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「膠原病、多発性筋痛症手記」

松山 貞男 64歳 2012年2月27日

膠原病、リウマチ性多発性筋痛症が治った!!

第1章 発症

 1、2010年4月、15年間の海外勤務から解放されたのを期に、62歳で退職し、日本での生活に戻り旅行やスポーツを楽しみ始めた。それから数か月後、手のひらにこわばりを感じ始めた。時には薄いゴム手袋を付けたようであった。握力が弱くなった。脳外科でMRI検査を受けたが、異常はないとのことだった。

 2、2011年7月20日、かかりつけの内科医院で人間ドック検査を受けたが、特に異常なしの診断であった。ストレッチ体操時に身体の柔軟性が劣ってきたことを感じた。

 3、2011年8月1日、朝起きた時、両腕が背中にまわすことが困難となり「A病院整形外科」を受診した。レントゲン結果、老化現象といわれ、リハビリ[肩への赤外線あてと首の引っ張り]を行ったところ、10日目には両腕が上がらなくなり、自動車の運転が困難になった。

 4、B赤十字病院整形外科を受診した。
初日はレントゲン検査のみで鎮痛剤を処方され、腕を動かすリハビリを始めた。痛みはなかったので、鎮痛剤を飲むことはなかった。1週間後、頚椎のMRI検査をした結果、「頸椎性脊髄症」と診断された。腕のリハビリを続けていたが、改善されず、さらに足の付け根に違和感が生じ、床から立ち上がることが困難となった。胸椎、腰椎のMRI検査後、この時点で、担当医師は血液検査をした。 白血球数10100/ul、CRP 6.31mg/dl、RF(リウマチ因子)定量なし、血糖値103mg/dlであった。担当医師はB赤十字病院の内科受診を手配してくれた。

 5、広島市安佐市民病院整形外科にMRIフイルムを持参してセカンドオピニオンを求めた。頸椎性脊髄症の兆候は若干あるが、手術の必要はなく、私の症状は首からのものではないと判定された。

 6、腕、肩、足に痛みが生じ始めた。
B赤十字病院内科を受診した。直ちに血液検査と同病院の眼科検査を行った。 眼科では全く異状なしとの判定であった。血液検査結果は白血球数10400/ul、CRP 8.22mg/dl、血糖値97mg/dl、血沈111mm/hrであった。 内科医師は「リウマチ性多発筋痛症」の疑いがあるので、「ある薬」を飲んでみてから、判定するといった。「どのような薬なのか?」と質問したところ、プレドニゾロン錠{5mg×4錠×5日分}で免疫を抑制して治すためのステロイドであるとのことだった。私にとっては初めて耳にする病名であり、免疫抑制ということにたいして疑問を感じた。 私はこれまで「免疫力を高める」ことに関心を持っていた。

 7、帰宅後、インターネットで「リウマチ性多発筋痛症」「ステロイド」「プレドニゾロン錠」について調べた。この薬では完治しないこととこの薬の副作用の恐ろしいことを知った。私はこれを服用することを嫌ったが、病名確定のためにこれを飲んでみた。

 20mg3日のトータル60mgを飲んだところ、体の痛みはぴたりととまり、床から起きてスムーズに歩くことができた。残りの二日分は捨てた。翌日からは、再度痛みが生じた。

 8、六日後の指定日にB内科に出向き、状況を報告した。 担当医師は、私の病名を「リウマチ性多発筋痛症」と判定し、薬を飲まなかったことで私は叱られた。

 当日の血液検査結果は白血球数11900/ul、CRP 4.99mg/dlであり、血糖値164mg/dlに上昇していた。そこでプレドニゾロン錠と糖尿病用の薬を飲み続けるようにいわれ処方箋を発行された。担当医師は温厚な内科部長であった。 私は「発症の原因は何か?」と質問したところ、説明はなかった.さらに私は「免疫力を上げるための薬がほしい」とお願いしたところ、私をぎょろりと睨みつけてただ一言,「ない」と言い放った。

 

