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「クローン病手記」

酒井 利浩 40歳 2011年5月10日

クローン病からの完治にむけた手記

 「手術をしたら、もしかしたら一生血液から栄養剤を入れて生活しなければいけないのですか?」2010年5月17日。私は、病室で天井を見上げながらずっと考えていました。翌日18日は、手術の日です。 もし手術をしたら、これで生涯8回目の手術になります。

 (酒井さんは私が治させていただいているクローン病の患者さんの中で手術歴が最も多い方です。手術の回数が5回までの患者さんは何人もおられますが、私との出会いまでに既に7回もされてきたのにもかかわらず、人為的に医者たちによって作られた過酷な運命を粛々と引き受けらておられる姿にまず感銘を受けます。横浜からはるばる私の診察を受けられるたびごとにその感を強くします。これだけの人為的な医原病の苦難を背負いながら、目を輝かせながら満面の笑みを浮かべて受診に来られるたびに、この方は只者ではない人だと印象を持つばかりです。

 私は常に医学者たちの偽善と怠慢と自己保身のための生き方に激しい憤りを感じ、医療界に煮えくり返るような怒りをぶちまけています。ところが患者さん自身がそれまでに受けてこられた間違った投薬と不必要な手術によって、患者さんの苦しみが増えたにもかかわらず、ほとんど全ての患者さんが過酷な運命を多かれ少なかれ背負って耐えておられるのですが、酒井さんほど過去に医者によって押し付けられた不幸を堂々と立派に受け入れている患者さんを今まで見たことがありません。彼の生き方に感動するばかりであります。)

 ●簡単な病気の経過

 1.自分は何の病気なんだろう?

 大学受験時代の頃から腹痛が続きました。高校のマラソン大会でトイレに行くと、便器が真っ赤になりました。下血です。恥ずかしくて誰にも言えませんでした。でも、どこかで身体が異常だろうと近くの肛門科に行くことにします。痔ろうでした。そして、1回目の手術。17歳のときでした。思春期で痔ろうの手術はとても恥ずかしかったことを覚えています。そのときには、まだクローン病とは診断されませんでしたし、私もその存在を知る由もありませんでした。その後も腹痛や下痢、下血は続きます。

 (彼は東大合格者の多いことで有名な進学校に通っていました。彼も日本一名声のある東大一直線を目指して努力していたのです。この努力のストレスに耐えるために副腎皮質ホルモンを出し続け、そのために免疫を抑制したことが、確かにアレルギーを膠原病であるクローン病に変えたのでしょうか?能力のある酒井さんにとっては、受験勉強は大して苦痛であったわけではなかったのです。それではどうして真面目な優秀な若い人に徐々に徐々にクローン病や潰瘍性大腸炎が増え続けていったのでしょうか?化学物質が全ての飲食物に大量に含まれ、体内に取り込まれてしまったからです。酒井さんのように異物を認識する能力が優秀な若い人達は、まず腸管から侵入しようとする異物である化学物質を排除しようとするようになったからです。彼の免疫は化学物質が日本の大地や食べ物を汚染していることを誰よりも早く察知し、腸管はこんな人体に不必要な化学物質を飲食物に入れないでくれと泣き叫んでいたのです。こんな簡単な事実さえも医学者たちは明らかにしようとしないのです。それではクローン病の原因が飲食物に含まれる化学物質であることを簡単に証明してみせましょう。

 クローン病で下痢がひどい時に、食べても吸収されないものですから、水分や糖分や電解質を静脈に点滴します。ときにはIVHといって、中心静脈栄養法とか高カロリー輸液ともいうのですが、電解質や糖質や脂肪やアミノ酸などが入っています。このような輸液を直接静脈に投与している間に、クローン病の全ての症状が消えてしまうのです。なぜならばこれらの輸液の成分には一切化学物質が入っていないからなのです。にもかかわらず医者たちはこのようなクローン病の原因を明らかにする明々白々な事実、つまり飲食物に入っている化学物質が原因であるという事実を故意に無視して原因不明と言い続けるのです。悲しいことです。彼らは患者の病気を治すことよりも、快楽を増やす金儲けのために奔走しているのです。

 言うまでもなく資本主義は全てがお金で動いています。自分の生活を支えるために、さらに豊かな生活を作り上げるために、全ての人が頑張ってお金を稼ぐべきです。しかし正しくお金を稼ぐべきです。目的を果たさないでお金を稼ごうとするのは詐欺と変わりはありません。医者は病院は、患者の病気を治して初めて報酬として金を稼ぐべきです。それが逆転しています。病院の経営のためにがむしゃらに金を儲けようとするどころか、そ知らぬ顔で病気を作って患者の不幸を増大させてお金を稼ぐのは絶対に許されないことです。しかし検察官も弁護士も裁判官も独占的な医療集団にメスを入れることはできません。なぜならば医学知識は医療集団だけが独占しているからです。

 皆さん、どうすれば間違った医療の現実を変えることができるか考えてください。変えない限りいつまでも17歳から40歳までの人生を踏みにじられてきた酒井さんのような患者さんがどんどん増えていくのです。悲しいことです。もちろん私は何も検察官になろうとしているわけではありません。ただ真実を語っているだけです。今はか細い真実の声ですが、いずれ大きなうねりとなり、医者たちの悪事が暴露され、患者の幸せが増えることを祈りつつコメントを書いています。)

 

 そして、浪人して2年後の大学受験の前々日に、急な腹痛に襲われ、病院で診てもらったところ、盲腸の疑いでした。受験が近かったため、激痛を減らす薬をもらいその場はなんとかなりましたが、その後は、すぐに入院、手術したところ、急性腹膜炎と診断されました。もっと遅ければかなり危なかったそうです。その後の私大受験は、お腹にドレーンを6本挿して、膿を出しながら受験をしていました。このときもまだ、クローン病の診断を受けることはありませんでした。

 (17年前は現在ほどクローン病や潰瘍性大腸炎は多くはなかったのです。彼の免疫は化学物質が原因だと警告していたのですが、ヤブ医者は正しい病名も分からず、単純に原因不明の急性腹膜炎と診断したのです。それから徐々にファーストフードや外食が日本全国に増え続け、若い免疫の高い人達にクローン病や潰瘍性大腸炎が増え続け、現在では10万人を超えるといわれています。)

 大学受験や親子関係でのストレスや外に出せない怒りが自分の内側を攻撃していたのかもしれません。病気というのは、先天性の場合もありますが、私の場合は環境的な要因が強かったようです。

 (その通りです。受験勉強によるストレスで副腎皮質ホルモンを増やし続けると同時に、保存剤・防腐剤・色素剤・乳化剤・甘味料などの化学物質たっぷりのファーストフードやレトルト食品を摂取することによって生み出された病気なのです。先天性について言えば、彼の免疫の遺伝子は異物を認識する能力が優秀であったからです。)

 

 その後の大学生活もガスや膨満感は続きましたし、下痢や下血も頻繁にありました。社会人になってからは、電車に乗ってからもトイレが近くて不安になり、それがまた腸に負担をかける悪循環になりました。もちろん友人関係や人とお付き合いするにもガスが爆発的にでるので恥ずかしくて思い切った活動がしたくてもできない状態も続きました。引っ込み思案にもなっていきます。

 

 社会人生活になると、何度かお腹が急激に痛くなることがありました。診断を受けると、胃潰瘍や十二指腸潰瘍で、薬を飲んですませていましたが、まだ痛みがおさまるわけではありません。

 

 27才のときに、病院の健康診断で血沈の値がかなり高くなりました。これまでも高かったのですが、血沈は、インターネットで調べてもよくわからなかったので、ほっておいたのです。しかし、会社で健康診断結果について診察を受けるよう薦めもあって、初めて専門的な病院で診断してもらうことになりました。初めて腸のレントゲンをとりました。(初めはどんなものかが不安なため、痛みが強かったです。)写された結果を見ると、食べ物が通ることができるの?と思うぐらい腸が細くなっています。驚きました。

 (化学物質と結びついたタンパク質を、IgG抗体を用いて腸管から排除しようとして、腸の粘膜に繰り返し炎症を起こし続けたために、修復できずに正常な腸管の粘膜の構造が構築されず、いつの間にか変形をきたし、その結果腸管が狭窄してしまったのです。)

 まだ、その病院では診断がつかず、初めて大学病院で精密検査を受けることになりました。そこで初めて、クローン病と診断されました。おそらく診断がついたときはこのときですが、クローン病の症状からすると17歳の痔ろうのときからスタートしていたように思います。ここまでの約10年間。痛みとともに生きてきました。これまで何が原因なのだろうと頭を悩ませていたことが、診断がついたことで自分の状況が理解できたことです。自分の症状についてどのように対処すればよいかが分かりました。理解できた反面、急に病気の症状が早くなり始めました。その後に立て続けに入院、手術を繰り返すことになりました。これは心の問題だと思います。

 (これだけ悩まされてきたにもかかわらず、彼は淡々と自分の症状を述懐しています。頭の良い酒井さんですから、自分の感情を交えずに客観視されていることに敬意を感じざるを得ません。病気のために彼のような優秀な人物が自分の才能を充分に実現できなかった不満を一切医者のせいにしないのは見上げたものです。)

 2.クローン病と診断がついて

 

 「クローン病」初めて診断名を聞いたときは、何が何だか分かりませんでした。尋ねてみると難病指定を受けていて、現代の医療では、治療できないものだと話されました。

 (この世に難病などはありえないのです。どんなつもりでお偉い医者たちは難病と指定するのでしょうか?第一、病気の定義さえもできない医者たちに、さらに“病”の上に“難”をつけて悦に入っている医者たちに聞きたいのです。『何が“難”つまり難しいのですか?』と。彼らはすぐに答えるでしょう。『治すのが難しい』と。私は言い返したい。『あなた方が治した病気がどこにあるのですか?』と。『病気を治す手段を持っているのは患者さん自身が生まれつき与えられている免疫だけでしょう?免疫がなければ絶対にあらゆる病気は治らないでしょう?しかもあなた方は治す事が難しい難病と言いながら、唯一病気を治してくれる免疫を逆にいじめているのはあなた方でしょう。

 一体あなた方は医学を知っているのですか?あなた方は医学と称してお金儲けの手段にしているだけでしょう?医学の論理を何も知らないのではないでしょうか?でもあなた方は東大や京大を出た頭の良い人達だからそんなバカではないでしょうから、他に難病指定する意図があるのでしょう。お金儲けでしょう?でも患者の病気を治さないどころか、病気をさらに深刻にしてお金を儲けて何の楽しみがあり、何の生き甲斐があるのですか?』と、私は大声で反論したいのです。病気を治すのは患者さんの免疫だけなのです。医者でも薬でも絶対にないのです。ただ本当の難病があります。それは遺伝病です。これこそ神の不在を物語る悲しい真実です。遺伝病は生を受けた最大の人間の不幸であります。この遺伝子病の遺伝子を変えることができれば、それこそノーベル賞を100個もらってもまだ足りないぐらいです。ところが残念なことに、仮に一時的に遺伝子を変えることはできても、必ず修復する遺伝子があるので、遅かれ早かれ遺伝子は修復されてしまい、持って生まれた遺伝子に戻ってしまうのです。さらにもし自由に遺伝子を変えることができるとなれば、恐ろしい世界が生まれてしまうことでしょう。皆さん想像してください。あなたはあなたでなくなってしまうのです。遺伝子は絶対に変えてはならないのです。と同時に変えることは絶対に不可能なのです。

 

 私は京大出身ですが、我が母校の医学部で山中伸弥教授が拒絶反応を起こさないiPS(多能性幹細胞)を作ったと華々しく喧伝し時代の寵児となっています。私は以前から私のホームページで山中教授のiPSを大いに批判しております。遺伝子を変えようとする愚かな行為はやめるべきだと常々述べております。人間の遺伝子を操作することは放射能を操作することと同じく、人知を超えた神の領域なのです。実はiPSも拒絶反応を起こすことが証明されたのです。1~2週間前に“iPSも拒絶反応を起こす”というニュースが一斉に報道されました。アメリカのカリフォルニア大学のサンディエゴ校の教授が明らかにしたのです。

 iPSはご存知のように自分の線維芽細胞を取り出して、その細胞に癌遺伝子をはじめとする4つの遺伝子を入れて多能性幹細胞(iPS)といわれる新しい細胞を作り上げ、この新しい細胞を心筋細胞や神経細胞に変えることによって、自分の体内に戻し心筋梗塞や切断された脊髄を取り戻せるという触れ込みで山中伸弥教授は脚光を浴び続けています。

 実はES細胞(胚性幹細胞)といって、本当に全ての人体の細胞に分化できる万能細胞が以前から研究されていました。その第一人者は同じく京大の中澤憲夫先生でしたが、ES細胞は流産したり中絶された胎児の胚細胞から取り出されるものでありますが、このES細胞からできた心筋細胞や神経細胞を、他人の心筋や神経に入れると必ず拒絶反応が起こるという事で、拒絶反応が起こらないとされていたiPSが作られてから全く無視されてしまいました。ところがiPSも拒絶反応が起こるという事がわかり、山中教授の間違いが実証されたのです。

 なぜ自分のiPSに対して自分の免疫が拒絶反応を起こすのでしょうか?答えは極めて簡単です。私が説明してあげましょう。山中教授は自分が作り出したiPSのMHCⅠ遺伝子も変えてしまったことに気がついていなかったのです。なんと愚かなことでしょうか?彼はカリフォルニア大学の先生に指摘される前に、いやそれよりももっと前に、iPS細胞を作るときに自分が自分であるという旗印であるMHCⅠ遺伝子も同時に変えてしまったことを知るべきであったのです。こんな初歩的な実験もできなかった山中教授の学者ぶりに対して大いなる失望を感じざるをえません。彼は功を焦ったのでしょう。

 もともと線維芽細胞からiPSを作ったからといって、線維芽細胞のどの遺伝子を変えたのかとか、どのようにして遺伝子が変わったのかは全く確認されていないのですから、彼はiPS細胞を公表すべきではなかったのです。しかも大部分のiPSといわれるものは実は癌細胞に過ぎなかったのです。ひょっとすれば彼は、iPSも拒絶反応を起こすという事を知っていたかもしれません。とすれば、まるで人間クローンを作ったと喧伝した韓国のソウル大学の黄先生と同じような間違いをしてしまったようです。人間クローンなどというのは簡単に作れるものではありません。内部告発により人間クローンの実験の全てが捏造されたものであることがバレてしまったのです。黄教授は韓国の第一号のノーベル賞を授与される学者だとまで持ち上げられていたのですが、最後は彼は学会から完全に追放されてしまいました。

 遺伝病を持って生まれた人達の、遺伝子を変えて正常な普通の人間になりたいと思う気持ちは痛いほどに分かります。さらに若くして心筋梗塞になったり、交通事故で脊髄を切断されたりした人の苦しみも理解できますが、それでも皆さん、思い返してください。人類の歴史はせいぜい200~300万年といわれています。38億年という生命の進化の中で作り上げられた遺伝子を簡単に変えることができると思いますか?遺伝子の全貌も何一つ明らかにされていないといえるのにもかかわらず、遺伝子を変えたり触ったりしているのは、まるで医学者が遺伝子をもてあそんでいるようなものです。大脳皮質がチンパンジーよりも少しばかり優れているからといって、金儲けのために遺伝子を変える愚挙は傲慢以外の何者でもありません。遺伝子はそれこそ神から与えられた不可侵の絶対的存在です。不完全極まりない欲に凝り固まった人間の大脳皮質で操作してはならないのです。)

