07/26

 (なぜ前回はあれほどヘルペスについてこだわったか、理由がお分かりでしょうか?まさにこの患者さんの免疫の戦いの相手のひとつはヘルペスウイルスであったからです。現代文明に残された人体の敵、つまり人体の免疫の敵はヘルペスと、もうひとつの文明が作り出した目には見えない化学物質だけであります。この患者さんも、この化学物質とIgGで戦ったために見かけの病気はSLEであったのですが、最後は自分の免疫でAID遺伝子をONにして抗体のクラススイッチを行い、子供のときからあったアトピーに変えて、最後はIgEと化学物質と戦い現在は免疫寛容の道を歩みつつあるのです。

 抗体のクラススイッチを行うAID遺伝子を発見された、京都大学の本庶佑先生にロベルト・コッホ賞が授与されました。彼は1997年に既にクラススイッチを行うBリンパ球のAID遺伝子を発見したことによってノーベル賞候補に推され時の人になられたのですが、彼ほど優秀な医学者でもクラススイッチの臨床的な意味を全くご存じないことが至極残念です。免疫は、IgGで敵を殺すことが出来ないときには、排除するIgEにクラススイッチしてアレルギーに変えてしまうという臨床的意味をまだ気づかれていないようです。

 なぜでしょう?答えは簡単です。彼ほどの人物でも、クラススイッチをしなければならない敵は、文明生活で毎日摂取される飲食物に含まれる化学物質であることを認めようとしないからです。もし彼は認めてしまえば、特任講座教授を辞めざるをえないからです。というのは、彼は小野製薬から5年間にわたって合計2億円の研究費を得ているからです。小野製薬はまさに抗アレルギー薬であるオノンを売って、彼の研究費を渡しているからです。オノンは遅延性のアレルギーで重要な働きをするロイコトリエン受容体に選択的に結合し、一時的に気管支喘息やアレルギー性鼻炎の症状を取る薬であります。このような遺伝子の働きを変えるような薬屋からお金を貰って遺伝子の研究を続けることの矛盾に葛藤することはないのか、彼に聞きたいものです。同時にIgGをIgEに変えることがクラススイッチの意味ですから、IgEに変えられた免疫の遺伝子がアレルギー反応を起こすことがクラススイッチの臨床的意味です。このような働きを止める薬がオノンですから、何のためにクラススイッチの研究をなさっているのか知りたいものです。

 ちなみにここ連日新聞でスキャンダルな記事が載せられ続けています。京大の薬学部の創薬学の辻本豪三教授が、医療器具販売会社に長年に渡って公的な研究費を裏から上手に流用し、私的に利用してきたために逮捕されたのです。彼は島津製作所のノーベル賞を受賞した主任研究者である田中耕一氏の共同研究者であり、田中耕一氏の名誉を傷つけることになったのも残念なことです。

 日本がバブルの破裂以後、ますます金儲けになりふりかまわず驀進しています。学問と金儲けがタイアップし、正しくお金を稼ぐことは最高でしょうが、遺伝子を変え、免疫の働きを抑える薬しか作れないわけですから、医学者が研究すればするほど病気を作る薬が作られるだけで、病気を治す為の医学の進歩には貢献するどころか、患者を犠牲にして金儲けをするだけですから、このような研究は一切やめた方がよいのです。研究は38億年かかった人間の免疫の働きとその免疫の遺伝子だけを明らかにするだけで医学研究は終わるのです。免疫の遺伝子を金儲けのタネにしてはいけません。

 この患者のSLEを治したのも、私の漢方でもなく私の医者としての技量でもないのです。彼女の免疫の働きを完璧に理解し、それをヘルプしてあげただけなのです。このSLEを治したヒロインは彼女自身であり、彼女自身の免疫であるのです。SLEは世界中の医学者が自己免疫疾患の代表であると言い張っていますが、自己免疫疾患などという病気は何ひとつないのです。ない病気を医者たちは捏造し、捏造した病気の治し方を国からお金をむしり取って新たなる病気を作り、新たなる金儲けに日夜邁進しているだけです。悲しいことです。自己免疫疾患はないというのはここを読んでください。

 《要約》

 30歳の夏に突然の発熱を伴う強い胸痛および心膜炎・胸膜炎・倦怠感のため、病院をいくつか回ったが病名がわからなかった。大学病院で膠原病の全身性エリトマトーデス(SLE)ということがわかり、精査入院およびステロイド治療が必要と診断されたが、大学病院での入院治療を始める前に松本医院でステロイドなしでの治療を開始し、リバウンドと顔と上半身の激しいアトピーを経験した。今現在はSLEの症状はほとんどなく、アトピーの症状も徐々に引いてきている。

 (突然に病気が起こったような書き方がされていますが、現代文明で突然起こるのは風邪しかないのです。実は彼女も子供のときにアトピーがあり、アレルギー性鼻炎があり、既に、アレルギーや膠原病を起こす原因である化学物質は生まれたときに入り込んでいるのです。いや、受精した瞬間から胎児であるときから、まさに生まれる前から母親の胎盤を通じて化学物質は入り込んでいるのです。近頃生まれたときからアトピーの赤ちゃんもどんどん増えてくるようになりました。玉のような肌の代名詞である赤ちゃんの肌が、今や最も醜いガサガサとした厭うべき肌を持って生まれてくる子もいるのです。この原因が化学物質であることを世界中のどんな医学者も認めようとしないのです。嘘つき医学の出発点です。悲しいことです。

 いやもっと悲しいことがあります。近頃はクローン病や潰瘍性大腸炎を持って生まれる子も見られるようになりました。子供のリウマチも増えています。私の患者さんにも何人かいます。なぜアレルギーで生まれるべき子供が膠原病になって生まれるのでしょうか?妊婦のストレスであります。妊婦はできちゃった婚で結婚するつもりだったのですが、周囲からの強い反対を受けて激しいストレスにさらされ、これに対抗するために最大限の副腎皮質ホルモンを出し続けます。このようにして作られたステロイドホルモンは胎盤を通じて胎児に運ばれ、徐々に出来あがった胎児の免疫の抑制を行い、胎児のBリンパ球のAID遺伝子がONにならないで、IgEがIgGにとどまり、アトピーの代わりにクローン病になって生まれてきてしまうのです。このような遺伝現象をエピジェネティクスな現象といいます。

 彼女も生まれたときに遺伝子の中に化学物質を認識する優れた遺伝子の多様性を持っており、子供のときからAID遺伝子をONにできなかったら、実を言えば膠原病になっていた可能性があるのです。ただ子供に膠原病が少ないのは、大人に比べてはるかにストレスがないことがひとつです。さらに生理が始まると、つまり女性ホルモンが増えてくるとさらに副腎皮質ホルモンも増加してきますから、女性の膠原病が増え出すのです。化学物質が世界でもっとも高濃度に見られる日本では、毎日毎日私たちは化学物質にさらされているのです。このような超高濃度化学物資社会である日本の中で、彼女も社会に出てから様々なストレスがあり、もちろん真面目で繊細な責任感の強い女性ですから、他の人よりもはるかに様々なストレスに耐えるためにステロイドホルモンを出し続けていたのです。徐々に徐々にアレルギーが膠原病になりうる免疫のAID遺伝子がOFFになる準備がなされていたのです。そして30歳になって“突然に”という形容詞がぴったりの症状が自覚されるようになったのです。30歳前の健康であったと思われる時期のデータがあれば、必ずIgG抗体が多かれ少なかれ上昇しているはずです。そのデータを探してもらうつもりです。

 ここで私が言いたいことは、自分の副腎皮質ホルモンが膠原病を生み出すのであるということを知ってもらいたいのです。この副腎皮質ホルモンを過剰に出し続ける心のあり方がSLEやMCTDや他の全ての膠原病を作り出しているということなのです。この真実を世界中のどの医学者も気づいておらず、膠原病の患者の治療もまたまたま免疫のAID遺伝子をOFFにさせ続けるステロイドをはじめとする全ての免疫抑制剤を使うことに終始してしまっているのです。膠原病を作る原因と膠原病を治せない治療が全く同じであることに気がついていないのです。膠原病を治す治療は、ステロイドを一切使わないうえに、患者の心のあり方を100%変えてもらう必要があるのです。もちろんその上に鍼やお灸や漢方煎剤や漢方浴剤を用い、免疫をヘルプしてあげることが医者の務めとなるのです。SLEを治すのに何の奥義もなく、秘密の処方もなく、ただただ免疫を上げる道を歩めばよいのです。これだけで彼女のSLEは治ってしまったのです。

 一番難しいのはやはり心のあり方なのです。出来る限りステロイドホルモンを出さないような心のあり方であります。人の幸せを心から喜んであげることが免疫を最高に上げる心の持ち方です。最悪の心のあり方は嫉妬であり妬みであります。グローバルに人間の心は嫉妬と妬みで膠原病を増やす原因となっています。ますます膠原病は増えていくでしょう。残念です。)

 目次

1. はじめに(謝辞)
2. 発症までの主な病歴
3. 2011年7月の発症
4. 医療センター 内科、循環器科受診 2011.8.2、8.11、8.23
5. 大学病院 膠原病科受診2011.9.13
6. 松本医院を知る
7. 膠原病(全身性エリトマトーデス)の診断 大学病院 膠原病科、循環器科
8. 病状
9. 松本医院へ 2011.9.21
10. 治療開始 2011.9.22
11. 入院を断る
12. 大学病院 2011.9.27
13. 辞職
14. 大学病院 2011.10.4
15. 大学病院 2011.10.18
16. 治療経過 リバウンド
17. 治療経過 アトピー
18. 終わりに ~ 幸運
19. 血液検査データ表

 1.(はじめに)

 松本先生・松本医院のスタッフの方々に、心より感謝申し上げます。 そして、治療中励ましてくれた家族・友人・知人に大変感謝しています。 特に母は漢方薬を毎日煎じてくれ、お灸も手伝ってくれました。また精神的に参ってしまった時もたくさん助けてもらいました。母の助けなしにはこの病気を乗り越えることはできなかったかもしれません。

 (免疫を上げて膠原病の根本治療を継続するためには必ず家族のヘルプが必要です。当院に受診されるときには患者さん自身が必ずまず私のホームページの理論と、先輩である患者さんの手記と、私のコメントを出来る限り読み尽くされ、同時に患者さんだけではなくて家族にも充分理解して来ていただきたいのです。現代の医療がいかに間違っているかを理解すると同時に、自分が病気を治す主人公であることを骨の髄まで理解しておいてもらいたいのです。病気を治す際に最も偉いのは医者ではなくて患者自身であることを徹底的に理解してから受診してください。

 私は怒りんぼうですから、人の噂だけで受診したり、なんとなく治してもらいたいために受診することは許されません。なぜ私が怒りんぼうで気が短い男なのかを説明しましょう。世の中の悪は全て一般大衆の無知から生まれるのです。逆に言えば、ずる賢い人たちが一般大衆の無知を利用して金儲けをやっているからこそ悪が生まれるのです。現代人は未開人でもなく野蛮人でもなく、物が解る人だと私はいつも考えています。ところがそうでない人に出会うと期待を背かれ、従って無知に対する私の怒りがときに爆発することがあるので充分理解してきてください。

 自分の病気について無知である人は絶対に自分の病気は治せないことを知ってください。私が患者さんの病気を治せるのは、患者さん自身の免疫であることを絶対に忘れないで下さい。自分の免疫でしか自分の病気を治せないわけですから、自分の病気の本質を、かつ自分の病気の治し方を充分に完璧に知ってもらいたいのです。私が一番嫌いな人は自分の病気について無知なる人です。自分の病気の事を知らない無知な人を私は一番忌避します。ぜひ自分の病気の全てを勉強してから受診してください!

 この世に自分の免疫で治せない病気は死なない限りありません。間違った医療で医者が患者を殺さない限り死ぬ理由はありません。ただし当院に来られるまでに治せない治療を長くやってこられた人は必ず症状が激しくなり、患者さんが耐えられるかどうか、やってみなければ分からないこともあることを付け加えておきます。その意味で、このSLEの患者さんは、耐えるだけ耐えてくれたことに感謝します。死ぬようなときだけステロイドを使えばいいのです。

 私の膠原病やアレルギーの治療は自分の病気を治せる根本治療であります。ところが自分自身の心で自分の免疫を抑えたり、医者が抑えたりしてきた度合いが長く強いほど、免疫の遺伝子が修復され続けるときにリバウンドが長くかつ激しく生じ、さらにクラススイッチが起こりにくく、しかも最後に免疫寛容を起こすまで苦しまなければならないのです。その苦しみは私の根本治療を実際にやるまでは誰も分かりません。その途中リバウンドに我慢できなければステロイドを用いざるを得ません。このときには症状は楽になりますが、同時に私との縁は切れてしまいます。ご理解下さい。)

 2.(発症までの主な病歴)

小学生:アレルギー性鼻炎
中学生:鼻炎は治る。
高校生:腹痛、埃っぽい場所に行くと軽い喘息症状
大学生:軽い喘息症状、腹痛、手首の痛み

 (この手首の痛みはリウマチの症状だったのです。この患者さんはアレルギー性鼻炎を喘息に変えただけで、アレルゲンに対して自然後天的免疫寛容は起こしていなかったのです。当然風邪を引くと喘息症状が出ますから、そのたびに知らず知らずにうちにステロイドを使ってきた可能性大です。)

社会人:
・ 22歳の夏:伝染性単核球症、

 (日本人の女性で伝染性単核球症にかかる人は非常に珍しいのです。よほど免疫の落ちている人しかかからないのです。ヘルペスウイルスのひとつであるEBウイルスによるものです。EBウイルスに感染する人は免疫を医者に抑え込むステロイドをたっぷり使われてきたからです。この伝染性単核球症の様々な症状を取る為に医者は再びステロイドを用いた可能性があります。)

40度の熱、約2週間入院。薬は2・3種類、点滴。

 (この熱の原因も特定されていないようです。膠原病による発熱です。原因が分からないので当然点滴の中にはステロイドが入っています。彼女は22歳のときに本格的な膠原病になっていたのです。医者は症状を取る為にがむしゃらにステロイドを使いたがりますから、使うたびにアレルギーにクラススイッチするAID遺伝子をOFFにしてしまうので、後で大きな膠原病を起こす準備をしていることに全く気づいていないのです。だってアレルギーと膠原病は同じ原因であることを世界中の医学会のボスどもは誰も認めていないからです。

 

  彼女がSLEになったのも当然のことなのです。突然にSLEが出るのではありません。必ず医者がリウマチをさらに手の付けられないような全身性の膠原病に変えていくのです。しかもSLEが出ても治療と称してステロイドを投入し、さらにリバウンドを繰り返し、最後は死に至らしめるのです。WikipediaのSLEを見てください。間違いだらけです。全て医者が遺伝子を変えて最後はSLEに仕立て上げて作っていった膠原病と考えられます。どのようにしてSLEが医者によって作られていくのかについて、wikipediaのSLEの記事を利用しながら詳しく書く予定です。乞うご期待!)

・ 22歳~25歳:アレルギー性結膜炎。コンタクトレンズを一日使い捨てのものに代えると、症状は出なくなる。時々血便や鮮血、血の塊が出ることがあったが、肉・魚を控える食生活にしてから、症状は落ち着いた。

 (この症状は潰瘍性大腸炎の可能性があります。潰瘍性大腸炎も腸管の膠原病のひとつです。この方は30歳になるまで既にリウマチも潰瘍性大腸炎も経験しています。化学物質をIgEで処理するときに関節の結合組織で行えばリウマチですし、腸管の結合組織で行えば潰瘍性大腸炎やクローン病なのです。病名などはどうでもいいのです。その原因を突き止めれば全ての病気を治す事ができるのです。従って私は全ての病気を治せるのです。いや、患者さんの免疫が全ての病気を治せるのです。

 全ての病気という言い方をするとそんなに多くの病気が現代文明にあるのかと思われますが、実は2つだけなのです。化学物質とヘルペスウイルスだけなのです。世界中の医学者はこの2つ原因をどうしても認めようとしません。だからこそ現代の病気の全て(この全ての原因はたった2つですが)を治す事ができないのです。治す事ができないものですから、手を出さなければいいのですが、やはり資本主義は医療も金儲けですから余計な研究をし、余計な薬を使い余計な検査をし余計な治療をして病気を作りながら、患者のみならず官僚や政治家も騙して医療費を稼ぎ続けています。至極残念です。

 

 頭のいい人は全て医者になりなさい!こんな不景気でも絶対に金が稼げる職業があります。それが医者です。どんどん病気を作って医者になってお金を稼ぎましょう、日本の財政が破綻するまで医者はお金を稼げます。どんな悪いことをしても罰せられることがない職業です。治外法権の職業です。不景気な会社に勤めている頭の良い会社員の皆さんも、もう一度勉強し直して医者になってください!そしてお金を儲けましょう。患者をしゃぶりつくした後、どうにもならなくなった患者の病気の全てを最後は私が治してあげますから、自信を持って病気を作ってお金を儲けてください!ワッハッハ・・・!!!!!!!)

・ 25歳:首の付け根の骨と仙骨の強い痛みで個人病院へ。

 (この痛みはヘルペスであります。)

血液検査の結果、抗核抗体 320で、膠原病の疑い。痛み止めの薬を飲むと数日で痛みがおさまったので、放置。

 (さきほど30歳までのこの患者さんのデータが欲しいと書きましたが、まさにそのデータが出ています。抗核抗体320で、バリバリの膠原病です。正常値は40未満ですから。皆さんお分かりでしょう。SLEになるまで小さな膠原病が徐々に徐々にあちこちの結合組織で見られ、そのたびに対症療法である痛み止めやステロイドを使うことによって大爆発の準備をしているのです。最終的な大爆発の膠原病の病名はSLEやMCTDやオーバーラッピング症候群という名前がつくのです。しかもその原因は自己免疫疾患と言い放つ、愚かで拝金主義で偽善者である医薬業界に、皆さん、怒りを感じませんか?症状があるたびに無駄な検査をし、無駄な投薬をし、お金を稼ぎ、さらに病気の原因を患者の体の奥深くに隠し、命を救ってくれる免疫の遺伝子を変え続け、医療費が無限に増えていく国民皆保険の真実を知れば知るほど、怒りを感じませんか?

 私が、医薬業界が病気を作っていると言っている意味をご理解いただけますか?彼女は私の真実の生き証人そのものです。悪の真実を明らかにするのはあまり嬉しいことではありません。どうしてこのような悲しい真実を語るのでしょうか?お金を儲けるだけが医者の仕事であれば私は文句は言いません。まぁいいでしょう、あらゆる産業界が嘘をついて金を儲けているレベルと変わらないということになるでしょう。ところが医薬業界だけは地球より重い患者の命を食い殺していくのです。これが許せないのです。悲しい、悲しい。)

その後、ぼんのくぼから首の後ろにかけて、肌にかゆみがありただれたように色素沈着状態になる。

 (ぼんのくぼ(盆の窪)は後頭部と首の境目にある部分で、延髄にあたります。延髄は普通の姿勢では頭蓋骨と頚椎に覆われていますが、うつむくと隙間が開き窪のような隙間になるのです。)

シャンプーを界面活性剤不使用のものに代えると湿疹はひいていったが、完全には治っておらず。

 (アトピーも出現してきたのです。彼女は化学物質をアレルギーのIgEで鼻炎・喘息・アトピーで戦い、かつIgGでリウマチ・潰瘍性大腸炎で戦っていたのです。最後はSLEになる準備を徐々に徐々にし始めていたのです。)


 ・ 28歳の夏:発熱と胸の真ん中の奥の強い痛み、病院を数件まわり、近所の総合病院でレントゲン撮影とエコー検査。結果は異常なし。痛み止めを数日服用。熱は引いた。

 (発熱はヘルペスと戦うときに出るもので、37.6度ぐらいまで見られることがあります。37.2度はザラにみられます。胸の真ん中の奥の強い痛みは、ヘルペス性の肋間神経痛です。

 

 何回も念を押して言っておきたいのですが、症状は必ず自分の免疫と敵との戦いに見られる正しい免疫の現象であるということです。この症状には様々ありますが、現代の文明社会に見られるこれらの症状は、免疫と2つの敵である化学物質かヘルペスウイルスのどちらかであります。CTで調べようが、MRIで調べようが、PETで調べようが、化学物質が発見されるわけでもないし、ヘルペスウイルスが見つかるわけでもありません。こんな検査は一切必要としないのです。このような同じような症状が出るたびに検査が行われ、結局は原因不明といわれるのがオチです。こんなことは医者を長くやっていれば必ず分かることですが、国民皆保険の理念は出来高払いでお金がもらえるので、日本中の病医院はこぞって検査をしまくります。 

   

 一方、間接的にではありますが、人体に潜んでいるヘルペスの量を検査するIgGの値も見てはダメだと社会保険の医者は脅かすし、かつ化学物質との戦いにおいて免疫が作るIgGやIgEの検査は自分たちの言う通りにやれ、とアホなことばかり言い続けるので、病気が治っていく真実の経過を見ることもままならず、ますます病気の真実は暗闇に潜んでしまいます。残念です。)

痛みは1・2ヶ月続いた後、消えた。骨がゆがんでいるせいかと思っていた。
 ・ 29歳の冬:数日の発熱。右おでこの帯状疱疹と診断。3・4日薬を服用。

 

 (最後にヘルペスのことを書いてもらいました。この患者さんは現代文明の病気のモデルです。現代文明の病気の原因の全てと症状を克明に正確に語ってもらっています。ただ彼女の心の葛藤については、病気とは関わりがないと考えておられるので一行も書かれていません。

 

 夢にも自分の心で自分の免疫の遺伝子の発現を抑えて膠原病やアレルギーやヘルペスを作ったという意識は現代人の誰一人として持っていないでしょう。ましてや医者が最後はSLEを作ったのであるということを誰一人気づかないでしょうが、実は免疫を自分で抑え、かつ医者が抑えて全ての病気を作っているというのも、患者さん自身も気がつかなかったことでしょう。自分の免疫を抑制して病気を作っているという正しい医学教育を世界中の医者はしたことがないので、当然といえば当然なのです。この正しい医学を世界中に広めたいために、死にぞこないの67歳のオジンである松本仁幸が休みも惜しまずホームページをコツコツ作成し続けているのです。世界の医学は全て間違っています。製薬メーカーが金儲けのために支配している造病医学が現代の医学です。

 

 間違った医療は日本だけで行われているのではありません。グローバルな製薬メーカーは世界中で免疫を抑える毒薬を売りまわっています。世界中に、とりわけ化学物質を作りまくり使いまくっている先進国に膠原病やアレルギーが増えるのは当然のことであるのです。この間違った医療を正すために残りの生涯を捧げるつもりです。ちょっといい格好しすぎたかな?ワッハッハ!!)