第2章  松本医院へ行く

 1、インターネットで「病名」と「ステロイド」を検索していくうちに松本医院のホームページにたどりつくことが出来た。病院のホームページといえば、病院の概要を紹介しているものが一般的であるが、松本医院長先生の場合は「ステロイド剤」を使わないことを強調し、患者さんの手記とそれに対する松本先生のコメント並びに先生の論文が多数読むことが出来るものであった。そしてその内容にひきつけられ、松本医院に行くことを決めた。受付へ電話して予約制などについてお聞きし,医院最寄りのホテルを探して予約した。そして2011年9月23日、阪急高槻市駅近くのホテルにチェックインした。

 2、9月24日、朝一番に受け付けてもらった。次から次と患者さんが来られ、待合室がいっぱいになった。10時に診察室に入ったところ、ひっきりなしの電話の応対がすさまじく、松本先生にご挨拶することもできないまま、椅子に座っていた。電話はハワイ、東京、名古屋など全国の患者さんからのものであった。しばらくして、先生は受話器を耳に当てたまま私のほうを向かれて、「私が電話でしゃべっていることがあなたに伝えたいことです」と言われたことが最初の先生のお言葉であった。私に対する触診はなく、外からの電話の合間合間に私の症状を質問された。「私の聴診器は頭の中にある、必ず治してあげますよ。最後はあなた自身の力で治すんですよ」と言われてから、私の発症の原因について説明してくださり、私は次の通り理解した。

(1) ヘルぺスウイルスは誰もの体内にあり、普段は神経節の奥に隠れている。
(2)免疫のシステムが正常であればヘルぺスウイルスは神経節から神経線維や神経軸索に出て増殖することができないが、免疫が抑制されると増殖する。再び免疫が戻るときにこの増殖したヘルペスウイルスとの戦いが始まり症状が出る。
(3)ヘルぺスウイルスは薬で増殖を抑えることはできても殺すことはできないので、自分の免疫システムでしか殺すことができない。免疫に殺されるときに症状が出る。
(4)抗ヘルペス剤でヘルぺスウイルスの増殖を抑えながら、自分の免疫を抑制せずに免疫の遺伝子を修復させ、ヘルぺスウイルスを殺すことが必要である。
(5)免疫を上げるための手助け方法の一つが、漢方薬、薬湯入浴,鍼灸である。
(6)「ストレス」が長期間続くと、ストレスに耐えるために、副腎皮質ホルモンであるステロイドホルモンが分泌される。ステロイドが過剰に分泌されると、免疫が抑制され、体内のヘルペスウイルスが増えるが、免疫が抑えられているので症状はない。
(7)ストレスから解放されると、ステロイドの分泌が正常に戻り、免疫の遺伝子が回復してくる。そして免疫システムが働いて、ヘルぺスウイルスと戦い始める。この戦いが炎症であり、発熱、激痛、その他原因不明といわれるような様々な神経症状が起こる。
(8)免疫がヘルぺスウイルスを殺して戦いが終わると、炎症はなくなり、発熱、激痛から解放される。免疫力が抑制されて免疫システムが働かなければ炎症は生じなく、発熱も激痛もないが、ヘルぺスウイルスは増殖し続けるので、再び免疫の遺伝子が修復されると、戦いが再開されるので再び免疫とヘルペスとの戦いが再開され、症状、つまり病気が現れる。
(9)白血球{免疫細胞の仲間}の中にリンパ球があり、そのリンパ球の中にBリンパ球がある。ヘルぺスウイルスに対してBリンパ球が抗体IgG(免疫グロブリン物質のうちの1種)を作る。
(10)ヘルぺスウイルスをIgGが捕まえる。
(11)白血球の中の顆粒球を構成している好中球や大食細胞(マクロファージ)が血液やリンパ液の中を移動し、IgGのしっぽであるFc部分にひっついて、IgGが捕まえたヘルぺスウイルスを食べて殺す。
(12)リウマチ性多発筋痛症は、化学物質とヘルペスウイルスとの両面戦争である。ヘルペスウイルスとの戦いが終わっても、化学物質との戦いが残る。体内の化学物質はヘルペスに対するIgGとは別の種類のIgGと戦うのであるが、免疫を上げ続けるとIgGがIgEに変わる。その結果、アトピーが現れる。この抗体の交換をクラススイッチという。アトピーも解消されると、膠原病は完治したことになる。

