
「MCTD手記」
匿名希望 41歳 2012年10月28日
「混合性結合組織病(MCTD)」
MCTDは英語で、“Mixed Connective Tissue Disease”であり、その頭文字をとってMCTDといわれ、日本語では混合性結合組織病と訳されます。昔はオーバーラップ・シンドロームといわれたこともあります。オーバーラップ・シンドロームは日本語では重複症候群と訳し、結合組織で炎症を起こす病気の集まりであり、複数の膠原病を合併している症例を示しました。例えば全身性エリテマトーデスと慢性関節リウマチや、多発性筋炎などが同時に発症する病気といわれてきました。昔からこのような病気の原因は不明とされてきましたが、実は化学物質が原因であります。
人体には270種類の異なった組織があり、異なった細胞と全ての組織に共通な膠原線維からできている結合組織があります。この結合組織には毛細血管が縦横無尽に張り巡らされており、人体に取り込まれた化学物質が栄養とともに吐き出され、栄養物質は細胞に取り込まれるのでありますが、取り込む必要のない化学物質が結合組織に沈着し、この化学物質が結合組織を構成している膠原線維と結びついたり、その他の様々な人体のタンパク成分と結びつくと、人体の免疫に異物と認識されることがあるのです。このとき、化学物質をハプテンといい、タンパクをキャリアタンパクといいます。この化学物質であるハプテンとキャリアタンパクが結びついて初めて免疫によって認識される異物となるのです。この化学物質とタンパクの抗原複合体を異物と認識したあらゆる組織に存在する樹枝状細胞が取り込んで、それを最も近くのリンパ節に運び込みます。このリンパ節を所属リンパ節といいます。骨髄で作られた未熟な100億単位のTリンパ球やBリンパ球は、1000~3000箇所もあるともいわれるリンパ節をめぐりながら、自分のレセプターにぴったり合うこのような抗原複合体を見つけるべく、昼夜休みなくリンパ管や血管の中を流れまくっているのです。なぜリンパ節が大事かというと、このリンパ節やリンパ小節の胚中心という場所でしかクラススイッチができないからです。(抗体を作るメカニズムとクラススイッチの話の全てを理解するには非常に骨の折れることですが、理解したい人はホームページを熟読してください。)
結論だけをはしょって言いますと、樹枝状細胞がくわえ込んだ敵を細胞膜にあるMHCⅡに結びついた複合体とぴったり合うTリンパ球のレセプターを持っている人は、この化学物質でできた複合体を敵と認識し、と同時にBリンパ球も同じ異物を敵と認識できるようになったときに、初めてTリンパ球はBリンパ球にこの化学物質に対してだけ特異的な抗体を作らせることができるのです。抗体の種類は主にIgGとIgEでありますが、この化学物質に対してIgEを作って戦うとアレルギーになり、IgGを作ってしまうと膠原病になってしまうのです。
Bリンパ球が作るIgG抗体をIgE抗体にリンパ節の胚中心で作り変えることをクラススイッチといいます。幼児期にはBリンパ球は簡単にクラススイッチをしてしまい、化学物質に対してIgGを作って膠原病になることは滅多になく、ほとんどがこれらの化学物質に対してはIgEを作りアトピーになってしまうのです。
なぜ赤ちゃんがIgGを作る必要がないのでしょうか?(もちろん生後6ヶ月になれば、自分の骨髄で新たなる敵に対しては必要なIgGを作ることができるようになるのですが。)それはお母さんの胎盤から赤ちゃんが生き続けるために感染症を引き起こすウイルスや細菌を間単に殺せるように、絶対に必要なあらゆる種類のIgGをもらって生まれるからです。従って既に必要なIgGはお母さんが作ってくれているので、化学物質に対しては簡単にIgGをIgEにクラススイッチすることができるのです。
それではどうしてお母さんのIgGがあれば、簡単にBリンパ球はIgGからIgEにクラススイッチができるのでしょうか?それを説明しましょう。私のホームページをしっかり読んでおられる人なら、その答えを覚えておられるかもしれません。それをもう一度復習してみましょう。ポイントはBリンパ球がIgGからIgEに作り変えるクラススイッチをするためには絶対にインターロイキン4(IL-4)というサイトカインが必要である点です。
さて、赤ちゃんの皮下には無数の肥満細胞があります。この肥満細胞の細胞膜にアレルゲンと結びついたIgEが結合すると、ヒスタミンが肥満細胞から放出され、様々なアレルギー症状が起こるのです。このIgEがどのようにして作られるかが現代の世界中のアレルギー学者が悩んでいることだったのですが、私が答えを見つけたのです。その答えを説明しましょう。
お母さんから胎盤を通じてもらったIgGは、生まれて6ヶ月ぐらいは赤ちゃんの体内に残っています。今述べた赤ちゃんの皮下に大量にある肥満細胞の膜のレセプターにこのIgGが結びつくと、徐々に肥満細胞がIL-4(インターロイキン4)を作り始めるのです。このIL-4は赤ちゃんの骨髄で作られた未熟なTリンパ球と結びつきます。この未熟なTリンパ球が、肥満細胞が作ったIL-4と結びつくと、ヘルパー2Tリンパ球(Th2)に分化します。このヘルパー2Tリンパ球こそが、アレルギーを起こすIL-4を作り続けるのです。このTh2は肥満細胞よりもはるかに多くのIL-4を作り始めます。大量に作られたこのIL-4がIgMやIgGを作っているBリンパ球に結びつくと、Bリンパ球のAID遺伝子を簡単にONにさせ、Bリンパ球が作る抗体をIgGからIgEに変えるクラススイッチを命令するのです。このAID遺伝子を発見したのは、我が母校の京大の本庶佑先生であります。このAID遺伝子が発現して、つまりONになって、初めてクラススイッチが行われるのです。皆さんご理解していただけましたか?これで赤ちゃんが膠原病にならないで、アトピーになってしまう理由が完全に理解できたでしょう。一言で言うと、お母さんのIgGがあるからこそ、赤ちゃんはIgEを作りだせるのです。
彼女も子供のときからアトピーがあり、他の人よりも化学物質を異物であると認識する優れた遺伝子をまずはじめに生まれながら持っていたのです。ところが、中学校時代に英語の先生とのトローマティックな出来事によりストレスがかかり続け、ステロイドホルモンを出し続け、徐々に徐々にAID遺伝子の転写制御因子がONにならなくなり、アトピーがいつの間にか膠原病に変わる準備をしていたのです。過剰なステロイドはあらゆる遺伝子の転写制御因子を簡単にONにしたりOFFにしてしまうことをもう一度確認してください。遺伝子を無理やりに変えてはいけないのです。)
はじめに
混合性結合組織病(MCTD)とは、臨床的にSLE様、強皮症様、多発性筋炎様の症状が混在し、かつ血清中に抗RNP抗体が高値で検出される病気です。一般的にはステロイド治療が有効とされていますが、私は松本医院に辿り着き、真実の理論に基づき治療を行う事で、ステロイドを使わずに完治目前まで検査データー、症状の改善がみられました。病気を通して真実の医療を知り、心を見ることの大切さを知る機会でもありました。その過程をここに報告します。
(彼女が心の大切さを知る機会でありました、と述べてくれたのは、自分の心で本来IgEのアレルギーの世界で化学物質を排除すべきであるのを、ステロイドホルモンを自分の副腎皮質で出しすぎてIgGへと逆クラススイッチしたことを述べているのです。
怖い感染症の原因であるウイルスや細菌がワクチンや抗生物質で制圧されて以来、実は本当の病気はなくなったのです。ただ世界中の全ての医学者が知っていて認めようとしない文明に残された最後の人類の敵は、なんと化学技術文明が作り出した化学物質だけなのです。もちろんヘルペスウイルスは人類発祥の前からいたのですが、人間の命を奪うほどではないので、怖い敵ではないのです。ヘルペスについてはここを読んでください。現代の化学物質文明には人の命を奪う病気の原因はないのです。あえて人間の敵は誰かというと、医者と医薬品なのです。なぜならば命を守る免疫を傷つける薬しか作れないのが製薬メーカーであり、その薬を出し続けるのが医者であるからです。MCTDは絶対に治らない病気とされていますが、治せないようにしているのは医者であり、免疫を抑える薬であることを知らないからです。いや知っているのですが、病気を作っているのが自分たちだと分かってしまうと現代の医薬業界が壊滅状態になるので誰も口に出さないのです。
話は変わりますが、オバマ大統領が再選されましたが、彼は日本と同じような国民皆保険を作ろうとしていますが、ますます日本と同じように医療費が高騰し病気が増えることを彼は何も知らないのです。医療に関して無知なのは一般大衆だけではありません。世界中の国の大統領や首相はもとより、最高裁判所長官や警察庁長官をはじめとする全ての権力者たちは、薬や医者が病気を作っていることを知らないのです。病気を治すのは自分の免疫だけだということを医者は誰にも教えないものですから、知る由もありません。この意味では医薬業界の専門家以外は全ての人間は医療において無知であるといえます。
それでは誰が医療について賢いのでしょう?もちろん医薬業を専門にしている人たちだけです。なぜ彼らは賢いのにあらゆるアレルギーや膠原病などを治すことができないのでしょうか?それは嘘をついているからです。何のために?お金儲けのためです。残念です。
世界中の国家財政は国民皆保険によって破綻してしまうでしょう。なぜならば現代の国民皆保険は病気を治すためにあるのではなくて、病気を作り続ける医薬業界のためにあるからです。従って無限に医療費は増え続けるでしょう。それでは今後その医療費を払い続けることができるほど世界中が成長し続けることはできるでしょうか?不可能です。従って社会保障の根幹となっている国民皆保険は、財政赤字を天文学的数字にしてしまうために最後は国家は破綻するのです。命を守るために国家が破綻してしまうというのは何と皮肉なことでしょうか。日本の国家財政破綻も目の前に迫っています。誰も押しとどめることはできません。悲しいことです。橋本市長も石原慎太郎元東京知事も仮に総理大臣になっても無理でしょう。)
発病までの生活
私は乳児期に軽い湿疹、喘息があり治療したのかは不明ですがその後は特にアレルギーに悩まされる事も無く生活していました。
(先ほど述べたように、膠原病の難病であるMCTDとアトピーは同じ化学物質が原因であります。先ほど書き忘れましたが、病名などはどうでもいいのです。病名は専門医の病名遊びの慰み者に過ぎないのです。彼らがやるべきことは、病名遊びではなくて、なぜ膠原病が起こるかということでありますが、もう私が既に解明しているのは賢明なる私のホームページの読者はご存知でしょう。22000以上の病名を作って悦に入っている医学者のアホさ加減が私には耐えられません。このような巨大な間違いは一朝一夕に変えられるものではありません。国家の財政破綻が起こって初めて強制的に変わる以外は変えようがないのです。残念です。金よりも命が大事だということは確かに正しいでしょう。しかし病気を治さなくて、どうして命を守ることができるでしょうか?病気を治さなくても、医者が金をもらえるというシステムを変えるべきだと私は言っているのです。原因が分からないとか治らないとかいう病気に医者が手を出すべきではないと主張しているのです。悲しいことです。さらに病気を治すのは自分の免疫だけであるということも知ってもらいたいのです。)
母は昔、自分の肌にコンプレックスを抱えおり、娘の私には綺麗な肌でいさせてあげたい、との思いで食事も比較的添加物の少ない食材を選んでくれました。
(お母さんが化学物資を異物と認識できるMHCⅡ遺伝子が優秀であったので、この遺伝子を継いだ彼女もアトピーになったのです。ここでどのように異物を認識できるMHCⅡ遺伝子、別名HLA遺伝子といいますが、このHLA遺伝子がどのように子供に影響を与えるかについて、少し難しいですが説明しておきましょう。
まずMHCとかHLAという話が最初に出たのは、どの分野だと思われますか?臓器移植の拒絶反応がどうして起こるのかを調べている中で分かってきたのです。まずMHCは英語で“Major Histocompatibility Complex”といい、日本語では主要組織適合遺伝子複合体といいます。HLAは英語で“Human Leukocyte Antigen”といい、日本語ではヒト組織適合白血球型抗原といいます。
どうしてMHCに主要組織適合遺伝子複合体とか、HLAにヒト組織適合白血球型抗原という名称が生まれてきたと思いますか?両方とも“組織適合”という言葉が入っています。例えば、肺を移植する際に臓器を提供するドナーの肺組織と、臓器を受け取る側のレシピアントの肺組織とが適合しないと拒絶反応が起こるということがまず分かったのです。つまり種が同じである人間同士でも、臓器移植がうまく定着する場合と、すぐに拒絶されてしまう場合があるのは、他人の組織を免疫が異物と認識してしまい、免疫によって排除されてしまうということが分かったのです。言い換えると、ドナーとレシピアンとの組織が似ているかどうかの適合性を決める遺伝子が全ての人間によって異なり、その遺伝子の命令で作られたタンパクであるMHCタンパクやHLAタンパクが異なると、レシピアンとの免疫がその移植された臓器を攻撃するということが徐々に分かってきたのです。
次にHLAに関しては、白血球型抗原と訳されていますが、最初にその遺伝子が見つけられたのは白血球からであったのです。つまり同じ人間でもA,B,Oという赤血球のタイプが異なると溶血を起こすために、血液型を適合させて輸血しなければならないのと同じことなのです。同じように白血球のタイプが異なることが分かり、それがHLAだと名づけたのです。いずれにしろ、型が異なるとそれを異物と認識した免疫が攻撃するのです。この白血球型をHLAと決めたのですが、この白血球型は白血球以外にもHLAと同じタンパクが全ての細胞の膜に存在することが分かり、MHCという言葉が用いられるようになったのです。
MHCには2種類あります。クラスⅠMHCとクラスⅡMHCの2種類です。HLAにもクラスⅠHLAとクラスⅡHLAがあります。クラスⅠMHCとクラスⅠHLAは同じものです。クラスⅡMHCとクラスⅡHLAは同じものです。クラスⅠHLAにはHLA-A、HLA-B、HLA-Cの3種類があります。クラスⅡHLAにも、HLA-DP、HLA-DQ、HLA-DRの3種類があります。ここで注意しておきたいのは、MHCやHLAという言葉は、遺伝子を示す場合と、この遺伝子によって作られ、細胞膜に存在するタンパクを意味することがあります。普通は遺伝子を意味するよりも、タンパクを意味することが多いのです。従ってMHCやHLAの後に“遺伝子”や“タンパク”をつけて混同しないようにしています。
さて、このクラスⅠHLA遺伝子は60兆個の人間の細胞の全てにあります。一方、クラスⅡHLA遺伝子は樹枝状細胞、大食細胞、Bリンパ球、胸腺の上皮細胞の4つの細胞にしかありません。つまり4つの抗原提示細胞だけにしかクラスⅡHLA遺伝子はなく、従ってクラスⅡHLAタンパクもこの4つの抗原提示細胞にしかないのです。これら合計6つの遺伝子は第6染色体上に乗っています。この6つの遺伝子は束になって6つとも子供に遺伝します。このようにまとまって遺伝する遺伝子を「ハプロタイプの遺伝子」といいます。
人間は第6染色体をお父さんとお母さんからひとつずつ受け継ぎ、計12個のHLAの遺伝子を持っています。このHLA遺伝子は実は多様性があって固体によって同じHLA遺伝子であっても少しずつ異なり、その組み合わせによっても個体間によって差が生ずるので、自分と同じHLA遺伝子の組み合わせを持っている他人を探すのは極めて難しいのです。従って臓器移植をやれば多かれ少なかれ、移植された人は死ぬまで免疫抑制剤を使わざるを得ないのです。
一方、親子間のHLAが一致する確率はどうなるかを考えてみましょう。お父さんからの第6染色体1本とお母さんからの第6染色体1本をもらいますから、HLAが親子で合う確率は1/2になります。このアレルギーを起こす染色体をお母さんからもらうと、娘さんもアレルギーになってしまうのです。
HLA(MHC)についてももっと詳しく色々と書きたいのですが、別の機会に必ず書きます。なぜならばMHCは自分が自分であるという旗印でもあるからです。)
今日はここまで2012/11/08
食事についてはいつも管理される為少し窮屈な面もありましたが、その御蔭で私はとても綺麗な肌でいられました。
(日本の歴史上、夢のような贅沢な食生活が全ての日本人が可能になりました。贅沢な食生活のために栄養やカロリーの摂り過ぎが現代の成人病の原因となっているにもかかわらず、さらに追いうちをかけるように金儲けのためにサプリメントという健康食品が日本列島を席巻しています。愚かなことです。サプリメントが必要な国民は北朝鮮の貧しい子供たちであり、アフリカの最貧国の子供たちでありますが、高いサプリメントは貧乏な国の国民は手が出せないので売られることもないのです。悲しいことです。
現代の先進国において栄養不良で病気が起こることは何一つありません。ところが残念なことに、大量の過剰栄養食品の中に見えない不必要な化学物質が満載されています。この化学物質こそが膠原病のMCTDの原因となる異物でありますが、世界中の医学者は誰一人として口にしません。滅び行く地球文明に最後に残された人間の敵となる異物は化学物質であるにもかかわらず、膠原病の原因は不明と医学者たちはほざき回っております。残念なことです。地球文明が科学技術によって崩壊するまで、化学物質が現代2大文明病である、アレルギーと膠原病の原因であるということは、金を儲ける以外に何の興味もない医学者たちは口を閉ざして明らかにすることを拒否し続けるでしょう。