 ※これまで長期にわたる薬の服用はなし。

 (長期に渡る服薬はないと、彼女はなぜわざわざ書いたのでしょうか?その意味は2つあります。ひとつは、上に書き上げた病気以外に慢性疾患がないという事を伝えたいのでしょうが、2つめは薬を飲み続けて副作用で病気を起こしているわけではないということも伝えたいのでしょう。この2つめの意味は、化学物質である薬は長期に飲んでいないということを本能的に知らせたかったのでしょう。)

 3.(2011年7月の発症)

 

 30歳の2011年7月の終わり、普段はほとんど口にしないお酒とお肉を飲んだり食べたりし翌日から体調が急に悪くなり、翌々日には強い胸痛と発熱(40度以上)がありました。この時の胸の痛みが尋常ではなく、ほとんどベッドで身動きが出来ず、胴体を痛みなく動かすことが出来ませんでした。熱が胴体にこもっている嫌な感じで、体がカッとしてほてっていました。心臓、あるいは肋骨の中身を直接ギュッとつかまれたような痛みがあり、胸を押さえて身動きができませんでした。痛みの場所は移動しているように思え、人に説明するのが未だに難しいです。胴体を動かせば激痛が走るので寝ているときも、ナイフで刺されたような痛みに驚いて真夜中目が覚めるようなこともありました。

 (この胸痛はヘルペスです。人体は大きく中枢神経系と末梢神経系の2つからなっています。中枢神経系は脳と脊髄からなっています。さらに抹消神経系は体性神経系と自律神経系の2つから成り立っています。さらに体性神経系は感覚神経と運動神経から成り立っています。一方自律神経系は交感神経と副交感神経の2つで成り立っています。

 

 ヘルペスは末梢神経系に隠れ住みます。隠れ住んでいるヘルペスを免疫が見つけ出すときに戦いが始まり、炎症が起こり、様々な症状が出ます。胸痛は感覚神経の肋間神経で戦うために出ている症状です。痛みの場所が移動するのは、肋間神経は12対あり、その12対のあちこちに潜んでいるで、免疫がヘルペスウイルスを見つける場所によって痛みが変わるのです。神経の傷の大きさにより、痛みの強さの度合いも変わるのです。)

寝汗をかいていましたが、これまで匂った事のないような不快な匂いの汗でした。他にも症状は色々あったと思いますが、意識が朦朧としていたので思い出すことが出来ません。

 (寝汗は免疫がヘルペスを副交感神経で見つけ出し、そこで炎症が起こり、汗腺の分泌増加を起こすと同時に免疫は交感神経でもヘルペスと戦い、異常な信号が発汗中枢である延髄神経核にまで達し、発汗を増加させているのです。この両者があいまって異常な汗の匂いと大量の寝汗が出たのです。)

 心臓疾患や神経痛または乳がんなど、さまざまな病気を疑い、近所の総合病院へ行きました。診察の結果、CRP 7.22だが、よくわからないということで、ロキソニン(鎮痛剤)と抗生物質が処方されました。ロキソニンを飲むと痛みが少し引き、熱も下がりなんとか仕事にもいけるようになりました。

 (ロキソニンにより、ヘルペスとの戦いが楽になったのです。)

 胸痛に関して詳しく説明すると、寝た状態から座った状態になるだけで身をよじり、うなり声と冷や汗が出てしまうほどの痛みがあり、夜は寝返りはもってのほか、身動きをとることは不可能でした。歩くのも一苦労で、ゾンビのように息切れをしながら、ゆっくりと身体を動かさないように胸を押さえながら歩く状態でした。

 (ヘルペスと激しい戦いをすると様々な病名がつきます。まず有名なのが、線維筋痛症であります。そして慢性炎症性脱髄性多発神経炎であります。この2つは難病中の難病といわれています。さらに単純に多発筋痛症と言われて当院を受診する人もいます。リウマチ性多発筋通症という病名もあります。さらに病名がつかない難病という形で受診される人もいます。これらの病名でこられる人は、全身が痛くて身動きできないとか、筋肉硬直して歩けないとか、からだが麻痺して動かせない、などの強烈な症状の訴えをされます。全てヘルペスとの戦いによるものです。)

 用を足すだけで胴体に激痛が走り、少し動くだけで息切れが起こり、この頃は本当に死ぬのではないかと思っていましたが、説明するのも体力を使うので、うまく他人に説明できませんでした。横になった状態でも痛いので、朝から晩まで一日中ソファにぐったりと座っていました。

 (彼女は感受性の鋭い賢いお方なので、症状が詳しく分かりやすく書かれています。これらの症状にはヘルペスとの戦い以外に、化学物質である膠原病の戦いも含まれています。しかしながら一番手ごわいのはやはりヘルペスとの戦いであります。これらの症状に対してはヘルペスが原因であるという事は分かっているのですが、医学会が認めようとしないものですから、抗ヘルペス剤を使うことが保険では許されないのです。こんな簡単な事実は私だけが知っているのではなくて、臨床を真面目にやれば東大教授でなくとも“真面目なヤブ医者”でも分かるはずなのですが、分かってしまうと現代の医療の原因不明の病気は全てヘルペスという事が分かってしまい、抗ヘルペス剤を出すだけで終わってしまうので、医療で儲けることができなくなるので、一切認めようとしないのです。残念です。何のための社会医療保険、国民皆保険で一般大衆からお金を集めているのか意味が全くないのです。病気を治す為ではなくて、病気を作り続けて医薬業界がお金を儲けるために社会医療保険があるのです。残念です。いずれにしろ、このような「死ぬのではないか」と思うほどの症状もヘルペスによるものですから、死ぬことは絶対にありません。

 この文明社会に異物が人体に入って免疫が敗北し命を落とすような病気は何ひとつありません。ですから何も心配する必要はないのです。けれども日本中、いや世界中の大病院の名医たちが「原因が分からない」とのたまうものですから、医療について無知で心弱い大衆は、大病院を受診すればするほど絶望の淵に追いやられてしまうのです。残念ですね。)

 4.(医療センター 内科、循環器科受診)2011.8.2、8.11、8.23

 

 熱が続くので周囲の勧めで近隣の一番大きな病院の内科を受診することにしました。前の病院で原因がわからないと言われたので、社会人になってからのこれまでの体調に関して時系列にリスト化して異常を訴えました。

 (この熱は膠原病熱であります。熱が出るのは感染症と癌の末期と、膠原病による3つの病気によるものしかありません。いずれの病気もIgGという抗体を人体の免疫が武器として戦うので熱が出るのです。

 もっと詳しく発熱のメカニズムを書きましょう。実はIgGが熱を起こすのではないのです。IgGを作るまでのプロセスで熱が出るのです。まず異物である細菌やウイルス、さらに化学物質、さらに癌細胞が体内にたまってくると、それを大食細胞が食べます。すると敵が来たことを体の免疫系に知らせ、戦いやすいように様々なサイトカインを出します。そのサイトカインの中でIL-1β、IL-6、IFN-αなどが脳に作用し、プラスタグランディンE2を産生させ、これが視床下部の発熱中枢に伝わって、熱が生じるのです。と同時に異物であるウイルスや細菌を食べた大食細胞は別にIL-2やTNF-αやIFN-γを出してIgGをBリンパ球に作らせ始めるのです。従って発熱とIgGを作ることとは同時進行で行われていますから、IgGで戦うときに発熱が起こるといってよいのです。

 癌に際して見られる熱も、やはり同じように大食細胞に癌細胞の断片が食われたときに同じようなことが起こり、発熱が起こるのです。膠原病熱も、ハプテンである化学物質とキャリアタンパクが結びついた「化学物質キャリアタンパク複合体」を食べた大食細胞が同じようなサイトカインを出して、熱を出すと同時にIgGを作るのです。従って発熱とIgGは同時に起こっていることが理解いただけるでしょう。もちろん言うまでもなく、ヘルペスウイルスをやっつけるときも実は大食細胞は同じことをやっているのですが、最初に書いたように、ヘルペスウイルスは免疫から回避する様々な機構を持っているので、大食細胞にどんどん食べられるわけにはいかないので、微熱で終わることが多いのです。)

すると、私が元気そうにみえるのか、最初は怪訝そうな態度だった女性の医師が少し真剣な雰囲気になり、色々と診て下さいました。数回この病院で検査・診察を受け、膠原病の疑いがあることと、また、循環器科では、心膜炎になっているということがわかりました。この間で、心膜炎は自然にひいていきました。

 (SLEでどうして胸膜炎や心膜炎が起こるかを説明しましょう。胸膜は肺を包んでいる膜に炎症が起こることです。一方、心膜炎は心臓を覆っている膜の炎症であります。どちらの膜も当然ひとつの立派な組織ですから、それぞれの細胞と結合組織で出来ています。この結合組織には血管が走っています。大量の化学物質が人体に侵入していくと、胸膜や心膜の結合組織にも栄養と一緒に漏れ出て行きます。この結合組織で膠原病が起こると、膠原病性胸膜炎や膠原病性心膜炎が起こるのも当然のことなのです。これらの炎症のために息が出来なくなったり心臓が動かなくなったら大変ですが、肺機能や心機能が正常である限りは何も心配することはないのです。私もSLEの患者さんは数十人診たことがあり、治した経験もありますが、この患者さんほどの本格的なSLEの患者さんは初めてでありました。彼女のSLEを治すことによって、さらに私は自信をつけました。理論どおり胸膜炎も心膜炎も間違った治療をしない限りは自分で治す事ができる膠原病の一つだという事が分かりました。ありがとうございます。死ぬときにこそステロイドを使えばよいのです。)

 この病院には膠原病科がなかったので紹介状を書いてもらい、別のリウマチ・膠原病科がある病院へ行くことになりました。  
2011.8.2診察内容:採血、検尿、レントゲン、心電図、超音波(心臓部)
 2011.8.11診察内容:採血、検尿、超音波(甲状腺)
2011.8.23診察内容:心電図、超音波(心臓・胸部)

 

 この時も膠原病と聞いても、以前膠原病疑いがあると言われていたことも忘れていました。少しインターネットなどで調べると膠原病には色々種類があることを知りましたが、自分がどの膠原病に分類されるのか、見当もつきませんでした。

 

 胸の痛みはまだ残っていたものの熱は下がり、薬を使わずになんとか生活に支障はない程度の症状になっていたので、少し安心し、このまま専門病院に行かなくてもいいのでは?などと思っていると、9月の頭に39度近くまで体温が上がり胸にも7月と同じような痛みが出てきて、3日くらい続くのでロキソニンをまた2・3日飲むと症状は和らぎなんとか仕事などはいけるようになりました。

 (胸の痛みは果たして胸膜炎によるものであるのか、ヘルペス性の肋間神経痛であるのかは診断に迷います。しかしながら心膜炎の診断の時には胸膜炎が無かったので、しかも心膜炎も自分の免疫で治したわけですから、やはりこの胸の痛みはヘルペス性の肋間神経痛と考えられます。9月の39度の発熱もいずれによるものか迷います。しかしロキソニンで何とか仕事がいけるようになったぐらいですから、重篤ではなかったのでしょう。いずれにしろヘルペスで死ぬこともありませんし、膠原病で死ぬこともありませんので、何とか仕事をこなせたのでしょう。ヘルペス性脳炎とかヘルペス性髄膜炎とかいう病名は、ヘルペスを勉強しているとよく医学書で見かけますが、私自身はこのような患者を見たことがありません。免疫を抑えない限りは、つまりステロイドを使い続けない限りは、ヘルペスが中枢神経である脳や脊髄に入り込むことはないからでしょう。胸膜炎も心膜炎も初めて出会ったのですが、心肺機能が正常である限り、死ぬことがないということも教えていただきました。ありがとうございます。)

 今日はここまでです。2012/08/02

 5.(大学病院 膠原病科受診)2011.9.13

 2回の強い症状がでたので、なんらかの治療が必要なのだと思い、紹介状を持って大学病院の膠原病科を受診しました。研修医らしき医師の事前問診のとき、研修医「蝶形紅班の症状はありますか?」私「チョウケイコウハンってなんですか?」研修医「身内でSLEの方はいらっしゃいますか?」私「エスエル?なんのことでしょうか?」といったように、専門用語ばかりで知識がなくチンプンカンプンでした。

 (研修医はもとより、ベテランの膠原病専門医でも、蝶形紅班がSLEのときになぜ現れるのか、誰も知りません。SLEは一体何なのでしょうか?全身の様々な組織の結合組織に沈着した化学物質や、ウイルスのタンパクの断片や細菌の毒素などを排除しようとしたときに見られる膠原病に全身性エリテマトーデス(SLE)という名前を付けただけなのです。いわば全身性の結合組織で化学物質と戦っているから全身性という名前がついただけなのです。病名はどうでもよいのです。病気の本質である原因が一番大事なのです。膠原病の原因は化学物質です。

 一方この蝶形紅班は、顔の頬などの一部の結合組織で化学物質と戦うときに見られるもので、顔の両頬に鼻背を中心にして両側に蝶が羽を広げたような紅色の斑点の広がりが見られるので蝶形紅班と名づけられたのです。全身性でないときには、多形滲出性紅班や、多形性紅班、結節性紅班などと診断されるものなのです。これらの紅斑は皮膚の直下で化学物質とIgGと戦うときに見られます。ときには蝶形紅班だけを見て、愚かな皮膚科医はSLEと診断をつけ、すぐにステロイドを使いたがるのです。そして簡単に元来、部分的な膠原病である多形性紅班や結節性紅班を本格的なSLEに変えてしまい、医原病を作り出してしまうのです。ステロイドが軽微な膠原病を免疫の遺伝子を一時的に突然変異をさせることによって、より本格的な治らない膠原病にさせてしまっていることを全ての医者が知りません。

 あらゆる膠原病の始まりは、患者がストレスに耐えるために出し続けた自分自身の副腎皮質ホルモンが多すぎて、免疫のクラススイッチの遺伝子であるAID遺伝子をONにさせなかったためであります。ステロイドホルモンは人体を作り上げている60兆の細胞の核に簡単に入り込み、アレルギーを膠原病に変えてしまうのです。つまり患者が自分自身で膠原病を作っていることを患者自身も気づいていないのです。残念なことに世界中のどんな医者もステロイドホルモンが膠原病を作っていることに誰も気づいていないのです。だからこそ膠原病の治療と称して、世界中の医者たちが競ってステロイドホルモンを大量に使い続け、全ての膠原病をさらに治せない病気にさせてしまっているのです。このAID遺伝子を解明した京大の本庶佑先生は、この意味でノーベル賞をもらうべき人であります。しかしながら、彼自身が見つけたAID遺伝子をONにすればIgGで戦う膠原病をIgEに抗体がクラススイッチしてアレルギーになり、最後は東大の免疫学の教授であった多田富雄先生が見つけ出した免疫寛容により異物である化学物質と共存できることを知らないので、彼の業績が果たしてノーベル賞に値するかは疑問です。残念至極です。)

 膠原病科で診ていただいたのはその科のボスの先生の外来の時でした。私は、「あなたのような軽症患者が大学病院にくるなんておおげさだ。」と怒られ、自分の病気はたいしたことないと言われることを期待していました。しかし現実には、『膠原病、全身性エリテマトーデスの可能性が大』『精査入院の準備をしておくように。』「熱が37.5度以上出たらすぐ病院に来てください。」と言われ、入院の期間は1~2週間程度なのかと聞いてみると、「わからない」と言われ、困惑し頭が真っ白なまま自宅へ帰りました。

 (SLEを疑われて精査入院をして、何をこのボス教授は見極めるつもりなのでしょうか?原因不明だといわれる病気の原因は、結局は遺伝子病か化学物質かヘルペスウイルスしかないわけですから、何を精査するつもりだったのでしょうか?遺伝子病は永遠に治りませんし、膠原病は自分の免疫でクラススイッチし、かつ自分の免疫で免疫寛容を起こすことによってしか治せないことを知らないこのボス教授は、一体精査した後どんな治療をやるつもりだったのでしょうか?もちろん後で分かるように、SLEには大量のステロイドを投与する方法しかないのです。ヘルペスは免疫を抑える一切の薬を使わないで、抗ヘルペス剤を投与すれば最後は神経節にヘルペスを封じ込めることができるのに、何をこのボス教授はしようとしたのでしょうか?やはりステロイドを入れて免疫を落とし込んでヘルペスを増やすだけのインチキ治療をするだけだったのでしょう。結局は全ての病気を治せないステロイドを投与しようとしただけです。これが中国地方で最高の大学病院の膠原病科のボスがやろうとしたことなのです。だからこそ病気を治せないどころか新たなる病気を作る大学病院は要らないと私は言い続けるのです。病気を治すためにこそ病院の存在価値があるのです。

 昔から薬が病気を治すものでもなく、医者が病気を治すものでもないことを直感的に経験的に知っていた優れた医者たちはいました。ところが昔は今ほど免疫学が遺伝子のレベルまで明らかになってはいなかったし、かつ免疫の理論が現在ほど全て分かっていなかった上に、彼らは私のように難病といわれる病気を治せる理論と証拠を持っていなかったので、医療を告発しても説得力はありませんでした。ところが私は彼らとは違うのです。絶対に治らないといわれているクローン病や潰瘍性大腸炎、さらにこのようなSLEをはじめとする全ての病気を治しているものですから、過去の優れた医者たちとは医者や薬が病気を作っているという真実に対して説得力が全く異なるのです。

 私がお盆休みでもこのように仕事をし続けることができるのは、この文明の世界には原因が分からない病気とか治らない病気などは何一つとしてないという真実と、繰り返し繰り返し正しい免疫の理論と、その理論どおりに治っていく患者さんの証拠を、世界中に見せつけたいという、この上もない情熱を持っているからです。しかも治しているのは松本医師ではなくて、患者さん自身の免疫が全ての病気を治すことができるということを伝えたい衝動に駆られているものですから疲れを感じないのです。金よりも大事な命を間違った医療の犠牲にさせたくない思いが疲れを吹き飛ばしてくれます。金よりも大切な命、金よりも大切な真実を世界に伝えたいという使命感を感じているからこそ仕事は喜びとなっているのです。快楽を求めるエゴよりも永遠の真実を求める心が永遠の幸せを全ての人にもたらすことが可能であると感じるからこそ死ぬまで仕事をしたくなるのです。)

 ただ、原因不明だった体調不良の病名がわかったので、その病気を治そうという気持ちになったこと、見た目は元気に見えるのであまり病気のように扱われないことが多かったので、その医師に「つらいでしょう。」と言っていただけて、ほんの少し心が軽くなりました。

 (SLEと診断されるのですが、SLEだからといって何も恐れることはないのです。SLEについて書かれた書物は、素人が読めば読むほど恐ろしい記述で満ち満ちています。書物に書かれたSLEの記述を紹介しましょう。私から言わせれば、嘘一杯の説明です。もちろん正しい記述もあるので、その嘘と正しさの根拠をひとつひとつ免疫学の真実にのっとって解説していきましょう。まず本文を書き、その後でひとつずつコメントしていきます。

 『SLEは原因不明の病気であり、発症には遺伝的背景が関与している。臨床症状は多彩で、発熱、蝶形紅班、関節痛、腎炎、漿膜炎、胸膜炎、心膜炎、中枢神経症状、脱毛、光線過敏症、レイノー症状、貧血、血小板減少症、皮膚炎などの全身の多臓器を侵す慢性全身性疾患である。クームス・ゲルの分類ではⅢ型アレルギーによる組織障害も見られる。女性、特に思春期及び青年期の女性に興発し、男性の約10倍である。血清補体価は著明に低下している。生命予後も悪く、二次感染で死亡することもある。SLEは急激に発症し、短期間に死亡する疾患と考えられてきたが、診断治療の進歩によって今日ではそのような症例はあまり見られなくなり、多くの場合は再燃と寛解を繰り返し慢性に経過する』

『SLEは原因不明の病気であり、

 (まず膠原病の原因は化学物質であります。もっと正確に言えば、化学物質とキャリアタンパクが結びついた複合体が化学物質キャリアタンパク複合体であります。さらに加えるべきは、感染症の後、処理しきれなかったウイルスのタンパクの断片や、細菌のタンパクの断片や細菌が出すエンドトキシンなどのタンパク性の毒素が膠原病の原因であります。言い換えると、本来IgEで処理されるべき異物をIgGで処理してしまう異物が膠原病の原因であるというのが一番正確です。この異物をIgEではなくてIgGで戦っているときに見られる病気です。従ってIgGの膠原病をIgEにクラススイッチすれば、全て膠原病は治るのです。)

発症には遺伝的背景が関与している。

 (そのとおりです。アレルギーに遺伝的素因があるのと同じです。全ての人はMHCⅡという独自の遺伝子を生まれながら持っています。この遺伝子は誰一人として同じ人はいないのです。つまり人が違うようにこの遺伝子も全ての人に違いが見られます。この遺伝子で作られたタンパクをMHCⅡタンパクといいますが、全ての人のMHCⅡタンパクも一人ひとりが違うのです。このMHCⅡタンパクは何のために用いられるのでしょうか?