 3.2011年9月24日におこなったこと。
(1) 採血
(2) 鍼、灸
(3) 薬処方 {ベルクスロン400、服用漢方薬、ふろ用漢方薬}
(4) 10月9日までの鍼灸予約
(5) ミニキッチン付きホテル予約{9月25日から10月8日まで}
(6) 漢方薬を煎じる鍋購入。
(7) もぐさ.線香、マッチ購入。

 4. 2011年9月24日から10月9日まで。
(1) 休診日以外は松本医院で鍼灸をしていただいた。合計12回。
(2) 付添いの妻が毎日ホテルで、灸をしてくれた。
(3) ベルクスロン400と漢方薬を毎日服用。ホテルゆえ、漢方湯には入浴せず。
(4) 夜は激痛と2時間ごとの尿意のため眠ることが出来なかった。日中は少々眠れた。
(5) 10月7日 松本先生診察、9月24日の血液検査結果説明。再採血。

 5.血液検査結果

9月25日採血 10月7日採血
白血球数 113 95
好中球 65.6 63.6
好酸球 1.3 1.4
好塩基球 0.4 0.3
リンパ球 25.7 26.3
CRP定量 9.12 7.72
単純ヘルペス抗体 106.1 84.5
IgG 1203 1168
血糖値 152 97

 6、症状
(1) 肩が突っ張り、両腕が上がらない{服の着脱が出来ない
(2) 両手ともに握りこぶしが出来ない。{握力が非常に弱い。新聞を読むのに両手で広げられない.箸は使えるがペンで書くのが困難。}
(3) 首筋に突っ張りがあり、筋力が弱い{起き上がっていると首がつかれる}
(4) 両足の付け根部分に違和感がある。{歩くことはできる}
(5) 膝の両横と裏側に痛みがあり、力が入らない。{正座が出来ない。しゃがめない。自力で床に横になれないし、起き上がれない。ベッドが必要
(6) 低いイスには腰を下ろせない。またイスから立ち上がれない。
(7) 階段の上り下りのときは各段ごとに、両足をそろえなければならない
(8) 入浴時、浴槽に体を沈められない。
(9) 自動車の運転ができない

 7. 自覚のないストレス?
(1) 62歳で退職するまでの15年間は、マニラ7年間、台北4年間、ドバイ1年間、そして再度台北3年間の連続海外勤務生活であった。
(2) 歴史、文化、風土、習慣、食事内容が日本のものとは異質であった。
(3) 海外事務所の構成員は、日、比、台湾、欧、米、加、豪、印国人スタッフであり、業務内容は社内外での、ハードネゴシエイションと管理監督が主であった。
(4) マニラ滞在時に、マンゴーにかぶれたことがあった。埃、ダニ、アレルギーで副鼻腔炎になったこともあった。軽い風邪もひいた。しかしながら、海外15年の間、海外の病院に自分の病気で世話になったことはなかった。雑菌に強いことが海外勤務適格者としての第一条件であると思っている。

(5) この15年の間に母、義父、義母、義姉を失った。帰国後には父、そして長女の義父、義母が続けて逝った。楽しみにしていた会食、旅行が果たされなかった。
(6) その後、妻と二人でスポーツ、旅行、温泉を楽しんだ。尼崎で暮らす初孫に会うため、月に1回出向き、その成長を楽しんだ。 2歳の誕生日を迎えた孫のお盆の帰省を楽しみにしていたその矢先に、私の両腕が突然、あがらなくなった。

 8. 2011年10月9日、松本医院で鍼灸をしていただき、午後の新幹線で帰宅した。 座席での座ったり立ったりすることが難儀であった。

第3章  完治への道

第1期 2011年8月1日~9月23日

 1. 発病 : リウマチ性多発筋痛症と特定された。

 2. 症状
(1)手がこわばる。そして徐々に握力がなくなり、握りこぶしが出来ない。文字を書 くことが難儀。
(2)両腕が背中に回すことが困難となる。そして腕を上げることが出来ない。衣服の 着脱が出来ない。
(3)両足のももの付け根部分に違和感が生じ、椅子から立ち上がる時に、ひざがパキパキ音がする。徐々に階段の上り下りが難儀となる。そして自力で床から立ちあがれなくなり、ベッドが必要となる。
(4)椅子に座ること、椅子からたちあがることが難儀となり、自力で入浴ができない自動車の運転ができない。
(5)首が突っ張り、顔を左右に動かすことが難儀となり、首の筋肉が弱くなり首が前に傾きがちになった。しばらく起きていると、首が疲れて横に寝たくなる。
(6)しゃがむことが出来ない。床にある新聞、雑誌など拾えない。
(7)徐々に強い痛みとなり、やがて夜間寝ているときに、体を動かさなくても、痛みが生じ、眠れなくなる。

