
「気管支喘息が治りました」
小野正興 63歳 2002年8月
1.気管支喘息の発症とこれ迄の治療
(a) T病院(内科)での治療:平成11年6月~9月平成11年5月頃(60歳7ヶ月)だったと思いますが、急に咳と痰に悩まされ、それが段々と酷くなってきました。近くのT総合病院の内科で、痰検査、血液検査、レントゲン検査等の種々の検査を実施してもらうと共に、痰を吐き出しやすいようにする薬や抗生物質を処方してもらい飲みましたが、ほとんど良くなりませんでした。最初は気管支炎かと思っていたのですが、症状の出るのが夜間のほうが多くなってきたので、これは気管支炎ではなくて気管支喘息だということも分かってきました。
(b) F病院(アレルギー科)での治療:平成11年10月~12年2月
T病院の治療ではほとんど良くなりませんでしたので、呼吸器関連専門のF病院のアレルギー科で診察してもらうことにしました。処方してもらったステロイド剤を吸入したところ(平成11年11月です)、すぐに効果が出て「ゼイゼイ、ヒューヒューの発作」は全く無くなったのにはびっくりしました。ステロイドは良く効きますが、それだけに副作用が恐いと聞いていましたので、2週間程でステロイド吸入は止めました。
止めてしばらくは良かったのですが、1ヵ月後の平成11年12月下旬に、また発作が出るようになりましたので(松本先生の言われるリバウンドだと思います)、ステロイド吸入を再開しました。その後発作の出る間隔は長くなりましたが、症状が出る度に残っていたステロイド剤を吸入してしのぐという生活を、平成12年9月位まで続けました。
(c) N病院(漢方医兼業)での治療:平成12年6月~14年6月
ステロイド吸入剤は良く効くのですが症状を一時的に抑えるだけですし、また副作用の心配もありましたので、漢方薬で根本的に治そうと思いまして、東京都内の漢方医の治療を受けることにしました。診察を受け漢方薬(顆粒剤)を服用してきましたが、この間少し良くなったと思われる時期もありましたし(現に平成12年10月~14年4月迄の1年半は、ステロイド吸入をしなくても何とか済みました。)、漢方薬治療を2年間辛抱強く続けてきました。平成14年5月頃からまた調子が悪くなって、夜中に「ゼイゼイ、ヒューヒューの発作」が頻繁に出るようになりましたので(リバウンドだと思います)、この6月に漢方薬を顆粒剤から煎じ薬に変えてもらったのですが一向に良くならず、ステロイド吸入との併用を奨められました。ステロイド吸入を止めたくて診察を受けた漢方医に、ステロイド吸入を奨められたので、このN病院での治療はもう駄目だろうと見切りをつけた次第です。気管支喘息が発症してから3年が経っていました。
2.松本医院での治療を受けて:平成14年7月6日~
松本医院の「免疫を抑制せずに、症状だけを漢方煎剤でとって完治させる」治療法につきましては、大分前よりインターネットで拝見していたのですが、私自身、漢方治療を受けていましたし、なんせ埼玉県在住の私にとって、松本医院(高槻市)は遠いので躊躇していました。しかし、以前漢方医の漢方薬を2年間飲み続けても治らないし、ステロイド吸入併用を奨められるに至って見切りをつけると共に、意を決して松本医院での治療をお願いすることにした次第です。
平成14年7月6日に松本医院を訪ね、先生に診察して頂きましたが、「気管支喘息は必ず完治してあげる。」という力強いお言葉を頂き、帰り際には握手して下さいましたので、勇んで帰って参りました。
先生のところの漢方煎剤を飲み始めてから、一日一日と目に見えて良くなり、夜中に息苦しくて目を覚ますことがなくなりました。漢方煎剤を飲み始めてから、ステロイド吸入は一度もしていません。特に松本医院に来るまでの、5月頃からの再度のリバウンド症状に苦しみ週に2回程度ステロイド吸入をしていたのが、本当に嘘のようです。
また会社から帰ってきてくつろぐ時間帯になると、頻繁に出ていた痰も段々少なくなり、漢方煎剤を飲み始めて40日経った現在では、ほとんど痰も出なくなりました。本当に日に日に良くなっていくのを実感しましたし、女房もびっくりしています。処方していただいた漢方煎剤を飲んだことにより、松本先生の言われる自然後天的免疫寛容状態となり、3年間治らなかった私の気管支喘息も、たった40日でほとんど完治したのではないかと思っています。漢方煎剤は苦くて決して飲み易い物ではありませんが、松本医院の漢方煎剤はまさに「良薬は口に苦し」だと、つくづく思った次第です。もっと早くに松本先生の所をお訪ねするべきだったと後悔しております。本当に有難うございました。
