この手記を印刷する 院長のコメントなしバージョンを読む 論文『潰瘍性大腸炎の完治の理論と証拠』を読む
「潰瘍性大腸炎」 匿名希望 26歳
コメント2008年4月24日
遅くなりましたが、手記を送信させていただきます。 匿名希望でお願いします。
2005年12月28日
潰瘍性大腸炎と診断されたのは、2004年の3月でした。数週間前から便に血が混じるようになり、始めは痔だと思い、市販の薬を使用したのですが、良くならず、「これは、ただの痔ではないかもしれない」という漠然とした不安を覚え、検査を受けたのです。聞き慣れない病名を聞いた時は、そのうち治るだろうと楽観的に考えましたが、その後自分で調べるうちに、現代医学では治らないと言われている難病だという事を知り、大変ショックを受けました。
(膠原病の難病と言われている潰瘍性大腸炎も、他の膠原病と同じく突然に生じるものではありません。膠原病はすべからく化学物質が体内に摂取され、この化学物質が蛋白質と結びついて免疫系に抗原、つまり異物と認識され、これを排除するために炎症が生じるのです。これらの抗原は細胞の中にあるのではなくて、細胞と細胞の間の結合組織に沈着するものですから、膠原病の炎症は全て結合組織で生じているのです。従ってこのような病気を結合組織病というのであります。しかもこの結合組織は主に膠原繊維で構成されているものですから、結合組織病を膠原病と言ってきたのです。従って結合組織病にしろ膠原病にしろ、病気の名前は炎症の起こっている場所を用いて名づけられているだけですから、病気の原因から名前をつけるとすれば、正しくは化学物質排泄症と名づけるべきです。
ただ、アレルギーと違って膠原病はIgGを用いているので『IgG化学物質排泄症』と名づけるのが一番正しい病名でしょう。一方アレルギーのほうはIgEを用いて化学物質を排泄するものですから、アレルギーの正しい名称は『IgE化学物質排泄症』というべきものです。いずれの病気も人間にとって不必要な化学物質を排泄しようとする免疫の働きですから、褒めるべき免疫の働きであり、決してその働きを止めてはならないのです。
ただ、無限に入ってくる化学物質を永遠に排泄し続け、永遠に炎症を起こし続けることは、人体にとって意味のないことですから、それを免疫は気がつくメカニズムをも内蔵している点が免疫のすごさなのです。つまり膠原病にもちいられるIgGをアレルギーに用いるIgEにクラススイッチをする高等な働きが内蔵されている上に、さらにアレルギーになればサプレッサーT細胞が作動し、最後は免疫寛容を起こすシステムも内蔵されているところが驚くべき免疫の賢さなのです。38億年の生命の進化の中で作り上げた言語に絶する異物に対する適応というべきものです。つまり異物ではあるけれども、人間の生命を傷つける訳ではない異物を取り込んで、最後にその異物と共存することを可能にさせるのが自然後天的免疫寛容なのであります。
生命は元来、外部の環境からいわば自分の構成物でもなくエネルギー源でもない異物を取り込んで徐々に機能を拡充し、進化し続けてきました。いわば連続的自然後天的免疫寛容を起こしながら進化してきたのです。これを私は進化論的免疫寛容と名づけています。この意味で現在人間が異物と感じている化学物質が、今後何万年後かに必須の構成成分となる可能性があるかもしれません。具体的には遠い未来には農薬を食べ物としている可能性も否定できないのです。)
それからペンタサを服薬しつつ、毎日病気の事ばかり考える日々が始まりました。薬を飲んでも出血は治まらず、病院に行っても、何時間も待たされたあげく、診察は数分、ただただ同じ薬を出されるだけでした。
(ペンタサは抗炎症剤のひとつであり、同時に免疫抑制作用も持っています。簡単に炎症について説明しておきます。炎症は先天免疫といって下等動物の生まれながらに持っている防御作用であり、体内にどんな異物でも侵入したときに、その異物を閉じ込めるために引き起こされる局所的な戦いに際して見られる症状であります。この異物は特化された敵ではなくて、不特定の敵であるのです。その結果局所に熱感、発赤、疼痛、腫脹が見られ、これらを炎症の4大主徴と呼びます。抗炎症剤はこれらの症状を抑えることが出来ます。
次に、免疫反応について述べましょう。免疫反応はいわば高等脊椎動物だけが有しているリンパ球の働きによって生じる防御作用であり、敵を特化し、その特化された敵を排除しようとする働きであります。その働きにはTリンパ球やナチュラルキラー細胞やキラーTリンパ球やBリンパ球などが関与しています。これらの働きを抑制すると、見かけ上異物が体内に侵入していない状態になり、症状は楽になるのです。
炎症にしろ免疫反応にしろ、全て異物を殺したり排除したりする働きであり、合目的な正しい免疫系の反応なのです。正しい治療というのは、異物を入れないようにすることであり、一度侵入した異物を排除する働きの手伝いをすべきなのです。ところがこのような薬を作ることができないので間違った治療が開始されるのです。つまり人体の正しい免疫系の働きを抑えることによって症状だけを一時的に取ることに終始する対症療法をやれば、一時的に快楽は得られますが、侵入してきた異物はいつまでも体内にとどまってしまうので、根本治療には決してならないのです。
何故このような間違った免疫抑制を行い続けるかの理由は色々あります。ひとつは、古来症状は苦痛でありますから、その苦痛な症状そのものを悪い病気だと考えてきたからです。
基礎医学が徐々に明らかになり始めたのは19世紀の後半のヨーロッパにおいてであります。ここ20~30年における基礎医学、つまり免疫学の解明は目を見張るものがあります。しかしながら治療医学はこの免疫学の発達を悪用してしまいました。つまり異物が人体に侵入し、不快な症状が出現するまでの複雑な免疫の働きが明らかになったものですから、その症状を取るためにどの段階の免疫を抑えればよいのかを薬屋や臨床家が知ることが出来るようになったのです。そして、分子工学の技法を最大限に利用してあらゆる免疫の重要なステップを止めてしまう薬を開発するようになり、ますます症状は楽になるのですが、病気の根本原因が忘れ去られてしまったのです。
病気とは何かについて述べてみましょう。病気は人間にとって必要な5大栄養素と水と酸素以外の異物が入ったときに、それを排除しようとする働きが正しい病気の定義なのです。つまり病気は悪いものだと漠然と古来以来感じられてきたのでありますが、実は病気は歓迎すべきものなのです。というよりも病気の定義自身が一度も正しくされたことがので、病気が悪いものか良いものかさえ知られていなかったのです。
病気の反対語として健康という言葉がありますが、健康についても同じようにいまだかつて正しい定義がなされたことはないのです。健康の正しい定義は極めて簡単です。健康とは、5大栄養素と水と酸素以外に異物が入らない状態といえます。もちろんこれら必要なものの過不足は新たなる病気を引き起こす可能性があります。つまり5大栄養素を取りすぎると、摂り過ぎた栄養物は血管にたまり動脈硬化症を起こし、使われない栄養は脂肪となって体内に蓄積し、いわゆるメタボリックシンドロームを引き起こします。酸素も取りすぎると脳に障害を引き起こします。水も取りすぎると拷問となるのです。