 ショックでした。全ての不幸を一心に背負ったような感じになりました。初めて「赤い」薬であるペンタサを飲みました。魔法のように効いた記憶があります。

 (病気は免疫と異物との戦いであり、免疫が異物を認識しその異物を処理しようとする免疫の神々しい戦いであるがゆえに、病気は良いことなのです。免疫が元気良く命を守ろうとして戦っている証拠であるからこそ、病気は良いことなのです。敵が何であるかを明確にするのが医学であるべきなのにもかかわらず、医者たちは愚かにも金儲けのために、命の泉である免疫をやっつける仕事に専念して、無知なる一般大衆の弱みに付け込んで密かにお金を儲けてほくそ笑んでいるのです。悲しい悲しい悲しいことです。口では“免疫こそ命を守る”と言いながら、舌の渇きもせぬうちに、まるで掌を返すように免疫をいじめだす医者たちに激しい怒りを感じざるを得ません。

 膠原病を起こす免疫の敵が化学物質であるという事が分かっているのに原因不明だと言い続け、ますます薬という名の大量の化学物質を入れ続けて、患者の不幸を拡大再生産させて医者の仕事を増やし続ける無情な医者に対して激しい憎しみさえ感ずることがあります。大不況でも間違った医学を闊歩させ、大儲けし続けている医療界の現状をあなたたちはどうお考えでしょうか?病気を作ることに専念し無限に病気を増やしていく医者や病院が栄え続けることに、何の不思議も感じない一般大衆の無知も仕方のないことでしょうが、どうしたら医者の責任を追及できるか、皆さん考えてください。)

 当時は6錠でしたが、下痢やオナラが以前と比べ物にならないぐらいに少なくなったのです。こんな薬があるなんて、と思いました。一方で、こんな薬を毎日飲んでも大丈夫かな、という心配もありました。

 (医者たちは自分たちに不利な情報は一切患者には伝えません。治さなくてもお金が稼げる社会保険制度に安住し永遠に儲け続けようとしています。アメリカの製薬メーカーや医学が主導するグローバルな医薬業界においては、ペンタサが患者にとってどんな不利な薬であるかを説明するはずもありません。一時的には命を守る免疫を抑え込むことで症状は見掛けは良くなっているのですが、それは一時的に免疫の遺伝子を変えているだけで、必ず薬をやめると免疫の遺伝子の修復が起こり、激しい症状に耐えられずに何回も手術を繰り返さなければならなくなってしまうのです。

 私が山中伸弥先生が遺伝子を変えてiPSを作って喜んでいる姿を神に対する挑戦であると言い続けるのは、一時的には薬や遺伝子操作で人間の遺伝子を変えても、必ず遺伝子の修復を行われることによって苦しまなければならない患者を延べ何十万人も診てきたからこそ確信を持って言えるのです。全ての薬は遺伝子の命令を変えることによって見掛けは良くなります。ステロイドは人間の遺伝子の20%に影響を与え、遺伝子の発現を変えてしまいます。とりわけリンパ球などは変えられてしまった後、リンパ球の幹細胞がアポトーシス(自殺)を起こして激減してしまい、永遠にリンパ球が正常な数に戻ることはないのです。この事実も患者さんから教えてもらったのです。ステロイドによって自殺してしまう幹細胞は何もリンパ球だけではありません。全ての細胞の遺伝子が異常になり、210種類からなる人間の細胞の全てが減っていき、ステロイドの投与があるレベルを超えると、細胞の機能が果たせなくなり、訳の分からない遺伝病を引き起こし、ときには多臓器不全で死に至ることもあるのです。

 このような事実を世界で誰よりもよく知っているので、遺伝学をさらに深く勉強し、遺伝子を変えてはならないという事に気がついたのです。医者の都合で患者の一瞬の快楽のために遺伝子を変える薬は絶対に使ってはならないのです。ペンタサを長期に使ってくる人達も必ずリンパ球が減っています。リンパ球は簡単に数えることができるのですが、他の組織の細胞は数えることはできません。しかし原理的にはリンパ球の幹細胞を殺す薬の全ては、同じように様々な幹細胞の自殺を招いているのです。正常な細胞の殺すような薬がどうして使われるのか、皆さん理解できますか?薬は一時的には快楽をもたらす麻薬に過ぎないのです。麻薬を売り買いしたり使ったりすれば犯罪になるのに、なぜ薬の使用は犯罪にならないのか私には理解できません。誰か説明してください。)

 そのときに通っていたのは内科でした。内科では、薬以外には鼻からチューブを通して栄養剤を入れる練習と食事についての教育入院をすることになります。  私は、エレンタールを飲むのが苦手で、何度か経口でチャレンジしたものの 鼻からチューブを入れるほうが楽でした。食事指導も受けました。ほとんど食べてはいけないものばかりで、「何を食べればいいんだ!」と嘆いたものです。

 (医者たちはなぜ食事がダメなのかについて一言も説明しません。現代の治療医学が実はエセ科学であることの証拠の一つです。証拠も無しに人間の栄養を供給してくれる食事を摂ってはいけないという根拠はどこにあるのでしょうか?しかもエレンタールは摂ってもよいという根拠はどこにあるのでしょうか?エレンタールも原料は食べ物であります。なぜ源は同じなのに、食べ物は食べてはいけないがエレンタールは良いというのでしょうか?これもおかしな話です。本当は“一切化学物質の入っていないエレンタールはよい”と言えばいいのですが、そんなエレンタールを作ることができるでしょうか?無理です。要するにクローン病の症状は食べ物に含まれる化学物質を排除しようとする正しい免疫の働きなのです。誰もそのことに気がついていないのです。医学が算術に堕落した一つの証拠です。クローン病の患者も潰瘍性大腸炎の患者も、好きなものは全て食べて良いのです。化学物質の入っていない飲食物は何もないのです。ただ化学物質が多すぎるファーストフードは症状がひどくなるので避けたほうが良いとアドバイスしておきましょう。エレンタールも摂取したければしてもよいのです。脱水症状や下痢や出血で瀕死の状態にならない限りは何もクローン病を恐れることはないのです。IgGの世界であるクローン病をIgEの世界であるアレルギーに変え、さらに自然後天的免疫寛容を起こせばあらゆる化学物質と共存できるようになり、クローン病も潰瘍性大腸炎も治ってしまうのです。

 しかし最後に一言述べておきます。免疫を抑えるのは医者の出す毒薬だけではありません。患者さん自身の心であります。一つ面白い患者さんの話をしてあげましょう。例の如く、遠路はるばる東京から来たクローン病の患者さんがいました。彼は私の理論を理解し、私の診察を受けにきました。私は彼に言いました。病気を治すのはあなたの心ですよ。副腎皮質ホルモンを出し続ける心の持ち方や生活の仕方は変えなさいと告げました。まず第一にしてはならないのはオーバーワーク、オーバースタディ、睡眠不足、不規則な生活、複雑な人間関係に巻き込まれること、人を妬んだり嫉んだり、憎んだり怒ったりすることをしてはいけないと告げました。実は一番大事なことは、お金を稼ぐために職場で真面目に上司の命令に従って仕事をしすぎて命まで奪われてはならないと告げました。出世は考えるな、欲を持ちすぎるな、現状を受け入れること、なども話をしました。その患者は何回か来たあとパタッと来なくなりました。ところが1年後に突然電話がありました。私は驚きました。どうして電話してきたのと聞きますと、彼曰く、クローン病は私自身で治しました。先生の言うとおりに心を入れ替えました。すると自然と全ての症状が消えてしまったと。ところがホームページに書いた“メニエール氏病がヘルペスで生ずる”ということを読んで分かったので、ヘルペスの薬が欲しいという事で電話してきたようです。つまり心のストレスがなくなることによって、免疫が上昇しクローン病が治ると同時に、内耳神経のブランチである前庭神経と蝸牛神経に潜んでいたヘルペスを彼の免疫は見つけだして攻撃し始めて、メニエール氏病になったのです。このメニエール氏病も抗ヘルペス剤でよくなったようです。そのときに彼に自分の心でクローン病を治したという手記を書いてくれと頼んだのですが、まだ彼の手記は残念ながら届いていません。膠原病を治すのは漢方薬でもなく医者である私でもなく、自分の心であるという素晴らしい証拠になったのに残念ですが、彼の手記を心待ちにしているところです。)

 退院後は、弁当におにぎりと多少の魚ぐらいで外食も控え、あとはエレンタールを飲んだり、家に帰ったら寝ながら鼻から栄養剤を入れる毎日でした。外で人と食事もできないので、だんだんと孤独になり、エレンタールを嫌々飲むため、栄養はとれてはいるものの元気な感じにはなれませんでした。食事のスタイルはそんなにすぐには変えられるものではなくエレンタールに飽き始めると、これは食べても大丈夫かな、と大丈夫なものは食べ始め、大丈夫になれば次のリスクが高いものと最後にはリスクの高いものばかり食べるようになり抑えがきかなくなります。そして、症状が悪化して入院の繰り返しです。

 (何年も医者の間違ったアドバイスにより、最も楽しむべき食生活を犠牲にせざるを得なかった彼の苦しみはよく理解できます。リスクが高いなどと書いていますが、症状が出やすいという意味で書いているのかどうかわかりません。ただエレンタールは栄養の成分が多く、普通の食べ物よりも化学物質は少ない傾向がありますが、患者によってはエレンタールでも症状が激しく出ることがあります。しかし腸管が狭窄している人にとっては、エレンタールは消化吸収しやすいので、エレンタールを摂取しているときは腸の違和感や激痛は少なくなるのです。)

 

 ある時は、内科で2ヶ月間エレンタールで絶食して、1ヶ月で8分粥まで食べられるようにして退院することもありました。退院してもやはり食事と仕事のストレスが原因ですぐに痛みが増してきます。特に腸がせまくなった所はそのままなので、何か食べ物がそこを通るたびに違和感や激痛が走ります。一時期はCRPが8.0を超えて、ふらふらになって倒れそうになったこともありました。

 (CRPが8.0というのはそんなに高い値ではありません。私が知っているクローン病のCRPの最高値は33でした。しかしCRPが33でも腸管破裂もなく、腸管穿孔もなく腹膜炎もありませんでした。全国から重篤度がピンからキリまでの潰瘍性大腸炎やクローン病の患者さんが私を訪ねてきてくれます。1時間値の血沈が200を超えて血沈棒で計ることができない膠原病の患者も見たことがありますが、生命にはまるで関係ありませんでした。私が常に“医者が患者を殺さない限り人間は病気で死なない”という確信を持つことができたのも、延べ何十万人の重篤度の高いあらゆる病気の患者さんを診てきたからです。医者である私は今まで患者を殺した経験はないが故に、死なない限り病気は自分で治せるという確信を得たのも患者さんからであります。患者の皆さん、私に最高の教科書を提示してくれて本当にありがとうございます。あなた方が示してくれた生身の人間教科書を武器にして、私はあらゆる病気を治すことを誓います。本当にありがとう。)

 そんなときには、ステロイド剤を処方されます。ステロイド剤は、効き目は抜群ですが、先生に教えてもらったり、本を読むと、副作用がひどく出るとのことであまり使いたくはありませんでした。これだけの痛みを抑えるためには、仕方なく服用することにしました。

 (ステロイドは最高の麻薬です。全ての免疫の働きを一挙に停止させ、一瞬にして腸管の幸せを一気に回復してくれます。まさに麻薬です。しかし禁断症状を覚悟しておかなければなりません。ステロイドを大量に使えば使うほど、一挙に病気が治ったように見られるものですから、とんでもないステロイド治療が横行しています。パルス療法といわれる治療法です。1日で1000mg~1500mgのステロイドを3日続けるのです。するとあらゆる病気の症状は一挙に消えてしまいます。人は1日に副腎皮質で5mgのステロイドを作っています。このステロイドの200倍~300倍を1日で入れるのです。このようなパルス療法の根拠はただ一つ、免疫の遺伝子を一時的に一挙に変え、全ての症状をそのときだけ除去してくれるという以外に何もありません。何も病気を治すためではないのです。同時に免疫の遺伝子以外の他の全ての遺伝子も変えたりすることにより生まれる副作用については一切考慮していないのです。なんと恐ろしい療法でしょうか?この療法を80大学の医学部で堂々と白昼行われているのです。まさに医原病の最たる療法がパルス療法なのです。パルス療法などというのは絶対絶対してはならないのです。一度パルス療法をやると病気は治らないのです。後で訳の分からない遺伝子病が出現してくるのです。このパルス療法もアメリカ医学が発祥の地です。アメリカの医学がやれば、日本の医者も怖がらずに同じ治療を行ってしまうのです。悲しいことです。)

 

 こうして、何度かの痛みに我慢はしながら、半年間は鼻からチューブをして会社に通ったこともありました。背中にボトルの入ったリュックを背負い、満員電車に乗ったりもしていました。心無い人には、満員電車の中でいやがらせやあからさまに嫌な顔をされたこともあります。確かに、鼻からはブルーのチューブをしていてそれを肌色のテープで押さえてその上からマスクをしていたので、その姿は明らかに異様でもありましたから、仕方なかったかもしれません。こんな日常生活を送っていては喜びもありません。ただただ、痛みを我慢して鼻から栄養が送られる。ロボットのような毎日が続くだけで、何のために生きているのかがよくわかりませんでした。QOL(クオリティーオブライフ)をあげるために何ができるだろうと選択肢を探したときには、当時はオプションとしては外科手術しかありませんでした。

 (皆さん、酒井利浩さんに会いたいと思いませんか?まるで病気を医者に作られるために生きているような生活を23年間も続けてきたのにもかかわらず、このような文章を淡々と書けるのです。会えば彼がなんて素晴らしい男かもっとわかるはずです。このような生活を強いられてきたにもかかわらず、彼の表情には一切の苦痛がないのです。声も明るく元気で常に瞳を輝かせています。ロボットのような毎日が続くだけで何のために生きているのかよく分からない、どころではありません。横浜から当院に来るたびに嬉々とした表情で私と会ってくれます。手記の後半にどのようにして彼が肉体の病を心で乗り越えたのかはお分かりになると思いますが、そのときに改めて色々とコメントをしたいと思います。)

 3.外科手術の選択

 

 手術は痛みが伴うため、できるだけしたくはなかったのですが、外科手術をすれば食事は美味しいものを食べられて普通の生活に戻ることができる、という体験者の記事を読んで、しぶしぶながらに決断することにしました。手術は、横浜のクローン病の外科手術で有名な当時の横浜市立大学付属の病院に通うことになりました。急性腹膜炎以来の外科手術でしたが、8箇所ほどの狭窄形成術を行ない、手術後はこれなら殺して欲しい、と思うぐらいの痛みを感じました。しかし、その激痛も1週間を超える頃にはおさまり、2週間目にはおかゆを食べることができるようになります。

