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「クローン病手記」

濱口 卓也 24歳 2012年1月13日

 

クローン病完治への道

 

 序)

 クローン病生活8年で習得したことは、“敢えて他人と違う方向を向く”ことです。皆と同じ考え方や生き方をしたところで、同じようには考えられなかったし生きては来られなかった。ある意味クローン病の御蔭でしょうか?でもそんなクローン病ともお別れする日もそう遠くないと確信しております。

 壱)

 

 平成14年に洛南高校入学。激しい勉強漬け生活でした。そんな1年生の1月頃、37度台の微熱・腹痛(食後2h)・痔・便への血液の付着が始まります。 近医4病院ほど回るが改善せず、5病院目での血液検査の結果で総合病院へ行くよう告げられました。天理よろず相談所にて血液検査(CRP8.6)と大腸ファイバーよりクローン病と診断され、即入院と言われたのですが…

 弐)

 

 私の大大大嫌いなものベスト3は?--1位 病院--2位 医者--3位 グリンピース--子供の頃から決まっているのです。何せ小学1年生でインフルエンザ脳炎を発症し、孤独に1ヶ月間入院していたのですから。…勿論逃げ帰りました。ペンタサを処方されましたが、ゴミ箱へポイです。ペンタサで悪化する情報は、インターネットで得たものと記憶しております。以後は病院に行かず、高校生活を独自の食事療法で過ごしていました。“絶対にクローン病治してやる”、 この気持ちが運命への精一杯の反抗でした。K大学工学部志望でありましたが、自分の気持ちを正当化するには医学部を目指さざるを得ない状況でした。

 参)

 

 大学受験は人生を賭けました、落ちたら働くと(N医大医学部1校のみ出願)。神様の悪戯か私は合格最低点+1点で平成17年度のN医大医学部試験に合格しました。大学生活6年間は徐々に悪化していきましたが、医学の習得を楽しみ、また食事療法にて比較的穏やかに過ごせていました。人並に恋愛もしました。そして平成23年度医師国家試験に無事合格。

 肆)

 

 平成23年4月、N医大付属病院へ就職し研修医1年目のスタートです。 新しい環境でストレスは嫌でも掛かります。同病院消化器内科のT先生に血液検査でのフォローをお願いし、クローン病の経過観察をしていました。 徐々にCRPの上昇を見、10月にはCRP3.3と高値を示し下痢が続くようになりました。同時期の大腸内視鏡で散在するアフタを認め、小腸造影で回盲部より80cmの範囲に潰瘍及び2個所の高度狭窄を認めるという結果でした。T先生は「最低でもペンタサを始める時期であり、狭窄に対しては研修医の間のオペを勧める」という考えでした。私自身、体の状態が発症以来で一番悪化していると感じていましたし、ペンタサ位なら飲むのも仕方無しかと流石に切羽詰っていました。

 伍)

 

 そんな最中、インターネットで“クローン病 治療”と打ち込み検索していました。松本医院がGoogleの8ページ目くらいに出てきました。実は2年前に一度見たことがあるホームページで、ふと「あっ」という運命を感じました。母親に話すと直ぐに行こうと決まりました。この時私は松本医学を信じるとか信じないとかよりも、何でもいい、何か良い打開策はあるのか?と漠然と考えていました。

 陸)

 

 平成23年11月20日の初診、松本先生は当に天才肌だと感じました。唯の天才なのではなく、先生御自身が身体的・精神的疾患と葛藤される中で努力されたからこそ、私のように切羽詰って来院したどん底の患者を一発で笑顔に出来るのだと思います。一番覚えているのは、「クローン病みたいな訳の分からん病気持ってたら、結婚もでけへんわなぁ」という言葉。普通に考えたらこれ差別用語ですけれど、私はこれを言われて嬉しかったのですよ!だって私の苦悩の一つドンピシャですからね。

 