WHOの定義では健康とは『単に病気でないというだけではなく、身体的、精神的及び社会的にも完全に良好な状態である』と定義されています。この定義においては病気が何であるかを明確にしていません。それでは病気について調べてみましょう。ある本では次のように書かれています。『病気は曖昧な概念であり、何を病気とし、何を病気にしないかについては、政治的・倫理的な問題も絡めた議論が存在する。』また別の本では、『病気とは、人間や動物の心や体に不調または不都合が生じ、医療による改善が望ましい状態であることを言う』と書かれています。このように、雲をつかむような病気や健康が毎日毎日マスコミで取り上げられています。
一体医者は病気の何を治しているのでしょうか?例えば健康食品がよく売れています。それでは不健康食品というのはあるのでしょうか?食品は全ていわゆる健康に良いものではないのでしょうか。
改めて、病気を世界で初めて私が正しく定義しましょう。『病気とは5大栄養素と水と酸素以外の異物が人体に侵入したときに排除する正しい免疫の働き』を病気というべきです。従って病気とは良い働きなのです。病気とは免疫の正しい働きによって異物を排除しようとしているものですから、病気を肯定的に捉えるべきなのです。にもかかわらず現代の医療はこの正しい免疫の働きを抑えて、さらに新たなる病気を作っているのです。
ただここで付け加えておくべき大切な無害な異物の最終的な処理の仕方があります。これが私が常々述べているIgGからIgEにクラススイッチする免疫の働きであり、さらにIgEにクラススイッチした後に生じる自然後天的免疫寛容の理論であります。無害な異物が入り続け永遠にそれを排除するために炎症や他の様々な苦痛を伴う症状が出現し続けるとなれば、それこそ生きている価値がありません。このような炎症症状や不都合な症状が、最後は消えてしまうという理論が自然後天的免疫寛容なのであります。この事実は私は理論を知る前に日々の臨床の中で見つけ出していたのですが、この二つの理論は免疫学の基礎を勉強すれば誰でもわかることです。
何故私が臨床的にこの二つの理論の事実を見つけることが出来たのかは、ひとえに抗炎症剤や抗免疫抑制剤を絶対に使うことをしなかったからです。つまり異物が入ったときに免疫はそれを排除すべく活動を始めますが、異物が生命を奪うものではなく、しかも永遠に侵入してくる無害な異物であれば、最後はその無害な異物と共存できるという働きをも免疫の中に内蔵しているということを発見したのです。
ところが異物を排除する働きを止める薬しか製薬メーカーは作ることができないので、その薬を使えば人体の奥深くに隠され内蔵されている免疫寛容の働きをも止めていることに気が付かないでいるのです。私がこの事実を如何に声高に言っても、製薬資本が支配している世界では今後も認められることは決してないでしょうが、難病に指定された膠原病を持っている患者さんや、アレルギーで苦しんでいる患者さんは、私を求めて全世界からいずれ私を探し出すことができるでしょう。この患者さんもその一人なのです。
私は治せる病気を治せると言っているだけで、何も世界一の天才的ペテン師では絶対にありません。(もちろん一度でも良いから何でも良いから天才と呼ばれたいのですが)病気の本質を理解し、免疫のエッセンスを完全にものし、免疫の絶対性を完全に把握し、それに基づいて医療を行えば原理的に全ての膠原病もアレルギーも治すことが出来るのです。その理論はわが母校の基礎免疫学の京大の本庶佑先生が発見したIgMやIgGからIgEへのクラススイッチの理論と、坂口志文先生が発見されたサプレッサーT細胞による免疫寛容の理論のふたつで全ての膠原病と全てのアレルギーは完治できるのです。)
徐々に出血が増えて来たので、ある日、予約なしで病院に行った所、いつもの担当医ではない大腸専門の医者にあたりました。その医者は、私にプレドネマというプレドニンの浣腸式の薬を使うように言いました。しかし私はインターネットで調べた知識の中で、プレドニンの恐さを知っていたので、出来るならなるべく弱い座薬から試したいと訴えました。するとその医者は、「詳しいね?医療関係者?」と嫌味たっぷりに言い、「早く出血止めたいでしょ!」と聴く耳をもってくれませんでした。
(ステロイドホルモンは多すぎても少なすぎても副作用を起こす人体に必須のホルモンであります。脳の視床下部と下垂体から副腎の働きを監視するコントロールシステムが完全に出来上がっています。にもかかわらず正しい免疫の働きを抑える作用を持っているので、患者を煙に巻くために、これぞとばかり大量に投与し続けます。元の病気は治らないどころかステロイドによる様々な副作用で患者を苦しめるのみならず、やめることが出来なくなるのです。ステロイド以上に免疫の働きを抑える薬はないものですから、止めれば離脱症状で症状がひどくなるので、他の薬は全く効果がないので結局ずるずると使い続けざるを得ないのです。この種の薬を麻薬といいます。
ステロイドは離脱症状を引き起こすだけではなく、もっともっと大切な免疫の働きを抑制してしまっているのです。つまり、免疫の極めて大切な働きであるクラススイッチと免疫寛容の二つの働きであります。この事実を世界で私しか知らないというのが、現代医療の悲劇であり、と同時に喜劇でもあります。何故かというと、私は一介の開業医です。しかも人生を一度失った人間です。まぁそんな意味では出来の悪い人間です。人生挫折もせず医学一本やりで東大京大医学部の教授になった先生方は私より遥かに優秀でしょう。にもかかわらず、私が知っていることを知らないのは滑稽ではありませんか?まるで悲喜劇というべきものでしょう。
アホな私が真実を知り、賢い大学医学部教授がこのような簡単な真実を知らないのは何故でしょうか?最終的な答えは唯ひとつです。大学の先生方をはじめ、医者は国民の健康を守るといいながら、実は真実をないがしろにして特定の利害に関わっているからです。私がどんなに現代医療の間違いを叫んでも世の中は変わらないでしょう。私はただ一人孤軍奮闘して死ぬまで真実を求め続けます。この真実は優れた患者さんだけが分かることになるでしょう。)
プレドネマを使うと、一時的に出血は止まりましたが、使用を中止すると、また元通りです。結局使用を中止してもらい、ペンタサのみ服用し、2週間に1度の割合で通院していました。
このままではいけないと思い、インターネットでみた潰瘍性大腸炎の専門医がいる病院に変えたのは、同じ年の7月頃です。その医師は、「潰瘍性大腸炎は、食事の欧米化による、若年層の生活習慣病である」と考えており、食事に気を付けるように言いました。そして彼の「僕は、この病気のプロだから」との言葉に、私はこの先生になら任せられると、心が軽くなりました。(後々この考えが間違いだった事に気付くのですが…)