 異物を免疫のT細胞が認識するために必要なのです。まず人体に侵入した異物を食べ込んだ樹枝状細胞や大食細胞がT細胞にその異物を見せます。このような樹枝状細胞や大食細胞を抗原提示細胞とよびます。これらの抗原提示細胞だけがMHCⅡタンパクを作ることができるのです。貪食した異物であるタンパク抗原を提示するときには必ずMHCⅡタンパクと結びつく必要があるのです。全てのタンパク抗原がMHCⅡに結びつくのではありません。このMHCⅡタンパクには1000以上の多様性があり、少ない多様性しかないMHCⅡを持っている人は結びつくことができなくてT細胞に敵が来たことを示すことができないのです。多い多様性のMHCⅡを持った人は多種のタンパクと結びつくことができ、T細胞にそのタンパクを提示することできるのです。提示できる人はT細胞にそのタンパクに特異的な抗体を作らせる優秀な免疫を持っている人といえます。これらの人だけが特異的なタンパクに対してIgGやIgEを作ることができるのです。この意味で膠原病やアレルギーになる人は、人体に入った敵である異物を見つけることができやすく、従ってその異物を殺しやすくなり、敵から身を守ることができる優秀な免疫を持っている人といえます。

 例えば中世まで人類を最も苦しめてきたペスト菌に感染しても、このような多様なMHCⅡ遺伝子を持っている人だけがペスト菌に対して抗体を作りやすくなり生き延びたのです。ところが感染症のほとんど全てがワクチンと抗生物質で制圧された今となっては無用の長物どころか、この優秀さが人間を苦しめるようになったのです。つまり人体にとって不必要な異物となる何十万種類の化学物質が作られるようになった現代文明において、このような優れた多様性の多いMHCⅡ遺伝子を持った人にとっては、これらの化学物質と結びつきやすく、異物を認識する能力が高いがゆえにアレルギーや膠原病で苦しまざるを得なくなったのです。これはちょうど筋力の強い男性が女性を支配した未開の文明では腕力が尊ばれたのですが、現在では腕力が強すぎるとドメスティック・バイオレンスを起こしたり、さらに腕力に変わる機械が登場した現代では何の評価もされなくなったのと同じです。)

臨床症状は多彩で、発熱、

 (膠原病はIgGの戦いでありますので、発熱は出発であります。)

蝶形紅班、関節痛、腎炎、漿膜炎、胸膜炎、心膜炎、中枢神経症状、脱毛、

 (これらの症状はそれぞれの組織の結合組織に化学物質が沈着し、それを認識した免疫がそれぞれの結合組織で炎症を起こしたためです。蝶形紅斑は先ほど述べたように多形性紅斑であります。関節痛は関節リウマチであります。腎炎は糸球体腎炎であります。漿膜は内臓の表面を覆う膜であり、その膜の結合組織で炎症が起こり、心臓の膜で起これば心膜炎、肺の膜で起これば胸膜炎であります。中枢神経症状はいわゆる多発性硬化症であり、ギランバレー症候群であります。これらの中枢神経系の膠原病については後でコメントするつもりです。脱毛は毛根の結合組織で炎症が起こると生じます。

 ここでひとつ述べておきたいのですが、どうしてこういう激しい症状があらゆる組織に起こると思いますか?皆さんは同時にこのような症状が急激に生じると思われるかもしれませんが、実を言えば治療と称して医者がステロイドを使うことにより、一部分の結合組織で生じたIgGの戦いを無理にステロイドを使ったためにAID遺伝子をONにできずに、その結果IgEが作られず、毎日侵入してくる化学物質をいつまでもIgGで戦わせるためにどんどん戦場である結合組織を広げてしまい、徐々に徐々に戦線が拡大し、最後は上に書かれたような炎症があらゆる部位に現れ、最後の最後に全身性膠原病になってしまうのです。まさにSLEは医原病の成れの果てであります。残念です。)

光線過敏症、

 (蝶形紅斑でステロイドを使いすぎると、皮膚の遺伝子も異常になり、皮膚も徐々に薄くなっていきます。日光に当たると暖かい光や紫外線により免疫が回復すると同時に、ステロイドで異常にされた皮膚の細胞もつぶれやすくなり、その症状を光線過敏症とつけているだけです。つまりこれも医原病のひとつです。)

レイノー症状、

 (レイノーについては解説が難しすぎるので別の機会にコメントします。)

貧血、

 (貧血は膠原病にはつきものです。こちらを読んでください。)

血小板減少症、

 (特発性血小板減少症といわれるものであり、これについても項を改めてコメントします。)

皮膚炎

 (SLEの治療中に一部の皮膚の所属リンパ節でクラススイッチが起こると、皮膚炎であるアトピーが起こるからです。皮膚炎が見られたときにはクラススイッチが生じているということですから喜ぶべき症状です。)

などの全身の多臓器を侵す慢性全身性疾患である。クームス・ゲルの分類ではⅢ型アレルギーによる組織障害も見られる。

 (アレルギーの分類にクームス・ゲルの分類が今なお使われていますが、4つの分類があります。クームス・ゲルがアレルギーの分類を行ったのは1963年であります。このときにクームスとゲルは現象としてアレルギーと膠原病は同じ原因であるということを知っていたので、両者をアレルギーに含めたのですが、その実態を知らなかっただけなのです。つまりIgGとIgEは同じ敵と戦っているのですが、IgGで戦うと膠原病となり、IgEと戦うとアレルギーとなるということは知っていたのですが、本庶佑先生が見つけたAID遺伝子によるクラススイッチのことは知らなかったのです。だから現象的にはIgGを用いるタイプのアレルギーをⅢ型のアレルギーと分類してしまったのです。)

女性、特に思春期及び青年期の女性に興発し、男性の約10倍である。

 (SLEが女性に多いのはすでに述べました。女性ホルモンは副腎皮質ホルモンを増やすので、AID遺伝子をONにできないので女性は膠原病になりやすいのです。つまり膠原病は副腎皮質ホルモンで免疫を抑えることによって作っていることを証明しているのです。)

血清補体価は著明に低下している。

 (補体については上にすでに書きました。読み直してください。)

生命予後も悪く、二次感染で死亡することもある。

 (生命予後を悪くしているのは、ステロイドを使いすぎるためにステロイド性遺伝子突然変異を起こしたために訳の分からない医原病を作ったためです。二次感染は確実にステロイドによって免疫の働きがなくなり、弱毒性の病原菌にも感染しやすく、そのために簡単に感染症で亡くなるのです。)

SLEは急激に発症し、短期間に死亡する疾患と考えられてきたが、

 (SLEは急激に発症するものではなく、しかもSLEで死ぬ理由も何もないのです。)

診断治療の進歩によって今日ではそのような症例はあまり見られなくなり、多くの場合は再燃と寛解を繰り返し慢性に経過する』

 (元来SLEで死ぬ理由はないのです。しかもSLEを診断するのが早いからといって治るわけでもなく、しかも治療を始めたからといってステロイドを大量投与するだけですから、何も診断治療の進歩があったわけではありません。再燃はステロイドを減らせば再びIgGの戦いが始まり、症状が激しくなると再びステロイド投与を増やせばIgGの戦いが減るので寛解と言っているだけであり、患者は医者によってステロイド遊びの慰み者になっているようなものです。ワッハッハ!SLEを治すのは患者自身の免疫であり、クラススイッチと免疫寛容の2つの免疫の働きによって原因である化学物質と共存できるようになり、SLEは治ってしまうのです。この患者さんのように!!)

 レントゲン撮影(胸部、手部)、血液を採って帰りました。

 きょうはここまでです。2012/08/15

 6.(松本医院を知る)

 家に帰り、インターネットでSLEのwikipediaを読み、治療はステロイドが主で、1950年代には診断後多くは5年以内に死亡していた、という内容を読み、生まれて初めて自分が近々死ぬかもしれないと思いました。

 (wikipediaに書かれている情報をもとに、wikipediaの記事そのものにコメントしましょう。作成した人はそれなりの良心と頭脳を持っている真面目な医学研究者と思われるので、コメントをする価値があるからです。しかも現代のSLEの専門家たちが、SLEをどのような病気として考えているかのレベルも分かるからです。

 彼の書いた一番傑作である部分は、『本症におちいった患者は、安定していても終生少量のステロイドを服用しつづける必要がある。これについては、厳密に科学的または疫学的な根拠があるわけではない。というのも、本症に対してステロイドの投与をやめてみる医者などというものが存在しないからである。』です。このwikipediaの作成者は、私の存在を知らないのです。SLEと診断され、ステロイドを使ってきた何十人もの患者さんのステロイドを止めさせて、SLEを治した世界で唯一の医者である松本仁幸を知らない医学研究者が作成したようですが、SLEに対してステロイドをやめさせるとかステロイドを使わないという治療は狂気の沙汰であるというのが現代医療解の常識なのです。私はまさに医学界の気違いなのです。ワッハッハ!ところが私は全ての病気に対して常に狂気の沙汰をやっているからこそ、全ての病気を治すことができることを世界に証明しているのです。

 このwikipediaの作成者も、『終生少量のステロイドを服用する必要性については厳密には、科学的、疫学的な根拠があるわけではない』と言っているところがこの文章のミソです。つまり作成者はそれとなく現代の根拠のない医療を痛烈に批判しているのです。あんまりはっきり言うと彼も医学界から干されてしまうので、常に背後を気にしながら書いているようです。実は科学的、疫学的な根拠のないステロイドを使い続ける現代医療に疑問を感じ、中国医学を駆使して免疫を抑えない治療で、SLEをはじめとする全ての膠原病は私は治せるのです。いや、患者が治せるのです。

 患者がSLEを免疫で治せる理論的根拠について再び箇条書きにしてみましょう。まず1番目は、膠原病の原因物質は化学物質である。2番目は、人体はこの化学物質に対してIgGを作っている。3番目は、このIgGをクラススイッチしてIgEに作り変える。最後の4番目は、自然後天的免疫寛容を起こし、免疫に戦いを止めさせ化学物質と共存させる。この4つに尽きます。この真実を繰り返し繰り返し全ての患者の手記を手立てに、全世界の患者にさらに医者たちに伝えようとして毎日毎日刻苦勉励しているのです。なぜいつまでも刻苦勉励できるのでしょうか?真実しか書いていないからです。嘘をつくとは決めて難しいのです。なぜならば嘘をつき始めると、必ず論理の破綻をきたします。つまり馬脚を現すことになります。ところが私は常に真実を語り続けるので、刻苦勉励している割には楽しみながらホームページの作成の仕事ができます。嘘をついて金をもうけるよりも、真実を書き記し、その真実を実行してその報酬をもらう方がはるかに楽であり幸せであるからです。世界一幸せな男というのは私のことです。アッハッハ!)

治療

本症はかつて死に至る病であったが、

 (化学物質が産業革命以来、大量に先進国にばら撒かれだしてから、その化学物質を大量に摂取せざるをえなくなり、と同時に激しい生存競争の中で自分の力で生き続けるためには激しくステロイドホルモンを出さざるをえない人が過去にもたくさんいました。このように化学物質とステロイドホルモンがあれば家族の人が膠原病になり、アホな医者たちはまるで流行病にようにSLEや皮膚筋炎などという診断をつけだしはじめました。ステロイドが合成され臨床に使われだしたのは、1950年代からであり、もう60年以上も使われていますが、それまではあらゆる種類の痛み止め、解熱剤などの化学物質がSLEに対して薬として用いられ、免疫の力を失った患者は、最後は感染症で死んでいったわけです。しかもその間ヘルペスウイルスがどんどんSLEの患者の体内に増え続け、あらゆる神経症状を引き起こし、新たにヘルペス性のループス精神病や中枢神経系ループスといわれる病気を医者たちが作り出していったのです。今でもヘルペスが線維筋痛症の原因であることを誰も知りません。さらにリウマチ性多発筋痛症の筋痛症もヘルペスとの戦いによって引き起こされることも誰も知りません。SLEの正しい病態は次のようにいえます。化学物質を全身の結合組織でIgGで戦い、同時に免疫抑制のために増えたヘルペスとあちこちの神経で戦っている病気です。いわばリウマチ性多発筋痛症の重症版といえます。ついでにいえば線維筋痛症は全身の神経においてヘルペスと戦っている病気です。)

1950年代のステロイドの登場とともに生存率、生活の質のいずれにおいても劇的に改善した病気である。

 (ステロイドの登場で、ステロイドを投与されたSLEの患者の免疫の遺伝子は一挙に化学物質と戦うことを一時的にはやめることができたのです。それまで解熱剤や痛み止めもそれ自体が化学物質でしたから、薬という化学物質に対してアレルギーや膠原病が出現し、そのためにショックを起こしたり感染症を起こしたりして、医者の出した薬で死んでいったのです。

 ところがステロイドは免疫を抑える化学物質であるので、アレルギーや膠原病を起こさなくなったのですが、同時に感染症は増えるようになったのです。ところがステロイドにとっては最高のタイミングでありますが、同時に抗生物質やワクチンが1950年代ぐらいから先進国で大々的に使われるようになったために、感染症で亡くなる人も減ったのです。ステロイドはリンパ球を減らして抗体を作る力を落としますが、先天免疫である補体系やマクロファージや好中球はステロイドの影響を受けにくく、逆に好中球が増えるので、先天免疫が維持強化されるので、感染症でSLEの人が亡くなることも減っていったのです。それに加えて先進国では衛生状態もよくなり、病原菌が人体に侵入する度合いも減り、ステロイドを使うことによって、元来医原病である感染症で死んでいったSLEの患者が少なくなったので、見かけはSLEで死ぬことがなくなったように見えているだけのことです。SLEで元来死ぬ理由は何もないのです。

 そもそもSLEがなぜ起こるのか、なぜ死ぬかについては誰も解明していないのです。医者が勝手に作り上げた病気の代表がSLEでありますから、SLEは自己免疫疾患であるなどと言い出したのです。皆さん、38億年かかって人体を守る免疫が自分の人体を殺すということがありうると思いますか?こんな気違い沙汰を人体の免疫がやると思いますか?こんな気が狂ったようなことを考え出したのは誰だと思いますか?金儲けのために快楽を追求する目的のために、ずる賢い医学者が頭の中で都合よく捏造しただけなのです。人体は正常ですが、快楽に血迷った人間の頭が考え出した偽りの病名がSLEなのです。)

おそらくもっともステロイドの恩恵を受けた病気であると言えるだろう(その意味は、関節リウマチよりもずっと大きい)。

 (SLEにはリウマチも含まれるので、この記述はヘンテコです。というよりも、SLEの定義がメチャクチャですから、このような文が生まれるのです。)

下記の記述については一般的な事柄を書いたまでで、全般的に本疾患は患者個人個人によってあまりにも病気の性質が違いすぎるので、治療内容は医師団がそのとき、その病態、その個人に応じて決定するものである。

 (この文章も興味があります。『同じSLEで患者個人個人によってあまりにも病気の性質が違いすぎる』という点です。私が若い頃には重篤な膠原病にはSLE以外にMCTDやオーバーラップ症候群などが頻繁に言われましたが、このMCTDやオーバーラップ症候群は現代ではほとんど使われなくなりつつあります。このような混乱が生じるのは、症状だけで病名をつけようとするからです。病気の原因は化学物質であり、その化学物質がどの結合組織でどのような抗体を使っているのか、つまりIgMであるのか、IgGであるのか、IgAであるのか、IgEであるのかを考えるべきなのです。同時に先天免疫が優位であるのか、後天免疫が優位であるのかも考えるべきなのですが、今も昔も医者がやっているのは病名遊びです。とどのつまりは、治療内容は医師団が気まぐれで決めたらよいと言わんばかりです。こんな医者に今なおかかっている患者はたまったものではありません。だからこそ病気作りや病名作りの名人である医者を減らそうと言うのです。医者は病気を治すことが義務です。自分の治せない病気は他の医者に回しましょう。他の医者に紹介状を書くとすれば、松本仁幸宛てしかないのが残念です。ワッハッハ!ところがどんな医者も、私に膠原病の患者を紹介したためしはありません。これも残念なことです。ワッハッハ!)

本症におちいった患者は、安定していても終生少量のステロイドを服用しつづける必要がある。これについては、厳密に科学的または疫学的な根拠があるわけではない。というのも、本症に対してステロイドの投与をやめてみる医者などというものが存在しないからである。

 (25年間一切ステロイドを使わないで、全ての病気を患者さんに治させてきました。ここにいるぞ!全ての医者がステロイド排斥追放運動をすべきです。いやステロイドだけではありません。命の泉である免疫をいじめる全ての薬をやめさせるべきなのです。薬で患者をいじめることはやめよう!)

とはいっても、自発的に内服をやめてしまった患者の観察などにより、おそらく終生のみ続けなければいけないであろうことは国際的なコンセンサスとなっている。

 (コンセンサスは談合の結果生まれたものです。金と権力と権威を独占した医療界のボスや薬業界の大製薬メーカーが作り上げた鉄壁の談合社会であります。真実とは全く関わりのない金だけの世界です。しかしこの支配力をどのような真実が打ち破ることができるでしょうか?不可能でしょう。なぜならば世界中の医薬業界は患者を食い物にして毎年毎年世界中で何百兆円も稼ぎまくっているからです。いやひょっとすれば医療関係の全てのお金を合計すれば1000兆円を超えるかもしれません。現在世界のトータルのGDPは6000兆円を超えています。6000兆円の1~2割が医療に用いられていますから、1000兆円に近いことは確かです。これほど大金持ちの医薬業界を相手に、どんな真実が勝てるでしょうか?患者を味方にすればよいという人もいるでしょうが、患者は医療に関しても無知でアホで騙されやすい人たちの集団ですから、頼りになりません。ましてや患者は医者に何をされるか分からないので、医者に対していつもヘナヘナするばかりで、医者を恐れていますからますます頼りになりません。考えれば考えるほど、医療の真実は実現から遠くなるばかりです。残念です。)

このコンセンサスは強力であって、たとえば他の膠原病である皮膚筋炎・多発性筋炎やベーチェット病などではステロイドをやめることは可能といわれているが、特に全身性エリテマトーデスにおいてのみ不可能であると考えられている。逆に、終生ステロイドを飲み続けていると、本症を完全におさえこんだまま一生を終えることはまれではないであろう。むしろそういったケースではステロイドの副作用{浮腫やうつ状態・白内障}が目立つことになるわけである。

 (このwikipediaを書いた医学研究者はかなりまともな人のようです。『このコンセンサスは強力である』という言葉は、それとなくこのコンセンサスを批判しているからです。)

本症を急激に発症した最初のときと、CNSループス(中枢神経系ループス)、ループス腎炎や血液学的異常(血小板減少など)の急激な増悪(フレア・アップ)がおこったときには、強力な治療が行われる。高用量のステロイド内服、ステロイドパルス療法、シクロフォスファミドパルス療法などが行われ、そのほか病態に応じては血漿交換や免疫グロブリン大量投与が行われることがある。また、アザチオプリン、メトトレキサート、シクロスポリンを使用する場合もあるほか、新しい治療法としてリツキシマブ、造血幹細胞移植が脚光を浴びている(いずれも日本国内での適応はない)。

 (これらの治療は全て間違いです。なぜならば全てが強力な免疫抑制剤であり、免疫の遺伝子を一時的に変えてしまい、命を守る免疫の遺伝子を亡きものにしようとしているのです。そして新たなる病気ができ、その病気で死んでいくのですが、医者は論理をすり替えてSLEで死ぬと言いまくるのです。自分の責任を一切放棄し、余計な手を出しまくって金は儲けまくるのですが、嘘つき野郎の連合体が医者であります。悲しいことです。

 この体制は人類が滅びるまでは絶対に崩れませんから、頭のよい人は全て医者になり、病気を作って金をもうけましょう!そして患者に感謝されましょう!そして政治家と行政に感謝されましょう!真実の医療などはクソ食らえですから、決して松本仁幸の真似はしてはいけませんよ、医薬業界から恨まれ憎まれ、いじめられるだけですからね。ワッハッハ!病気を作りまくって世界のGDPを挙げていきましょう!これこそ資本主義経済に貢献する最良の道ですからね!ワッハッハ!)

いっぽう米国ではミコフェノール酸モフェチルが、副作用が少ない効果的な治療薬として注目されている(この場合の「副作用が少ない」とは基本的にはシクロフォスファミドの副作用を対照としたものだが、さらにはステロイドの副作用をこれら免疫抑制剤の併用によって減らしたいという思惑が、現在の欧米の膠原病診療全体の趨勢として感じられる。本邦では移植後のみ使用可能な薬剤)。日本ではタクロリムスがループス腎炎に対する適応症を有している。

 (アメリカは金儲けが一番上手な頭の良いユダヤ人が支配しています。天文学的な金を持ったユダヤ人が全ての基幹産業を金で支配しています。製薬メーカーも例外でありません。彼らは頭が良いものですから、患者の人体には最悪でありますが、製薬メーカーの懐には最良の薬を作り続けます。そのような薬をなんというかご存知ですか?“金の成る薬”ではなくて、実は“病気を作る薬”なのです。ワッハッハ!オバマ大統領が医療改革をしたところで病気が治るわけでもなく、病気が減るわけでもないことに、オバマ大統領は全く気づいていません。

 アメリカの製薬メーカーは医療システムが変わろうが変わらなかろうが、金を儲ける方法はちゃんと知っています。それは病気を作り続けることです。見掛けの症状は取れますが、実は新たなる病気を作っていることを絶対に言わない限り、永遠に金が儲かる方法を熟知しています。症状を取ることが病気を治せると思い込んでいるバカで愚かな大衆が現代の医療を支えている限り、永遠に医薬業界は金を儲け続けるでしょう。世の中は全て金です。現実は命より金が大事だということを証明しています。残念です。)

発熱、皮膚症状の増悪などマイナーな病勢の悪化に対しては、中等量のステロイド投与や、ステロイドの軟膏を使用することが多いと思われる。関節痛に対しては非ステロイド系抗炎症鎮痛薬で様子を見ることもある。

そのほか病態に応じたさまざまな生活指導が行われる。たとえば、光線過敏症がある場合には日光を避ける生活が必要となる。腎症がわるければタンパク制限などが必要となる。 治療薬の副作用としてはステロイドによるものが有名である。たとえば肥満、骨粗しょう症、骨壊死、高血圧、高脂血症、糖尿病、白内障、緑内障、易感染性、体液貯留傾向などが起こりうる。しかしそのほかの治療薬の副作用もじゅうぶん強い。非ステロイド系抗炎症鎮痛薬は消化管出血、肝機能障害、腎機能障害、シクロフォスファミドは骨髄抑制、癌、出血性膀胱炎、不妊症などがおこることがある。しかしいずれも必要性が勝っているから使用するのであり、そのような副作用のない代替薬といったものは存在しない

 (『必要性が勝っているからこそ薬が使われる』という言い方はずるい言い方です。何のために薬は必要なのでしょうか?病気を治すためであります。病気を治すのは医者でも薬でもない訳ですから、もともと薬などはいらないのです。“必要”という言葉も根拠なしに使われ、一見説得力のある言葉ですが、実は金儲けをする人だけにとって都合のいい言葉です。愚かな大衆は全ての分野において、なぜ必要かという問いかけはしません。愚かな大衆が大多数を形成している民主主義社会においては、大衆自身が己の間違いに気づいて間違った医療を正そうという奇跡は永久に起こらないでしょう。残念です。)

(ミコフェノール酸モフェチルが、そういった意味で欧米で注目されているが日本では使用できない。ミコフェノール酸モフェチルの副作用は骨髄抑制、吐き気、下痢などである)。シクロフォスファミドの癌の副作用については持続的内服において報告されたもので、本症に対して一般的に行われているパルス療法では基本的にはおこらないであろうと考えられており、それを確認するためヨーロッパで大規模臨床試験が現在行われている。

 (アメリカは自分たちの国の大製薬メーカーが開発した薬を売りまくって金を儲けようとして、あらゆるルートと手段を使って国内のみならず日本は言うまでもなく海外の全ての国に対しても病気を作る薬の売り込みの大攻勢をかけてきます。アメリカのプレッシャーに負けて国民の健康は無視され無限に病気が増えていきます。グローバル社会といわれていますが、正しくはグローバルに世界の大企業が金儲けができるようになったという世界であります。貧乏人はますます貧乏になり、大会社、大金持ちはますます金持ちになるという、世界的な二極化がグローバルな時代であります。

 資本主義が社会主義を倒した限りにおいては当然のことなのでしょう。しかし医療だけは命に関わるものですから、聖域にしてもらいたいと願ったところで犬の遠吠えですね。皆さん、自分の命を守るのには賢くなる必要があります。皆さんを少しでも賢くしてあげようと思って、このように熱心に書き続けているのです。おせっかいでしょうが、どうしても真実を語りたくて語りたくて、いつもムズムズしているのです。無知こそ罪であります。皆さんが無知という罪を犯さないためにも真実を伝えているのです。

 SLEをはじめとする自己免疫疾患などという病気は一切ない、怖い病気はこの世に何もない。怖い病気を作るのは医者であり薬です。病気を治すのも医者でもなく薬でもないのです。あなた自身です。あなた自身の免疫の遺伝子が全ての病気を治してくれるのです。自分を信じてください。医者も薬も信じてはだめです。もちろん神なんかを信じたらだめですよ。この世には神などは一切存在しないのですからね。決して私を信じてくれとは言いません。真実を知るために賢くなってくれと言っているのです。勉強しましょう!)