化学物質が一切入っていない食べ物を摂取する限りは膠原病もアレルギーも絶対に起こりえないわけですから、ただ一言、化学物質が入っていない食事だけを摂りなさいと忠告するだけでよいのです。つまり管理すべきは一切化学物質が入っていない飲食物を点検することだけですが、現代文明に生きている限りそれは不可能です。従っていかなる病気でも、普通に食事を食べたければ食べればよいのです。ただ成人病である糖尿病の人は炭水化物を食べないで、標準体重を維持すれば糖尿病は簡単にコントロールできることを書いておきましょう。)
平成9年、正看護学校を卒業し親元を離れて看護師寮で初めての一人暮らしをしました。毎日が忙しくて寮に帰って自炊する気力もなく、コンビニ弁当やカップラーメンを飽きる事なく毎日の様に食べ、食生活は最悪でした。
(自宅で直接食事を作って食べるというスローフードの時代は終わってしまいました。昔は食事時こそ唯一の家族のコミュニケーションの場であったのですが、日本ではもう既に見られなくなりました。楽しい食事の時間もいかに楽をして余った時間を無駄に使い、いかに楽をさせて金を儲けるかという時代に堕落するとともに、一家団欒の時間も消え失せてしまいました。余った時間で無駄な快楽に金を使い真実から離れていく努力に時間が費やされてしまっています。真実は物質にあるのではなくて、知的でかつ心のあり方に存在するのですが、誰も気が付いていないようです。彼女も病院が病気を作って金を儲けるための歯車になっていることを露知らずして、金儲けの手先になって、看護婦として夜も昼も真面目に働き続けていただけなのです。そしてステロイドホルモンを出し続け、アレルギーを膠原病に向かわせる努力を知らぬ間にし続けていたのです。)
仕事面では上下関係がとても厳しく、看護学校の恩師が私の働いている姿を見て「学生の時とは別人でとても気を使いながら仕事をしているのね」と少し心配そうでした。(病気を治すのが病院の仕事でありますが、金儲けのために病気を作り、上司の言いなりになり、人の健康を守っていると思い込まされているのが看護婦さんたちです。病気を作ることほど簡単なことはないのです。それはちょうど人間の頭をアホにさせ、心を堕落させることがいとも簡単であるのと同じです。余計な検査をし、不必要な免疫を抑える薬をせっせと患者に投与し、不必要な手術をしていけば、人間は簡単に知らぬ間に病気になっていくのです。
アメリカではオバマ大統領が再選されましたが、彼は2期目に日本と同じく国民皆保険をやろうとしています。彼も弁舌はさわやかで、いかにも国民の健康のために国民皆保険をやろうとしていますが、医療に関しては一般大衆と変わらず無知な人であります。病気を治すのは患者自身の免疫の遺伝子だけであり、断じて医者でも薬でもないことを何一つ分かっておりません。医療のことを何一つ知らずして、ましてや免疫の遺伝子のことについては100%無知な大統領ですから、もちろん日本の野田総理も警察庁長官も同じでありますが、医者がやることはハナから正しいと思い込み、薬は人間の体にいいことをしてくれていると思い込んでいるようでありますが、残念ながら、彼も一般大衆と同じで医薬業界のお偉い方に医療については、間違った教えで洗脳し尽くされています。病気を治すのは全て患者自身の免疫の遺伝子であることを何一つ知らないのです。彼がアメリカにおいても日本と同様に国民皆保険を実施すれば、ますますアメリカの国力は減退し、アメリカ帝国の崩壊も間近いことになるでしょう。なぜならば今現在でもアメリカの国家財政の赤字はGDPの120%近いのに、それがさらに増え、しかも病人もますます増えていくからです。
現代の科学技術文明には2つの皮肉があります。ひとつは、科学技術文明が作り出した化学物質は、見かけは一時的には人間の生活を便利にし、豊かにし、GDPを増やしましたが、その基盤である地球を化学物質で汚染しまくっているということに気づいていないことです。ふたつめは、科学技術が作り出した医薬品が、人間を病気から守り、長寿をもたらしたと考えていますが、実は人間を病気から守ったのは、ワクチンと抗生物質と向上した衛生状態と、栄養状態が良くなったために人間の免疫の力が正常になり、免疫で死の病である感染症をなくしたというだけのことですが、これを医学者の誰もが言わないのです。結局のところ、感染症がなくなったために寿命が延びただけなのです。にもかかわらず、製薬メーカーが作り続ける免疫を傷つける薬が新たにアレルギーと膠原病を作っていることを誰も気づいていないのです。現代文明も見せかけは華やかでありますが、砂上の楼閣というべき文明であり、永遠に続く文明ではないことを遅かれ早かれ思い知らされる時がくるでしょう。)
平成11年、仕事にもようやく慣れ、生活にもゆとりが出来ました。昔から体を動かす事が好きで、以前から習いたかったテニススクールに通い始めました。それだけでは物足りずスポーツジムにも通い始めました。体力だけは人に負けない自信があり、夜勤の前にも、スポーツジムに行き体を鍛えました。真夏の炎天下の中で日焼けも気にせず練習し、人生の中で一番日焼けをしました。職場の人から、何を目指しているのか分らないけど少しやり過ぎているよ、と言われた事もありました。病気とは無縁の体であると思っていました。
(スポーツは楽しみでやるためであって、やったからといってプロの選手のように金儲けのための目的でやる以外は意味のないものです。現代の文明では病気になる原因は化学物質とヘルペスウイルスだけですから、「病気にならないためにスポーツをやる」というのは間違っているのです。化学物質とは共存する以外になく、ヘルペスはステロイドホルモンを出させないような生活をして、いつまでも神経節に封じ込める以外に手はないのです。スポーツをやりすぎて疲れたり睡眠不足になったり、自分の仕事の時間を食いすぎたりしてしまうと逆効果というものです。副腎皮質ホルモンが現代病の全ての原因となっているわけですから、いかにストレスから逃れ、不必要な副腎皮質ホルモンを自分の副腎皮質から作らせないようにするのが一番大事なのです。
健康に関する医者の書いた本がゴマンとありますが、どの本も私のように本質を突いた本は一冊もありません。心のあり方が副腎皮質ホルモンの生産量を決めます。お金がかからず、かつ一瞬にして簡単にできる最高の心の持ち方は、『自分よりも優れた人の幸せを認め、かつ味わうこと』です。つまり優れた他人の成功を心から一瞬でも喜んであげるよう、強制的にでもやるように努めることです。これが最高のタダで手に入る幸せです。幸せこそが副腎皮質ホルモンを不必要にさせてくれるのです。私が幸せを共感するようにしている人は今のところ3人います。まずソフトバンクの孫正義社長、次にユニクロの柳井正社長です。ときどきやっと10勝目をあげたプロゴルファーの若きモテ男、石川遼です。この3人の幸せを共感するだけで私の心は幸せいっぱいとなり、その他の人の幸せを入りきらせることができなくなってしまいます。人の幸せを妬んではいけません。残念ながら日本中は妬み地獄で満たされすぎています。)
発疹の出現(平成12年)
そのような生活を1年程続けていると、額に突然、にきびのような発疹が出てきました。日焼けのせいかと思い、直に良くなるだろうと軽く考えていましたが、なかなか治りませんでした。(大人のニキビは脂腺から出て行くニキビ菌に感染した皮脂とともに、同時にアトピーで化学物質が出て行っているのです。化学物質が全世界にばら撒かれている時代においては、若い10代のニキビも同時にアトピーが併発していると理解すべきです。いずれにしろ人体は過剰なアクネ菌皮脂と過剰な化学物質を顔の皮膚から排泄しているにもかかわらず、出し切らせようとするのではなくて押し込めようとするものですから、いつまでも治らないのです。
欲得のない人間の生理機能や免疫機能が行う肉体の症状は全て正しいのです。真実一路の道を人間の遺伝子の命令でニキビもアトピーも出しているのですが、他の医者は誰も気がついていません。なぜならば現代の皮膚医院は美容院に堕落してしまっているためです。と同時に患者も症状の意味を全く理解できない無知な人たちの集団ですから、かつ現代は虚飾と見栄と偽りの美と性本能を刺激し合って偽りの幸せを求める時代ですから、見かけが悪くなると全てを失ったような気になる哀れな時代ですから、ますます患者も誤った見掛け倒しの医療を求めるので、病気の本質を医者も追求しようとせず、患者の一瞬の快楽だけを満たそうとするものですから、ますます皮膚科医が美容師に堕落してしまうのです。
さらにエゴを他人に評価してもらうことによってしか喜びを感じられないような、未熟でナルシスティックな時代であり、マスコミも広告も全て見せ掛けで売り出そうとするものですから、ますますものの本質を探ろうとする時代が遠ざかるばかりです。全て商品化され、人間自身がまるでロボットのように画一化され、自分が自分であるという個性さえも商品化されてしまいました。
私のように医療の真実だけで飯を食おうとすれば、間違った免疫を抑える医療をして金を儲けている他の医者たちからいじめられても、真実を求めて最後まで戦い抜こうとする人たちがどの分野でもますます少なくなってきました。常に時代の支配的な潮流に目を向け、いかにしてモテる人間になるか、ちやほやされる人間になるか、欲望を満足させる人間になるかという人たちばかりです。生きることの証はタダひとつだけです。どれだけ真実にのっとって生き続けられるかというだけです。
医学会も組織のボスたちが間違っているということを知っているにもかかわらず、誰もクレームをつけません。金のために真実を捻じ曲げてもへっちゃらです。そんな人生は生きるに値するでしょうか?やはり快楽の前には真実は一瞬の灯に過ぎないのでしょうか?残念です。)
皮膚科の医師に診てもらいましたが原因もはっきりせずとりあえず、抗生剤、ツムラの漢方、ローションが処方されました。しかしあまり効果がありませんでした。別の皮膚科に行けばいいのかと、何軒か皮膚科に行きましたが、同じ様な薬を出されるだけで、どの医師も何が原因かを調べる事もなく、また何が原因かも教えてくれませんでした。得体の知れない原因不明の発疹に鬱状態になりました。
(やはり女性は顔が見苦しくなると、どうしても本能的に不愉快になるものです。しかしながら理性の高い女性で、かつ感受性も強い看護婦さんだったので、私のように原因をはっきり説明し、治ることを保証する医者に会わなかったために、さらに苦しまれたようです。
この世に原因の分からない病気や治らない病気は何一つないのですが、武田製薬やファイザーなどの製薬メーカーが支配する医薬業界では病気を作って金を儲けるという伝統が100年以上も続いていますから、医者が病気の原因を語ったり、治すという保証をすることは不可能なのです。なぜなら免疫を抑える薬を使う限りどうして敵を倒せるでしょうか?病気を治せるのは患者さん自身の免疫だけですから、製薬メーカーに免疫を抑える薬を作ることをやめさせる法律ができない限り、製薬メーカーが作る薬を使う限り、絶対に病気は治らないのです。もちろんワクチンと抗生物質と抗ヘルペス剤は素晴らしい薬です。なぜならば人間の免疫を手助けしてくれるからです。
全ての分野において無知な大衆は、ずる賢い支配者でありエゴイスト達に翻弄され続けているように、医者たちも製薬メーカーの免疫を抑える薬を使って金を儲けるしかないのです。日本全国のほとんど全ての医者が漢方を使っているようですが、漢方の大メーカーであるツムラさえもがどうして漢方が効いて、他の西洋医学の薬が不十分であるかの説明も一切しません。漢方が免疫を上げ、製薬メーカーの薬は免疫を下げるというのは明々白々でありますが、そのことについては一切口に出しません。会社というのは、もともと金を儲けるために作られ存在しているわけですから、何も正しいことをやらなくても金が儲かれば万々歳でありますから、ツムラが武田を批判したり、武田がツムラを批判したりすることは絶対にないのです。金のなる木は無知な大衆ですから、彼らが「病気を治せない薬や病院はつぶすべきである」と言い出し、革命でも起こさない限りは、病気を作り金を儲ける医薬業界は永遠に変わらないでしょう。残念です。)
人と会うのも苦痛になり、テニススクールもスポーツジムも辞めて、仕事以外は寮に引きこもり状態になりました。発疹の範囲は額から、顔全体に広がって行きました。しだいに髪の毛も抜け始めますます恐ろしくなりました。そんな生活が3年程続きました。 いつまでもこんな生活はやっていられない、と思い職場で最も話しやすい研修医の女医さんに相談してみました。とことん調べてみようと、血液一般、アレルギー、腫瘍マーカ等を調べました。結果は非特異的IgE 525とアレルギー値が高く出ました。
(化学物質を毎日無理やりに食べさせられている現代文明でアレルギーがない人は誰もいません。ただその度合いに個人差があるだけです。先ほど述べたように、ニキビとともに、このIgEと好酸球や肥満細胞と結びついた化学物質が、顔の皮膚から排出されていたのです。)
その他は特に問題はありませんでした。ちなみにリンパ球は28.3%でした。
(リンパ球は免疫の王者であり、IgG、IgA、IgEの抗体を作り、かつ異物を排泄するために、免疫の進化が作り出した最高の武器でありますが、副腎皮質ホルモンは使えば使うほどこのリンパ球の元であるリンパ球の幹細胞をどんどん殺していきます。膠原病やアレルギーでよく効くと言われている薬は全てリンパ球の幹細胞を殺す力があります。若い女性であるならば抹消血のリンパ球は少なくとも35%以上あるべきですが、5%にまで減らされた患者もしばしば見ることがあります。
免疫を抑えるというのはリンパ球を殺すことなのです。一度リンパ球の幹細胞が殺されてしまうと、二度と増えてこないのです。実はこの世に病原菌がいない限りはリンパ球も必要ないのです。実際的にリンパ球が必要なのはワクチンを打つときと、風邪のウイルスに感染したときと、ヘルペスウイルスと戦うときだけなのです。人類が「病気、病気」と言って死んだのは、感染症に負けてしまったときだけだったのです。今は感染症にかかって死ぬような病気はほとんどなくなりました。それでもリンパ球が0になると風邪でも肺炎になって死ぬことがあるので、今も必要なのです。
ところが現代の人間の敵である異物は化学物質とヘルペスウイルスだけですから、化学物質もヘルペスも人間を殺すことはありませんが、リンパ球があるがために、両者に対する戦いが行われるので、リンパ球がなければこの戦いのために生ずるアレルギーや膠原病はなくなってしまうので、現代文明病は消えてしまうかもしれません。だからこそ、アレルギーや膠原病の治療はステロイドであり、リンパ球の働きがなくなり、見かけは症状が取れるので使われるのです。
一番幸せな子供では、リンパ球の数が50%を超えることがあります。この子供達はステロイドホルモンを一切出す必要がないほど、ストレスのない幸せいっぱいの生活をしているからです。逆に言えば、リンパ球の数を見れば、その人の幸せ度がわかるともいえます。)
当時私は、アレルギーの原因が化学物質によるものである。とは理解出来ていませんでしたので、発疹はアレルギー値が高いから仕方のない事なのかと解釈し、皮膚科をはしごするのを辞めました。すると髪の毛の脱毛も気にならなくなり、皮膚の症状も少しましになりました。しかしまだ皮膚のコンプレックスは続き職場ではマスクは外せませんでした。以前程ではありませんが、あまり外に出歩きたくありませんでした。
(ステロイドを使い続けるとリバウンドを繰り返すので、頭皮の皮膚が入れ替わるときに頭髪が抜けてしまうことはいくらでもあります。彼女が皮膚科をはしごすることを辞めることによって、間違った医者の治療をやめて放置したために頭髪も戻り、皮膚の症状も化学物質である異物を出し切ってしまうので良くなったのです。これも医者が病気を作り、病気は自分の免疫で治すというささやかな証拠のひとつです。
とにかく医者も薬も一時的に免疫を抑えて、敵との戦いを一時的にやめると症状が消えてしまいますが、遺伝子を一時的に変えるだけで遺伝子の修復が再び始まれば、元の木阿弥どころか、さらに症状がひどくなりますから、全く意味のないことをやって医者と製薬メーカーは金を稼いでいるだけなのです。ずる賢い医者たちは、無理に免疫の遺伝子を抑えて症状が消えてしまうのを寛解と言い、遺伝子が回復し始めたときの症状を再燃と言って、難しい言葉で患者の目をくらませて、本質を患者に語らないで悦に入っているだけです。だからこそ医者も病院も医院も製薬メーカーも大学病院も何も要らないと言っているのです。
今を去る2500年前のBC5世紀にギリシャ人であるヒポクラテスが既に書いています。『病気とは有害な異物が入ってきたときに、それを自分の自然な力で治そうとしている姿である』と。現代の製薬メーカーも医者も、まるで正反対のことをやっています。世界で唯一ヒポクラテスの教えに従って医療をやっているのは松本医院の松本仁幸だけですね!ワッハッハ!いや、患者にやらせているだけなのです!
近頃このようなヒポクラテスの教えに反する間違った医療をなくす方法のひとつは、国民皆保険をなくすことではないかと思い始めました。日本の財政破綻を防ぐためにも、金食い虫の病気作りの名人となっている国民皆保険はなくすべきではないかと考え始めました。さらに法律で「病気を治せなければお金を返す」ということを決めることです。だって病気を治すために医者があるわけですから、治せる自信がなければ診る必要もない上に、ましてや病気を治せなくて金を取ることは合法的盗人ではないでしょうか?果たしてこんな法律が作られるでしょうかね?ワッハッハ!)