(この医者の言い方は間違っています。正しくは、『潰瘍性大腸炎は食事の中に農薬をはじめとするあらゆる食品添加物による異物を認識できる優れた免疫の遺伝子を持った人が、排除しようとして生じる正しい免疫の働きである』と。今さら食事に気をつけても除草剤や殺虫剤などの化学物質の入っていない食べ物や水を見つけ出すことは不可能です。さらに次の言葉も間違っています。正しくは次のように言うべきです。『僕は潰瘍性大腸炎のプロだから、貴方の病気は必ず治してあげますよ』と。近頃専門医制度が盛んにどの分野でも行われています。こんな制度は全く無駄です。専門医と称する人たちは病気の治し方を専門的に知っている人の集団ではなくて、病気を治せないやり方を誰よりも詳しく知っている人たちの集団だと思います。特に難病といわれる病気に関する専門医の人たちに言えることです。
私は医者ではありますけれども、何の専門医の称号も与えられていません。しかし他の専門医が治せない数多くの病気を治すことができますし、事実治しています。従って、専門医制度を作るぐらいならば、「治せる医者制度」を作るべきです。これは実は誰もがなれるのです。私くらいに免疫学を勉強し、先ほど述べたように病気の本質を知れば、免疫を抑えることが如何に間違っているかを理解でき、従って免疫を上げる東洋医学をさらに深く勉強すれば、ほとんど治せない病気はなくなるといえる医者になれるでしょう。)
指導に従い、食事は玄米と和食中心に変え、薬はペンタサのみ服用していました。8月頃には出血もほとんどなくなり、このまま良くなるのだろうと思っていた矢先、9月に車で通勤中に追突事故に巻き込まれてしまい、そのストレスから、また段々と調子が悪くなってしまいました。
(玄米は特別に精米と比べて違いがあるとすれば、糠(ぬか)があるかないかだけです。ただ糠にはビタミンやミネラルや食物繊維を多く含んでいるだけですから、この成分と潰瘍性大腸炎とはどう関係があるのでしょうか?答えは皆無です。また和食と洋食とどのような違いがあるのでしょうか?洋食は肉や脂が多いというだけの違いでしょう。これも潰瘍性大腸炎と洋食の関係は皆無です。この先生方が如何に愚かであるかを言えば、結局は和食にしろ洋食にしろ、全ての食品に農薬や人工甘味料や人工香料や人工保存財や人工腐食剤がたっぷりと含まれていることです。何故こんな簡単なことに気が付かないのでしょう?まるで見えない権力者に気づかないように命令されているようです。人間にとって異物とはまさに科学文明が作った化学物質なのであります。結局人間は快楽を増大するために、様々な化学物質を作ったために膠原病がアレルギーが生じたのです。
面白い話を付け加えておきましょう。古来人類は感染症に悩まされてきました。今なおマラリヤや西ナイル熱、鳥インフルエンザ、エイズなどの感染症で苦しんでいますが、このような特別な病気を除いてはワクチンと抗生物質で感染症で悩む人は激減しました。ところがこのワクチンや抗生物質を作る科学技術が除草剤や殺虫剤などの化学物質を作ったために、それが体内に大量に入りだしたのです。このために現在世界で一番多い病気であるアレルギーや膠原病が生まれたのです。つまり、ワクチンや抗生物質を作る知恵が、新たなる病気を作ったのは皮肉なことだと思いませんか?このような意味だけから科学文明を批判すればプラスマイナス0の分明だと言えるかもしれません。
出血が止まったのも何も食事療法によるものではなくて、ペンタサで免疫の働きを止めたからだけなのです。このようなずるい治療法を陽動作戦といいます。有名な陽動作戦があります。T病院のN医師は『アレルギーの原因は活性酸素であるので、抗酸化物質を食べればアトピーは治る』と言って抗酸化食品を売りつけ、同時に大量にステロイドを投与して、アトピーは治った治った、という話です。こんなカラクリも大衆は無知ですから、コロリと参ってしまうのです。)
松本先生がおっしゃるように、私の場合、この病気はストレスが引き金になっているようです。最初の発病の時も、強いストレスがあったことを自覚しています。
(私が繰り返し述べているように、アレルギーと膠原病は同じ敵を相手にしているのです。元来は免疫が抑制されない限り、無生物である無害な異物 はIgEで処理されるようになっているのです。赤ちゃんというのは最もストレスの少ない集団であり、母親の母乳から入った化学物質をアトピーで皮膚から出してしまうのです。逆に言うと、同じ異物を膠原病で排除しようとすることは決してないのです。もちろん徐々に大きくなるにつれて免疫抑制剤をアレルギーで用いたり、さらに自分で生きるということはストレスを乗り越えるといえるぐらいですから、自立していけばいくほどストレスに対抗せざるを得なくなります。学業、男女関係、才能、地位、金銭、人間関係などの様々な葛藤が大きくなるにつれて押し寄せてきます。このストレスに負けて9年連続して毎年3万人以上が自殺しております。つまり、鬱になって自殺してしまうのであります。鬱にならないために脳は抗ストレスホルモンを出させようとします。それが副腎髄質ホルモンであるアドレナリンであり、副腎皮質ホルモンであるステロイドであります。これらのホルモンは高等な免疫であるリンパ球の働きを抑えることが証明されております。
実は証明されなくても合目的に考えれば当然のことなのです。というのは、ストレスは2種類あります。精神の異物によって引き起こされるストレスであり、もうひとつは肉体の異物である細菌や化学物質が体内に入ったときに生じるストレス(負担)であります。人間は一度に心の異物と肉体の異物に襲われると、それこそギブアップです。例えば東大受験の直前に風邪に襲われたらどうなるでしょうか?つまり東大受験は心の重荷であり、風邪のウイルスは肉体の重荷であります。それこそ心も肉体も精神もズタズタになるでしょう。1年を棒に振ることになり、悪ければ一生棒に振ることになるでしょう。この時、やはり東大受験のほうが大事なので、その競争に打ち勝つために風邪のウイルスは原始的な先天的な生まれつきの免疫に任せて、高等なリンパ球の働きを抑制しておくとエネルギーを東大受験に集中することができるのです。
つまり、アドレナリンやステロイドが増えると、下等な免疫の代表である好中球がどんどん増えて生きます。その間逆にリンパ球は減っていくのです。このような現象は次のようにも理解できます。高等な動物は下等な動物よりも心の働きが遥かに優れています。心の葛藤というのは極めて人間的であり、精神的なものであるので、その間下等な動物的な働きは減っていると言えます。例えば自殺が出来る動物は人間だけだと言われています。自殺が可能かどうかによって動物の精神性を評価できるぐらいです。従ってその高等な働きを追究する間、リンパ球という高等な肉体の働きが抑制されるのもうなずけることではないでしょうか?ただ、精神の働きを活発にしている間に肉体が滅びると困るものですから、肉体の敵である細菌やウイルスをやっつける下等な働きを担う好中球や大食細胞が増えるのも極めて合目的ではないでしょうか?