また、近年は自己幹細胞の移植による治療法が研究されており、さらにヒトゲノムの解読により新たな治療法の研究が加速している。全身性エリトマトーデスに係る治療法は今まさにブレイクスルーしつつある段階との指摘もある。

 (ブレイクスルーしているのではなくて、ますます金のかかる治せない治療法が進んでいるだけです。病気は医者の慰み者にされているのです。医者の犠牲者にならないために真実とは何かを常に勉強してください。)

予後

1950年代には、診断後、多くは5年以内に死亡していた。現在では、治療法の進展により、90%以上の患者が10年以上生存し、多くの患者は比較的症状も安定している。死亡原因としては、初期には(疾患そのもの、あるいは治療による)免疫不全による感染症が多い。いっぽう後期にはむしろ虚血性心疾患による死亡が増えており、ステロイドによる副作用のひとつとして数えることができるかもしれない。

 (昔も今も一番怖い病気は感染症なのです。免疫は感染症に対抗するために進化してきたのです。ワクチンと抗生物質により感染症は制圧されたのですが、はたまた新しい人体の敵が現れました。それこそ文明が作り出した化学物質です。医薬品も化学物質であるからこそ病気を作り出しているのです。世界中は化学物質で溢れ尽くされています。この化学物質を処理しようとする人体の免疫を殺そうとする薬が使われだしたことによって、制圧されたと思われていた感染症をまたまた増やしだしたのです。

 感染症で人はどのように死ぬのでしょうか?人体に入った細菌やウイルスが、人体の様々な組織のみならず血管にまで侵入し、そこで増殖します。ウイルスが血管の中で増えるのをバイレミアといいます。細菌が免疫の落ちた患者の血管の中で増え続けるのをバクテレミアといいます。増え続けたウイルスや細菌は血管内で増え続けるのみならず、リンパ管やリンパ節においても増殖し続けます。これらの病原菌は血管やリンパ管の中で人体にとって新たなる敵となる毒素を作り続けます。この毒素を処理するために人体は新たなる武器を作らざるをえなくなります。増えていく敵を直接殺すのみならず、新たなる毒素も敵になってしまうのです。増え続けた病原菌は様々な血管やリンパ管の内皮細胞に入り込んだり、組織に出て行ってさらにそこで増えようとするのみならず、様々な細胞に入り込んで増え続けようとします。これらの増えた莫大な病原菌に対して免疫も必死で対抗します。あらゆるサイトカインを作り、サイトカイン血症を起こします。先天免疫の細胞をはじめ後天免疫の細胞を大動員して戦いをあらゆる場所で続けます。敵を殺し続け、毒素も処理し続けるのですが、免疫を落とされた患者の人体では敵も毒素もどんどん増え続けます。まさに第二次世界大戦の世界であります。

 最後は敗血症や肺毛細血管漏出症候群になります。肺毛細血管漏出症候群は臨床的には急性呼吸促迫症候群(ARDS)とよばれるものです。さらに播種性血管内凝固症候群(DIC)などといわれる状態になります。これらの病気について少し詳しく説明しましょう。

 敗血症という名前はどうしてつけられたのでしょうか?英語ではBlood PoisoningとかSepsisといわれます。Blood Poisoningは血が毒素で汚されることです。この毒素は細菌が作り出した内毒素や外毒素とよばれるものであります。Sepsisは膿血症とよばれることもあり、ブドウ球菌などの化膿性微生物が血管に増えているのでSepsisという名前がつけられたのです。この状態になると、血管外の組織はもともと病原菌が侵入してきた場所ですから、免疫が落ちている患者の組織ではさらに多くの毒素と化膿菌が増えており、免疫がそれらを処理するために血管から免疫の武器を運ぶために大量の漿液が漏れ出て行きます。すると循環血流がどんどん減り、心臓から血液が送れなくなり血圧が測れなくなります。この状態をショックといいます。敗血症のために起こったので敗血性ショックとよばれます。

 近頃ではこの敗血症という言葉は、全身性炎症性反応症候群のひとつとして考えられるようになりました。この症候群の中には敗血性ショックのみならず、先ほど挙げた肺毛細血管漏出症候群も含みます。つまり血管内皮の障害により、毛細血管から血液の一部である血漿が毛細血管から漏出して肺水腫となり、呼吸不全をきたすのです。臨床的には急性呼吸促迫症候群(ARDS)といわれるのです。息ができなくなると死ぬしかありません。

 さらに血管の血流が減ると腎臓は乏血に弱いので急性腎不全を起こします。さらに戦いが全身で行われると、全身性炎症性反応症候群となり、あちこちの全身の組織の破壊が起こり、血管内細胞も破壊されます。すると血管の中でも出血が起こり、その出血を止めるために血小板がどんどん増えて、あちこちの血管が凝固していきます。最後は播種性血管内凝固症候群(DIC)という状態になります。(播種は「はしゅ」と読み、意味は種が播かれるという意味です。)つまりまるで種が播かれるように炎症を起こしている全身の血管で出血を止めるために凝固が起こっているという症状になるのです。

 血液が送られなくなり栄養も酸素も途絶えてしまった臓器は生き続けることができません。最後は多臓器不全(MOF)になって人体の数多くの器官の働きがなくなり死んでいくのです。神経系や血管系や血液系や肺や肝臓や腎臓などの臓器は、血流が途絶えるとすぐに影響を受けやすく、これらの多臓器の働きがなくなり人間という個体も死んでしまうのです。

 皆さん、こんなことがSLEで起こると思いますか?結局はステロイドを長期に飲まされた患者の免疫が弱まり、あらゆる種類の病原菌に対して上のような状態になって死んでいくのです。なぜならばSLEは病原菌でないことは誰もが知っていることですから、誰が、何が感染症を起こしたかの責任を追及すべきなのです。免疫の遺伝子の働きを傷つけ、病原菌をやっつける免疫の働きを傷つけた薬がSLEの患者の命を奪い取ってしまうのです。さらにこのような免疫を落とす薬を出し続ける医者が作った感染症がSLEの死の原因といえます。SLEを最初に作った化学物質ではないことを知っておいてください。)

 ステロイドは塗るものとばかり思っていましたので、ステロイドが内服できるということさえ知らず、ステロイドを体内に入れるなんて恐ろしい・・・、と直感的にぞっとしました。

 (直感的にぞっとしたという思いは、薬に対しては誰もが感じた経験があるはずです。病気の実態さえも知らされずに、無理やり薬を飲ませるように医薬業界はテレビや新聞や雑誌など、あらゆるマスコミを利用して宣伝しまくっています。宣伝は資本主義の本質の一部です。価値のないものを価値あるものと思わせ、無批判的に大衆に大量の商品を売って金を儲けるというのは、まさに資本主義の本質であります。愚かで無知な大衆に価値のない薬を飲ませたり買わせたりするのに、広告会社は毎日毎日知恵を絞っています。

医療に必要な真実は、病気を

 治せる薬だけです。そんなものがどこにあるでしょうか?病気は免疫で治すものですから、あえて言えば、薬を飲まない宣伝をすべきです。誰が「薬を飲まないで病気を治そう」という宣伝をするでしょうか?そんなバカなことをしていて金は一切儲かりません。ところがこんなバカなことをしている男が世界で一人います。それが松本仁幸です。真実は宣伝する必要はないのです。真実である証拠と理論を心をこめて伝えればよいのです。今まさにこの瞬間に私がやっていることです。この真実を判断できるのは賢い人だけです。この患者さんも私の伝えようとしている真実を簡単に理解したからこそSLEを治すことができたのです。)

 これまでわたしは必要以上の薬を飲まないよう心掛けていました。幸運にも私が薬をあまり服用してこなかった理由は、家族にあります。7つ年下の弟が何度も入院するほど重度のアトピーで、彼は1歳から6歳位まで軟膏のステロイドを使用していました。薬を塗っても一向に良くならないことから母親が薬に疑問をもち、色々と勉強をし、ステロイドの恐ろしさを常々私に教えてくれていたので、薬、特にステロイドは絶対使ってはだめだ、ということは幼い頃から頭にありました。

 (やはり教育です。なぜ国は小学校から高等学校まで続く保健体育の授業で、彼女のお母さんがやったような教育をやらないのでしょうか?文科省も厚労省を支配している薬剤メーカーの影響を受けているからでしょうか?患者さんの家族が自ら体験した薬の怖さを薬屋も医者も全て知っているのです。けれども金儲けのために、皆目を瞑り口を閉ざし“見ざる聞かざる言わざる”を続けているだけです。

 実は私がここで述べている真実も私だけが知っているのではありません。全ての医者が知っていることです。あえて言わせてもらえば、知っている真実を知らないとシラを切る、確信犯といえるほどの悪徳なのです。しかし全ての医者が知っている真実を公表すれば、私も含めて全ての医者が失業してしまうでしょう。もちろん世界中の大製薬メーカーも破産してしまうでしょう。悪銭が世界の資本主義を動かしているものですから、しかも悪銭が権力を握っているものですから、暗黙の、いや公然たる真実は永遠に誰も知らない真実として人類の病気を作り続けるでしょう。そして医薬業界は永遠の繁栄を続けるでしょう。悲しいことです。)

 ステロイド以外に治せる方法があるのでは?とインターネットで探し、松本医院の存在を知りました。松本先生の論文と数々の手記を読ませていただいて、その論文内容と先生のお人柄の素晴らしさを直感的に感じ、SLEが確定したら必ず大阪に行くことを決めました。恥ずかしい話、無知なもので、この時点でもまだ大学病院から、「検査の結果、SLEだけれども軽症で入院は不要です。」といわれることを期待していたのです。

 (この期待は正しいのです。SLEと言われたからといって、死ぬ病気でもないし、原因が分からない病気でもないし、治る病気ですから、何も恐れることはないのです。いつも言っているように、病気は免疫と異物との闘いであり、この異物が人間の免疫を凌駕して、人の命を奪い取ってしまうという異物はこの文明世界には何もないのです。逆に症状が出ることは免疫が上がっていることですから喜ぶべきことなのです。ステロイドをどんどん入れられて症状が消えるからこそ悲しむべきなのです。この意味を皆さん理解できますか?医者たちは病気を治そうとしているのではなくて、病気をもてあそび嘘をつきまくって、患者をだましてお金儲けをしようとしているだけだということを理解できますか?医者が免疫を抑えない限りは、死ぬようなことはないのです。先ほど書いたように、医者がステロイドを入れすぎて、全身性炎症性反応症候群になってしまわない限りは、化学物質と戦ったからといって感染症で死ぬことは絶対ないのです。ただ化学物質との戦いは生まれたときから始まっていますから、SLEになるまでどれほど免疫の遺伝子を変えたかが正常な免疫を取り戻す戦い、つまりリバウンド症状が耐えられるかどうかが、治るか治らないかの決め手になるのは言うまでもないことです。

 化学物質とヘルペスウイルスがなければ、現代の文明には怖い原因物質はないといえます。さらに医者と医薬品がなければ、ますます病気も減るといえます。悲しいことです。)

 松本医院のサイトを読みすすめていくと、病気の原因は心のストレス・心のあり方だという部分を読み、自分自身でステロイドホルモンやアドレナリンを出して免疫を抑え続けていたことに心底驚きました。これまでの体調不良に対する、答えではないか、と思いました。症状が大きく現れたタイミングに関しても個人的に納得いくものがありました。この時期、心がホッとすることが多く、免疫が徐々に上がっていたのだと思います。

 (彼女は私の理論と病気の意味、自分の経験と心のあり方を完全に正しく結びつけて、SLEの意味も理解しておられます。

 皆さん、この患者さんのSLEの手記を読んでいるときに感じられませんか?彼女がいかに淡々と、いかに理知的に、いかに素直に正直に書き綴っておられるかを。診察をしても彼女は無駄なことを一言も言いません。泣き言も一言も私には伝えません。とっても控えめに、しかも簡潔に症状を伝えてくれていました。この文章も彼女の人柄と本質をつかむ頭の良さが随所に見られます。遠方から来られている方ですから、しょっちゅう診察に来るわけにはいかなかったので、人としての印象は強くありませんでした。しかもこれだけの重症患者でいらっしゃったのに、困ったときに必ず電話をしなさいという携帯電話へのコールもほとんどありませんでした。

 どんなひどい症状であっても、彼女は病気の意味を理解し納得し、自分の心ひとつで引き受けていた方です。もちろん1年の闘病の後にSLEの症状もデータもほとんど消えてしまい、最後に残ったのは私の理論どおりにアトピーだけということになったので、気持ちもずいぶん落ち着きを取り戻したと思いますが、それにしても理性的で、かつおしとやかな文章には驚かざるをえません。IQもEQも両方とも極めて高いお方だからです。)

 今日はここまでです。2012/08/16

 7.(全身性エリトマトーデスの診断 大学病院 膠原病科、循環器科 2011.9.20)

 

 SLE疑いと言われた翌週に、大学病院で受診をすると 「SLEでしょう。」「今週中に精査入院してください。」と言われました。 しばらく休養したらよいのでは?いう私の問いかけに医師は、「この病気は休めばよいというものではない。」とお答えになりました。

 (彼女が国立大学病院の診察の中で、担当医が「精査入院してください」という言葉に対して「しばらく休養したらよいのでは?」と医療に関しては100%ズブの素人でいらっしゃる彼女が自信を持って応答されるところが素晴らしいのです。一般大衆の全てにとっては、医療に関しては大学病院の先生は天皇のような存在です。

 まず医者は頭が良い人しかなれないという偏差値幻想は患者にコンプレックスを抱かせます。医者は金より尊い命を救ってくれる神のような存在だと思い込まされ、従って医者は100%正しいことをやってくれると患者は教え込まれています。もちろん言うまでもなく、医学に関しては医者と患者とでは天と地の知識の差があり、さらに医療行為は全て医者に任せざるを得ない関係は、支配者と奴隷の関係と変わりはありません。なぜならば病気になれば患者は病院に行くしか他に道がないからです。だからこそ最終病院である大学の先生に対しては100%命令に従うしかないのです。しかもこのように全ての面において弱い立場にあるものですから、機嫌を損ねると何をされるか分からないという潜在意識下の恐怖心もあります。こんな状況で、医学のみならず人間洞察においても全く無知である愚かな患者が、大学病院の医者の言い分に楯突くような質問をしたり、要求をすることはまず不可能なのであります。

 にもかかわらず、彼女は「休養するだけでいいのではないですか」という問いかけを大学病院の医者に対してやったということは、彼女の理性と勇気の勝利です。だからこそこのような素晴らしい手記が書けたのです。今の医療界は道理と理性に基づいた世界ではありません。患者に対して圧倒的な支配力を持って病気を治すのではなくて、金儲けだけに血道をあげている談合社会ですから、病気になることは患者にとっては“飛んで火にいる夏の虫”同然です。残念です。医薬関係者だけが稼げるこの談合社会の最も大きな間違いの根源は、あらゆる病気は38億年かかって進化した患者の免疫の遺伝子であることを故意に忘れ去ってしまっていることです。

 ここでさらに人間に対する深遠なる真実を書き記しておきましょう。仮に彼女が一念発起して医者になり、大学病院で診察をするようになったとします。果たして彼女は今の大学病院がやっていることをしないで、私の真実の医学の道を進むことができるでしょうか?おそらくNOでしょう。彼女が診察してもらった大学の医学部を卒業してその大学の病院の医師になれば、彼女もこの大学病院の医師と同じように免疫を抑える間違いを患者に堂々と語り、同じような間違った治療をやらざるをえないのです。なぜならば、そうしなければ彼女は大学病院で生き残ることができなくなるからです。それは権力に立ち向かえばその組織からは放り出されるからです。これが人間社会の悲しい真実です。一介の医者は組織に所属している限り、その組織の集団の支配力には勝てないということです。

 患者の立場から医者の立場に変わってしまえば、病気を治してもらいたい本当の患者の真実などというのは、病院側の金を儲けるという嘘の真実によって簡単に無視されひっくり返ってしまうということですよね。アッハッハ!!!!!真実などは金さえ儲かればどうなってもいいんですよね、生身の人間にとっては。アッハッハ!!!

 人間の敵はやっぱり人間なのですね。さらに人間の敵は大きな組織なのですね。人間の敵は金なのですね。真実の敵は組織なのですね。ところがコロッと立場が変わると敵が味方になってしまうのですから、一体人間は何を信じたらよいのでしょうか?ワッハッハ!)

 同じ日に心膜炎・胸膜炎のため循環器科の診察中その循環器の医師が、「自分だったらロキソニン系の薬を入れて胸の水をなくすけど、SLEだったらステロイドを使うのだろうなあ。前、SLEの患者で同じような症状の20代の女性が救急車で運ばれてきて亡くなったからなあー・・・。」とつぶやいていたのが非常に印象に残っています。

 (上手に医者は患者さんを脅かします。まるでインテリやくざまがいですね。なぜSLEで死んだのかについては一切言及せずにこっそり呟くというのは、なかなかの策士家ですよね。既に上に書いたように、SLEで亡くなるのは医者が殺すからです。患者の免疫を助けるのではなくて、免疫を殺してしまう医療がSLEの患者を殺してしまうのです。)

医療に関して無知だった私はどこをどう質問していいのかわからず、ただその言葉を聞き、記憶をしようと努めました。今の私の胸のあたりは死にそうではないけれど普通ではない状態なのだなということは理解できましたが、同じような症状(胸水)をもった患者さんが亡くなったという情報にはとても動揺しました。また、それと同時に、大学病院の医療は進んでいるのでステロイドを使わない方法を提案してくださるのでは?と考えていましたので、この時初めて「ステロイド」という言葉を聞いて、「やっぱり大きな病院でもステロイドを使うのだ・・・」と思いました。

 (毎日の新聞は医学の進歩を大々的に宣伝し続けています。100年以上も医学研究が日夜続けられています。確かに寿命は増えましたが、これは感染症が死ぬ人がいなくなったためだけのことです。だけれども病気は減るどころかますます増えていきます。なぜでしょうか?現代の医学の研究は命を守る免疫の遺伝子を解明すればするほど、どこの免疫を抑えれば高い薬を作り、さらに病気を作ることができるかが分かるからです。近頃はステロイドは簡単に作れますので、安価なステロイドを大量に作って売っても儲けがなくなってしまいました。だからこそステロイドよりも効かないが、見掛けは副作用は少ない薬を手数をかけて作ると、厚労省から高い薬価をつけてもらえるので、相変わらず無駄な医学研究が行われているのです。結局病気はいずれにしろ治らないのですが。なぜならばいくら頑張っても製薬メーカーは免疫を高める薬は永遠に作れないからです。

 去年の医療費は40兆円を超えました。介護医療を含めて医療関係費用は80兆円を超えています。一体誰がこの金を負担するのでしょうか?全て国民の税金です。さらにこの金は誰の懐に入るのでしょうか?医薬業界です。製薬メーカーであり、医療器具メーカーであり、検査屋であり、医者であり、大学病院であり、市中の病院であり、看護婦であり、その他全てのパラメディカルな従事者であります。さらに医薬品を宣伝したりする広告会社を含めばキリがありません。

 私は何も嫉妬を抱いてこんな話をしているのではありません。病気を治せない医療は何の意味があるのか、病気を作る医療は悪そのものではないのか、税収が40兆円であるときに、病気を作る医療費だけで40兆円を超えてしまう国家財政はいつまで存続し、その赤字を誰が負担するのかという問題を皆さんに考えてもらいたいからです。この問題をまともに取り組まない政治家の全ては失格です。今をときめく橋下徹大阪市長は維新八策を唱えて権力を取りたいために色々こね回していますが、彼の政策には人気集め以外に全く価値がありません。病気を治してナンボという原点に戻らない限り、国民皆保険は全く最大の無駄になります。この無駄が解決されれば消費税も1円もいらなくなるのです。残念です。)

 

 私は自分の肺の下約1/4が真っ白になってしまっているレントゲン写真を眺めながら、この先どうしたらいいのだろうと漠然とした不安を感じました。

 (目の前に胸膜炎のレントゲンの写真を見せられた素人の患者さんは、普通ならば卒倒してしまうでしょう。ただ彼女は直感的には、こんな状況でもすぐに死ぬわけではないと確信されていたのは、彼女の中の何がそうさせたのでしょうか?不思議な人です。結局はステロイドで治すことができないという確信が、彼女に現代医療を拒絶させたのでしょう。一番大事なポイントはここです。

 本当に死ぬときにはステロイドを使えばよいのです。ステロイドを使ってどんどん遺伝子を変えていけばいいのです。生きられる限りは少しばかり遺伝子を変えたからといって何の文句も言う必要はないのです。“命あっての物種”です。胸膜炎によって引き起こされた胸水が肺の1/4覆っていたとしても、息ができて普通の生活ができている限りは死ぬことはないという彼女の実感は、まさに彼女の生命力そのものです。実はこの胸膜炎も感染症によるものだったら、感染症に対する治療をしない限りは、上に述べたように、最後は敗血症や肺毛細血管漏出症候群になったり、最後の最後は播種性血管内凝固症候群(DIC)になって死んでしまうこともあるのです。大学病院の先生は一言もこの胸膜炎の原因は感染症であると言っていないので、彼女は頑張ることができたのです。他方、化学物質との戦いは感染症と違って、化学物質は増えることはないので、一刻を争う必要はないのです。

 今私の患者さんには、日本に1500人しかいないとされている難病であるキャッスルマン病という病名で東京から受診されている人がおられます。10何年前からステロイドをやらなければ死ぬと言われてきたのですが、私を知ってから一切の不安もなくなり、ピンピンしておられる人がいます。本当に怖い病気は現代文明においては感染症以外何もないのです。だからこそ病院がなくても医者がなくても薬がなくても、自分の免疫で全ての病気を治すことができるのです。