 (私は膠原病の全てを治せる自信があるのですが、彼のように手術をしてしまいますと、切除してしまった腸管を元に戻すことができないのが残念です。外科医の仕事は切ることですから、どうしても本能的に切ることを早くしたくてうずうずしているものです。切ったり貼ったりすることが腕の見せ所ですから、クローン病がどうして起こるのかについては興味がないようです。つまり免疫学には興味がない外科医が多いのです。仕事がなければ飯の食い上げですから、どうしても切りたがります。しかし切れば元に戻らないことをもっと考えてもらいたいのです。人は正しいことをやるよりもまず食べるためのお金を儲けることが肝腎ですから、どうにもなりません。残念です。)

 

 人間の力の神秘を感じました。それからは、外科手術をしてしばらくは順調ですが、またすぐに悪くなることの繰り返しです。外科の先生は、とにかく切れば症状が軽減するため狭くなったところは切るのですが、切ってつないだところから狭くなるという繰り返しでした。私は小腸大腸型だったため、小腸と大腸のつなぎ目のあたりが頻繁に狭くなりました。

 (クローン病や潰瘍性大腸炎で行われる手術も結局は全て麻薬と同じなのです。腸管の上皮での化学物質と免疫の戦いが根本的に収束しない限りは、一時的に戦場を切り取っても新たなる戦場が出現しますから、いたちごっこになってしまうからです。しかも切り口を吻合する必要がありますから、その吻合部周辺にまたまた化学物質と免疫の戦いが起こりますから、切り傷がさらに治りにくくなり、新たなる症状が増えるだけなのです。にもかかわらず外科医は切ることが楽しいので、まるで患者のことはそっちのけで病気そのものを治すことに全く関心がいかないのです。人間の腸管の手術を自分の外科医としての技量を磨く機会に変えてしまっているだけなのです。患者の腸管が手術後どうなろうが、まるで気にかけていないのです。悲しいことです。)

 

 そうして外科手術を繰り返すうちにいつしかストマ(人工肛門)まですることになりました。ここで小腸機能障害と直腸機能障害で障害等級が3級になりました。さすがに人工肛門になったときはショックでした。手術前に、選択肢の一つということで人工肛門になるかもしれない、という提示を受けました。多分大丈夫だろうと思っていたら、麻酔あけにお腹にしっかりとついていたのです。正直にいうと、私の人間として保っていたプライドが崩壊した瞬間のように感じました。それからは、人に対しても便の臭いなどが気になり、人間関係に対しても消極的になりました。

 (彼の手記を読めば読むほど、医学や医者や病院が病気を作っている証拠をまざまざと見せつけられているような気がします。いつも間違った医療を受けてこられた患者さんを初めて診るたびに思うことですが、『なぜ早く俺のところに来なかったのか、なぜ手術する前に俺のとこへ来なかったのか!君の病気を治してあげるのに。治るのに、残念だなぁ』と。私の存在を日本中に、いや世界中に知らせるために、このようなホームページだけにとどまらず、あらゆるマスコミを利用し、本をどんどん出版してくださいと頼まれるのですが、医学界が医者が怖くてまだまだ決断できません。死ぬ覚悟ができたときに、このホームページから抜け出て真実を全世界に堂々と知らせることができる日を祈っています。それまでは隠忍自重し雌伏しながら私の理論を理解し、当院に受診された難病の患者さんを完治させ、治る証拠をさらに増やしていきたいと思います。既に私の子供たちも2人が医者になり、私の医療を受け継いでくれることを期待しながら努力を続けることを誓います。)

 

 そんなときでも助けてくれたのは友人たちです。ずっと人の集まる温泉などにいくのをあきらめていたのですが彼らが私の人工肛門の姿をみても何も言わないでいてくれたことがとても救いになりました。

 (彼の友達は異様な見たこともない人工肛門をつけている酒井さんの姿を見て、遠ざけるのではなくて受け入れてくれたことに対して、彼はホッとしたことでしょう。友達が優しく彼の病気を受け入れてくれたからといって、彼の病が治るわけでもないし、状態は何も変わらないのですが、酒井さん自身が心から自分の病気を拒絶したいという気持ちがある限りは、友達が受け入れてくれたことが大きな慰めとなったのでしょう。

 ここで私の20年に及ぶ鬱の経験から得た友人の定義をお教えしましょう。人間は本当に苦しんでいるときに、その苦しみが解決されない限りは、友がいかに受け入れてくれようが慰めてくれようが、自分の苦しみの根源が本当に解決しない限りは何の意味もないという事です。自分の苦しみを自分で受け入れない限りは、つまりおとしめられた自分の状況を当たり前のこととして受け入れない限りは、友の言葉や態度はうつろに響くだけであるということです。つまり自分の心が受け入れがたい状況を受け入れることができて初めて苦しみが普通になるのです。言い換えると、友人は自分の心にあるものであって、人に求めるものではないということです。この結論は今なお私の心に生き続けています。言い換えると、“神は自ら助くるものを助くる”という金言が今なお私の心に生き続けています。どんなに優れた友人も自分ではないからです。)

 また、当時付き合っていた彼女が、私のことを全面的に受け入れてくれたこともありがたかったことです。自分だけが気にしていて、人は気にしていないのかもしれない。そんな風に思えました。

 (酒井さんは頭が良くハンサムで心も綺麗で明るく、この上もなく申し分のない人でありますから、素晴らしい女性たちが彼を取り合いしてもいいぐらいの人です。それでも間違ったクローン病の治療により、人工肛門をつけているというハンディキャップが彼の頭にこびりついて離れなかったのでしょう。先ほど述べたように、人は自分自身をありのままに受け入れて初めて、他人が自分を受け入れてもらえる資格を持つものです。コンプレックスを持つ限り、自分と他人との関係は常にギクシャクするものです。)

 人工肛門は、ケアが面倒くさいですが、慣れれば食事も比較的自由になり、生活が楽になりました。

   

 しかし、それで調子に乗ってしまったのでしょうか。通常、人工肛門をしていると便は人工肛門から出るはずですが、あるときに、お尻からオナラが出始め、やがては便が出始めるようになりました。そして、検査をしたところ、腸と腸が癒着して穴が開いたことが分かったのです。これもまたショックでした。

 

 (何も彼が調子に乗って腸と腸が癒着して、いけいけになったわけではありません。クローン病自身が治っていなかったので、腸に穿孔ができて、たまたま隣接する腸に炎症が波及しただけのことなのです。腸の炎症は皮膚に波及することもあり、腸と皮膚がいけいけになる症例はいくらでも見られます。とどのつまりは、人工肛門をつけたからといって、クローン病が治った訳ではなかったのです。)

   

 そして、先生に尋ねたところ、外科手術で取り除くしか方法がないと言われました。しかし、これまで7回の手術を重ねてきて、レントゲンを見ても残っている腸も多くが狭窄しています。単に、腸と腸の癒着した穴を取り除くだけではなく、大幅に腸を手術して切り取らなくてはいけない。先生に聞くと、手術以外には選択肢はないといわれました。手術をすると腸はおそらく1m20cmを切るか切らないかぐらいの長さしか残りません。短腸症候群となって、もしかすると一生経管栄養で過ごさなくてはならなくなるかもしれないという危険性もありました。

 (7回も無駄な苦痛な手術を繰り返してきたにもかかわらず、現代の医療の誤りに対して憤りをまるで感じていないところが、彼の人の良さであり、いかなる人生も自分の責任であると覚悟しているからです。無知こそ仏心であるという皮肉な言い方はしたくありませんが、彼に代わって私は正義の怒りを感じます。患者が無知であり、その結果仏になることは許せますが、クローン病の専門家である医者が無知であることは絶対に許せません。

   

 専門家集団は常に自分たちの専門家業界の利益を守るために真実を隠蔽したがります。しかも例えば医者の専門家集団はその医療界の利益を守るために、学会のボスに支配された一糸乱れないヒエラルキーを形成します。乱してしまうと専門家集団からつまはじきにされてしまい、出世はおろか食べていけなくなるからです。それでは私は一体何者でしょうか?私は何もクローン病の専門家でもありませんが、クローン病をはじめとする全ての膠原病を治す事ができるのです。なぜそんなことができるのでしょうか?それは製薬メーカーに支配された利益集団にはじめから自分から進んで村八分にしているからです。それでは私は何をよりどころに生きている医者でしょうか?答えは簡単です。利益ではなくて真実を食べて生きている医者です。自分自身を村八分しているのにどうして食べていけるのでしょうか?これも答えは簡単です。真実を求める患者さんが日本全国、いや世界に散らばっているからです。真実を解き明かし、真実を実行すれば、飯は簡単に食べられます。

   

 さてこの話を別の視点から語ってみましょう。大衆は無知で愚かで勉強したがりませんから、専門家は自分よりも偉いと思い込み、専門家集団は常に真実を語っていると簡単に洗脳されてしまいます。専門家集団が正しいかどうかは誰が決めるのでしょうか?ここが常に問題なのです。資本主義は金が全てを支配します。今のところアメリカが一番金を持っていますから、全ての分野で世界を支配していますが、そのうちに中国が取って代わるでしょう。中国をトップにならせまいとアメリカは躍起になっていますが、残念ながらアメリカは世界の覇権を中国に引き渡さざるを得なくなるでしょう。さらに金ほど快楽をもたらすものは他に何もありません。金が権力と結びつくと怖いもの無しです。こんな世界に真実が入り込む隙間は何もありません。こんな簡単な真実さえ大衆は考えもしませんし、思いもよりません。このような真実は全ての分野に通ずることでありますが、医療の分野でも同じことが行われていることに患者は全く気がつきません。民主主義は本来、利益だけで動かない正義と真実に基づいた社会を作り上げるために生まれた制度であるはずだったのですが、一般大衆が自立した個人でないので、民主主義のあるべき機能が果たされていないのが悔やまれます。資本主義が民主主義をはるかに凌駕しているので、金が民主主義を支配しているので致し方のないことかもしれません。

   

 世界を震撼させている福島原発の事故はどうして起きたのでしょうか?やはり金儲けです。高木仁三郎や安斎育郎先生をはじめとする、様々な反原発を唱えた先生方は長い間冷や飯を食わされ続けました。しかし彼らは正しかったのです。といっても、既に日本中に放射能を撒き散らしている福島原発事故はどうにもなりません。確かに枝野官房長官がまるでキャッチフレーズのように言っていますが、『ただちに健康被害はない』と。その通りです。放射能は今は問題はないのです。この放射能が人体に侵入し、内部被曝が続けられ、人間の遺伝子を変えてしまい、様々な癌を引き起こすのみならず、様々な訳の分からない遺伝子病を作り上げるからです。とどのつまりは、38億年という神と言っていい長い時間に進化して徐々に徐々にDNAの塩基の組み合わせを変えることによって、徐々に徐々に作り上げた最高の遺伝子を短時間に放射能は変えてしまうことが問題なのです。つまり本当の遺伝子病を作り上げてしまうからこそ問題なのです。しかもどのような遺伝子病が出るか分からないからこそ、子供やこれから先子供を生む若い女性が恐怖を感じるのは当たり前のことなのです。

   

 ここでステロイドと放射能汚染との関係を考えてみましょう。今述べたように、放射能は遺伝子そのものの配列を変えてしまうので、ステロイドの影響よりもはるかにはるかに怖いのです。ステロイドは人間が持っている遺伝子の配列を変えるのではなくて、その遺伝子の配列にコードされている設計図の発現を止めてしまうことによって、様々な副作用を引き起こすのです。この副作用に対応するために私は25年を費やしてきたのです。ステロイドはただ単に遺伝子を発現するために絶対に必要なDNAをRNAに転写する仕事を変えてしまうだけなのです。ところがステロイドの量が多く長期に渡ると、ステロイドはあらゆる細胞の核に入り込んでその細胞を自殺に追いやってしまうのです。その結果、あらゆる臓器に異常が起こったりすることがあるのです。この異常を取り除くために、一切ステロイドを用いずに、アレルギーや膠原病の患者さんの細胞の遺伝子を回復しようとするのに25年間費やし、他の医者が知りえない病気の真実を知りえたのです。その間、ステロイドで変えられた遺伝子を修復する患者の苦しみと対峙してきたのです。このような患者の苦しみを治療してきた末に最後に出た結論は、遺伝子の働きや遺伝子の発現を薬で変えてはならないという厳粛な真実です。さらに免疫の遺伝子は人体に侵入した異物を正しく処理して、あらゆる病気を治してくれるということも見出したのです。異物を免疫は殺すか排除するか封じ込めるかの3つの方策で病気を解決してくれることも分かったのです。

   

 病気を治すのは医者でも薬でもなく、ただただ免疫の遺伝子が全てを解決してくれるのです。治療のために遺伝子を変える医学の研究などは不必要であるということも分かったのです。ましてや遺伝子操作などというのは、人間の人知をはるかにはるかに超えた傲慢な誤りであるとも分かりました。今をときめく京大の山中伸弥教授のiPS研究も直ちにやめるべきです。なぜならばiPSも拒絶反応があるということが分かったからだということは既に述べました。同じように全ての原子炉も直ちにストップすべきです。生活のレベルが落ちても何も幸せがなくなるわけではありません。不便さが増えても未来の子供たちの遺伝子が変わることの方がはるかに不幸です。誰がその責任を取るのですか?誰も取れないでしょう。責任を誰も取れない行為は全てストップすべきです。

 医学の研究は、免疫の遺伝子を解明することは許されても、変えてはいけないのです。しかしながら毎日毎日新聞紙上に載ることは、無理やり遺伝子を変えることと病気を治すこととを結びつけて、実は治らないのに金を儲けることしか考えていません。マスコミも何の知識もないのに、あり得ようもない病気の治療を学者の言うままにはやし立てて、一般大衆をだまくらかしているだけです。残念です。この世に免疫の遺伝子が治せない病気は何一つとしてないのです。免疫の遺伝子よ、万歳!)

