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「喘息 アトピー中間報告手記」

橋本 泰成 11歳 2008年3月22日

 息子は、生後3ヶ月より顔(ほっぺた)に湿疹が出てきて病院でアトピーではないかと診断されました。顔にぬっても大丈夫というチューブのぬり薬を渡され、うすくぬっていました。1歳半の時、なかなか咳が止まらず病院に行くと「ぜんそく」と言われ、そのまま1週間入院で、ずっと点滴をしていました。その後5歳までに2度ぜんそくで入院をし、発作予防の為、吸入と気管支拡張剤を約2年間ほど飲んでいましたが、発作予防をしているにもかかわらず季節の変わり目などに発作が出て、点滴を受けて帰るという良くはならない治療に時間を費やしてきました。
 
同時に皮膚の方ですが、3ヶ月の頃より出ていた湿疹は1歳の頃には、腕や膝の裏のほうまで広がっていつも背中に手をまわしたり、足をかいたりの状態の毎日でした。知人から土佐清水の病院がいいと聞き、土佐まで行きましたが、どうも病院(先生)の方針に不満があり、薬を頼んだり頼まなかったりと、結局どうしていいのかわからないままズルズルと何年かたっていました。

いろんな情報にまどわされながら、ステロイドを使わない病院という事で京都まで行き、治療を続けていましたが、結局病院の方針で「水溶性のステロイドを使います」と言われ、下手にステロイドを拒否すると先生はイヤな顔になり怒られてしまうので、ストレスの溜まる一方でした。
 
平成18年の4月、小学校4年生になったばかりの時、今までのステロイドの関係なのか、腎臓や肝臓がはれて体がだるく、何日も調子が戻らず、もうこれは、いい加減な治療を続けていたら、体がボロボロになってしまう!ステロイドを体から完全に抜いてしまおう!!と思い、インターネットで情報を集めている時でした。たまたま目に入ってきたのがいきなり手記です。まさに自分が思い立ってやろうとしている事がこまかく記されているのを見て、もうこれしかない!!と確信し、夏休みになると同時に大阪へ向かったのでした。
平成18年7月30日のことでした。(IgE5670)

最初は喘息があるので喘息の治療からです。せんじ薬と薬草風呂、消毒、塗り薬…漢方を飲むのは初めてで、はちみつを入れたり味に慣れるまでは少し大変のようでした。飲み始めてすぐの頃は寒気や体のだるさ、熱っぽかったり、口内炎ができたり、食欲もなく、とにかく体が思うようにならない様子で、今思えば夏休み中で良かったかな…という気もします。

9月に入り、かゆみで夜中は全く寝れず、かいた時の傷が消毒の時にしみてすごく痛いのですが、薬草風呂に入ると傷口もすぐ治り、代謝の良さに驚きました。お風呂の中は、かいた後の“かわ”がいっぱい浮いていました。

平成18年10月8日 2度目の診察(IgE 9620)
大阪には泊まりで行く為、入浴も家と同じにはならず、行っている間、かゆみで体中が傷になっていました。家に帰ると入浴も変わりなくできるので、2時間ほど入っていました。夜は体の中(奥)がかゆいらしく、かいてもかいても治まらない様子で本当につらそうでした。体の奥がかゆいのはかゆみ止めを飲んでいたせいだと先生に言われ、子どもの為にしてきたことが全部まちがっていたんだと思うと、自分を責めたりもしました。

でも、冷静に考えると病院のあるべき姿がまちがっている!!そして、何も知らずにステロイドを処方されるがままに使っている患者たち…本当に恐ろしいことです!!

11月頃は手の甲や足に大きめのニキビのようなものが出ては消えの繰り返しで、それがしばらくの間続きました。

平成18年12月~平成19年1月
年末、年始と生活のリズムがくるったのもあって体がだるく、体中がカサカサでかゆくてたまらない状態で、お風呂からあがってもかゆみがひどく、寝付くまでに3~4時間かかっていました。

平成19年3月27日 3度目の診察(IgE 7400)
 冬の間、あれほど悩まされていた喘息が全く出なくなり、せんじ薬も喘息からアトピーのせんじ薬に変わりました。薬草風呂も毎日から2日に1回でよくなり、なんとなくですが良くなっているのかな?と思いつつ、皮膚の状態は良くないのでまだまだ時間がかかりそうだな、と半分不安を抱えていました。
 
5月末。膝の裏が、歩けなくなる程リンパ液と傷でボロボロになり、かゆみもまだまだ続き、今までの皮膚を見ても、この頃が一番最悪の状態でした。1ヶ月程で膝の傷は治まってきました。

 7月、肌の調子が、触った感じがやわらかく、見た目にもキレイになった気がしてきました。

 8月にサッカーの合宿の為、初めて自分で消毒したり薬を塗ったりの作業をしましたが、思ったより簡単に出来て、心配していた夜もなんとか無事に眠れた様でした。

平成19年8月 4度目の診察
 今回は、腕の傷がひどく、血管が見えず血液検査ができませんでした。ちょうど治療から1年がたち、去年を思うとマシ…という日が多くなっていました。9月に運動会があり、去年は暑さとかゆみの為、クーラーの部屋を準備してもらったりしましたが、この年の運動会は、かゆみはあるものの我慢ができるようになっていました。

 涼しくなってきた頃の11月に少し風邪をひいてしまい、鼻がつまり、頭が痛いということで、そちらの漢方を出していただき様子をみましたが、4~5日で回復しました。

 この頃、治療前から知っている人達からすごく肌がキレイになったと言われるようになりました。

平成19年12月29日 5度目の診察(IgE 6820)
 診察に来る前より旅行に出ていた為、普通の入浴が続いていましたが全く問題がありません。夜もお風呂上りのかゆみもあまりない為寝つきも早くなってきました。

 腕や膝、膝の裏など、傷は少なくなりましたが、皮膚はまだかたく、ゴワゴワです。皮膚の入れ替え作業が一番時間がかかると先生がおっしゃっていた通り、まだまだのようです。

平成18年7月末より治療を開始してから1年半が過ぎようとしています。IgEの数値が下がってきたのでこの手記を!と先生からおっしゃっていただけた時は「ついにこの時が来た!!」という喜びでいっぱいでした。
 今、薬草風呂も週末のみとなり、息子も気分的にも楽になったし、体も以前と比べ物にならないくらい元気です!

 小学4年、5年生と、まだまだ子どもですが、よく痛みやかゆみ、色々な試練に耐えてがんばってきたと思います。

 今、アレルギーで悩んでいる人は、1日でも早くステロイドから脱する道を選んで下さい!決して楽な治療ではないと思いますが、必ず治ります!私達親子も、今度は「完治」の言葉を1日も早く聞けるようにもうしばらくがんばりたいと思います。

平成20年3月

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