第2期  2011年9月24日~10月14日

 1 :療養内容

(1) 薬:
漢方薬を煎じて食前に130cc
ベルクスロン400を食後と就寝前に各2錠
薬湯風呂と朝の足湯
(2) 鍼灸
自宅近くの鍼灸院で週に2回
妻による自宅での灸を毎日{妻が松本医院で指導を受けた}
(3) 松本医院長先生へ2週間ごとに電話。症状報告、薬の注文
(4) 妻の献身
灸、漢方薬煎じ、衣服の着脱、ふろ、車の運転、免疫を強くするための献立

2.症状
(1) 種類Aの痛み
*体の各部分を動かすと痛い。(寝ているときも起きているときも、体を動かさない限り、痛くない)
*腕の上げおろしで、肩と腕の付け根が痛い。
*手のひらをグーパーすると、指と手首が痛い。
*椅子に腰かけるときと、椅子から立ち上がる時に、膝がパキパキ音がして,膝の両側と裏側が痛い。また、太ももの裏側の中心線がつっぱり痛い。

 (2) 種類Bの痛み
*体を動かさなくても昼夜を問わず、横になって寝ているときに痛む。(上半身を起こしているとき、立っているときは痛くない。)
*肩から腕、手首にかけて脈打ちに連動してガラスで切られたような強烈な痛みが生じ,約1時間後には解消される。また痛みの途中で、上半身を起こすと痛みがなくなる。


*痛みの内容{ガラス、針、電流,ずきずき、きりきり、ピリピリなど}も強弱も時間も体の部分も様々に変化する。

(3)発熱 : 37.4°~38℃
(4)尿意 :夜間は2時間おき{日中は不定期}
(5) 睡眠: 熟睡は不可。眠っているときは常に夢をみている。

第3期 2011年10月15日~11月13日

症状 
(1) 種類Cの痛みが加わった。体を動かさずにじっとして寝ているとき、肩周辺など痛みのポイントが定まらずに、なんとなく痛い。 (免疫がヘルペスを見出す神経があちこちにあることを示しています。激痛でないのはヘルペスが大量に巣食っていないからです。)
(2)寝ているときに、体、手足を頻繁に動かすようになった。 寝返りすると下側になった片腕が痛み、すぐに仰向けに戻る。夜中は種類Bの痛み、明け方は種類Aと種類Cの痛みが生じる。 日中、椅子に腰かけているときは、手足を動かさない限り何の痛みも感じない。
(3)寝ているときに口呼吸しているため、目覚めた時には、口の中がカラカラに乾いている。
(4) 体重 :10月15日時点63.4kg (通常は69kg、食欲、便通は普通)

第4期 2011年 11月14日~12月31日

1. 療養内容

(1)~(4)は従来通り
(5)リハビリを始める。A病院整形外科で毎週30分間。
(6)入浴中に各手の指先の爪の生え際を強くつまみながら「あ・・・い・・・う・べ・・・」と口を大きく動かす40回ほど繰り返す。(口呼吸から鼻呼吸に正常化するため)
(7) 血行改善のために、5本指の靴下(みらいソックス)をはく。
(8) ノルデックウオーキング式散歩を始める。

2.症状
(1) 睡眠: 2,3時間連続して眠れるようになった。(夢を見ているので熟睡感はなし)
(2) 尿意: 夜間は2,3時間おき。
(3) 痛み: 種類Bと種類Cの痛みはなくなった。
(4) 体重: 66.5kg(12月12日時点)
(5) 12月11日  妻と一緒にスーパーに買い物に行った。階段では各段ごとに両足をそろえることなく、普通の状態で、各足交互に一段ずつ上り下りすることが出来た。左側の首と顎にかけて、小さいいぼ状のものが10個ほどできた。
(6) 12月20日 松本医院長先生診察、採血。
(7) 12月31日 妻の力を借りずに、自力で衣服の着脱、入浴、シャンプー、バスタオルで体をふくことが出来た。
(8) 血液検査結果