 

 インターネットでろう孔が自然治癒した例がないかを探しまくりましたが、見つかりませんでした。

   

 (私が治しています。いや私のクローン病の患者さんのろう孔は、クローン病が治ることで自然に消えていきます。何も難しいことではありません。医者たちの薬がクローン病を治せなくし、ろう孔も治せなくしてしまっているのです。訳の分からない理屈を並べあげ、患者さんの免疫を犠牲にし、患者さんに幸せを奪い取り、へらへらと嘘をつきまくり、何の自責の念も感じずに恥ずかしげもなく間違った医療をやり続けてお金を稼いでいることに、一体何の医者としての生き甲斐があるの?と私は問いかけたいのです。

 一介の開業医である私のできること、つまりクローン病を完治させることが、東大や慶応大学のクローン病の専門家がどうしてできないのでしょうか?彼らはアホな医者ではないはずですから、ひょっとすれば彼らは本当にぞっとするような極悪人か、それとも人の心を凍てつかせるような天才的なペテン師かのどちらかであるかと思わざるを得ないときがあります。こんな素敵な酒井さんの体に7回もメスを入れて、不具者同然に人為的に仕立て上げた上に、8回目の最後の止めを刺そうとする医者たちに憎悪以外に感ずるものはありません。どうしたらこのような悪行に近い医者の行為をとどめることができるのでしょうか?誰か教えてください。)

 しかし、手術をして腸はこれ以上悪くならないかといえば、まだ悪くなる可能性が多分にあります。そして、経管栄養になるとまたあの覇気のない人生を送ることになるのかと思うと、手術をすることにかなり躊躇があります。

 (酒井さんが自分の人生をまるで宿命ではないのに宿命であるように、淡々と8回目の手術の是非に対して考えを巡らせている姿を見て感動します。彼に出会うたびに誰よりも満面に笑みを浮かべ、澄んだ声で挨拶をしてくれる彼の姿と同じです。私も20年近く自分の運命に悲嘆して常に自殺願望にまとわりつかれていた自分を思い出すたびに彼の立派さとすごさに頭が下がります。彼にこっそり聞きたいのですが、あなたは自殺を考えたことがありますか?と。彼の答えは絶対にNOでしょう。)

4.手術をやめる決断。

 

 そして、2010年5月17日。手術の前日に手術をしない決断をしました。私は、ある時点からNLPを学び始め、ガンが心のケアで治ったことを知っていました。そのため、自然療法で、自分でできるところまでやってみて、それでダメなら手術しようと決めました。先生にそれを言うのはとてもためらわれました。なぜなら手術をする準備をこれまでしてくれていたからです。前日になって断ると言うのはとても非常識のようにも思えたからです。

   

 (彼がなんと思いやりのある男であることがこの文章でお分かりでしょう。自分が8回目の手術をせねばならないという瀬戸際にいながらも、断ることで相手に迷惑をかけるという思い。この思いは一体どこから出てくるのでしょうか?私には理解を超えた世界です。私も20年の苦悩を乗り越えて、心の幸せを実現するすべを得ました。自分が欲しい幸せを私よりもたくさん持っている人の幸せを心から喜べるということができるようになりましたが、彼の心のあり方のほうがはるかに気高いのでしょう、としか言えません。)

   

 しかし、これは自分の人生。自分で責任を取る必要があると決断しました。これができたのも、先ほど触れたNLPというコミュニケーションと心理学の講師をしていて、自分の心の状態管理をできるようになったからという背景もあります。(病気を持ちながら、会社を辞めて独立できたのも、私がNLPを心の支えにできたからでした。)そして、それからどのように治していこうかと治療方法を探していたときに、友人が教えてくれたのが、この「松本医院」だったのです。

   

 (先ほどの謎が解けました。この時点でリウマチの安江幸代さんの心のレベルまで達していたのです。安江さんは『意識の流れ』の仲間の中で心を磨かれ、全ての行為は自分で選択し決断し、自分で責任を持つという心のあり方で全てを引き受けられたと同じく、酒井さんはNLPを通じて“全て自分で責任を取る”という覚悟を身につけられ、かつこれを実践されただけではなく、同じように悩んでおられる人達にNLPの教えを講師として広めておられるのです。ちなみにNLPとはNeuro-Linguistic Programming の略です。日本語で神経言語プログラムと言われるものです。NLPは10年も続いたベトナム戦争の際に、無意味な戦いに従事し、ベトナムの罪なき女子供をナパーム弾やダイオキシンの原因となるオレンジエージェントで密林を焼き、隠れていたベトナム人を殺した罪の意識を持って帰還した若い兵士の心の傷を治すのに用いられた心理療法のひとつであります。ベトナム戦争帰還兵の中に自殺者やうつ病患者が増えたのです。このようなPTSD(心的外傷後ストレス障害)を病んだ若い兵士の心を癒すために心理治療の現場で使用され、のちにビジネスや教育などの分野でも応用されるようになりました。また、昨今ではアフガニスタン紛争の兵士のPTSDの治療でもNLPが使用されています。さらに勉強したい方は酒井さんと連絡を取ってください。私も興味があるのでNLPの勉強するつもりですが、その教えは既に私が得ている答えと本質は同じだと思います。)

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 これまでの経過をもっと詳しく書きたい気持ちもあるのですが、今回の手記の目的は「松本医院」での病気がどれだけ劇的によくなったかを書くことなのでこれぐらいにとどめておきます。この手記を書くのは、手術をやめる決断をしてからちょうど1年を迎える時期です。昨年の状況と比べて、大学病院の担当医も驚くほどの回復をすることができました。クローン病だけでいえば、完治したといってもよいぐらい良好な状態が1年ずっと続きました。

   

 (関東から来ておられた患者さんで6回手術をした人がおられました。彼は某国立大学の出身者でありますが、来るたびに『手術した人の良くなった症例がないので、松本医院の治療では良くならないのではないか』と聞いていました。彼も20年以上もクローン病を患っていた患者さんですが、言うまでもなく彼は頭が良いのですが、性格は自信家で攻撃的です。私は彼に『アグレッシブな性格は、常に副腎皮質ホルモンを作り続けるので、クローン病をクラススイッチすることができにくいですよ』とやんわりとお伝えはしていたのですが、そのうちに来なくなりました。

 膠原病を治す秘訣はただ一つ“いかに自分で副腎皮質ホルモンを作らないか”という点であります。それは常に穏やかな気持ちになることです。酒井さんのように“クローン病になったのも自分の責任である”と認めることが出発点であります。怒り・恨み・嫉み・嫉妬・不満・不平をなくし、全てを心で受け入れることです。実生活においても規則正しい生活を心がけ、睡眠不足は避け、過労を避け、人間関係をシンプルにし、貪欲にならないことです。このような生活はクローン病の患者さんだけに良いのではなくて、全ての人の肉体にとっても良いものです。不必要な副腎皮質ホルモンを作り続ける人が、免疫を落とし続け、結局はいつまでも異物との戦いを続けなければならないのです。言い換えると、副腎皮質ホルモンは、人間と人間との心の戦いには絶対に必要ですが、異物と免疫の戦いには百害あって一利もないのです。生涯を通して作り続けた副腎皮質ホルモンの量が少ない人ほど長生きできると言っても過言ではないのです。今後の日本は物質の快楽から心の幸せを求める国にならざるをえないでしょう。)

(1)出会いから

 

 これまで多少、クローン病が免疫機能の影響があると感じていたのでいくつか本を読んだこともありました。ただ、難しかったので可能性は感じていたものの、何だか自分には遠い存在のように感じていました。

   

 (免疫の本を書く学者先生は、患者の病気を治したことがない基礎の免疫学者か(例えば新潟大学の安保徹先生)、病気を作ることが専門である臨床の先生(日本中の大学の医学部の臨床医学の教授先生)が書いた免疫の本であるかのどちらかです。私は過去25年間に延べ何十万人の患者を診て治してきた(実は患者さん自身の免疫で治されたのですが)臨床医であり、かつ免疫学の先端を独学でマスターした変わり者の医者ですから、誰よりも免疫の働きを具体的に痒いところにまで手が届くほどに詳しく分かりやすく書けるのです。つまり生き生きと真実を患者さんに伝えることができるのです。患者さんの病気を治した証拠と、その手記に書き添えられた私のコメントは、見えない免疫の働きをできる限り分かりやすく書いているので、素人でも少し努力すれば免疫の難しい理論も理解できるのです。

 本音をここで言わせてもらいましょう。私がいつも大衆に腹立たしい思いをしているのは、結局大衆は勉強しないからです。自分の病気で苦しんでいるときでも、自分の病気について何一つ勉強しようとしないのです。医者が病気を治すどころか作っていることさえ気がつかないのです。病院へ行けば病気は治ると思い込めば一番気楽ですから、何かを知ろうとする努力は一切しないのです。それでいて例えば『ステロイドをなぜ使ってきたのか』と聞くと、『誰も教えてくれなかったから知らなかった』と平然と言うのです。ステロイドで病気を作ってお金を稼いでいる医者が、どうしてステロイドの副作用を患者に伝えると思いますか?自分で知ろうという努力を一切せずに、無知を全て他人のせいにして、まるで無知が免罪符であるかのように自分に対して無責任である一般大衆にいつも腹立たしい思いをしてしまうのです。酒井さんや安江さんのように“人生は全て自己責任です”と諦観すれば、それこそ独自の立派な生き方であることは言うまでもないことですが、一般大衆の無知はそんな高等なレベルまで思考を深めた結果ではありません。ただ怠惰の結果に過ぎないのです。残念です。)

 

 初めて「松本医院」のHPを読んで患者さんの手記に対して、松本先生が真っ赤になるほどコメントを書き込んでいたのを見たときに、松本先生の免疫に対する知識の深さとそれに対する情熱が伝わってきました。松本先生は本気でやっているな。それが伝わってきました。

 

 (このような書き方をしてくれた本物の患者さんでいらっしゃる酒井さんに乾杯です。そうです。あなたも本物ですが、私も本気の本物です。アメリカの大製薬メーカーに支配された金儲け第一主義の医薬業界を何とか変えたいという思いは本気です。命があってこその物種でありますが、その物の根源を損ねてしまう薬と医療を叩き潰したいのです。資本主義世界はアメリカを覇権国家として全てが動いていますが、医薬業界もその例に漏れません。アメリカの医療の真似をすれば許されると考えている少なくとも日本の医者たちには、アメリカの物真似は間違っていると覚醒してもらいたいのです。病気を治すのは薬でも医者でもなく、まさに人間の全てが生まれつき持っている免疫の遺伝子が治してくれるのです。この真実を少しでも多く知ってもらおうと、証拠と理論をこのように忙しいさなかに時間をとってホームページを作成しているのです。これを酒井さんは簡単に見抜いてくれました。自分の努力を評価してくれる酒井さんに出会っただけでも私の喜びです。私が本物ならば彼も本物です。)

   

 私は神奈川に住んでいたのですが、医院は高槻にあります。しかし、病気を治すと本気で決めたのであれば距離というのは関係ありません。それを超えるぐらい自分が治りたいと思わなければきっと治るものも治らないと思い、すぐに一度松本先生に診てもらいたい、そんな風に想いました。

   

 (37万人の高槻の市民は、酒井さんが見抜いてくれた本物の医者が高槻のJRの駅前で本物の医療をやっていることをほとんどの人が知らないのです。高槻には大阪医大病院と日本一の儲け頭である高槻病院があります。大衆は大病院や大学病院や構えの大きな病院に何の根拠もなく権威を認め、そこで行われている医療が全て正しいと思い込まされています。大きな病院で医者が言うことはみな正しいと思うように洗脳されてしまっているのです。もちろん酒井さんのような人物は日本の中でも数%しかいないことも確かです。高槻の一般市民に知的にも心のあり方においても酒井さんのレベルにまで上がってくれと頼むのは無理な話です。

 私の医院の患者さんは、高槻市民よりも他府県から来られている難病患者の方が多いのです。これは何を意味しているのでしょうか?本気で自分の病気を治そうとしている人が、高槻よりも北海道から九州までの他府県の方が多くいらっしゃるということです。真実の医療をどんな医者よりも知り、かつ真実の医学を実行し難病の全てを治すことができる私の存在を、今のところはホームページだけで発信しておりますが、いずれもっと真実を知ってもらうための方策を考えざるを得なくなるでしょう。その日も近いと思います。)

   

 会ってみたら、本当に情熱的な先生で、医療業界を憂い、患者の免疫を上げて本気で治そうという意気込みが伝わってきました。免疫についても分かりやすく説明してくれて自分の病気の経過がどうなっていれば、良くなっているかという指標も教えてくれました。それがクラススイッチでした。

 

 (私は15歳から結婚するまでの20年間近く、死ぬことばかりを考えてきた死にぞこないの66歳のおじんですが、おそらく日本中で、いや世界中で最も情熱的かつ正直な元気のある医者のトップに位置するでしょう。なぜならば私は毎日毎日の生活を医学の真実で満たされ、病気を治した患者の喜びで満たされ、自分も喜びを与えられ、かつそれに相応しい報酬も得ている医者ですから、仕事が楽しくて楽しくて仕方がありません。日本全国から受診する難病患者を数多く診察し続ける毎日でありますが、疲れを全く感じません。

 最も疲れを感ずるのは、地元の無知な患者さんを診察するときだけです。彼らは駅前にある松本医院が便利だからという理由でたまたま受診するのですが、医学のことについては100%無知ですから、私の医学を説明するのが大変なのです。突然に“現代医学は間違っている”と言っても、キョトンとするだけで、説明すればするほどこちらが疲れるだけです。かといって無下に帰らせることもできません。なぜならば無知な患者は病気を治してもらうよりも、私の接待の仕方のほうがはるかに関心があるからです。私は接待は下手です。常に真実を直截に喋りすぎるので誤解をまねきやすいからです。大衆は勉強しないので愚かですから、私の接待ぶりに不満があれば、私の医者としての技量や知識などが分かる由もありませんから、周りの市民に表面的な応対ぶりのまずさだけを言いふらすことがあるのです。私も高槻で開業している限り、高槻市民の医療に当然貢献したいと思いますが、これができなくなる危惧を抱かざるを得ないときに不安を感じてしまうのです。

   

 一方、酒井さんのように私のホームページを読んで、遠距離にもかかわらず納得されて来られる難病の方の初診ほど楽しいことはありません。ただ患者さんの知的なレベルにも差がありますから、疑わしい目つきを持って私を見られることがあるときは、少なからずストレスを感ずることもあります。だからこそ私のこのホームページを何回も何回も読んできてもらいたいのです。信用できない人は受診される必要がないわけですから、それこそ酒井さんのように自己責任で受診してもらいたいのです。私はこのホームページを書いているのも、全く自己宣伝でもなく、自分の医院の宣伝でもなく、ただただクローン病も潰瘍性大腸炎も全ての膠原病も自分で治す事ができるものだという証拠と理論をそれこそ正直に真面目に情熱的に伝えて、この世の病気の全てを絶滅したいと思うだけなのです。

   

 資本主義では、いや社会主義でも、金がなければ生きていくことができません。金は多ければ多いほど快楽を増やしてくれます。全ての人間が持っている利己的な遺伝子にとっては最大の贈り物です。私もお金は欲しいのです。報酬としてお金をいただかなくても私は診察を続けるでしょうか?おそらくやらないでしょう。しかし絶対に誓うことができます。他の医者のように嘘をついてお金を儲けることはしません。皆さん、私のように努力して真実を見出し、その真実を実行して、その報酬としてお金を稼ぎましょう。そして税金をたっぷり払いましょう。これこそ三方よしです。患者よし、医者よし、世間よし、であります。そのためには怠けていけません。正しい努力をすべきです。)

 

 また、血液検査の項目も病院の単なるCRPやアルブミンだけの指標を見るのではなく、細かに設定してくれていたこともわかりやすかったです。治す、という意欲については桁が違いました。

   

 (私は遠方から来られるクローン病や潰瘍性大腸炎の患者さんのデータを見ます。このデータがクローン病の専門医がフォローしてきた血液検査であるのだと知って、いつも驚くばかりです。このような医者は医学を何も分かっていないと思うこと甚だしいのです。極端な場合はそれこそCRPだけしか見ていないということがあります。彼らはクローン病の原因も何も知らない上に、病気を作ることだけが仕事ですから、当然といえば当然です。

 私のクローン病の理論と潰瘍性大腸炎の理論を読んでもらえば分かるように、膠原病は絶対に自己免疫疾患でもないし、つまり自分を自分の免疫が攻撃する病気であるなどということは絶対にないのです。西欧の医学者が作り上げたでっちあげの自己免疫疾患を、世界中の学者の誰もが批判する能力を持ち合わせていないことに吐き気を感じます。

 私は中学生の頃に漠然と周りからそそのかされて東大の法学部にでも密かに進みたいと思っていたのですが、右目に当たった硬球のために右目の強度視力障害と偏頭痛のために、高校1年生のときに既に自殺願望をおぼえ始めました。それからの20年もの人生は挫折の連続であり地獄そのものでした。最後に病気の原因を知るために京都府立医科大学に入り直し、その原因が2回生のときに分かったのです。硬球が右目を大きく変形させ、強度乱視と近視を引き起こし、そのときの衝撃で第2番目の頚椎が大きくずれ、偏頭痛をもたらし、既に手術も無駄であるということが分かったのです。このようなできの悪い人生をやらざるをえなかった、いわば劣等人生の人間が知っていることを、東大医学部や京大医学部一直線の優秀な学者が知らないと思いますか?彼らは実は知っているのです。それでは彼らはなぜ嘘をつくのでしょうか?