ここでひとつ漢方薬が何故風邪に効くかを説明しましょう。漢方薬の風邪薬を飲むと必ず交感神経が刺激されることが分かります。従って交感神経は戦う神経ですから元気が出てきます。いわば漢方薬は副腎髄質や副腎皮質ホルモンを出さないで、交感神経を高めている間に、先天免疫を高める作用があるのではないかと考えています。つまり漢方薬は高等免疫を上げるのではなくて、誰もが生まれつき持っている先天免疫を非特異的に刺激することによってウイルスや細菌を排除しようとする働きがあると考えています。)
こうして徐々に体調は悪化していき、遂に12月には入院してしまいました。この時の症状は、一日8回程の粘血便に高熱、腹痛等です。この時ばかりは、医者の言うことに従い、プレドニンを使うほかありませんでした。一日60ミリのプレドニンの点滴をしても、一向に良くならず、それと並行して白血球除去療法も試しました。治療はどれも辛く、でもこれをすれば良くなるかもしれないと希望をもち、勧められるままに全てのことをしました。
(これらの治療は全て一時的対症療法的治療で、免疫の働きを少なくしたり抑制するだけですから、偽りの希望に過ぎないのです。炎症の勢いが強すぎると、この程度の免疫抑制では症状さえ取れないこともあるのです。今更言う必要もないのですが、これらは根本治療ではないので一時的に症状が良くなっても、再びリバウンドが出現し、ぬか喜びになってしまうのです。現代の臨床医学は根本原因を忘れているという点ではギリシャ時代のヒポクラテスの医学とは何も変わらないどころか、免疫を抑制する薬を科学文明が作り出したために、免疫を抑制する限りにおいては何もしなかったギリシャ時代の医学の方が優れているといっても過言ではありません。
基礎の免疫学のものすごい進歩によって、人間の免疫の働きが解明されればされるほど間違った治療が行われるのは皮肉としか言いようがありません。つまり、人体の免疫の複雑かつ精巧な働きが詳しく分かれば分かるほど、どの段階の免疫の働きを抑えれば症状が取れるかが分かり、そのような免疫抑制剤を開発すればするほど根本治療が不可能となる皮肉です。もちろんその薬を売れば売るほど儲かるようにはなっていますが。人体の免疫はそれこそ生死を分ける緊急事態に際してのみ免疫の働きを抑えることが許されるだけなのです。難病といわれる膠原病に対して安易に免疫を抑えることは許されることではないのです。)
しかし、そのかいもなく、病状は一向に良くならず、医者からは手術を勧められました。(潰瘍性大腸炎の治療において手術などはとんでもない間違いです。この病気で大腸を全摘した若い患者さんに何人か出会ったことがあります。いくら食べても栄養不良でガリガリでした。切ってしまえば元に戻すことは不可能ですから、手術というのも死ぬか生きるかの時に許されるべきものです。)
しかしインターネットのあるサイトで、同じ病気の人達の体験談を読み、手術したからといって良くなっている人が決して多い訳でないことを知っていたので、絶対手術だけはしたくありませんでした。(その通りです。不必要な手術でどれほど多くの患者さんが苦しんでいることでしょうか。私との出会いがあればクラススイッチの理論と免疫寛容の理論によって簡単に治る病気を、わざわざ難病に指定し、好き放題されている患者さんのことを思えば私の治療法をもっと広めるべきでしょうが、私の治療の本を書いて大々的に私の理論と治療を公表すれば患者さんは救われるでしょうが、私ひとりがやっている医院なので私が殺されてしまうでしょう。つまり忙殺という自殺になってしまいそうです。いや、それ以上に学会から非難中傷を浴びせられ、学会から叩殺されることになるでしょう。いやひょっとすれば完全に抹殺されることになるでしょうか?)