9月25日採血 10月7日採血 12月20日採血
白血球数 113 95 98
好中球 65.6 63.6 58.7
好酸球 1.3 1.4 1.5
好塩基球 0.4 0.3 0.5
リンパ球 25.7 26.3 32.6
CRP定量 9.12 7.72 0.81
単純ヘルペス抗体 106.1 84.5 74.6
IgG 1203 1168 1322
血糖値 152 97 91

 

(9)課題
*両腕を上げるとき、肩と広背筋が突っ張り十分に上がらない。  
*両手とも握りこぶしを作ることが出来ない。  
*しゃがむことが出来ない。正座が出来ない。
*フロアーに横たわった場合、自力で起き上がれない。
*衣服の着脱はできるがスムーズではない。
*フロアーに置いた新聞、雑誌などを拾い上げる動作がスムーズでない。
*熟睡感が得られない。(眠ったときは必ず夢を見ている)
*夜間の尿意は、3時間から4時間毎。
*自宅以外での温泉施設で、自力で入浴する自信がない。
*自動車を運転する自信がない。手、腕、足、首の動きに不安あり。

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 アレルギーは医学部の教科書には、現代の医学では治らないと書かれています。何故、一介の開業医である私は治すことができるのに他のお偉い方々は治らないとおっしゃるのでしょうか?いずれにしても、私が如何に大声をあげてアトピ-やリウマチが治るといっても変人扱いされるだけでしょうが、ここに証拠をお見せしましょう。ここで紹介される患者さんの手記は、巷に出ているノンフィクションの本よりも遙に感動的であり、今アトピ-や喘息やリウマチと戦いつつある患者さんの皆さんに大きな励ましとなるでしょう。このホームページを読めば、体の中で起こっている自然の正しい免疫反応を抑制してはいけないのに、見せかけだけを良くするために抑制して生じた薬害の後始末をすることが私の主な仕事となり、完治するのはアトピ-やリウマチだけではなく、同時に他のアレルギ-(アレルギー性鼻炎やアレルギー性気管支喘息やアレルギー性結膜炎)が全て消失してしまうのもお分かりになるでしょう。

 患者さんが経験された厳しい症状などについて医学的な意味付けが赤字でコメントしているものもありますから、私のアトピ-やリウマチの治療法がさらによく理解できると思います。何回も読み返してください。この記録から、ステロイド・抗アレルギー剤・抗ヒスタミン剤・抗炎症剤の免疫抑制剤が一時的に症状を良くしても、結局は見せかけの治療薬に過ぎないことが理解され、とりわけステロイドの乱用によりステロイド皮膚症になった人が、いかにステロイドから脱却し、最後はアトピーやリウマチを治しきってしまうこともお分かりになるでしょう。 

アトピー・リウマチをはじめ、全てのアレルギー・膠原病の治療において、一切ステロイドを使いません。

 それは、ステロイドをはじめとする免疫抑制剤を使っている限り、アトピー(アレルギー)やリウマチなどの膠原病はもとより、全ての病気を治すことができないからです。また、私は何も漢方で治しているのではなくて、正しくは漢方を使って免疫を上げて、患者の免疫を高め続けることによって、自分でクラススイッチをしたり免疫寛容を起こさせたりする手助けをしているだけなのです。漢方が治したり、私が治したりしているのでもなく、あくまでもあらゆる病気は自分の免疫で治しているのです。

漢方治療中(治療中でなくても)、市販の風邪薬は飲まないでください。

 市販で売られている、もしくは他医院で処方された風邪薬の中には、抗ヒスタミン剤や、抗アレルギー剤が含まれています。とりわけ、小児用の風邪薬の中には、必ず、ぺリアクチンという抗ヒスタミン剤が入っています。私のアトピーや花粉症の患者さんの治療が、なぜか長引いてしまうことが時にありました。この方々は風邪を引くたびに、このぺリアクチンの入った市販の薬を服用していた患者さんたちであることがわかりました。これらの風邪薬は、鼻水や鼻づまりなどの見かけの症状を取りながら、同時に、本来のアレルギーを抑制しています。風邪が治ったあと、必ずリバウンドが繰り返され、アトピーをはじめとするアレルギーやリウマチの完治が遅れますので、服用しないでください。

松本医院の「なぜ」

病気とは何でしょうか?