 この世の中は善を装った偽善の花盛りで、全てが嘘で動いています。というよりも、金のために嘘をついて儲ける社会が資本主義社会なのです。これに代わるシステムはないかですって?おそらくないでしょう。どんなシステムを作っても、嘘をついて金を儲ける才能に溢れた賢い人たちが支配する限り、永遠にないでしょう。残念です。アホな人たちは常に賢い人たちの犠牲者となる歴史が営々と続くでしょう。残念です。だからこそアホな人たちは勉強して騙されないようになってください、と頼んだところで、本人が勉強しない限りは永遠にアホのままですから、どう転んだところで世の中は変わるものではないのでしょう。ただ私は医療の真実のみならず、人間の真実を求めて勉強し続けるだけです。)

 この日は入院に関する説明を受けて、書類を持って帰宅しました。
診察内容:レントゲン、採血、心電図、超音波

 8.(病状)

 この頃の症状は、慢性的に続く微熱(37.4~38.0程度)、(IgGの世界は必ず熱が出ます。膠原病熱と言います。)胸部痛(これが一番症状が強かったです)(胸膜に起こった膠原病の痛みとヘルペスの痛みが加わっています。)・背部痛・腹部痛(この2つの痛みはヘルペスによるものです。)・血便(腸管の膠原病であるクローン病や潰瘍性大腸炎も起こっていたのでしょう。)・呼吸しにくさ(深呼吸やあくびができない・しゃっくりしているような呼吸)(ヘルペスとの戦いによるものと胸膜炎によるものです。)・倦怠感・(ヘルペスとの戦いによるものです。)食欲減退・体重減少(47キロから42キロ)・歩くのは問題ないが走れない・動悸・軽い関節痛(手首・指)。(SLEですから、当然リウマチもあったのです。)などの症状がありました。 胸痛のため睡眠中も身動きがとれなかったのは辛かったです。(この胸痛はヘルペスによる肋間神経痛と、胸膜炎のためです。)

 (彼女は4番目の目次の項の中で次のように書いておられます。

 『4.(医療センター 内科、循環器科受診)2011.8.2、8.11、8.23  熱が続くので周囲の勧めで近隣の一番大きな病院の内科を受診することにしました。前の病院で原因がわからないと言われたので、社会人になってからのこれまでの体調に関して時系列にリスト化して異常を訴えました。』

 このように社会人になってからの体調に関して時系列でリスト化されるほど、医療センターの先生に正確に異常を訴えたほどの人ですから、この8番目の目次の項に書かれている病状もきわめて具体的で正確でかつ精細です。生まれつき几帳面で正直でいらっしゃるから、SLEになられたとも言えるほどです。化学物質が紛れ込んでいない食べ物や水や空気がない21世紀の文明においては、彼女のような実直な人が常に副腎皮質ホルモンを作り続け、真面目に生きているからこそAID遺伝子が逆クラススイッチしてIgEがIgGになる膠原病になられたのです。

 私はなかば冗談、なかば真面目に、膠原病の患者さんに伝えます。「やくざは絶対にこのような病気にはならない。なぜならば彼らはストレスが何もないから。人を殺しても人を脅かしても、お金さえ儲ければ喜びを感ずるだけで自責の念をまるで感じない人はこのような膠原病にはならない。」と、日ごろ口癖のように伝えています。さらに冗談に「全ての人がやくざになれば膠原病はなくなるでしょう。」と付け加えています。ワッハッハ!もちろん彼女のような方がやくざの組に入れば、自責の念で自殺するでしょうが。ワッハッハ!冗談ついでに言わせてもらいましょう。全ての人が医薬業界の仕事をすれば、日本から貧乏人がなくなる、と。ワッハッハ!)

 9.(松本医院へ)2011.9.21

 (やっと松本医院に到着しました。さぁ、ここから私の出番です。)

 

 母に入院することが決定した話をし、二人とも沈んだ気持ちになっていたら、ふと松本医院のことを思い出し、母に話してみました。ホームページを見せて読んでもらい、入院前に行くか入院後に行くか色々と話し合いました。母の「入院の前に、まず明日行こう」という言葉に押されて行くことにしました。この時、母に相談して本当によかったです。

 

 (広島の遠路からいらっしゃるわけですから、よほど私のことを信頼されない限りは受診される決断は出せなかったのでしょう。私の患者さんはほとんどが難病といわれる病気をもって受診されます。近頃は外国からも来られます。今思い出せば、ドイツから来られた高名な音楽家のリウマチを治したこともあります。近頃は厚労省が遠隔治療を認めてくれましたので、遠くから来られないときには漢方煎じ薬を送ってあげることが許されるようになったので、これに対しては厚労省には患者さんも私も感謝しております。

 治してナンボの医療をやっている松本医院ですから、遠い外国からも、また日本の津々浦々から難病を治してもらうために来られるのは当然ですが、実は私が治しているのではないということを充分知ってもらいたいのです。遠路から来られる前には、必ず私のホームページの私の理論と実際患者さんの手記を充分読まれて、病気は(難病と言い換えてもいいのですが)は自分の免疫で治すものであり、その免疫の働きを充分理解されて初めて自分で難病を治せることをも理解してもらいたいのです。受診される前に何十回も読んできてもらいたいのです。

 現代の医者はあらゆるマスコミを利用して、まるで医者が病気を治し薬が治すような宣伝をしまくっていますが、医者と薬は病気を治すどころか新たな病気を作っていることを皆さんに知ってもらいたいのです。世界中の製薬メーカーが作っている薬は、免疫の遺伝子の働きを損ねるものしかないものですから、論理的にあらゆる病気は現代の薬では治せないのです。にもかかわらず医薬業界は金力と宣伝と専門知識を悪用して世界中で病気をばら撒いて金を儲け続けています。許せないことですが、私一人ではどうにもなりません。残念です。)

 松本医院に着くと漢方のにおいがし、病院特有の人工的なにおいではなくて、安心できるにおいに感じました。

 (彼女は本当に生まれつきの自然児でいらっしゃいます。本能的に薬は免疫を抑えて病気を作る人工的毒薬であることを直感的に感じ取る力をお持ちの方です。漢方煎じ薬は植物の薬草をそのまま利用しています。植物は害虫をはじめとする様々な病原菌から身を守るために免疫の成分をたっぷり毎日作り続けています。だからこそこの成分を煎じて飲めば免疫を上げることができるので、あらゆる薬の中で唯一の免疫向上促進の自然の薬と言えます。5000年の歴史を持った中国人の頭の良さに感心しております。)

 待合室にはミーティングをされている松本先生らしき声がきこえ、その熱気を感じ、待合室にある多くの張り紙も人間的な雰囲気でとても安心できました。

 (私の医院はおそらく日本一汚い医院です。にもかかわらずこのような人間的な雰囲気でとても安心していただいた心に感謝します。張り紙も宣伝のためではなくて、真実を伝えるための張り紙であり、金を儲けるための意図的な思いが何もないことを感じ取ってもらって嬉しいです。世の中は全て金儲けで動いています。私は真実を語り、実行し、病気を治す手伝いをして、その報酬を結果としていただくものですから、宣伝くさい言辞を弄する必要は何もないのです。)

 診察では色々とお話しをしましたが、松本先生が質問されました。 「ホームページにはSLEの患者さんの手記はないのに、どうして来たんや?」 「先生の論文を読んで、リウマチもSLEも同じ膠原病だから治ると思って来ました。」 と私が答えると、 「偉い。」 といって握手をしてくださいました。

 (SLEという病名は、何回も書いているようにどうでもいいのです。病名は本来、病気の原因につながる病名をつけるか、その病気を治す免疫の働きに関わる病名をつけるかのどちらかにすべきです。症状だけで気まぐれに病名をつけても何の意味もないのです。21世紀の文明社会において原因はただ2つ、化学物質とヘルペスだけです。22000ちかくの病名がありますが、全て患者にとってはコケ脅しの病名に過ぎません。

 あえて最後残った病気を指摘すれば、一度傷ついた腎臓を元に戻すことが難しいことぐらいです。腎臓の傷というのは、毛細血管の塊である糸球体と、血液をろ過されて作られた原尿から栄養素を血管に戻すために再吸収する仕事をしてくれる尿細管の傷しかありません。とりわけ糸球体が一度傷つけられると、その傷を正常に戻すことができなくて、いつまでも尿にタンパクや鮮血が出続けるのです。この傷を治すことは自分の修復能力、つまり免疫の力で治すしかないのですが、漢方煎じ薬を用いてやって治る人もいるし、治らない人もいるので、慢性腎炎については今のところ何も書いていません。いずれ書くつもりです。

 

 SLEは既に何人も治していたのですが、SLEという病名で患者さんが医学書で調べられると、始めに書いたように死に至る病気だと言わんばかりに書かれていたり、かつ永遠に治ることがないと堂々と書かれているので、患者さんに不安を与えないためにリウマチという病名で治してきたのです。ですから、SLEの患者さんの手記がないのは当然だったのですが、そのことを私は重々知っていたので、なぜ「SLEの手記がないのに来たのか」と尋ねたのです。その答えが素晴らしいものでした。「SLEもリウマチも同じ膠原病であるので治るから来たのだ」という論理的にも最高の答えであり、かつ私の治してナンボの医療を理解してこられたので、彼女の頭の良さに敬服しました。

 病医院は原因が分からない病気とか、治らない病気に手を出すべきではありません。全ての病気を治せる松本医院に即座に紹介すべきです。そんなことをされたら私は1日に何万人診ないといけなくなって即死することになるので、やめてくださいよ!ワッハッハ!)

 松本先生の診察を受けていると前向きな気持ちが湧いてきて、精神的な面でも大変楽になりました。今思うと松本医院に出会わなければ、私はどうなっていたのか、わかりません。

 (遠路から来られる患者さんは、絶対に治らないと診断された難病をもってこられます。私の診察室に入る前は鬱状態の難病を持った人と変わりませんが、出て行くときは躁状態です。ワッハッハ!なぜなら治らない病気はないのですから、あなたの病気は自分の免疫で治すことができると伝えると、彼らの心はすっかり躁になってしまうのです。もちろんどれだけ遺伝子を変えてリバウンドに耐えられるかという話もしますが、同時にリバウンドで死んだ人は見たことがないと伝えると、患者さんはさらに戦う気持ちになり、病気を自分の免疫で治そうとする前向きな姿勢になって診察室を出て行きます。 私は初診の患者さんにヌカ喜びさせているのではありません。ただ治らない病気はない、自分の免疫で治せない病気はない、治すのは私ではない、漢方煎じ薬はあなたの免疫の手足助をするだけだ、あなたの病気の原因は化学物質でありヘルペスだ、膠原病はAID遺伝子をONにすればIgGがIgEになり、あとはサプレッサーT細胞に免疫寛容を起こさせればよいのだ、と言うだけです。

 ただひとつ一番大事なことを最後に必ず付け加えます。本来アレルギーで出すべき病気を膠原病にしてしまったのはあなたの心だ!ストレスをかけるような心のあり方が間違いだ!攻撃的になるな、欲を抱きすぎるな、嫉妬を抱くな、妬むな、ひがむな、怒るな、恐れるな!などを繰り返して言います。最後の最後に、とっておきのアドバイスがあります。幸せな人の喜びを感じてあげてください、自分よりも賢く、金儲けがうまく、ハンサムで、美人で、魅力的でもてる人の喜びを喜んであげなさい、と伝えるのです。

 免疫を抑えない最も優れた心のあり方は、自分のストレスホルモンである副腎皮質ホルモンを0にすることです。この勝ってナンボの競争世界においては実際はなかなか無理なことです。しかし心で他人の幸せを喜ぶこと以上にストレスのない心は他にないのです。私はできます。一瞬ですけれども、この一瞬を、二瞬にし、三瞬にし、永続的なものにしようと私は努力しています。私のできることは全ての人ができます。ただ私は人間にできることを実証しているだけです。病気でない人でも他人の幸せを心から共感してあげる時間を増やせば増やすほど、自分が幸せになるのみならず世の中が幸せになれるのです。皆さん、自分の心の汚さを毎日毎日凝視し続けてください。)

 これまでいくつか病院に行きましたが、松本先生のようなお医者様にはじめて出会いました。

 (それは当然のことです。だって私は世界中の何千万人という医者と、世界中のグローバルな大製薬医薬メーカーと、各国の厚生省の全てを敵に回しているドンキホーテのような損得の分からないアホですから、当然のことなのです。世の中は全て損得の金で動いていますが、真実だけで動こうとしている医者ですから、彼女のような鋭い感受性を持っている人が初めて出会った医者と感じられるのは理の当然です。もちろん感受性のないIQもEQも低い人は何も感じないでしょうが、このような感じ方をしてもらうのは私の心のあり方と彼女の心のあり方が共感し合えることができるからです。)

 ただただ尊敬の気持ちがわいてきます。

 (そうです。嫉妬が渦巻いている日本の社会の中で、優れた人を妬まないどころか、尊敬するという気持ちがだんだん減ってきました。とりわけ真実が金の前で踏みつけにされてしまっている資本主義社会において、ますます他人を心から尊敬できる人が少なくなってきました。自分の心を隠し、偽善でみちみち溢れている金の世界、つまり資本主義の世界では成功した人物で偽善者でない人物を探すことはほぼ不可能になりました。これも先ほどの話ですが、組織が偽善で凝り固まっているときに、その偽善を指摘し真実に変えようとするときには、その組織の中で生き続けることはほとんど不可能になってしまったからです。

 例えば彼女もこの手記は匿名になっていますが、彼女が本当に真実だけを追究し、SLEで困っている人を助けてあげたいと思う気持ちがあり、それだけで動くことができれば本名を出せたはずです。ところが世の中は組織がいつも彼女を監視しています。現代のSLEの治療は間違っているなどと堂々と言ってしまえば、私と同じ立場に陥ってしまうでしょう。

 私は医者ですから、SLEの患者さんは日本に数万人、アメリカには25万人いますから、私のSLEを治す理論と証拠を理解できれば、私の医院に治したい人は必ず来てくれます。私は真実を実行して、つまりSLEを理論どおりに治すことができますので、必ず患者を喜ばせ、つまり人のためになることをやり、かつ私も喜びかつ仕事が増え、SLEを治せば治すほど医学界からは無視され非難されいじいめられても、患者のSLEを治す限りは報酬が入ってきます。つまり飯が食えます。ところが彼女がいくらSLEは現代の医療では治せないが、松本医院で治せると言ったところで、私が受けている様々な仕打ちを利害関係者から受けるだけで報酬が全くありません。つまり大製薬メーカーが支配している医療界は、結局は医療や健康や病気に関わる全ての組織を支配していることになるので、どうしても名前を出したくないということも、私は充分承知しています。

 従って日本社会に生きる限りは資本社会に権力者が支配権を持ち、その支配下の中で医療が潤い、その医者が一般大衆に対して治療の権力を一手に握っているものですから、病気を作って金をどんどん儲ける医薬業界を正さない限りは、一般大衆は泣き寝入りしかないのです。従って間違った医療は永遠に続くことになります。残念ながらこれが永遠に変えられない現実なのです。残念です。この話は何も医薬業界だけではありません。全ての分野で通ずる話です。民主主義といったところで結局は金が支配しているだけなのです。残念です。最後に一言、本当に尊敬すべきは真実だけです。人間って似たようなものです。だって全ての人が同じエゴなる遺伝子を持っているからです。エゴがあるからこそ生きる力が生まれ、エゴを第一に考えることが人間の本質なのです。)

 このように真実を追究し、患者自身の内面に働きかけ、根本的に病気を治してくださるお医者様は他にはいらっしゃらないでしょう。 おっしゃることはどれも納得のいくもので、端々に現れるやさしさを感じて思わず涙が出そうになり、あまり人前で泣くことをしないので必死でこらえたことを覚えています。

 (この世に真実を探し求める以上に尊いことはないのです。なぜかというと先ほど言ったように、尊ぶべきは真実だけであるからです。ただ他の人よりも金儲けを第一にして、全ての良心をかなぐり捨てて、真実に対する敬意もかなぐり捨ててしまっている医者は、どのような死に方ができるのかいつも疑問に感じています。

 私は休みの日でもこのようにホームページを作っているのは、真実の遺書を残すためです。人が生きた価値は生きている間にどれだけ真実を探し出し、かつ真実を実行し、かつその結果、自分のエゴを満足させることができるかによって決まると考えています。毎週毎週、休みの日に時間を取って書くのも死にぞこないの67歳の老人にとっては、結構しんどいことです。もちろん私は自分のことを老人と思ったことなど全くないことを付け加えておきます。若くしてマスターベーションに励んでいる10代や20代、あるいは30代の男より、私の心ははるかに若いと考えていますし、その通りなのです。だからこそ向学心も彼らには絶対に負けないのです。なぜこんなにいつまでも若くいられるのでしょうか?それは真実に愛され、真実を愛し、心の栄養素である真実をいつも食べているからです。だから常に心は赤子の好奇心で満たされているのです。死ぬまで真実を求め実行することを誓います。

 真実はやさしさ、醜さ、美しさ、善などの感情を超えています。私は何もやさしくしてあげようと思って言葉を吐いたことはありません。ただ真実に対する無知に気づいていない患者の大人たちに怒りを爆発させることが何回もあります。真実を知らずして生き続けている人に対して激しい怒りを感ずることがあります。しかしその怒りを覚えるのも、「お前たちに真実を知ってもらいたい、少なくとも医療に関して真実を知ってもらいたい」という思いを持っているからです。私は目的的に金儲けをしているわけではないので、損得などは全く考えないで怒鳴りつけることがあります。つまり患者がどう思おうが、真実を常に大事にしているからこそ、患者に恨まれても誤解されても、仕方がないことだと思っています。そのうちに夜影に乗じて医薬業界の刺客か、怒鳴りつけた患者に殺されることになるでしょう。そのためにこのように真実の遺書を書き続け、世に残しておきたいからです。)

 診察の後、漢方薬について看護師さんにも色々と説明をしていただき、細かい相談もさせてもらって、とても親切にしていただきました。ありがとうございました。松本医院は全体が力を合わせて運営されているのだと感じました。

 (私の看護婦さんもMCTDでいらっしゃったので、縁があって私の医院で仕事をしてもらっています。私の理論を完全に理解し、かつ私よりも親切な人なので、私よりも患者さんのうけは良いようです。アッハッハ!)

 診察・治療内容:採血、検尿、鍼灸

 10.(治療開始)2011.9.22

 

 大阪へ行った翌日からすぐ漢方薬服用・漢方風呂・お灸を開始しました。服用は免疫を上げるものと胸の症状を和らげるもの2種類。

 (胸の症状を和らげるのが抗ヘルペス剤です。彼女はヘルペス性の肋間神経痛を起こしていたことは既に説明しました。彼女のこの手記ではヘルペスについてはあまり触れていないのですが、大学病院でヘルペスのことを一切言われたことがないからです。ですからヘルペスとの戦いによる症状は充分に理解されていなかったようです。だってSLEという病名だけで彼女の頭と心はいっぱいだったからでしょう。ましてやSLEによる胸膜炎がひどかったので、ますますヘルペス性の肋間神経痛のことは頭には入っていなかったのでしょう。)

 薬を薬局で渡された時は、植物を乾燥させて細かくしたものがビニール袋に入っていて、プラスチックで包装された無機質な化学物質の薬よりも、素朴な植物の暖かさを感じ、うれしく思ったことを覚えています。私の病気は化学物質で治るものではなく、手間と時間をかけて向き合って治すものなのだ、と直感で感じました。

 

 (彼女は自然に対する人間の原初的な憧憬を今なおもっておられる数少ない女性です。現代文明は全てが人工的な化学物質で出来ているが故に、彼女もSLEになってしまったのです。人工的なものが多くなればなるほど、地球は有限ですから、必ず自然は壊れていきます。人工的なものを作れば作るほどお金は儲かるものですから、ますます自然がないがしろにされていきます。このような文明を人間は勝手に発展とよんで喜んでいます。

 既に人類は化学物質を作りすぎて、アレルギーと膠原病という病気で、自然から逆襲を受けだしています。地球の温暖化も文明が作り出した自然破壊の一つです。欲望を肥大化させるために進化した人間の頭脳は、一度快楽を覚えてしまえばその記憶を消し去ることが出来ません。地球上の全ての人間がこぞって人工的快楽を求め続けるのは、人間の脳の進化の当然の結果と言えます。脳がある限り、この勢いは止めることは出来ないでしょう。つまり自然の破壊は、地球の破壊であります。いずれ地球も人間が住む場所ではなくなるでしょう、残念です。けれどもみんなで滅べば怖いことは何もありませんね、ワッハッハ!)

 におい・味ともに少し個性的なものでしたが、ステロイドを飲むこと、これで病気が治るということを考えるとまったく苦にはなりませんでした。飲み始めるとすぐ、便秘がなおり、若干下痢気味になりました。

 (ステロイドを飲まなければ病気が治るという、なんという明快な答えでしょう!しかもこれが彼女の心に頭脳にすっと通り、全てを解決してしまう象徴的な答えとなっているのです。その通りです。免疫を抑える最悪のステロイドこそが命を守る免疫の遺伝子を枯渇させているのに、医者も愚かな大衆も誰も気づいていないのです。なぜでしょう?ステロイドで儲けている医者も、ステロイドで病気を作られているアホな大衆も気づいていないのはなぜでしょうか?アホな大衆は考える力が何一つないからです。彼女のようにIQもEQも低い人は何も考えないで、何も感じないで生きているだけです。人間ロボットのような生活をしているだけです。それを良いことに賢い医者たちは人間ロボットを騙し続けているのです。あぁ、悲しいなぁ、悲しいなぁ!

 

 皆さん、私がなぜステロイドにこだわるか、ご存知ですか?ステロイドこそ人間の免疫の遺伝子を即座に長期に変え続ける最高の薬であるからです。ステロイドの前ではあらゆる免疫抑制剤は赤子のようなものです。このステロイドはホルモンであるからこそ、ごく微量でも免疫の遺伝子の働きを変えて、症状は取れ一時的な快楽を得られるので、アホな大衆を騙すことが出来るのです。

 実はこのステロイドを人間は自分の副腎皮質で作っているのです。このステロイドを微量でも少しでもストレスのために過剰に作り続けると、免疫が抑制されることを愚かな大衆は気づいていないのです。だからこそステロイドを作らない心のあり方が大事だと言っているのです。ステロイドを作る必要がない心は、喜びで満ちているストレスが一切ない心です。

 ところがストレスだらけであるこの世において、自分だけのエゴをいつもいつも満たし続けることは絶対に不可能なのです。だからこそ同じ種である、つまり同胞である他人の幸せなエゴの喜びで自分のエゴを満たしなさいと、私は言い続けるのです。他人の心の喜びを盗むのに何の努力も要らないのです。同じ人間として優れた成功した才能のある魅力的な人間の心を自分の心を映すだけで喜びを感じることが出来るのです。

 化学物質がこれほど大量に作られ続けている文明社会においては、ステロイドを出せば出すほど、使えば使うほど、アレルギーが膠原病になり、膠原病は一生治らなくなってしまうのです。日本一の金持ちである柳井正さんや孫正義さんの心を盗んで、柳井正さんや孫正義さんになりましょう!!2人の喜びを感じ取るだけで私の心は満杯になってしまいます。皆さんもそれで充分でしょう!)