 私は研修医として働き始め1年経とうとしていますが、今でも病院・医者は大嫌いです。暗い・怖い・冷たいイメージしかありません。ガイドラインが全て正しいとし、ガイドラインに基づいて無心に投薬するだけ。医者にしても患者にしても、何が面白いのでしょう。病院から帰っていく患者さんは少しでも笑顔になれたのでしょうか?私は松本医院に行くのが楽しみですよ、勿論帰りはにこにこです。

 漆)

 

 治療は漢方煎じ薬(分3,食前/食後)・お灸・漢方風呂が自宅でのメンイ治療です。加えて、ヘルペス症状のある方は抗ヘルペス薬、Albの低い方はアミノバクトの処方があります。漢方煎じ薬は異物を腸管に入れることで、お灸や漢方風呂は皮膚から刺激を入れることで免疫を上げます。漢方煎じ薬は非常に苦いですが諦めずに頑張ってみて下さい、乗り越えればきっといい方向に向かいますよ。  もう一つの治療は「頑張らない」ことです。副腎からステロイドホルモンを盛んに出していては元も子もないですから。最近先生のお知恵を拝借して、「体にストレス掛けると良くないよ、体調悪くなるよって言うよね。でもどうして治療でステロイド出すのだろう?」と同僚研修医に問いかけてみたりしています。

 捌)

 始めて一週間は症状が悪化して、水様便が増え不安でした。今思えば治療の効果と考えられます。漢方煎じ薬という異物を腸管へ投入しているので、免疫が排除しようとした結果なのでしょう。10日目頃より便は固まり、以降は一度も下痢にならず気持ちいい固形便が続いています。

 もう一つ非常に嬉しいご報告があり、松本先生に本当に感謝しております。それは食事に関してなのです。クローン病発症以来、8年程厳しく食事制限をしてきました。しかし初診時に先生は、「何食べてもいいよ~」と仰いました。 正直なかなか禁忌食に踏み出せませんでしたが、便が固形化して以降少しずつ試してみようという勇気が出てきました。そして8年ぶりになるのでしょうか、菓子パン・カレーライス・オムライス・ラーメン・豚肉・牛肉・から揚げ・天ぷら・お酒等々に挑戦しました。「あれ…!?大丈夫だ」。本当に不思議なのですが、腹痛も下痢も生じないのです。正直生まれ変わった気持です。

 玖)

 

 リバウンドに関してなのですが、飲み始めて10日間程の水様便がリバウンドだったのかと愚考しています。私はクローン病に対する投薬は8年間一切してきませんでした。投薬がなかった分、リバウンドが早かったのかもしれません。IBD専門医からすれば、珍獣ならぬ珍人でしょう。これも病院・医者嫌いの御蔭でしょうか。

 拾)

 

 IgGからIgEへのクラススイッチが生じれば、クローン病はアレルギーへと転換し、以降は次第に原因となる化学物質と共存の方向へ向かい完治するのでしょう。漢方煎じ薬を飲み始めて約1.5か月、今までは軽かった症状で、強くなってきた症状があります。それは右下腹部、右鼠径部付近の腸管の中が痒いのです。皮膚には何の症状もなく、とにかく腸が痒いのです。確かに右下腹部は回腸の狭窄部があり、以前からも違和感はあったのですが、こんなに腸の中が痒く感じたことはありませんでした。狭窄症状というよりは、IgEの放出による痒みでは?と考えています。

 拾壱)

 

 平成24年1月7日の通院で、拾)の症状があるが、クローン病の症状は出ていないと報告しました。松本先生は「そしたら食前の煎じ薬を、アレルギー治療の煎じ薬に変えよう」と仰いました。1月12日現在、依然腸が痒いですが良い方向に向かっているのではと感じています。治療途中でありますが、ご報告とさせていただきます。これを読んで下さった方々の新たな一歩を踏み出す切掛けになれば幸いです。

 終)

 