MCTDと診断
そんな生活ぶりをある知人に話すと、食事会の誘いがありました。全く乗り気ではなかったのですが、その知人の顔を立てる為にしぶしぶ食事会に行きました。しかしその時に、ある男性との出会いがありました。私は基本的に、自分の事は何でも自分で解決しよう、とする性格でしたが、その人に対しては不思議なくらい、自分の悩みなどが何でも話せました。気持ちがすごく楽になり、ようやく私にも幸せになる道が開けてきた、と思った矢先、平成18年10月頃レイノー症状が出てきました。
(まさに私の理論を地で行くストーリー展開です。ストレスを耐えるために自分の副腎皮質ホルモンを過度に出し続け、ホッとしたときに免疫抑制が取れて本格的に免疫の働きが再開し、IgGの世界が展開し始めたのです。
さぁ、ここでお約束の通り、誰もが解明していないレイノー症候群について少し詳しく解説していきましょう。まずwikipediaからの一般的なレイノー病やレイノー現象やレイノー症候群についての投稿を掲載し、それについてコメントしましょう。
レイノー現象とは、手や足の指先の小さな動脈の血流不足が発作的に発生し、「冷感」や「皮膚色の変化」が現れることを指す。基礎疾患が不明な場合を「レイノー病」と呼ばれる。40歳以前の若年女子に多発する傾向にある。症状がこのレイノー現象のみである場合は、緊急処置を必要とすることはない。病院では両手を冷水に一定時間浸し、サーモグラフィで体温の変化を見てレイノー現象と判断する検査がある。
レイノー病とは、寒冷時や冷水につかったときに四肢末梢部、とくに両手指が対称的に痛み、しびれ感とともに蒼白、あるいはチアノーゼなどの虚血症状をきたす場合で、若年女子に多発する。原因は明らかでない。
(現代の医学はレイノー病とレイノー現象とレイノー症候群を別個に考えています。この3つの分け方は、元の病気が明らかでない場合をレイノー病といい、別名、原発性レイノー現象といいます。さらに元の病気があって生じる二次性レイノー現象をレイノー症候群といっています。いずれにしろ、3つを正確に分けることは難しいのです。)
原因
寒冷の刺激や精神的なストレスで四肢末梢部の小動脈に発作的に起こるけいれんが原因だが、その「けいれん発作」がなぜ生じるかについての理由は不明である。「交感神経や副交感神経中枢の異常によるもの」と推定されている。(まさにレイノーにかかる病気は、血管神経を支配する抹消の交感神経や副交感神経に関わりがあるのです。ここでは交感神経や副交感神経中枢の異常によるものと推定されていますが、まずこれは考えにくいのです。なぜならばレイノーはほとんどが両手の症状に出るだけだからです。もちろん腕や足までにレイノーの症状が出る場合は、中枢の異常も考えられますが、私は今まで見たことはありません。ほとんどが両手の指の症状だけで終わります。)
症状
この病気の典型的な症状は、左右対称に現れる。皮膚症状は、末梢循環障害が現れてから回復までに三段階の変化があり、
1、手指の色が蒼白になる。
2、紫色に変色する。
3、通常10~30分後に赤色になり、正常な状態へと回復する。
時には、腕から手の指先までもしくは脚から足の指先まで皮膚に浮かぶ血管が網目状になる、蒼白色になるだけや、知覚鈍麻や疼痛などの症状を示す場合もある。
(さてどうしてレイノーの症状が出るかについて説明していきましょう。3つのレイノーが生じるのは手の指の発作的な血流障害が生じたからです。その血流障害の程度によって蒼白になったり、手が冷たくなるのです。チアノーゼというような動脈血の酸素飽和度が低下して皮膚が紫色に変色することは滅多に見られるものではありません。チアノーゼとは簡単に言えば、小動脈の血流が減ることにより、動脈血の酸素が欠乏するために血液が暗紫色になる状態と考えてください。いずれにしろ、何らかの原因により抹消の動脈血が低下するためです。
それではどうして抹消に行く動脈の血流量が減るのでしょうか?結論から言いましょう。抹消の動脈を支配する自律神経の交感神経に隠れていたヘルペスウイルスと免疫が戦って炎症が起こり、交感神経が刺激され動脈の抹消血管が収縮するためであります。ちなみに頭痛もほとんどが同じメカニズムで起こることは既に述べました。三叉神経には3本の神経があります。第一枝を眼神経といい、第二枝を上顎神経といい、第三枝を下顎神経といいます。第一枝の眼神経は、脳の動脈の血管神経を支配しています。この眼神経に潜んでいたヘルペスウイルスが血管を支配する神経に沿って脳の中に入っていき、そこで免疫に捕まえられたヘルペスとの戦いが始まり、血管神経で炎症が起こり、血管が収縮し、その後頭痛が起こるのと似ています。
このように手先の交感神経に支配された動脈血管神経に潜んでいたヘルペスウイルスを免疫が見出したときに、同じように炎症が起こり、血管が突然収縮し、様々なレイノーの症状が起こるのです。その炎症の度合いによって、上に述べたようにレイノー現象、レイノー症候群、レイノー病の3つの病気が現れるのです。
特に交感神経の最も末端の神経軸索は節後神経といわれ、無髄神経となっています。以前にも述べたことがあるのですが、神経軸索はシュワン細胞に囲まれて、電気が組織に漏れないようにシュワン細胞によって絶縁体となっているのです。この神経を有髄神経といいます。このシュワン細胞は細菌やウイルスが神経に取り付かないようにしているのでありますが、同時に免疫も有髄神経では働きにくくなっています。ところが無髄神経はこのようなカバーがないので、無髄神経に増殖したヘルペスウイルスを簡単に見つけて免疫が殺そうとするので炎症が起きやすく、手指の自律神経である交感神経の無髄神経にたまたまヘルペスをたくさん持っている人は、このようなレイノーが起こりやすくなるのです。)
今日はここまで 2012/11/15
内科部長の医師に相談し、自己抗体検査をしました。その結果、抗核抗体640倍SPECKLED(斑紋型) 抗RNP抗体64 血清補体価CH50 39、1C3 83C4 17MCTD(混合性結合組織病)と診断されました。
(抗核抗体について少し触れておきましょう。この抗体もIgGに属する抗体であり、とりわけ膠原病に特徴的に見られる抗体です。膠原病以外に、この抗体を調べる試薬も実を言えば訳の分からないものですが、細胞成分に対する抗体であることは分かっております。従って一時は自己抗体が正常以上であれば、自己免疫疾患とはやし立てたものです。自己免疫疾患はないという私の論文はここを見てください。
ところが抗核抗体は誰でも40倍未満はあるわけですから、全ての人が多かれ少なかれ自己免疫疾患を持っているのかという問題が出てきます。これに対する答えを言ってあげましょう。まず正常な人でも抗核抗体が存在するのは次の理由ためです。人体は60兆個の細胞でできています。この60兆個のほとんどの細胞は、古くなった細胞と新しくなった細胞とを、毎日毎日入れ替えています。つまり新陳代謝を行っています。元来免疫は自分と同じ人体にある細胞を攻撃できないようになっています。それは全ての細胞の膜にMHCという旗印を掲げているからです。もちろん免疫細胞自身にもMHCがあるので、同じ旗印であるMHCを持っている細胞や細胞の成分を攻撃することはないのです。さらにこのMHCは細胞の中で作られているので、細胞の中にも存在しています。ところがその細胞が新陳代謝を行うときに細胞膜はつぶれ、細胞体もつぶれ、奥にある核もつぶれて、免疫に察知されます。すると免疫は今まで見たことのない奥深くにある核の成分を異物と認識してしまい、抗体を作ることがあるのです。どのようにしてこのような抗体ができるかは下に詳しく書きましょう。
それでは、SLEやMCTDやリウマチなどの膠原病では、この抗核抗体の値がどうして高くなるのでしょうか?答えは簡単です。何百回も繰り返して言っているように、膠原病は人体に取り込まれた化学物質がハプテンとなり、タンパク質でできている結合組織の膠原線維と結びつき、(この膠原線維のタンパクをキャリアタンパクといいますが)この複合体が人体の免疫に異物と認識され、炎症が起き、これを膠原病と言っているわけです。このような炎症が結合組織で起こると周辺の細胞にも波及し、新陳代謝で生じるよりもはるかに数多くの細胞がつぶれ、その中から大量の核も漏れでて、この核の成分の一部が上に述べた複合体などと結びつき、異物と認識される度合いが高くなり、抗核抗体の検査で高値となるのです。
なぜSLEやMCTDのときに、補体を調べるのでしょうか?これも触れておきましょう。非常に重要な役割を占める先天免疫には、補体というタンパクがあります。この捕体の仕事は4つあります。1つは細菌と結びついて溶かし殺すことです。2つめは、細菌と結びついて好中球や大食細胞に食べやすいようにさせることです。これを補体のオプソニン作用といいます。この作用は抗体も持っています。いわば補体は安価な抗体ともいえます。3つめは、補体は敵が侵入した場所に他の様々な免疫系の細胞を集めるケモカインといわれる仕事をします。このケモカインの日本語訳は“化学走行性”と訳されていますが、他の様々な白血球を敵がいる戦場に走らせ、集まらせる磁石のような働きをするのがケモカインといっていいでしょう。最後の4つめの仕事は、敵と結びついてリンパ節までその敵を運び、リンパ節に濾胞樹枝状細胞に敵を提示することです。この濾胞樹枝状細胞は今まで述べてきた樹枝状細胞とは違った細胞であることを確認してください。ついでに言えば、樹枝状細胞は、普通は樹状細胞といわれ、英語ではデンドリティック・セルといわれるもので、その仕事はT細胞に敵を提示するものです。この樹枝状細胞を発見した学者が去年ノーベル生理医学賞を受賞しました。一方、濾胞樹枝状細胞はB細胞に敵を提示するものです。これについて説明しましょう。
この4つめの補体の仕事である、リンパ節まで敵を運んで、リンパ節に住んでいる濾胞樹状細胞に敵を見せるのは何のためでしょうか?この濾胞樹状細胞には補体と結びつくレセプターがあり、結びついたときに濾胞樹状細胞は、補体と結びついた敵を捕まえて、それらを密に寄せ集め、この敵(抗原)をBリンパ球にある数多くのレセプターに橋を順に架けるようにして繋げていくのです。これを「抗原がB細胞レセプターをクロスリンクする」とか「抗原の架橋」といいます。ところがこの特別な敵と結びつくBリンパ球はどのリンパ節にいるのかわかりません。本来、濾胞樹状細胞は生まれたときから同じリンパ節に住んでいるものですから、移動することはできません。しかしながらBリンパ球は血流やリンパ流に乗ってリンパ節を四六時中、自分のレセプターにピッタリ合う濾胞樹状細胞を求めて動き回ることができるものですから、必ずこの抗原とピッタリあうBリンパ球と出会うことになるのです。一方、敵(抗原)と結びついたTリンパ球も血流やリンパ流に乗って同じ敵と結びついたBリンパ球を探し回り、最後は同じ敵を認識したTリンパ球とBリンパ球が同じリンパ節で出会うことになるのです。抗原を認識したTリンパ球はCD40Lというタンパクを大量に膜に表出し、他方同じ抗原を認識したBリンパ球はCD40というタンパクを膜に表現します。このようなTリンパ球とBリンパ球が結びつくと、Bリンパ球がどんどん増殖しこの特定の敵(抗原)に対して特異的な抗体を作り出すのであります。
さて、ここでどうして医者たちは最も炎症度の高い膠原病のSLEやMCTDのときに補体の検査をするのかを説明しましょう。免疫学を真剣に勉強していないほとんどの内科医はその意味を理解していないようですから、私が説明しましょう。というよりも、賢い患者さんは既にお分かりだと思いますが、既に説明しきっていますが、あえてもう一度説明しましょう。
膠原病において補体はどんな役割をするのでしょうか?答えはただひとつ、化学物質であるハプテンと結びついたキャリアタンパクから成り立つ複合体をリンパ節で運び、この複合体を濾胞樹状細胞に提示するためです。それでは膠原病の専門医は補体の何を調べようとしているかご存知ですか?末梢血の補体が減っているかどうかを見ているのです。減っているときはSLEとかMCTDの可能性があると考えるのです。ところが一流の膠原病の専門とする書物には、なぜ補体の現象と膠原病とが結びつくのかについては一行も書かれていません。ちょうど膠原病で貧血が起こる理由が書かれている専門書がないのと同じことです。書きようがないからです。なぜ書きようがないのでしょうか?彼らはSLEの原因が分からないと言い続けるからです。原因が分からないのですが、たまたま重症のSLEやMCTDの患者に補体の低いデータが出た人がいたということだけで、何となく補体の低下とSLEやMCTDとを結びつけたのです。しかも私に言わせると、補体が低下したのはステロイドをむやみに使ったためなのです。これが現代の医学の実情というものです。
先に結論を言いましょう。この補体は肝臓で作られます。大量の敵が人体に侵入すればするほど、肝臓はこの補体を作り続けるのですが、作る以上に大量の敵が人体に侵入しすぎると、だんだん作る量が間に合わなくなり、末梢血の補体の量も減ることがあるのです。しかし免疫の遺伝子を止める間違った医療をしない限りは、ひとたびBリンパ球が同じ敵に対して特異的なIgGが作られ始めると、補体も必要でなくなるので、補体の検査も意味がなくなるのです。つまり補体は異物をリンパ節で濾胞樹状細胞に結びつかせ、さらにその後、濾胞樹状細胞がBリンパ球にその異物を認識させてしまえば、補体の役目は終わってしまうのです。この意味で補体も先天免疫と後天免疫の仲介をしているともいえます。しかもBリンパ球のAID遺伝子がONになれば、IgGの世界からIgEの世界へとクラススイッチをして、ますます膠原病がアレルギーに変わってしまい、捕体の必要はさらになくなるのです。
さらにクラススイッチをすればするほど、ますます補体の力が必要でなくなっていくのです。なぜならばクラススイッチには補体は要らないし、異物を認識した後天免疫のBリンパ球の世界で話が完結するからです。また再び同じ化学物質を異物として認識するときは、既にメモリーT細胞やメモリーB細胞がたくさん作られていますから、ますます補体の必要性もなくなっていくのです。こんな真実を世界中の膠原病の専門医が誰も気が付いていないところが、私との違いなのです。なぜその違いが出るのでしょうか?それは私が患者の膠原病を世界で唯一治せる医者であるからです。いや、自慢しすぎました。患者さん自身の免疫の働きが、患者さんのSLEや膠原病を治させる唯一の医者であるからです。つまり患者さんの免疫の邪魔を一切しない世界で唯一の医者であるからです。免疫の邪魔をしない限りは、全ての病気は患者さんが治してくれるのです。患者さんの捕体のメカニズムを素直に理解するだけで、患者さん自身が全ての膠原病を治してくれるのです。
この患者さんのCH50やC3やC4は、補体に関わる値を調べているのです。Cというのは、Complementの頭文字のCであり、日本語で補体と訳します。(このCH50やC3、C4の詳しい説明をしだすと、それこそ小冊子が必要になりますので、私が死ぬまでにチャンスがあれば書いてあげましょう。)これらの値が特に減っていたわけではありませんでした。私は過去20年間でSLEやMCTDと大学病院で診断されてきた患者さんを診続けてきましたが、未だかつて補体が低かった人を見たことはありません。
さきほど膠原病のときには貧血が起こるということを指摘しました。このメカニズムについても補体と関わりがありますから、もう一度復習しておきましょう。
まず補体がどのような人体の細胞に結びつくかについて少し説明しておきましょう。補体と結びつくためには補体レセプターが必要です。この補体レセプターを有している細胞にしか補体は結びつくことはできません。上に述べたように濾胞樹状細胞は捕体のレセプターを持っていることは言うまでもないでしょう。その細胞には6つあります。まず大食細胞と好中球と単球とB細胞とリンパ節にある樹状細胞の5つの免疫細胞であります。(この樹状細胞には2種類あることを確認しておいてください。T細胞に抗原を提示する仕事をする従来からある樹状細胞で、昔はランゲルハンス細胞といわれたことがあります。2つめが、上に何回も出てきた濾胞樹状細胞であります。)そして6つめに、赤血球にも補体が結びつくレセプターがあるのです。特に1個の赤血球には700個の補体レセプターがあるのです。本来、補体というのは免疫細胞と結びついて異物を殺したり排除する手助けをしてくれるのです。この仕事のひとつに、異物と結びついて、かつ大食細胞や白血球に結びつき、その異物を美味しく貪食させるオプソニン作用があることは上に述べました。ところが赤血球は全くこのような免疫の働きとは関わりがないのに、何故このように補体が赤血球の補体のレセプターにつくのでしょうか?ここにリウマチ性膠原病に貧血が見られる答えが潜んでいるのです。その答えは次のようです。
抗原抗体複合体(異物と結びついた抗体)は循環血液中にいつまであっても無害なのですが、血液をろ過する腎臓の糸球体という毛まりの様な毛細血管を通過するときに沈着することがあるのです。というのは、糸球体は毛細血管網の間に結合組織成分があるので、化学物質を結びつけている抗原抗体複合体が沈着しやすくて、ここで大食細胞や好中球に食べられる戦いの炎症が起こると糸球体腎炎を起こし、腎不全になってしまい、一生腎透析をしなければならなくなることがあるのです。このような緊急事態が起こらないように、赤血球が補体と結びついて脾臓で大食細胞に食べられてしまうと考えられます。特に膠原病で最も難病といわれるSLEに、補体のC3やC4が少なくなると同時に貧血の度合いも強いのは、腎炎を起こさないためだと考えられます。実際にはSLEで補体のC3やC4が減った例もないことは既に述べました。減ることがあるのは、結局は医者がステロイドを使ったり、免疫抑制剤を使うためにリバウンドを繰り返すことで減っていくのです。つまり肝臓で作られた補体が、最終的にははるかに多い赤血球と結びついて脾臓で大食細胞に食べられてしまうので、腎炎は起こらない代わりに低補体血症と貧血が生じるのであります。実際は医者がステロイドを使わない限り低補体血症は起こりにくいことは既に上に述べました。
ところが私は経験したことはないのですが、SLEで腎炎が起こることがあるといわれていますが、脾臓や肝臓で食べられきれなかった抗原抗体複合体や赤血球と結びついた抗原抗体複合体が血液に運ばれて腎臓の糸球体に沈着して、そこで再び大食細胞や好中球に貪食されて炎症が起こることがあり、SLEにおいてさらに腎炎という病気を引き起こしてしまうことがあるのですが、上に述べたように実際はほとんど起こることはないのです。
どうしてSLEで間違ったステロイド療法をすると腎炎を起こしやすいのかを説明しましょう。ステロイドは抗体を作る後天免疫に大きな影響を与えますが、先天免疫である補体を作る肝臓の細胞にはほとんど影響がないからです。ステロイドを使えば使うほど抗体は作られなくなる一方、補体はどんどん作られ、これが腎炎の原因となるのです。
一個の赤血球の細胞表面には700個の補体レセプターがあることは既に述べましたが、以上のように赤血球の補体レセプターに補体が引っ付いてしまうと腎炎は起こらないのですが、残念ながら貧血は起こしてしまうのです。なぜ貧血が起こるのかを詳しく述べましょう。
赤血球の大量の補体レセプターは、この抗原抗体複合体に結びついた補体と赤血球とをさらに結合させ、それを肝臓や脾臓に運んでいくのです。つまり肝臓や脾臓はまさに血中の異物を処理するための最大の臓器であり、そこにはマクロファージ(大食細胞)が一番多く集積しており、そこで赤血球とともに抗原抗体複合体も処理するのです。つまり“毒食らわば皿まで”というわけです。こんな処理の仕方は他にも見られます。例えばウイルスが細胞に入り込んでしまうと免疫はウイルスを殺すために自分の細胞まで殺してしまうのです。他にも似た例があります。異物が気管支に侵入すると免疫は異物を入れまいとして気管を狭めてしまいます。そして窒息死することがあるくらいです。つまり免疫は可能な限りの手段を用いてあくまでも目の前の異物を処理しようとするのですが、他に人体にどのようなとばっちりを起こすかは意に介さないのです。これこそ免疫の本質なのです。こうして免疫は自己の役割を貫徹するために貧血を起こすことをもまるで気にかけないのです。
これはちょうどリウマチもアレルギーも同じ意味合いを持っているのです。つまりリウマチもアレルギーのような人間に都合の悪い症状を起こしてまで、とにかく最後まで免疫がなりふり構わず異物を排除するのも同じことだと考えられます。人体に迷惑をかけても免疫の本来の目的を最後まで貫徹しようとするのは、人間の自我が他人を省みず自己を貫徹しようとするのと似ています。したがってリウマチの貧血は、見かけは鉄欠乏性貧血であるのですが、いくら造血剤といわれる鉄剤を投与しても絶対にリウマチの貧血は是正できないのです。赤血球が仮に増えても上に述べたように赤血球をマクロファージ(大食細胞)が貪食し続けるからなのです。しかしリウマチがよくなるにつれて必ずリウマチ性貧血も治るのです。
以上に述べた真実が貧血の専門書にも一行も載せられず、言うまでもなく膠原病の専門書にも一言も触れられていないのです。治る病気を「治らない、治らない」と言い続けて、一切悪いことをしていない患者の免疫の遺伝子を懲らしめ、金儲けをして悦に入っているのが現代の医学者たちです。残念です。)
今日はここまでです2012/11/22
そういわれてみれば、最近手指の腫れや、全身の倦怠感、階段の上り下りがしんどく感じていました。なんてついてない人生なのか、人生太く短く好きな事を思い切りしてさっさと死ぬに限る、と自暴自棄になっていた時もありました。
(現代科学が明らかにした病気の成り立ちを考えればすぐに分かることでありますが、現代の文明に最後に残された病気の原因は化学物質とヘルペスウイルスとの戦いによって引き起こされる病気しかありません。上に書かれている彼女の全身の倦怠感やしんどさはヘルペスとの戦いによるものであり、手指の腫れは化学物質との戦いによる膠原病であり、リウマチといわれるものなのです。
この化学物質とヘルペスウイルスが病気の原因であることを認めようとしない現代医学は全く必要ないのです。そもそも原因が分からないと公言しながら患者に手を出すことは金儲けをやる以外には何もないのです。しかも原因が分からなくてどうして病気を治すことができるでしょうか?できるはずはないのです。それどころか38億年かかって進化しきった神なる免疫の遺伝子の働きを止める毒薬を投与し、症状を止めるだけで悦に入っている製薬メーカーと医者たちの傲慢さを、どのようにして罰することができるのでしょうか?真実よりも金儲けが大事だという人間の悪事の中で最たるものは、製薬メーカーの作る薬以外に他に何があるでしょうか?嘘八百で固めつくされた医薬業界に反省を求めても懺悔するはずもありません。病気を治すのは38億年かかって完成された全ての人間が持っている免疫の遺伝子であり、決して医者でもなく薬でもないということを、どのようにして無知で愚かな考える力のない一般大衆に知らせることができるのでしょうか?教えてください。
医学についてはアメリカのオバマ大統領も日本の野田総理も全く無知であります。彼らも医薬集団のお偉い方がまさか病気を作って金儲けをしているとは夢にも思っていないでしょう。医者たちが悪事を成すなどとは、生まれたときから誰も口にしたことがないし、聞いたことがないからです。ハナから医者は良いことをするものだと思い込まされ、最高の美徳の持ち主だと思い込まれています。果たしてそうでしょうか?