その頃、同じ病気で、私より1ヶ月程前から入院している女子中学生の存在を知りました。彼女も、私のように全ての治療が効かず、最後の手段として新薬である免疫抑制剤を使用し、劇的に回復へむかったとのこと。医師からその話を聞き、私も最後の手段として、その薬を使用することにしたのです。(症状が取れただけで病気そのものが治っているわけではないのです。ただ、免疫の働きがたまたまこの女子中学生の場合は上手に抑制されたに過ぎないのです。止めれば必ずリバウンド症状が出てしまうことを医者は患者に伝えないところが現在のずるい治療の特徴なのです。)
これでやっと良くなるかもしれないと期待しましたが、私には劇的な効果はみられず、医者からは、何度も手術手術とプレッシャーをかけられながら、プレドニンによる点滴と、免疫抑制剤による治療を続けたまま、時間は過ぎました。
結局、何が効いたのか、もしくは何も効かずに治癒を遅らせてしまったのかわからないまま(今となっては、私は後者だと思っていますが…)、本当に少しずつですが便の回数や状態が良くなっていき、4ヶ月の入院生活の末、2005年3月の終わりに、やっと退院することが出来たのです。
しかしすっかり良くなった訳でなく、下血は残った状態で、入院して10キロ近く減ってしまった体重もそのままでした。そんな状態に加え、退院の1ヵ月程前、例の女子中学生が、退院から2ヶ月程しかたってないのに再燃し、入院してきた事もあり、全く同じ治療をしてきた私は、口には出さないものの、不安な気持ちでいっぱいでした。
(私は病気に関しては予言者です。何故かというと免疫学を完全にマスターしているので病気の予後が全て分かるからです。正しい予言者になるには、私と同じ程度に正しく人体の免疫を理解すれば誰もがなれます。予言したように例の女子中学生も再び病院に舞い戻ってきたのです。
臨床医学ではリバウンド現象を「再燃」と言って、まるで病気自身のせいで再び悪くなったように誤魔化します。免疫は抑える限り必ず抑制したことを正確に記憶し、薬を減らしたり止めたりすると必ず免疫の修復の結果、必ず離脱症状(リバウンド)が必ず正しく出現するのです。これを医者達は薬の作用の意味を隠そうとして「再燃」という専門用語を用いて薬の本質から目をそらせます。
ステロイドをはじめとする免疫抑制剤の一番大きな副作用はリバウンド現象なのです。にもかかわらずこのような薬のリバウンドという副作用については一切触れられていません。悲しいことです。医者は真実を追究すべき科学者の一群です。真実を語らず真実を隠蔽することも許されるべきことではないはずなのです。残念です。)
今思うと、入院生活は本当に地獄でした。医師からは、事あるごとに手術をすすめられ、病状が安定しない事で不安を煽るような言葉を言われた事もありました。それに加え、日に何度もある検診、週に1度の部長会議では、何人もの医師や研修医に見せ物のように見られ、心が安らぐ時間が全くありませんでした。今思うと、入院せずに自宅で療養していた方がまだ治りが早かったのではと疑問になる程です。(医者は専門的知識を受容に駆使して自分のやりたいことをやるために患者を怖がらせます。まるでインテリやくざ?のようです。医者の仕事は病気を治すことに尽きるべきですが、というよりも安心させることがまず仕事であるべきなのに、取り返しのつかないような手術を勧めて、その手術が全てうまくいっているように繕ったりしてやりたい放題のことをしています。膠原病の患者はストレスをかけられればかけられるほど、ますます免疫を抑制させられることになりますから、IgGの世界からIgEの世界へとクラススイッチすることもままならなくなるのです。彼女が言うように入院しないで自宅療養のほうが確かにストレスが少なく、それだけでも幸せだったことでしょう。)
退院した後も、プレドニンは減量しつつも飲み続けました。もう2度と再燃しないように、前にも増して食事にも気をつけていました。しかし、努力のかいもなく、悪夢はすぐにやってきたのです。
プレドニンが減るにつれ、なんとなく腹痛や便の回数が増えていき、6月になり、遂に再燃してしまったのです。この時は思い当たるストレスもなく、大量のプレドニンを使用した事によるリバウンドだったのだと思います。苦しかった入院生活から開放されたのも束の間、たった2ヶ月で再燃したことに、本当に失望を感じました。結局はプレドニン等で病状をおさえていただけだったのを証明したかのようです。(この患者さんは極めて聡明な方です。まるで私が日ごろ言い続けることを地でいっています。まさに真実が暴露されているのです。このような患者さんだったからこそ僕を探し当てることが可能になったのだと思います。)
病院に行ったら、また同じ事の繰り返しで、一生病気から逃れられなくなると察した私は、以前インターネットでみた松本医院のことを母親に話しました。
そして6月の末、大阪に行き、初診を受けたのです。松本先生に概要を話したら、「プレドニンを多量に使用したこと、何故もっと早くこなかったのか」ということを指摘されました。確かに、みなさんの体験談にあったように、言葉遣いは荒かったのですが、不思議と安心感を覚えました。
(最近は仏のような医者になりつつあります。当時は医者の横暴と患者の無知に対して常に怒り狂っていました。私は馬鹿正直な男ですから、心にあるものがストレートに顔に言葉に率直に出てしまいます。この頃は世界で膠原病を私しか治せないと公言し、膠原病の患者さんをどんどん治し始めていた頃ですが、来る患者来る患者が私のことをまるでペテン師のように感じている目つきを示すことが多かったので、大人気なく激しくむかっ腹を立てていた頃でした。しかし現在は心から反省しています。
日本で29万人の医者の中でただ一人、アレルギー・膠原病を治せる医者に猜疑心を向けない患者がいるでしょうか?いるわけはないのです。当然の患者の態度であったのです。最近このこともやっと分かり、この上もなく反省しております。無知な患者を怒鳴りつけることも止めました。無知な医者に対して怒りを感じることも止めました。政治を変えれば間違った医療制度が正せるとまで傲慢にも思い込んでいた時代がありました。しかし愚かな私もやっとそんなことは無理だということが分かったのです。私が如何ほど悪に対して怒っても多数に一人では勝ち目がありません。ただただ苦しんでいる患者の難病を治すことに邁進することだけが私の正しい責務だとやっと分かりました。二度と怒ることをしません。今まで怒った患者さんに対して本当にすまなく思っています。ごめんなさい。)
そして「絶対治る!」と言ってくれ、最後に握手をしていただいた時、初めて誰かから「治る」と言ってもらった事で、やっと今までの不安から解放された気持ちでした。(原理的に病気の原因を考えれば治らない病気はないのです。遺伝子病や自殺や事故や癌は、原理的にはどうにもならない厄病だと思います。しかしそれ以外は死なない限りは病気は全て治すことが出来ます。しかも医者が治すのではありません。薬が治すわけでもありません。自分の免疫で治すことができるだけなのです。医者や薬は手助けしてあげるだけなのです。にもかかわらず医者や薬は免疫を抑えることによって病気を作っているのです。こんな簡単なことが世界の医学界で認められないのは何故でしょうか?その答えは極めて簡単です。製薬メーカーは免疫を抑制する薬しか作れないのです。大学の教授先生方は真実を売るよりも薬を売るほうが遥かに得意なのです。何故でしょう?考えてください。)