 大学生時代、クローン病に悩む中で感動した言葉。それは、Ambroise Paréの“治すこと 時々、和らげること しばしば、慰めること いつも”です。私は今でもこの言葉を読むと、自然と涙がわいてきます。まだ新たな人生の門出にある私にはこの涙はうまく表現できませんが、これこそが最高の医療であり私の求める医師像であります。「症状(病気)というものは医者が治すものではない、患者が治すものや」という松本先生の言葉には、私の求める医師像が見えている様に感じます。

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 アレルギーは医学部の教科書には、現代の医学では治らないと書かれています。何故、一介の開業医である私は治すことができるのに他のお偉い方々は治らないとおっしゃるのでしょうか?いずれにしても、私が如何に大声をあげてアトピ-やリウマチが治るといっても変人扱いされるだけでしょうが、ここに証拠をお見せしましょう。ここで紹介される患者さんの手記は、巷に出ているノンフィクションの本よりも遙に感動的であり、今アトピ-や喘息やリウマチと戦いつつある患者さんの皆さんに大きな励ましとなるでしょう。このホームページを読めば、体の中で起こっている自然の正しい免疫反応を抑制してはいけないのに、見せかけだけを良くするために抑制して生じた薬害の後始末をすることが私の主な仕事となり、完治するのはアトピ-やリウマチだけではなく、同時に他のアレルギ-(アレルギー性鼻炎やアレルギー性気管支喘息やアレルギー性結膜炎)が全て消失してしまうのもお分かりになるでしょう。

 患者さんが経験された厳しい症状などについて医学的な意味付けが赤字でコメントしているものもありますから、私のアトピ-やリウマチの治療法がさらによく理解できると思います。何回も読み返してください。この記録から、ステロイド・抗アレルギー剤・抗ヒスタミン剤・抗炎症剤の免疫抑制剤が一時的に症状を良くしても、結局は見せかけの治療薬に過ぎないことが理解され、とりわけステロイドの乱用によりステロイド皮膚症になった人が、いかにステロイドから脱却し、最後はアトピーやリウマチを治しきってしまうこともお分かりになるでしょう。 

アトピー・リウマチをはじめ、全てのアレルギー・膠原病の治療において、一切ステロイドを使いません。

 それは、ステロイドをはじめとする免疫抑制剤を使っている限り、アトピー(アレルギー)やリウマチなどの膠原病はもとより、全ての病気を治すことができないからです。また、私は何も漢方で治しているのではなくて、正しくは漢方を使って免疫を上げて、患者の免疫を高め続けることによって、自分でクラススイッチをしたり免疫寛容を起こさせたりする手助けをしているだけなのです。漢方が治したり、私が治したりしているのでもなく、あくまでもあらゆる病気は自分の免疫で治しているのです。

漢方治療中(治療中でなくても)、市販の風邪薬は飲まないでください。

 市販で売られている、もしくは他医院で処方された風邪薬の中には、抗ヒスタミン剤や、抗アレルギー剤が含まれています。とりわけ、小児用の風邪薬の中には、必ず、ぺリアクチンという抗ヒスタミン剤が入っています。私のアトピーや花粉症の患者さんの治療が、なぜか長引いてしまうことが時にありました。この方々は風邪を引くたびに、このぺリアクチンの入った市販の薬を服用していた患者さんたちであることがわかりました。これらの風邪薬は、鼻水や鼻づまりなどの見かけの症状を取りながら、同時に、本来のアレルギーを抑制しています。風邪が治ったあと、必ずリバウンドが繰り返され、アトピーをはじめとするアレルギーやリウマチの完治が遅れますので、服用しないでください。

松本医院の「なぜ」

病気とは何でしょうか?