皆さん、考えてください。人間は快楽を得られるからこそ自分のエゴを満たされるからこそ、自分の欲を満たすことができるからこそ生き続けることができるのです。永遠に自分の思いが遂げられないと分かったときに人は自分の命を絶つのです。この欲を満たすのは何だと思いますか?お金です。現代文明においてお金で満たされない欲などというのは何一つとしてありません。こんな時代に医者になったからといって欲が消えてしまうものでしょうか?医者は医者である前に人間であり、人間である限りは欲から逃れることは絶対に不可能です。この欲を満たすために努力して医者の資格を取って医療行為を行うだけで、病気を治さなくてもお金を得る限りは間違いを堂々とし続けるのです。これが人間というものです。何も医者が特別な人間ではないのです。
人間は真実を追究するために生き続けるのでもなく、他人のために生き続けるのではないのです。自己実現というのは欲を満たすことです。なりふり構わず欲を満たそうとするからこそ、毎日毎日マスコミは犯罪をニュースに取り上げています。全て犯罪の目的は金であります。
中国の金儲けも日本を抜き、アメリカをいずれ凌駕しようとしています。なぜあれほど貧乏だった中国が30年でこれほどの力を持つようになったのでしょうか?逆にアメリカや日本がどうして力を失うようになったのでしょうか?答えは簡単です。中国がお金を稼ぎだし、アメリカや日本はお金を儲ける力がなくなってきたからです。お金が力の源泉であり、支配力の源泉であり、お金の前では全ての国、全ての人間は頭を下げざるを得ないのが資本主義の原理原則であるのです。
鳩山元総理は議員を辞める直前に、初めて本音を語りました。この本音こそマスコミはもっと注目すべきであったのですが、一言も触れなかったのです。『アメリカから独立すべきだ』『日本人はもっと誇りを持って独立すべきだ』と、北海道の支持者に対して言い切りました。そうです。日本はアメリカの従属国なのです。彼も公的な立場から私人になる直前に一番言いたいことを言い切ったのです。70年近く日本はアメリカの従属国だと言い切ったのです。だからこそ彼は総理大臣の職をアメリカに辞めさせられたのです。その辞職をせざるを得なかった責任は沖縄の普天間基地の処理ができなかったからだというわけですが、それでは野田総理は普天間基地の問題を解決しましたか?何も変わってないじゃないですか。鳩山元総理は日没のアメリカから縁を切り、偉大な歴史と文化を持っている、しかもこれから消費大国としての中国にお金を儲けさせてもらえるからこそ、中国ににじり寄ろうとしたのです。小沢と鳩山は共に中国に歩み寄りだしたために、アメリカという虎の尾を踏み、アメリカの怒りを買ったために2人ともアメリカにいじめられ始めたのです。アメリカは日本を51州目の国を考えていますから、アメリカの州から離れて中国の州になることを許さなかったのです。日本はいずれ遅かれ早かれ、アメリカにつくか中国につくかどちらかしかない悲しい宿命を持っているのです。歴史を勉強すればすぐに分かることです。韓国もそうなのです。韓国は今のところ北朝鮮と対峙し分裂した状態ですから、さらに政治状況は日本よりも複雑でありますが、いずれは中国につかざるを得ないのです。
人間は他人のために生きられないように、アメリカも日本のために生きることも絶対にないのです。あくまでも日本をアメリカの手先に使いたいだけであり、用済みになれば捨てられるだけなのです。現在の円高もアメリカが仕組んだことなのです。ギリシャよりも10倍以上の国家が借金を背負い国家財政の破綻が迫っているのに、どうして円高になる根拠があるでしょうか?全くありません。国民が国家の借金を返せるからといっても、結局は国全体としては、つまり国民の金もゼロになり、国家の金もゼロになり、戦後間もない状態になるのにどうして円に価値がつくでしょうか?そんな国のお金の価値はゼロです。しかしながらアメリカも金がありません。円安にして日本の優れた安い製品が今までどおりアメリカにどんどん入ってくれば、アメリカも経済的に破綻してしまいます。だからこそアメリカは為替操作をして円高を仕組んでいるだけなのです。
アメリカは中国が無理に元安に操作しているといいますが、何が為替を決めるのでしょうか?安くてよい商品を売れば、しかも生活レベルが低ければ低賃金で作られた中国の製品が世界を席巻しても当たり前のことなのです。皆さん知っていますか?中国人の労働者の平均賃金は3万円あるかないかです。商品が安くなるのは当たり前でしょう。ドルが世界の実際の世界通貨でありますから、アメリカも世界の工場になりたければ、アメリカ国民の労働賃金を安くしてアメリカ人の生活レベルを落とし、安くてよいものを世界中に売りまくったらいいだけなのです。国民の生活のレベルは下げたくなく、しかも貿易黒字を生み出そうなどというのはそもそも無理なのです。従って必ず栄えた文明は、次の未開発の文明と入れ替わってしまうのです。
日本も最近貿易赤字が出始めましたが、貿易黒字に戻そうと思ったら、日本人の生活レベルを落として人件費を安くし、良いものをさらに安くして売れば、国として金儲けができます。しかしここで問題が出ます。金を儲けるのはあくまでも贅沢をするためでありますから、日本人やアメリカ人の賃金を、中国人の賃金まで落とすことができないのです。結局欲望を満たすというのは、無限に贅沢になるということと同義語ですから、ここに嘘が生まれるのです。中国が為替操作をしていると言いまくり、一方ではこっそりとアメリカは為替操作をして日本に円高を強いるのです。
世の中は全て金儲けのために動いているわけですから、嘘は医薬業界だけではありません。政治経済すべてにおいて嘘や偽善が世界を支配しているということを言いたいために、為替の問題も取り上げた次第です。それでも命を食い物にして金を儲ける偽善ほど罪の多いことはないと思いませんか?なぜならばやはり命は金より大事なことは言うまでもないことでしょう。病気を治すのは医者でもなく薬でもなく、自分の免疫で治すものです。自分の免疫で治せない病気は結局は治せません。ただ医学は人間の免疫を手助けすることができます。それがワクチンであり、抗生物質であり、抗ヘルペス剤であり、漢方煎じ薬なのです。とりわけ漢方は特定の病気に対してのみならず、全ての敵に対して免疫を上げてくれるのです。私も漢方煎じ薬を自分のために処方し、毎日飲んでいます。だからこそ67歳の死にぞこないのオジンでも元気なのです!ワッハッハ!)
しかし彼は私を見捨てる事なく病気の事を理解しようと、インターネットで検索し、情報を私に教えてくれました。その御蔭で私はこの病気から逃げ出す事はやめて、絶対に治したいと思うようになりました。そして内科部長に「先生、この抗核抗体640を下げるにはどうしたらいいのですか?」と質問すると、「君は難しい質問するねー」と頭を抱えていました。
(難しい質問ではなくて、実を言えばとても簡単な答えがあるのです。『ステロイドを飲みなさい。ステロイドを注射しなさい。そうすればすぐに抗核抗体は正常の40未満になりますよ。』と。この医者はアホです。しかし誠実なアホであるかもしれません。なぜならばひとたびステロイドを使い始めると、一生使い続けざるをえないからです。彼はパラメディカルである看護婦さんに対しては、やはり仲間意識があったのでしょう。だからこそ遠慮したのでしょう。ステロイドを使えばすぐに抗核抗体は一時的に下がるが、やめた途端に必ず免疫の遺伝子の修復が始まり、リバウンドのために抗核抗体は再びどんどん上がっていくことを知っていた節があるからです。)
「でも補体もあまり動いてないし様子観察でいいんじゃない」と言われ特に何も治療しませんでした。(この医者は補体の意味もまるで分かっていないのは、他の全ての医者と同じです。補体については既に書きましたからしっかり勉強してください。)しかしこのまま何もせず、様子観察でいいのか?という不安があり、市民病院でもう一度検査をしてもらいましたが、結果は同じでした。レイノー症状に対して、オパルモン、ユベラニコチネートが処方され、二ヶ月程内服しましたが、全く改善が見られないため中止しました。やはりこの病気を治すことは無理なのかと諦めました。
(レイノー症状について原因は誰も知らないのですから、無駄な治療はやめましょう。現代の薬の良し悪しは、効果がどうだとか、改善した度合いで決めているようですが、全て間違いです。最大の間違いは、その薬が免疫を抑えて症状を取り、症状がなくなったら効果があると判定し、その薬を良い薬だと認めることです。これこそ毒薬の定義です。免疫を抑えるほど悪いことはこの世にないのです。免疫を抑えるのは、まるで免疫の遺伝子が悪いと言っているのと同義語です。
病気は体内に異物が入ってきて、この異物を目ざとく見つけ出す免疫の遺伝子を持っている人が、これを排除するためにこの遺伝子をONにするという最高の戦略を発揮しているのにもかかわらず、今の医療は全て金儲けのために免疫を抑えてしまうのです。これは人体に対する犯罪的行為といってよいほどの悪事なのです。この悪事をさせる薬を誰が作っているのかはご存知でしょうね?ワッハッハ!
症状のために死なない限りは何もしないのが一番良い治療法なのです。死にそうになったときだけステロイドを使えばいいのです。死なない限りは自分の免疫で敵を殺すか、排除するか、封じ込めるか、共存するかの4つの戦略によって病気を治すことができるのです。こんな簡単な答えも東大の教授もご存じないのは、一体何のために東大教授をなさっているのですかと聞きたいぐらいです。やはり東大の教授も患者の免疫よりも偉いと思っておられるからでしょうね。なんという傲慢な頭なのでしょう?悲しいことです。)
当時膠原病とアレルギーが同じ病気だと理解出来ていなかった私は、膠原病は治す事は無理でもせめて肌だけでも綺麗にして、彼に良くみられたいと思いました。しかしその浅はかな考えが、今後の険しい茨の道への第一歩を踏み出すことになりました。
(100万回も述べているように、膠原病とアレルギーは同じ化学物質を免疫の違った武器で処理しているだけなのです。膠原病はIgG抗体で処理し、アレルギーはIgE抗体で処理しているだけなのです。IgGからIgEに抗体のクラスを変えることをクラススイッチというのも、皆さん耳ダコ・目ダコができるほどご存知でしょう。本庶佑先生がこのクラススイッチを行う遺伝子であるAID遺伝子を見つけられたのですが、悲しいことに本庶佑先生自身がこの意味をご存じないのです。もちろん知っておられるのですが、言わないだけなのです。言ってしまうと膠原病が自己免疫疾患でないということがバレてしまうものですから、医薬業界の金儲けのために絶対に吐かないのです。悲しいことです。iPSもステロイド以下の悪い医療であることはいずれ判明するでしょう。正しいiPS細胞の定義は万能癌細胞と直すべきです。
真実は愚かなる大衆にもてはやされることを望みはしません。もてはやされようが、なかろうが、真実は何の関心もないからです。さらに言うまでもなく真実は金にも欲にも関わりがないのです。免疫の真実は偉大です。アッラーよ!)
プロトピック使用(プロトピックについては次回必ず詳しく書きます。)
平成19年2月、昔足のイボを治してもらった皮膚科の医院を思い出し、あの先生なら私の皮膚を治してもらえるのではないかと、その医院に行きました。今までの皮膚科は、抗生剤やツムラの漢方等が主に処方されていましたが、この時初めてプロトピック軟膏と抗アレルギー剤が処方されました。
(漢方薬は日本の全ての医者が使っているといってもいいでしょう。にもかかわらず私だけしかあらゆる病気を治せないのは不思議に思いませんか?この不思議さをとく解も簡単です。まず病気を治すのは自分の免疫である、ということを他の漢方を使っている医者は知らないことです。従って病気は免疫を上げることによってしか治らないわけですから、免疫を上げる漢方しか使ってはならないということも知らないからです。製薬メーカーが作る薬はワクチンと抗生物質と抗ヘルペス剤をのぞいて、全て免疫を抑える薬ですから、使ってはならないということも知らないからです。
それでは彼らは何のために漢方薬を用いるのでしょうか?売り上げを増やすためです。日本の国民皆保険は出来高払い制ですから、病気を治そうが新たに作ろうが、何をしても金が儲かるシステムを医者主導で作り上げたのです。つまり病気を治すために国民皆保険をやったのではなくて、医者が絶対に儲けられるようなシステムを作ったのです。これが全ての間違いの元です。病気を治さなければ医者にお金を払うべきではないという条文を入れるべきだったのですが、病気を治すという一番大事な目的を明確にすると医者という職業がなくなってしまいます。なぜならば病気を治すのは患者の免疫ですから、医者が必要でしょうか?要らなくなります。
実は漢方薬を某有名漢方エキスメーカーと取引して、政治的に無理やり皆保険にねじ込んだのは滝見太郎という有名なその当時の医師会の会長でした。医者というよりも政治家という名にふさわしい大物でした。世の中は全てお金で動いていますから、必ず彼には特別な意図があったのです。というのは、それまでの漢方は漢方煎じ薬であったのですが、それをエキス化する会社と結びつき、強引にエキスを作らせ、漢方薬を保険収載させたのです。このときエキスだけを保険収載させると、ある意図がバレてしまいますから、私がやっている漢方煎剤も保険収載してくれたのです。この意味では滝見太郎医師会長は漢方煎剤の普及に大いなる貢献をしてくれました。感謝すべきです。しかし同時に漢方を用いるときには他の免疫を抑える製薬メーカーが作った西洋の薬は同時に使ってはならない、とアドバイスしてくれていたらもっと良かったのにと思うのですが、滝見太郎医師会長は医者であるよりも政治家だったので、漢方も西洋薬も同時に儲けさせるようにしてくれたのです。ワッハッハ!)
「この薬(プロトピック)は、ステロイドより、副作用は少ないので安心して使って下さい。塗れば塗る程皮膚は良くなるので怖がらすに塗って下さい」と説明を受けました。
(皆さん、薬の副作用とは一体何なのでしょうか?深く考察してみましょう。しかも自分の病気は自分の免疫で治せるという新しい視点から副作用の意味について述べていきましょう。
副作用のない薬はないと言われます。なぜでしょうか?簡単です。人間にとって必要なものは5大栄養素と水と酸素だけです。それ以外に体内に摂り込まねばならない必要なものは何もありません。それでは薬は体内に必要な栄養成分でもないのに、なぜ投与するのでしょうか?病気を治すためです。病気とは何でしょうか?不必要な異物と免疫が戦っている現象です。つまり異物さえ入らなければ病気は起こらないのです。この意味では病気を治すことは異物を入れないことです。しかし異物が体内に侵入した以上、それを排除しようとする免疫の働きは正しいと考えるべきです。
それでは異物の種類を考えていきましょう。2種類あります。体内に増殖する異物と増殖しない異物の2つに分けられます。増殖する異物は古来から人間の命を奪ってきたいわゆる病原体といわれるものです。ほとんど全ての病原体は制圧されましたが、文明の世界に見られる現在残っている病原体は何があるでしょうか?風邪のウイルスとヘルペスウイルスと黄色ブドウ球菌とレンサ球菌ぐらいなものです。それでは増えない異物は何があるでしょうか?よーく考えてください。人間が作り出した化学物質だけですね。それ以外に何がありますか?何もないでしょう。もちろん近頃は見えない福島原発事故による放射能も考えておかねばなりません。いずれにしろ科学技術が作った不必要な異物であることに変わりません。薬も不必要な異物であると100%言い切ってもいいのです。まさに病気とは増える異物と増えない異物を処理するときに見られる、免疫を排除する戦いなのです。
ここで薬が登場してきました。まず増える異物に対して薬はどんな仕事をするのでしょうか?病原体を殺すことです。確かに黄色ブドウ球菌とレンサ球菌などの細菌は抗生物質で殺すことができます。もちろん免疫も様々な働きをし、最後は殺してくれます。それでは抗生物質は実は化学物質であることを思い起こしてください。この化学物質である抗生物質を長期に投与すれば人体にたまり、これを排除しようとするアレルギー反応や膠原病が出ることがあるのです。これがひとつの副作用です。次に抗生物質に対して細菌が遺伝子の変異を行い、耐性菌となってしまう問題があります。これも副作用のひとつと考えていいでしょう。3つめは、抗生物質は目的とする敵以外に大腸や口腔や鼻腔や気管支や肺や膀胱や膣などの粘膜に常在している無害な菌も殺してしまい、カンジダなどのカビ類が繁茂することがあります。これも副作用のひとつでしょう。
さらに4つめを言えば、抗生物質が細胞にとっても毒になることがあるのです。次にウイルスに対する薬はあるでしょうか?あります。それが抗ヘルペス剤であり、抗インフルエンザ薬であり、抗HIV薬であり、抗肝炎ウイルス薬などであります。これらの薬は直接的にウイルスを殺すのではなくて、ウイルスを増殖をさせないようにするための薬がほとんどです。結局は最後は自分の免疫でウイルスを殺すしかないのです。ところがヘルペスウイルスは神経節や様々な平滑筋の神経叢に隠れてしまうと、免疫は手を出すことができません。C型肝炎ウイルスやB型肝炎ウイルスに対しても色々ウイルスの量を減らす抗肝炎ウイルス薬はいろいろありますが、今のところやはり完全に肝炎ウイルスを殺す薬はありません。もちろん、これら各種の抗ウイルス剤は化学物質でありますから、膠原病を引き起こし腎機能障害や肝機能障害をもたらすこともあるので、常にチェックする必要があります。風邪ウイルスやヘルペスウイルスを免疫がどのように殺すかについて詳しく述べた説明はこちらを読んでください。
さらにウイルスや細菌と戦うときには痛みや熱が出ます。これらの症状に対しておびただしい数の鎮痛剤や解熱剤や抗炎症剤が使われます。これらはどのような副作用をもたらすのでしょうか?まず化学物質であるのでアレルギーと膠原病を引き起こす原因となります。さらに免疫を抑えるわけですから、敵であるウイルスや細菌が人体で増え続けるので、病気を治しているのではなくて、見えないところで敵が増え続けているという副作用があります。ところがこの副作用については誰も口にしません。なぜならばウイルスや細菌が増え続けるのは目に見えないからです。従って知らぬ間に風邪が肺炎になったり髄膜炎になったり、どんどん細菌やウイルスが増え続け、病気が深刻になり、ことわざどおり“病膏肓に入ってしまう”ことになります。つまり病気を治しているのではなくて、新たに病気を作っているという大きな副作用をもたらします。
とりわけ症状を一挙に消してくれるステロイドを用いると、数多くの遺伝子を一挙に変えてくれるのですが、後でリバウンドが生じ、何が何だかさっぱり分からない医原病が出てきます。これも重大な副作用のひとつです。特に生後6ヶ月までは免疫が赤ちゃんは出来上がっていないので、こんなときにステロイドを投与すると免疫の遺伝子が成熟しなくなったりして、一生その影響を引きずることがあります。これも医者が口にしない重大すぎる副作用のひとつであります。いわば赤ちゃんは免疫が出来上がるまでは免疫の器官を分化成熟させるのに時間がかかります。赤ちゃんのときにステロイドを投与されると免疫の分化成熟の遺伝子がONにならないで、異常になることがあるのです。このように生まれたときに正しい遺伝子を持っていたにもかかわらず、人為的なステロイドなどによってその遺伝子が正しくONになって分化成熟できなくて訳の分からない病気になってしまい、その病気をエピジェネティックな病気といいます。この意味で免疫を抑える薬は遺伝子の働きを変えてしまうので、現代の医療は一時的あるいは長期的なエピジェネティックな病気を作る副作用をもたらしているといえます。さらにステロイドでOFFにした遺伝子を元に戻すのに、再び激しい症状が出ますが、これをリバウンドといっていますが、このリバウンドも医原病のひとつでありますが、これも薬の副作用といえます。