 病気とは、人体に不必要な異物が侵入してきたときにそれを排除しようとする正しい免疫の働きに見られる症状のことを病気だといえば一番わかりやすいでしょう。となれば、病気とは否定的に捉えるのではなくて肯定的に捉えるべきものではないでしょうか?つまり否定されるべきものは侵入してくる異物であり、病気そのものではないのです。言い換えると異物が人体に侵入しない限り、免疫の働きは行使される必要はないのです。この世から人体に必要な5大栄養素と水と空気以外の異物が存在しなければ、病気は絶対に起こらないのです。言い換えると、病気を起こす原因は人体に不必要な異物なのです。

 それでは異物には何があるでしょうか?2種類しかありません。ひとつは、病原細菌であり、ウイルスであります。これらはワクチンと抗生物質で征服されてしまいました。つまり、間単に殺すことができるようになったのです。このために人類の寿命は飛躍的に延びました。ふたつめは何でしょうか?まさに近代化学が作った化学物質であります。この化学物質が人体に侵入したときに、それを排除する免疫の働きの症状がアレルギーとなるのです。

アレルギーとは何でしょうか?

 アレルギーとは環境汚染物質を体内から排除する働きであります。何故アレルギーは増えたのでしょう?環境を汚染する農薬をはじめとする化学物質が極めて多く作り出されるようになったからです。実はリウマチもアレルギーのⅢ型であります。

膠原病とは何でしょうか?

 膠原病はアレルギーと同様、環境汚染物質という同じ敵を排除しようとしています。ただ、膠原病はIgG抗体を用い、アレルギーはIgE抗体を用います。つまり武器を変えて戦っているだけの違いなのです。

アレルギー・膠原病はなぜ治るのでしょうか?

 敵は無限に存在する化学物質や環境汚染物質であり、味方はアレルギーの場合は有限であるIgE抗体であり、リウマチの場合はIgG抗体やリウマチ関連抗体であります。排除しても無限に繰り返し入ってくる化学物質を永遠に排除することは不可能であり、有限は無限に絶対に勝つことはできないからです。ところが現代の医学は異物を排除しようとする免疫の働きを一時的に抑制するだけですから、IgE抗体やIgG抗体やリウマチ関連抗体が再び作り出されいたちごっこになり永遠に戦いが終わらないのです。従って免疫の働きを一切抑制せずにアレルギーの症状を楽にしてあげるだけで最後はIgE抗体やIgG抗体やリウマチ関連抗体が作られなくなるのです。これを発見したのは世界で私が初めてなのであります。これを自然後天的免疫寛容と名付けたのです。

リウマチの患者さんの家族の皆様に

 他医院で治療をされていない初期のリウマチは、「風邪よりも治すのが簡単である」と言っても過言ではありません。しかし、私の患者さんは当院に来られる前に間違った現代医学の免疫を抑制する治療を受けて来られる方がほとんどです。従って、私の治療を始めると、間違って受けてきた治療の度合いに応じて、多かれ少なかれ必ずリバウンドが出現し、それに伴い、痛みが増強します。大量のステロイドを注射されたり飲まされてきた人、長期に渡って他の病院でリウマチ治療を受けてきた人は、激しい痛みのために、自分自身の身の回りの世話が不可能になる事態もしばしば遭遇します。

 そのために、私の治療を受け続けるには、絶対に家族の協力が必要となります。ところが、遠方から来られる方や、お年寄りの方の中には、リウマチ治療の困難さを全く理解せずに、すぐにリウマチが治ると思って気軽に一人で受診される方がいます。実際の治療の困難さや、具体的な私の治療法、何より私自身を知ってもらうためにも、初診時には必ず家族の方と一緒に来て下さい。また、患者さんはもちろん、家族の方も私のホームページに記載されている理論とその証拠である手記を繰り返し読み、私の理論と治療法を理解してから来て下さい。

 また漢方薬だけでは絶対にリウマチを治すことは出来ないのです。他の免疫を上げる鍼・お灸・漢方風呂などを総動員して初めて徐々に免疫は回復し、上昇し、最後はクラススイッチし、自然後天的免疫寛容となるのです。

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