 話が変わりますが、福島の原発事故は絶対に起こらないと東大の原子力の専門の先生は確信していたと思いますか?まともな核工学の学者たちは全て知っていたのですが、嘘をついていただけです。何のためですか?お金と権力にありつけたからです。世の中の正義と真実はお金と権力と、さらに付け加えれば武力によって踏みにじられてきました。今もそうです。民主主義といっても大衆は無知で愚かですから、彼らも金と権力に支配されているだけです。医療もまさに同じ状況におかれています。患者を無視し常に金と権威と権力になびいて満足しているのが全世界の医者たちです。

 それでは松本先生は何者でしょうか?この上もない程のか弱い一匹子羊です。しかしその子羊を庇護してくれるこの上もなく強い保護者がいます。それは真実と患者さんです。いずれ私が死んでからでしょうが、ひょっとすれば殺されてからかもしれませんが、私の真実は世界を支配することになるでしょう。ちょうど日本から原発の怖さが世界中に広まり、世界中から原発がいずれなくなるのと同じように。)

 外科の診察はだいたい2時間待たされて症状を聞いて、いつものお薬という感じで、初期の病気のときなどは、こんなことで私の何がわかってくれるのだと想いましたが、だんだんとそれが普通になりました。そこで学んだことをお医者様に頼ってはいけないんだ、ということです。

   

 (私は病院で行われているこんな診察なんかはする必要はないと思います。私のような病気を治せる医者でも、私に診察してもらう必要がないぐらいです。ただ患者さんは世界で私一人しか治せない病気であるので、どこかに私を信じきれない部分を心の隅に抱いています。患者さんが私に会うたびに私が嘘つきでないという事が分かり、私が『治してあげるよ』と手を握ってあげると、患者さんの心の疑念が払拭され、再び信じて私の治療方針に邁進する勇気が出てくるからこそ診察しているといってもいいぐらいです。他の医者のように会うたびに『治らない、治らない』と言われる診察は、命を削いでしまいます。医者が治せないようにしているにもかかわらず、自分の病気が治らないと思い込まされているだけですから、ますます現代の医者の診察と治療はなくすべきだと思うぐらいです。

   

 病気を治せない限りは医療費を取るべきではありません。はじめから治らない病気だと宣言している医者の治療を受ける価値がどこにありますか?ましてやクローン病や潰瘍性大腸炎は特疾とされ、無料で病気を作られる診察と治療は受けられるものですから、ますます何のために特疾とされているのか分からなくなります。もちろんその目的は医者が病気を作っても金が儲かるというシステムを薬業界と医療界が作っただけでありますが、患者は愚かですからそんなことは一切気がつかないのです。明々白々なおためごかしな無料の治療は、実は医者が儲かるという論理で築かれていることを知ってもらいたいのです。残念です。)

   

 特に、大学病院に入院するとわかるのですが、教授回診などは、教授のためにみんなが魚の群れみたいについて回って明らかに先生たちが教授に気を使い、患者に意識が向いていないのを感じると、私たち患者は、何だかモルモットになったような感じになるのです。

 

 (酒井さんは本当に鋭いお方です。大学での医者の出世は、つまり人事権は大学の教授が握っていますから、下っ端は常に大学教授に色目を使います。真実に恋をすればいいのですが、医局員は常に出世を考えていますから、ますます真実の治療から遠ざかり、患者から遠ざかり、教授の間違った医療を批判することができなくなるのです。それどころか教授の医療の模倣に全力を捧げるのです。医療界も全てが金と権力で動いていますから、私のように一匹子羊になった人間でないと医学の真実を手に入れることができないどころか、大学病院では同時に累々たる患者の不幸が積み重なり、最後は患者は死に至る病を、医者から薬から得てしまうことになってしまうのです。患者はまさに食い物にされているだけなのです。患者は金儲けのモルモットになっているだけです。

   

 私の医学が世界に広まれば、病院も要らなくなってしまうでしょう。もちろん薬は99%必要でなくなります。医学部の教育も、外科の手術のトレーニングは必要でしょうが、ほとんどの医学部の授業が不必要になる可能性があります。ただ教えるべきことは、免疫学と“病気を治すのは患者さんです”ということ だけであり、これを骨の髄まで徹底的に教えるだけで医学教育は済んでしまうでしょう。実は病気を治療するほど簡単なことはないのです。なぜならば患者の免疫の遺伝子の邪魔をしなければ病気は治ってしまうからです。 ただ医者を教育する以上に、患者の心を教育する必要があります。免疫を抑える心のあり方をやめさせる心の教育であります。このときに酒井さんが講師をしていらっしゃるNLPが必要となるかもしれません。あるいは『意識の流れ』の安江さんが先生になる必要が出てくるかもしれません。)

 それでも、治してくれるのは先生方々ですからその光景は滑稽ながらもお願いするしかないわけです。

 (この文章も変な文章です。もともと永遠に治らないからこそ特疾でタダで一生病気を作られ、途中で彼のように7回も無駄な手術をやられて、病院や医者や製薬メーカーに儲けさせただけですから、何も治してくれているわけではないからです。しかしながら頭の良い酒井さんですから、自分の言っていることも矛盾しているだけではなく、医者の言っていることと医者のやっていることも全く道理に合わないことが分かっているので、『滑稽ながらお願いするしかない』という言葉が出たわけです。この状況の本質は、とどのつまりは、自分で治療できない限りは間違った知識と横暴な権力を持っている医者に身を任せざるを得ないという、政治システムのひとつの象徴となっているわけです。一言で言うと、権力には勝てないという事です。この権力システムを作ったのも、無知で愚かな民主主義というシステムであります。悲しいことです。本来、民主主義は国民のためにあるべきシステムですから、結局は権力は好き放題のことができるというシステムになっていることに一般大衆は誰も気がついていないのです。残念です。福島原発の問題も全て同じことです。国民のためと言いながら、実は東電や東電に群がる権力者のために作られたものであり、最後は国民が苦しまざるを得ないという結果になっているのです。責任の取れない制度はつぶすべきです。

 『特疾』というシステムも、無料で治療が受けられるという患者のためにあるのではなくて、医者と製薬メーカーのためにあることを知っておいてください。患者の病気を治す事ができなくて、かつ患者から金を取らないという、見かけはいかにも国民の一人である患者のためであるようですが、実は一生病気で苦しむのは患者であると同時に、病院は国民の納めた税金や健康保険料からお金を盗んでいるようなものです。結局損をしているのは患者と国民一般大衆であり、得をしているのは製薬業界と医療業界であるのですが、この事実は誰も指摘しないのです。残念です。病気を治さずして金が取れるというシステムこそ、医薬業界が構造的腐敗構造にまみれているということでありますが、誰も指弾することができないのです。残念です。なぜこのような腐敗が横行し続けるのでしょうか?医療は全て正しいという洗脳教育があらゆるメディアを通じて行われているからです。)

 もちろんなかには、優しい先生方々や看護師さんもいらっしゃいます。それが救いです。話はそれましたが、それぐらい松本先生は人に対して、病気に対して情熱を持って治そうという気迫が伝わってきたのです。

 (アメリカや賢いユダヤ人に支配された資本主義は、真実よりも何よりも金を尊重します。古来以来、富が権力が世界の歴史を形作ってきましたが、文明や文化が進むにつれて、金や権力よりも人間と真実が一番大切だと知られ始めたのですが、相も変わらず残念ながら金が世界を支配しております。言うまでもなく、金ほど快楽を無限にもたらすものは他に何もないのですが、しかも多ければ多いほど富を所有している個人はあらゆる快楽のみならず、無限の自由も獲得することができるので、今なお建前とは別に金銭が全てを支配しております。正しくお金を稼ぐことは実生活においては生きるためには必要でありますが、実際金を稼ぐことほど難しいことはないので、ここに腐敗が生まれます。医薬業界もその例外には漏れません。

 私は何も特別な人間ではありません。ただ医学の真実を追究し、かつその真実を行使してその報酬としてお金をいただくという正しい情熱が世界中で一番の男であるに過ぎないのです。というよりも治らない病気といわれている病気は、実は治るのだという真実を実行すれば、確実に報酬がもらえるという確信が世界中のどんな医者よりも圧倒的に強烈であるだけです。この強烈な情熱的な気迫が、鋭い酒井さんにひしひしと伝わっていくのでしょう。

 皆さん、ご存知ですか?肉は死んでしまえば滅びてしまいますが、私が見つけだした真実は永遠に生き続ける事を知っていますか?さらに肉は飲食物で満たされますが、心は金で買える飲食物で満たされるものではないことを知っていますか?それでは心のエネルギーは何でしょうか?愛でも美でも快楽でもありません。ただひとつ真実です。真実を求め、真実を知り、真実を実行することによって、無限の心のエネルギーが与えられるのです。とりわけ、医療の真実は全ての人類に掛け値なく幸せをもたらします。私はこの医療の真実を全面的に理解し、私が人類の全てに祝福をもたらすことができるからこそ、私は真実の情熱の鬼となれるのです。私は損得の世界をできる限り生きることをやめようと努力しております。損得、つまり金で全てが動いている世界で、真実だけで生きようとすることは極めて難しいのでありますが、死ぬまでこの生き方を変えないように努力するつもりです。)

 

 私は、これまでの経過や事情をお話して、自然療法でクローン病の症状とお尻からでてくる便を止めてろう孔を治したいというと先生もがっちりと握手してくれて、どこまでできるかわからんけど、やってみよう!と言ってくれました。それからは、初めて漢方の投薬と鍼灸による治療が始まりました。

   

 (既に書いたように、20年以上もクローン病を患い、5回も手術されてきた人がいました。この方は、私の心に映し出された姿は、頭は酒井さんに負けないほど明晰な人でありましたが、人間性が傲慢で自己主張が強く、謙虚さもなく、心のあり方が酒井さんとは全く天と地の違いがある人でした。自分の病気は心で治すものですよ、と言っても、どのぐらい実行されたかはわかりません。この方はいつの間にか来なくなりました。

   

 ステロイドホルモンは毎日毎日朝5時半から増え始め、活動が終わる夕方5時半頃に減っていきます。このような生理的な一定量のステロイドホルモンは、生き続けるためには必要なのですが、自分の思いと現実とのギャップが大きければ大きいほどストレスとなり、このギャップを肉体的にも精神的にも耐え続けるために、生理的に必要なステロイドホルモンをはるかに超えて出さざるをえないときがあります。しかも一瞬ではなくて、継続して長期的に出さなければ、耐え切れずに鬱になったり、生きる気力を失って正常な生活ができなくなるのです。

 ステロイドホルモンを副腎皮質で作れない人は、アジソン病という病気になります。気持ちで頑張ろうと思っても全身倦怠感や脱力感が出現し、食べたくても食欲がなくなり、吐き気や嘔吐が起こり、食べていないのにもかかわらず下痢が出現し、戦うために肉体的にも精神力にも必要なエネルギーの元である血糖も下がり、戦うためには血圧も上げなければならないのに血圧も下がり、最後は精神症状が出て精神病院行きとなったり、鬱で自殺せざるをえなくなったりします。このような事態に至らないために、脳は必死で副腎皮質にステロイドを作らせ続けるのです。

 逆に副腎皮質ホルモンであるステロイドホルモンが過剰に作られたときに、どの様な症状が出るかについて既に記しましたからここを読んでください。このような症状を持っている人はクッシング症候群という病名がつけられていますが、もちろん人為的にステロイドを医者が過剰に投与すると出てくる、いわゆるステロイド医原病と同じ症状です。ただ、どうしてこのような症状が出るかについては誰も研究しようとしません。もちろん研究しきっている人もいますが公表できないのです。なぜならば医薬業界に得にならないどころか、発表した人は学会から袋叩きにあうからです。ちょうど現在まで原子炉の危険性について警告を鳴らしてきた人が冷や飯を食わされてきたように。

 私がその代わりに答えてあげましょう。ステロイドは絶対に必要なホルモンであることは既に述べました。少なすぎると上に述べたようにアジソン病になり、多すぎるとクッシング症候群になってしまうのです。既に何十回も書いているように、ステロイドホルモンは人間のDNAに含まれている23000個の遺伝子の発現の20%に影響を与えることが分かっています。人間が生きることができるのは、瞬間瞬間の環境の変化に適応する必要があります。そのためには、瞬間瞬間の変化に応じて10万種類以上といわれる種々多様なタンパク質を必要な量だけを瞬時に作り出し、不必要なタンパク質は瞬時に処理するタンパクを作る必要があります。そのために23000個の遺伝子を発現させ、新たなるタンパク質を作るためにRNAに遺伝情報を移し変える必要があります。この遺伝子にコードされたタンパクの情報をDNAからRNAに移し変える遺伝子の働きを転写といいます。この転写に関わる様々な要素を転写因子といいます。この転写因子のメカニズムを全て語ることは難しすぎるのでやめますが、ステロイドはまさにこの転写因子に働いて遺伝子の発現を一挙にONにしたりOFFにしたりするのです。

 このように生命の源であるタンパク質を作って、生命があらゆる多種多様の環境に適応して正常に生き続けるためには、厳格な遺伝子のコントロールが必要であります。このコントロールのスイッチの役割をしているステロイドホルモンであり、まさに脳で指令が出されるのです。脳の指令によりステロイドホルモンの量が決まるのです。

 さて、免疫の遺伝子が働くのは異物が人体に入ったときです。この異物を処理するために様々な免疫に関わるタンパク質を作り出します。そして戦いが炎症症状を引き起こします。これを病気と言っているだけなのです。まさにこの異物を処理するために、つまり病気を治す為に免疫の遺伝子が発動しているにもかかわらず、現代医学は病気の意味を理解せずに闇雲にステロイドを投与して免疫の働きを止めようとします。残念ながら現代医学が病気の意味を理解していないわけはないので、結局は知りながらお金儲けのためにやっているだけですが。知りながらDNAの免疫の遺伝子がONになっているのを無理やりOFFにして患者をたらしこんでいるだけなのです。というのも、症状は一時的には消えてしまうので、愚かな患者は喜ぶからです。