さて次に増えない化学物質のために生じるアレルギーや膠原病に対して使われる薬の副作用について述べましょう。これらの薬は全て免疫を抑えるだけであり、抗アレルギー剤や抗免疫剤や、免疫抑制剤といえます。つまり免疫の遺伝子が敵を処理しようとして病気を起こし、自分の免疫で治すために見られる症状を一時的に消すだけですから、これも副作用のひとつと言うべきです。つまり病気を治せなくしているという意味で最も重大な副作用というべきです。医者も患者も愚かですから、副作用は目に見える、しかも即時的な症状だけを副作用と考えていますが、実は副作用は良いことなのです。この意味が分かりますか?私は実は病気は良いことだとしばしば語っています。なぜならば、異物が入る限り病気は起こさざるをえないからです。薬という異物が入るときにそれを目に見える形で排除しようとして生じる副作用は良いことなのです。
保険行政は異物をできる限り入れないように努力しているわけですが、保険行政がやっているのは片手落ちなのです。なぜならば保険行政はウイルスや細菌だけを人体に入れないように努力していますが、実は現代文明の最も起きない物は化学物質であることを忘れ去り、見えない化学物質がアレルギーや膠原病の原因であるということを一切口にしないのです。というよりも隠蔽に徹しているのです。こんな保険行政は必要ないと思いませんか?もし化学物質を病気の原因だといってしまえば、治せない薬は全て排除せざるをえなくなるからです。
化学物質が原因であるのに、そ知らぬ顔をして病名をつけている一番典型的な病気は花粉症です。植物も花粉は4億年以上前に地球上に生まれました。しかし花粉症が出だしたのは1950年代であり、モータライゼーションが始まったときなのです。実は既に何百回も述べているように、花粉症は自動車排気ガス症と言うべきですが、言ってしまうと耳鼻咽喉科や眼科の教授たちは自動車会社を敵に回さねばならないものですから、口が裂けても言いません。私が個人的に良く知っている某私立医科大学の学長は、花粉情報ネットワークというようなシステムを作り、名を成しました。それで学長になったわけではないと思うのですが、同時に自動車排気ガス情報を伝えるべきなのです。今の学者がエセ学者である証拠のひとつです。
花粉症の原因が化学物質であることは、実に簡単な実験で証明されるのです。やり方を教えましょう。純粋な花粉だけをラットに入れます。そのラットのIgE抗体は増えないのですが、次にラットに花粉と排気ガスの微粒子を混ぜたものを投与すると、ラットのIgE抗体が増えるという答えが出るのです。ついでに花粉がキャリアタンパクとなり、排気ガスの微粒子がハプテンになることも簡単に証明できる実験があります。花粉だけを投与するラットと、排気ガスの微粒子だけを投与するラットに分けます。いずれもIgE抗体は増えないことがすぐに分かるのです。次に花粉と排気ガスの微粒子を混ぜたものをラットに投与するとIgE抗体が上がることが証明できます。
さらに自然後天的免疫寛容を証明しようと思えば、これも簡単です。今述べたようにキャリアタンパクである花粉(この成分はタンパクです)とハプテンである化学物質をラットに入れ続けると、どんどんIgE抗体は上がっていきますが、あるレベルを超えるとIgE抗体が減っていくのです。激しい症状も頂点を越えると消えていくのです。これが、私が常々言っている自然後天的免疫寛容なのです。この免疫寛容を見つけたのが亡くなられた東大の免疫学の教授でいらっしゃった多田富雄先生です。彼はこの実験だけで文化功労賞をもらったのです。これはちょっと言いすぎかもしれませんね。多田富雄先生は他にも優れた研究をなさっておられますから。
ついでにアレルギーと膠原病が同じであることを証明し、かつステロイドホルモンが膠原病を作っていることを証明する面白い実験系を紹介しましょう。さっきのアレルギーを起こしているラットに同時にストレスをかけます。そうしますとストレスホルモンがどんどん出続け、AID遺伝子がONにならなくなります。このとき同時にラットの副腎皮質ホルモンを測定するとストレスのために上昇していることが分かります。するとアトピーが消えて今度は体をよじらせたりする度合いが大きくなり、痛みが出ていることが観察されます。このときにラットのIgG抗体とIgE抗体を調べます。IgG抗体は必ず高くなり、IgE抗体が低くなっていることも確認できます。これが抗体の逆クラススイッチという現象です。この逆クラススイッチという言葉は私が初めて使い出した言葉だということを了解してください。さらに実験を続けましょう。このラットにストレスをかけることをやめます。しばらくすると痛みの症状がなくなり、再びアトピーが出てきます。これが抗体のクラススイッチが行われ、膠原病がアレルギーに変わったことを証明できるのです。
既にこんな実験を賢い京大や東大の先生はやっているはずですが、公表されないのはなぜでしょうか?アレルギーと膠原病は同じ病気だと分かってしまうからです。真実が分かれば学者にとっては、いやいや一般大衆にとっても最高ではないのでしょうか?しかしながら、今の医療が病気を作っているということが全てバレてしまいますから、今の医薬業界はもたなくなるでしょう。世の中は金です。金儲けのために罰せられない限り、不真実をやり続けるのが人間の性です。残念です。
もちろん自己免疫疾患と嘘をついていわれる膠原病の薬は一番目に見える副作用を起こさせるので有名です。なぜならば長期に大量に飲み続けないと、免疫の根源であるIgGを作ることを止めたり、働きを止めることができないからです。やめるとすぐに免疫の復活が見られ、痛みをはじめ様々な症状が出てしまうからです。従って大量の薬という化学物質が患者に死ぬまで入り続けますから、この薬という化学物質に対して免疫は異物と認識し、ときにはアレルギーを起こしたり、ときには膠原病も起こすのです。今代表的なリウマチ薬といわれるリウマトレックスの副作用について、効能書きに書かれている症状についてコメントしていきましょう。
この薬は日本最大の製薬メーカーである武田の子会社のワイス-武田が作っています。このリウマトレックスは元来、抗癌剤であり、葉酸拮抗薬であります。葉酸はビタミンB複合体のひとつで別名ビタミンMと呼ばれ、酵素の働きを補助する働きがあるので補酵素と呼ばれるもののひとつであります。この葉酸はDNAを作るときに必要なプリン化合物やピリミジン化合物を作るときに補酵素としての役割を果たします。従って、メトトレキサートはこの葉酸の働きを抑えることにより、癌細胞のDNAが複製できなくさせ、従って癌細胞の増殖をさせないようにする同時に、正常な免疫の遺伝子のDNAの働きも抑制してしまうので、IgG抗体を作ったりできなくなり、さらに免疫に必要なリンパ球の増殖もできなくなり、見かけはリウマチの症状を取ることができるのです。
癌でもないのに抗癌剤を飲ますのが現代の医療なのです。人間は遺伝子の命令で生きているものですから、かつ遺伝子はDNAで作られているものですから、いわば正常な遺伝子の働きを奪う化学物質を薬と称しているものですから、とんでもない副作用が出るのも当たり前なのです。下にリウマトレックスの副作用について列記し、コメントしましょう。リウマチを治さないどころか、リウマチよりも恐ろしい副作用が出る薬を厚労省が認める根拠はどこにあるのでしょうか?私には理解できません。悲しいことです。このような薬をどんどん売らせて病気を作って日本のGDPを上げるように経産省のプレッシャーが厚労省にかかったからでしょうか?ワッハッハ!以下の副作用は全て原因不明といわれていますが、その原因を分かる限り明らかにしてあげましょう。)
重大な副作用
1. ショック、アナフィラキシー様症状(いずれも頻度不明)
ショック、アナフィラキシー様症状(冷感、呼吸困難、血圧低下等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。(この副作用はまさにDNAを破壊する異物であるリウマトレックスを免疫は排除しようとして免疫反応を起こし、激しいショックを起こすのです。)
2. 骨髄抑制(0.1~5%未満)
汎血球減少、無顆粒球症(前駆症状として発熱、咽頭痛、インフルエンザ様症状等があらわれる場合がある)、白血球減少、血小板減少、貧血等の骨髄抑制、再生不良性貧血があらわれることがあるので、4週間ごとに血液検査を行うなど患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には、休薬等の適切な処置を行うこと。(骨髄で血液の幹細胞のDNAが作れなくなり、骨髄の働きがなくなるためです。)
3. 感染症(0.1~5%未満)
呼吸不全にいたるような肺炎(ニューモシスティス肺炎等を含む)、敗血症、サイトメガロウイルス感染症、帯状疱疹等の重篤な感染症(日和見感染症を含む)があらわれることがあるので、患者の状態を十分観察し、異常が認められた場合には投与を中止し、抗生剤、抗菌剤の投与等の適切な処置を行うこと。(とにかくリウマトレックスは全ての細胞に必要なDNAの合成が不可能となるので、細菌・ウイルス・カビ・原虫に対する全ての免疫の細胞の働きも低下し、以上のあらゆる種類の感染症が起こってしまうのです。)
4. 結核(頻度不明)
結核があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。(結核菌を貪食する大食細胞や結核菌をキラーT細胞に提示する樹状細胞の働きも弱くなり、ヘルパー1Tリンパ球が活性化されにくくなり、結核菌が増え続けるからです。)
5. 劇症肝炎、肝不全(いずれも頻度不明)
劇症肝炎、肝不全、肝組織の壊死・線維化、肝硬変等の重篤な肝障害(B型又はC型肝炎ウイルスによるものを含む)があらわれることがあるので、4週間ごとに肝機能検査を行うなど患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。(リウマトレックスは様々な臓器の細胞の遺伝子に入り込み、とりわけ肝臓で処理されなかったリウマトレックスは幹細胞のDNAも複製できなくさせるためです。さらにリウマトレックスは人体に不必要な化学物質であるが故に、肝臓の結合組織に溜まって免疫に認識され膠原病が生じ、その炎症のために幹細胞が破壊されます。破壊の度合いが大きいと劇症肝炎になったりするのです。つまり膠原病が肝臓の結合組織で起こるからです。以下全ての重要な臓器において同じことが起こり、臓器不全が起こり、生命に危険が及ぶのです。)
6. 急性腎不全、尿細管壊死、重症ネフロパチー(いずれも頻度不明)
急性腎不全、尿細管壊死、重症ネフロパチー等の重篤な腎障害があらわれることがあるので、4週間ごとに腎機能検査を行うなど患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。(肝臓と同じことが起こっているのです。)
7. 間質性肺炎(0.1~5%未満)、肺線維症(0.1%未満)、胸水(頻度不明)
間質性肺炎、肺線維症、胸水等があらわれ、呼吸不全にいたることがあるので、観察を十分に行い、発熱、咳嗽、呼吸困難等の呼吸器症状があらわれた場合には、速やかに胸部X線等の検査を行い、本剤の投与を中止するとともに副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。(イレッサが間質性肺炎を起こすのも、リウマトレックスと同じく化学物質による膠原病性間質性肺炎なのです。)
8. 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(いずれも頻度不明)
中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群等の重篤な皮膚障害があらわれることがあるので、観察を十分に行い、発熱、紅斑、そう痒感、眼充血、口内炎等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。(TENやStevens-Johnson症候群の本質はまだ誰も解明していません。リウマトレックスによるアレルギーと膠原病と感染症が3つ重なったものです。ステロイドと抗生物質を投与すれば良くなるのは、ステロイドでアレルギーと膠原病を見かけ上良くし、改善し、かつ抗生物質でブドウ球菌を殺しているからです。さらにヘルペスウイルスが絡んでいる可能性があります。このような生命に関わる重症な病気やTENやStevens-Johnson症候群の際はステロイドを使わざるを得なくなるのです。死ぬときのためにステロイドは取っておかれているのです。)
9. 出血性腸炎、壊死性腸炎(いずれも頻度不明)
出血性腸炎、壊死性腸炎等の重篤な腸炎があらわれることがあるので、観察を十分に行い、激しい腹痛、下痢等の症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。(この出血性腸炎や壊死性腸炎は、いわばリウマトレックス性クローン病や、リウマトレックス性潰瘍性大腸炎ともいえます。)
10. 膵炎(0.1%未満)
膵炎があらわれることがあるので、患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。(これも膵臓の細胞のDNAの成分であるプリン体やピリミジン体が作れなくなり、DNAが作れなくなると膵臓の細胞がアポトーシスしてしまうためです。)
11. 骨粗鬆症(頻度不明)
骨粗鬆症があらわれることがあるので、患者の状態を十分に観察し、骨塩量減少等の異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。(骨の成分である砕骨細胞や骨芽細胞が作れなくなるために、骨がカサカサになってしまうのです。)
12. 脳症(白質脳症を含む)(頻度不明)
脳症(白質脳症を含む)があらわれることがあるので、患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。(脳の実質細胞である神経細胞は一度出来上がると死ぬまで変わらないとされています。脳症は脳の障害の総称であり、脱髄性脳症やビリルビン脳症や透析性脳症や無酸素性脳症があります。脳症はときに脳炎といわれることがあり、ウイルス性の脳炎であります。いずれにしろ大量にリウマトレックスが投与され続けると、脳の神経細胞のDNAの異常をきたしたり、脳の中にある免疫細胞である神経膠細胞の働きも減弱し、脳の免疫も弱まり、ウイルス性の感染も起こりやすくなるためと考えられます。)
そして抗アレルギー剤を内服し、プロトピックを顔に塗ると一日もたたないうちに皮膚の赤みは取れ、久しぶりに8年前の綺麗なつるつるの肌に戻りました。さすが新薬!魔法の薬だと思いました。しかし塗るのを止めると、元通りの赤みがかった肌に戻りました。この薬はいったい、いつまで塗ったらいいのだろうと疑問を抱きながらも、塗れば塗るほど皮膚は良くなる、と言う医師の言葉が頭に残り、私はそれを信じて毎日のように顔に塗っていました。
(プロトピックは元来、臓器移植の拒絶反応を阻止するために今はなき藤沢薬品が開発したマクロライド系免疫抑制であります。これをアトピーの治療薬として流用したものであります。その効果は、
1、ヘルパーT細胞の遺伝子の働きを抑制してアレルギー反応を止める。
2、アレルギーに直接関与する肥満細胞の好酸球から痒みを起こすヒスタミンの放出を抑制する。
3、樹状細胞がT細胞に敵を提示する働きを抑制する。
以上3つの働きは全て、異物である化学物質をアレルギーで処理する遺伝子の働きを一時的に変えるだけであり、一時的に変えても必ず遺伝子の修復が遅かれ早かれ生じ、再び症状がリバウンドという形で悪化するものですから、使う意味はないのです。患者が病院に行くのは病気を治すためであり、一時的に症状が良くなってぬか喜びをした後、リバウンドで苦しむために行くわけではないので、このようなプロトピックも根本治療を求める患者から見ると詐欺的治療のひとつと言っても過言ではないといえます。
ステロイドがアトピーの根本治療にはならなくて、使った後に必ずリバウンドを起こすということが知られてから、その間隙をぬって同じような、ある意味ではもっとリバウンドの強いプロトピックが大手を振って歩き始めたのは非常に残念なことです。現代の全ての薬は免疫の遺伝子を変えるだけであり、決して病気を治す薬ではないことを肝に銘ずるべきです。金の儲からない真実を無知な大衆に伝えることが厚労省の仕事でありますが、厚労省も製薬メーカーも医者も全て、金儲けをグルになって日本のGDPを上げる努力をしていますが、上がった分だけ国の赤字財政をもたらすだけですから、最後は国家財政の破綻までこのような間違った医療は続くでしょう。どうにもなりません。悲しいことです。これが資本主義の冷厳なる現実です。)
退職
平成19年3月彼の転勤が決まり、長年勤めていた病院を退職しました。 新しい土地でまた近所の皮膚科に行き、「前の病院でプロトピックを出してもらっていたので、同じのを下さい」と言うと、すぐに出してくれました。しかし塗りつづけているうちに、皮膚の色は赤黒くなり、顔色は悪く、太陽に当たると皮膚がひりひりしました。
(プロトピックはステロイドと同じく、全ての免疫細胞の遺伝子を変えるのみならず、様々な細胞の遺伝子も変えてしまうので、上記の症状が出るのです。さてここで、もっとプロトピックがどのように免疫の働きの作用を変えるかを詳しく書きましょう。これからの説明は同時にタクロリムスや、後で出てくるサンディミュンなどが臓器移植の拒絶反応を抑えるかというメカニズムの説明にもなります。
免疫抑制剤であるタクロリムスは、以前はFK506といわれたものであり、商品としてはプロトピックやプログラフやグラセプターなどの名前で売られているのです。タクロリムスは日本で見つけられたストレプトマイセス・ツクバエンシスという細菌から作られたマクロライド系の合成物であります。抗生物質のクラリスもマクロライド系の化学物質であることを知ってください。
タクロリムスによく似た強力な免疫抑制剤にサイクロスポリンAという化合物があり、商品としてはサンディミュンやネオーラルがあります。タクロリムスやサンディミュンなどの薬は、敵である抗原とT細胞のレセプターが結びついたという信号をT細胞の核に伝えるシグナルを出させないようにしているのです。つまり全ての免疫の働きに関する情報は、全て核の中にある遺伝子に伝わり、その遺伝子をONにして、免疫活動に必要なタンパク質が作られて初めてT細胞が増殖し、免疫の働きが開始されるのです。この最初の情報を核に伝えないようにしているのがタクロリムスやサイクロスポリンAなのです。
これらの免疫抑制剤は細胞内にあるイミュノフィリンと呼ばれるタンパク質を結びつくと、情報を伝える経路がカットされてしまうのです。これらの伝達系がカットされると、IL-2やCD40リガンドやFasリガンドなどのタンパク質が作られなくなるのです。もっと詳しく書くと実はタクロリムスもサンディミュンもカルシニューリンという酵素の働きを抑えるのです。このカルシニューリンはカルシウム依存性セリントレオニンホスファターゼであり、この酵素の働きがカットされると、T細胞の核にシグナルを伝達することができなくなるのです。従って免疫の働きはなくなってしまうのです。