松本医院に行った直後、今までの主治医に漢方薬を始めたことを説明するため、母親に病院に行ってもらいました(寝たきりで、自分では行けなかったため)。医者は、母親の説明を聞き、私の病状を気にかけてくれる言葉を言うでもなく、ただ自分のプライドを傷つけられたことだけを主張したそうです。それを聞いた私は、憤りよりも物哀しさを感じました。
(病気を作る専門家の医者にどんなプライドがあるというものでしょうか。医者は入学試験の偏差値が高いからといって威張っているようですが、病気を治すどころか拡大再生産している自分に対してもっと謙虚になるべきです。
現代の医療が一番問題点なのは唯ひとつ、病気を治さなくてもお金がもらえることです。車の故障を直せない修理会社はお金を取るでしょうか?人間は車とは比較しようがないかけがえのない生命体です。その生命体の故障を治さないでお金をもらえるというシステムは絶対に間違っています。検査をし、薬を大量に出して病気を治せないどころか、病気を作っている医療にどうしてお金を払う必要があるのでしょうか?医療費を決める中央のお偉いがたも誰一人このような簡単な道理に気が付いていないのです。
老人が増えれば増えるほど長生きすればするほど全ての人が老化していきます。今の医療は老化も病気と考えています。全ての老人を病人に仕立て上げ、病名を様々につけて、死ぬまで医療漬けにしてしまいます。従って医者は永遠に失業することはないので、偏差値の高い大学受験生は全てが医学部へと殺到していきます。つまり、病気を治さなくてもお金をもらえるし、病気を作ったからといっても罰せられないものですから、頭のいい学生は本能的に医学部へと目指します。そして病気を拡大再生産していくのです。健康保険制度が破綻するのは当たり前のことなのです。
最近、後期高齢者医療が導入されましたが、老人も医者も文句ばかり言っています。しかし、いずれの不満も最も大事な本質である「病気を治してお金を支払いもらう」という観点が完全に欠落しています。病気が治らない以上、治療する意味はないのです。既に健康保険制度は破綻していますが、ますます今後そのツケは雪だるま式に増え続けていくでしょう。それでいて医者が少ない少ないとマスコミは本質を知らずして書き立てています。怖い病気などというのはほとんどないのですが、マスコミは怖くない病気を怖い怖いと煽り立てています。医学部の教授は何も偉くないのにマスコミはこぞって医学に関する記事で新聞欄を埋めるためにお伺いを立てています。新聞社も素人と同じく病気には無知ですから、大学の権威といわれる先生方を全て正しいと思い込んでいるので嘘ばかり書いています。どうすればこのような間違いが正されるでしょうか?考えてください。)
漢方薬を飲み始めてからも、プレドニンのリバウンドのせいで、一日8回程の下血下痢便に加え、高熱も続きました。毎日ほとんど寝たきりで、一歩も家を出る事も出来ずに過ごしました。体調は悪く苦しかったですが、松本先生に電話する度、「絶対治る!」と励ましてくださり、また家族の助けもあって、病院で入院していた時よりはマシでした。
(リバウンドで熱が出るのはマクロファージが作り出すサイトカインのひとつであるインターロイキン1という警告分子のためです。このインターロイキン1は脳の視床下部まで運ばれて、免疫系全体に対して「異物が入ってきたぞ」と発熱により警告し警戒態勢を取らせるのです。ステロイドを止めるとステロイドによって異常にされた大量のマクロファージの遺伝子が修復され、一度にインターロイキン1を出し始めるので、高熱が出ることがあるのです。一般大衆は熱が出ると恐れおののきますが、高熱そのもので絶対死ぬことはないのです。免疫学的には異物が侵入すれば、熱を上げることによって免疫系が活動しやすくなり、早く異物を退治することが出来るだけですから、発熱は極めて合目的であるのです。
ただ、幼児に対しては熱性痙攣や脱水症状の2点は常に発熱時には注意しておくことが必要です。大人の場合はしんどさに耐えるだけで自然に任せればいいのです。
もちろん細菌による感染症の発熱の場合は抗生物質を服用したりする必要がでてきますが、ウイルスによる発熱は結局は自分の免疫でしかやっつけることが出来ません。ましてや膠原病の場合は炎症の勢いが強ければ強いほど高熱が見られ、継続することもあり得るのです。しかし永遠に続くわけではありません。この方も何回も遠方から発熱に対しての相談の電話がありましたが、発熱の意味を理解させ、絶対に治るという保証を力強く伝えることだけが私の仕事だったのです。)
次第に便の回数・状態や高熱も良くなり、8月頃には外出もできるようになりました。
9月の下旬からは、手や足にじんま疹が出るようになりました。いわゆる好転反応だと思われます。(好転反応というわけの分からない言葉は死語にしても良いと思います。要するに同じ抗原を処理するのにIgGからIgEへとクラススイッチして膠原病をアレルギーに変えてしまっただけのことなのです。)
段々と背中やお腹にも出るようになりましたが、それと同時に、潰瘍性大腸炎の症状は順調に回復していきました。(異物をIgGで処理し、腸管から出す代わりに、皮膚の真皮でIgEで処理しようとして蕁麻疹が出てきただけなのです。)
12月現在は、下血もなく、便の回数・状態とも安定しており、無理しない程度の日常生活を送る事が出来ています。ずっと戻らなかった体重も元に戻りました。血液検査の結果も、貧血はありますが、良好です。今はまだ中間報告という形ですが、これからも漢方薬を続け、最終的に「治った」と言える日が来る事を信じています。(現在2008年の4月27日ですが、近頃は完治したのか、連絡はありません。完治の手記を書いてもらおうと考えていますが。)
さて、例の女子中学生ですが、結局は手術をしてしまったそうです。しかも1度ならずも、3度も…。詳しい内容は分かりませんが、一度目の手術後、少ししてまた下血し、入院、人工肛門をとった今でも、下血は続いている状態だそうです。私は直接見てないのですが、お見舞いにいった母親の話では、骨と皮だけのように痩せてしまい、爪は栄養不良のためか、紫色、呼吸が苦しくて、鼻孔を広げて息をする姿は、とても痛々しくて、見ていられなかったそうです。
(この方も現代医療に対する納得の行かない不合理さに疑問を感じて、インターネットで私を見つけ出し、この女子中学生のような無残な姿になることはなかったのです。私が常日頃から言っているように、病気は6種類しかないのです。
1つは感染症。これはワクチンと抗生物質で征服されました。
2つめはアレルギーと膠原病。これは同じ病気であり、使う武器が異なるだけで、私が征服してしまいました。