 ステロイドを投与するのは実は医者だけではないのです。患者さん自身がストレスに対抗するために自分自身で大量のステロイドを副腎皮質で作っていることに気がついていないのです。先ほど述べたように、この世は自分の思いと現実のギャップが多すぎます。このギャップに耐えるために脳は副腎皮質ホルモンを作らせます。ストレスが大きく、かつ長く続けば続くほど、自分で作るステロイドホルモンがどんどん増えていきます。自分が作ったステロイドで免疫の遺伝子のONをOFFに変えてしまっているのです。まさに病気を作っているのは医者だけではなくて自分自身であることを知ってもらいたいのです。つまり病気を治すことは医者ではなくて自分自身であるという意味もお分かりでしょう。酒井さんのようにクローン病を自分自身の責任であると全て引き受けている患者さんは、ストレスが少ないのでステロイドホルモンを作る必要がないので、自分で免疫を落とすことなく自分の免疫でクローン病を治したといえるのです。彼はストレスから逃れる心のトレーニングをNLP療法によってマスターしたのです。しかも現在はNLP療法を教える講師として活躍されているのです。

 私がこの世で治らない病気がないと言ったり、ましてや現代の唯一の難病といわれる膠原病を全て治す事ができると豪語できるのは、私が名医であるからではなくて、患者さんの心で正しい免疫の働きを回復すれば全て患者さん自身が治す事ができることを知っているからです。ただ私との出会いまでに、医者により、かつ患者さんの心によって作られたステロイドによって、転写因子のONをOFFにしてきた細胞の遺伝子の量が多ければ多いほどOFFをONに戻すのに時間がかかると同時に、修復された遺伝子の戦いが再び繰り返されるので、患者さんはいわゆるリバウンドで苦しまなければならなくなるのです。私が20年以上前から『ステロイドくたばれ!』というのは、まさにステロイドが医原病の元凶であるからです。この世からステロイドをなくす運動をしたいのですが、それを認める厚労省の権力や製薬メーカーの力には絶対に勝てそうもありません。残念です。)

(2)治療開始

 

 これが私にとって劇的な効果がうまれました。漢方は、以前から効果があると聞いていましたがこれほどまでに効果がでるとは思いませんでした。また、鍼灸にもこれほどまでクローン病に効果がでると体験できてこれまで東洋の手法を軽視していたことが残念でなりませんでした。

 

 (リウマチの安江幸代さんの手記を読んでもらえれば分かることですが、私との出会いまでにステロイドを一切出す必要がない心のあり方をお持ちの方は、漢方煎剤の免疫を上げる力は著効を示すのです。さらに中国医学の鍼灸も免疫を上げることができるので、このような劇的な効果をもたらしたのです。と同時に、当院に来られるまでに投与され続けてきた免疫を抑える薬をやめるだけでも、既に心のできあがっている人には免疫が上がる準備ができているので、リバウンドで苦しむ度合いも軽減されるのです。“案ずるよりも生むが易し”という言葉がピッタリの患者さんです。東洋医学も西洋医学もアーユルヴェーダーもチベット医学もインド医学も、医学に特別な医学があるわけではありません。あえて言うと、免疫医学と言うのが一番正しい言い方でしょう。遺伝子にコードされている免疫の働きを邪魔しない限りは、現代に見られる全ての病気は治るようになっているのです。これが38億年の免疫の遺伝子の進化の成果であります。たまたま東洋医学は全て免疫を上げるということを私が知っているだけの話です。)

 

 これは、クローン病で悩んでいる人には声を大にしたい。西洋の治療方法は、その場所だけにこだわっていて、人間全体の自然治癒力というものを視野にいれていないことがあります。局所的には効果があっても慢性的な病気には、私たちのもつ自然治癒力が発揮できる方法を考えていくことが大切です。

   

 (この考え方も間違っています。賢い酒井さんといえども、免疫学は素人ですから仕方のないことです。自然治癒力という言葉はあまりにも素人過ぎて、私の耳には耳障りです。西洋医学は何も自然治癒力の意味を知らないわけではないのです。彼らは自然治癒力の根源は免疫の力であるということを誰よりもよく知っているが故に、免疫の力を削いで病気を作ってお金を儲けているだけです。病気が局所的であろうがなかろうが、病気が急性であろうが慢性であろうが、免疫の働きそのものは、異物と免疫の戦いに過ぎないのですから、免疫を抑える限りは全て誤った治療なのです。ところが製薬メーカーは免疫を抑える薬しか作れないわけですから、お金を儲け続けるためには、医者とタイアップして嘘をつかざるを得なくなってしまうのです。東洋医学が素晴らしいとか、私が名医であるとかは全く関係がないのです。病気の全てを治すのは免疫の遺伝子しかありません。)

 

 こうした漢方や鍼灸を保険診療として認めてくれれば、より病気のステージによって治療の選択肢ができますし、社会的に増える医療費の削減にも繋がるように考えます。あとは、効果のあるお医者さんがどれぐらいいるかということですが。

 

 (日本中で漢方も鍼灸も行われていますが、私のように西洋医学の間違いを根本的に指摘し、西洋医学の治療を徹底的に指弾する勇気ある漢方学者が誰もいないからです。全国の80大学以上の附属病院には漢方科が併設されていますが、彼らは免疫を上げる漢方を使うと同時に、免疫を抑える西洋医学の薬を使うので、どんな病気も治すことは残念ながらできないのです。私の正しい松本医学を全世界に広めれば、全ての病気は治ってしまいますが、同時に製薬メーカーも病院もつぶれてしまい、医者も失業してしまうでしょう。いや、私も失業してしまうことになるでしょう。もちろん医療費は現在の35兆円から1兆円に激減してしまうでしょう。なぜならば必要な薬はワクチンと抗生物質と抗ヘルペス剤だけであります。成人病は贅沢病ですから、自分で作った病気ですから、成人病税をかけるべきです。癌は老化ですから癌で死ぬのは当然ですから、歳をとって癌で死ぬことを恐れる必要はないことを教えてやるべきです。癌にならないためには原癌遺伝子を修復してくれるアンチ癌遺伝子を発現させないようにするストレスをいかに心で減らすかということも教育すべきです。みなさん、この世に怖い病気は治らない病気は何もないことを知ってください。医者たちがあらゆるメディアを悪用して病気病気と言って、無知なる大衆の心の不安をかきたててストレスをかけて、病気を蔓延させているだけです。とりわけNHKの病気や健康の番組は最悪です。残念です。)

 

 話はそれましたが、まず、松本医院に来る前は、腸の狭窄のせいで人工肛門にほとんど便が流れませんでした。歩くだけでろう孔から漏れた便がお尻からでます。水溶便なので我慢できずに、何枚紙おむつをしても足りないぐらいでした。臭いや便がパンツにつくのも嫌でした。40歳にもなって社会生活も送れないし、コントロールできない自分が嫌でなりませんでした。

 

 (このような惨状に対して、彼は自分を客観的に見つめて、自分の状況を淡々と書き綴っています。このような文章にも惨めさではなくて明るさが感じ取れます。まさに文は人なりです。治せる病気を一介の開業医が治すことができることを知るまで、23年間現代医療の造病医学の犠牲者になってきたにもかかわらず、愚痴が何もないことが彼の素晴らしさです。彼は患者さんの鑑とも言えるべき人です。)

 

 それが、漢方と鍼灸を始めてからはまず、1週間もしないうちに、人工肛門へ便が流れ始め、お尻からの便が漏れることが少なくなりました。

 

 (漢方は言うまでもなく医食同源であり、ただ食べ物と違うところは、食べ物は栄養素をたっぷり含んでいるのですが、漢方煎剤は免疫を上げる成分がたっぷり含まれているのです。だからおいしくないのです。漢方は免疫を刺激しながら様々な症状を除去すると同時に、炎症の後の結合組織の修復を早めて、それぞれの組織の細胞の遺伝子に沿うように正常な組織を迅速にもたらすことが臨床所見や検査所見によって証明されております。酒井さんのお尻からの便の漏れは、クロ-ン病の炎症の結果作られたろう孔から漏れ出ていたのですが、私の漢方煎剤を飲むことによって、炎症が取れて自然にろう孔がなくなり、人工肛門といいながらも、本来の肛門に便が出るようになったのです。

 クローン病は摂取された化学物質(ハプテン)を、食べ物に含まれているキャリアタンパクと結びついたハプテン・キャリアタンパクを異物と認識した免疫がこれに対してIgGを作り、このIgGがハプテン・キャリアタンパクと結びつき、この複合体を異物と認識した腸管の好中球や大食細胞やナチュラルキラーT細胞などが殺そうとします。ところが化学物質は殺すことができないのでいつまでも大食細胞が貪食した化学物質を腸管の結合組織に吐き出され、再び貪食され同じような戦いが続き、いわゆる慢性的な炎症が起こり、その結果、腸管の結合組織に糜爛や潰瘍が生じ、痛みも同時に起こり、さらに化学物質を排除するための下痢も見られるのです。

 しかも潰瘍に腸管の細菌が侵入すると、その細菌を排除するためにさらに新たなる感染症を起こし、感染性の発熱と痛みが加わってきます。特に肛門近くの腸管は、腸管の表面の下に筋層がなくなり、すぐに皮膚が控えているので、以上のような炎症が起こるとろう孔、つまり炎症産物や膿を排除しようとする管が作られ、皮膚に通ずる穴が開いてしまいます。このろう孔はクローン病の特徴的な症状だといわれますが、潰瘍性大腸炎と診断された人でも炎症が続くとこのようなろう孔が生じることもあります。クローン病は潰瘍性大腸炎の炎症が広く深く長く続いたときに生じるだけで、病名が違うだけで基本的には同じものですから当然といえば当然です。病名などは実際はどうでもよいのです。

 このようなクローン病が生ずるメカニズムを日本中、いや世界中の医者の誰一人としても知らないのです。いつまでも世界中の医者たちは原因不明の病気だと言い続け、治らない病気だと言い張り、日本では10万人近くもの若いクローン病の患者の一生を不幸のどん底に陥れているのです。何も若い人だけではありません。最近アトピーでステロイド、とりわけリンデロンというステロイドの入ったセレスタミンを5~6年投与されて、IgEをIgGへ逆クラススイッチされて、潰瘍性大腸炎になった高齢の患者さんもみられるようになりました。老人の場合はアトピーをリウマチにされる人が多いのですが、近頃は化学物質を吸収する前に腸管で処理しなければならないほど、飲食物に化学物質が入り込んでいるために、他の膠原病になる前に潰瘍性大腸炎になるのでしょう。いずれにしろクローン病も潰瘍性大腸炎も膠原病の一つであり、リウマチと同じように化学物質をIgGで処理するために生じていることを世界中のどんな医者のも知らないのは悲しいことです。クローン病もリウマチと同じく完治させる方法はただ一つ、免疫を抑えずにIgGをBリンパ球のAID遺伝子をONにして、IgEにクラススイッチをして、最後はサプレッサーT細胞に自然後天的免疫寛容を起こさせ、化学物質と共存させればいいだけの話なのですが、誰も知りません。つまりアレルギーと膠原病は同じ化学物質を相手にしている免疫の戦いであることを、世界中の医学者の誰一人知らないのです。

 文明に残された最後の異物は、皮肉にも文明が作り出した化学物質であることを世界中の医者の誰もが知っているにもかかわらず、口が裂けても公表しません。医学界には世界中の優秀な人材が集まっていますが、優秀であるというのは、実は一番嘘をつくのが上手い人たちの集団が医学界なのです。何のために?快楽のためであります。快楽は何で得られますか?言わずと知れたお金であります。なぜこんなことが私はわかるのでしょうか?それは挫折したといえども、私の頭脳の優秀さは他の医者には負けません。私の優秀な頭脳と心は今も昔も変わらず誰よりも快楽を求め続けています。

 若い頃悩んだのは、まさに当然与えられるべき快楽を手に入れることができなかったためです。しかも社会主義にかぶれそうになった時代は、お金の価値は全く知らず、さらに従ってお金が快楽をもたらすことも知らないぐらいでした。人間や社会の理想を求めて『金なんかは何も要らない』とほざいていたぐらいです。ところが自分自身の力で生きざるを得なくなったときに、初めて金のありがたみを知りました。それどころか金がなければ生きられないということもわかりました。しかも金を儲けることがいかに難しいかということもわかったのです。中学3年までは勉強なんかしなくても私の頭脳は簡単に様々な知識を理解し記憶することができました。試験はその記憶を吐き出せば簡単に優れた点数を物にすることができたのです。頭の良い人にとっては受験勉強などはお茶の子さいさいというものです。残念ながら私は偏頭痛と強度視力障害のために途中挫折しましたが、今なおその挫折の落とし前をつけつつありますが、実は頭の良い人にとっては点数を上げることはお金を稼ぐことよりもはるかに簡単なのです。それは試験の点数を100点満点にしようとするときに、誰も敵がいないからです。全ての人は点数もお金も欲しがりますが、点数は頭さえ良ければ好きなだけ取れます。しかしお金はいくら頭が良くても努力しても取ることはできません。

 なぜならばお金は相手が出すつもりがなければ一銭も得ることはできないからです。東大を首席で卒業したからといって、金を出す人に価値あるものを提供しない限りお金は一銭も出してくれません。従ってここに嘘やペテンが入り込む隙が生まれるのです。価値のないものを価値あるように見せて、快楽の源泉であるお金を儲けようとしているのが様々な分野で見られ、現代の膠原病の治療も例外ではなく、お金を儲けるために日夜間違った医療が行われているのです。

   

 とりわけ医者の嘘がたちが悪いのは、まず第1に、金よりも大事な快楽の源泉である健康な体を取り戻したいという患者の弱みに付け込んでいることであります。第2番目に、治すようなそぶりをしながら一時的に症状はとってあげて患者を喜ばせ、実は後でさらに初めよりも不健康な体にしていることです。第3番目に、医学については患者が無知であることに付け込んでいる点です。第4番目に、原因の分からない病気は論理的に治すことできないにもかかわらず、金儲けだけのために治療と称して患者の思いを裏切っているのみならず、知的な論理的破綻を起こしているにもかかわらず、堂々と知性に反することをやり続けている点です。第5番目に、新たなる化学物質を入れることによって新たなる病気を作っているにもかかわらず、それを患者に気づかせない点であります。第6番目に、気がついているにもかかわらず、間違った治療によって永遠に金儲けをしようとして反省することもなく、道義的に劣ったことを医者がやっている点であります。第7番目に、新しい病気を作っても金儲けのために責任を一切負わないという点であります。色々と羅列しましたが、患者の皆さん、このような医者の存在を許すことができますか?