IL-2は、キラーT細胞(CTL)やナチュラルキラー細胞(NK細胞)を増殖させるので、増殖因子といわれます。IL-2が作られなくなるとCTLやNK細胞の働きがなくなり、他人の臓器の細胞を殺せなくなるのです。 次にT細胞のCD40リガンド(CD40L)はBリンパ球のCD40と結びついて、Bリンパ球を活性化させるのです。このCD40リガンドをB細胞に対する共刺激分子といいます。このCD40リガンドがないと、Bリンパ球は抗体を作れなくなるのです。従って異物を殺すIgGの世界もなくなり、かつ移植臓器を拒絶する力もなくなると同時に、IgEも作ることができなくなり、アレルギーも抑制されるのです。
Fasリガンドは、NK細胞やCTLに発現されて、殺すべき敵の細胞の表面に発現しているFas抗原と結びついて、その細胞が自殺(アポトーシス)するように仕向けるのです。Fas抗原とは、別名Apo-1とかCD95とかいわれるものであり、全ての生体の細胞表面に発現する抗原の一種であります。他人の臓器を移植されたときに、その臓器の細胞に発現しているFas抗原が移植された人の免疫のCTLやNK細胞にFasリガンドと結びついて、その臓器の細胞は自殺してしまうのです。ところが、Fasリガンドが発現しなければ、移植臓器は拒絶されなくなるのです。(アポトーシスについては次のチャンスに詳しく書きます。)
それではアトピーでタクロリムスやサンディミュンはどんな免疫抑制を行っているのでしょうか?CD40リガンド(CD40L)をTリンパ球に発現しないようにさせ、Bリンパ球にIgE抗体を作らせない効果がアトピーに用いられているのです。少し難しくなりましたがごめんなさい。勉強すればするほど医学の根本に迫ることができるので、私は勉強が大好きです。)
そして体がだんだんと鎧をかぶっているかのように、重たくなってきました。道で歩いていても人に追い越され、自転車に乗っていても、上り坂が上りづらくなり、家事をするにも、体がしんどくて寝ている日が多くなりました。(これらの症状は全てMCTDの病気によるものではなくて、体のあちこちの神経でヘルペスと戦っているからです。)
大学病院名誉教授との出会い
平成19年12月、頭部、胸部、上腕部、背部、に発疹が出てきました。
(仕事を辞め、休んでいる間に自分が作り出すステロイドホルモンが減り、免疫の上昇が見られ、Bリンパ球のAID遺伝子がONになり、IgGがIgEに変わり膠原病がアトピーになり始めたのです。
AID遺伝子のAはActivationのAであり、IはInducedのIであり、DはDeaminaseのDであります。日本語では“活性化されることによって誘導される脱アミノ反応の触媒酵素”という意味であります。このAID遺伝子によって作られたAIDという酵素がクラススイッチに関わっているのです。
Bリンパ球はヘルパーTリンパ球に発現された、上に述べたようなCD40Lとか、あるいはTリンパ球が作り出すサイトカインによって活性化されると、IgMをIgGに変えたり、あるいはIgEに変えたりするのです。さらにIgGがIgEに作り変えられるのです。これを抗体のクラススイッチといいます。特にTリンパ球のCTLにBリンパ球のCD40が引っ付くと、Bリンパ球は刺激されてAID遺伝子を作るよう誘導されるのです。さらに例えばTリンパ球からIFN-γというサイトカインが作られるとBリンパ球はIgGを作りだし、Tリンパ球からIL-4というサイトカインが出るとBリンパ球はIgEを作ることは既にあちこちで述べました。このようなT細胞によって作られるサイトカインとT細胞のCD40Lの働きによってBリンパ球が刺激され、クラススイッチが行われるのです。Bリンパ球がクラススイッチを行うためには、このようなサイトカインだけではなくて、AID遺伝子の発現が必要であるのです。さらに詳しいことは遺伝子の働きに関わりさらに難しくなりますから、今日はここまでにしておきます。チャンスがあれば詳しく書くことにします。)
2012/12/06
インターネットで病院を探し、大学病院の名誉教授が総合病院で週二回診察されている、と言う情報を得、平成20年2月に診察に行きました。
(大学病院の医学部の名誉教授であろうが、病気の大専門家であろうが、肩書きは患者を集める道具にはなるでしょうが、つまり病気を作って金を儲ける看板にはなるでしょうが、患者にとっては近隣の医者と同じように自分の病気を治してもらいえないという意味では何の価値もない人たちなのです。
病気を作るのが得意だったり、患者の免疫の遺伝子を抑える薬の名前をたくさん知ろうが、最新の新しい薬を誰よりもよく知っている医者がいるとしても、病気を治すという目的のためには全く無価値であるどころか、免疫の遺伝子を変えて新たなる病気を作っているだけですから、百害あって一利なしの集団が現代の大学のお偉い先生方です。彼らは病気の意味も全く理解せず、病気を治すのは患者の免疫であるという真実も全く頭に思い浮かばず、というよりも大学の先生の誰からも教えられないものですから、当然といえば当然なのですが。さらに病気を治すのは38億年という地球の生命の存続は、全ての生命体が持っている免疫の遺伝子によって保証されてきたことさえ知らないものですから、話になりません。
38億年のあらゆる病気と生命の戦いを勝ち抜かせたのは、まさに免疫の遺伝子であるということさえ現代の全ての医者は知らないものですから、これも話になりません。彼らはまるで38億年前から医者が存在し、薬があると言わんばかりに、しかもその医者や薬が病気を治したと言わんばかりの態度をいつまでもとりつづけています。
皆さん、植物や昆虫や魚やチンパンジーに、医者という職業を持った動植物がいたと思いますか?いるわけはないのです。動植物に医者という職業がありますか?動植物に薬を投与する薬剤師という職業がありますか?このような質問はちゃんちゃらおかしいとお思いでしょうが、まさに現代の医者たちが患者に対してやっていることに対する皮肉のつもりで言っているのです。にもかかわらず、まるで人間の病気は医者と医者の出す薬が治したと振舞い続けているのです。なんという愚かなことでしょう。人間の病気を治すのは動植物と同じで、自分の免疫で治しているのです。薬や医者が治しているわけではないことを充分に理解してもらいたいのです。
人間の進化を見ながら病気のことを論じましょう。と同時に、チンパンジーが人類にまで進化するプロセスを一度おさらいしましょう。皆さんは意外と知っているようで、実を言えば不正確である進化の物語を私自身のためにもおさらいします。
最も早い人類の祖先であるアウストラロピテクス(南の猿人という意味です)が東アフリカでチンパンジーから進化したのは500万~600万年以上前だといわれています。彼らは2足歩行をやっていました。400万年前のアウストラロピテクスの化石が見つけられ、ルーシーと名づけられました。ルーシーは背筋を伸ばして歩いていたのですが、左右に体を揺らせていました。
アウストラロピテクスの後、200万年前に初めて“ホモ”という属名のつく最も初期の人間の祖先が出現しました。アウストラロピテクスはホモ属ではないのです。ホモ・ハビリス(器用なヒトという意味です)が東アフリカのタンザニアに出現しました。彼らは石でできた道具を器用に用いていたので、ホモ・ハビリスと名づけられたのです。ホモ・ハビリスはアウストラロピテクスと比べて大きい脳を持っており、原始的な言葉も持っていたようです。
200万年前~50万年前までに、さらに進化したホモ・エレクトス(直立人間という意味です)というホモ属の一種が東アフリカに現れ、彼らは上手に斧や物を裂く道具も使いこなしていました。ホモ・エレクトスは巧みな狩人でした。このホモ・エレクトスは50万年前までには地球の熱帯や温帯の様々な環境に適応し、東アフリカから中国まで移動することができました。皆さんは歴史で習ってご存知のように、中国の華北の周口店という洞窟で見つけられた北京原人のことを覚えておられるでしょう。彼らはホモ・エレクトスの一員であったのです。北京原人は火を使い、料理もできたのです。
さらに35万年前にあの有名な新しいヒト科の一種である、ネアンデルタール人がアフリカやヨーロッパや西ユーラシアに出現しました。25000年前まで生き続けました。ネアンデルタール人は木や石の“鏃(やじり)”をも用いました。彼らは言葉を操ることができ、死者に対して悲しみの感情も表すことができました。ところがDNA鑑定により、ネアンデルタール人は我々の直接的な祖先ではないということが分かったのです。ここでやっと皆さんがご存知の私たちの直接の祖先であるホモ・サピエンス(賢い人類という意味です)が15万~20万年前に東アフリカに現れたのです。ネアンデルタール人は我々の直接の祖先であるホモ・サピエンスと相競って生き続けていたのですが、ホモ・サピエンスによってネアンデルタール人は25000年前に絶滅させられたといわれています。
ホモ・サピエンスは肉体的には我々と似て寒い気候にうまく適応しなかったようです。彼らが15万年前に現れた時代は氷河期であり、彼らは初めは熱帯アフリカや南西アジアの小さい領域に閉じ込められていました。にもかかわらず、彼らの大きい頭脳と言葉を話せるが能力が、彼らを発祥の地である東アフリカから拡大させる準備をさせたのです。そしてホモ・サピエンスはアフリカからヨーロッパに45000年前に移動してきたのです。
ここで氷河期について少し説明しましょう。皆さんは漠然と氷河期について聞いておられると思いますが、地球は数百万年に渡って何回かの氷河期を経験したのです。アウストラロピテクスであるルーシーが400万年前に現れたのは既に述べましたが、この頃は氷河期といわれています。ところが氷河期の厳しい寒さを断ち切るような間氷期といわれる、より温暖な期間があったのです。氷河期の間はホモ・サピエンスにとっては住みがたかったのでありますが、彼らはより暖かい温帯や熱帯地方の南の方に移動したりしました。間氷期が訪れると彼らは北の方に戻り、動物を狩猟し、植物を採取していたのです。地球最後の氷河期は実は250万年前に始まり、その間、何回か間氷期もあったのですが、まさに現在の私たちは11000年前ごろに始まった間氷期に生きているのです。
ホモ・サピエンスは先ほど述べたように20万年前に東アフリカに現れたのでありますが、この頃は地球はまだ氷河期であったのです。ホモ・サピエンスはその前の人類の祖先であるホモ・エレクトスよりも背が高く、声を出す喉頭もより喉の下方に移動し、音声の領域も広がり、我々が今使っている言葉も発声することができたのです。最後の氷河期の5万年前に、ホモ・サピエンスはアフリカから移動し始め、ユーラシアの全ての地域に定住し、1万年前にベーリング海峡を越えて(その頃はベーリング海峡は陸続きでした)アメリカまで移動しました。さらにホモ・サピエンスは熱帯の海をカヌーやいかだで横切り、35000年前にニューギニアやオーストラリアまで移住したのです。9000年前ごろにはホモ・サピエンスは地球の住める場所にはほとんど住みきったのです。このような移住は何も意図的なものではなくて、獲物を求めるために、かつ食料の植物を求めるためでありました。つまりホモ・サピエンスの地球移住制覇は5万年前から始まり、9000年前に終わってしまったのです。
45000年前に南西ヨーロッパに到着したホモ・サピエンスはクロマニョン人と呼ばれました。クロマニョン人がネアンデルタール人を追い払ったのです。日本にホモ・サピエンスに殖民したのは35000年ほど前に定住したといわれています。11000年前くらいから農耕が始まり、世界各地に文明が発祥し始めたのです。後は皆さんが世界史で学んだ歴史が始まるのです。これで人類の発祥から先史時代までの簡単な話は終わります。
自分の勉強のためにまとめたのですが、なぜこんな話を長々と書いたかご存知ですか?400万年前のアウストラロピテクス、230万~75万年前のホモ・ハビリス、200万~50万年前のホモ・エレクトス、35万~25000年前のネアンデルタール人、19万5000~5万年前のアフリカのホモ・サピエンス、20万年前の皆さんがよくご存知のようにホモ・サピエンスであるミトコンドリア・イブ、45000年前のクロマニョンたちはどんな病気で死んだのでしょうか?それを考えてみましょう。
まず一番大きい死因は、ウイルスと細菌と寄生虫と原虫による感染症であります。ふたつめは餓死でしょう。食べ物がないために死んでしまったのです。3つめは寒さでしょう。彼らは氷河期に生きていたのですから、寒さで凍え死んだことでしょう。4つめは猛獣に食われて死んでしまったでしょう。5つめは、ときには仕方なく食べたものに天然の毒が入っていたために死んだかもしれません。6つめは、ネアンデルタール人がクロマニョン人によって絶滅させられたように、食べ物の取り合いで殺し合いをしたために死んだこともあったでしょう。もちろん怪我で死んだこともあるでしょうし、怪我の傷から入った菌のために感染症で死んだこともあるでしょう。
これらの死因の中で病気というべきものは何でしょうか?やはり感染症です。もちろん病気の意味さえも知らなかった先史時代の人たちは、熱が出たりして苦しんでも、ただただおろおろするばかりであったのでしょう。しかしながら45000年前のクロマニョン人は徐々に現代人に似た認識能力を発達させ、さらに触れることができない感情の表現も徐々に発達させたのでしょう。そして徐々に死者に対する哀れみの心も発達させていったのです。目に見えない大きな力に対して宗教心も芽生えさせ、人の病気も呪術によって支配することができると考える人も現れたことでしょう。いずれにしろ先史時代は医術や薬草が生まれる余地もなかった時代だったでしょう。歴史時代に入ってようやく病気を治す医術の曙が始まりだしたのです。
先史時代が終わり、文字が残された歴史時代の人々もやはり感染症で死んだ人が一番多かったでしょう。紀元582年や紀元1348年に始まったペスト(黒死病)はヨーロッパの人口の1/4~1/3の人たちが亡くなったといわれています。ところが実はこのペストにかかっても死ななかった人もいたのです。なぜでしょう?やはり免疫の力、つまり免疫の遺伝子がペストを殺す力が強かった人は生き残ったのです。
それではいつから医学が始まったと考えるべきでしょうか?1790年代にエドワード・ジェンナーが天然痘ウイルスに対するワクチンを発見するまでは医学の萌芽はなかったといえます。19世紀の終わりになって初めて医学、つまり免疫学が始まったといえるのです。それまで人類は医学の暗黒時代を経験してきたといえます。その後、現代に至るまでの200年間の医学の発達はめざましいものがあります。人類が苦しんできた感染症のほとんど全てをワクチンと抗生物質で制圧し、感染症で亡くなる人がいなくなり、人類は長生きしすぎて成人病と癌で亡くなる時代になってしまいました。これらの病気は長生きしすぎて贅沢しすぎたために起こる病気ですから、まさに人為的な病気であり、人類発祥以来、人類が悩んできた感染症とは全く異なった病気というべきものです。
というのは、人間の免疫の遺伝子の進化はあくまでも感染症と天然の異物に対して人体を守るために発達したものであるので、感染症の原因であるウイルスや細菌や原虫や寄生虫が侵入しない限り、本当の病気は過去のものになったというべきです。現代の病気の原因は栄養物を過剰に摂り過ぎたためになった成人病と、かつ人体にとって不必要な化学物質を人間が好き勝手に摂取しているために生じたものですから、現代病は病気というべきものではないのです。あえて病気を使いたければ、人間が好きこのんで積極的に病気になりたくてなった病気というべきです。従って好きこのんでなった病気を治す必要はない病気と言っても過言ではないのです。
それでは癌はどのように考えるべきでしょうか?癌は遺伝子の老化というべきものでありますから、本来の異物が体内に入って免疫と戦って起こる感染症ではないので、いわば長生きしすぎた対価が癌であり、避けられない運命と考えるべきものです。従って年をとって癌になって死ぬことは、生きすぎた老人にとっては当然の報いと考えるべきものなのです。私も67歳の死にぞこないの老人ですから、いつ癌になっても死ねる覚悟はできております。成人病は人間が勝手に過剰に栄養を摂りすぎて作った病気ですし、かつ癌は人間が長生きし過ぎて起こった遺伝子病ですから当然の報いなのです。古来から人類がなりたくなかった、かかりたくなかった感染症とは全く異なるものであることを充分に理解してください。その感染症が完全に制圧された現代文明社会においては本当の病気はないと断言できるのです。だからこそこの世に治らない病気はないと言い続けるのです。自分で病気を作っているのが現代の病気なのです。さらに追い討ちをかけるように、医者や薬が患者の免疫を抑えて、元の病気が治らないどころか、新たなる病気を作ってほくそ笑んでいるのが現代の医療なのです。残念です。金が全てを支配している資本主義の必然なのでしょう。残念です。)
今日はここまで 2012/12/13
プロトピック軟膏を使用している事を話すと、「この薬は新薬だから、今は副作用が少ないとされていますが、これから、5年後、10年後いろんな副作用が出てくる可能性があるので、やめたほうがい、それに比べてステロイドは15年使っても副作用はこの程度だから」と15年間ステロイドを使用してきた患者の写真を見せてもらいました。赤黒くなった皮膚を見て、とても怖くなりこの程度、と言っている意味がよく分りませんでした。とりあえずプロトピックとステロイド両方処方してもらいました。
(現代の医療はニヒリスティック・エゴイズム医療といえます。ニヒリスティックというのは、虚無主義的で現在の瞬間だけ幸せであれば未来はどうなってもいいという意味です。というよりも未来は絶望だけです。エゴイズムという意味は、医者や薬屋だけのエゴイズムが満たされるという意味です。実はこのようなニヒリズムとエゴイズムが繁栄しているのは医療界だけではありません。全ての分野において見られる社会現象であります。自分さえ良ければよい、今現在さえ良ければよいという世の中になってしまいました。この現象は日本だけではありません。グローバル化された現象です。
言うまでもなく、病医院や薬の存在は患者の病気を治すためにあるのですが、患者は病気を作って金を儲ける対象にしかなっていないのです。ステロイドにしろ、プロトピックにしろ、化学物質を皮膚から出そうとしている患者さんの正しい免疫反応であるのにもかかわらず、免疫を抑えれば一時的にはニヒリスティックに、かつエゴイスティックに良くなるものですから、医療については当然無知極まりない患者を騙すことは極めて簡単ですから、しかも一時的な快楽を患者に与えることができるので、さらに医者の懐に金が入るので、さらに製薬メーカーも儲かるので一時的に三方両得となり、万々歳となります。
安倍政権がもうすぐ誕生しますが、彼は10年間で200兆円というバラまきをやろうとしていますが、お金をバラまいて日本の経済が成長すると考えているのでしょうか?現代の医療と同じくニヒリスティック、エゴイスティックに金をばら撒いたところで、借金が増えるだけで新たに富が生まれない、つまり成長はしないことは知っているにもかかわらず、その愚かさに気がついていないところが悲劇そのものです。