3つめは成人病。これは標準体重を守りながら、かつ出来る限り糖分になる炭水化物を減らせば、絶対に治ってしまいます。結局は食欲をコントロールできない大人の自業自得の自分で作り出した病気なのです。私は長い間美食を続け、糖尿病・肥満症にもなりましたが、主食を完全に断ち切ることによって、しかも現在はあらゆる美味しいものを食べていますが体重を標準体重に、つまりBMIを20に維持する努力を続け、糖尿病のHbA1cを5.6にコントロールできています。
4つめは心の病気であります。ストレスがあれば諦めてしまうことです。諦観の境地になるべく心を磨くことです。私も20年間鬱を続けました。結局は心の中で常に自分の人生は終わったと言い聞かせることによって、ストレスを乗り越えることが出来ました。
5つめは癌です。これは私は病気とは考えていません。いずれ私も癌で死ぬでしょう。というのも神は生まれたときに生命の設計図である私の遺伝子に、死の設計図である癌遺伝子もこっそりと入れておいてくれたのです。むやみに長々と生きながらえて他人に迷惑をかけてはいけないという神の思し召しのように私は考えています。結局は死の設計図の発現は遅いか早いかだけであります。私は出来る限り死の遺伝子の発現がないようにタバコを吸わず、酒を飲み過ぎないように、かつ肥えないように、かつ免疫を抑えないように心正しく生きる努力をしております。
最後の6つめは医薬原病です。何回も繰り返して言うように医者の出す免疫を抑える薬のために起こる病気です。現代の病気の90%は医原病だと考えております。)
私も、もし松本医院に行かずにいたら、きっと今頃は彼女のようになってしまっていたでしょう。そう思うと、決して他人事とは思えず、母親も私も泣くことしか出来ませんでした。しかも、例の医師は、手術をしてから一度も見に来ていないということを聞き、その無責任さに強い憤りを感じました。
(このような医者が堂々と間違いをし続けているのは医療システムの原点である大学の医学教育にあると思います。大学の医学部の臨床の教授が書いた教科書が一番正しいとアプリオリに思い込まされ、それを市中の病院や医院で実践するのが医者の仕事になっているからです。
私の場合は自分の病気を治すために3つめの大学である、京都府立医科大学に入学しました。その当時は大学の医学部の教授がどんなに輝いて見えたことでしょうか?その当時の私は一般大衆や新聞記者とほとんど同じレベルであります。何の医学知識もなく、ましてや何の臨床経験もない医学生がどうして正しい医学と間違った医学を分別できるでしょうか?もちろん私はその当時、偏頭痛で悩まされ常に死を望んでいたできの悪い学生だったので、さらに健康な頭のいい大学教授を羨ましく思ったくらいです。
それでもかろうじて医者になった後漢方との出会いがあり、結局長年苦しんだ偏頭痛が漢方で治ることになって再び医学を0から出発したことが、何の偏見もない新たなる真実の医学を打ち立てることを可能にしたと思います。優秀な学生であればあるほど大学で学んだ臨床が正しいと思い込み、さらに私が優秀な学生であったならば出世街道を驀進して医学部の教授になるべく無批判に医療を実践し続けていたかもしれません。真実を追い求めるのではなくて、権威と地位を追い求め、さらに患者の苦痛よりも製薬メーカーに目を向けている大学のお偉いがたが如何に多いかはこの患者さんの手記を読むだけで十分にお分かりでしょう。
私は一介の開業医に過ぎません。しかも医学に関しては他の医者よりも全て遅れを取った医者です。決して学者でもありません。このような医者がどうして難病を治すことができるのでしょうか?それは私が素直な真実を追い求める情熱を持ち、開業してから本格的に新たに免疫学を独学していったからです。私は一度も開業してから如何なる学会にも参加したことがありません。製薬メーカーに依存した学会に行っても何も真実が得られることはないと考えています。時間があれば免疫学を独学で根掘り葉掘り勉強することが真実に到達する一番の近道だと考えています。私は特に語学が得意です。大阪外大も英語科に籍をおいたことがあります。京大を卒業して二期校であった大阪外大に行くことは都落ちもいいところです。にもかかわらず大阪外大英語科に通ったのも英語が好きで得意であったからです。この英語の力が今現在生きています。世界の翻訳されていない免疫の英語の書物を日本語同然に読めるからです。
外国の免疫学者は自分の考え論理的にストレートに明快に述べてくれます。ところが日本の免疫学者はあまり自信がなさそうで外国の学者のエピゴーネンであり、コピーが多すぎます。しかも常に曖昧です。日本の学者の文献は読んでいても胸をわくわくさせる文章は少ないのです。語学好きの皆さん、少なくとも英語を自由に読み書きできるようにしておきなさい。専門の文献を英語で読む楽しみは必ず生まれますから。)
この医師も含め、松本医院に行く前に私が診察を受けた医師は、書籍等に潰瘍性大腸炎の専門家として名前が掲載されるほど名のある人達でした。しかし彼等は、私の病気を治してくれるのではなく、医者に対する不信感を植付けただけでした。よく考えると、治せないのにプロを名乗る事も、それが罷り通っている医療の世界も、おかしな話です。本当のプロは、松本先生のように、責任をもって「治る」と言ってくれる先生だと言う事を、私はこの体験を元に、ハッキリと言い切れます。
(この患者さんはなんと頭のよい人でしょうか。私が常日ごろから唱えている考え方と全く一緒です。私は常日頃、患者に伝えています。「偽りの有名人には決してなりたくない。それよりも真実の無名人になりたい」と。
マスコミは名医であるかを何で判断しているのでしょうか。当然他の人が治せない病気を治せる医者を名医と呼ぶべきでしょう。しかし、出版社は情報を学会や大学関連の人達から得るだけで、自分達で判断することができないのです。なんという無責任な出版物でしょうか?毎日新聞の広告欄にいわゆる様々な名医に関する書物が宣伝されています。そのような本を出せば、出版社は儲かるから無責任に宣伝しているだけです。
医療は治してこそ全てなのです。でも最後に伝えたい。病気を治しているのは医者ではなくて患者さんの免疫なのです。さらに伝えましょう。病気を作るのも免疫を抑えるからなのです。免疫こそ命の泉であり、健康の元であるのです。にもかかわらずあらゆる製薬メーカーは免疫を抑える薬しか作れないという悲劇が毎日展開されているのです。私の医療が世界に広まれば製薬メーカーは減り、医者も減り続けるでしょう。これは悲しいことでしょうか?考えてください。)
どうか例の中学生のような犠牲者がこれ以上増えないように、松本先生には、これからも戦っていただきたいと思っております。
この手記を印刷する 院長のコメントなしバージョンを読む 論文『潰瘍性大腸炎の完治の理論と証拠』を読む
注目の手記・ブログ
● 「心と体(リウマチさん、ありがとう)」 安江 幸代 56歳
●かあさんくまさんの松本医院のアトピー治療ブログ
(2人娘はアトピっ子。「絶対に治る!」という主治医のコトバを信じ、ステロイドや抗アレルギー剤を使わず、漢方治療をはじめました・・・)