   

 私も誰よりも嫉妬心が強く、従って向上心も強く、誰よりも幸せになりたいので、従って汚い心を少しでも反省し、嫉妬心を他人の幸せを感じる心に変えることができるほどに難行苦行をしてきました。それでも快楽の源泉であるお金を得たい気持ちは変わりません。従ってそのために正しい努力するつもりであります。しかしながら他の医者とは全く違います。真実を実行し、つまりクローン病を治してあげて、他人の幸せを実際に増やしてあげることによって、その報酬としてお金をわずかでも稼ぎ続けるつもりです。この点が他の世界中の全ての医者と異なる点です。

 お金はどんどん儲けなさい!しかし決して嘘をついてペテンを白昼堂々とやり続けて金を儲けてはならないのです。必ず他人の幸せを増やしてあげた対価としてお金を得るべきなのです。現代の医者たちは他人の幸せを喜んであげるどころか、他人の不幸を永遠に生み出して、自分の幸せの源泉である金を儲け続けていることは絶対に許してはならないのです。人間は生きている限り、自己の利己的な遺伝子が求める快楽から逃れることはできません。金が利己的な遺伝子の要求を最大限に満たす価値の源泉である限り、人間は金から逃れることはできないのです。しかしながら絶対に他人の遺伝子を犠牲にして、自己の遺伝子の快楽を求めるべきではないのです。)

 オムツ3枚程度になり、やがては、1日1枚お尻に当てていれば大丈夫な日が何日も続きました。

 (ろう孔が縮小してきたのでおむつも不必要になり始めたのです。現代医学の免疫の遺伝子の働きを変えてしまおうという、最悪の薬をやめ、逆に免疫を上げる漢方煎剤を飲み続ければ、全ての膠原病は自分で治す事ができるのです。ただし一つ条件があることは何回も述べたのですが、付け加えておきます。7回も手術された酒井さんの腸管は、まるで腸管の構造を成していないといってもいいぐらいでありますが、にもかかわらず彼の病状はこんなに良く改善したのはなぜだかご存知ですか?彼の心のあり方なのです。つまり彼は医者たちに病気を作られてきた現実にもかかわらず、彼はそれを自己責任として引き受けることができているからです。つまり心の葛藤・ストレスが全くないと言ってもよい方であるからです。

 ところが酒井さんが自分の苦痛の全てを引き受けるという同じ心を四六時中持ち続けることは実は不可能なのです。快楽を求める利己的な遺伝子は常に欲望を生み出し、他の人と比べることが出来ない程の惨めな現状を否定しようとします。皆さん想像してみてください。あなたが酒井さんのようにおしめをしなければならないとすれば、自尊心を保つことができますか?ましてや23年間もクローン病で苦しんできた酒井さんにとっては、自己実現、つまり自分の持って生まれた優れた遺伝子の発現ができなかったこの苦しい思いは、記憶として走馬灯のようによみがえるのです。

 私も15歳から20年間以上苦しみ続けました。あの一発の硬球が右目に当たりさえしなければ、私の人生は快楽で満ち満ち、どんなに幸せな素晴らしいものであったかと思うたびに、しかもその後に全てを失って行く惨めな人生を思えば思うほど苦しみました。しかしながら現在は快楽よりも真実の方がはるかに価値があり、生き甲斐の源泉となったのです。これも20年以上も無理やりに難行苦行をさせられ、宿命を受け入れてきた心の到達点であります。それでもやはり自己を中心とした快楽を本能、つまり利己的な遺伝子は求めることがしばしばあるのです。だからこそ私は彼の心が手に取るようにわかるものですから、彼の心も千々に乱れることも分かるのです。それでも彼は私と同じように、できる限り現状を受け入れようとする心を誰よりも持ち続けているので、心の葛藤が少ないために自分でストレスホルモンを出し続ける必要がないので、このように実に簡単に彼の病状が驚くほど良くなったのです。その意味で私ではなく彼は自分の心で病気を良くしていると断言できるのです。全てのクローン病の患者さんのみならず、膠原病の患者さんも、私の心や彼の心の高みまで昇ってきていただきたいと思うのです。つまりあらゆる受け入れ難い事実をストレスなく受容できる心のあり方であります。)

 そして、気の流れがよくなったのかエネルギーが高くなってきて、QOLがかなり高くなりました。食事についても体調が悪くなったら控える程度でよかったので今まで我慢していたとんかつなども時々は食べることができるようになりました。(今は、食べることができて満足なので、わざわざ食べようとは思いません。制限されると食べたくなるんでしょうね。)

 (現代のクローン病の専門医たちは、クローン病の原因が分からないと言いながらあれこれ食事の制限をします。これも滑稽なことでありますが、医者たちは自分たちの愚かさや滑稽さに気がついていません。

 化学物質の一切入っていない飲食物を摂取すれば、クローン病は絶対に起こりません。なぜならクローン病の原因である化学物質が一切体内に侵入しなくなってしまうからです。そのような食事は実際には不可能です。IVHを続ける手もあるのですが、数ヶ月は続けられますが一生は無理です。だからこそ膠原病を治す手はただ一つ、化学物質と共存するしかないのです。

 話は変わりますが、歴史上最強の帝国であるアメリカも、アラブのタリバンを殺し尽くすことができず、アフガンやイラクから手を引くためにタリバンと裏交渉をし始めました。10年もの間何百兆円の戦費を費やし、何千人というアメリカ兵を殺されてやっと気がついたのです。意見や宗教や文化の違うタリバンとは仲直りして、共存せざるを得なくなったのです。

 これも余計な話ですが、アメリカが去った後のアフガンは、いずれタリバンが復活するでしょう。なぜならばアフガンは1500年もの長い間イスラムの国であり、アメリカのキリスト教が根付くことは絶対にないからです。このように心の問題であるイスラム教とキリスト教とは共存せざるを得ないように、肉体の異物である化学物質も共存することによって初めて肉体は健康になるのです。そのためにまさにあらゆる化学物質が入っている食べ物は好きなだけ何を食べてもいいのです。ただ化学物質が多すぎるファーストフードは、できるだけ症状を耐えがたくさせないために避けた方がよいというアドバイスはしています。)

 

 得られたのは、病気に負けてしまってずたずたになった自分が病気の回復とともに自尊心が高まっていったことでした。自尊心が高まれば、より自分に対して治療したり、社会に対して貢献する気持ちが生まれるので、より元気になれます。しかし、漢方は何度か山を乗り越える必要があるかもしれません。

   

 (現代のクローン病の専門医といわれる人たちは、ただ単に肉体を徐々に徐々に殺しつつあるのみならず、人間のアイデンティティを守ってくれる自尊心まで奪い取っていることに何も気がついていないのです。気がついていないどころか、平然たる顔つきで金儲けに励んで何の反省もない冷血な心は一体どうして生まれるのでしょうか?罰せられない限り、利己的な遺伝子の求める快楽を保証してくれるお金が入れば知らんぷりできるという人間性が悪であるという証拠であります。世界の歴史はまさに権力と金によって支配された悪の歴史でありますが、教科書にはそんなことは一行も書いておりません。世界の歴史は政治権力と武力と富によって支配された戦争の歴史でありますが、この血なまぐさい歴史は必然であり、人間性の発露の必然でもあります。

 ところが医療は患者に対して医者が好き放題のことをやって、肉体的にも精神的にも抹殺することができるという世界ではないはずです。医療は患者と医者との戦争をやっているわけではありません。医療と戦争とは天と地の違いがあります。医療は聖職であり軍隊は殺し屋であります。暴力装置であります。大衆は医療は絶対に間違いをするわけはないと思い込んで“病院に行けば病気を治してもらえる、病気を良くしてもらえる”と医者を信じきって医者の言いなりになっています。この弱みに付け込んだ医者たちは、肉体も心もズタズタにするだけでなく、最後は死に追いやってしまうのです。残念です。)

 

 私も初めは気合が入っていたので、毎日作っては飲んでいましたが、1ヶ月過ぎに一度山がきました。苦さが耐えられなかったのです。

 (良薬ほど口に苦しです。苦味の中に免疫を上げる成分がたっぷり含まれているのです。)

 その時は、味覚糖のあめを舐めたり、ジュースを飲んだりしましたが、ときに食後に飲めなくなるときもありました。しかし、ペンタサを減らしたことやこの苦さが身体に良いんだと自分に言い聞かせることをしたり、これを飲んでいれば、絶対に大丈夫、という先生の言葉を信じて多少、飲まない日があったとしても続けて行きました。

 

 (私以外の医者は全て嘘つきと言ってもよいのです。なぜならば大学で教えられている医学は、医者や学会や製薬業界のための医学であって、患者のための医学ではないからです。本当の患者のための医学が松本医学なのです。松本医学という大それた言い方をしましたが、実はこれほど簡単な医学はないのです。松本医学の原則は“患者さんの免疫を信じなさい”ということです。もっと正確に言えば“患者さんの免疫の遺伝子の働きを信じなさい”というべきです。

 病気はすべからく、異物と免疫の遺伝子との戦いでありますから、異物が人体に侵入しない限り、絶対に病気は起こらないのです。さらにたとえ異物が人体に侵入しても、免疫が気がつかなければ戦い、つまり病気、つまり炎症は絶対に起こりえないのです。この病気の大原則を過去の医療の歴史においても今現在も誰も気がついていないのです。私も何も医療について自分の意見ばかりを勝手に述べているのではありません。いわゆる名医といわれる人たちの様々な書物も読破し続けているのでありますが、全ての優れた医者でさえもが病気や健康の正しい定義さえ知らないのです。今をときめく新潟大学の免疫学の教授でいらっしゃる安保徹先生さえもが病気の定義さえできていません。従って彼の書いた何十冊の本も価値のないものです。そのいい証拠は彼自身が癌患者も膠原病の患者も誰一人として治したことがないのにもかかわらず、勝手な免疫のご高説をのたまっておられるからです。それでも私は彼の本を真剣に何冊か読みましたが、間違いだらけです。学者なのにこんな間違いを堂々と書ける蛮勇に驚いています。ただし一点だけ彼が言っている意見で正しいことがあります。“免疫は抑えるな”という点であります。

 私は今までは間違いだらけの医学書は読む必要はないと考えていたのでありますが、最近は医学者の書いた書物のどこが間違いかを指摘するために、再び様々な本を読み始めています。しかしながら私のレベルに達している医学者は誰もいません。つまり難病の全ての原因と治し方を知り、かつ実際に治している私のレベルに達している医者は誰もいません。ほとんど全ての医学書はエッセイであり、ポイントを外れているといわざるを得ません。病気を治すのは患者の免疫であるということさえ気がついていないのです。残念です。

 

 そのポイントは何でしょうか?先ほど述べたように、病気は異物と免疫の戦いであるという原則であります。なぜこんな簡単なことが分からないのでしょうか?学者先生が私よりも頭が悪いからでしょうか?いやそんなことは絶対にありません。それとも真実を受け入れる素直さがないからでしょうか?いや頑迷固陋な学者ばかりではありませんから、そうでもなさそうです。

 それではなぜこんな簡単な原理がわからないのでしょうか?やはり真実よりも医学会や製薬メーカーが現代の世界の医療界を牛耳っているからだと思います。人間関係や人脈や金銭がらみや建前がらみなどが真実を隠蔽してしまっているからです。そのような俗事とは一切関係のない私は“現代の医療は裸の王様である”とすぐに気がつき、指摘することができますが、他の医学者はそれを言ってしまうと生きられなくなるからでしょう。金も名声も地位も失ってしまうからでしょう。

 ところが私には地位も名声も何一つなく、ただ病気を本当に治してもらいたい患者さんの病気を治せるからこそ、言いたいことを言い、真実を語り続け生き延びていくことができるのです。素敵な酒井さんも2週間ごとに遠路神奈川県の横浜から大阪の高槻まで私に会いに馳せ参じてくれます。既に述べたように私は自分自身の心の中に真実という友を持っているので、友達の必要性は全く感じません。さらに私は心の中に様々な真実という支えを持っているので、他人に褒められたり持ち上げられたり、さらに支えてもらったりする必要は全くないのです。私は他の人が知らない様々な真実を知るだけで喜びに満ち溢れていますが、天職である医者としての仕事を実行して、患者さんに喜びをばら撒いているので、毎日世界のどんな医者よりも喜びと元気さに満たされています。その真実を求めて日本全国から、いや世界中から私に愛に来てくれるのです。しかも患者さんはそれなりの報酬も持ってきていただけます。

 私にとって唯一必要なものは真実だけなのです。真実だけで私は思う存分飯が食え、生き甲斐を感じ、喜びに満たされ、しかも他人に命と喜びを与えることができるのです。こんな幸せな医者が世界の何処にいると思いますか?私だけでしょう。このような喜びを与えてくれる酒井さんに乾杯です!)

 また、3ヵ月後にも1度山がありましたが、それでも続けていくことで、いつしか、漢方薬の味がコーヒーの苦味のような感じに変わり毎日でも飲めるようになりました。また、先生から言われたことはとりあえず全部やろうと、近場に良い鍼をしてくれる場所を見つけて毎週通いました。

 (できの悪い患者は私を酒井さんのように心から信じてくれません。なぜ人は心から他人を信じることができないのでしょうか?それは騙されることがあるからです。騙されるという事はどういう事でしょうか?ただ一つ、お金を巻き上げられることです。私は神に誓って人を騙して金儲けをする意図は全くありません。私が忙殺される日々の合間をぬって休診日にこのようなホームページを作成するのも、私は世界中の全ての難病の患者さんに真実を伝えたいためだけなのです。その真実を伝えるために手を変え品を変えて、なんとか分からせようと努力しているのです。

 患者の皆さん、一言最後通牒を伝えておきましょう。『私を信じることができなければ、他の誰も信じない方がいいですよ』と。『信じたら騙されますよ』と。『それでも私を信じるかどうかはあなたが決めなさい』と。)

 

 そして、お灸はカヤマミニを購入してできるだけ毎日行ないました。診察に行くと、松本先生がいつも笑顔で迎えてくれて「酒井くん、がんばっているか。君の笑顔は天使や!」と握手してくれることもとても励みになりました。また、お風呂はぬるめで長めに入るようにすることも心がけ、松本先生からもストレスがたまることはあんまりしない方が良いということで、できるだけ仕事を減らして休むことにしました。あとは、簡単な気功を行なったことやNLPの技術で、不安な感覚がでてきたり嫌なコトバを自分にかけたりしていたときは上手く変化させていきました。できることは何でもやってみました。そして、特に漢方や鍼灸を信頼していました。

 

 (彼は私の『免疫を上げるために自分のできることは全て自分でやりなさい』と伝えたことは全てやってくれました。それだけではありません。いかに自分の心を幸せにするかの方法もNLPを通じて、さらに気功も加えて実行してくれました。酒井さんはリウマチの安江幸代さんと比べることができるほど、心の奥深くに沈潜し、利己的な自我を乗り越えてくれました。23年前にこれだけの心のトレーニングをしていたならば、クローン病にもならなかったくらいに自分の心を自分の掌中に収めておられるのです。

 近頃急速にクローン病の患者が増え、10万人以上の若者が苦しんでいるといわれます。なぜでしょう?言うまでもなく、ひとつは化学物質が増えすぎたことです。ふたつめは心の教育が何一つされていないからです。物質文明が日本中を支配し、肉の快楽だけを追い求め、偽りの外見や見栄だけを追い求め、人為的な地位や偏差値だけを追い求め、そのために常に競争にさらされ、常に欲望と現実とのギャップが深まるばかりで、それに耐えるためにストレスホルモンであるステロイドを出し続けて免疫を抑え、心の幸せを失うのみならず肉体の幸せも失ってしまったのです。このような状況は心の教育がなされていないだけが問題ではありません。実は地球上に住む人間全体に重くのしかかっている現実があるのです。

 アメリカのユダヤ人が支配する資本主義という金第一主義が作り上げたグローバルな地球全体を覆うシステムの問題であります。金がなければ生きていけないという現実は自分で生きようとする人間に重々しくのしかかってきます。社会主義が崩壊してしまった後に、このシステムを変えることは永遠に不可能でしょう。ただこのようなシステムの中でも自分の肉体と心を守ることはできるのです。酒井さんのように。