皆さんご存知のように安倍氏はテレビの画面に毎日頻回に映し出されていますが、彼の顔が病的でむくんでいるのがお分かりでしょう。彼は潰瘍性大腸炎なのです。レミケードかヒュミラの点滴をしながらの自民党総裁の職は過激すぎます。総理大臣になったとしても、おそらく4年前に政権を放り出したときと同じ状況、つまり体が持たない状況が必ず訪れるでしょう。だって日本で一番ストレスの多い仕事は何だと思いますか?日本国総理大臣です!潰瘍性大腸炎の原因は何だと思いますか?ストレスと化学物質です。ストレスに耐えるために自分の副腎皮質ホルモンを出しすぎてIgEの世界をIgGに逆クラススイッチさせて化学物質と腸管で戦っているのが潰瘍性大腸炎であり、クローン病なのです。 聞くところによると、彼の主治医と親しい大学の医学部の教授先生はアドバイスを求められたときに、安倍氏が総裁になることを引き止めようとしたようですが、彼は命を投げ捨ててさらなる借金を若い人や孫の代にまで残そうという努力に命を懸けられているようです。膠原病にとって一番の難敵はストレスということを大学の先生は知っていらっしゃったようですが、聞く耳を持たない安倍総裁は野心のために命を懸けられたようです。
残念ながら日本の成長と繁栄の時代は20年前に終わったのです。この真実を語る政治家が誰一人出てこないのはなぜでしょうか?ありえない未来の快楽に満ちた幻想と妄想を売って、無知な一般大衆を篭絡させることによって権力を取りたいだけなのです。さらに権力におもねている学者先生方がナルシズムから逃れられないために、日本の真実を語ることができないのです。経済界で最もまともな人というのは日銀の白川総裁だけかもしれません。アッハッハ!人の命を預かる医療でも真実から離れすぎている時代に、損得の世界である政治が真実を語らないのは当然至極でしょうが、後の世代の人たちが苦しむことを誰も考えないのは医療と同じです。残念です。繁栄が無理であるときには、心の幸せを求めるしかありません。冷厳なる現実を諦め、受け入れ、我欲を捨てる以外に道はないのです。残念ですが。成長しなくても日本は素晴らしい国なのです。)
MCTD悪化
平成20年4月、焼肉を食べた後夜間ものすごく下痢になりました。体温37度3分、抗生剤を内服しましたが、全く改善せず水分補給をしながら様子を見ていました。下痢は続き微熱から段々と39代の高熱になり、熱が上がる度に家にあった、ロキソニン、バファリンを何度も内服して1週間過ごしました。
(私がこのような症状を持った患者さんを診たときに、どのように考え、どのように対処したのかお話しましょう。この方は既にMCTDの診断はついていました。まず焼肉を食べて熱が上がったのは、感染を考えます。彼女がやったように抗生物質を出します。と同時に、免疫を上げる、しかも下痢を止めてくれる漢方の煎じ薬を出します。決してロキソニンやバファリン(アスピリン)のような消炎解熱鎮痛剤を飲ませることはありません。ロキソニンにしろバファリン(アスピリン)にしろ、先天免疫の要となるプロスタグランディンを作らせないようにさせます。つまりプロスタグランディンを作るサイクロオキシゲナーゼという酵素の働きを抑えて炎症を止めてしまうのです。炎症は人体の免疫の遺伝子の正しい発現であるので、抑制してはならないのです。全ての他の非ステロイド抗炎症剤は、このサイクロオキシゲナーゼの酵素の働きを止めることによって、一時的に炎症を止めることができるのです。もちろんステロイドホルモンも同じようにプロスタグランディンの産生を抑制する働きも持っていることを記しておきましょう。
次に抗生物質で効かなければ、ウイルス性胃腸炎を考えます。今流行りのロタウイルスやノロウイルスを考えますが、これは自分の免疫でしか殺すことはできません。従ってこのときも免疫を助ける漢方煎じ薬だけを用います。下痢がきつければ腸管の善玉菌からできている整腸剤を加えることがあります。現代の文明では免疫が負けるウイルスは何一つとして存在しないわけですから、このような免疫を助ける治療をしても良くならなければ、最後に膠原病を考えます。まさに彼女はMCTDという膠原病なのです。この膠原病を治すのも患者さん自身の免疫であり、膠原病をクラススイッチさせてアレルギーにさせ、最後は免疫寛容で患者さんが治してくれます。
ここでついでになぜアスピリン喘息が起こるかについても書いておきましょう。その前にもう一度プロスタグランディンがどのように作られるかを説明する必要があります。実はプロスタグランディンは、体の結合組織や粘膜組織に見られる肥満細胞に含まれているサイクロオキシゲナーゼという酵素によって肥満細胞の膜の一部であるアラキドン酸から作られるのです。このプロスタグランディンは様々な仕事をします。1つめは粘膜の平滑筋のレセプターに結びついて血管を拡張させる働きと、2つめは気管支の粘膜を収縮させる働きがあります。3つめは好中球を炎症叢に集めるケモカインという働きを持っています。4つめは発熱作用です。このプロスタグランディンの2つめの仕事である気管支の収縮が、どうして気管支の収縮を止めてしまうと一見思われるアスピリンによって起こるのか奇異に思われるでしょう。逆ではないかと思われるのは当然です。これについて詳しく述べましょう。
実はアラキドン酸から、もうひとつのロイコトリエンという化学物質が作られるのです。つまり粘膜にある肥満細胞はプロスタグランディンとロイコトリエンの2種類の化学物質を生み出すのです。プロスタグランディンとロイコトリエンは、炎症を起こすために遺伝子をONにするためのタンパクを作るための転写調節因子の働きを仲介している仕事をするのです。プロスタグランディンは既に述べました。ロイコトリエンはアラキドン酸からリポキシゲナーゼという酵素によって作られるのです。このロイコトリエンは粘膜の平滑筋のレセプターに結びつくと、プロスタグランディンと同じように、長期間にわたって気管支の粘膜の収縮をもたらすのです、皆さん、なぜプロスタグランディンもロイコトリエンも気管支の粘膜の収縮をもたらすかご存知でしょうか?気管支から異物が入らないようにするためです。いかに人間の遺伝子の働きは合目的かお分かりになるでしょう。にもかかわらずその合目性は人間にとっては不愉快なものですから、その不快さを一時的に取り除くために薬が作られたのです。何も薬はその不愉快さの原因を除去するために作られたものではないのです。だからこそ現代の製薬メーカーが作る薬は根本治療が不可能なのです。さらに薬のために新しい病気が生まれてくるのです。そのひとつがバファリンによる気管支喘息なのです。そのメカニズムを説明しましょう。
もしバファリン(アスピリン)がプロスタグランディンを作るサイクロオキシゲナーゼの働きを止めてしまうと、原料であるアラキドン酸はロイコトリエンの方に向けられて、よりたくさんのロイコトリエンが作られてしまうのです。そうすると、このロイコトリエンは気管支の粘膜の収縮を長引かせて喘息がさらにひどくなるというわけです。ちょっと難しいでしょうが、喘息の人がアスピリンを飲むと喘息がひどくなる理由がお分かりになったでしょう。
ついでに気管支喘息は実は漢方煎じ薬で治すことができるのです。その根拠は漢方煎じ薬は免疫を手助けして、自然後天的免疫寛容を起こすことができるからです。喘息の患者さんの手記はここを読んでください。
ここでもう一度プロスタグランディンと後天免疫の関係を考えてみましょう。さきほどプロスタグランディンの働きとして、血管を拡張させる働きと、好中球を炎症叢に集める働きがあることを述べました。やはりプロスタグランディンは直接的に後天免疫の働きである抗体を作る仕事には関わりがないことがお分かりになったでしょう。
もう少しプロスタグランディンの働きについて勉強してみましょう。プロスタグランディンは樹状細胞からのインターロイキン12(IL-12)というサイトカインの産生を増やしてくれます。IL-12は、未熟なT細胞をヘルパー1T細胞になるように仕向けます。さらにIL-12はナチュラルキラー細胞に働いて、IFN-γをたくさん作れと命令します。このようにプロスタグランディンの働きを勉強すればするほど、複雑多岐にわたりすぎているのでこのぐらいにしておきます。しかも分からないことばかりなのです。
今までプロスタグランディンと一言で言っていますが、実を言えば30数種類以上のプロスタグランディンが知られています。しかもそれぞれのプロスタグランディンの生理作用は実に様々であることも分かっています。現代医学の薬は全て症状を取るだけですが、その症状を取る免疫の遺伝子の働きの意味さえも理解されていないのです。人間の免疫が敵との戦いを始めるために免疫の遺伝子をONにしているのにもかかわらず、ロキソニンもバファリンも遺伝子をONにする転写因子に影響を与えて、闇雲に症状を止めることは間違っているのです。欲を離れた免疫の遺伝子によってもたらされた症状は全て正しいのです。にもかかわらず製薬メーカーは遺伝子を変える薬しか作れないので、いつまでもいつまでも治る病気を治らない病気にせざるをえないのです。これが現代の全ての医原病を生み出しているのです。なぜでしょう?金が儲かるからです。遺伝子を変え続けられる限り病気は永遠に増え続けていくのです。悲しいことです。
いずれにしろ、免疫学の根本を勉強すればするほど、精緻で巧妙な遺伝子の働きの結果生まれる、あらゆる免疫に関するタンパクの複雑さに圧倒されます。38億年かかって進化した遺伝子を簡単に変えて喜んでいる人たちがいますが、気違い沙汰です。その典型例が最近ノーベル賞を受けたiPS細胞です。どの遺伝子を変えたかがまるっきり分かっていないこんな恐ろしい細胞にノーベル賞を与えることを決めたノーベル生理医学賞の審査員の無知さに驚かざるを得ません。皆さん、38億年かかって進化した遺伝子を信じますか?それとも傲慢で貪欲な人間の頭脳を信じますか?神なる遺伝子を変えることは絶対に許されないのです。)
しかし熱の下がる気配はなく食事、水分も取れなくなり、尿量減少、全身の体のむくみと関節の痛みもでてきました。しだいに自分で立ち上がる事もできなくなりました。カレンダーを見てみると、同じ大きさの字で書かれているはずの数字が、1段目は普通に見えているのに、2段目の数字が小さく見え、視覚障害まで出てきました。(このような症状はヘルペス性の神経炎と考えます。このときに出すべき薬は、やはり抗ヘルペス剤であり、さらに免疫を上げる漢方煎剤であります。もちろんヘルペスは人の命を奪うものでもなく、視覚や聴覚などの機能を奪うことはないので、何も恐れることはないのです。)これはまずいと思い、平成20年4月8日総合病院に行きました。採血と点滴をしてもらいました。採血の結果、CRP8.70 CPK450 LDH430 GOT55 Na130 Cl94 腸炎を起こしてそれが引き金になり膠原病が悪化したのではないか、と説明を受けました。
(腸炎を起こして、それがキッカケになって膠原病が悪化したというのは“当たらずとも遠からず”であります。正しい表現は、『感染性の腸炎のために免疫が上昇し、同時に化学物質と戦う免疫の働きがアップし、元の膠原病の症状がひどくなった』と言うべきです。症状は必ず免疫の働きが強くなったために生じるのです。従って症状がひどくなればなるほど良いことなのです。
何回も述べていますように、人間の免疫が敗北し命を失う異物はこの現代の文明には何一つとしてないものですから、症状がひどくなったからといって恐れることはないのです。現代の文明の病気の原因は化学物質とヘルペスウイルスだけなのです。ただ、免疫を抑える間違った現代医療を続けてこられると、間違った治療をやめたときに必ず現れるリバウンド症状にどれだけ耐えられるかという苦しさを乗り越えない限りは遺伝子の働きは元に戻らないのです。耐えられなければ再びステロイドを使わざるをえなくなるのです。膠原病やアレルギーを治すのに最大の敵は免疫を抑える薬であり、その薬を何の自責の念もなしに出し続ける医者なのです。この世で一番怖い病気は、医者と薬が作った人工的医薬原病であります。医薬業界は医薬原病を作り続けて永遠に繁栄し続けるでしょう。悲しいことです。しかし最後に言えます。あくまでも国家財政が破綻しない限り、病気を作り続ける現代の国民皆保険は継続し、医薬業界は成長産業としてさらに伸びていくでしょうが、残念ながら安倍政権のもとでは国家財政の破綻はますます確実なものになるでしょう。いや、どの党が政権を握り誰が総理大臣になっても、無駄な支出をやめる緊縮財政が行われない限りは必ず日本国家は滅びます。その結果、国民皆保険も維持できなくなるでしょう。残念です。実は皮肉なことに民主主義、平等主義が日本国家を滅ぼすのです。その意味についてはチャンスがあれば書きます。)
膠原病がある為この病院では対応出来ないとのことで、大学病院を紹介してもらいました。
(今日はここまでです。 2012/12/20)
大学病院入院
平成20年、4月9日 大学病院に入院しました。入院時は、39度の高熱、全身の関節痛、全身の浮腫、歩くと息切れがして歩けない為、車椅子で病室まで行きました。入院後皮膚の生検をし(結果異常なし)持続点滴をしました。CRPが10.31あり熱に対しては、解熱剤(アセトアミノフェン)を使用しましたが、効果はなく38~39度代の熱が続きました。個室に3日間入っていましたが、2日目までは個室のトイレに行くのも息切れがして体に力が入らなく、トイレまでの移動が大変でした。トイレと検査以外はベッドで横になっていました。入院3日目になるとようやく脱水症状が取れてきて、尿も普通に出るようになりむくみも少しとれてきました。高熱は続いていましたが部屋の中を少し歩ける位になり、4日目大部屋に移りました。
一週間以上プロトピックを顔に塗っていなかったため、アトピーのリバウンドで顔はえらい事になっていました。主治医に軟膏を塗ってもいいのか確認し、またプロトピックを塗りました。しかしその翌日から咳が止まらなくなり、左肺の下のあたりが咳をするたびに痛み出してきました。胸部のCTをとってもらうと左下葉のあたりが白くなっており、胸膜炎かもしれないといわれました。夜間も息苦しさと咳で横になって眠る事が出来ず、ベッドの頭元を上げて座った状態で寝ていました。咳止めの薬(メジコン)を3日間内服しましたがあまり効果はなく、肝機能の値が、GOT121 GPT113 γGPT113と上昇してきた為、内服薬は中止になりました。その後2~3日同症状が続きましたが、徐々に改善に向かい咳も息苦しさも無くなってきました。
入院7日目CRPも10.31から3.70になり昼間は高熱も出なくなりましたが、夜になるとまた高熱が出てきました。来週までに熱が下がらなかったら、ステロイドを使う事も考えています。と医師に言われました。勿論ステロイドの副作用も知っていたので全く使う気はなかったのですが、最初からいきなり治療を拒否するのも入院生活が送りづらくなると思い、いざステロイドを使うというときに断ろうと考えていました。しかし研修医も含めて4人の医師が私の担当でしたので、その医師たちが入れ替わり立ち代りステロイドの話をしてきました。熱のせいで頭もクリアでなく、一瞬ステロイド使わないといけないのかな、という気持ちにもなりました。このまま大人しくしていたらステロイドを入れられてしまう。と察し、ステロイドを使いたくない事を告げました。
そうすると、患者に医師の治療方針を受け入れさせる。などの看護計画が立ってあるのか、受け持ちの看護師がすぐに来て、「ステロイドを使いたくない気持ちは分るけど、使わないといけない時は使わないとね」といわれました。
私は研修医の先生にお願いして、採血のたびに採血結果を全てコピーしてもらっていたので、入院時よりも値が良くなっていることも知っていました。 そこで受け持ち看護師に「私は今使わないといけない時期ではないと思っているので使いたくないのです」というとそれ以上にステロイドの話はしてきませんでした。しかし私も医療現場から離れて一年たっていたので、ステロイドの使い方も変わってしまったのか?と不安になり、以前勤めていた病院の看護師長に連絡し、これまでの経過を話してみました。そうすると「先生達は、あなたみたいな病気ステロイド使って症例数増やしたいから勧めてくるのでしょう。でも熱が下がらない事はないし必ず下がるから大丈夫、もっと自分の体を信じなさい。あなたは患者さんに対しては、とれも冷静な判断が出来るのに、自分の事になると本当にダメやね」と笑われてしまいました。その電話のやり取りを聞かれていたのか分りませんが、その後すぐ顔色を変えた医師が私の所に来て、「僕たちは患者さんがステロイドを嫌がっているのに無理やり使ったりはしませんので」といわれました。その後は一切ステロイドの話は無くなりました。その数日後、熱も下がり、退院の予定が立ちました。特定疾患の申請をするかどうかを決める事になりました。主治医より「他の先生達とも話し合ったのですが、結婚前の女性に特定疾患の申請をして、こういった病名(MCTD)をつけるとあなたの経歴に傷がつくし、相手の親御さんにも嫌がられると思うので、このままステロイドを使わずに経過観察でいくなら、申請しない方がいいのではないか」と言われました。私は今まで自分の病気のことをいろんな人に話していましたが、世間一般ではこの病気は隠さなければいけない病気なのかと思い、それ以来私は自分の病気の事はあまり人に話さなくなりました。特定疾患の申請もしませんでした。
入院から13日目ようやく退院を迎えられました。胸膜炎と疑われた影もなくなり、CRP0、30 血沈62、8 GOT77 GPT97 γGTP70 両膝の関節の痛み、手の腫れ、こわばりはまだありましたが、後は外来でフォローする事になりました。「大変お世話になりました。有難うございます。」と主治医に告げると、「僕たちは何にも治療していません、あなたが自分の力で治したのですよ」といわれました。大学病院ではとても良い先生と出会いました。

大学病院退院後、強皮症の出現
退院後、肝機能が高い為ウルソを内服していました。全身倦怠感、関節痛がありましたが、彼の協力を得ながら何とか家事が出来るぐらいの生活をしていました。しかし外出すると歩く速度はかなり遅く、50メートル位歩いては立ち止まって息を整え再び歩き出す、という感じでなかなか目的地に着きませんでした。
平成20年8月、自己抗体検査は入院時測定したのみでその後検査はしていませんでしたが、血沈16.0 CRP、肝機能も正常になり、ウルソも中止となりました。アトピーに関してはプロトピックを使用していたので、主治医に、「この薬塗っていると体にすごく吸収されている様な感じがするのですが、大丈夫ですか?」と質問すると、「体全身に塗っているのならともかく、顔に塗っている位なら大丈夫」といわれました。しかし軟膏を塗った後の一瞬体が軽くなる様な感覚がやっぱりおかしいと思いました。これは使った人間にしか分らないとも思いましたが、塗らなければ外に歩けない程の顔になるので、仕方なく塗り続けることにしました。
指の腫れは以前からありましたが手首の腫れも気になるようになり、まるで手首にサランラップを巻いたように皮膚がツルツルと光って硬くなってきました。主治医に報告すると、「これが強皮症です」と言われました。生検を勧められましたが、入院中にも生検をしてとても痛かったのと、検査料も高かったので断りました。その後、強皮症の範囲が上腕、前胸部にまで広がりました。

プロトピック中止する
平成20年11月、久しぶりに実家に帰り、入院していた事も話していなかったので両親に報告しました。たまたま兄も帰省していたので、私がプロトピック軟膏を使用している事を話すと、「その薬、インターネットで医者から勧められても、絶対に使ってはいけない薬に入っていたぞ。使うのをやめろ!」といわれました。やっと目が覚め、プロトピックをすぐに止めてみました。5日後リバウンドで顔が腫れ、外に出られませんでした。尿量も減り全身も少し浮腫み出し、とても息苦しくなりましたが、必死で我慢しました。その後一週間程して徐々に尿も出だし、浮腫みも取れてきました。しかし顔は火傷をしたように真っ赤でした。
松本医院を知る!!