 漢方風呂は2日に1度入り、微熱もあり倦怠感もひどかったので、

 (倦怠感はヘルペスによるものです。はじめに渡された薬の中に抗ヘルペス剤が入っていたことは説明しました。倦怠感もヘルペスによるものだということを充分説明したはずですが、彼女がヘルペスについてはそれまでの病院で一切説明されていなかったので、この微熱も倦怠感もヘルペスとの戦いによるものよりも、むしろSLEによるものだと考えていたようです。彼女も含め全ての患者さんには、私の治療中に困ったことがあれば電話しなさいと携帯電話の番号も知らせていたのですが、彼女からはほとんど緊急の電話がかかってくることはありませんでした。これほどひどい症状であったのにもかかわらず電話がなかったのは、彼女のSLEは自分で治すものだと理解しておられた以上に、SLEという病気を自分が引き受けるべき病気として受け入れていたからでしょう。それに私を100%信頼していたものですから、私がいつも言っているように、死なない限りは自分の免疫で治るという言葉を信じていたからでしょう。死ぬと思うときにはそれこそステロイドを使えば全ての症状は消えると伝えておいたので、ますます腹が決まっていたからでしょう。)

 お風呂は一時間つかるので精一杯でした。お灸は毎日母にお願いして背中にしてもらいました。痕になってしまったのが少し悲しいですが、当時はわらにもすがる気持ちだったし、意識も朦朧としていたので、おもいっきりしてもらっていました。今思うと痕などどうでもいいとおもうほど体調が悪かったのだと思います。お灸は12月頃まで毎日しました。

 (意識の朦朧の原因は2つあります。ひとつは、SLEによる発熱によるものと、もうひとつは脳血管に潜んでいたヘルペスウイルスを免疫がやっつけようとしたためであります。)

 11.(入院を断る)

 

 広島へ帰った数日後に、入院日の確定のお知らせの電話が医師からありました。

 (病気を治せないのになぜ入院する必要があるのでしょうか?親切心で医者が電話をしたようですが、これが偽善の親切心というものです。力のある人は力の弱い人に常に偽りの善なる言葉を吐き、偽りの善なる行為をやります。善というのは一体なんでしょうか?人のためになることです。自分のエゴのためではなくて、人のエゴのためです。しかしステロイドを患者に投与して免疫の遺伝子を懲らしめて症状を取ったからといって、どうして患者のエゴのためになるでしょうか?“行きはヨイヨイ帰りは地獄”です。

 一度ステロイドを使えば、遺伝子を変えてしまうことになりますから、その遺伝子を持った細胞はアポトーシスして自殺して死んでしまうか、数多くの遺伝子を訳も分からず変えてしまって、生き続ける細胞もあるでしょうし、変えられた遺伝子を修復しようとする細胞もあるでしょうから、ステロイドを使われると元の正常な遺伝子か何がなんだかさっぱり分からないような遺伝子にしてしまうのです。つまりステロイドは70年以上使われてきましたが、使っている医者自身が遺伝子レベルで何をやっているかさえ知らないのです。ただただ免疫の遺伝子は変えてしまうので、症状はすぐに取れてしまいますが、やめてしまえば始めの症状よりも激しくなることは医者は知っていますが、その遺伝子の変化を根本的に研究しようとしないのです。なぜ研究しないのでしょうか?ステロイドの麻薬性の真実が分かってしまえば、患者は必ず彼女と同じように拒否するからです。ひとたびステロイドを入れて遺伝子を変えればやめられなくなりますから、永遠に医者と手を切ることが出来なくなります。つまり医者は病気を治さずして一生お金を稼ぎ続けられるのです。

 こんなうまい商売が一体どこにあるでしょうか?ステロイドを入れるだけで仕事になるわけですから、しかも金が儲かるわけですから、私は優秀な若い人に医者になれ、医者になれと叫び続けています。ポストドクターの頭のいい人も仕事がなくて、再び医学部に入り直す人が極めて多くなりました。金を儲ける一番最大の方法は、無限に仕事が続くことです。最も上手な金の儲け方は病気を作り続ければ永遠に儲かるわけですから、金を儲ける方法は、勉強をやり直して医者になりましょう、と忠告してあげるのです。ワッハッハ!)

 主治医の先生ではなかったのですが、主治医に入院をキャンセルしたい旨を伝えてもらうように言いました。その後、主治医から電話があり、その時初めてステロイドに抵抗があるということを伝えました。色々と話しましたが、ここだけの話、実はSLEの中でも胸に水が溜まるのはやっかいなのだ、ということを言われました。医師として真面目におっしゃっているのはよくわかっていましたので、入院を断ることはとても骨が折れましたが、私には松本医院がありましたので、自信を持って断ることが出来ました。

 (あぁ、素晴らしい、私は世界一の果報者です。こんな素敵な女性から中国地方の髄一の大学病院への入院を断る根拠が、世界の全ての医者を敵に回している死にぞこないの67歳の一介の開業医にかかっているからと、大学病院に三行半を突きつけたのです。大学病院よりも信頼できる医者の喜びを与えられた、松本仁幸が世界一幸せであるということがお分かりですか?あらゆる医学書にSLEは怖い病気である、治らない病気である、死ぬ病気であると書かれているにもかかわらず、松本仁幸を信じる気持ちは一体どこから生まれてきたのでしょうか?やはりステロイドは病気を作る物であり、治すものではないというたった一つの真実が彼女の心を支えたのでしょう。くたばれ!ステロイド!ステロイドを死刑にしろ!!・・・と言ったところで世の中は変わりませんね、残念です。)

 翌週すぐまた受診するように、と言われました。

 今日はここまでです 2012/08/23)

 12.(大学病院)2011.9.27

 

 病院へ着くとすぐレントゲンを撮るように言われ、胸部レントゲンを撮り、受診しました。この日は母についてきてもらいました。胸膜炎はひどくなっている。

 (最初の胸部レントゲンで1/4が胸水のために真っ白になっていました。さらに膠原病の胸膜炎が進み、レントゲンで白い部分がもっと増えたのです。にもかかわらず、彼女が冷静沈着でいられたのは、なぜでしょうか?指摘された胸膜炎のひどさの割には、息ができなくて今にも死にそうだっただけではなさそうです。彼女が本能的に「死なない限りは自分で病気を治すことができる」と感知していたのでしょうか?このような緊急事態に対しても、彼女が冷静沈着でおられたのは永遠の謎でしょう。)

 同じ症状で亡くなった患者がいる。(後に母に確認すると、私は忘れてしまっていましたがこの時のお話しでは、この患者さんはステロイド治療をしていて亡くなられたという説明をされたそうです。)

 (結局ステロイド治療をしても、死ぬ人は死ぬのです。癌も早期発見に関わらず死ぬ人は死ぬのです。癌については近藤誠先生の本を読みまくってください。にもかかわらず医者は「ステロイド治療をしなければ死にますよ」とSLEの患者を脅かしまくるのです。ちょうど癌の患者に「治療しなければ死にますよ」とか「手術しなければ死にますよ」と言うのと同じです。

 実を言いますと、SLEと診断されて10年以上もステロイドを飲み続けてきた人がいました。当院に受診されたキッカケは、20年にわたるリウマチ患者さんで知り合いの手記を読み、話も聞かれて当院に来られました。徐々にステロイドを全て止めてもリバウンドもほとんどなかった上に、既にクラススイッチをし、アトピーが出始めていたのにもかかわらず、それまで診てもらっていた大病院のSLEの専門医師に定期的に受診されたときにステロイドをやめたことを知られ、「ステロイドを止めると死ぬぞ」と何回も脅かされ、死ぬかもしれないという恐れを抱いてしまいました。そのために残念なことに愚かで気弱い大学病院好きなこの患者さんは、当院を去って再びステロイド治療をし始めてしまったのです。その後の音沙汰はありません。私はその患者さんに対しても「ステロイドをやめたら死ぬ根拠は何ですか?」とその超有名大学の医者に聞いて納得したかを尋ねたのですが、その専門医は答えてくれなかったようですが、いつの間にかその患者さんとは縁がなくなりました。残念でした。

 いずれにしろどの治療を選ぶかは、患者自身が最終的には自己責任で選ぶべきですから、私が強制するわけにはいきません。そのためにはSLEの患者をはじめとする、全ての治らない難病とされている患者は、もっともっと自分の病気を知るべきなのです。間違った情報を知っても意味がないので、徹底的に論理を追求すべきでありますが、勉強が大嫌いな患者はとてもじゃないですがそんな能力がないので、ハナから不可能なことなのかもしれません。だからこそずる賢い医者に騙されるのが関の山となるのが全ての患者の運命でしょう。

 どんな病気を治すのも自分の免疫であるということを、もっともっと保健所教育や学校保健教育で子供のときから教えるべきです。この世に怖い病気は何もないことももちろん教えるべきですが、まるで真逆の宣伝がマスコミでこれでもかとなされ続けるので、患者は怖がるだけでどうにもなりません。残念です。)

肺なので症状が広がって息ができなくなる可能性がある、などと説明を受け、入院したほうがいいということを再び言われました。ステロイド治療とはどのようなことをするのか質問すると、まず大量のステロイドを点滴でいれるというお話しでした。母がステロイド治療をして、妊娠できるのか、治ったケースなどの明るい話はないのでしょうか?など色々と質問するとしかられていました。

 (論理的に患者さんは具体的にどのような治療をやるのかを聞けば聞くほど、医者は腹を立てます。なぜでしょう?自分の命ではないからです。他人の命はどうでもいいと考えている節があります。ひょっとすれば金儲けの対象以外になさそうです。人間は自分の思い通りにいかないと腹が立ってきます。ましてや答えれば答えるほど矛盾が暴露されるのが現代の医療ですから、ますます患者に馬脚をさらしだすことが嫌だからです。

 例えば、日本中のどこのインターネットを探しても、私ほど免疫を抑えることがいかに間違っているかを口酸っぱく書き続けている医者は誰もいません。にもかかわらず、これほど現代医療の間違いを指摘し続ける私に対して堂々とホームページを作って、私に反論する人が誰一人出てきません。私は全ての医薬業界を敵に回しているにもかかわらずであります。

 ときに患者さんが言ってくれることがあります。「2ちゃんねるで先生の悪口が書かれていますよ」と。何も医者が書いたわけではないので、私に対する個人的な恨みがあるかないかは知りませんが、いずれにしろ医学の“い”も分からない人が書いているだけですから、私は全く意に介する必要もありません。私の悪口を書きたければ好きなだけ書けばよいのです。世の中はいわば善と悪の戦い、真実と不正の戦い、嫉妬と高貴なる精神との戦いでありますから、しかも人の口には門を閉ざすことができないわけですから、さらに言いたいことを言えるというのが、日本の言論の自由が保証されている証拠でもあるわけですから、言いたいことを言い、書けばよいのです。しかしそれが正しいかどうかは全く別問題なのです。しかも2ちゃんねるに出ている悪口には署名がありません。なぜ署名がないのでしょうか?正しく真実を言っている自信がないのでしょう。自分の名前と住所を書いて、堂々と私に論陣を張ればよいのです。なぜしないのでしょう?私には分かりません。

 確かに良い噂を書かれるよりも悪口を言われるのは不愉快だし、実害もこうむるでしょう。私は損得で生きているわけではないうえに、私のホームページで展開している真実が嘘だと思われる人は私の治療を受ける必要はないわけですから、他人がどう言おうが私の言い分が正しいか誠実であるかどうかは、患者さん自身が判断すればよいことなので、ますます2ちゃんねるの悪口はどうでもよいのです。よしんば2ちゃんねるの悪口のために松本医院がつぶれたからといって、それも仕方のないことです。つぶれたら誰が損をするかというと、患者さん自身ですから、とどのつまり治る病気を治らなくされている患者さんが一生被害をこうむり続けるだけですから、結局は一般国民が大損することになるだけです。だからこそそんなことが起こらないように、私は真実を勉強し、その真実を書き続けているのです。

 

 とどのつまりは病気の真実は、免疫を抑えるか抑えないかで決まるものですから、それは誰が決めるのでしょうか?もちろん人間の免疫の真実です。必ず真実はひとつですから、免疫を抑えなくて病気を治せる私が正しいか、免疫を抑えて病気を作り続ける現代医療が正しいかを決めるのは誰だと思いますか?考えてください。)

私は、実際にレントゲン画像をみせられ、医師に不安をあおられると、胸の水が広がって息が出来なくなったらどうしよう・・?やっぱりステロイド治療をしなければ、死んでしまうのでは・・?などその場では考えたりしましたが、ステロイド治療に首を縦に振ることはありませんでした。

 (彼女の判断は全て正しいのです。現代の医療はSLEの原因も不明、ステロイドがどうして効くのかも不明、SLEにかかるとどうして死んでしまうのかも不明、ステロイドを使っても使わなくても死ぬことがあるのはなぜかも不明。いわば一切不明の治療を受ける人はバカしかいないでしょう。しかし、彼女はバカではなかったのです。賢かったのです。この彼女の賢さは女性の持つ独特な真善美を嗅ぎ分ける直感的な嗅覚というべきものでしょう。見上げた女性です。これほど胸膜炎が重篤であったにもかかわらず、ステロイドを使うことに首を縦に振らなかった彼女の知的勇気に乾杯です。

 これほどひどいSLEであっても治すことができるという症例は何を意味するのでしょうか?何が彼女のSLEを治したのでしょうか?自分の免疫です。SLEは自分の免疫で治すことができるということを、彼女は全ての医療界を敵に回して自分の免疫だけで治したということを証明しているのです。私は単に彼女の免疫をヘルプしただけなのです。

 よくなった彼女が再び某大学病院の教授に診察をしてもらったら、その教授はどう言うでしょうか?「これほどひどいSLEを自分で治したのは奇跡だ!」とでもいうでしょう。しかしこれは奇跡でもなんでもないのです。他の医者が知らない医学の真実を全てを知っている私にとっては、「死なない限り自分の免疫で全ての病気は治すことができる」というひとつの症例に過ぎないのです。免疫を抑制しない限りは化学物質との戦いをIgGからIgEからクラススイッチして、最後はその化学物質と共存できるようになるのです。このような全ての病気を治す遺伝子の進化に38億年かかったのです。皆さん、私の知っているこの真実は私だけが知っているのではないのです。まともな医学部の教授ならば誰でも知っていることなのです。なぜそしらぬ顔をするのでしょうか?答えは皆さんで考えてください。)

 

 結局その日は一度家に帰り、よく家族と話し合って決めてまた来週受診するように、ということになりました。

 

 家に帰り落ち着いて考え、松本先生がおっしゃるように、ステロイドは心臓や肺の機能が止まりそうなとき、などの危篤の時以外は使う必要がない、という意思を固めました。

 

 (これも素晴らしい文章です。ステロイドは極言すれば、大量に投与すれば、人間の60兆個の細胞の遺伝子の働きを一挙に止めたり変えてしまったりするのです。なぜこのような人工合成ステロイド剤を人間は作ったのでしょうか?科学の進歩の名においてであります。ステロイドを合成したヘンチはノーベル賞をもらい、免疫を抑制する威力が瞬間的に人間の不愉快な免疫の戦いを止めることができたので、巨大な富を医薬業界にもたらしました。しかしステロイドで治した病気は未だかつてひとつもありません。なぜなら免疫を抑えるからです。いやステロイドだけではありません。全ての薬は免疫の遺伝子を一時的に変えるか、様々な人間の細胞の遺伝子の発現を変えるだけですから、病気を根本的に治すことができる薬はひとつもありません。病気を作るのも病気を治すのも、自分の遺伝子によってであります。

 

 このステロイドの即効性は、ステロイドの遺伝子の発現を確実にONにしたりOFFにしたりする能力であり、病気を治すためではないのです。免疫と敵との戦いがリバウンドのために、戦場である肉体が耐え切れないときだけ、つまり本当に死ぬか生きるかのときにだけしか使う必要はないのです。ステロイドは決して治療薬ではなくて蘇生薬なのです。例えば、喘息で死にそうなほど息ができなくなるときには、そのときこそステロイドは使う必要があります。他に直接死には関係ないのですが、急性腎不全のときにも一時的にステロイドを使わざるを得ないときがあります。それは腎臓の糸球体が一度傷つくと傷が治りにくいからです。いずれにしろ免疫を抑えなくて、死ぬか生きるかや臓器が生きるか死ぬかの症状に遭遇することは滅多にありません。免疫を抑えるからこそリバウンドで細胞が深く傷ついて、炎症の傷がいつまでも残ることがあるのです。

 

 日本全国で100%の医者が漢方を用いているようですが、どうして私のように全ての病気を治せると豪語できないのでしょうか?いや正しくは、全ての病気を治せる患者さんの免疫を手伝いして、患者さんが全ての病気を治せると豪語できないのでしょうか?答えはきわめて簡単です。漢方薬は免疫を上げるだけなのに、同時に製薬メーカーが作る免疫を抑える薬を使うからです。このような漢方薬と西洋薬を同時に使う治療を大学病院がやるものですから、その他大勢の町医者は原理原則を考えずに、間違った大学の先生の医療をコピーしているだけなのです。従って漢方を使うときには免疫を抑える西洋薬を使ってはならないという法律が必要なのです。しかしそんな法律ができれば、病気は治りますが製薬メーカーは全て倒産してしまうのでしょう。これが世の中というものです。どうにもなりません。残念です。)

 13.(辞職)

 

 治療に専念するため、9月いっぱいで仕事を辞めました。

 (真面目で誠実な彼女にとっては、仕事のストレスが非常に大きかったので、ストレスに対抗するために出し続けた自分の副腎皮質ホルモンを正常に戻すためにも、仕事は辞めるべきだったのです。このとき辞めなくてもいずれ辞めざるをえなかったのです。それほど彼女は長年にわたって免疫を自分で抑え、医者に抑えられてきたために、リバウンドが激しく、かつクラススイッチした後のアトピーも無惨な状態を生み出したのです。)

 14.(大学病院)2011.10.4

 この日もレントゲンを撮り、前回採った血液検査の結果とともに医師と話しました。胸膜炎はひどくなっているといわれ、再び不安になってしまいましたが、「ステロイドはやっぱり使いたくない?」という質問に「ステロイドは使いません。」と答えました。「あなたの症状は今まだそんなにひどくない“ボヤ”の状態なので、火が小さいうちにステロイドで抑えてしまったほうがよい。火がもっと大きく燃えたら大変だ。」といったような内容のことを言われました。「重篤な(死にそうな)ときは?(ステロイド使うか?)」という質問には、「死にそうなときはステロイド使ってください。」と答えました。すると先生はあきれたような表情をされていました。

 (この医者はまるでインテリやくざのようですね。手を変え品を変え、患者を脅かします。あるときは「ステロイドを使わなければ死ぬぞ」と脅かし、この手が効果がないと見ると「ボヤだから今のうちにステロイドを使ったら火を消せるから心配するな」となだめます。嘘の連続ですが、普通の患者さんならパニックになり医者の思うツボです。これが中国地方で最も高名な大学病院の手練手蔵です。このように脅かす暇があればSLEの原因を明らかにする努力をする少しでもすれば私のレベルまで上がり、膠原病の原因は化学物質であるということがすぐに分かるのに、残念です。

 彼女の考え方は私が既に述べたのと同じです。ステロイドは化学物質と免疫との戦いが激しくなり、息ができなくなるというときだけは仕方なくステロイドを使う以外にはないのです。ステロイドほど、しかも大量に使えば使うほど、一瞬にして免疫側を武装解除してしまいますから、一挙に症状はなくなってしまうのです。しかも元来、ステロイドホルモンは人間が副腎皮質で毎日毎日作っていますから、一度に大量に使っても目に見える副作用はないのです。皆さん、なぜ人体に化学物質という敵が侵入しているときに、防御する免疫をなくしても死ぬことがないのかの理由を考えたことがありますか?その答えをだしてあげましょう。

 膠原病で戦っている敵はいくら侵入しても人体を殺すことがない敵だからです。ここのところをちゃんと押さえておいてください。人体に許容される化学物質は厚労省や経産相などが厳しく規制しているので、化学物質によって人が死ぬことはないということを保証しています。もし化学物質で人が死ぬようになると、彼らに責任が問われることになります。まさにここがポイントなのです。つまりSLEで人が死ぬとしても、化学物質が原因ではないということです。それでは何で死ぬのか、誰が殺しているのかということになります。まさに医者や薬が免疫の遺伝子を変えるのみならず、活動している全ての遺伝子を徐々に変えていき、人体の正常な働きを奪い取っていくからです。とりわけ上に書いたように、結局は一言では訳の分からない原因で死ぬということなのですが、やはりSLEの治療において見られる一番大きな死因は、弱毒細菌や弱毒ウイルスによる日和見感染のためであります。私が現代の医学が造病医学であり殺人医学であると言い続けるのはここなのです。人間は病気の原因で死ぬのではなくて、病気の治療で死ぬというのが殺人医学という意味です。即死ではなくて徐々に徐々に人間の正常な働きを弱めていき、それとともに正常な人間の営みができなくなり、様々なウイルスや細菌によって死んでいくのです。

 遺伝子を変えてはならないというのは、人間は生まれたときには完璧な遺伝子を持って生まれるのです。ところがこの遺伝子を変えるのは、他ならぬ医療で用いられる遺伝子変異症を生み出す薬であり、薬そのものが化学物質であるのでそれが蓄積していくと異物になり、あらゆる種類のアレルギーや膠原病が出現し、その症状を取るためにますます抗アレルギー剤や免疫抑制剤が投与されて、薬漬けとなり人体は化学物質の固まりとなってしまうのです。どの遺伝子が変えられたかはさっぱりわからないので、あらゆる不調が出現し、それこそ訳の分からない病気となって、この世とおさらばをしなければならなくなるのです。残念です。)

 松本医院のことをお話しようかとも思いましたが、話がややこしくなると思いましたのでしませんでした。ステロイドが嫌な理由として弟のアトピー治療でのステロイド治療をみてきたので、拒否感があるということを訴え続けました。また「塗るとステロイドは皮膚の上で広がるけど、投薬はまた違うよ。」とも説得されました。