 

 酒井さんも金を稼いで飯を食っているのはNLPの講師としてであるようです。彼は長年悩んだからこそ心の教育ができるNLPの仕事をしておられるのです。私も何も医者になりたくてなったわけではありません。他の医者が治せない自分の病気を自分で原因を知りたくて3つ目の大学である京都府立医科大学に入り直したのです。苦しみがなければ医学部に入り直す必要はなかったかもしれません。従って松本医学という金字塔を打ち立てることはできなかったかもしれません。そして酒井さんも長年のクローン病の苦しみがなければ、心の教育を行うNLPとの出会いもなかったかもしれません。)

   

 ペンタサも外科手術をしていたときは12錠でしたがいつしか6錠に減って、今は3錠しか飲んでいません。しかし漢方を続けているおかげで、血液検査の数値が圧倒的に良くなりました。CRPについては、先ほどの入院時は3.0を超えていましたが、2010年8月には、1.58 9月には、0.8、でほぼ横ばいが続き、2011年3月でも0.7をキープしています。血沈も2010年8月は32だったのが、現在では18まで下がっています。赤血球も2010年9月は382だったのが、現在は458まで上がりました。体重も53Kgだったのが、57Kgまで太りました。今ではクローン病は治ったといっても良いぐらいの状態を保っています。

   

 あとは、ろう孔についてですが、今のところはまだお尻から便が出てはきますが、ほとんどは人工肛門へと流れていきます。我慢したいときには我慢できるようなコントロールができるようになりました。おかげさまで毎日が楽しく暮らせるようになりました。

 

 (クローン病そのものが完治すれば、肛門のろう孔も消え去ってしまうのですが、人為的に無理やり肛門を取り、人工肛門に変えた部分は永遠に人工肛門であり続けることが残念です。この世に治らない難病などというのは何一つないのにもかかわらず、このように医者に無理やり病気を作られてしまうときに初めて治らない病気が生まれるのです。現代の病気の99%は医原病です。一方、成人病は自分で作った病気ですから“自原病”というべきものであり、つまり自分自身の欲望が原因で作った病気ですから、自分自身で欲望を減らす努力をして、成人病の原因を除去すれば全て治る病気ですから、どうでもない病気です。この真実を医者は成人病の全ての人に言うべきです。どうしても“自原病”である成人病を勝手に作る人に対しては自己責任を説いて自分で治すように指導し、どうしても自分で治せない人には成人病税をかけて無理に治させるべきです。そうすれば肉体の健康はもとより、税金も入り周囲も喜ぶので三方万々歳となります。ワッハッハ!嬉しい限りです!)

   

 私は本当にラッキーでした。もし松本先生に出会わなければ、今頃は経管栄養で感染に怯えながら毎日を過ごしていたかもしれません。また、電車で栄養剤を担いで通勤していたときのように最悪の自己イメージを抱きながら人生を送っていたかもしれません。しかし、今、松本先生と出会ってほとんど症状らしい症状もなく健康に毎日を暮らせることが当たり前のようになってきています。

 

 (医者は全て松本先生になるべきです。誰でも簡単になれます。なぜなら患者に対して金儲けのために悪いことをする気持ちがない限りは、患者が全ての病気を治してくれるからです。現在の世の中は全て金儲けのために狂っています。歴史的に言えば、金貸しの世界の精神となってしまいました。金のない弱い人から高利を取ってさらに金のない人を窮地に陥れ、最後は金の代わりに命を奪ってしまう社会です。最近まで日本のサラ金業界がまさにやってきたことですが、何もサラ金業界だけではありません。全ての分野で同じことがまかり通っているのです。シェークスピアの描いた「ベニスの商人」に登場する強欲なユダヤ人の金貸しのシャイロックの世界であります。何もユダヤ人だけがやっているのではありません。まさにもっとひどいことを全世界の医者がやっているのです。今はアメリカのユダヤ人が世界の覇権を握っていますが、いずれ中国の漢人が覇権を握り、ユダヤ人顔負けの金儲け第一主義の中国が支配する資本主義が闊歩するでしょう。最も優秀で最も冷酷な人間のエゴ的な遺伝子が世界の歴史を支配してきたのは今に始まったわけではありません。このような人間の行く末は一体どうなるのでしょうか?わかりません。少なくとも私は医療の世界で金に支配されない真実の医療を孤軍奮闘し死ぬまで追究する覚悟です。)

   

 クローン病の人には、ぜひ松本医院に足を運んでもらいたいです。そうすれば、私のように7度も腸を切る痛みを体験しなくても済む方も何人もいらっしゃると想います。悪いところを取るのではなく、自分の身体が持っている素晴らしい機能を回復させることで、病気を作り出している免疫機能から健康に過ごせる免疫機能に変えていく。免疫機能が身体の状態に影響を与えているのであれば、出てきた結果に対して対処しても根本が変わっていないので、また再発してしまいます。だからこそ、免疫機能に直接働きかける治療の方が効果があるのは当たり前です。私たちの中にある自然治癒力を信じ、もっと活性化させる方向に取り組んでみてはいかがでしょうか?

 

 (このように私を持ち上げてくれる素晴らしいお言葉に感謝します。実は彼は私を持ち上げたり、私の医療を褒め称えたりしているのではありません。医療の真実が私を通じて実現していることを、身を持って証明されていることを語っておられるだけです。この世には私の医院が繁栄することに嫉妬を感ずる人もたくさんいます。にもかかわらず彼ほどこれほど率直に私の医院を推薦していただくことを心から嬉しく思います。私が有名になり私が金を儲けることに妬みを感ずる人たちがいっぱいいます。とりわけ医者たちです。自分たちが悪いことをしていることを反省するどころか、正しい医療をやっている人間を妬ましく思うという人間の悪しき業は永遠に消えることはないでしょう。にもかかわらず彼は率直に私の医院のことを持ち上げてくれました。ありがとうございます。)

   

 特に、今までの西洋医学の中で育ってきた私たちにとって漢方を、含めて東洋医学を選択することは勇気がいることかもしれません。しかし、本当に治したい、そう思えたらきっとこの医院はあなたの気持ちに答えてくれるでしょう。この手記があなたの決断の一助になれば嬉しいです。

 

 (そうです。本当に治したい人は当院に来てください。しかしリバウンドがどれだけ出るかは単に過去に間違った医療の量や質だけによって決まるのではありません。患者さんの過去の人生の心のあり方や生き方も大きくリバウンドに反映します。リウマチの安江さんや、クローン病の酒井さんのように、既に免疫の抑えない心のあり方が最高位におられる方は治りやすいのです。ところが心が嫉み・怒り・恨み・不満・憎しみ・不安・不信・無知・嫉妬で満ち満ちている患者さんは治りにくいこと知ってください。リバウンドも激しいことを知っておいてください。

 私は患者さんに出会った瞬間にその人の心が読めます。目を見るだけでその人の心が読めます。言葉や声の質によってもその人の心が読めます。邪悪な人はいかに心を隠そうとしても、私の研ぎ澄まされた透徹な心の鑑に邪悪な心が映し出されてしまいます。会った瞬間に患者さんの病気の治りやすさが全て分かってしまいます。

   

 皆さん、病気を治すのは自分の心であり、病気を作るのも自分の心であることを知っておいてください。皆さん、酒井さんの真似をしましょう。私の心の持ち方の真似をしてください。他人の幸せを心から一瞬でも喜んであげるように努力してください。そうすればあらゆる膠原病は簡単に治ってしまいます。しかもストレスがない最高の心のあり方ですから、癌にもなりにくいのです。どうして癌になりにくいかについては次の機会まで待ってください。酒井さん、知性と精神性において類稀なるあなた自身の心を伝えてくださってありがとうございます。今後もお互いに競い合いながら心を高めていきましょう!本当にありがとうございました。)

 2011/06/13

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「心と体(リウマチさん、ありがとう)」 安江 幸代 56歳

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 (2人娘はアトピっ子。「絶対に治る!」という主治医のコトバを信じ、ステロイドや抗アレルギー剤を使わず、漢方治療をはじめました・・・)

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 アレルギーは医学部の教科書には、現代の医学では治らないと書かれています。何故、一介の開業医である私は治すことができるのに他のお偉い方々は治らないとおっしゃるのでしょうか?いずれにしても、私が如何に大声をあげてアトピ-やリウマチが治るといっても変人扱いされるだけでしょうが、ここに証拠をお見せしましょう。ここで紹介される患者さんの手記は、巷に出ているノンフィクションの本よりも遙に感動的であり、今アトピ-や喘息やリウマチと戦いつつある患者さんの皆さんに大きな励ましとなるでしょう。このホームページを読めば、体の中で起こっている自然の正しい免疫反応を抑制してはいけないのに、見せかけだけを良くするために抑制して生じた薬害の後始末をすることが私の主な仕事となり、完治するのはアトピ-やリウマチだけではなく、同時に他のアレルギ-(アレルギー性鼻炎やアレルギー性気管支喘息やアレルギー性結膜炎)が全て消失してしまうのもお分かりになるでしょう。

 患者さんが経験された厳しい症状などについて医学的な意味付けが赤字でコメントしているものもありますから、私のアトピ-やリウマチの治療法がさらによく理解できると思います。何回も読み返してください。この記録から、ステロイド・抗アレルギー剤・抗ヒスタミン剤・抗炎症剤の免疫抑制剤が一時的に症状を良くしても、結局は見せかけの治療薬に過ぎないことが理解され、とりわけステロイドの乱用によりステロイド皮膚症になった人が、いかにステロイドから脱却し、最後はアトピーやリウマチを治しきってしまうこともお分かりになるでしょう。 

アトピー・リウマチをはじめ、全てのアレルギー・膠原病の治療において、一切ステロイドを使いません。

 それは、ステロイドをはじめとする免疫抑制剤を使っている限り、アトピー(アレルギー)やリウマチなどの膠原病はもとより、全ての病気を治すことができないからです。また、私は何も漢方で治しているのではなくて、正しくは漢方を使って免疫を上げて、患者の免疫を高め続けることによって、自分でクラススイッチをしたり免疫寛容を起こさせたりする手助けをしているだけなのです。漢方が治したり、私が治したりしているのでもなく、あくまでもあらゆる病気は自分の免疫で治しているのです。

漢方治療中(治療中でなくても)、市販の風邪薬は飲まないでください。

 市販で売られている、もしくは他医院で処方された風邪薬の中には、抗ヒスタミン剤や、抗アレルギー剤が含まれています。とりわけ、小児用の風邪薬の中には、必ず、ぺリアクチンという抗ヒスタミン剤が入っています。私のアトピーや花粉症の患者さんの治療が、なぜか長引いてしまうことが時にありました。この方々は風邪を引くたびに、このぺリアクチンの入った市販の薬を服用していた患者さんたちであることがわかりました。これらの風邪薬は、鼻水や鼻づまりなどの見かけの症状を取りながら、同時に、本来のアレルギーを抑制しています。風邪が治ったあと、必ずリバウンドが繰り返され、アトピーをはじめとするアレルギーやリウマチの完治が遅れますので、服用しないでください。

松本医院の「なぜ」

病気とは何でしょうか?

 病気とは、人体に不必要な異物が侵入してきたときにそれを排除しようとする正しい免疫の働きに見られる症状のことを病気だといえば一番わかりやすいでしょう。となれば、病気とは否定的に捉えるのではなくて肯定的に捉えるべきものではないでしょうか?つまり否定されるべきものは侵入してくる異物であり、病気そのものではないのです。言い換えると異物が人体に侵入しない限り、免疫の働きは行使される必要はないのです。この世から人体に必要な5大栄養素と水と空気以外の異物が存在しなければ、病気は絶対に起こらないのです。言い換えると、病気を起こす原因は人体に不必要な異物なのです。

 それでは異物には何があるでしょうか?2種類しかありません。ひとつは、病原細菌であり、ウイルスであります。これらはワクチンと抗生物質で征服されてしまいました。つまり、間単に殺すことができるようになったのです。このために人類の寿命は飛躍的に延びました。ふたつめは何でしょうか?まさに近代化学が作った化学物質であります。この化学物質が人体に侵入したときに、それを排除する免疫の働きの症状がアレルギーとなるのです。

アレルギーとは何でしょうか?

 アレルギーとは環境汚染物質を体内から排除する働きであります。何故アレルギーは増えたのでしょう?環境を汚染する農薬をはじめとする化学物質が極めて多く作り出されるようになったからです。実はリウマチもアレルギーのⅢ型であります。

膠原病とは何でしょうか?

 膠原病はアレルギーと同様、環境汚染物質という同じ敵を排除しようとしています。ただ、膠原病はIgG抗体を用い、アレルギーはIgE抗体を用います。つまり武器を変えて戦っているだけの違いなのです。

アレルギー・膠原病はなぜ治るのでしょうか?

 敵は無限に存在する化学物質や環境汚染物質であり、味方はアレルギーの場合は有限であるIgE抗体であり、リウマチの場合はIgG抗体やリウマチ関連抗体であります。排除しても無限に繰り返し入ってくる化学物質を永遠に排除することは不可能であり、有限は無限に絶対に勝つことはできないからです。ところが現代の医学は異物を排除しようとする免疫の働きを一時的に抑制するだけですから、IgE抗体やIgG抗体やリウマチ関連抗体が再び作り出されいたちごっこになり永遠に戦いが終わらないのです。従って免疫の働きを一切抑制せずにアレルギーの症状を楽にしてあげるだけで最後はIgE抗体やIgG抗体やリウマチ関連抗体が作られなくなるのです。これを発見したのは世界で私が初めてなのであります。これを自然後天的免疫寛容と名付けたのです。

リウマチの患者さんの家族の皆様に

 他医院で治療をされていない初期のリウマチは、「風邪よりも治すのが簡単である」と言っても過言ではありません。しかし、私の患者さんは当院に来られる前に間違った現代医学の免疫を抑制する治療を受けて来られる方がほとんどです。従って、私の治療を始めると、間違って受けてきた治療の度合いに応じて、多かれ少なかれ必ずリバウンドが出現し、それに伴い、痛みが増強します。大量のステロイドを注射されたり飲まされてきた人、長期に渡って他の病院でリウマチ治療を受けてきた人は、激しい痛みのために、自分自身の身の回りの世話が不可能になる事態もしばしば遭遇します。

 そのために、私の治療を受け続けるには、絶対に家族の協力が必要となります。ところが、遠方から来られる方や、お年寄りの方の中には、リウマチ治療の困難さを全く理解せずに、すぐにリウマチが治ると思って気軽に一人で受診される方がいます。実際の治療の困難さや、具体的な私の治療法、何より私自身を知ってもらうためにも、初診時には必ず家族の方と一緒に来て下さい。また、患者さんはもちろん、家族の方も私のホームページに記載されている理論とその証拠である手記を繰り返し読み、私の理論と治療法を理解してから来て下さい。

 また漢方薬だけでは絶対にリウマチを治すことは出来ないのです。他の免疫を上げる鍼・お灸・漢方風呂などを総動員して初めて徐々に免疫は回復し、上昇し、最後はクラススイッチし、自然後天的免疫寛容となるのです。

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