母親の職場で働いているアトピーの方がステロイドを使わずに日に日に肌が良くなっており、母親がその方に松本医院のことを聞き、私に教えてくれました。行く前に必ずインターネットを読むように言われ、ホームページを見てみると、ものすごい量の手記と理論などが載ってあり、とりあえずアトピーの理論と、MCTDの手記を読んでみました。今まで看護師で働いていましたが、臨床では聞いたことのない理論でした。しかしこの理論は絶対に真実だと、今までの私の体で体験したことを思い出し確信しました。すぐにでも医院に行きたいと思いましたが、その他の理論や手記を読むのに時間がかり、ホームページを見てから、2日後に医院に行きました。
松本医院受診
平成21年1月7日、私は顔に出ているアトピーを隠す為にマスクをして松本医院に行きました。待合室に入ると私よりもはるかにアトピーのきつい患者さんが、マスクをせずに堂々と座っていました。その姿を見て私はこれ位でマスクをして、顔を隠している自分の心の弱さに、とても情けなくなりました。みんな頑張っている私も頑張らないと、と待合室で勇気付けられました。看護師さんからの問診と理論の説明があり、サプリメントは止める事と、何を食べてもいいけど旬のものをバランスよく食べなさいとアドバイスをいただきました。
その後院長の診察がありました。とても丁寧に沢山の話をしてくれました。「MCTDはレイノー位でそれ程困っていないかもしれないけど、アトピーだけを治療する事は出来ないから、一緒にするね」といわれ、2種類の煎じ薬を処方してもらう事になりました。そして病気の症状以外に、私の生活背景を聞かれました。精神的な側面でもしっかりケアしてくれるのだな、と思いましたが、そのストレートすぎる質問がとても面白くて、診察室で爆笑してしまいました。何年かぶりに心の底から笑った様な気がしました。なんて正直で素直な人なのだろう、普通の医者とは違う感性にこの人はただ者ではないと思いました。
その後、鍼灸をする事になりました。鍼というと昔、鍼が使いまわしされて肝炎になった。と聞いたことがあり少し心配でしたが、ここの鍼は使い捨ての鍼を使用していたので、安心でした。初めての体験で最初は、とてもビクビクしていましたが、女性の先生が親切に声を掛けてくれるので少しずつ緊張もとれてきました。終わってみると鍼の痛みは殆どありませんでした。お灸は一瞬熱いけど十分我慢が出来る熱さでした。
治療開始
家に帰り、早速漢方を煎じました。膠原病の漢方は甘くて飲みやすいのですが、アトピーの煎じ薬は最初少し飲みにくい感じがありましたが、すぐに慣れました。もともと便秘気味のため便通が良くなりました。少し下痢気味にもなりましたが、お腹がスッキリしてむしろ快適でした。(1ヶ月程のみ続けると下痢もしなくなりました。)アトピーに関しては顔にたっぷりの赤い軟膏を塗りました。こめかみからリンパ液のような汁が出てきましたが、自分で勝手に軟膏を止めた時ほどリバウンドはひどくなくむしろ綺麗になっていきました。
一週間後、血液検査の結果が出ていました。プロトピックを使っていた影響か、大学病院で入院時に測定した値より、抗RNP抗体が151から500以上に、RFが57から125、に上がっていました。血沈23と抗核抗体5120倍は同様でした。
平成21年2月4日(治療開始1ヶ月後)血沈37、RF130とリバウンドしましたが、特に症状的にはあまり変化はありませんでした。
平成21年3月4日(治療開始2ヶ月後)抗核抗体2560倍RF78と値が下がってきました。鎧をかぶっていた様な体が随分と軽くなりました。2年間も療養生活みたいな生活を送っていましたが、ようやくまた看護師として働けるのではないかと思い、松本先生に相談しました。「夜勤をしなかったら働いてもいいよ」「そうや、君ここで働く気ないか?ここの看護婦さんもうすぐ引越しして、もう通われへんゆうてるから看護婦さん調度探しとったんや、ここは色んな患者さんの病気が治るのが見れるし、病気は治るんやーと分かったら君自身の免疫も上がって君の病気も治りやすくなるよ。とてもやりがいのある仕事やと思うし、考えといて」と言われました。勿論松本先生の、優しい気持ちも十分過ぎるほどよく分かりましたが、それ以上に、私はこの医院にたどりつくために、この病気(MCTD)になり、真実の医療を知っていくという人生を歩んで行くのかな、とも思いとても運命的なものを感じました。そう考えると私はこの病気になってラッキーと思いました。
そして就職することになり、働くまでにしっかり理論を頭に入れといて、と言われ、私は半月間で患者さんに理論の説明が出来る位まで理論をマスターする為に、毎日インターネットで何時間も理論を読み、分からない言葉に関しては看護学校時代の、教科書を引っ張り出して、自分が理解出来るように、自分の言葉でノートに全て書いて頭に叩き込みました。免疫学の教科書など卒業して依頼開いた事などありませんでしたが、臨床とつなげてみてみると案外面白いものなのだなと思いました。
松本医院に就職
平成21年3月下旬に松本医院に看護師として就職しました。漢方を飲みながら仕事をし、昼休憩の時は自分でお灸をしていました。(以前働いていた看護師さんには仕事の引継ぎもあったので仕事を一緒にやらせてもらった時期があり、とても親切に色んな事を教えてもらいました。有難うございました)
治療開始4ヶ月後、診察につきヘルペスの話を聞いていると、頭痛、肩こり、首こり、耳鳴り、難聴、めまい、立ちくらみ、寝汗、疲れやすい、吐き気、乗り物酔い、昼間眠たくなる、皮膚がピリピリする、筋肉痛、こむらがえり、肋間神経痛、腰痛、動悸、などの症状もヘルペスだという事を聞き、私にも当てはまる症状があったので(肋間神経痛、乗り物酔い、たまに耳鳴り、軽い肩こり、時々頭痛、)ベルクスロンを一週間内服すると、症状は無くなりました。その後、乗り物酔いは完全にしなくなりましたが、再び免疫が上がったときに同じような症状があったので、その度にベルクスロンを内服していました。何度かそれを繰り返しているうちにあまり症状も出なくなってきました。
アトピーについては、家にいる時は常に赤い軟膏をたっぷりつけ赤鬼のようでした。治療を初めて4ヶ月間は煎じ薬を飲んでいました。「アトピーが首にすごく出ていますねー」と患者さんからよく言われましたが、顔がそれ程出ていなかったので自分では気になりませんでした。症状も落ち着いていたので、アトピーの粉薬に変えてもらい10ヶ月間内服していました。肌の調子は比較的落ち着いていましたが、もっと早くアトピーを出したいと思いやはり煎じ薬に変えてもらいました。煎じ薬に戻し1ヶ月位たつと、突然目が腫れ、顔もすぐに腫れてきました。仕事に行く前に彼から「その顔で仕事にいくの?大丈夫?」と心配されましたが、職場にいくと、すぐに松本先生が「アトピー出てきたなー」と喜んでくれました。患者さんにも、「すごい顔になっていますねーでも良い事なのでしょ」と言われ、アトピーが出て喜んでもらえる職場でよかったなと思いました。そして1ヶ月位は顔が腫れていました。その後も何度かそのような事を繰り返しアトピーが顔に出てきましたが、出ても一週間位で落ち着くようになりアトピーのでる期間が段々と短くなってきました。アトピーが出た分、肌が良くなっているのが自分でも分かりました。患者さんにも「看護婦さん最近肌綺麗になりましたねー」とよく言われるようになりました。
膠原病(MCTD)については、治療を始めて一年以内は足首、膝、手首が痛くなったり、時には全身の関節が痛くなったりして少し仕事がしづらい日がありました。(5~6回程)その都度、鍼灸の先生にお灸のツボを教えてもらい自分で昼休憩にお灸をしたりしました。どうしても痛みが取れない時には、お願いして鍼灸をしてもらうと、症状はすぐに無くなりました。鍼灸の先生の技術のすごさに感動し、私も鍼灸師の資格を取ってみたいと思いましたが、入学金の高さにびっくりして諦めました。
検査結果も順調に良くなってきました。下記のグラフ参照。治療開始、9ヶ月頃には随分と体も軽くなり、治療前は50メートル位歩くと息が切れて歩けなかったのが、少しペースは遅いけど休憩せずに歩けるようになりました。随分体も楽になってきたのでこの辺りから漢方もサボリ気味になってきました。しかし漢方を飲まない日でも、症状が悪くなる事はありませんでした。強皮症の症状についても治療開始して1年位で皮膚の光った感じも無くなり、皮膚が柔らかくなってきました。
平成22年3月30日(治療開始1年3ヶ月)もう少しで完治しそうなのになかなか治らないのは、やはり漢方をサボリ気味で飲んでいるせいだと思い、また真面目に指示通り漢方を飲み続けました。その後、検査結果は平成22年10月5日(治療開始1年9ヶ月)まで順調に良くなっていましたがその後、横這いになりました。アトピーも急に出なくなり、少し手もこわばってきたので、漢方をやめてみたところまたアトピーが顔に出だし手のこわばりも無くなりました。先生にその事を報告し、しばらく漢方飲まないで様子見ることになりました。
心を見ることについて
私は4年前にこの病気(MCTD)を診断されてから、しばらくして仕事をやめて家でゆっくりしていたので、病気以外のストレスを抱えている感じはありませんでした。むしろアトピーの治療でプロトピックを使い続けそれにプラス抗アレルギー剤、ステロイドの軟膏、解熱剤を使用した為にMCTDが悪化したように思います。原因がはっきりしており、それを止めて漢方で免疫を刺激し、アトピーに変え元通りの体に戻していく事で、比較的スムーズに検査の値は良くなり、症状の改善も見られました。しかし最初に診断された時には、免疫を抑えるような薬はそれ程使っていなかったので、やはり心で病気を作ってしまったのだと思います。当時私は皮膚の湿疹でかなり悩んでいた時期があり、その影響もあったと思いますが、今はそのストレスもなくなり、仕事や、家庭の事についても特別ストレスになっている事はありません。しかし何故この病気が後一歩の所で完治しないのか、何かもっと根本的な私の心のあり方が間違っているのかもしれないと思うようになりました。
私は今意識の流れで学びをされている患者さんとの出会いがあり、私も自分の心を見るという勉強をしています。日常生活の中で起こる出来事に対して、自分がどう思ったとか、どう感じたかをどんどんノートに書いています。その中で気付いた事は、英語、教師を連想させる出来事があると、無性に昔のある出来事を思い出しとても不快な気分になっていました。ある年配の患者さんが来て、「このあと英会話のレッスンに行くのよ」と言われ、とても頭の良い方なので、思わず「昔、英語の教師とかされていたのですか」と聞くと「違うけど私英語好きやから」と言われました。私はまたあの昔の事を思い出し思わずその患者さんに、私が英語嫌いになった中学時代の話をしてしまいました。「あんたアホなことしたね、ほんとにアホやわ」と言われた瞬間、泣きそうになり涙をこらえるのに必死でした。何十年も前の事ですが私は今もその事を引きずりながら生活していた事が分かりました。そして家に帰りその事について、当時の事を思い出しながらノートに書いてみました。中学時代の担任の英語の教師について、今まで自分の心に麻酔を掛けてごまかし、忘れようとしていた気持ちがどんどんよみがえって、昔の悔しかった気持ちを泣きながらノートに書きました。今まで抱えていた恨みつらみが心から吹き出るようでした。何十年もこんな気持ちを心の中に封じ込めていた事が分かり、自分はこれ程までに苦しんでいたという事が分かりました。
更に私は自分のやろうと決めた事に対しては、とても時間を掛けて病的にやってしまう傾向があります。あの時の挫折を他の分野で取り戻そうとしてしまい、体にまで負担を掛けていた事にも気がつきました。しかし結局はその先生をいくら、憎んでも恨んでも一番苦しんでいたのは私でした。自分で自分を苦しめていたという事に気がつくと、何で私あの時あんなに頑固な振る舞いをしていたのだろう、本当に素直じゃなかったなと心から思えるようになりました。そうするとあの先生ともう一度会って、自分のやった事を誤りたいと思えるようになりました。今なら笑って昔の事が話せるような気がします。自分に対しても何十年も苦しがっていたのに、気付かない振りしてごめんね、と自分に誤りました。それ以来私は英語、教師と連想させる出来事が起こっても苦しむ事は無く、むしろその事を気付かせてもらえた出来事として今では嬉しいくらいです。そして私は日常生活の中でも自分の頑固で素直でない言動や行動にも気がつくようになり、すぐに反省も出来るようになりました。またそれに気づけば気づく程とても楽しい気分になります。自分が楽しい気分でいると、人の笑っている顔をみても嬉しくなるし、ハイテンションで診察されている松本先生を見ても、今日も先生楽しそうで良かったなーとか思える様にもなりました。自分の心を見ることが大切だ、という真実を知りました。
漢方中止後
平成24年7月24日 漢方を中止してから1年2ヶ月が経ち血液検査をしてみました。結果、抗核抗体が640から320に、抗RNP抗体51が13まで下がりました。今残っている症状としては、日によってはまだ少し顔にアトピーが出ますが、それ程気になりません。MCTDについては夏には殆ど症状はありません。たまに無理するとヘルペスの症状(筋肉痛のような痛み)が出ますがすぐに治ります。冬になるとたまに手のこわばりがあり、レイノー症状が出ます。しかし治療前は、手の指先、足の指先、舌の先にもレイノー症状が出ていましたが、今は指先だけになりました。強皮症の症状は、手の甲、指については寒くなると少し色が赤黒くなりますが、手首、上腕、前胸部、は完全に無くなりました。関節が痛くて鍼灸をしてもらう事も無くなりました。駅の階段も一挙に上れるようになり、ゆっくりなら走る事もできます。「そろそろ途中経過の手記を書いて」と松本先生に言われ手記を書く事になりました。
おわりに
私はMCTDと診断され松本先生と出会い、真実の医療を知ってしまった事により、最初はとてもショックを受けました。高校を卒業してすぐに医療の世界で仕事をし、さまざまな場面でステロイドをはじめ、免疫を抑える薬を使用する所も見てきたし、又自分もそれに関わってきました。そういった治療がマニュアル化され、現代の医療はそれがあたり前の様になっています。患者の病気を治す手伝いをし、少しでも患者さんが安楽に日常生活を送れるように今まで看護師として頑張ってきましたが、実は病気を治しているつもりの医療が逆に病気を作ってしまっているのだ、という事を知りとても衝撃を受けました。
松本医院に就職した当初は昔の事を思い出し、あの人もこの人も松本医院に来ていたら治っていたのになーと何人もの患者さんの事が思い出されました。私は今まで誰のために看護師として働いていたのだろう、本当に看護師になって良かったのだろうか?と心が葛藤しました。しかし自分が病気になった事により、病気は薬で治すものではなく、自分の免疫と心で治すのだという事が分かりました。今まで間違った医療を見てきた人間として、真実を知ってしまった以上もう後戻りは出来ません。一人でも多くの人に現代の間違った医療ではなく、真実の医療を伝えていく事がこれからの医療を変えていく事に繋がっていくと思います。
先日20年ぶりに連絡が取れなくなっていた看護学校時代の大親友と町で偶然会いました。彼女は大病院の看護師ですが、私が松本医院の話をすると、とても熱心にメモを取りながら話を聴いてくれました。患者さんの手記も読んでくれました。私が、「この話聴いたら普通の病院で働かれへんやろ」というと「ほんまやなー」と納得してくれました。 多くの人が真実の医療に一日でも早く気付かれる事を期待しています。
手記を書くにあたり「頑張って下さい」と励ましてくれた沢山の患者さん有難うございました。ようやく完成しました。この手記のことで何か分からない事があれば、また直接聞いてくだい。長文を読んでいただいて有難うございました。もしこの手記をコメントしてもらえるなら、私の宝物として一生大切にしますのでよろしくお願いします。



注目の手記・ブログ
●かあさんくまさんの松本医院のアトピー治療ブログ
(2人娘はアトピっ子。「絶対に治る!」という主治医のコトバを信じ、ステロイドや抗アレルギー剤を使わず、漢方治療をはじめました・・・)
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アレルギーは医学部の教科書には、現代の医学では治らないと書かれています。何故、一介の開業医である私は治すことができるのに他のお偉い方々は治らないとおっしゃるのでしょうか?いずれにしても、私が如何に大声をあげてアトピ-やリウマチが治るといっても変人扱いされるだけでしょうが、ここに証拠をお見せしましょう。ここで紹介される患者さんの手記は、巷に出ているノンフィクションの本よりも遙に感動的であり、今アトピ-や喘息やリウマチと戦いつつある患者さんの皆さんに大きな励ましとなるでしょう。このホームページを読めば、体の中で起こっている自然の正しい免疫反応を抑制してはいけないのに、見せかけだけを良くするために抑制して生じた薬害の後始末をすることが私の主な仕事となり、完治するのはアトピ-やリウマチだけではなく、同時に他のアレルギ-(アレルギー性鼻炎やアレルギー性気管支喘息やアレルギー性結膜炎)が全て消失してしまうのもお分かりになるでしょう。
患者さんが経験された厳しい症状などについて医学的な意味付けが赤字でコメントしているものもありますから、私のアトピ-やリウマチの治療法がさらによく理解できると思います。何回も読み返してください。この記録から、ステロイド・抗アレルギー剤・抗ヒスタミン剤・抗炎症剤の免疫抑制剤が一時的に症状を良くしても、結局は見せかけの治療薬に過ぎないことが理解され、とりわけステロイドの乱用によりステロイド皮膚症になった人が、いかにステロイドから脱却し、最後はアトピーやリウマチを治しきってしまうこともお分かりになるでしょう。
アトピー・リウマチをはじめ、全てのアレルギー・膠原病の治療において、一切ステロイドを使いません。
それは、ステロイドをはじめとする免疫抑制剤を使っている限り、アトピー(アレルギー)やリウマチなどの膠原病はもとより、全ての病気を治すことができないからです。また、私は何も漢方で治しているのではなくて、正しくは漢方を使って免疫を上げて、患者の免疫を高め続けることによって、自分でクラススイッチをしたり免疫寛容を起こさせたりする手助けをしているだけなのです。漢方が治したり、私が治したりしているのでもなく、あくまでもあらゆる病気は自分の免疫で治しているのです。
漢方治療中(治療中でなくても)、市販の風邪薬は飲まないでください。
市販で売られている、もしくは他医院で処方された風邪薬の中には、抗ヒスタミン剤や、抗アレルギー剤が含まれています。とりわけ、小児用の風邪薬の中には、必ず、ぺリアクチンという抗ヒスタミン剤が入っています。私のアトピーや花粉症の患者さんの治療が、なぜか長引いてしまうことが時にありました。この方々は風邪を引くたびに、このぺリアクチンの入った市販の薬を服用していた患者さんたちであることがわかりました。これらの風邪薬は、鼻水や鼻づまりなどの見かけの症状を取りながら、同時に、本来のアレルギーを抑制しています。風邪が治ったあと、必ずリバウンドが繰り返され、アトピーをはじめとするアレルギーやリウマチの完治が遅れますので、服用しないでください。
松本医院の「なぜ」
病気とは何でしょうか?
病気とは、人体に不必要な異物が侵入してきたときにそれを排除しようとする正しい免疫の働きに見られる症状のことを病気だといえば一番わかりやすいでしょう。となれば、病気とは否定的に捉えるのではなくて肯定的に捉えるべきものではないでしょうか?つまり否定されるべきものは侵入してくる異物であり、病気そのものではないのです。言い換えると異物が人体に侵入しない限り、免疫の働きは行使される必要はないのです。この世から人体に必要な5大栄養素と水と空気以外の異物が存在しなければ、病気は絶対に起こらないのです。言い換えると、病気を起こす原因は人体に不必要な異物なのです。
それでは異物には何があるでしょうか?2種類しかありません。ひとつは、病原細菌であり、ウイルスであります。これらはワクチンと抗生物質で征服されてしまいました。つまり、間単に殺すことができるようになったのです。このために人類の寿命は飛躍的に延びました。ふたつめは何でしょうか?まさに近代化学が作った化学物質であります。この化学物質が人体に侵入したときに、それを排除する免疫の働きの症状がアレルギーとなるのです。
アレルギーとは何でしょうか?
アレルギーとは環境汚染物質を体内から排除する働きであります。何故アレルギーは増えたのでしょう?環境を汚染する農薬をはじめとする化学物質が極めて多く作り出されるようになったからです。実はリウマチもアレルギーのⅢ型であります。
膠原病とは何でしょうか?
膠原病はアレルギーと同様、環境汚染物質という同じ敵を排除しようとしています。ただ、膠原病はIgG抗体を用い、アレルギーはIgE抗体を用います。つまり武器を変えて戦っているだけの違いなのです。
アレルギー・膠原病はなぜ治るのでしょうか?
敵は無限に存在する化学物質や環境汚染物質であり、味方はアレルギーの場合は有限であるIgE抗体であり、リウマチの場合はIgG抗体やリウマチ関連抗体であります。排除しても無限に繰り返し入ってくる化学物質を永遠に排除することは不可能であり、有限は無限に絶対に勝つことはできないからです。ところが現代の医学は異物を排除しようとする免疫の働きを一時的に抑制するだけですから、IgE抗体やIgG抗体やリウマチ関連抗体が再び作り出されいたちごっこになり永遠に戦いが終わらないのです。従って免疫の働きを一切抑制せずにアレルギーの症状を楽にしてあげるだけで最後はIgE抗体やIgG抗体やリウマチ関連抗体が作られなくなるのです。これを発見したのは世界で私が初めてなのであります。これを自然後天的免疫寛容と名付けたのです。
リウマチの患者さんの家族の皆様に
他医院で治療をされていない初期のリウマチは、「風邪よりも治すのが簡単である」と言っても過言ではありません。しかし、私の患者さんは当院に来られる前に間違った現代医学の免疫を抑制する治療を受けて来られる方がほとんどです。従って、私の治療を始めると、間違って受けてきた治療の度合いに応じて、多かれ少なかれ必ずリバウンドが出現し、それに伴い、痛みが増強します。大量のステロイドを注射されたり飲まされてきた人、長期に渡って他の病院でリウマチ治療を受けてきた人は、激しい痛みのために、自分自身の身の回りの世話が不可能になる事態もしばしば遭遇します。
そのために、私の治療を受け続けるには、絶対に家族の協力が必要となります。ところが、遠方から来られる方や、お年寄りの方の中には、リウマチ治療の困難さを全く理解せずに、すぐにリウマチが治ると思って気軽に一人で受診される方がいます。実際の治療の困難さや、具体的な私の治療法、何より私自身を知ってもらうためにも、初診時には必ず家族の方と一緒に来て下さい。また、患者さんはもちろん、家族の方も私のホームページに記載されている理論とその証拠である手記を繰り返し読み、私の理論と治療法を理解してから来て下さい。
また漢方薬だけでは絶対にリウマチを治すことは出来ないのです。他の免疫を上げる鍼・お灸・漢方風呂などを総動員して初めて徐々に免疫は回復し、上昇し、最後はクラススイッチし、自然後天的免疫寛容となるのです。