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アレルギーは医学部の教科書には、現代の医学では治らないと書かれています。何故、一介の開業医である私は治すことができるのに他のお偉い方々は治らないとおっしゃるのでしょうか?いずれにしても、私が如何に大声をあげてアトピ-やリウマチが治るといっても変人扱いされるだけでしょうが、ここに証拠をお見せしましょう。ここで紹介される患者さんの手記は、巷に出ているノンフィクションの本よりも遙に感動的であり、今アトピ-や喘息やリウマチと戦いつつある患者さんの皆さんに大きな励ましとなるでしょう。このホームページを読めば、体の中で起こっている自然の正しい免疫反応を抑制してはいけないのに、見せかけだけを良くするために抑制して生じた薬害の後始末をすることが私の主な仕事となり、完治するのはアトピ-やリウマチだけではなく、同時に他のアレルギ-(アレルギー性鼻炎やアレルギー性気管支喘息やアレルギー性結膜炎)が全て消失してしまうのもお分かりになるでしょう。
患者さんが経験された厳しい症状などについて医学的な意味付けが赤字でコメントしているものもありますから、私のアトピ-やリウマチの治療法がさらによく理解できると思います。何回も読み返してください。この記録から、ステロイド・抗アレルギー剤・抗ヒスタミン剤・抗炎症剤の免疫抑制剤が一時的に症状を良くしても、結局は見せかけの治療薬に過ぎないことが理解され、とりわけステロイドの乱用によりステロイド皮膚症になった人が、いかにステロイドから脱却し、最後はアトピーやリウマチを治しきってしまうこともお分かりになるでしょう。
アトピー・リウマチをはじめ、全てのアレルギー・膠原病の治療において、一切ステロイドを使いません。
それは、ステロイドをはじめとする免疫抑制剤を使っている限り、アトピー(アレルギー)やリウマチなどの膠原病はもとより、全ての病気を治すことができないからです。また、私は何も漢方で治しているのではなくて、正しくは漢方を使って免疫を上げて、患者の免疫を高め続けることによって、自分でクラススイッチをしたり免疫寛容を起こさせたりする手助けをしているだけなのです。漢方が治したり、私が治したりしているのでもなく、あくまでもあらゆる病気は自分の免疫で治しているのです。
漢方治療中(治療中でなくても)、市販の風邪薬は飲まないでください。
市販で売られている、もしくは他医院で処方された風邪薬の中には、抗ヒスタミン剤や、抗アレルギー剤が含まれています。とりわけ、小児用の風邪薬の中には、必ず、ぺリアクチンという抗ヒスタミン剤が入っています。私のアトピーや花粉症の患者さんの治療が、なぜか長引いてしまうことが時にありました。この方々は風邪を引くたびに、このぺリアクチンの入った市販の薬を服用していた患者さんたちであることがわかりました。これらの風邪薬は、鼻水や鼻づまりなどの見かけの症状を取りながら、同時に、本来のアレルギーを抑制しています。風邪が治ったあと、必ずリバウンドが繰り返され、アトピーをはじめとするアレルギーやリウマチの完治が遅れますので、服用しないでください。
松本医院の「なぜ」
病気とは何でしょうか?
病気とは、人体に不必要な異物が侵入してきたときにそれを排除しようとする正しい免疫の働きに見られる症状のことを病気だといえば一番わかりやすいでしょう。となれば、病気とは否定的に捉えるのではなくて肯定的に捉えるべきものではないでしょうか?つまり否定されるべきものは侵入してくる異物であり、病気そのものではないのです。言い換えると異物が人体に侵入しない限り、免疫の働きは行使される必要はないのです。この世から人体に必要な5大栄養素と水と空気以外の異物が存在しなければ、病気は絶対に起こらないのです。言い換えると、病気を起こす原因は人体に不必要な異物なのです。
それでは異物には何があるでしょうか?2種類しかありません。ひとつは、病原細菌であり、ウイルスであります。これらはワクチンと抗生物質で征服されてしまいました。つまり、間単に殺すことができるようになったのです。このために人類の寿命は飛躍的に延びました。ふたつめは何でしょうか?まさに近代化学が作った化学物質であります。この化学物質が人体に侵入したときに、それを排除する免疫の働きの症状がアレルギーとなるのです。
アレルギーとは何でしょうか?
アレルギーとは環境汚染物質を体内から排除する働きであります。何故アレルギーは増えたのでしょう?環境を汚染する農薬をはじめとする化学物質が極めて多く作り出されるようになったからです。実はリウマチもアレルギーのⅢ型であります。
膠原病とは何でしょうか?
膠原病はアレルギーと同様、環境汚染物質という同じ敵を排除しようとしています。ただ、膠原病はIgG抗体を用い、アレルギーはIgE抗体を用います。つまり武器を変えて戦っているだけの違いなのです。
アレルギー・膠原病はなぜ治るのでしょうか?
敵は無限に存在する化学物質や環境汚染物質であり、味方はアレルギーの場合は有限であるIgE抗体であり、リウマチの場合はIgG抗体やリウマチ関連抗体であります。排除しても無限に繰り返し入ってくる化学物質を永遠に排除することは不可能であり、有限は無限に絶対に勝つことはできないからです。ところが現代の医学は異物を排除しようとする免疫の働きを一時的に抑制するだけですから、IgE抗体やIgG抗体やリウマチ関連抗体が再び作り出されいたちごっこになり永遠に戦いが終わらないのです。従って免疫の働きを一切抑制せずにアレルギーの症状を楽にしてあげるだけで最後はIgE抗体やIgG抗体やリウマチ関連抗体が作られなくなるのです。これを発見したのは世界で私が初めてなのであります。これを自然後天的免疫寛容と名付けたのです。
リウマチの患者さんの家族の皆様に
他医院で治療をされていない初期のリウマチは、「風邪よりも治すのが簡単である」と言っても過言ではありません。しかし、私の患者さんは当院に来られる前に間違った現代医学の免疫を抑制する治療を受けて来られる方がほとんどです。従って、私の治療を始めると、間違って受けてきた治療の度合いに応じて、多かれ少なかれ必ずリバウンドが出現し、それに伴い、痛みが増強します。大量のステロイドを注射されたり飲まされてきた人、長期に渡って他の病院でリウマチ治療を受けてきた人は、激しい痛みのために、自分自身の身の回りの世話が不可能になる事態もしばしば遭遇します。
そのために、私の治療を受け続けるには、絶対に家族の協力が必要となります。ところが、遠方から来られる方や、お年寄りの方の中には、リウマチ治療の困難さを全く理解せずに、すぐにリウマチが治ると思って気軽に一人で受診される方がいます。実際の治療の困難さや、具体的な私の治療法、何より私自身を知ってもらうためにも、初診時には必ず家族の方と一緒に来て下さい。また、患者さんはもちろん、家族の方も私のホームページに記載されている理論とその証拠である手記を繰り返し読み、私の理論と治療法を理解してから来て下さい。
また漢方薬だけでは絶対にリウマチを治すことは出来ないのです。他の免疫を上げる鍼・お灸・漢方風呂などを総動員して初めて徐々に免疫は回復し、上昇し、最後はクラススイッチし、自然後天的免疫寛容となるのです。