 病気とは、人体に不必要な異物が侵入してきたときにそれを排除しようとする正しい免疫の働きに見られる症状のことを病気だといえば一番わかりやすいでしょう。となれば、病気とは否定的に捉えるのではなくて肯定的に捉えるべきものではないでしょうか?つまり否定されるべきものは侵入してくる異物であり、病気そのものではないのです。言い換えると異物が人体に侵入しない限り、免疫の働きは行使される必要はないのです。この世から人体に必要な5大栄養素と水と空気以外の異物が存在しなければ、病気は絶対に起こらないのです。言い換えると、病気を起こす原因は人体に不必要な異物なのです。

 それでは異物には何があるでしょうか?2種類しかありません。ひとつは、病原細菌であり、ウイルスであります。これらはワクチンと抗生物質で征服されてしまいました。つまり、間単に殺すことができるようになったのです。このために人類の寿命は飛躍的に延びました。ふたつめは何でしょうか?まさに近代化学が作った化学物質であります。この化学物質が人体に侵入したときに、それを排除する免疫の働きの症状がアレルギーとなるのです。

アレルギーとは何でしょうか?

 アレルギーとは環境汚染物質を体内から排除する働きであります。何故アレルギーは増えたのでしょう?環境を汚染する農薬をはじめとする化学物質が極めて多く作り出されるようになったからです。実はリウマチもアレルギーのⅢ型であります。

膠原病とは何でしょうか?

 膠原病はアレルギーと同様、環境汚染物質という同じ敵を排除しようとしています。ただ、膠原病はIgG抗体を用い、アレルギーはIgE抗体を用います。つまり武器を変えて戦っているだけの違いなのです。

アレルギー・膠原病はなぜ治るのでしょうか?

 敵は無限に存在する化学物質や環境汚染物質であり、味方はアレルギーの場合は有限であるIgE抗体であり、リウマチの場合はIgG抗体やリウマチ関連抗体であります。排除しても無限に繰り返し入ってくる化学物質を永遠に排除することは不可能であり、有限は無限に絶対に勝つことはできないからです。ところが現代の医学は異物を排除しようとする免疫の働きを一時的に抑制するだけですから、IgE抗体やIgG抗体やリウマチ関連抗体が再び作り出されいたちごっこになり永遠に戦いが終わらないのです。従って免疫の働きを一切抑制せずにアレルギーの症状を楽にしてあげるだけで最後はIgE抗体やIgG抗体やリウマチ関連抗体が作られなくなるのです。これを発見したのは世界で私が初めてなのであります。これを自然後天的免疫寛容と名付けたのです。

リウマチの患者さんの家族の皆様に

 他医院で治療をされていない初期のリウマチは、「風邪よりも治すのが簡単である」と言っても過言ではありません。しかし、私の患者さんは当院に来られる前に間違った現代医学の免疫を抑制する治療を受けて来られる方がほとんどです。従って、私の治療を始めると、間違って受けてきた治療の度合いに応じて、多かれ少なかれ必ずリバウンドが出現し、それに伴い、痛みが増強します。大量のステロイドを注射されたり飲まされてきた人、長期に渡って他の病院でリウマチ治療を受けてきた人は、激しい痛みのために、自分自身の身の回りの世話が不可能になる事態もしばしば遭遇します。

 そのために、私の治療を受け続けるには、絶対に家族の協力が必要となります。ところが、遠方から来られる方や、お年寄りの方の中には、リウマチ治療の困難さを全く理解せずに、すぐにリウマチが治ると思って気軽に一人で受診される方がいます。実際の治療の困難さや、具体的な私の治療法、何より私自身を知ってもらうためにも、初診時には必ず家族の方と一緒に来て下さい。また、患者さんはもちろん、家族の方も私のホームページに記載されている理論とその証拠である手記を繰り返し読み、私の理論と治療法を理解してから来て下さい。

 また漢方薬だけでは絶対にリウマチを治すことは出来ないのです。他の免疫を上げる鍼・お灸・漢方風呂などを総動員して初めて徐々に免疫は回復し、上昇し、最後はクラススイッチし、自然後天的免疫寛容となるのです。

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