 (私の医院のことをしゃべると、まさにけなされるのがオチでしょう。彼らは病気を治せる理論と実際に治せる医者が一番嫌いなのです。彼らは病気を治してもらっては困るのです。なぜなら自分たちがやっている医療が根底から否定されるので、全てを失ってしまう羽目に陥るからです。

 SLEと同じく難病に指定されているクローン病や潰瘍性大腸炎の患者さんが私の医院にかかりたいという話をすると、医者の反応は2つあります。ひとつは、頭から「漢方などというのは何も効かない。効きもしないのに嘘をついて金を儲けるためにやっているだけだ」という反応。この反応はほとんど大学病院をはじめとする日赤病院やその他の大病院の医者に見られるものです。もちろん弱小の病院の医者もこのような態度を取るときがあります。彼らはもちろん患者が逃げてしまうとお金が儲からないのです。彼らにとっては患者の病気が治るかなどということは全く興味のない事柄です。ふたつめの反応は、ほとんど見られないのですが、「私らは治せないから、治せるという医者に見てもらうのもいいことでしょう」という消極的な反応です。ひとつだけ例外がありました。診察中に「その医院の名前は何という医院なのか」と言ってホームページを読んで「こいつは素晴らしい医者だ!素晴らしい、いきなさい。紹介状を書いてあげるから」という例もありました。このような素晴らしい医者は滅多にいない医者です。にもかかわらず、このような医者も私から学ぼうとしないのはなぜでしょうか?分かりません。)

 次週受診するように言われました。また次回でも意思が変わっていなかったら、元の病院で経過観察してもらう方向にしようということになりました。

 (彼女のステロイドを使わないという信念が、この医者にSLEを治せない病気にすることを諦めさせたようです。大学病院ですから、患者を多く診たからといってボーナスが増えるわけではないので、後は勝手にしてくれという思いでこのようになったのでしょう。)

 15.(大学病院)2011.10.18

 ステロイド治療をしないなら観察をしても意味はないが、重大な病気があるのにこのまま治療せずに通院をやめるということは医師としてしてはいけない、とのことで、紹介元の医療センターへ再び紹介状を書いていただき、元の医師が膠原病科の専門ではないので、この医師から元の医師(内科)へお電話で説明もしていただくことになりました。元の医療センターの医師は女性の先生でしたので、「女性同士で話しやすいだろうし、色々と相談して考えなさいね。」と言われました。もしステロイド治療をする決心が出来たら、またこちらにいつでも受診してください。こちらに受診するときはステロイドを使用するという意味ですよ。と言われましたので、私は、理解しましたとお伝えし、ここでの通院は終了になりました。

 (ヤブ医者はステロイドが大好きです。なぜなら普通の患者はステロイドを使うと症状が消えて治ったと思い込んでしまうからです。医者にとっては患者を思い通りにするのは、ちょうど赤子の手をねじるようなものです。しかし彼女は赤子ではありませんでした。成熟した自立した純真な理性で満ち溢れた女性でした。決然とステロイドを拒絶し、自分で治療方針を決めたのです。これこそ患者の病気は患者の免疫で治すという理想的なあり方です。このような女性は世界で唯一の女性といえるかもしれません。だから重篤なSLEを自分の心と免疫で治すことができたのです。

 彼女も以前からアトピーはあったのですが、何よりももっとひどかった弟がステロイドで余計にひどくなっていくのを目の当たりにして、ステロイドの怖さを実感していたからこそ、ステロイドを拒絶できたのでしょう。さらに膠原病とアトピーは同じ敵を相手にしているので、同じ病気であるということを知っており、弟がステロイドをやめることによってアトピーを治したのを知っていたので、確かにSLEをアトピーに変えてしまえば、SLEも絶対に治るという確信があったのでしょう。

 何回も強調しますが、SLEもリウマチも同じ病気であり、SLEもアトピーも結局は同じ病気であることを、世界中の医者が誰も口に出して言わないところが現代の医薬業界の悪行の原因となっているのです。なぜこんな明々白々な真実をいつまでも一般大衆に明らかにしないのでしょうか?医学界がいかに悪徳な学者たちに占拠されているかが皆さんお分かりになるでしょう。

 さらに膠原病とアトピーは同じ病気であるので、アトピーが自己免疫疾患でないというのは分かっているので、従って膠原病は断じて自己免疫疾患でないということも分かってしまうので、世界中の大病院の医学者たちは、膠原病を自己免疫疾患だと言い続けています。世界中に何十万人と大学の医学部の教授がいますが、誰一人としてこの真実を告白することがないのはなぜでしょうか?ひとりぐらいは私と同じぐらいの正直さと誠実さを持ち合わせている医学者がいてもよさそうに思うのですが、誰一人として名乗りを上げる医学者は出てきません。残念です。なお自己免疫疾患がない根拠をさらに知りたい人はここを読んでください。

 今回の発病はわたしの自信を失わせるものでした。(今回の発病というのは、おそらく胸膜炎のレントゲン写真が悪化していたことなのでしょう。それでも息ができ、以前とかわらないという実感はあったのでしょうが、やはりレントゲンが悪くなると、本当に死ぬのではないかと思うのは当然です。)ステロイド治療はしないと心に決めていても、毎回医師に治療するように説得されると、自分が瀕死の患者で不幸な人間にでもなったような気持ちになり、家に帰るとどうしてもいつも気分が落ち込んでしまっていました。

 (SLEは治らない、死ぬ、さらに病状がひどくなっている、と言われて落ち込まない人がこの世にいるでしょうか?まだ若い乙女でいらっしゃる彼女にとって、私の情報以外に支えてくれるものは何もないわけですから、絶望のふちに追いやられるのも当然です。これに耐えた彼女の心の強さ、自分を支える理性には感服以外に何も言いようがありません。)

 松本医院へ行って松本先生に、大学病院の先生にこのように言われたとお話しすると、「病院が患者に不安を与えるような場所じゃいけない、希望をあたえないといけない。」と言ってくださり、たったその一言で内面から希望の気持ちが湧いてきて、身体がポカポカ温かくなっているような感じになりました。

 (私はさきほど述べたように、化学物質で人間の免疫が負けたり、人体が命を奪われるということはないということは分かっていますから、全ての膠原病の患者さんに希望を与えることができます。死なない限りは全ての病気は自分の免疫で治すことができるからです。医者たちは免疫のすごさを何一つ知りません。免疫こそ人間を外部の異物から38億年間守り続け、進化の道筋を歩んできたことを何一つ気づいていないのです。彼らはこのような命の恩人であり、進化の恩人であり、神とも言える免疫の遺伝子を金儲けのためだけに日夜こらしめているだけなのです。免疫の遺伝子をこらしめ続けることを死ぬまで彼らはやりたがるのです。口では人命尊重と言いながら、彼らが最も大事にしているのはお金です。自分の快楽の源泉であるお金だけなのです。

 人類が発祥して以来、衣食住がなければ人間は生きられません。この衣食住を保証するのは、まさにお金です。現在は衣食住を保証される以上に、贅沢を保証し、未来を保証し、全ての物欲を保証し、権力を維持し、支配力を維持するために、世界中が金、金、金・・・で動いています。最も賢いユダヤがその頂点に君臨しています。医者も患者の病気を作って、医療界に君臨し続けています。

 人類は命を守る免疫の遺伝子のみならず、我欲を無限に発揮させるために脳を発達させすぎました。脳は快楽を求めてとどまることを知りません。正しいことをして自我を満足させればいいのですが、ほとんどの場合正しいことはお金になりません。従って常に悪が世界を支配し続けるのです。皆さん、少なくとも命を守る医薬業界だけは悪がなくなってしまうことを希求しておられるでしょうが、そんな日は永遠に来ないでしょう。残念です。)

 16.(治療経過 リバウンド)

 

 9月いっぱいで仕事を辞めた後、さまざまな症状が日替わりで出てきました。体温は37.5から38.0度くらいの熱が続いていました。一日の中でも体温は上下していました。

 (37.2~37.3度までの熱は、ヘルペスとの戦いで見られる熱です。ヘルペスによるカポジーの場合は別で、39度を超えることもあります。従って38度の熱は膠原病のIgGによる熱であります。)

 立っていられない程の倦怠感・難聴・耳鳴り・頭痛・食欲不振・気持ち悪さ・尿が非常に少ない・手首痛・腕のしびれ・寝汗・呼吸時の違和感などが主な症状でした。

 (以上の症状で、尿が異常に少ないこと以外は全て、神経に隠れていたヘルペスウイルスを彼女の免疫が目ざとく見つけて戦いを始めたときに見られる症状です。ヘルペスの症状については詳しくはここを読んでください。抗ヘルペス剤も出しておいたのですが、彼女はリバウンドの際もほとんど私に電話もせずに、ひたすら耐え続け引き受け、リバウンドの戦いを続けていました。)

 

 倦怠感のため基本的にベッドから動くことができず、すべての日常動作に苦痛が伴いました。

 (倦怠感はヘルペスと免疫との戦いに最もよく見られる典型的な症状です。膠原病でしんどくなるという症状は滅多に見られません。ヘルペスが現代の、化学・科学文明に残る人体にとっての唯一の敵なのです。この真実も世界中の医学者の誰も気づいていません。慢性疲労症候群といわれる病気も、脊髄減少症といわれる症状も、ほとんどヘルペスとの戦いです。症状はまさにヘルペスを免疫が殺そうとして、神経上で炎症を起こし、それを感覚神経や運動神経で感じるからこそ、様々な神経症状が出現するのです。このような症状は喜ぶべき症状なのです。このようなときもステロイドをやれば一挙に症状は消えてしまいます。しかしその間にまたヘルペスが神経のあちこちで増殖し続けていることを世界中の医者は誰も知りません。免疫を抑え続けてくればくるほど、一切の免疫を抑制する薬をやめれば、それだけ症状が激しくなり、長く続きます。

 免疫を抑えるのは何も医者の出すステロイドだけではありません。ストレスに耐えるために頑張り続けている間にも、自分の副腎皮質でステロイドホルモンを自分が作り続け、ヘルペスウイルスを神経のあらゆるところで増殖させていることをしっかり理解してください。このようなときに抗ヘルペス剤を飲んでも簡単に症状は取れません。なぜならば抗ヘルペス剤はヘルペスが増えないようにするだけで、殺すことはできないからです。ウイルスを殺せるのは自分の免疫だけです。補体でありTNF-αであり、好中球であり、大食細胞であり、NK細胞であり、キラーT細胞だけがウイルスを殺すことができるのです。ヘルペスの項をしっかり読んでください。このような症状が死にそうなときにはステロイドを使わざるをえないことも知っておいてください。)

 

 まず食欲がまったくなく、“梨”の1/8を細かくスライスしたものを食べるのが精一杯で、漢方薬を飲むことが唯一の食事のようなものとなっていました。この頃の倦怠感・食欲不振の症状をわかりやすく説明すると、私は妊娠したことはありませんが、まるで“つわり”のような状態でした。

 (彼女は賢いお方なので、症状をまとめて“つわり”と言っていただきました。私は妊娠中のつわりも一部ヘルペスがかんでいると思っています。ただ妊娠中は抗ヘルペス剤は飲むべきではないので、治療診断はできませんが。つまり治療診断とは、症状が出たときに治療のために抗ヘルペス剤を飲んでもらうと、その症状が消えたときに、ヘルペスによるものだと診断できることです。)

 食事をほとんどできませんでしたので、体重は健常時47キロあったものが、39キロにまで落ち、顔も目が落ち窪み身体はアバラが浮いて、歩いてもフワフワして頼りないものでした。

 (こんなときにまさに入院してもらってIVHをやってもらうことがベストですが、日本中どこを探してもIVHだけをやってくれる病院はないのが残念なことです。)

 

 漢方薬2種類を3番煎じまで飲んでいましたので、水分は摂取していたのですが、尿が一日に1・2回少量しか出なくなったときは少し不安になりました。一週間以上続くようだったら松本先生に連絡しようと思っていましたが3・4日様子をみていたら、治ったので連絡はしませんでした。

 (リバウンドを対処するときに注意しなければならないのは脱水症状と栄養不良です。普通は脱水症状が起きるのは、膠原病で炎症がひどくなり、組織に血管から水溶成分が漏出してむくみ、循環血流は減るときに見られます。さらに膠原病がアトピーにクラススイッチすると、皮膚からリンパ液が体外に漏出していきます。このときに栄養のみならず水分も大量に減ってしまうのです。特に腎臓は乏血に弱いので理論的には急性腎不全を起こすことがあります。このような事態を防ぐためにもIVHは必要なのです。IVHはIntravenous Hyperalimentationの略で中心静脈栄養法とか、高カロリー輸液法とも言います。その意味は、体の中心にある心臓近くの大静脈内にカテーテルの先端を留置し、栄養度の高い高浸透圧液を投与する方法を意味するのですが、この方法により十分な栄養と水分維持が可能になるのです。栄養液は20%グルコースと4%アミノ酸混合液と電解質類、さらにビタミンと微量元素が入っています。ただ皮膚から入れるカテーテルに細菌が付着して、ここから感染が起こる敗血症などの合併症の危険があるので厳密な管理が必要となるのです。敗血症については詳しく上に書いたので読み返してください)

 

 難聴になったのは初めてで、人から話しかけられても聞き取れなく、音楽を聴いても、いつも聞いている音楽とはまったく違う音に聴こえ、騒音のように感じました。音というものを聞くのが苦痛となりました。常に耳鳴りがしていました。外出してもふだんと違う聞こえ方でまったく別世界にいるようないつもと違う感覚でした。

 (リバウンドにより回復された免疫は、内耳神経の蝸牛神経に潜んでいたヘルペスウイルスを殺し始めたときに炎症が起こり、難聴も耳鳴りが症状として生ずるのです。この症状のために耳鼻科に行くとCTやPETをされて原因が分からないとなるのです。これらの検査でどうしてヘルペスを見つけ出すことができるでしょうか?不可能です。

 150年前にこのような症状を見つけた医者に敬意を表してメニエール病とつけられたのですが、今なお原因が分からないと言い続けているのがアホな耳鼻咽喉学会のお偉い方です。実はメニエール病がヘルペスによるものだということを知らない医学者はいないのですが、知らぬ存ぜぬを通しきらなければならないのです。なぜならばヘルペスウイルスを増やしたのは誰かと言う責任が問われるからです。まさに医薬業界であり、とりわけ免疫を抑える薬しか作れない薬業界の責任は重大であります。しかしながら医学者たちは研究費という名で薬業界から大金をもらっているので、薬が原因であるということは口が避けても言えないのです。皆さん知っておいてください。これが医薬業界の実態なのです。)

 

 頭痛は朝起きた瞬間から夜寝るまでずっと続いていましたので、結構ひどいものでした。

 (頭痛も何回も言っているように、脳の血管神経に隠れたヘルペスと免疫との戦いの炎症の結果生じたものです。この炎症が起きると血管が急激に拡張し、そのときに発痛物質であるブラジキニンなどが痛みの受容体に結びつき、その刺激を頭の痛覚を感じる部位に伝えるためです。皆さんは頭痛というと脳の異常を考えますが、脳自体には痛みを感じる神経は分布していないことを知ってください。

 頭痛について少し詳しく書いておきましょう。頭の痛みを感ずる受容体は、頭の中の血管や硬膜、骨膜や、感覚系脳神経である三叉神経、舌咽神経、迷走神経などにあり、これらに潜んでいるヘルペスウイルスと戦うときに刺激され、頭痛として感じられるのです。頭痛以外に他の一切の症状がない限りは、全てヘルペスとの戦いによるものだと考えてよいのです。)

 頭痛が回復に向かうと難聴が出てきて、難聴が回復に向かうと関節痛が出てきて・・、といったように次々と色々な場所から症状が出てきていました。

 (彼女がこれまで抑えてきた免疫の働きが本格的に私の治療を受け始めると免疫が徐々に回復し、ヘルペスのみならず化学物質と関節の結合組織で戦い始めリウマチとなったのです。従ってSLEであろうがリウマチであろうが、全く同じ病気なのであります。ただヘルペスと膠原病は全く違う病気であることはいまさら言うまでもないでしょう。)

 

 肉体的には少ししんどかったですが、松本先生の論文と手記を読んでいたので、今の症状は治る過程で自分の免疫ががんばっている状態なのだ、と精神的に安定してこれらの症状を受け入れました。

 (彼女は私の論文と患者さんの手記を何回も何回も読んでいらっしゃるので、これだけ症状があったにもかかわらず、ほとんど医院や私の携帯に電話はなかったのです。なぜなら私は全ての病気に関する真実を全てインターネットに開示していますので、私のホームページさえ読み続ければ、彼女のように賢いお方は全て理解し、あらゆる症状は治る過程で自分の免疫が頑張っている状態なんだと喜び、従って納得し心も安定し、全ての症状を受け入れることができたのです。ただ死ぬような症状のときには電話を必ずしてくれと言っておいたので、彼女は死ぬ症状ではない判断されたので一度も電話はなかったのです。しかし尿が少ないときには、やはり電話をしてもらった方がよかったのですが。けれどもすぐに尿量もふえたようですから、彼女は電話をしなかったのでしょう。見上げた女性です。彼女は非常に物静かで寡黙ではありましたが、常に的を突いていました。IQもEQも極めて高いお方であることが推察されます。)

 

 11月になると、この頃から呼吸がしやすくなり、体温は平熱の日が多くなり、症状は和らぎ、松本医院へ行くのと合わせて奈良へ旅行もでき、街中を自転車で観光したり、山なども登ったり、少しずつ体力に自信がついてきました。

 (9月21日の初診でありますが、1ヶ月少しで、この上もない激しいリバウンドを乗り越えられると、このような体力の回復も見られ、11月に来られたときは、それこそもうSLEが治ったと思ったぐらいでした。このときはまだIgGがIgEにクラススイッチしていないときなので、アトピーの症状はなかったように記憶しています。)

 

 12月、体力づくりのため、週一回の水泳を始めました。

 

 1月になると抜け毛が多く、首の後ろと足の甲がかゆくなりました。首の後ろはくっきりと色素沈着のようになり、ひどくなっていきました。

 (やっと1月になって昔のアトピーも含めてクラススイッチが生じ、徐々にアトピーの症状が見られるようになったのです。)

 熱は上がることはなくなり、そろそろ仕事か勉強かなにかを始めようという気持ちが少しわいてきたので、資格の勉強を始めました。しかし、おしゃれをする気持ちがあまりわかなかったり、体重が44kgくらいでまだ体力・気力ともに戻らなかったりで、治るのはまだもうちょっとかかるのかな、と思っていました。

 (彼女は9月21日の初診から4ヶ月でSLEが治ると思えるようになったのです。これだけ彼女が難病中の難病といわれるSLE、しかも胸膜炎はもとより心膜炎もあったSLEを治せると確信を持たれたのはなぜでしょうか?それは私を心も体も脳も感情も、全てを通して信頼されていたからです。松本を信用するということは、自分の免疫を完全に信頼されていたのと同義です。

 医療にド素人の彼女がこれほどまでに私を信頼できたのは一体なぜなのか不思議ですね。私は25年もの間、免疫を抑えずにあらゆる病名をもった方を診てきたのですから、病気の全てを理解しています。だからこそこのようなホームページを自信を持って作ることができるのです。ところが彼女は自分だけのSLEの経験を、たった1回きりしか知らないのです。にもかかわらず私と同じぐらいに自分のやっている治療が正しいという確信を持たれたのかはなぜなのかは、再び頭をもたげます。不思議な人です。)

 血液の数値は、検査するたびに正常値に近づいていました。

 (SLEで直接的にステロイドを使わなかったために、SLEの治療で遺伝子を変えることがなかったので、体の免疫の働きの指標である様々なデータが改善していったのです。例えばSLEで5年や10年というスパンで免疫抑制治療をやってこられた方は、こんな風にスムーズに症状が出現し、従ってデータもスムーズに改善することは滅多にないのです。何回かリバウンドを繰り返し、やっとクラススイッチし、アトピーがおもむろに出る人がほとんどです。

 彼女がSLEでステロイドを使わなかったことが、私にとっても彼女にとっても全て予定通りに事が運んだのです。しかも純真な彼女ですから、よこしまな心で免疫を抑えることもなかったので、余計に免疫の遺伝子は100%自由で自然な活躍ができたのです。自分の免疫だけが病気を治せるのにもかかわらず、膠原病になった人は邪悪な心、過剰な欲望、余計な嫉妬心、無駄な競争心、無用な見栄、不必要な忍耐心、さらに過剰な金儲けの欲望などを持ち続けるために、いつまでもいつまでもステロイドホルモンを出し続けて、クラススイッチができないどころか、いつまでも痛みで苦しみ続ける人が非常に多いのは残念です。自分の免疫で膠原病を治すという意味は、自分の心で膠原病を治すということと同義語なのです。副腎皮質が0である心の持ち方は「他人の幸せを喜んであげましょう」という心のあり方です。この域にまで到達してください。)

 17.(治療経過 アトピー)

 1月の半ばごろには胸の薬が終わり、アトピーの薬を飲み始めました。薬飲みはじめてからすぐ、顔面の鼻の横のほほの肌が硬くなり、化粧水がしみるようになり、ファンデーションがのらない状態になりました。一週間くらいで首の後ろ、顔の鼻の横からアトピーがどんどん円心状に広がり、浸出液がでてきました。喉の奥がザラザラしていました。浸出液が出るので気持ち悪さで夜はまともに寝られませんでした。朝起きて鏡を見るたびに毎日変化していく顔に驚き、恐怖を感じていました。アトピーが出始めてから抜け毛はおさまりました。

 

 (彼女はクラススイッチした後、アトピーがひどくなり、美人がお岩さんになってしまいました。きれいな人は顔が命ですから、彼女が鏡を見るたびに恐怖を感じられたのは当たり前のことです。しかしこのようなお岩美人は腐るほど見てきたので、しかも全て元の美しい顔になることも分かっているので、私は逆に嬉しいのです。というのは、症状がひどければひどいほど、それだけIgGからIgEへのクラススイッチが多いということなので、ますます膠原病が治っていくからなのです。しかも必ず元の美しさに戻せますから、何一つ心配することはないからです。彼女もアトピーのひどいときに受診されたことがありますが、それこそ一瞬同情心のためにかわいそうでならなかったことを覚えています。つまり元の病気であるSLEのことは、顔のアトピーのひどさに比べれば全くどうでも良くなったぐらいでした。SLEは外からは見えませんが、お岩美人の顔は目に見えるものですから、余計にこちらも苦しくなることがあります。ただ私が励ますことがきるのは「元の美人に戻るから何も心配しないで」と言うだけです。)

 2月に入るとアトピーは身体へと広がっていきました。胸・お腹の横の部分に湿疹が出てきました。その後、両腕、背中にも広がっていきました。腕の皮膚は盛り上がったようになっていて、境目が明瞭で手の甲のほうへ日に日に広がっていく様子が恐ろしくてたまりませんでした。まるで赤いウエットスーツを着ているような感じになっていました。

 

 (その通りです。全身が真っ赤になり、赤色人間になることもあります。いちどアトピーが出始めると、それがキッカケとなって、それまでステロイドで寝込まされていた皮膚の遺伝子や免疫の遺伝子が一挙に目覚めてしまうような感じがあります。もちろんこのアトピーのリバウンドも一回で終わるものではありません。いくつの細胞の遺伝子がステロイドで変異させられ、かつどのぐらいの遺伝子がどの程度変えられたかは誰も知る由はありません。まさに遺伝子は神のみぞ知るというわけです。いや、遺伝子こそ神ですから、神だけが知れるのです。アトピーで死ぬこともないのですが、先ほど述べたように、リンパ液が出すぎるので、脱水症状には気をつける必要があります。かつ痒いので引っかき傷が多くなり、その傷からブドウ球菌やレンサ球菌が感染し、敗血症になることがあるので、常に熱を計る必要があります。37.2度以上になると多かれ少なかれ皮膚から感染が起こっているので、抗生物質を飲んでもらうことになります。)

 お風呂あがりに塗り薬をぬったそばから浸出液がでて、ふいてもまたでてきて、耳たぶからも浸出液がでていて、気が狂いそうな状態でした。パニック状態だけれどもパニックになっても仕方がないと思い、耐えていました。

 (浸出液はヘルペスウイルスを皮膚の直下から追い出しているのです。ときにピリピリ感じたりする以上に、皮膚の直下からは化学物質がIgEとともに出て行くので、痒くてたまらないこともしばしばです。痒くて不愉快でピリピリしてしまうと、それこそ気が狂いそうになりますが、気が狂うことは絶対にないので心配する必要はありません。彼女は常に答えが分かっている人です。パニックになっても仕方がないので耐えましょうと思えば、耐えることができるお方です。完全に優れた脳が心を支配できる素晴らしい女性です。だからこそこんな状態のときでも一度も私に電話はありませんでした。見上げたものです。)

 唯一、睡眠中が幸せの状態でしたが、朝起きた瞬間、地獄の中にいるような感覚でした。

 どうしようもなく、ひたすら松本医院のアトピーの患者さんの手記をたくさん読みました。

 (そうです。患者さんの手記が私以上の励みの言葉となります。私は患者さんから医学の全てを学ぶことができますが、痒みや苦しさに耐える必要は全く無いのです。やはり患者さん自身がお書きになられた手記から彼女は耐えることを学び取ることができるのです。

 私は化学物質との戦いであるアトピーという戦場では司令官ではありますが、歩兵ではないのです。傷つくのは歩兵である患者さんですから、しかもその傷の痛さを知っているのは歩兵ですから、歩兵からのみ戦いの全てを学ぶことがきるのです。私は必ず勝てる戦いの司令官であるだけです。従って軍事学の教科書、つまり医学の論文は書くことができますが、戦いは患者さん自信がやらざるを得ないのです。ごめんなさい。殺されると思えば戦場から逃げればいいのです。そしてステロイドを使えば全て一瞬は苦しみから逃れることができます。それを選ぶのも患者さん自身の自己責任であります。)

 顔と首と腕がむくみ、常に顔と首からは浸出液が出て、尿の量が減り、まぶたは腫れ、顔はお岩さんのようになってしまいました。

 あまりの症状のつらさで抗ウイルスの薬がほしくて、地元でSLEの経過観察してもらっている医療センターの皮膚科を受診しました。顔面に出ているのは蝶形紅班なので元の大学病院の膠原病科へすぐに行くようにと言われ、実際に医学書の写真を見せてもらうと自分の状態と同じだったので、これが蝶形紅班なのか、と初めて知りました。「ステロイド治療をちゃんとしたほうがいい」と言われ、紹介状を書いてもらいましたが、元の大学病院へ行くつもりは一切ありませんでした。

 (蝶形紅斑については冒頭に書きました。まさに蝶形紅斑はアトピーでもあり、膠原病の多形性紅斑でもあるのです。まさに免疫が上がっているときに見られるものであることを彼女が証明してくれました。症状は全て良いのです。免疫が色々な武器を用いて様々な症状を出して異物を処理しようとしているだけなのです。このときも彼女はどうしてなのか知りませんが私に電話をせずに、元の医療センターの皮膚科に行かれたのですが、電話だけでは顔の皮膚の症状は分からないので、試しに見てもらいに行かれたのでしょう。行かれたからこそ蝶形紅斑という症状も理解できたわけですから、まぁ、怪我の功名といえば怪我の功名ですね?ましてや紹介状を書いてもらっても行く気は全くないというのは今さら言うまでもないことですね。この出来事を見てもお分かりのように、彼女は本当に自分で判断し、自分で決断し、自分で引き受けることのできる完璧に自立した女性です。あんな素敵な優しい顔の中にとんでもない秘密が隠されているとても不思議な人です。) 

 顔はピリピリし浸出液が出て、デコルテ(前胸部の胸の谷間のことです)のほうも浸出液が出始めました。デコルテは触ると肌じゃないみたいで、ゴワゴワ雑巾のような手触りになりました。

 (これも全てヘルペスを皮膚から殺して追い出そうとしている免疫との戦いに見られる症状です)  

 3月に入った頃は、恐怖で鏡を見られない日々が続いていました。

 (蝶形紅斑がありましたから、皮膚の直下でのIgGの戦いである膠原病と、IgEの戦いであるアトピーとがあったので、むくみもあり、皮膚の傷もあり、破れもあるので、まさにお岩美人となってしまったのです。しかしこのときも彼女からは何一つ電話はありませんでした。本当に彼女は症状は全て良いことであるという真実を体現され、しかも心と頭で全て引き受けられたお方です。なんとすごい女性でしょう!感嘆の極みです!)

 顔はまだらに赤く炎症し、首の後ろが切れたようにぱっくり割れ、浸出液が出てきます。夜は、顔がモコモコしている感覚でムズムズとかゆく、すごく気になりずっと触っていました。夜は熟睡できず、浸出液がでているので、掛けふとんが首・顔にかかることが気持ち悪く、肩から上を出して寝ていました。また首と顔のむくみや腫れのせいか、寝返りを打てず、まくらも使えませんでした。

 (25年間で私は延べ何十万という患者を診てきましたので、彼女の症状は何も珍しいことではないのです。顔の人相が全く変わってしまう人を何百人以上も見てきました。久しぶりに来た女性の患者を初診の患者と見間違えることもしばしばありました。それでも死ぬことはないのです。それでも生まれたときの顔に戻らないことはないのです。現象はどうでもいいのです。現象の背後で何が起こっているかが本質なのです。この本質を探ることが医学でありますが、世界中で本当の医学をやっているのは松本医院の松本仁幸しかいません。いやいや、私もたいした男ではありませんが、常に真実を見る目を磨いていますから、現象に惑わされることはないように努めています。このような心構えで医学をやっているのでここまで来れたのです。ここまで引っ張り上げてくれたのは、実は患者さんでした。患者さんのお陰でやっと私も一人前の医者になることができたのです。自分を裏切らない患者さん、私を裏切らない患者さん、本当にありがとうございます。もちろん彼女にも叩頭です。叩頭百回です。本当に彼女に感謝します。ありがとう!耐え切れない人は、再びステロイドに戻るしか方法はありません。患者さん自身が決めればよいことなのです。)

 

 デコルテはヒリヒリと痛く、たまに腕や鎖骨の辺りがかゆく、朝は顔と首がつっぱって自由に動かせませんでした。また、脚にも部分的に湿疹があらわれていました。

 

 この頃は、心配をかけてはいけないと思い、人と会うのは避けていました。人に会わないといけない時は、マスクとめがねとタートルネックで隠していましたが、会うとみな血相を変えて驚いていましたので、隠れていなかったのでしょう。

 

 (私は美人がリバウンドで二目と見られない姿になったときに常に慰めのつもりで吐く言葉があります。「君は今まで自分のことが美人であるのを当然と思っていたでしょうが、笑まれないブスの気持ちを理解できるチャンスを与えてもらって感謝しなさい。俺もブス男だけれどもブス女も一生死ぬまで引っさげなければならない不愉快さを受け入れている気持ちを理解してあげなさい」と。これも人生の経験のひとつです。)

 むくみとつっぱりと浸出液のせいで、食事、笑うなどの口を動かすという当たり前の動作が難しかったです。外に出たいけど一人では出たくないので、この頃、この容貌を気にせずに、遊びに連れて行ってくれた友人知人にはとても感謝しています。

 (これほどひどかったにもかかわらず、一本の愚痴の電話もしてくれませんでした。友達から別の病院に行きなさいと言われたかどうかは知りませんが、にもかかわらず私の治療を続けられたのは、彼女が友達の中でどのような人物であるかが知られていたからでしょう。つまり彼女は自分の選択した治療法を最後まで貫き通せる女性だと言うことが友達の間で知られていた人物であることが想像できます。女の顔は女の命ですから、美人であった彼女の見かけの醜悪さがいつ良くなるか分からないときに、友達と言うものはすぐに他の大病院に行きなさいと薦めるものですが、誰も言わなかったところを見ると、やはり彼女はなかなかの女性です。)

 

 アトピーが出始めの頃は、すぐ治るだろうと思っていたのですが、1か月以上も続いて、しかも日に日に悪化していくので、毎日このように考えていました。

 元に戻るのだろうか、ケロイドのように痕にならないだろうかといった恐怖。この状態はアトピーの症状なのか、SLEの症状なのか、ヘルペスの症状なのか、SLEだったら嫌だし、アトピーだったらうれしいけどステロイドも使ったことがないのに何でこんなに症状にでちゃうのだろう・・、極度のアレルギー体質だから?でもよくわからない・・。というモヤモヤしたような気持ち。なにか行動したくてもできなくて、先の見えないことに対する歯がゆさ。かゆみと痛みと浸出液の肉体的な不愉快さ。この頃が一番精神的には参ってしまいました。でもそんな中、周囲の「絶対治るよ!」という励ましの声は私を勇気付けてくれました。この頃やさしく接してくれた方々への感謝の気持ちをこの先忘れることはないと思います。

 

 (周囲の人が「絶対に治るよ」と言ってくれたぐらいですから、さきほどのコメントは的外れだったかもしれませんね。「他の大病院に行きなさい」と言うどころか、「私の治療を受け続ければ絶対に治るよ」と言い続けてくれたのです。“類は友を呼ぶ”とか“類をもって集まる”ということわざがあります。まさに彼女はそのことわざの証人です。彼女の周りには彼女と同等の友達が集まっていたのです。彼女は友達に松本医院の治療法をどれだけ説明していたのかは知りません。説明したところで、いかに友人が優れた人たちでも理解できるはずがありません。やはり彼女の人となりが全て同じである人たちが友達だったからこそ、見かけはとんでもない治療を続けることができたのです。持つべきは優れた友です。)

 私の心の荒廃を感じ取られたのでしょうか、電話でのお薬注文の際、松本先生はまるで兄が妹に話しかけるようにユーモアを交え面白おかしく励ましてくださり、すっと一筋の明かりが自分の中にともったように感じました。

 (遠隔治療をやっているので、遠くから来られない人は電話で診療せざるをえません。患者さんが多いので、全ての患者さんの名前と顔が一致するわけにはいきません。ところが初診で出会ったときの印象が独特で強烈であるときには、名前と顔がいつまでも残ります。その一人が彼女であったのです。しかもそのときの印象は今も覚えています。心なしか病気に対する不安はお持ちでしたが、知性が高く穏やかで、冷静でいてほんわかした感じの女性だったことを覚えています。来られないときには電話でお話しするのですが、落ち着きがあり、つやっぽい声をした魅力的なこえのもちぬしであるということも知っていました。

 私はあちこちで書いているように、無知に対して怒りを覚えている男ですから、患者が自分の病気に対して何も勉強しないでいるときには『お前は勉強してないのか、暇があったらホームページで勉強せぇ、アホは診たくないのじゃ!』とすぐに言ってしまいます。その意味では世界一口の悪い医者といえます。ところが彼女に対してはそんな感情は一度も持ったことがないのです。この手記でお分かりのように、彼女は何一つ病気についての愚痴がなかったのです。というのも、彼女は私のホームページでSLEについて完全に理解しておられたからです。だからこそ彼女のSLEに対する不勉強ぶりをなじる必要も全く無かったので、彼女と電話で話をするのが楽しかったぐらいです。だからこそ兄が妹に話しかけるようにしゃべっていただいたと感じられたのでしょう。これは褒めすぎです。私は67歳の死にぞこないのガキおやじですから、褒めすぎです。どうせ言っていただくのであれば、「よぼよぼのおじんが、自分の可愛い娘に話しかけるようにしてもらった」という文章が一番適切だったでしょうに。ワッハッハ!)

 

 3月の終わりから4月頭になると、口が乾き、口内の一部がただれたようになり、刺激物は食べられなくなりました。(これはヘルペスによる口内炎です)デコルテが真っ赤で空気があたるだけで痛かったです。

 (これもヘルペスによるものです)

そんな状態でしたが、なにかしなければいけないという思いがあり、山登りや神社仏閣をお参りして気を紛らわせていました。

 (山登りができるぐらいですから、体力は回復したのです。気晴らしに神社仏閣にお参りをされただけで、SLEやアトピーを治すのは自分の免疫であるということは言うまでもなく知っておられたのです。)

 

 4月半ばになると、塗り薬は塗らないようになりました。浸出液・むくみは日に日に少なくなり、顔はジュクジュクした湿疹から粉をふいた状態へ変わっていきました。デコルテは内部の奥のほうがかゆいような感じがしました。4月後半からは運動をすることを心がけて、体力回復を目指しました。

 (ジュクジュクはヘルペスとの戦いであり、湿疹は化学物質とIgEの戦いです。)

 

 5月半ばになると、顔の肌は荒れていてまだ赤みが残るものの化粧ができる程回復してきました。腕はガサガサして粉をふいていて、たまにかゆく、胸・首は赤黒い感じで肌がザラザラで汗をかくとかゆくなりますが、日に日に回復していきました。鎖骨と首の間あたりが、腫れて熱をもっていて少し痛いような時期もありました。(痛いのはヘルペスです)胴体はまだらに色素沈着したようになりました。

 体重が元の47キロに戻り、体力が戻ってきました。荒みきっていた心もすっかり楽になり、周りの物事に愛情を感じ、読書や音楽で心を安らげるようになったことによろこびを感じました。

 (アトピーがほとんどの症状となってしまいました。アトピーとSLEは同じ化学物質を敵にして戦っているのです。)

 6月になると、顔の肌は赤みが残っているものの、ほぼ治りました。アトピー発症以前はお風呂に入った後は急いで化粧水と乳液をつけないと肌が乾燥していたのですが、今はお風呂上りに何もつけなくて良くなったので、手入れが楽になりました。身体ですが、胸・デコルテはほぼ普通の肌になり、お腹・背中・腕も徐々に回復している様子です。

 (アトピーのリバウンド症状で皮膚を入れ替えると、ステロイドの影響がない皮膚が出てくるので、まっさらな肌になります。)

 

 手記を提出する7月現在は、まだ治療中です。深呼吸時の胸の痛みがやや残っていることとお風呂上りの顔の湿疹以外はSLEの症状らしきものはありません。胸の痛みをゼロにすることと(ヘルペスを殺しきると胸の痛みもなくなります)アトピーを治していくのがこれからの目標です。首と肘・膝の内側に湿疹が出ています。運動とストレッチをして以前より体力がついたように思えます。実際漢方治療を開始してから、発症以前からの貧血も消えてなくなっていました。

 (膠原病であるSLEには貧血が見られますが、SLEが治ると貧血も解消します。膠原病と貧血の関係はここを読んでください。

 

 衝撃の「発症」から約一年。発症による心の傷もようやく癒えてきました。自分にとってショックが大きすぎて涙を流して悲しむことさえできなかった日々。この傷は自分以外誰にも癒すことはできません。症状が回復に向かうにつれ、自分が自分のためだけに、悲しみを感じ、涙を流してあげる日々が増えていきました。涙が出るようになってよかった、回復した証のようなものかもしれない、そう思うようになっていきました。

 (死ぬか生きるかといわれるSLEが1年でほとんど治り、アトピーを残すだけとなったのも、SLEの治療で執拗にすすめられたステロイドを使わなかったためです。私はSLEは何十人も診たことがあり、リウマチという名前で治してきたのですが、彼女ほど胸膜炎があり、蝶形紅斑も典型的であった症例は初めてでした。胸膜の結合組織や心膜の結合組織で戦っているSLEも、このように治っていくという貴重な経験をさせてもらったことは、日本や世界のSLEで苦しんでいる人にとっては大きな僥倖となるでしょう。

 現代の医療は金を儲けるために病気を作る医療をせざるをえないのですが、なぜならば免疫を抑える薬しか世界の製薬メーカーは作れないからなのですが、やはり重篤なSLEも患者の免疫をヘルプするだけで、患者が治してくれるということが例のごとく分かってしまいました。まだ彼女も全てのデータが正常に戻ったわけではないうえに、変えられた遺伝子が修復されて、再び化学物質に対してときにIgGと戦うと膠原病の症状が出ることがあるでしょうし、クラススイッチをし損なった免疫もそのうちにIgEに変わり、そのときはアトピーも出ることもあるでしょう。そのような症状がどのようにして出るのかは彼女の免疫だけが知ることです。しかし原理的には膠原病はクラススイッチをして、アトピーは免疫寛容を起こすことによって化学物質と共存して治るのです。

 この原理原則は38億年かかって進化した免疫の遺伝子が作り出したものです。遺伝子に逆らうことは神に逆らうことです。必ず神の逆襲を受けてしまいます。免疫の遺伝子をONにすることは努力によってできることでありますが、ひとたびONになれば人為的にOFFにすることは絶対に間違いなのです。遺伝子の全ては生きるために必要に応じてONになり、遺伝子の命ずるタンパクを作ることによってのみ、私たち生命は生き延びさせることができるのです。

 遺伝子を変える再生医療が今花盛りでありますが、必ずiPSも失敗するでしょう。なぜならば変えられた遺伝子は変えられたことを察知し、元に戻そうとするからです。元に戻せないと諦めた遺伝子の細胞は、癌になるか死んでしまうかしか選択肢はないのです。遺伝子万歳!私の医療は患者の遺伝子を味方につけているので、全ての病気を治すことができるのです。素敵な素敵な手記をありがとうございました!彼女、ありがとう!!)

 コメントは終わりです。2012/08/30

 追記:昨日、患者さんから電話がかかってきました。フォローしてもらっている広島の病院で胸部レントゲンを撮ってもらい、胸膜炎の影が完全に消えているということを確認された報告の電話でした。このとき担当の医者は「どんな治療をして胸膜炎を治したのですか?」さらに「どのようにしてSLEを治すことができたのですか?」と聞くべきだったのですが、一言も聞かなかったのです。彼らはSLEを治す治療方法を知ることが怖かったのです。

 SLEは「治らない、原因不明」と世界の医学会が言い続ける限り、身の保全のためにSLEが治るということを認めてもならないし、その治療法も聞いてはならないのです。死ぬか生きるかの瀬戸際に瀕していた彼女のSLEが良くなったこと以上に喜ぶべきことはないはずなのですが、彼らは医学会の組織にいる限りは認めることを許されないのです。現代の医療がいかに患者を無視し、患者が良くなることを悲しみ、嘘をついて病気を作り続け、自分たちの生活が安泰であることだけに喜びを感じ続けている医者たちであるかが十分お分かりになるでしょう。だからこそ今の医療は全て崩壊させるべきなのです。病気を治すのは患者さんの免疫であるにもかかわらず、免疫を抑える薬しか作れないという真実は永遠に隠蔽されるでしょう。真実よりも金が支配する欲望資本主義は、人類が消滅するまで永遠に続くでしょう。残念です。

 2012/09/06

 18.(終わりに ~ 幸運)

 何の因果か膠原病という現代における難病にかかってしまいました。しかし、私は大変に幸運だったと思っています。まず、母親のおかげでステロイドを使用しなかったこと。次に私は発病後、松本先生と出会い、その治療理論に心から共感することができ、治療を開始することができました。ステロイドを使わずに漢方治療をし、体調が回復して、本当によかったと思っています。松本先生ありがとうございます。

 同年代で女性のSLEがよくなったという手記や本が見つからなかったので、あればいいなと思っていました。

 

 もしこの手記が、膠原病で苦しまれている方の参考になれば、心から幸いに思います。

19.(血液検査データ表)

表を見る

 (SLEの患者の敵は、いうまでもなく化学物質でありますが、その化学物質を排除するために必要な武器はIgGであります。この武器を用いて化学物質と戦うと、炎症が起こります。戦いの度合いはCRPで分かります。このIgGとCRPの変化を分かりやすくグラフにしました。膠原病であるSLEがアレルギーであるアトピーに変化し、クラススイッチをするにつれてIgGが減ると共にCRPも減っていくことがお分かりでしょう。こんな簡単な真実を世界中の何千万人という医者たちが知らないというのが現代の不思議のひとつです。私だけが知っているのではなくて、全ての高名な医学者たちは知っているのですが、言わないだけです。悲しいことです。)

CRP

 (抗核抗体はあらゆる膠原病の指標となるものです。)

抗核抗体

 (さらにSLEの中にはヘルペスとの戦いも含まれていることを、世界中のどの医者もご存じないようですから、彼女が当院に受診される前に全身の体の痛みで七転八倒したのはヘルペスであったことを世界中のどんな医者も知らないのです。受診前の最も激しかった痛みの際に水痘帯状ヘルペス抗体(VZV抗体)を確認していたならば、そのときのVZV抗体は極めて高かったでしょうに。某有名大学医学部の膠原病のボスである教授もまるで気づかなかったことは残念至極です。現代文明に残された唯一の病気の原因はヘルペスと化学物質しかないことを皆さん知ってください。この真実は永遠に公表されることは無いでしょう。なぜならば公表されてしまうと、現代の医薬業界は壊滅に瀕することになるからです。世界中の製薬メーカーをはじめ、大病院は全て倒産してしまうことになるからです。世界中で医薬業界の何百兆円という収入は一挙に吹き飛んでしまい、大恐慌が世界中を覆うことになるでしょう。アッハッハ!)

水痘帯状ヘルペス抗体(VZV抗体)

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